JP4477984B2 - 免震継手および免震配管構造 - Google Patents

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Description

本発明は、免震継手および免震配管構造に関するものである。
近年、地震による被害を少なくするために、地盤に形成した基礎部と建物との間に地震による振動を吸収する免震構造を備えた建物(以下、免震建物という)が普及してきている。このような免震構造は免震建物と基礎部との間の水平方向の変位を可能とするものであるから、免震建物と基礎部の間を渡るように配置された配管は、免震構造による変位に対応できる免震配管構造とする必要がある。
前記免震配管構造を構成する免震継手として、可撓管を用いることが考えられるが、一般的な可撓管は容易に湾曲するが、伸縮方向には変位しにくいという特性がある。このため、1本の可撓管をほゞ水平方向に設置し、この可撓管の一端を免震建物側に他端を基礎部側に固定した場合には、可撓管の圧縮方向の力が加わったときに可撓管が折れ曲がって、閉鎖状態になったり破損することがあった。
そこで、可撓管の長さを十分に長くすることにより伸縮方向の変位にも対応することが考えられるが、可撓管を長くすればするほど、自重による撓みが発生しやすくなるので、この可撓管が撓まないように、移動可能に支持するための特別な支持具を設ける必要があり、また、その設置空間を必要としていた。あるいは、可撓管をより伸縮しやすく、かつ、耐久性のある材料によって形成することにより、短い可撓管によって大きな変位に対応できるようにすることも考えられるが、特殊材料からなる可撓管を用いることは製造コストの引き上げの原因となっていた。
このため、可撓管の接続を工夫することにより、より効率よく変位を吸収することが考えられている。例えば、特許文献1は2本の可撓管を略直角方向に接続してL字形可撓配管からなる免震継手を形成することにより1本の可撓管を用いた場合よりも自由に変位することができる免震配管構造を示している。
特開平11−94161号公報 特開2003−206557号公報 特開2003−313908号公報
しかしながら、L字形に接続された可撓管からなる免震継手は、その設置のために大きな空間が必要であるという問題がある。すなわち、特許文献1の図1に示されるように、免震継手を側面視V字状となるように配置した場合は、免震配管構造を形成するために免震建物と基礎部との間に上下方向および水平方向の大きな空間が必要であった。さらに、この場合は免震継手が上下方向の高さを変えて流体を流通させるので、両可撓管の接続部分において溜まりが生じて流体の詰まりが発生する恐れがあった。そこで、特許文献1の図4に示されるように、L字形に接続された2本の可撓管を略水平方向に配置して流体が溜まらないようにすることが考えられる。
図12は略L字状に接続された2本の可撓管を水平方向に配置してなる免震配管構造91の一例を示している。図12において、92,93は可撓管、94は可撓管92,93を接続するL字形継手、95は建物側継手、96は地盤側継手、97は地盤側の排水管、98,99はL字形継手94と地盤側継手96を移動可能に支持する支持台である。そして、Aは図外の免震構造による設定最大変位量である。
図12に示すように、水平方向に配置されたL字状の免震継手には、両可撓管92,93の接続部であるL字形継手94の部分が垂れ下がらないように、これを移動可能に支持するための特別な支持台98が必要である。また、この構成は免震配管構造91の形成のために多くの移動スペースを必要としてる。つまり、L字形継手94が変位可能である範囲A1 と、地盤側継手96が変位可能である範囲A2 を合わせたような水平方向の広がりのある空間を免震建物側に形成する必要がある。
とりわけ、地下階を有する免震建物を建造する場合には、その流体を流すための免震配管構造に地盤側の排水管97へと流れる流体のための勾配を形成する必要がある。このために、地上1階の床と地下1階の天井との間において、地盤に対する免震建物の変位に対応できる余裕のある水平方向の広がりをもった空間を形成する必要がある。ところが、地上1階の床と地下1階の天井との間に、このような構成の免震配管構造91を配置するための空間を確保することは地下1階空間の利用上困難であることが多かった。
さらに、特許文献2,3は可撓管を平面視略U字状に配管させて、略水平方向に配置することにより、免震継手の部分における溜まりが生じないようにした排水管の免震配管構造を示している。しかしながら、1本の可撓管を湾曲させて略U字状の免震継手を形成した場合には、可撓管の湾曲部分に常に歪みの力をかけることになるので、その劣化を早めて寿命を短くすることが懸念される。
