JP3165957U - 拭き具 - Google Patents

Abstract

【課題】拭き具に対する固定手段の有無を問わず、如何なる台部に対しても容易に着脱し得る拭き具を提供する。【解決手段】拭き取り性能を有する袋状体１ａの一端に開口部３を形成し、該開口部３の縁部３ａには開口部３を閉じる環状ゴム５を取り付けてなり、袋状体１ａを柄を備えた台部に嵌脱自在に嵌め付け、環状ゴム５により袋状体１ａを該台部に固定するようにしたことを特徴とする。本拭き具は、床面等の表面に存する水、油、ホコリ、汚れ等を好ましく拭き取る材料により形成する。【選択図】図１

Description

本考案は、拭き具に関するものであり、特に、柄を備えた台部に着脱自在に取り付けられ、建物における床面、ガラス窓、網戸、浴室の壁面、天井下面等を容易に掃除することができるようにした拭き具に係るものである。

実公平６−３４７７３号公報は、柄棒の先端に、所定の大きさを有する硬質部材と該硬質部材より大径の弾力性ある軟質部材とを、該軟質部材を下にした状態で上下に重合すると共に、これら両部材を周辺部を除く内側部分において部分的に接着一体化してなる台座を備え、軟質部材を包み込む払拭体の周辺部を両部材の非接着部間に挟持させることにより、該払拭体を台座に着脱自在に取り付けたことを特徴とするモップ（以下「従来のモップ」という。）を開示している。

一方、拭き取り布を柄を備えた台座に面ファスナーにより着脱自在に取り付けるようにしてなるもの（以下「従来の拭き取り具」という。）も知られている。

実公平６−３４７７３号公報

上記従来のモップにおける払拭体は、軟質部材を包み込む払拭体の周辺部を前記両部材の非接着部間に挟持させることにより、該払拭体を台座に着脱自在に取り付けるようにしているため、該払拭体を台座に着脱する作業が面倒であるだけでなく、該払拭体を支持する台座の構造が上述の如く複雑であって該台座の製造コストが嵩むという問題がある。

また、上記従来の拭き取り具は、台座に対する着脱作業が面倒であるという問題がある。

本考案は、上記従来のモップにおける払拭体及び上記従来の拭き取り具に関する上述の如き問題を解決し、拭き具に対する固定手段の有無を問わず、如何なる台部に対しても容易に着脱し得る拭き具を提供しようとしてなされたものである。

上記課題を解決するために、本考案は、下記の拭き具を提供する。

拭き取り性能を有する袋状体の一端に開口部を形成し、該開口部の縁部には該開口部を閉じる環状ゴムを取り付けてなり、該袋状体を柄を備えた台部に嵌脱自在に嵌め付け、該環状ゴムにより該袋状体を該台部に固定するようにしたことを特徴とする拭き具。

本考案によれば、拭き具は、拭き取り性能を有する袋状体の一端に開口部を形成し、該開口部の縁部には該開口部を閉じる環状ゴムを取り付けてなるものであるため、柄を備えた台部に対し、取り付け、取り外しが極めて容易である。

また、該環状ゴムにより袋状体を該台部に固定するようにしているため、台部は、拭き具に対する挟持手段その他の固定手段を必要とせず、例えば、単なる円筒状体、板状体等であっても差し支えない。すなわち、台部は簡単な構造のものでよく、台部の製造コストも低減させることができる。

更に、拭き具は台部に嵌め付けることができるものであれば、拭き具と台部との寸法上、形状上の一致は要求されない。

加えて、拭き具は、拭き取り性能を有する袋状体の一端に開口部を形成し、該開口部の縁部には該開口部を閉じる環状ゴムを取り付けてなるものであるため、安価に提供することができると共に、洗浄容易であり、洗浄して再使用することもできる。なお、拭き具は、内外反転させて裏返しの状態で使用することも可能である。

図１は、本考案による拭き具の一例を示す斜視図である。 図２は、同上拭き具を台部に嵌め付けた状態を示す斜視図である。 図３は、同上拭き具と柄を備えた台部とを示す側面図である。 図４は、同上拭き具を別の台部に嵌め付けた状態を示す斜視図である。 図５は、同上拭き具を同上台部に嵌め付けた状態を示す正面図である。

符号１に示すものは拭き具である。拭き具１は、一例としてマイクロファイバー等の好ましい拭き取り性能ないし吸水性を有する材料により形成する。すなわち、拭き具１は、床面等の表面に存する水、油、ホコリ、汚れ等を好ましく拭き取る材料により形成する。

拭き具１は、一端に開口部３を備えた袋状体１ａである。すなわち、拭き具１は、拭き取り性能を有する材料により、一端に開口部３を備えた袋状体１ａに縫成等により形成する。

袋状体１ａにおける開口部３の縁部３ａには該開口部３を閉じる環状ゴム５を取り付ける。環状ゴム５は、袋状体１ａの開口部３を閉じる方向に常時締め付ける。

袋状体１aを柄７を備えた台部９に嵌脱自在に嵌め付け、該環状ゴム５により該袋状体１ａを該台部９に固定する。

次に、拭き具１を嵌め付ける台部９を例示する。

図２、図３に示す台部９は、円筒体１１の外面に発泡ウレタン等の表面部材１３を嵌着してなるものである。円筒体１１は、ポリプロピレン、ＡＢＳ樹脂等の合成樹脂、或いは金属、木材等により形成する。円筒体１１は、好ましくは柔軟性を備えている。台部９は回転不能である。なお、台部９は、角筒体（図示せず。）の外面に表面部材を嵌着してなるものであってもよい。

図４、図５に示す台部９’は、合成樹脂、木材等を板状に形成してなるものである。

１ 拭き具
１ａ 袋状体
３ 開口部
３ａ 縁部
５ 環状ゴム
７ 柄
９ 台部
９’台部
１１ 円筒体
１３ 表面部材

Claims (1)

1. 拭き取り性能を有する袋状体の一端に開口部を形成し、該開口部の縁部には該開口部を閉じる環状ゴムを取り付けてなり、該袋状体を柄を備えた台部に嵌脱自在に嵌め付け、該環状ゴムにより該袋状体を該台部に固定するようにしたことを特徴とする拭き具。

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