JP4474571B2 - 携帯電話使用検出警報装置及びatm装置 - Google Patents

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本発明は、携帯電話使用検出警報装置及びATM装置に関する。
より詳細には、ATMブース内での携帯電話の使用を検出すると、振り込め詐欺発生の可能性があることを話者及びATM管理者に警告する携帯電話使用検出警報装置及びATM装置に関する。
近年、振り込め詐欺の被害者数が増加している。振り込め詐欺とは、電話による誘導やはがき等の文書などで相手を騙し、金銭の振り込みを要求する犯罪行為のことである。
たいていの場合、振り込め詐欺の犯人は被害者に金銭を口座に振り込ませる際、被害者の携帯電話に電話をかけて、金銭を振り込ませる口座番号等の指示を行う。すなわち、ATMの前にて携帯電話で通話している人やATMを操作しながら携帯電話で通話している人が、振り込め詐欺の被害者である可能性が高い。
現在のところ、ATMが設置された銀行、郵便局、農協及びコンビニ等の従業員が、監視員としてATMコーナーに立ち、上記のような振り込め詐欺の被害者らしき人を見つけては注意を行っている。
しかしながら、ATMの前で、携帯電話で通話している人がまったくいない日もある。すなわち、振り込め詐欺防止のためだけに監視員をATMコーナーに置くことは、店側にとって人件費の無駄遣いであるし、監視員となっている従業員にとって時間の無駄遣いでもある。
また、店にとって、ATMの前でも、携帯電話で通話をしている人はお客様である。監視員がそのお客様に対し振り込め詐欺の被害者であるか否かを確認する際に、過失でATMの画面等を見てしまう場合がある。このような監視員による行為は、お客様にとって不愉快であり、お客様の店に対する信用を失いかねない。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、ATM前の所定の領域内において携帯電話で通話をしている人を確実に検出し、当該通話者及び従業員等のATM管理者にのみ振り込み詐欺発生の可能性があるという旨の警告を発する、携帯電話使用検出警報装置及びATM装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明による携帯電話使用検出警報装置は、所定のエリア内への人間の侵入を検出して検出信号を出力する人感センサと、エリア内で携帯電話を使用したき、該携帯電話から発する所定値以上の電界強度を検出して電界強度検出信号を出力する電界強度検出部と、電界強度検出信号が所定時間以上連続して出力されているか否かを検出し、所定時間以上検出された場合に検出信号を出力する通話時間検出部と、通話時間検出部からの検出信号と、人感センサからの検出信号との論理積である合成検出信号を出力する論理積検出部と、論理積検出部からの合成検出信号に基づいて所定の警告信号を発生する警告部とを備えるものである。
所定の領域内への人間の侵入を検出すると共に、携帯電話の発信電波が所定時間以上連続して検出された場合にのみ、振り込め詐欺発生に関する警告を行うようにした。
上記構成によれば、所定のエリア内で、携帯電話で通話が行われた際にだけ、振り込め詐欺発生に関する警告を行うことができる。
本発明によれば、従業員を監視員としてATMコーナーに常に立たせる必要がなくなるので、店舗等にとっての人件費削減及び監視員である従業員にとっての無駄時間削減を図ることができる。さらには、被害者らしき人が自身で振り込め詐欺に気づく可能性が高くなるだけでなく、従業員が被害者らしき人に振り込め詐欺注意の呼びかけを容易に行えるようになる。これにより、振り込み詐欺による被害を効率的に減少させることができる。
以下、本発明の一実施形態の例について、図1〜図4を参照しながら説明する。
一般的に、銀行などのATM(Automated Teller Machine)コーナーには、複数台のATMが設けられている。本実施形態例では、ブースA〜Dの4つのブースがあり、各ブースにつき一台のATMが設置されているATMコーナーを例にして説明を行う。
図1は、本発明の一実施形態に係る携帯電話使用検出警報装置を示す外観図である。
携帯電話使用検出警報装置101は、アンテナ102と、人感センサ103と、LCD(Liquid Crystal Display)104と、スピーカ112と、警告部105と、警報制御ボックス108とよりなる。