図13は図12の変形例であり、2本の可撓管92,93を略U字状に接続し、これを水平方向に配置してなる免震配管構造91’の一例を示しており、94’は可撓管92,93を平面視U字状に接続するU字形継手である。図13のように、2本の可撓管92,93を略U字状に接続した場合は、U字形継手94’が変位可能である範囲A3 と、地盤側継手96が変位可能である範囲A4 を合わせたような水平方向の広がりのある空間を免震建物側に形成する必要がある。また、略U字状の免震継手の一端部と他端部に設けられた継手95,96が衝突しないようにするためには、継手95,96の間の距離dが免震構造による設計最大変位量A以上になるようにU字形継手94’を長く形成する必要が生じる。
したがって、特許文献2,3のような免震配管構造を用いた場合にも、余裕のある水平方向の広がりをもった大きな空間を形成する必要があり、とりわけ、地下階を形成するような免震建物の場合には、地上1階の床と地下1階の天井との間に免震配管構造を収容するための大きな空間を形成することは現実的ではなかった。
本発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、免震継手を設置するために大きな空間を別途確保する必要を無くして、施工条件の制約をできる限り無くすと共に、安価にて製造できる免震継手および免震配管構造を提供することである。
請求項1に記載の免震継手は、略水平方向に配置された上部可撓管と、この上部可撓管の下に略水平方向に配置された下部可撓管と、前記両可撓管が平面視において略V字状になるように、これらの可撓部の一端部を連通連結する中継配管とからなることを特徴としている。なお、前記両可撓管が略水平方向に配置されているとは、完全に水平に配置しなければならないことを意味しているのではなく、加圧されることのない流体が、全体的に上部可撓管の他端部から下部可撓管の他端部へと流れる程度の緩やかな勾配を形成するように、配管の設計方式を踏襲して設計された下り傾斜となることを示している。さらに、加圧された流体を流通する場合は幾らか上り傾斜となってもよい。
中継配管を捩じることによって、前記両可撓管が平面視において略V字状になるようにしてあってもよい(請求項2)。なお、中継配管と両可撓管との接続部を、例えば、ねじ込み継手接合、フランジ継手接合、メカニカル継手接合等によって着脱自在として、施工後に可撓管の交換などのメンテナンスを行えるようにしてもよい。
請求項2に記載の免震配管構造は、前記免震継手と、この免震継手の前記上部可撓管に連通連結されると共に建物側に固定される建物側継手と、前記下部可撓管に連通連結されると共に地盤側に固定される地盤側継手とを備えてなることを特徴としている(請求項3)。
設置時の前記建物側継手の位置が、地盤側継手の位置に対して、水平方向において最大変位量と同程度離れるように配置してあってもよい(請求項4)。
前記両可撓管内を流体が流れるように中継配管を吊り上げる支持部を備えてもよい(請求項5)。なお、支持部として中継配管を吊り上げる構成にバネなどの弾性体を用いた張力をかけることもよい。また、吊り上げ方向は可撓管を幾らか引っ張る方向に吊り上げることが好ましい。
前記支持部が地盤側に設けた滑車と、一端を中継配管に接続されると共に中間部を滑車に掛けてある索状体と、この索状体の他端部を所定の張力で引っ張る張力調節機構とからなってもよい(請求項6)。
前記支持部が、建物側に設けた滑車と、一端を中継配管に接続されると共に中間部を滑車に掛けてある索状体と、この索状体の他端部を所定の張力で引っ張る張力調節機構とからなってもよい(請求項7)。
地盤に形成された凹状の基礎部に免震構造を介して設置される免震建物の側壁と基礎部の擁壁に渡るように配置されていてもよい(請求項8)。
請求項1に記載の免震継手は、上部可撓管と下部可撓管が略水平方向に配置されているので、排水のようにほとんど圧力がかからない流体を上部可撓管内と下部可撓管内に流すときにも、内部に溜まりが形成されることがない。また、前記上部可撓管と下部可撓管が上下に配置されており、上部可撓管の他端部と下部可撓管の他端部が上下方向に離れて配置されるので、免震構造による水平方向の変位によって、上部可撓管の他端部と下部可撓管の他端部が衝突することがない。ゆえに、中継配管は、上部可撓管と下部可撓管の一端部を連通連結する必要最小限の長さでよく、免震継手の高さ方向の幅を必要最小限に抑えることができ、この免震継手を配置するために必要となる空間をできるだけ小さくすることができる。
