JP4476981B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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本発明は、電気掃除機に係り、より詳しくは、掃除機本体の下面に回転台車を備えた電気掃除機に関するものである。
従来の電気掃除機に、フィルターを収納する集塵部及び電動送風機を内蔵し、上方から見た形状が略円形をした掃除機本体と、該掃除機本体を載置するとともに上方から見た形状が略円形をした車輪台と、前記掃除機本体の外側に突出し、かつ前記車輪台を被掃除面上で移動させる移動手段と、前記掃除機本体の集塵部に連通し、外部よりホースを着脱自在に構成するホース取付部とを備え、前記車輪台内に前記掃除機本体下部を嵌合させると共に、前記掃除機本体を前記車輪台に対して回動自在に軸支し、前記ホース取付部と前記電動送風機とを前記車輪台回動中心に対して反対側に位置させると共に、前記電動送風機が配置される位置を前記ホース取付部の位置よりも下側に位置させ、かつ前記ホース取付部を前記掃除機本体に対し回動自在に構成したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第2907857号公報(第2〜3頁、図1〜4)
上記のような特許文献1の電気掃除機においては、次のような問題があった。
(1)掃除機本体の底面に取付けられて車輪台に当接する車輪が、床面に対して垂直に設けられているため、掃除機本体及び車輪台に発生する上下方向のガタは抑えることができるが、水平方向のガタは抑制できないため、車輪台の良好な回転性能が得られず、また、車輪台との接触部分が摩耗し易すかった。さらに、掃除機本体又は車輪台に水平方向の衝撃等の外力が作用すると、車輪と車輪台との接触部分に直接衝撃力等が加わるため、破損のおそれがあった。
(2)車輪台は、その中心部に設けた回転軸が、掃除機本体の下面に設けた固定軸に回転自在に嵌合して支持されているが、掃除機本体と車輪台との間に発生した水平方向のガタが固定軸に集中するため、固定軸の負担が大きいので摩耗し易く、破損することがあった。
(3)車輪台の外周にはバンパーが設けられているが、このバンパーは車輪台の外周に設けたリブに抱え込ませて取付けられている。このため、バンパーを中空に形成する必要があるが、バンパーに引張力が作用したり、引掛け等の力が加えられたりすると、リブから外れ易いという問題があった。
また、二重成型等の金型技術を利用して、軟質材からなるバンパーを直接車輪台に設けた場合は、バンパーに引張りや引掛り等の力が作用しても外れることはないが、優れたクッション性が得られないという問題がある。
(4)車輪台の外周に設けたバンパーは汚れ易いが、この汚れを落すのが面倒なため外観を損ねるばかりでなく、掃除の際に柱や家具などに当ると、バンパーに付着した汚れが相手方に移って汚してしまうことがある。
(5)掃除中に電源コード等を越えようとすると、キャスターが電源コード等を乗り越えることができず引っ掛ってしまうことがあり、また、絨毯の上を移動させる際に、キャスターが絨毯にめり込んでしまい、車輪台が回転できなくなることがある。
(6)車輪台の底面は平坦で剛性が低いため、電動送風機のモータの振動が床面に伝わり易く、また、キャスターに対する床面からの反動により、車輪台及び掃除機本体が振動するという問題もあった。
(7)集塵部に消音材が設けられていないため、集塵部に連通する電動送風機の前面から発生する騒音を低減することができなかった。
(8)電源コードを、前後方向の中心線と平行に掃除機本体の後部側から引き出すようになっているが、電源コードの引き出し方向が掃除機本体の前後方向の中心線からずれているため、電源コードを引き出すときに掃除機本体に回転力が発生し、掃除機本体を支える手にねじれ方向の負荷がかかり好ましくない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、上下方向及び水平方向のガタを抑えて、良好な回転性能、移動性能が得られ、あらゆる方向の衝撃に対してもこれを緩和することができ、引張りや引掛りに対しても外れることのないバンパーを有する、掃除機本体と回転台車を備えた電気掃除機を提供することを目的としたものである。