アンテナ102、人感センサ103、LCD104及びスピーカ112は、各ブースのATM109一台毎に当該ATM109の表面に配置する。ただし、人感センサ103を配置する位置は、当該人感センサ103を配置するATM109の正面から約1m程度にいる人間のみを検出できるような位置が好ましい。すなわち、LCD104はエリア内表示部ともいえる。警告部105は、銀行員等のATM管理者のみが確認できるような場所に設置する。
警報制御ボックス108は、例えばブース111の屋根の上等の安定した場所に配置する。警報制御ボックス108には、所定の回路及び所定の処理を実行するためのマイコン等が入っている。これらの回路及びマイコンは、アンテナ102及び人感センサ103から入力される信号に基づいて、LCD104、スピーカ112及び警告部105を作動させる制御を行うためのものである。また、警報制御ボックス108の表面には図2にて後述する操作部110が設けられている。なお、警報制御ボックス108の詳細な内部構成については、図2及び図3に基づいて後述する。
図2は、本発明の一実施形態における携帯電話使用検出警報装置101の機能ブロック図である。携帯電話使用検出警報装置101には、各ブースA〜Dに対応する、アンテナ102、人感センサ103、LCD104、スピーカ112及び携帯電話検出回路202がブースと同数、すなわち4組設けられている。これらは、同じものであるので、ブースAに対応する、アンテナ102a、人感センサ103a、LCD104a、スピーカ112a及び携帯電話使用検出回路202aの説明のみ行い、ブースB〜Dに対応する、アンテナ102b〜102b、人感センサ103b〜103d、LCD104b〜104d、スピーカ112b〜112d及び携帯電話使用検出回路202b〜202dの説明は省略する。
アンテナ102aは、所定の空間の電波(電界)を高周波電流に変換するアンテナである。また、人感センサ103aは所定の空間内への人間の侵入の有無を検出する周知のセンサである。これらのアンテナ102a及び人感センサ103aは携帯電話使用検出回路202aと接続されている。そして、アンテナ102aは変換した高周波電流を携帯電話使用検出回路202aへ出力する。また、人感センサ103aは所定の空間への人間の侵入の有無を携帯電話使用検出回路へ出力する。具体的に言うと、人感センサ103aは、所定の空間への人間の侵入があった場合に論理の真を示す“1”を携帯電話使用検出回路へ出力し、侵入がない場合に論理の偽を示す“0”を携帯電話使用検出回路202aへ出力する。
携帯電話検出回路202aは、アンテナ102a及び人感センサ103aからの入力に基づいて、“0”あるいは“1”をマルチプレクサ203を介してマイコン204に出力する回路である。なお、携帯電話検出回路202aの詳細については、図3にて後述する。
マルチプレクサ203は、ブースA〜Dそれぞれに対応する、携帯電話使用検出回路202の中の一つと、マイコン204とを接続する。すなわち、マルチプレクサ203は、各携帯電話使用検出回路202からの出力を独立してマイコン204に入力するためのスイッチである。
マイコン204は、当該マイコン204に接続されるクロック205の周波数に基づいて、マルチプレクサ203を制御する。仮に、クロック205の周波数が10MHzであるとする。その場合、マイコン204はマルチプレクサ203の端子X1と、端子A1〜D1の中のいずれかの端子との接続を1msecの周期で逐一切り換えることとなる。
マイコン204は、警報部105接続されており、さらにスイッチ208を介してブースA〜Dに対応するLCD104及びスピーカ112とも接続されている。また、マイコン204は、キーボード等で構成される操作部110に接続されている。マイコン204は、各携帯電話使用検出回路202からの出力に基づいて、スピーカ209と、LED(Light Emitting Diode)210と、LCD211とよりなる警告部105及びスイッチ208を制御する。
具体的には、マイコン204は、携帯電話使用検出回路202から出力される数値が“1”の場合に、“1”を出力している携帯電話使用検出回路202がいずれのブースに対応したものなのかを判別する(以下、「ブース判定結果」という)。そして、マイコン204は、このブース判別結果に基づいて、スイッチ208の端子X2と、判別したブースに対応する端子(端子A2〜D2のいずれか一つ)を接続し、該当するブースのLCD104に予め記憶しておいたテキストデータ207を表示させると共に、該当するブースのスピーカ112から音声データ206を出力する。
さらに、マイコン204は、ブース判別結果及び音声データ206に基づいて、警告部105を動作させる。すなわち、予め記憶された音声データ206をスピーカ209から出力させ、LED210を点滅させると共に、ブース判定結果を示す文字列を生成し、当該文字列をLCD211に表示させる。このLCD211が、特許請求の範囲に記載のエリア外表示部に相当する。