また、免震継手を構成する2つの可撓管と中継配管は、特殊な形状である必要がないので、既存の配管部材を組み合わせるだけで形成することができる。つまり、免震継手の製造コストを削減することができる。さらに、2つの可撓管は変位を1/2ずつ分担して吸収するので、その長さを必要最小限に抑えることができる。そして、この免震継手の構成は簡潔であるから、その保守管理が容易である。
中継配管を捩じることによって、前記両可撓管が平面視において略V字状になるようにしてある場合(請求項2)には、この中継配管の接続部に接続された上部可撓管と下部可撓管を、外部から歪みとなる力を加えていない状態で平面視略V字状に配置でき、上部可撓管の他端部が下部可撓管の他端部から水平方向において十分に離れるように配置することが可能である。したがって、この免震継手を免震配管構造として排水管に用いた場合に、両可撓管に無理な歪み力をかけることなく設置することができ、それだけ免震継手の寿命を長くすることができる。
請求項3に記載の免震配管構造によれば、免震建物内の排水管を流れ、建物側継手から流入する流体が上部可撓管内に流入し、中継配管を介して下部可撓管内を流れ、地盤側継手を介して地盤側の排水管へと導くことができる。このとき、上部可撓管と下部可撓管の何れも略水平方向に配置されているので、ほとんど水圧がかからない流体を免震継手内に溜めることなく、建物側から地盤側に排出することができる。加えて、上部可撓管に連通連結される建物側継手は、下部可撓管に連通連結される地盤側継手に対して上下方向に離れた位置に配置されるので、免震建物と地盤との変位によって、たとえ建物側継手が地盤側継手と水平方向において重なる程度になったとしても、建物側継手が地盤側継手に衝突することがない。つまり、免震配管構造を形成するために必要となる空間をできるだけ小さくすることができる。
設置時の前記建物側継手の位置が、地盤側継手の位置に対して、水平方向において最大変位量と同程度離れるように配置してある場合(請求項4)には、免震建物と地盤との変位量が免震構造の設定最大変位量に達することがあったとしても、建物側継手が地盤に衝突したり地盤側継手が建物に衝突することがない。なお、たとえ免震構造による変位量が、建物側継手と地盤側継手の水平方向の位置が重なるほど大きい場合にも、建物側継手と地盤側継手が衝突することがないので、前記最大変位量と同程度離れるという表現は、免震構造の最大変位量から建物側継手または地盤側継手の突出量を引いた距離だけ離れていればよい。
前記両可撓管内を流体が流れるように中継配管を吊り上げる支持部を備えた場合(請求項5)には、中継配管の部分が自重によって撓むことを防止できる。とりわけ、中継配管を吊り上げることにより、その水平方向の変位に自在に対応することができる。なお、支持部によって引っ張る方向が可撓管を幾らか延ばす方向であれば、可撓管の中間部分における撓みを防止することも可能である。
前記支持部が地盤側に設けた滑車と、一端を中継配管に接続されると共に中間部を滑車に掛けてある索状体と、この索状体の他端部を所定の張力で引っ張る張力調節機構とからなる場合(請求項6)には、中継配管を地盤側に設けられた滑車に掛けた索状体によって引っ張ることにより、地震発生時に中継配管が建物に衝突することを阻止できる。
前記支持部が、建物側に設けた滑車と、一端を中継配管に接続されると共に中間部を滑車に掛けてある索状体と、この索状体の他端部を所定の張力で引っ張る張力調節機構とからなる場合(請求項7)には、中継配管を建物側に設けられた滑車に掛けた索状体によって引っ張ることにより、地震発生時に中継配管が地盤に衝突することを阻止できる。
請求項6,7のように構成することにより、滑車によって索状体を引っ張る方向を変えることができるので、狭い場所に形成する場合にも十分な張力をもって引っ張る張力調節機構を容易に形成することができる。
なお、この明細書において、索状体とはステンレスなどの金属からなるワイヤーや、鋼線や、ナイロン等からなるロープに加えて、縒線ではないピアノ線や鎖や合成樹脂の単線など、必要な強度を有する種々の糸状のものを含む。また、張力調節機構としてバネなどの弾性体を用いることにより、中継配管の位置を所定の位置に安定させるように張力を調節することが可能であるが、重りを利用して常に一定の張力をかけることにより、経時変化を無くすことができる。
地盤に形成された凹状の基礎部に免震構造を介して設置される免震建物の側壁と基礎部の擁壁に渡るように配置される場合(請求項8)には、地階を有する免震建物を建築するときに必ず形成される、凹状の基礎部の擁壁と免震建物の側壁との間に必ず形成されるクリアランスの部分を活用して、免震配管構造を形成するので、免震配管構造を収容するための別途の空間を必要としておらず、それだけ、設置場所の制約が少なくなる。
