JP4479043B2 - 系統連系インバータ - Google Patents

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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池を使用した直流電力を商用周波数の交流に変換して電力系統に連系する系統連系インバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来使用している系統連系インバータの構成を示す接続図である。この系統連系インバータは、太陽電池を使用している直流電源1と、直流リアクトル8と1個のスイッチング素子10とダイオード9からなる昇圧コンバータ2と、昇圧コンバータ2の出力電圧を平滑する中間段コンデンサ3と、4個のスイッチング素子Q1〜Q4と2個の交流リアクトル5と、出力コンデンサ6で構成したインバータ4を備えている。出力コンデンサ6の出力は、商用周波数の系統電源7に接続している。
【0003】
以上の構成で、昇圧コンバータ2は直流電源1の出力を系統電源7の出力電圧の瞬時値よりも十分に高い電圧に昇圧している。すなわち、系統電源7が200Vの交流のときは、この瞬時値の最大値280Vよりも十分に高い例えば350V程度に昇圧しているものである。中間段コンデンサ3は数千μFのものを使用しており、前記直流電源1の出力電圧の変動があったとしても、安定した出力電圧をインバータ4に供給しているものである。インバータ4は、4個のスイッチング素子Q1〜Q4を順次パルス幅変調で駆動して、前記中間段コンデンサ3から供給された電圧をゼロまたは−350Vから+350Vの振幅を有するパルス列に生成し、このパルス列の平均値と系統電源7の瞬時電圧との差によって出力電流を生成するものである。このときこの出力電流の波形が系統電源7の周波数の正弦波になるように、さらに含有している高周波成分を交流リアクトル5と出力コンデンサ6で除去して、系統に供給しているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の系統連系インバータは、太陽光の受光量が少ない朝や夕方は出力電流の波形が歪むという課題を有している。
【0005】
すなわち、家庭用の太陽光発電システムでは通常最大5kW程度の電力を変換するものである。このため、系統電圧が200Vの場合、出力電流は25A程度となって、変換効率を向上させるために最大定格に合わせたスイッチング素子やリアクトル、コンデンサを使用することが必要である。この結果、例えば交流リアクトルなどは電流リップルを小さくするために1mH程度のインダクタンスを必要としている。太陽光の受光量が少ない朝や夕方は、直流電源の出力が100W以下の低電力となっているものである。この時にパルス幅を小さくしていくと、制御しようとする電流(0.5A以下)に対してインダクタンスが相対的に大きいことから、電力が絞り切れない場合(リアクトルは定電流作用がある)がある。また、インバータを構成している4個のスイッチング素子は、上下のスイッチング素子の同時導通による短絡を回避するために数μs程度のデッドタイムを設定してある。このとき前記したパルス幅を小さくする制御を実行すると、波形制御に対してこのデッドタイムが無視できなくなり、出力電流波形が歪むという現象につながるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、太陽電池を使用した直流電源と、前記直流電源の出力を昇圧する直流リアクトルとスイッチング素子で構成した昇圧コンバータと、前記昇圧コンバータの出力を平滑する中間段コンデンサと、前記中間段コンデンサの出力を商用周波数の正弦波に変換する第1のインバータ及び第2のインバータと、前記第1のインバータの出力と第2のインバータの出力とを切り換えて前記第1のインバータの出力と第2のインバータの出力のどちらか一方のみを系統に接続する第1の切換手段とを有し、前記第1のインバータと前記第2のインバータは、順次パルス幅変調で駆動されるスイッチング素子と高周波のリップルを持つ正弦波状の電流が流れる交流リアクトルと前記交流リアクトルに流れる電流に含まれる