JP4480588B2 - インサート成形品製造方法とインサート成形品 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、電気接続箱等のインサート成形品を製造するインサート成形品製造方法とインサート成形品に係り、特に、製造作業の容易化を図ることができるように工夫したものに関する。
例えば、電気接続箱をインサート成形法によって製造する場合に次のような手順で行なう。
まず、導電板を所要の形状に打ち抜いたり折り曲げたりして電気接続用バスバを形成する。次に、この電気接続用バスバを、インサート成型用の金型内の所定位置に配置する。次に、上記金型内に樹脂を流し込む。後は、所定の養生期間をおいて金型を外すことにより成形された電気接続箱を取り出せば良い。
この種の電気接続箱のインサート成形法を開示するものとして、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3がある。
特開平10−136533号公報 特開2000−188141号公報 特開2002−154131号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。
まず、電気接続用バスバを金型内の所定位置に設置する作業が困難であって、作業に熟練を要してしまうという問題があった。特に、電気接続用バスバの厚みが異なり、複数個にわたって設置される場合に顕著であった。
又、従来の方法の場合には、いわゆる「袋ナット」をインサート成形法により電気接続箱内に埋め込むことができないという問題があった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、作業性の向上と作業効率の向上を図ることができると共に袋ナットについても予め埋め込むことが可能なインサート成形品製造方法とインサート成形品を提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1によるインサート成形品製造方法は、電気接続用バスバと袋ナットが嵌合する嵌合部が形成されていると共に上記電気接続用バスバの周囲に樹脂を流し込むための樹脂導入路が形成されていて、且つ、相互に連結・固定するための嵌合固定部を備えた一次成形品である一対の板状成形品を用意し、上記一対の板状成形品の間に上記電気接続用バスバと袋ナットを挟み込んで中間品を得るようにし、上記中間品を金型内の所定位置に設置し、上記金型内に樹脂を供給してインサート成形するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項2によるインサート成形品は、電気接続用バスバと袋ナットが嵌合する嵌合部が形成されていると共に上記電気接続用バスバの周囲に樹脂を流し込むための樹脂導入路が形成されていて、且つ、相互に連結・固定するための嵌合固定部を備えた一次成形品である一対の板状成形品を用意し、上記一対の板状成形品の間に上記電気接続用バスバと袋ナットを挟み込んで中間品を得るようにし、上記中間品を金型内の所定位置に設置し、上記金型内に樹脂を供給してインサート成形することにより得られたことを特徴とするものである。
したがって、本願発明によるインサート成形品製造方法によると、電気接続用バスバを予め成形されている一次成形品に取り付けて中間品を得る工程と、上記中間品を金型内の所定位置に設置する工程と、上記金型内に樹脂を供給してインサート成形する工程と、を具備した構成になっているので、まず、電気接続用バスバを一次成形品に取り付けて中間品として金型の間にセットするようにしているので、従来のように、電気接続用バスバを直接金型内にセットする場合に比べて、作業が簡単になり熟練を要するようなこともない。よって、インサート成形作業が容易になり、その結果、コストの低減を図ることができる。
又、それと同時に従来予め内蔵させることができなかった袋ナットについても同時に組み込むことができるようになり、それによって、インサート成形品の付加価値を高めることができるようになった。
又、一次成形品の形状に様々な変化を持たせることにより、最終的に得られるインサート成形品についても同様に様々な変化を持たせることが可能になる。
又、上記一次成形品を一対の板状成形品とし、該一対の板状成形品の間に電気接続用バスバを挟み込むようにした場合には、作業性がさらに向上するものである。
又、上記一対の板状成形品に挟み込んだ電気接続用バスバの周りに樹脂を流し込むための樹脂導入路を形成した場合には、電気接続用バスバの周囲に樹脂が流れ込むことになり、それによって、電機接続用バスバの固定がより確実なものとなる。
又、上記一対の板状成形品に連結・固定するための嵌合固定部を設けた場合には、一対の板状成形品の間に電気接続用バスバを挟みこんで固定する作業が容易なものとなる。
以下、図1乃至図4を参照して本発明の一実施の形態を説明する。まず、図1に示すように、一次成形品としての樹脂製上板1と樹脂製下板3を成形しておく。これら樹脂製上板1と樹脂製下板3は嵌合構造によって固定されるように形成されている。又、導電板を所要の形状に打ち抜いたり折り曲げたりして電気接続用バスバ5を成形しておく。この電気接続用バスバ5としては、単一品の場合と複数に分かれている場合の二通りがある。又、一般的には厚みは同じであるが、厚みが異なる場合もある。
そして、上記樹脂製上板1と樹脂製下板3との間に上記電気接続用バスバ5を挟み込む。それと同時に上記樹脂製上板1と樹脂製下板3との間の所定位置に袋ナット7を挟み込む。上記樹脂製上板1と樹脂製下板3には、上記電気接続用バスバ5が勘合する嵌合部が予め形成されており、よって、電気接続用バスバ5の位置決めに困難を要することはない。又、上記樹脂製下板3には上記袋ナット7が勘合する嵌合部が予め形成されており、よって、袋ナット7の位置決めに困難を要することはない。又、上記樹脂製下板3には、位置決めした電気接続用バスバ5の周りに、後述する樹脂を流し込むための樹脂導入路としての溝4が形成されている。
そして、上記樹脂製上板1と樹脂製下板3とが嵌合することにより固定されることになる。ここまでの作業によって中間品9を得る。上記樹脂製上板1と樹脂製下板3との嵌合であるが、図1に示すように、樹脂製下板3側には嵌合突起3aが突出・形成されていて、一方、上記樹脂製上板1側には嵌合穴1aが形成されている。上記嵌合突起3aが嵌合穴1aに勘合することにより、上記樹脂製上板1と樹脂製下板3が固定されることになる。