以下、本発明の実施例を、図を参照しながら説明する。なお、それによって本発明は限定されるものではない。
図1は本発明の免震配管構造を有する配管を形成する免震建物の概略を示す図である。図1において、1は地盤2に形成された凹状の基礎部、3はこの基礎部1に形成された免震構造、4はこの免震構造3を介して基礎部1に設置された建物(免震建物という)である。また、5は免震建物4の側面4aに基礎部1と免震建物4との間の隙間を覆うように形成されたフランジ状の犬走り、6は免震建物4内の排水管、7は地盤2に埋設された排水管である。そして、本発明に係る免震配管構造10は、例えば建物側の排水管6と地盤側の排水管7の間を連通連結する部分に形成される。
前記基礎部1は、免震建物4の下部を収容でき、かつ免震建物4の側壁4aと基礎部1の擁壁1aとの間に、少なくとも免震構造3の設計最大変位量A以上の幅W0 の隙間を形成する程度の大きさを有するように構成されている。
本実施例の免震建物4は地階を有する建物である。そして、本実施例のように地階を有する免震建物4の場合には、地上1階の床と地下1階の天井との間に前記排水管6が配置されている。これによって建物4側の排水管6から地盤2側の排水管7へと流れる流体のための勾配を形成することができる。
図2〜4は本発明の第1実施例に係る免震配管構造10の構成を拡大して示す図であり、図2は平面図、図3は免震建物4側から見た側面図、図4は図3とは異なる側面(後述する可撓管の長手方向)から見た側面図である。
図2〜4において、11は略水平方向に配置された上部可撓管、12はこの上部可撓管12の下に略水平方向に配置された下部可撓管、13はこれらの可撓管11,12の一端部11a,12aを連通連結する中継配管である。そして、これらの配管11〜13は本実施例の免震継手14を構成する。
前記上部可撓管11および下部可撓管12はそれぞれ例えば直径100mmの太さ、1.0mの長さを有する可撓管であり、比較的容易に変形する円筒状の内管と、この内管の外側に取り付けられてこれを外側から支持するスパイラル状の補強部材とを備えている。これによって、可撓管の内周面には流体と共に流れるものが引っ掛かるような凹凸を形成しないように形成されている。また、通常の排水は高温になることがないので、前記可撓管11,12は例えば比較的容易に変形できる合成樹脂からなる。これらの可撓管11,12は一般的に市販されているものであるから、安価にて形成することができる。そして、可撓管11,12の直径を太くすればするほどこれを長く形成することが望ましい。
しかしながら、本発明は可撓管11,12の大きさ,材質およびその形状を限定するものではない。すなわち、可撓管11,12がステンレスなどの金属からなる場合には、高温の流体を流通させることが可能である。また、可撓管11,12は略水平方向に配置してあるが、これは排水管の設計方式を踏襲した下り傾斜角度を形成することを示している。
すなわち、その内径にあわせて1/200〜1/50傾斜角で上部可撓管11の他端側11bから下部可撓管12の他端側12bに下り傾斜を形成することが望ましい。可撓管11,12は自重によって幾らか撓むので、全ての部分を一定勾配とすることは難しいが、部分的にも少なくも水平であるように下り勾配を形成することが望ましい。
前記中継配管13は、可撓管11,12と同程度の内径を有するものであり、本例の場合は2個の略L状の継手(エルボ継手)を少し角度を付けて捩じるように組み合わせて接続することにより、平面視において略V字型かつ図3に示す側面視において略コ字型になるように成形されている。また、その両端にはフランジ継手接合を行なうための上部可撓管11との接続部13aと下部可撓管12との接続部13bとを備える。したがって、中継配管13は少し捩じるように形成されて、平面視において、前記接続部13aが、接続部13bと異なる方向を向くように構成されている。
図2に示す例の場合、接続部13aが少し建物4側を向き、接続部13bが少し基礎部1側を向くように構成してあり、両接続部13a,13bが平面視において十数度、異なる方向を向くように形成してある。これによって、両接続部13a,13bに接続される上部可撓管11と下部可撓管12は外部から力を受けていない歪みのない状態で、平面視略V字状に開くように連通連結される。つまり、平静時において各可撓管11,12に余分な歪みの力を加えることがないので、その寿命を長くすることができる。