なお、テキストデータ207は、操作部110であるキーボードに対する従業員の操作に基づいて、従業員の所望するテキストデータを作成できるようになっている。
ところで、図1で前述した警報制御ボックス108は、4つの携帯電話使用検出回路202と、マルチプレクサ203と、マイコン204と、クロック205と、操作部110と、スイッチ208と、テキストデータ207及び音声データ206が記憶された図示しない記憶媒体に相当する。本例はブースに設置されたATM104が4つの例であるため、警報制御ボックス108の中に設ける携帯電話使用検出回路202の数を4つとし、この携帯電話使用検出回路202に接続される、アンテナ102及び人感センサ103の数をそれぞれ4つとした。しかし、ATM104の数が前記の例とは異なる場合、ATM104の数と同じ数の携帯電話検出回路202、アンテナ102及び人感センサ103が必要となる。そのため、警報制御ボックス108は、携帯電話使用検出警報装置101の設置対象とするATM104の数に応じて、携帯電話使用検出回路202、アンテナ102及び人感センサ103の数を変更できるように設計されている。
次に、携帯電話使用検出回路202の詳細について説明する
図3は、携帯電話使用検出回路202のブロック図である。ブースA〜Dそれぞれに対応する携帯電話使用検出回路202a〜202dはすべて同じ構成である。そこで、ブースAに対応する携帯電話使用検出回路202aに関する説明だけ行い、その他のブースB〜Dに対応する携帯電話使用検出回路202b〜202dに関する説明は省略する。
電界強度検出部316は、アンテナ102aに接続されており、当該アンテナ102aで受信した電波に関して所定値以上の電界強度を検出し、その検出結果を示す電界強度検出信号を出力するものである。
電界強度検出部316の電界強度検出回路302は、接続されたアンテナ102aで受信した高周波電流から電界強度を示す電圧を検出する回路である。この電界強度検出回路302は、抵抗R303及び接地されたコンデンサC304を介してコンパレータ305と接続されており、電界強度を示す電圧信号(抵抗R303にかかる電圧V1)をコンパレータ305へ出力する。抵抗R303及びコンデンサC304は積分回路を構成し、変動の多い電界強度を示す電圧信号を平滑化する。
コンパレータ305は、2つの電圧を比較し、どちらが大きいかで出力が切り替わる素子である。コンパレータ305の非反転入力端子(+)に印加される電圧が、コンパレータ305の反転入力端子(−)に印加される電圧よりも大きい場合は“1”を出力し、逆の場合は“0”を出力する。コンパレータ305の非反転入力端子(+)には、電界強度検出回路302が接続されており、電圧V1が印加される。また、コンパレータ305の反転入力端子(−)には、電源電圧と接続された抵抗R306及び接地された抵抗R307が接続されており、これらの抵抗R307及び抵抗R306により所定の基準電圧Viが印加される。すなわち、コンパレータ305は、電圧V1が基準電圧Viよりも大きい場合は“1”をタイムウィンドウ部317に出力し、電圧V1が基準電圧Viよりも小さい場合は“0”をタイムウィンドウ部317に出力する。この出力が電界強度検出信号に該当する。
タイムウィンドウ部317は、電界強度検出部316と接続されており、入力される電界強度検出信号が所定時間以上連続して入力されているか否かを検出し、その検出結果を示す連続出力検出信号を出力するものである。なお、タイムウィンドウ部317が通話時間検出部に相当する。
タイムウィンドウ部317のカウンタ308の入力端子は、コンパレータ305に接続されている。また、カウンタ308のリセット用端子には、コンパレータ305が反転増幅器309を介して接続されている。さらに、カウンタ308には、周期が1secのクロックを出力する1Sクロック310が接続されている。つまり、カウンタ308は、コンパレータ305から入力される数値が“1”の場合には当該信号を1sec毎にカウントし、コンパレータから入力される数値が“0”の場合にはカウンタのリセットを行う。すなわち、カウンタ308は“1”がコンパレータ305から連続して出力される時間(以下、「発信電波継続時間」という)をデジタルコンパレータ311に出力する。