本発明に係る電気掃除機は、集塵室、電動送風機、コードリールを内蔵し、前面側に前記集塵室に連通しホース部材が接続される吸込口を有する平面形状がほぼ円形の掃除機本体と、平面形状がほぼ円で、上面に複数のローラを有し、底面に周方向に沿って分布して複数のキャスタが設けられ、上面に掃除機本体が回動自在に軸止される回転台車と
を備え、回転台車の上面に設けたローラは、回転台車の底面に対して上部が中心方向に向かう角度θで傾斜して配設し、回転台車の底面に、上方に窪んで且つ回転台車の外周側に開口した凹部を有し、凹部にキャスタを回転自在に保持するキャスタ保持部を設けるとともに、キャスタ保持部の凹部の開口した部分を除く壁部が回転台車の底面の中央部より下方まで延設し、更に、壁部の下端に連なり凹部の外側方向に上方へ緩やかに傾斜する面を有する膨出部を設け、凹部の外周側に開口した端部を下端から外周方向に上方へ滑らかに傾斜させたものである。
本発明によれば、上下方向及び水平方向のガタを抑えて、掃除機本体及び回転台車の良好な回転性能、移動性能が得られ、またバンパーによりあらゆる方向の衝撃に対してもこれを緩和することのできる、掃除機本体及び回転台車を備えた使い勝手のよい電気掃除機を得ることができる。
[実施の形態1]
図10は本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の全体構成を示す斜視図である。
本発明に係る電気掃除機は、内部に集塵室や電動送風機が設けられた平面形状がほぼ円形の掃除機本体1と、下面にキャスタを有し掃除機本体1の下面に回転自在に軸止された平面形状がほぼ円形の回転台車40と、蛇腹ホース101の一端に掃除機本体1の吸込口に着脱可能に接続される接続具102を有し、他端に電源スイッチ等の操作部104を有する取っ手部103が設けられたホースユニット100と、ホースユニット100の取っ手部103に着脱可能に接続される延長管105と、延長管105の先端部に着脱可能に接続される床用吸込具106とからなっている。なお、以下の説明では、掃除機本体1の吸込口側を前面側、その反対側を後面側という。
図1は本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の掃除機本体及び回転台車の縦断面図、図2は図1の外観斜視図、図3は図2の前面図、図4は図2の後面図、図5は図2の掃除機本体と回転台車を分離した状態を示す斜視図、図6は掃除機本体の下ケースの平面図である。
掃除機本体1はほぼ円筒状の上ケース2と下ケース3からなり、上ケース2の天面はほぼ中央部から前面側が開口されて、後面側には上面がゆるやかな半円弧状に形成された天板4が設けられており、前面側の開口部には、天板4とほぼ同じ形状の上蓋5が開閉自在に設けられている。6は上蓋5をロックするラッチを解除する押しボタンである。
下ケース3は図6、図7(a)に示すように、周壁12を有する底部11の下面の周壁12の若干内側には、周壁12と同心的にガタ防止リブ13が設けられており、その中心部側にはガタ防止リブ13と所定の間隙を隔てて有底円筒状の凹部14が下方に突設されている。そして、底部11と凹部14との間に形成された段部の外周側(下面側)には、後述のローラ48が当接する円弧状の当接部15が形成されている。16は凹部14の上面中心部に突設された円筒状の回転軸受部である。
17は前面側に設けられた塵埃等を含む空気の吸込口、18は吸込口17の下部に設けられ、吸込口17に接続される後述のハンドル部材30(図2)が嵌合するガイド部である。19は後面側に上部が開口されたほぼ箱状に延設された延設部で、一部が凹部14上に位置し、底部11と連続する底部11a上には、周壁を有する円形のコードリール39(図1)の保持部20が形成されており、その中心部にはコードリール39が回転自在に装着される円筒状の軸受部21が立設されている。22は多数の排気穴24を有し、前面側にフィルタを備えた排気板23(図4)の取付部である。なお、上ケース2の後面側にはこの延設部19の上面開口部を閉塞し、排気板23を挟持する上部延設部7(図2)が設けられている。25はコードリール35に巻かれた電源コード26(図2にはプラグが示してある)の引出し口である。
30はハンドル部材で、下ケース3に設けた吸込口17に接続されて、ホース部材100の接続具102が接続される接続口31、接続口31の下部に設けられ、不使用時にホース部材100の取っ手部103に接続された延長管105に設けた係止部105aが係止する係止部33を有する係止台32、及び接続口31の両側から斜め上方に延設された門型状のハンドル34からなっている。