可撓管11の他端部11bには、免震建物4内の排水管6を接続するためのエルボ継手などからなる建物側継手15を連通連結し、可撓管12の他端部12bには、地盤2内の排水管7と接続されるエルボ継手などからなる地盤側継手16を連通連結してある。
そして、前記建物側継手15は建物4の側壁4aに開設した孔4bを介して排水管6に連通連結することにより、建物4側に固定的に取り付けられる。同様に、地盤側継手16は擁壁1aに開設した孔1bを介して排水管7に連通連結することにより、地盤2側に固定的に取り付けられる。また、15a,16aはそれぞれ建物側継手15,地盤側継手16に設けられて、可撓管11,12をフランジ継手接合によって着脱自在に接続する接続部である。
上述のように可撓管11,12がフランジ継手接合によって中継配管13,建物側継手15,地盤側継手16の接続部13a,13b,15a,16aに着脱自在であるから、施工完了後に、可撓管11,12を取り外して、そのメンテナンスを行なうことが可能である。なお、本発明は前記接続部13a,13b,15a,16aがフランジ継手接合によって可撓管11,12を中継配管13,建物側継手15,地盤側継手16に接続することに限定されるものではなく、ねじ込み継手接合、メカニカル継手接合など、他の方法で着脱自在とするものであってもよい。また、前記接続部13a,13b,15a,16aの代わりに接着によって接続しても、免震配管構造としての機能に問題が生じることはない。
図3に示すように、前記建物側継手15の高さ位置は地盤側継手16の高さ位置に比べて高くなるように配置している。したがって、上部可撓管11に連通連結される建物側継手15を、下部可撓管12に連通連結される地盤側継手16に対して上下方向に離れた位置に配置することにより、免震建物4と地盤2との変位によって、たとえ建物側継手15が地盤側継手16と水平方向において重なることがあったとしても、建物側継手15が地盤側継手16に衝突することは決してない。つまり、免震配管構造10を形成するために必要となる空間をできるだけ小さくすることができる。
そして、本発明の免震配管構造10は、免震建物4を設置するときに必要となり、建物4側の側壁4aと基礎部1側の擁壁1aとの間に当然形成されるクリアランスを活用して配置されるので、この免震配管構造10の設置のために別途の空間を必要としておらず、それだけ、施工条件にかかる制約を小さくすることができる。
17は前記可撓管11,12内を流体が流れるように前記中継配管13を吊り上げる支持部である。そして、本実施例の支持部17は地盤2側の擁壁1aに設けた貨車18Aと、建物4側の側面4aに設けた滑車18Bと、滑車18A,18Bに掛けられると共に中継配管13を吊り上げるように引っ張るように構成された索状体の一例としてのステンレスワイヤー19と、自重によってステンレスワイヤー19を引っ張ることにより中継配管13を吊り上げる力を供給する張力調節機構の一例としての重り19wとを有する。
本実施例のように構成された支持部17は中継配管13を地盤2側と建物4側の両方から一定の力で引っ張ることができ、これによって中継配管13の位置を安定させることができる。しかしながら、前記滑車18A,18Bの何れか一方を省略して、中継配管13を地盤2側または建物4側の何れか一方に引っ張るようにしてもよい。
さらに、本実施例のように索状体としてステンレスワイヤー19を用いた場合には、強度があり耐腐蝕性および耐熱性に優れているので望ましい。しかしながら、本発明は前記索状体19がステンレスワイヤーであるという点に限定されるものではなく、鎖やピアノ線のような鋼線、さらには、ロープ、合成樹脂の繊維などであってもよい。
また、本実施例のように重り19wを張力調節機構として用いた場合には、中継配管13を引っ張る力を容易に調節することができるだけでなく、この張力の経時的な変化を無くすことができる。しかしながら、この重り19wに代えてバネなどの弾性体を用いてもよい。
前記支持部17によって、中継配管13の部分(可撓管11,12の一端部11a,12a)を吊り上げることにより、可撓管11,12が自重によって撓むのを防止して、略水平方向を保った状態で配置できるように構成してある。これによって、建物4内の排水管6を流れ、建物側継手15から流入する流体を、上部可撓管11内に流入し、中継配管13を介して下部可撓管12内を流れ、地盤側継手16を介して地盤2側の排水管7へと導くことができ、ほとんど水圧がかからない流体を免震継手10内に溜めることなく、建物4側から地盤2側に排出することができる。
次に、図5〜8を用いて、図1〜4に示す免震配管構造10によって地震による変位を吸収するときの各部の機能を説明する。