デジタルコンパレータ311は、2つの数値を比較し、どちらが大きいかで出力が切り替わる素子である。デジタルコンパレータ311の第一入力端子に入力される数値がデジタルコンパレータ311の第二入力端子に入力される数値よりも大きい場合は“1”を出力し、逆の場合は“0”を出力する。デジタルコンパレータ311の第一入力端子には、カウンタ308が接続されており、発信電波継続時間が入力される。また、デジタルコンパレータ311の第二入力端子には、基準時間を示す値として「2」が入力される。すなわち、コンパレータは、携帯電話連続使用時間が基準時間(2sec)よりも大きい(長い)場合は“1”をAND回路312に出力し、発信電波継続時間が基準時間よりも小さい(短い)場合は“0”をAND回路312に出力する。このAND回路312への出力が連続出力検出信号に該当する。
AND回路312は、入力される2つの数値の論理積を計算する回路である。AND回路312には、カウンタ308及び人感センサ103aが接続されており、カウンタ308及び前述の人感センサ103aからそれぞれ所定の数値(“0”または“1”)が入力される。すなわち、AND回路312は、カウンタ308及び人感センサ103aから入力されたそれぞれの数値の論理積を計算し、計算した論理積をマルチプレクサ203の端子A1及び端子X1を介して図2に示すマイコン204へ出力する。なお、AND回路312が論理積検出部に相当する。
次に、このような携帯電話使用検出警報装置101をATMが設けられたブースに設置した場合の動作について図4及び図5を参照して説明する。
ブースA付近の所定の領域内における発信電波は、アンテナにより受信される。そして、受信された発信電波は電界強度検出回路302、抵抗R303及びコンデンサC304により電界強度に比例する電圧信号(V1)に変換される。この電圧信号(V1)の一例を図4(a)に示す。
図4(a)は、図3のP313における電圧信号(V1)を示す波形図である。
縦軸は電界強度を示しており、横軸は時間軸となっている。閾値は前述の基準電圧(Vi)である。期間a〜cは、電圧信号V1が基準電圧(Vi)を超えた期間を表す。期間a及び期間bは、トラックの無線や携帯電話によるメールの送受信等の電波をアンテナで受信した期間を想定している。トラックの無線や携帯電話によるメールの送受信による電界強度の上昇は瞬間的であり、期間a及び期間bはそれぞれ1sec及び0.5secである。また、期間cは、携帯電話での通話に起因する発信電波をアンテナで受信した期間を想定している。期間cは、期間a及び期間bよりも長く、5secとなっている。
このような図4(a)に示す電圧信号(V1)がコンパレータ305に入力されたとする。すると、コンパレータ305では、電圧信号(V1)が、コンパレータ305に予め設定された、前述の基準電圧(Vi)と比較される。そして、電圧信号(V1)が基準電圧(Vi)よりも大きい場合、“1”がコンパレータ305から出力される。電圧信号(V1)が基準電圧(Vi)よりも小さい場合、“0”がコンパレータ305から出力される。コンパレータ305から出力される信号は図4(b)のような信号となる。すなわち、コンパレータ305から出力される信号は、期間aの1秒間,bの0.5秒間,cの5秒間において“1”となり、その他の期間において“0”となる。つまり、図3のP314における信号は、図4(b)のようになる。
そして、この図4(b)に示す信号がカウンタ308の入力端子に入力される。それと同時に、図4(b)に示す信号が、反転増幅器309によって論理反転されて、コンパレータ305からカウンタ308のリセット用端子に入力される。さらに、図4(c)に示すクロックが、1Sクロック310からカウンタ308へ入力されている。
そのため、カウンタ308では、入力端子に入力される図4(b)に示す信号を、図4(c)の波形が“1”となるタイミング、すなわち1sec毎にカウントする。そして、図4(b)に示す信号の立ち下がりのタイミングでリセットが行われる。すなわち、コンパレータ305からカウンタ308の入力端子に入力される信号が連続して“1”となる秒数(前述の発信電波継続時間)が、カウンタ308からデジタルコンパレータ311へ出力される。
すると、デジタルコンパレータ311では、発信電波継続時間がデジタルコンパレータ311に予め設定された、前述の基準時間(2sec)と比較される。そして、図4(d)に示すように、発信電波継続時間が基準時間を超えた段階(期間cの始点から3sec後)で“1”がデジタルコンパレータ311から出力され、発信電波継続時間が基準時間を超えなかった場合は“0”がデジタルコンパレータ311から出力される。すなわち、図3のP315における信号は、図4(d)のようになる。そして、この図4(d)に示す信号はAND回路312に入力される。