このハンドル部材30は、その接続口31と係止台32との間を下ケース3のガイド部18に嵌合し、接続口31を下ケース3の吸込口17にパッキン(図示せず)を介して嵌合すると共に、接続口31の上部に設けた係止部を上ケース2の前面側に設けた嵌合部(共に図示せず)に嵌入し、上ケース2と下ケース3との間に挟持されて、上ケース2、下ケース3、排気板23及びハンドル部材30が一体に固定される。
上記のように上ケース2、下ケース3等からなる掃除機本体1内には、図1に示すように、吸込口17に連通する集塵室35、その後面側にフィルタ及び通風孔を有する隔壁36を介して設置された電動送風機37、電動送風機37の後面側に配設された制御基板38、電源コード26が巻かれて保持部20に回転自在に配設されたコードリール39等が設けられており、コードリール39に巻かれた電源コード26は、下ケース2に設けたコード引出口25から引き出されるようになっている。
次に、図5及び図7〜図9により回転台車40について説明する。
回転台車40は掃除機本体1の外径より若干大きい外径に形成されており、図7(a)、図8に示すように、底部41の上面外周に設けた周壁42の内側には、周壁42と同心的に、掃除機本体1の下面に回転台車40を軸止したときに、下ケース3のガタ防止リブ13と僅かなすき間を介して(近接して)その内側に位置する周壁42より高いガタ防止リブ43が設けられており、さらにその内側には、ガタ防止リブ43と所定の間隙を隔ててこれより低い内側リブ44が同心的に、下ケース3の凹部14の外周側に位置して設けられている。また、中心部には、下ケース3の凹部14の中心部に設けた回転軸受部16内に僅かなすき間を隔てて挿入される円筒状の回転軸45が立設されており、回転軸45の下部にはナット46が一体に設けられている。
そして、ガタ防止リブ43と内側リブ44との間の上面側には、周方向にほぼ等間隔で、上面が開口した複数のローラ保持部47が放射状に設けられている。なお、このローラ保持部47は3か所以上の複数であればよいが、できれば奇数とすることが望ましい。
このローラ保持部47内には、図7(b)に示すように、その上部が中心部に向って底部41の表面に対して所定の角度θ度傾斜してローラ48が取付けられたローラ保持枠49が、挿脱可能に挿入されている。実施例では、ローラ48の傾斜角度θを45°とした。なお、ローラ保持部47へのローラ48の取付けは、他の手段によってもよい。
また、ローラ保持部47の間には、上面が閉塞され、図9に示すように、下面及び外周側の下部が開口(以下、下面開口部51、外周側開口部52という)されたキャスタ保持部50が設けられており、下面開口部51の周囲には、外周側開口部52を除き、下面開口部51側が高くゆるやかな傾斜面により下面から膨出した膨出部53が設けられている。
そして、下面開口部51内には、キャスタ保持部50の天板に回転自在に取付けられた保持枠55と、この保持枠55に回転自在に支持された車輪56とからなるキャスタ54が、車輪56の下端部が膨出部53より下方に位置するように配設されている。なお、必要に応じて、床面等との摩擦を低減するために、車輪56の外周の幅方向の中央部に、低摩擦材56aを設けあるいは低摩擦シートを貼着してもよい。
59は底板41の下面中央部に設けられ、必要に応じて低摩擦シートが貼着されるシート貼着部である。なお、60は底板41の周壁42に装着されたバンパーである。
この回転台車40は、掃除機本体1の下面に配設され、図7(a)に示すように、その回転軸45が下ケース3の回転軸受部16に挿入され、回転軸受部16からワッシャ58を介して回転軸45内に挿通されたボルト57をナット46に螺入することにより、掃除機本体1は回転台車40上に回転自在に支持される。
このとき、回転台車40のガタ防止リブ43は下ケース3のガタ防止リブ13と僅かなすき間を介して位置し、回転軸45は下ケース3の回転軸受部16と僅かなすき間を介して位置する。なお、下ケース3のガタ防止リブ13及び回転台車40のガタ防止リブ43のいずれか一方の対向面に緩衝材を設けてもよい。
また、ローラ支持枠49に支持され、回転台車40の各ローラ保持部47に所定の角度θで傾斜して保持されたローラ48は、下ケース3の底部11と凹部14の間に形成された段部の下面に設けられた円弧状の当接部15に回転自在に当接する。
次に、上記のように構成した本実施の形態に係る電気掃除機の作用について説明する。