図5は擁壁1aと側壁4aが最も近づいたときの状態を示す図であり、図5(A)は平面図、図5(B)は側壁4a側から見た側面図、図5(C)は可撓管11,12の長手方向から見た側面図である。
図5(A),5(C)に示すように、擁壁1aと側壁4aが最大限に近づくとき、建物側継手15と地盤側継手16は水平方向において、完全に重なる位置にあるが、図5(B),5(C)に示すように、その上下方向の位置がずれているので、両継手15,16が衝突することはない。したがって、擁壁1aと側壁4aの間には、建物側継手15および地盤側継手16の幅P以上の間隔W1 があればよい。
つまり、図2に示す平静時の状態における擁壁1aと側壁4aの間隔W0 は前記免震構造3の設定最大変位量Aよりも建物側継手15および地盤側継手16の幅P以上大きく設計すればよく、平静時の状態における建物側継手15と地盤側継手16の間の距離D0 は前記設定最大変位量Aから一つの建物側継手15または地盤側継手16の幅Pを差し引いた距離以上離れていればよい。つまり、D0 >A−Pの関係が成り立っていればよい。
また、中継配管13は支持部17によって地盤2側と建物4側の両方から吊り上げられているので擁壁1aと側壁4aのちょうど中間の位置に配置される。そして、各可撓管11,12が同じように湾曲することにより、基礎部1と建物4との間の変位を吸収することができる。このとき、各可撓管11,12は半分ずつ変位を吸収するので、これに無理な力がかかることはない。
図6は擁壁1aと側壁4aが最も離れたときの状態を示す図であり、図6(A)は平面図、図6(B)は側壁4a側から見た側面図、図6(C)は可撓管11,12の長手方向から見た側面図である。
図6(A),6(C)に示すように、中継配管13は支持部17によって地盤2側と建物4側の両方から吊り上げられており、その吊り上げを、滑車18A,18Bと索状体19によって行っているので、擁壁1aと側壁4aが最も離れたときにおいてもその変位に対応しながら同じ張力で中継配管13を引っ張ることができる。つまり、中継配管13が擁壁1aと側壁4aの間のちょうど中間に位置する。また、図6(B)に示すように中継配管13の高さ位置が変わることはない。
そして、各可撓管11,12が同じように湾曲することにより、基礎部1と建物4との間の変位を吸収することができる。このとき、各可撓管11,12は半分ずつ変位を吸収するので、これに無理な力がかかることはない。
図7は擁壁1aに対する側壁4aの位置がずれた状態を示す図であり、図7(A)は平面図、図7(B)は側壁4a側から見た側面図、図7(C)は可撓管11,12の長手方向から見た側面図である。なお、本例では、擁壁1aに対して側壁4aが図7(A)に示す方向において左側にずれた状態を示している。
可撓管11,12は伸縮方向には変位を吸収しにくい傾向があるが、本発明の免震継手は両可撓管11,12が平面視において略V字状になるように連通連結するものであるから、上部可撓管11と下部可撓管12は異なる角度に配置される。これによって、変位の方向がどちらか一方の可撓管11,12の伸縮方向と同じ方向であったとしても、他方の可撓管12が湾曲することにより、この変位に対応することができる。
本例の場合、図7(B),7(C)に示すように、上部可撓管11が延びる方向に変形することが難しいが、この上部可撓管11と異なる方向(略V字状)に配置された下部可撓管12は容易に湾曲することができ、これによって変位に対応することができる。
また、図7(A),7(C)に示すように、中継配管13は支持部17によって地盤2側と建物4側の両方から吊り上げられており、その吊り上げを、滑車18A,18Bと索状体19によって行っているので、中継配管13が擁壁1aと側壁4aの間のちょうど中間に位置するように、これを吊り上げることができる。本例の場合、とりわけ地盤2側に設けられた支持部17によって中継配管13が建物4に衝突することを防止できる。
図8は擁壁1aに対する側壁4aの位置が図7とは逆の方向にずれた状態を示す図であり、図8(A)は平面図、図8(B)は側壁4a側から見た側面図、図8(C)は可撓管11,12の長手方向から見た側面図である。なお、本例では、擁壁1aに対して側壁4aが図8(A)に示す方向において右側にずれた状態を示している。
本例の場合、図8(B),8(C)に示すように、下部可撓管12が延びる方向に変形することが難しいが、この下部可撓管12と異なる方向に配置された上部可撓管11は容易に湾曲することができ、これによって変位に対応することができる。