ところで、図4に示す期間において、人感センサ103aが常にブースA付近の所定の領域に人間の侵入を検知している状態だと仮定する。すなわち、人感センサ103aからAND回路312に出力される信号が図4(e)に示す信号であるとする。このような場合、AND回路312では、人感センサ103aからの信号(“1”)と図4(d)に示すデジタルコンパレータ311から入力される信号の論理積が導出され、導出した論理積を示す信号(以下、「警告制御信号」という)を出力する。なお、警告制御信号を示す波形図を図4(f)に示す。
そして、図4(f)に示すような警報制御信号が、マルチプレクサ203の端子A1及び端子X2を通じてマイコン204に入力される。すると、警報制御信号が“1”である期間(期間d)において、音声データ206がスピーカ209より出力される。また、前述のブース判定結果を示す文字列(ブースAを示す文字列)がLCD211に表示に表示される。また、LED210を点滅させるための制御信号が生成され、LED210に入力される。さらに、スイッチ208の端子A2と、端子X2とを接続するようにスイッチ208を制御するスイッチ制御信号が生成され、スイッチ208に入力される。すると、テキストデータ207がブースAのLCD104aに表示されると共に、音声データ206がブースAのスピーカ112aから出力される。
ブースBの携帯電話使用検出回路202bからマイコン204へ“1”が入力された場合は、LCD211には、ブースBを示す文字列が表示される。そして、スイッチ制御信号はスイッチ208の端子B2と、端子X2とを接続し、LCD104bにテキストデータ207が表示されると共に、スピーカ112bから音声データ206が出力される。
ブースC及びブースDの携帯電話使用検出回路202c,202dから“1”が出力された場合においても、LCD211には、ブースC又はブースDを示す文字列が表示される。そして、スイッチ208が同様に制御され、LCD104c又はLCD104dにテキストデータ207が表示されると共に、スピーカ112c又はスピーカ112dから音声データ206が出力されることはいうまでもない。
以下に応用例について、図5及び図6を参照して説明する。
(1)図5は、他の実施形態に係る携帯電話使用検出警報装置を示す外観図である。
また、図6は、他の実施形態に係る携帯電話使用検出警報装置の機能ブロック図である。なお、本例では、一つのATM本体503に携帯電話使用検出警報装置502を適用してなるATM装置501を例に説明を行う。
ATM装置501は、携帯電話使用検出警報装置502と、周知のATM装置本体部503とよりなる。本例のように携帯電話使用検出警報装置502を適用するATM本体が一台の場合、携帯電話使用検出警報装置502は、図5に示すように、第一の実施形態の携帯電話使用検出警報装置101(図2を参照)からLCD104、マルチプレクサ202及びスイッチ208を除く構成となっている。また、携帯電話使用検出警報装置502には、アンテナ102、人感センサ103及び携帯電話使用検出回路202が、それぞれ一つずつ設けられている。以下、第一の実施形態の携帯電話使用検出警報装置202と共通部分の説明は省略する。
携帯電話使用検出警報装置502のマイコン505は、ATM本体部503のマイコン506と接続されている。マイコン505は、アンテナ102が前述の基準時間以上の発振電波の継続を受信し、さらに人感センサ103のいずれかが所定の領域内への人間の侵入を検出した場合に、携帯電話使用検出回路202から出力される前述の警報制御信号をATM本体部503のマイコン506に出力する。
そして、マイコン506は、警報制御信号に基づいて、表示部の一例であるタッチパネル507に所定の文字または文章等を表示させる。具体例を示すと、マイコン506に入力された警報制御信号が真を示す“1”の場合、マイコン506は「注意!」あるいは「振り込め詐欺の可能性がありますので注意してください!」等の文字または文章をタッチパネル507に表示させる。また、入力された警報制御信号が偽を示す“0”の場合、マイコン506は特に何も行わない。本例での警報制御信号は、ATM本体部503のマイコンを制御するための、いわゆるマイコン制御信号である。
上述した一実施形態では、テキストデータ207(振り込め詐欺を警告する文字又は文章)をブースに設置されたATMに表示するための手段としてLCD104を設けたが、マイコン制御信号により、LCD104の代替としてATM本体部503のタッチパネル507を利用できる。
(2)上述した一実施形態では、複数のATMに携帯電話使用検出警報装置101を適用した。しかし、ATM一台に適応する場合は、他の実施形態の携帯電話使用検出警報装置502と同様に、マルチプレクサ203及びスイッチ208を設けなくても実現できる。