図10に示すように、掃除機本体1のハンドル部材30の接続口31に、ホース部材100の接続具102を接続し、その取っ手部103に延長管105を接続して、その先端部に床用吸込具106を接続する。ついで、掃除機本体1から引出した電源コード26を電源コンセントに接続する。
そして、取っ手部103に設けた操作部104の電源スイッチをONして電動送風機37を駆動し、取っ手部103を持って床用吸込具106を床面等の上を移動させれば、床面上等の塵埃などが空気と共に吸込まれ、延長管105、ホース部材100を通って集塵室36内に吸引される。塵埃等は集塵室36内に捕捉され、これから分離した空気はフィルタで清浄化されたのち、電動送風機37、制御基板38等を冷却し、後面側に設けた排気口24から外部に排出される。
このとき、掃除機本体1は、回転台車40に設けたキャスタ53により、床用吸込具106の移動に伴って床面上等を移動し、追従する。また、ホース部材100が急激に方向を変えた場合などにおいては、掃除機本体1は回転台車40の上面に設けたローラ48により回転し、これに対応することができる。なお、必要に応じて、掃除機本体1が回転台車40上を、360°又は180°の範囲で回転しうるように、ストッパを設けてもよい。
上記のように構成した本実施の形態によれば、回転台車40の上面に底部41の上面と所定の角度θで設置され、掃除機本体1の底面に摺接する複数のローラ48を設けたので、掃除機本体1が自在に回転できるばかりでなく、掃除機本体1の上下方向と水平方向の両方のガタを抑えることができ、これにより、掃除機本体1と回転台車40の良好な回転性能を得ることができる。
また、回転台車40上に掃除機本体1を回転自在に配置したので、回転台車40にあらゆる方向の衝撃等の外力が加えられても、掃除機本体1には直接この外力が加わらないため、耐久性に富んだ掃除機本体1を有する電気掃除機を得ることができる。
さらに、掃除機本体1の下ケース3の下面の周壁12側に設けたガタ防止リブ13、及び上面中心部に設けた回転軸受部16と、回転台車40の周壁42の内側に設けたガタ防止リブ43、及び中心部に設けた回転軸45とを、これらとの間にそれぞれ当接しない程度のすき間を介して配設したので、水平方向のガタを抑制できると共に、水平方向の外力に対して回転軸45への応力負担を軽減することができる。
また、回転台車40に設けたキャスタ保持部50の下面開口部51の外周に、開口部側が高いゆるやかな傾斜面からなる膨出部53を設けたので、回転台車40の底部のキャスタ保持部50の周囲の剛性が高くなり、掃除機本体1の振動が床面等に伝わりにくく、床面等からの反動も掃除機本体1に伝わりにくい。このため、掃除機本体1の移動時に発生するガタガタ音を低減することができる。
また、キャスタ保持部50の下面開口部51の周囲に設けた膨出部53は、キャスタ54の車輪56の下端部より僅かに上方の位置、すなわち、床面等と接触しない位置まで膨出しているので、例えば、床面上の電源コードを乗り越える際に、電源コードがキャスタ54に引掛ることがなく、スムーズに移動することができる。さらに、絨毯の上を移動する際に、膨出部53が掃除機本体1の重量を分散するため、キャスタ54に加わる荷重が分散されて、キャスタ54の回転性能を向上させることができる。
また、膨出部53の外周側は、外周側開口部52によって開口されているので、キャスタ54を掃除機本体1の外周まで位置させることができ、これにより安定したバランスを保持することができる。
さらに、回転台車40の底面のシート貼着部59に低摩擦材を設けた場合は、キャスタ54が絨毯内に埋没しても、絨毯と回転台車40との摩擦を低減できるので、絨毯上の移動性能を向上することができ、また、キャスタ54の車輪56に低摩擦材を設ければ、回転台車40を、床面上をより円滑に移動させることができ、回転させることができる。
[実施の形態2]
図11は本発明の実施の形態2に係る電気掃除機の回転台車40に設けたバンパーの下面図、そのC−C断面説明図及び一部拡大図である。
例えば、ゴム材の如き弾性材によりリング状に形成されたバンパー60は、回転台車40のキャスタ保持部50に対応する部分(以下、凹状部65という)を除いて、外周側が長い長片61と、内周側が長片61より短かい短片62と、長片61と短片62を連結する頂部63とにより、断面ほぼ逆J字状に形成されている。