また、図8(A),8(C)に示すように、中継配管13は支持部17によって地盤2側と建物4側の両方から吊り上げられており、その吊り上げを、滑車18A,18Bと索状体19によって行っているので、中継配管13が擁壁1aと側壁4aの間のちょうど中間に位置するように、これを吊り上げることができる。本例の場合、とりわけ建物4側に設けられた支持部17によって中継配管13が基礎部1に衝突することを防止できる。
図1〜8に示す実施例は免震配管構造のより具体的な構成の一例を示しているが、本発明はこの構成に限定されるものではない。
図9は本発明の第2実施例に係る免震配管構造20の構成を示す図である。図9において、図1〜8と同じ符号を付した部材は、同一または同等の部材であるから、その詳細な説明を省略する。
図9に示す免震配管構造20は、前記上部可撓管11と下部可撓管12を約90°の角度をつけて平面視略V字状に接続した例を示している。また、建物側継手15を取付ける建物4の側壁4aが、地盤側継手16を取付ける基礎部1の擁壁1aと、平面視において90°異ならせるように配置してある例を示している。21は上部可撓管11と下部可撓管12を接続する中継配管であり、一つのエルボ継手に可撓管11,12をフランジ継手接合によって着脱自在に接続する接続部21a,21bを備えてなる。そして、前記両可撓管11,12と中継配管21が本実施例の免震継手22を構成する。
本例のように構成された中継配管21は免震建物4の側壁4aの角部に沿うように配置されるものであり、この中継配管21の部分において両可撓管11,12を上下に接続する必要がないので、免震配管構造20の全体としての高低差を小さくし、かつ、上部可撓管11から下部可撓管12へと流れる緩やか下り勾配を形成することができる。また、免震配管構造20の全体が免震建物4の側壁4aと基礎部1の擁壁1aとの間に当然形成されるクリアランスを活用して配置されるものであるから、この免震配管構造20を配置するための特別な空間を形成する必要が全くない点において、図1〜8において説明した免震配管構造10と共通している。
図10,11は本発明の参考例に係る免震配管構造30の構成を示す図である。図10,11において、図1〜9と同じ符号を付した部材は、同一または同等の部材であるから、その詳細な説明を省略する。
本例に示す免震配管構造30は、略垂直方向に配置された第1可撓管31と、この第1可撓管31の側部に並べて略垂直方向に配置された第2可撓管32とを有する点において、図1〜9を用いて説明した第1実施例および第2実施例とは大きく異なっている。なお、図10は免震配管構造30の平面図、図11は図10における矢印Xに示す、可撓管31,32の並ぶ方向から見た側面図である。
33は前記両可撓管31,32を、これらの並ぶ方向Xから見て略V字状になるように、これらの可撓管31,32の一端部(下端部)31a,32aを接続する中継配管である。中継配管33は、略水平方向に配置された配管33aと、前記可撓管31,32の一端部(下端部)31a,32aをそれぞれフランジ継手接合によって着脱自在に接続する接続部33b,33cとを備えてなる。これらの各配管31〜33が本例の免震継手34を構成する。
前記中継配管33の接続部33b,33cは、図11に示すように、可撓管31,32を、その並ぶ方向Xから見て略V字状に配置し、第1可撓管31の他端部31bの位置が第2可撓管32の他端部32bの位置に対して、水平方向において前記最大変位量Aと同程度離れるように設けることが好ましい。なお、本例の場合、接続部33bが少し建物4側に向かい、接続部33cが少し地盤2側に向かうように構成している。
また、本例の免震配管構造30では、建物側継手15と地盤側継手16の間の距離D’が前記最大変位量A以上離れるように配置することが必要である。本例ではこの距離D’を得るために、中継配管33にほぼ水平方向に延びる配管33aを形成しているが、この距離D’を、前記可撓管31,32の傾斜を強くしたり、可撓管31,32を長くするなどして確保してもよいことはいうまでもない。
本例のように可撓管31,32を略垂直方向に配置する場合は、中継配管33を吊り上げ支持する必要がないので、それだけ、シンプルであり、設置にかかる手間を削減することができる。本例のような免震配管構造30は加圧された上水やガスなどの流体を流通させるための配管構造として用いることができる。また、上述の各実施例に示す免震配管構造を用いて、電話線,光ケーブルなどを含む通信線や、電力線など、流体ではないものを配設するようにしてもよいことはいうまでもない。