(3)上述した他の実施形態では、一台のATMに携帯電話使用検出警報装置502を適用した。しかし、複数台のATMに適応する際には、一実施形態の携帯電話使用検出警報装置101と同様に、マルチプレクサ203及びスイッチ208を設けてやればよい。そうすれば、複数台のATMのいずれかのマイコンにマイコン制御信号を出力することができるようになる。
(4)上述した他の実施形態において、マイコン制御制御信号を利用してATM本体部503に設けられたスピーカ(図示しない)から振り込め詐欺注意を呼びかける音声を発生させるようにすることもできる。その場合、スピーカ112を携帯電話使用検出警報装置505に設ける必要がなくなるので、携帯電話使用検出警報装置をより安価に製造できるようになる。
(5)上述した実施形態では、携帯制御ボックスと警報部の接続方法について具体的には指定しなかったが、無線接続や有線接続等のいかなる接続方法を用いてもよい。
(6)上述した実施形態では、タイムウィンドウ部317で所定のレベル以上の連続した電波の検出を行っていた。
ところで、電界強度検出部316の後続に、抵抗とコンデンサよりなる積分回路を設けている。この積分回路の定数を適切に設定するか、或はオペアンプを用いたアクティブ型の積分回路を設けることにより、タイムウィンドウ部317の機能を積分回路に兼用させることもできる。つまり、積分定数が十分に大きければ、メール等の短時間の電波の発生に対しては感応せず、通話等の長時間の電波の発生を検出することができる。
(7)上述した実施形態では、マイコン制御信号でATM本体部を制御したが、このマイコン制御信号で例えばインターホン等も制御できる。つまり、ATMの前で携帯電話での通話が行われると、マイコン制御信号により当該インターホンを起動するということができる。具体的な使用例として、このインターホンの接続先をATM管理者がいる場所に設けておけば、ATM管理者がATMの前で携帯電話の通話機能を使用している人に振り込め詐欺注意を呼びかけることができるようになる。そのため、振り込め詐欺の被害者数減少に多大なる効果が期待できる。
以上説明したように、携帯電話使用検出警報装置は、各ブースに設置されたATM毎に当該ATM付近の所定の領域への人間の侵入の有無と、基準時間より長く発信される電波の有無とのAND条件を検出できるようになっている。そして、このAND条件が“有”の場合に、当該AND条件を満たすブースのATMがどれかを特定する。そして、特定したブースのATMを操作しながら携帯電話を使用している人(以下、「被害者らしき人」という)及び従業員に振り込め詐欺発生の可能性を通知するようにした。そのため、被害者らしき人が自身で振り込め詐欺に気づく可能性が高くなるだけでなく、従業員が被害者らしき人に振り込め詐欺注意の呼びかけを容易に行えるようになる。すなわち、振り込み詐欺による被害を効率的に減少させることができる、という効果がある。
さらには、従業員を監視員として常にATMコーナーに配置しておく必要がなくなるので、ATMが設置してある銀行、郵便局、農協及びコンビニの人件費削減及び従業員の無駄時間削減を図ることができる。
また、本発明の携帯電話使用検出警報装置は、ATMに対して所定の情報を提供できるようになっている。そのため、提供された所定の情報をATM自身が処理し、当該ATMのタッチパネル(表示画面)に表示できるようになる。すなわち、ATMのタッチパネルを携帯電話使用検出警報装置のLCDに表示の代替として利用することができる。これにより、携帯電話使用検出警報装置にLCDを設ける必要がなくなるので、携帯電話使用検出警報装置の生産コストを低減することできる、という効果がある。
以上、本発明の実施形態の例について説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含むことはいうまでもない。
本発明の一実施形態に係る携帯電話使用検出警報装置を示す外観図である。 本発明の一実施形態に係る携帯電話使用検出警報装置を示す機能ブロック図である。 携帯電話使用検出回路を示すブロック図である。 携帯電話使用検出回路の各ブロックから出力される信号を示す波形図である。 本発明の他の実施形態に係る形態電話使用検出装置を示す外観図である。 本発明の他の実施形態に係る形態電話使用検出装置を示す機能ブロック図である。
符号の説明
