JP4474269B2 - 選挙ポスター掲示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、公職選挙に使用される立候補者ポスターなどの選挙ポスターを貼るための選挙ポスター掲示装置に関する。
この種の掲示装置は、例えば特許文献1に記載されているように、ポスター貼付用区画枠線、掲示番号及び所要事項を表示したポスター掲示板と、上下支持材、その中間の補強材及びこれらをつなぐ縦連結材からなる掲示板保持枠とからなり、掲示板保持枠は、上下支持材及びその中間の補強材に複数の縦連結材を架け渡し、ボルト・ナットで固定することにより形成されるもので、この掲示板保持枠の表面側にポスター掲示板を配置して、上支持材の下向き係止片と下支持材の上向き係止片とでもってポスター掲示板の上下縁部を夫々保持するようになっている。
特開2002−149099号公報
特許文献1に記載された選挙ポスター掲示装置では、掲示板保持枠を組み立てるのに、上下支持材及び中間補強材の上に複数の縦連結材を重ね合わせて、その重合部をボルト・ナットで固定するようにしているため、上下支持材及び中間補強材と縦連結材との直角度を出したり、それらを位置決めするのに手間がかかり、また組み立てた掲示板保持枠の剛性が十分でなく、枠部材が変形し易く、特に強風時等には掲示板保持枠がガタツキを生じるという問題がある。
本発明は、上記の課題に鑑み、掲示板保持枠を組み立てるにあたり、保持枠を形成する縦枠と横枠との直角度を容易に確保でき、位置決めも簡単となって、組立作業が容易に行え、堅固で剛性構造の掲示板保持枠を有する選挙ポスター掲示装置を提供することを目的とする。また本発明の他の目的は、掲示板保持枠を所要場所に簡単容易に設置できる選挙ポスター掲示装置を提供することにある。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、ポスター貼付用区画枠線イ、掲示番号ロなどを表示したポスター掲示板1と、上下横枠3,4、左右縦枠5,6、中間横枠7及び中間縦枠8を枠組みすることによって、その表面側に配置した前記ポスター掲示板1の周縁部を保持するように形成した掲示板保持枠2と、からなる選挙ポスター掲示装置であって、掲示板保持枠2を形成する上下横枠3,4及び中間横枠7の各横枠と中間縦枠8との組み付け部は、組み付ける縦横の枠どうしを直角に位置規制するための嵌合用切欠溝18及び又は14を介して互いに嵌合させた状態でネジ部材21により連結してなり、上下横枠3,4及び中間横枠7は夫々裏面側にリップ9付き溝部10を全長に形成した溝形材からなるもので、上横枠3は表面側上縁部に掲示板上縁部保持溝11を有し、下横枠4は表面側下縁部に掲示板下縁部保持溝13を有し、左右各縦枠5,6は、上下横枠3,4及び中間横枠7の夫々端面を塞ぐ端板部cと、上下横枠3,4及び中間横枠7の裏面側に臨む幅広側板部aと、それらの表面側に臨む幅狭側板部bとを形成した断面略L字状型材からなるもので、幅広側板部aから挿通したボルト16を、上下横枠3,4及び中間横枠7のリップ9付き溝部10に長手方向スライド自在で回転不能に挿入したナット17に螺合することにより、上下横枠3,4及び中間横枠7に連結してなることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の選挙ポスター掲示装置において、掲示板保持枠2の表面側にポスター掲示板1を配置してその周縁部を保持した状態で、ポスター掲示板1の表面側所定位置からポスター掲示板1を貫通して中間縦枠8側及び又は中間横枠7側に設けたナット20にビス22をねじ込んでポスター掲示板1を中間縦枠8及び中間横枠7に押し付けて固定するようにしたことを特徴とする。
請求項は、請求項1又は2に記載の選挙ポスター掲示装置において、上下各横枠3,4の裏面側に複数個のパイプクランプ25を配置して、各パイプクランプ25のクランプ本体26を、当該クランプ本体26から各横枠3,4のリップ9付き溝部10に長手方向スライド自在で回転不能に挿入したナット30にボルト31を螺合することにより取付け固定してなることを特徴とする。
請求項は、請求項1〜3の何れかに記載の選挙ポスター掲示装置において、上下横枠3,4及び中間横枠7の夫々リップ9付き溝部10には、当該溝部10内にナット17,30を挿入するためのナット挿入口15を設けてなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、上下横枠3,4及び中間横枠7の各横枠と中間縦枠8との組み付け部が、組み付ける縦横の枠どうしを直角に位置規制する嵌合用切欠溝18及び又は14を介して互いに嵌合させた状態でネジ部材21にて連結するようにしているから、各横枠3,4,7と各縦枠8との直角度が容易に確保されると共に、上下横枠3,4及び中間横枠7と中間縦枠8との位置決めが簡単となり、これら横枠3,4,7と縦枠8との格子状組み付け作業を的確にして容易に行うことができる。