本例の免震継手34を構成する2つの可撓管31,32と中継配管33は、特殊な形状である必要がないので、既存の配管部材を組み合わせるだけで形成することができる。つまり、免震継手34の製造コストを削減することができる。さらに、2つの可撓管31,32は変位を1/2ずつ分担して吸収するので、その長さを必要最小限に抑えることができる。そして、この免震継手34の構成は簡潔であるから、その保守管理が容易である。 また、本例では、中継配管33を捩じることによって、両可撓管31,32が、これらの並ぶ方向から見て略V字状になるようにしてあるので、この中継配管33の接続部33b,33cに接続された第1可撓管31と第2可撓管32を、外部から歪みとなる力を加えていない状態で略V字状に配置でき、第1可撓管31の他端部31bが第2可撓管32の他端部32bから水平方向において離れるように配置することが可能である。したがって、この免震継手34を免震配管構造30として用いた場合に、両可撓管31,32に無理な歪み力をかけることなく設置することができ、それだけ免震継手34の寿命を長くすることができる。
本例の免震配管構造30によれば、設置時の建物側継手15の位置が、地盤側継手16の位置に対して、水平方向において最大変位量A以上離れるように配置してあるので、免震建物4と地盤2との変位によって、建物側継手15が地盤側継手16に衝突することがない。
尚、この発明は、免震建物の外壁と擁壁の間のような非常に狭小なスペースへの適用に最も適した技術であるが、従来から免震配管継手が設置される免震建物の下部のようなよりスペース的に余裕のある場所にも適用できることは自明である。
又、上述の各例に示す詳細な構成は本発明を説明するために示す一例に過ぎず、本発明の特許請求の範囲を限定するものではないことはいうまでもない。
本発明の免震配管構造を備えた免震建物を示す図である。 第1実施例の免震配管構造の平面図である。 前記免震配管構造の側面図である。 図3とは異なる方向から見た側面図である。 前記免震配管構造の動作を説明する図である。 前記免震配管構造の動作を説明する図である。 前記免震配管構造の動作を説明する図である。 前記免震配管構造の動作を説明する図である。 第2実施例の免震配管構造の平面図である。 参考例の免震配管構造の平面図である。 参考例の免震配管構造の側面図である。 従来の免震配管構造の例を示す図である。 従来の別の免震配管構造の例を示す図である。
1 基礎部
1a 擁壁
2 地盤
3 免震構造
4 建物
4a 壁面
10,20,30 免震配管構造
11 上部可撓管
11a 一端部
11b 他端部
12 下部可撓管
12a 一端部
12b 他端部
13 中継配管
14,22,34 免震継手
15 建物側継手 16 地盤側継手
17 支持部
18A,18B 滑車
19 索状体
19w 張力調節機構
21 中継配管
31 第1可撓管
32 第2可撓管
33 中継配管
A 最大変位量

Claims (8)

  1. 略水平方向に配置された上部可撓管と、
    この上部可撓管の下に略水平方向に配置された下部可撓管と、
    前記両可撓管が平面視において略V字状になるように、これらの可撓部の一端部を連通連結する中継配管とからなることを特徴とする免震継手。
  2. 中継配管を捩じることによって、前記両可撓管が平面視において略V字状になるようにしてある請求項1に記載の免震継手。
  3. 請求項1または2に記載の免震継手と、この免震継手の前記上部可撓管に連通連結されると共に建物側に固定される建物側継手と、前記下部可撓管に連通連結されると共に地盤側に固定される地盤側継手とを備えてなることを特徴とする免震配管構造。
  4. 設置時の前記建物側継手の位置が、地盤側継手の位置に対して、水平方向において最大変位量と同程度離れるように配置してある請求項3に記載の免震配管構造。
  5. 前記両可撓管内を流体が流れるように中継配管を吊り上げる支持部を備えた請求項3または4に記載の免震配管構造。
  6. 前記支持部が地盤側に設けた滑車と、一端を中継配管に接続されると共に中間部を滑車に掛けてある索状体と、この索状体の他端部を所定の張力で引っ張る張力調節機構とからなる請求項5に記載の免震配管構造。
  7. 前記支持部が、建物側に設けた滑車と、一端を中継配管に接続されると共に中間部を滑車に掛けてある索状体と、この索状体の他端部を所定の張力で引っ張る張力調節機構とからなる請求項5または6に記載の免震配管構造。
  8. 地盤に形成された凹状の基礎部に免震構造を介して設置される免震建物の側壁と基礎部の擁壁に渡るように配置される請求項3〜7の何れかに記載の免震配管構造。
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