101…携帯電話使用検出警報装置、102…アンテナ、103…人感センサ、104…LCD、105…警告部、108…警報制御ボックス、109…ATM、110…操作部、111…ブース、112…スピーカ、202…携帯電話使用検出回路、203…マルチプレクサ、204…マイコン、205…クロック、206…音声データ、207…テキストデータ、208…スイッチ、209…スピーカ、210…LED、211…LCD、302…電界強度検出回路、R303…抵抗、C304…コンデンサ、305…コンパレータ、R306…抵抗、R307…抵抗、308…カウンタ、309…反転増幅器、310…1Sクロック、311…デジタルコンパレータ、312…AND回路、316…電界強度検出部、317…タイムウィンドウ部、501…ATM装置、502…携帯電話使用検出警報装置、503…ATM本体部、504…警報制御ボックス、505…マイコン、506…マイコン、507…タッチパネル

Claims (7)

  1. 所定のエリア内への人間の侵入を検出して検出信号を出力する人感センサと、
    前記エリア内で携帯電話を使用したき、該携帯電話から発する所定値以上の電界強度を検出して電界強度検出信号を出力する電界強度検出部と、
    前記電界強度検出信号が所定時間以上連続して出力されているか否かを検出し、所定時間以上検出された場合に検出信号を出力する通話時間検出部と、
    前記通話時間検出部からの検出信号と、前記人感センサからの検出信号との論理積である合成検出信号を出力する論理積検出部と、
    前記論理積検出部からの前記合成検出信号に基づいて所定の警告信号を発生する警告部
    備える携帯電話使用検出警報装置。
  2. さらに、前記警告部から前記警告信号が発生されていることを表示する表示部
    を備える請求項1に記載の携帯電話使用検出警報装置。
  3. 前記表示部は、前記所定のエリア内で携帯電話を使用している人に前記警告信号が発生されていることを表示するエリア内表示部と、
    前記所定のエリアの外部にいる第三者に前記警告信号が発生されていることを表示するエリア外表示部と、
    からなる請求項2に記載の携帯電話使用検出警報装置。
  4. さらに、前記論理積検出部から出力される前記合成検出信号を外部装置に供給する制御部を
    備える請求項1〜3のいずれかに記載の携帯電話使用検出警報装置。
  5. 第1から第n(nは2以上の自然数)の複数のエリア内に配置される第1から第nのエリア内表示部と、
    前記第1から第n(nは2以上の自然数)の複数のエリアの外部に配置されるエリア外表示部と、
    前記第1から第nのエリア内で、所定値以上の電界強度を検出して電界強度検出信号を出力する第1から第nの電界強度検出部と、
    前記電界強度検出信号が所定時間以上連続して出力されているか否かを検出し、所定時間以上検出された場合に検出信号を出力する第1から第nの通話時間検出部と、
    前記第1から第nの各エリア内への人間の侵入を検出して検出信号を出力する第1から第nの人感センサと、
    前記通話時間検出部からの検出信号と、前記人感センサからの検出信号との論理積である合成検出信号を出力する第1から第nの論理積検出部と、
    前記第1から第nの各エリアに設けた前記第1から第nの論理積検出部を選択的に接続するマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサと接続され、前記マルチプレクサによる前記第1から第nの論理積検出部の接続状態に基づいて、前記第1から第nの論理積検出部のうちの、いずれかの論理積検出部から出力される合成検出信号が供給されたときに、警告信号を発生する警告部と、
    前記警告部からのに警告信号を、前記第1から第nのエリア内表示部のいずれかに選択的に供給するとともに、前記警告信号を前記エリア外表示部にも供給する制御部と、
    を備える携帯電話使用検出警報装置。
  6. エリア内への人間の侵入を検出して検出信号を出力する人感センサと、
    前記エリア内で携帯電話が使用されたときに、該使用により所定値以上の電界強度を検出して電界強度検出信号を出力する電界強度検出部と、
    前記電界強度検出信号が所定時間以上連続して出力されているか否かを検出し、所定時間以上検出された場合に検出信号を出力する通話時間検出部と、
    前記通話時間検出部からの検出信号と、前記人感センサからの検出信号の論理積である合成検出信号を出力する論理積検出部と、
    前記論理積検出部からの前記合成検出信号に基づいて所定の警告信号を発生する警告部と
    を備えるATM装置。
  7. さらに、前記警告部から前記警告信号が発生されていることを表示する表示部を
    備える請求項6に記載のATM装置。
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