JP4481205B2 - 携帯電話機 - Google Patents
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Description
また、前記携帯電話機は、自機が通話中であるか否かを判断する判断手段を備え、前記制御手段は、前記判断手段によって通話中であると判断されたときに限り前記制御を実行し、通話中でないと判断されたときは、前記決定された音量にかかわらず所定音量で前記防犯ブザー機能を実行することとしてもよい。
また、前記赤外線センサは、通話時に通話相手の音声を出力するスピーカの音声出力方向に対して垂直となる面であって、前記スピーカが音声を出力している側の面へ入射する赤外線を検出するよう配置されていることとしてもよい。
また、前記フォトセンサは、通話時に通話相手の音声を出力するスピーカの音声出力方向に対して垂直となる面にあり、前記スピーカとユーザの音声入力を受け付けるマイクとの中間点より3cm以内の位置に配置されていることとしてもよい。
また、前記タッチセンサは、自機の筺体の側面部に配置されていることとしてもよい。
以下、本発明の実施の形態にかかる携帯電話機について図面を用いて説明する。
<構成>
図1は、本実施の形態1における携帯電話機の機能ブロック図である。
同図に示すように、携帯電話機1000は、アンテナ101と、送受信部102と、操作部103と、表示部104と、音声入力部105と、音声出力部106と、センサ部107と、音量調節部108と、ブザー出力部109と、制御部110を備える。
送受信部102は、無線信号を送受信する無線回路であり、制御部110から出力される通信データを変調し、アンテナ101を介して送信する。また、アンテナ101を介して受信した通信データを復調し、制御部110へ出力する。ここで、通信データとは、通話のための音声データなどのことをいう。
表示部104は、液晶パネルであり、制御部110から信号を受け付けて、文字、画像、現在時刻などの表示を行う。
音声出力部106は、スピーカであり、制御部110から音声信号を受け付けて、通話音声などを出力する。
センサ部107は、赤外線センサ121とフォトセンサ122を含み、センサを用いて赤外線などを検出し、所定の信号を制御部110へ送信する。
フォトセンサ122は、光を検出すると、明るさに比例したリニア出力を行い、出力値が所定値を超えたとき、すなわち所定照度以上の明るさの光を検出すると、信号を制御部110へ送信する。
ブザー出力部109は、スピーカであり、所定の周波数の音を出力することができ、音量調節部108で調節された音量に従って、所定周波数のブザー音を鳴動させる。ブザー音は、例えば最大で130デシベル程度の音量で鳴らすことができる。
次に、赤外線センサ121およびフォトセンサ122が配置されている位置およびセンサの性能について説明する。
図2は、センサの位置を示す図であり、同図(a)は携帯電話機の正面図を、同図(b)は側面図を示す。同図に示すように、赤外線センサ121およびフォトセンサ122は、携帯電話機の所定位置に配置されている。
また、赤外線の検出範囲は、フレネルレンズを調整して、例えば距離15cm、検知角度水平70度垂直70度と設定している。
<動作>
以下、上述した構成を備える携帯電話機1000の動作について説明する。
制御部110は、ユーザによって防犯ブザー機能が実行されると、センサ部107から逐次出力される信号に基づいてブザーの音量を決定し、決定された音量に従って、防犯ブザー機能実行時にブザー音を高くしたり低くしたりする。ブザー音は、例えば音量が大きいときは130デシベルで、音量が小さいときは40デシベルで鳴らすようにする。なお、防犯ブザー機能の実行は、操作部103を介して行われ、例えば所定のキーを所定時間内に複数回押下する操作などによって行う。
制御部110は、操作部103を介してユーザによって防犯ブザー機能が実行されると、ユーザが通話中か否かを判断する(S31)。通話中か否かは、制御部110が発信処理を行っているか通話処理を行っているか等で判断できる。
なお、音量フラグは、例えば1ビットの値で保持し、音量を大きくするときは音量フラグを有効にして、音量フラグを「1」、音量を小さくするときは音量フラグを無効にして音量フラグを「0」としてRAMに格納する。
そして、ユーザの操作によって防犯ブザー機能がオフにされるまでの間(S36:N)、ブザー音を鳴らしつつ、センサの出力に応じてブザーの音量を調節する(S32、S34、S35)。
<音量調節処理>
ここで、ステップS32の音量調節処理について詳しく説明する。
図4は、制御部110が、センサからの信号に基づいてブザーの音量を判断する処理を示すフローチャートである。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2にかかる携帯電話機について、実施の形態1との相違点に主眼を置きつつ説明する。
図5は、実施の形態2における携帯電話機の機能ブロック図である。実施の形態1との相違点は、センサ部107の構成が、赤外線センサ121とタッチセンサ123となったことであり、他の構成については実施の形態1と同一であるため説明を省略する。
センサ部107に含まれるタッチセンサ123は、例えばタッチパッドや感圧式センサであり、センサへの接触を検知して信号を制御部110へ送信する。
次に、タッチセンサ123が配置されている位置およびセンサの性能について説明する。
図2に示すように、タッチセンサ123は、音声出力部106がある面を携帯電話機の筺体の正面としたときの、筺体側面に配置されている。同図では、音声入力部105のある筺体の側面部に配置している。
<動作>