高周波リップルを除去するように作用する出力コンデンサとを備え、前記第1のインバータの前記交流リアクトルのインダクタンスの値を前記直流電源の出力が比較的大きいときに使用できるインダクタンスの値とし、前記第2のインバータの前記交流リアクトルのインダクタンスの値を前記直流電源の出力が比較的小さいときに使用できるインダクタンスの値とし、前記直流電源の出力が比較的小さいときは前記中間段コンデンサの容量を小さくするように構成し、前記第1の切換手段は、前記直流電源の出力が比較的大きいときは前記第1のインバータを系統に接続し、前記直流電源の出力が比較的小さいときは前記第2のインバータを系統に接続するものであり、太陽電池の直流電源の出力に応じて、直流電源の出力が比較的大きいときは、交流リアクトルに流れる電流の高周波成分の含有量を少なくして交流リアクトルで発生する損失が少なく効率よく商用周波数の正弦波の電流を系統電源に供給できる第1のインバータを系統に接続し、直流電源の出力が比較的小さいときは、スイッチング素子がオフとなっている間に電流が十分小さくなり出力電流を絞ることが可能となって出力電流の制御範囲を拡大することができる第2のインバータを系統に接続するようにして、長時間の使用であっても出力波形が歪むことのない系統連系インバータとすることができる。また、直流電源の出力が低いときには、中間段コンデンサの容量を小さくするようにして、直流電源の出力が低くても昇圧コンバータが系統電圧に対して十分高い電圧まで昇圧することができ、朝や夕暮れ時の太陽光の直流電源に対する受光量が減少するときでも、安定で且つ歪みの小さい出力電流をつくることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載した発明は、太陽電池を使用した直流電源と、前記直流電源の出力を昇圧する直流リアクトルとスイッチング素子で構成した昇圧コンバータと、前記昇圧コンバータの出力を平滑する中間段コンデンサと、前記中間段コンデンサの出力を商用周波数の正弦波に変換する第1のインバータ及び第2のインバータと、前記第1のインバータの出力と第2のインバータの出力とを切り換えて前記第1のインバータの出力と第2のインバータの出力のどちらか一方のみを系統に接続する第1の切換手段とを有し、前記第1のインバータと前記第2のインバータは、順次パルス幅変調で駆動されるスイッチング素子と高周波のリップルを持つ正弦波状の電流が流れる交流リアクトルと前記交流リアクトルに流れる電流に含まれる高周波リップルを除去するように作用する出力コンデンサとを備え、前記第1のインバータの前記交流リアクトルのインダクタンスの値を前記直流電源の出力が比較的大きいときに使用できるインダクタンスの値とし、前記第2のインバータの前記交流リアクトルのインダクタンスの値を前記直流電源の出力が比較的小さいときに使用できるインダクタンスの値とし、前記直流電源の出力が比較的小さいときは前記中間段コンデンサの容量を小さくするように構成し、前記第1の切換手段は、前記直流電源の出力が比較的大きいときは前記第1のインバータを系統に接続し、前記直流電源の出力が比較的小さいときは前記第2のインバータを系統に接続するものであり、太陽電池の直流電源の出力に応じて、直流電源の出力が比較的大きいときは、交流リアクトルに流れる電流の高周波成分の含有量を少なくして交流リアクトルで発生する損失が少なく効率よく商用周波数の正弦波の電流を系統電源に供給できる第1のインバータを系統に接続し、直流電源の出力が比較的小さいときは、スイッチング素子がオフとなっている間に電流が十分小さくなり出力電流を絞ることが可能となって出力電流の制御範囲を拡大することができる第2のインバータを系統に接続するようにして、長時間の使用であっても出力波形が歪むことのない系統連系インバータとすることができる。また、直流電源の出力が低いときには、中間段コンデンサの容量を小さくするようにして、直流電源の出力が低くても昇圧コンバータが系統電圧に対して十分高い電圧まで昇圧することができ、朝や夕暮れ時の太陽光の直流電源に対する受光量が減少するときでも、安定で且つ歪みの小さい出力電流をつくることができる。
【0008】