そして、長片61の内周面の上下方向には、所定の間隔で、下部が開口された中空でほぼ半円筒状のバッファ体64が一体に設けられている。この場合、短片62の外周側壁面とバッファ体64とのすき間gは、回転台車40の周壁42の板厚tより若干狭く形成されている。なお、凹状部65においては、すき間gを隔てて長片61、短片62及び頂部63が設けられている。
上記のように構成したバンパー60は、回転台車40の上から、長片61を外周側にしてその凹状部65をキャスタ保持部50上に位置させ、短片62とバッファ体64との間、及び凹状部65の長片61と短片62との間を、回転台車40の周壁42に嵌合する。
これにより、バッファ体64は弾性変形し、短片62とバッファ体64との間に周壁42を圧着挟持し、バッファ体64の付勢力により強固に取付けられる。なお、回転台車40の周壁42へのバンパー60の取付けにあたっては、二重成型技術を利用してもよい。
図12は本実施の形態に係るバンパーの他の例の要部を示す説明図である。
図12(a)は、バンパー60の長片61の内壁面の上下方向に所定の間隔でリブ状のバッファ体64を一体に設けたものであり、図12(b)は同じく断面ほぼC字状のバッファ体64を一体に設けたものである。また、図12(c)は同じく断面ほぼZ字状のバッファ体64を一体に設けたものであり、図12(d)は同じく連続した波形のバッファ体64を一体に設けたものである。さらに、図12(e)は、バンパー60の長片61と、回転台車40の周壁42との間にばねからなるバッファ体64を設けたものである。なお、この場合は、バンパー60の長片61の内壁面に、接着剤によりばねを接着する。
さらに、図示してないが、図11の半円筒状のバッファ体64の間に、図12(a)のようなリブ状のバッファ体64を設けてもよく、これらはバッファ体64の一例を示すもので、他の形状であってもよい。
本実施の形態によれば、断面ほぼ逆J字状に形成したリング状のバンパー60の短片62とバッファ体64との間を、回転台車40の周壁42に嵌合して装着するようにし、バッファ体64の弾性により短片62との間に周壁42を圧着挟持するようにしたので、バンパー60に引張りや引掛りなどの外力が作用しても外れにくい。
また、回転台車40が家具や机の脚あるいは柱などに接触しても、バンパー60に設けたバッファ体64が優れたクッション性及び反発力によるすり抜け性を有するため、家具等を傷つけることがない。
さらに、バンパー60を二重成型技術により回転台車40の周壁42に一体的に固着すれば、引張りや引掛りなどの外力に対して、より外れにくくすることができる。なお、本実施の形態に係るバンパー60は、本発明に係る掃除機本体と異なる構造の掃除機本体にも用いることができる。
[実施の形態3]
図13は本発明の実施の形態3に係る電気掃除機の掃除機本体の側面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
前述のように、円形の車輪台を備えた掃除機本体においては、外周に設けたバンパーが掃除中に回転するため汚れ易く、バンパーが家具や柱等に接触すると、その汚れが家具や柱等に付着して汚してしまうという問題があった。
本実施の形態は、このような問題を解決するために、掃除機本体1の下ケース3の後面側に設けた延設部19の下面に、バンパー60と対向して清掃体収容部27を設け、ハンドル部材30の係止台32の後面側と清掃体収容部27の前面側に、例えば植毛材の如き清掃体28を、先端がそれぞれバンパー60の表面に摺接するように、着脱可能に設けたものである。
本実施の形態においては、清掃体28が常にバンパー60に摺接しているので、回転台車40の回転に伴ってバンパー60の表面を清掃し、常に清潔に保つことができる。
なお、清掃体28に代えて、清掃体収容部27と係止台32に洗剤タンクを設けると共に、バンパー60に摺接するスポンジを設け、このスポンジに洗剤タンク内の液状の洗剤を浸潤させ、バンパー60を清掃するようにしてもよい。
本実施の形態においては、バンパー60の清掃体28又は洗剤を浸潤させたスポンジを前後2か所に設けたので、回転台車40が半回転することによりバンパー60の全周の汚れを落すことができるが、前後いずれか1か所だけに設けてもよい。
本実施の形態によれば、バンパー60を常に清潔に保つことができるので、回転台車40が家具や柱などに接触しても、これらを汚すことはない。
[実施の形態4]
図14は本発明の実施の形態4に係る電気掃除機の掃除機本体の下ケースの平面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