以下、上述した構成を備える携帯電話機1100の動作について説明する。
<音量調節処理>
実施の形態2におけるステップS32の音量調節処理について説明する。
制御部110は、赤外線センサから信号が送られているか否か判断し(S61)、送られていなければ(S61:N)、音量フラグを有効にする(S63)。赤外線センサから信号が送られていれば(S61:Y)、タッチセンサから信号が送られているか否かを判断する(S62)。タッチセンサから信号が送られていなければ(S62:N)、音量フラグを有効にし(S63)、信号が送られていれば(S62:Y)、音量フラグを無効にする(S64)。
<補足>
以上のように発明の実施形態について説明してきたが、本発明に係る携帯電話機は上述の実施形態に限られないことは勿論である。
(1)上記の実施形態では、携帯電話機に搭載するセンサの組み合わせは赤外線センサとフォトセンサ、または赤外線センサとタッチセンサとして説明してきたが、これに限られず、赤外線センサ、フォトセンサ、タッチセンサの3つを用いてもよく、任意の組み合わせであってよい。
(2)上記の実施形態では、各センサの位置は図2に示す位置としたが、ユーザが携帯電話機に近接していることを効果的に検出できる場所であれば、上記の形態の位置に限らない。
(3)上記の実施形態では、通話時に限り、ブザーの音量を小さくすることとしているが(S31)、上述の条件は必ずしも必須ではなく、通話時でなくてもセンサの出力信号に応じてブザーの音量を調節することとしてもよい。
(4)上記の実施形態では、ブザー出力部109からブザー音が鳴らされることとしているが、この他に、音声出力部106のスピーカからブザー音を鳴らすこととしてもよい。また、ブザー出力部109のスピーカは、音声出力部106のスピーカと共用であってもよい。
(5)上記の実施形態では、音量を調節して、調節された音量でブザー音を鳴らすこととしているが、音量を小さくしたり大きくしたりする過程においては、瞬時に音量を切り替えてもよいし、所定時間内に徐々に音量を切り替えることとしてもよい。
102 送受信部
103 操作部
104 表示部
105 音声入力部
106 音声出力部
107 センサ部
108 音量調節部
109 ブザー出力部
110 制御部
121 赤外線センサ
122 フォトセンサ
123 タッチセンサ
Claims (7)
- 防犯目的で音を鳴らす防犯ブザー機能を備える携帯電話機であって、
防犯ブザー機能の実行指示を取得する取得手段と、
自機が通話中であるか否かを判断する判断手段と、
自機とユーザとの距離が所定距離内にあるときに信号を出力する距離センサと、
前記距離センサによって信号が出力された場合には、前記防犯ブザーの出力音量として所定のブザー音量を用いることを決定し、前記信号が出力されなかった場合には、前記出力音量として所定のブザー音量よりも小さい音量を用いることを決定する決定手段と、
前記取得手段により前記実行指示が取得された場合に、前記判断手段によって通話中でないと判断されたときは、前記決定手段により決定された音量にかかわらず前記所定のブザー音量を用いて前記防犯ブザー機能を実行し、前記判断手段により通話中であると判断されたときは、前記決定手段により決定された音量を用いて前記防犯ブザー機能を実行するよう制御する制御手段とを備える
ことを特徴とする携帯電話機。 - 前記距離センサとは、
所定距離内にある熱源から発せられる赤外線を検出したか否かに応じて信号を出力する赤外線センサであり、
前記携帯電話機は、さらに、
所定照度以上の光を検出したか否かに応じて信号を出力するフォトセンサを備え、
前記決定手段は、
前記赤外線センサが赤外線を検出し、かつ、前記フォトセンサが所定照度以上の光を検出しないときに、前記出力音量として前記小さい音量を用いることを決定する
ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。 - 前記距離センサとは、
所定距離内にある熱源から発せられる赤外線を検出したか否かに応じて信号を出力する赤外線センサであり、
前記携帯電話機は、さらに、
ユーザが自機に接触したか否かに応じて信号を出力するタッチセンサを備え、
前記決定手段は、
前記赤外線センサが赤外線を検出し、かつ、前記タッチセンサが自機への接触を検知したときに、前記出力音量として前記小さい音量を用いることを決定する
ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。 - 前記携帯電話機は、さらに、所定照度以上の光を検出したか否かに応じて信号を出力するフォトセンサを備え、
前記決定手段は、
前記赤外線センサが赤外線を検出し、前記タッチセンサが自機への接触を検知し、前記フォトセンサが所定照度以上の光を検出しないときに、前記出力音量として前記小さい音量を用いることを決定する
ことを特徴とする請求項3記載の携帯電話機。 - 前記赤外線センサは、通話時に通話相手の音声を出力するスピーカの音声出力方向に対して垂直となる面であって、前記スピーカが音声を出力している側の面へ入射する赤外線を検出するよう配置されている
ことを特徴とする請求項2記載の携帯電話機。 - 前記フォトセンサは、通話時に通話相手の音声を出力するスピーカの音声出力方向に対して垂直となる面にあり、前記スピーカとユーザの音声入力を受け付けるマイクとの中間点より3cm以内の位置に配置されている
ことを特徴とする請求項2または4のうちいずれか1項記載の携帯電話機。 - 前記タッチセンサは、自機の筺体の側面部に配置されている
ことを特徴とする請求項3記載の携帯電話機。
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