尚、上記のような嵌合固定部が一箇所或いは複数箇所に設けられているものである。
又、上記袋ナット7は上記電気接続用バスバ5によって押さえられる状態となっていて、それによって、袋ナット部7と電気接続用バスバ5は導通可能な状態となっている。
次に、図2に示すように、インサート成形用の金型11、13の間に上記中間品9をセットする。その状態で金型11、13の間に樹脂を流し込んでインサート成形を行なう。上記中間品9を構成する上記樹脂製上板1と樹脂製下板3には、上記金型11、13に対する位置決めを行なうための位置決め用凸部が形成されている。又、金型11、13内に流し込んだ樹脂の一部は溝4を介して樹脂製上板1と樹脂製下板3との間に入り込み、電気接続用バスバ5の周囲に流れ込む。
次に、図3に示すように、所定の養生期間をおいた後に金型11、13を 分離させて、インサート成形品15を取り出す。取り出したインサート成形品15を図4に示す。上記インサート成形品15の内部には、中間品9がそのまま内蔵されている。
以上本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。
まず、電気接続用バスバ5を一次成形品である樹脂製上板1と樹脂製下板3との間に挟みこんで中間品9として金型11、13の間にセットするようにしているので、従来のように、電気接続用バスバ5を直接金型11、13内にセットする場合に比べて、作業が簡単になり熟練を要するようなこともない。よって、インサート成形作業が容易になり、その結果、コストの低減を図ることができる。
又、それと同時に従来予め内蔵させることができなかった袋ナット7についても同時に組み込むことができるようになり、それによって、インサート成形品15の付加価値を高めることができるようになった。
又、一次成形品としての樹脂製上板1と樹脂製下板3の形状に様々な変化を持たせることにより、最終的に得られるインサート成形品15についても同様に様々な変化を持たせることが可能になる。
又、樹脂製上板1と樹脂製下板3には、電気接続用バスバ5と袋ナット7の位置を規定するための嵌合部が予め形成されているので、電気接続用バスバ5と袋ナット7の位置決めに困難を要することはない。又、樹脂製上板1と樹脂製下板3の固定に関しても、嵌合突起3aが嵌合穴1aに勘合することにより容易に固定される。したがって、中間品9を構成する作業も簡単であり、作業に熟練を要するようなことはない。
又、樹脂製下板3には挟み込んだ電気接続用バスバ5の周りに樹脂を流し込むための溝4が形成されているので、電気接続用バスバ5の周囲に樹脂が流れ込むことになり、それによって、電機接続用バスバ5の固定がより確実なものとなる。
尚、本発明は前記一実施の形態に限定されるものではない。
前記一実施例では電気接続箱を例に挙げて説明したが対象物としてはそれに限定されるものではなく様々なものが考えられる。
又、前記一実施の形態では、樹脂製下板3側に樹脂導入路としての溝4を形成するようにしたが、樹脂製上板1側に形成しても良く、又、両方に形成するようにしてもよい。又、その数はこれを特に限定するものではない。
又、一次成形品としては、1個の場合も考えられ、又、3個以上の場合も想定される。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
本発明は、例えば、インサート成形品を製造するインサート成形品製造方法とインサート成形品に係り、特に、製造作業の容易化を図ることができるように工夫したものに関し、例えば、電気接続箱等のインサート成形に好適である。
本発明の一実施の形態を示す図で、インサート成型品製造方法を示していて、予め成形されている一次成形品の間に電気接続用バスバと袋ナットを挟みこむ様子を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、インサート成型品製造方法を示していて、予め成形されている一次成形品の間に電気接続用バスバと袋ナットを挟みこんだ中間品を金型内に設置する様子を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、インサート成型品製造方法を示していて、インサート成形されたインサート成形品を金型内から取り出す様子を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、インサート成型品製造方法を示していて、インサート成形されたインサート成形品を示す斜視図である。
符号の説明
1 樹脂製上板
1a 嵌合穴
3 樹脂製下板
3a 嵌合突起
4 溝(樹脂導入路)
5 電気接続用バスバ
7 袋ナット
9 中間品
11 金型
13 金型
15 インサート成形品





















Claims (2)

  1. 電気接続用バスバと袋ナットが嵌合する嵌合部が形成されていると共に上記電気接続用バスバの周囲に樹脂を流し込むための樹脂導入路が形成されていて、且つ、相互に連結・固定するための嵌合固定部を備えた一次成形品である一対の板状成形品を用意し、
    上記一対の板状成形品の間に上記電気接続用バスバと袋ナットを挟み込んで中間品を得るようにし、
    上記中間品を金型内の所定位置に設置し、
    上記金型内に樹脂を供給してインサート成形するようにしたことを特徴とするインサート成形品製造方法。
  2. 電気接続用バスバと袋ナットが嵌合する嵌合部が形成されていると共に上記電気接続用バスバの周囲に樹脂を流し込むための樹脂導入路が形成されていて、且つ、相互に連結・固定するための嵌合固定部を備えた一次成形品である一対の板状成形品を用意し、
    上記一対の板状成形品の間に上記電気接続用バスバと袋ナットを挟み込んで中間品を得るようにし、
    上記中間品を金型内の所定位置に設置し、
    上記金型内に樹脂を供給してインサート成形することにより得られたことを特徴とするインサート成形品。
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