前述のように、円形の車輪台を備えた掃除機本体においては、コードリールに巻かれた電源コードを前後方向の中心線とほぼ平行に後方に引き出すようになっているため、電源コードを引き出す際に、掃除機本体を支える手にひねられる方向の負荷がかかり、違和感を受けるという問題があった。
本実施の形態は、このような問題を解決するために、コード引出し口25を、掃除機本体1の後端部の一方の側、すなわち、コードリール39の保持部20を有する下ケース3の延設部19の一方の端部と、下ケース3の外周とを結ぶ接線x内にコード引出し口25を設けたものである。なお、できうれば、接線xと直交し下ケース4の中心を通る線yに沿ってコード引出し口25を設けることが望ましい。
上記のように構成した本実施の形態によれば、電源コード26を引き出す際に掃除機本体1はほとんど回転しないので、これを支える手に負荷がかかることがなく、したがって、違和感を受けることもない。なお、本実施の形態は、例えば、コードリールの中心部を下ケースの中心部に設けた場合など、本発明に係る掃除機本体と異なる構造の掃除機本体にも実施することができる。
[実施の形態5]
図15は本発明の実施の形態5に係る電気掃除機の掃除機本体の説明図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、掃除機本体1の上ケース2と下ケース3の、吸込口17、上部延設部7、延設部17及びコード引出し口25(以下、これらを開口部という)を除く部分の周壁8,12の内側に、周壁8,12と同心的にかつ所定のすき間を隔て内壁8a,12aを設け、周壁を二重構造としたものである。この場合、図15(b)に示すように、上ケース2と下ケース3にそれぞれリブ2a,3aを設け、両リブ2a,3aの間に両者を連結する内壁板70を設けて内壁8a,12aを構成してもよい。
このように構成したことにより、上ケース2と下ケース3の周壁8,12と内壁8a,12aとの間に空気層が形成するため、電動送風機37の駆動等による騒音を低減することができ、また、掃除機本体1の剛性を高めることができる。
また、本実施の形態は、必要に応じて、上ケース2と下ケース3の周壁8,12と内壁8a,12aとの間に、消音材71を配設したものである。これにより、騒音をより低減することができる。なお、本実施の形態は、本発明に係る掃除機本体と構造の異なる掃除機本体にも実施することができる。
本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の掃除機本体と回転台車の縦断面図である。 図1の外観斜視図である。 図2の前面図である。 図2の後面図である。 図2の掃除機本体と回転台車を分離した状態を示す斜視図である。 掃除機本体の下ケースの平面図である。 回転台車への掃除機本体の下ケースの装着状態を示す説明図及びローラの説明図である。 回転台車の平面図及びそのA−A断面図である。 回転台車の下面斜視図及びそのB−B断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る電気掃除機のバンパーの下面図、そのC−C断面説明図及び一部拡大図である。 実施の形態2のバンパーの他の例を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る電気掃除機の掃除機本体と回転台車の側面説明図である。 本発明の実施の形態4に係る電気掃除機の掃除機本体の下ケースの平面図である。 本発明の実施の形態5に係る電気掃除機の掃除機本体の説明図及びそのD−D断面図である。
符号の説明
1 掃除機本体、2 上ケース、3 下ケース、8 周壁、8a,12a 内壁、12 周壁、13 ガタ防止リブ、15 当接部、16 回転軸受部、19 延設部、20 コードリールの保持部、25 コード引出し部、26 コードリール、28 清掃体、30 ハンドル部材、32 係止台、34 ハンドル、35 集塵室、37 電動送風機、39 コードリール、40 回転台車、42 周壁、43 ガタ防止リブ、45 回転軸、47 ローラ保持部、48 ローラ、50 キャスタ保持部、53 膨出部、54 キャスタ、59 低摩擦シートの貼着部、60 バンパー、61 長片、62 短片、64 バッファ体、71 消音材。

Claims (14)