請求項2に記載した発明は、請求項2に記載した発明における中間段コンデンサを、昇圧コンバータの出力と第1のインバータとの間に接続した第1の中間段コンデンサと、前記昇圧コンバータの出力と第2のインバータとの間に接続した第2の中間段コンデンサとで構成し、前記昇圧コンバータの出力を前記第1の中間段コンデンサ及び前記第1のインバータから切り離す第2の切換手段を有し、前記第2の切換手段は、第1の切換手段が前記第2のインバータの出力を系統に接続したときに前記昇圧コンバータの出力を第1のインバータから切り離す系統連系インバータとしている。
【0009】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第1の実施例について説明する。図1は本実施例の構成を示す回路図である。本実施例の系統連系インバータは、太陽電池によって構成した直流電源1を入力として使用し、直流電源1から供給された電力を商用周波数の交流に変換して、系統7に出力するものである。
【0010】
直流電源1に接続している昇圧コンバータ2は、図3に示しているように直流リアクトル8とスイッチング素子10とダイオード9を備えているものである。以上の構成で、昇圧コンバータ2は直流電源1から供給された電圧を高周波でチョッピングすることによって、直流リアクトル8に蓄積したエネルギーを中間段コンデンサ3に所定の電圧になるように充電する。この時、中間段コンデンサ3の電圧は系統7の瞬時電圧の最大値より高い電圧まて昇圧している。本実施例では、系統7の電圧がAC200Vであるため、この瞬時値の最大値280Vよりも十分に高い350V以上に昇圧されている。この中間段コンデンサ3の電圧は、第1のインバータ4によって系統7の周波数に適合した正弦波の波形に変換されている。すなわち、4個のスイッチング素子Q1〜Q4を順次パルス幅変調によって駆動し、電圧パルス列として出力するものである。またこの電圧パルス列と、系統電圧7の電圧の瞬時値との差が第1の交流リアクトル5に印加され、第1の交流リアクトル5には高周波のリップルを持つ正弦波状の電流が流れる。第1の出力コンデンサ6は交流リアクトル5に流れる電流に含まれる高周波リップルを除去するように作用する。このため、第1の出力コンデンサ6の出力は系統7の周波数の正弦波となるものである。同様にして、第2のインバータ12を構成する第2の出力コンデンサ14から出力される電流の波形も、系統7の周波数の正弦波となるものである。
【0011】
このとき本実施例では、前記第1のインバータ4は太陽電池で構成した直流電源1の出力が100W以上の比較的大きいときに使用できるものとなっている。すなわち、出力電流の波形を成形する第1の交流リアクトル5が有しているインダクタンスの値を1mH程度以上としているものである。また、前記第2のインバータ12を構成する第2の交流リアクトル4のインダクタンスは数100μH以下程度の設定となっており、直流電源1の出力が100W以下の比較的小さい時に使用できるものとなっている。
【0012】
また、前記第1のインバータ4と第2のインバータ12とは、第1の切換手段11を介して系統電源7に接続されるものである。前記第1の切換手段11は、直流電源1の出力に応じて、第1のインバータ4と第2のインバータ12とを切り換えている。すなわち、前記しているように、直流電源1の出力が100W以上の比較的大きいときには、第1のインバータ4の出力を系統電源7に接続しており、直流電源1の出力が100W未満の比較的小さいときは、第2のインバータ12の出力を系統電源7に接続している。
【0013】
以下、本実施例の動作について説明する。本実施例の系統連系インバータは、太陽電池によって構成した直流電源1を入力源として動作しているものである。つまり、直流電源1の出力は、太陽光の受光量によって変動するものである。すなわち朝方や夕暮れ時は、太陽光の受光量が少ないため、直流電源1の出力は低くなるものである。また、日中は太陽光を十分受光することができるため、直流電源1の出力は高くなるものである。本実施例では、第1の切換手段11は、直流電源1の出力が100Wより大きいときは、系統電源7に第1のインバータ4の出力を接続しており、直流電源1の出力が100Wより低いときは、第2のインバータ12の出力を系統電源7に接続している。
【0014】
インバータ4が有している第1の交流リアクトル5は、前記しているようにインダクタンスの設定が1mH程度以上の非常に大きいものとなっている。このとき、例えば系統電源7の電圧が200Vの時は、第1の交流リアクトル5に流れる電流は15A〜25A程度に達するものである。この状態で交流リアクトル5のインダクタンスの設定を1mH程度以上としているため、交流リアクトル5は高周波成分の含有量が少なくなるものである。このため、交流リアクトル5で発生する損失は少なく、第1のインバータ4は効率よく商用周波数の正弦波の電流を系統電源7に供給できるものである。
【0015】
また、直流電源1の出力が低くなると、第1の切換手段11によって第2のインバータ14が接続される。第2のインバータ14を構成している第2の交流リアクトル13は数100μH程度のインダクタンスしか有していないものである。このため、第2の交流リアクトル13は時定数が非常に小さくなって、充電時間あるいは放電時間が短くなるものである。このため第2のインバータ12を構成している4個のスイッチング素子Q5〜Q8の高速のオンオフ制御にも十分対応できるものである。すなわち、スイッチング素子Q5〜Q8がオフとなっている間に電流が十分小さくなるものである。このため、第2のインバータ12は、出力電流を絞ることが可能となって、出力電流の制御範囲を拡大することができる。
【0016】
以上のように本実施例によれば、低入力電力に小さい出力電流を制御することのできる専用の第2のインバータ12を配置することによって、太陽電池で構成した直流電源1の出力が低くなっても低ひずみの出力電流を供給できるものである。換言すれば、長時間の使用であっても出力電流が歪むことのない系統連系インバータを実現するものである。
【0017】
(実施例2)
続いて本発明の第2の実施例について説明する。図2は本実施例の構成を示す回路図である。本実施例では、昇圧コンバータ2の出力段に数10μF程度の第2の中間段コンデンサ22を設けている。また、第2の切換手段21を第1のインバータ4と前記第2の中間段コンデンサ22との間に接続している。つまり第2の切換手段21は、第1の中間段コンデンサ3と第1のインバータ4とを、回路から切り離すことができるものである。
【0018】
以下本実施例の動作について説明する。本実施例の構成においても、直流電源1の出力が小さいときは、第1の切換手段11によって第2のインバータ12の出力を系統電源7に接続している。この時本実施例では、第2の切換手段21を使用して第1の中間段コンデンサ3を回路から切り離すようにしている。第1の中間段コンデンサ3は数千μFの大容量の電解コンデンサである。この大容量の第1の中間段コンデンサ3を回路から切り離すようにしているため、昇圧コンバータ2の入力電圧や入力電流が小さいときでも、第2の中間段コンデンサ22の電圧を、系統電源7の電圧の最大値である280V以上の電圧に昇圧することが可能となるものである。また出力電流は100W以下であるため、第2の中間段コンデンサが数10μFの小容量であってもリップルが大きくならず、安定で且つ歪みの小さな正弦波の出力電流が得られるものである。
【0019】
以上のように本実施例によれば、太陽電池で構成した直流電源1の出力が低いときは、第1の中間段コンデンサ3に代えて第2の中間段コンデンサ22を使用する構成として、朝や夕暮れ時の太陽光の直流電源1に対する受光量が減少するときでも、安定で且つ歪みの小さい出力電流をつくることが可能な系統連系インバータを実現するものである。
【0020】
【発明の効果】
請求項1に記載した発明は、太陽電池の直流電源の出力に応じて、直流電源の出力が比較的大きいときは、交流リアクトルに流れる電流の高周波成分の含有量を少なくして交流リアクトルで発生する損失が少なく効率よく商用周波数の正弦波の電流を系統電源に供給できる第1のインバータを系統に接続し、直流電源の出力が比較的小さいときは、スイッチング素子がオフとなっている間に電流が十分小さくなり出力電流を絞ることが可能となって出力電流の制御範囲を拡大することができる第2のインバータを系統に接続するようにして、長時間の使用であっても出力波形が歪むことのない系統連系インバータとすることができる。また、直流電源の出力が低いときには、中間段コンデンサの容量を小さくするようにして、直流電源の出力が低くても昇圧コンバータが系統電圧に対して十分高い電圧まで昇圧することができ、朝や夕暮れ時の太陽光の直流電源に対する受光量が減少するときでも、安定で且つ歪みの小さい出力電流をつくることができる。