  1. 集塵室、電動送風機、コードリールを内蔵し、前面側に前記集塵室に連通しホース部材が接続される吸込口を有する平面形状がほぼ円形の掃除機本体と、
    平面形状がほぼ円で、上面に複数のローラを有し、底面に周方向に沿って分布して複数のキャスタが設けられ、上面に前記掃除機本体が回動自在に軸止される回転台車と
    を備え、
    前記回転台車の上面に設けたローラは、該回転台車の底面に対して上部が中心方向に向かう角度θで傾斜して配設し、
    前記回転台車の底面に、上方に窪んで且つ当該回転台車の外周側に開口した凹部を有し、該凹部に前記キャスタを回転自在に保持するキャスタ保持部を設けるとともに、
    該キャスタ保持部の凹部の開口した部分を除く壁部が前記回転台車の底面の中央部より下方まで延設し、更に、該壁部の下端に連なり前記凹部の外側方向に上方へ緩やかに傾斜する面を有する膨出部を設け、
    前記凹部の外周側に開口した端部を下端から外周方向に上方へ滑らかに傾斜させた
    ことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記回転台車に設けたローラの傾斜角度θを45°としたことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  3. 前記回転台車に設けたローラを、周方向にほぼ等間隔で奇数個設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の電気掃除機。
  4. 前記回転台車に設けたキャスタを、前記ローラの間に配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電気掃除機。
  5. 前記掃除機本体の下面に周壁と同心的にガタ防止リブを設けると共に、前記回転台車の上面に前記掃除機本体のガタ防止リブに近接してガタ防止リブを設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電気掃除機。
  6. 前記回転台車の下面に設けた膨出部を、キャスタを床面上に接触させて該回転台車を設置したときに、該床面に接触しない高さとしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電気掃除機。
  7. 前記回転台車の下面中央部近傍に、低摩擦材を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の電気掃除機。
  8. 前記回転台車の外周にバンパーを設け、該バンパーを外側に位置する長片と内側に位置する短片とによりほぼ逆J字状に形成し、前記長片の内壁面の周方向に所定の間隔でバッファ体を設け、該バッファ体と前記短片とにより前記回転台車の周壁を挟持して取付けたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の電気掃除機。
  9. 前記バッファ体を、前記バンパーの長片の内壁面の上下方向に設けた中空体又はリブによって形成したことを特徴とする請求項記載の電気掃除機。
  10. 前記バッファ体を、前記バンパーの長片の内壁面に設けたばねによって形成したことを特徴とする請求項記載の電気掃除機。
  11. 前記掃除機本体の下面の前後又はいずれか一方に、前記回転台車のバンパーと摺接する清掃材を設けたことを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の電気掃除機。
  12. 前記掃除機本体の後部側にほぼ直方体の箱状の延設部が設けられ
    前記コードリールに巻かれた電源コードの引出し口を、前記掃除機本体の延設部の後端部の一方と前記掃除機本体の外周とを結ぶ接線と直交し前記掃除機本体の中心部を通る線に沿って設けたことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の電気掃除機。
  13. 前記掃除機本体の周壁の内側に、前記周壁と同心的にかつ所定のすき間を隔てて内壁を設け、前記周壁と内壁との間に空気層を形成したことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の電気掃除機。
  14. 前記掃除機本体の周壁と内壁との間に消音材を配設したことを特徴とする請求項13記載の電気掃除機。
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