【0021】
請求項2に記載した発明は、太陽電池の直流電源の出力に応じて、直流電源の出力が比較的大きいときは、交流リアクトルに流れる電流の高周波成分の含有量を少なくして交流リアクトルで発生する損失が少なく効率よく商用周波数の正弦波の電流を系統電源に供給できる第1のインバータを系統に接続し、直流電源の出力が比較的小さいときは、スイッチング素子がオフとなっている間に電流が十分小さくなり出力電流を絞ることが可能となって出力電流の制御範囲を拡大することができる第2のインバータを系統に接続するようにして、長時間の使用であっても出力波形が歪むことのない系統連系インバータとすることができる。また、直流電源の出力が低いときには、中間段コンデンサの容量を小さくするようにして、直流電源の出力が低くても昇圧コンバータが系統電圧に対して十分高い電圧まで昇圧することができ、朝や夕暮れ時の太陽光の直流電源に対する受光量が減少するときでも、安定で且つ歪みの小さい出力電流をつくることができる系統連系インバータを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である系統連系インバータの構成を示す回路図
【図2】本発明の第2の実施例である系統連系インバータの構成を示す回路図
【図3】従来の系統連系インバータの構成を示す回路図
【符号の説明】
1 直流電源
2 昇圧コンバータ
3 第1の中間段コンデンサ
4 第1のインバータ
5 第1の交流リアクトル
6 第1の出力コンデンサ
7 系統電源
11 第1の切換手段
12 第2のインバータ
13 第2の交流リアクトル
14 第2の出力コンデンサ
21 第2の切換手段
22 第2の中間段コンデンサ

Claims (2)

  1. 太陽電池を使用した直流電源と、前記直流電源の出力を昇圧する直流リアクトルスイッチング素子で構成した昇圧コンバータと、前記昇圧コンバータの出力を平滑する中間段コンデンサと、前記中間段コンデンサの出力を商用周波数の正弦波に変換する第1のインバータ及び第2のインバータと、前記第1のインバータの出力と第2のインバータの出力とを切り換えて前記第1のインバータの出力と第2のインバータの出力のどちらか一方のみを系統に接続する第1の切換手段とを有し、前記第1のインバータと前記第2のインバータは、順次パルス幅変調で駆動されるスイッチング素子と高周波のリップルを持つ正弦波状の電流が流れる交流リアクトルと前記交流リアクトルに流れる電流に含まれる高周波リップルを除去するように作用する出力コンデンサとを備え、前記第1のインバータの前記交流リアクトルのインダクタンスの値を前記直流電源の出力が比較的大きいときに使用できるインダクタンスの値とし、前記第2のインバータの前記交流リアクトルのインダクタンスの値を前記直流電源の出力が比較的小さいときに使用できるインダクタンスの値とし、前記直流電源の出力が比較的小さいときは前記中間段コンデンサの容量を小さくするように構成し、前記第1の切換手段は、前記直流電源の出力が比較的大きいときは前記第1のインバータを系統に接続し、前記直流電源の出力が比較的小さいときは前記第2のインバータを系統に接続する系統連系インバータ。
  2. 中間段コンデンサを、昇圧コンバータの出力と第1のインバータとの間に接続した第1の中間段コンデンサと、前記昇圧コンバータの出力と第2のインバータとの間に接続した第2の中間段コンデンサとで構成し、前記昇圧コンバータの出力を前記第1の中間段コンデンサ及び前記第1のインバータから切り離す第2の切換手段を有し、前記第2の切換手段は、第1の切換手段が前記第2のインバータの出力を系統に接続したときに前記昇圧コンバータの出力を第1のインバーから切り離す請求項1に記載した系統連系インバータ。
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