また縦横の枠どうしを嵌合用切欠溝18及び又は14を介して互いに嵌合させるようにすることによって、掲示板保持枠2を堅固で剛性構造にすることが可能となる。さらに、上下横枠3,4の掲示板上縁部保持溝11及び掲示板下縁部保持溝13によってポスター掲示板1の上下縁部を的確に保持できて掲示板1のガタツキを防止できると共に、断面略L字状型材からなる左右縦枠5,6を上下横枠3,4及び中間横枠7に連結することによって掲示板保持枠2を一層堅固な剛性構造とすることができ、また左右縦枠5,6の取り付けるにあたり、幅広側板部aから挿通したボルト16を上下横枠3,4及び中間横枠7のリップ9付き溝部10に挿入したナット17に螺合するようにしているから、上下横枠3,4及び中間横枠7に対する各縦枠5,6の連結位置を横枠長手方向に調整することが可能となる。
請求項2に係る発明によれば、ポスター掲示板1を貫通して中間縦枠8側及び又は中間横枠7側に設けたナット20にビス22をねじ込んでポスター掲示板1を中間縦枠8及び中間横枠7に押し付けて固定することにより、ポスター掲示板1を掲示板保持枠2に確実に固定できるから、強風等によってポスター掲示板1がガタついたり、ポスター掲示板1が掲示板保持枠2から離脱するようなおそれがない。
請求項に係る発明によれば、パイプクランプ25によって掲示板保持枠2を鋼管製支柱Pに対し簡単容易に固定でき、またパイプクランプ25は掲示板保持枠2の上下各横枠3,4に長手方向移動可能に取り付けてあるため、設置された支柱Pの位置に合わせてパイプクランプ25を位置変更することにより、掲示板保持枠2を支柱Pに的確に固定できる。
請求項に係る発明によれば、上下横枠3,4及び中間横枠7の夫々リップ9付き溝部10にナット挿入口15を設けることにより、上下横枠3,4及び中間横枠7に左右縦枠5,6を取り付けた後でも、各横枠3,4,7の溝部10にナット17,30を挿入できるから、掲示板保持枠2の組立作業及びパイプクランプ25の取付作業を容易となる。
以下に本発明の好適実施形態を図面に基づいて説明すると、図1は本発明に係る選挙ポスター掲示装置の掲示板保持枠2をその表側から見た正面図、図2は同掲示板保持枠2をその裏面側から見た背面図、図3は図1の一部拡大図、図4は図2の一部拡大図である。これらの図面及び他の図面を参照して分かるように、本発明の選挙ポスター掲示装置は、ポスター掲示板1と掲示板保持枠2とからなるもので、掲示板保持枠2は、上下横枠3,4、左右縦枠5,6、中間横枠7及び中間縦枠8を枠組みすることによって形成される。ポスター掲示板1は、図11〜図13に示すように、アルミニウム板又はペットボトル再生板からなり、その表面にポスター貼付用区画枠線イ、貼付番号ロ、及び所要事項ハが表示されたもので、掲示板保持枠2の表面側に配置されて、掲示板1の周縁部が保持されるようになっている。
掲示板保持枠2の上下横枠3,4及び中間横枠7は、図5に示すように、夫々裏面側にリップ9付き溝部10を全長に形成したアルミ押出の溝形材からなる。上横枠3は、図5の(a) 及び(d) に示すように、表面側の上縁部にポスター掲示板1の上縁部を保持する断面下向きL字状の掲示板上縁部保持溝11を有し、下横枠4は、図5の(b) 及び(e) に示すように、表面側の下縁部にポスター掲示板1の下縁部を保持する断面上向きL字状の掲示板下縁部保持溝13を有する。中間横枠7は、図6に示すように、裏面側にリップ9付き溝部10を全長に形成したアルミ押出の溝形材からなる。
そして、上下横枠3,4及び中間横枠7には夫々裏面側のリップ9付き溝部10の所定箇所に、図4、図6の(b) 及び図10の(b) に示すように、中間縦枠8を組み付ける際にそれらの枠どうしを直角に位置規制するための嵌合用切欠溝14が、溝部10の長手方向と直交する方向に切欠形成されている。また、図4〜図6に示すように、上下横枠3,4及び中間横枠7には夫々一端部に、リップ9付き溝部10内にナット17を挿入するためのナット挿入口15が設けられている。
また、図7,図8及び図11に示すように、左右各縦枠5,6は、上横枠3、下横枠4及び中間横枠7の夫々の端面を塞ぐ端板部cと、上横枠3、下横枠4及び中間横枠7の夫々裏面側に臨む幅広側板部と、それらの表面側に臨む幅狭側板部とを形成したアルミ押出の断面略L字状型材からなるもので、図11から分かるように、上下横枠3,4及び中間横枠7の夫々の端部に被嵌して、幅広側板部aから挿通したボルト16を、上下横枠3,4及び中間横枠7のリップ9付き溝部10に長手方向スライド自在で回転不能に予め挿入したナット17に螺合することにより、上下横枠3,4及び中間横枠7の端部どうしを一体的に連結するようになっている。
また、図7の(b) 、図9及び図10の(a) ,(b) に示すように、中間縦枠8は、アルミ押出の角筒状型材からなるもので、上下横枠3,4及び中間横枠7との組み付け部である両端部及びその中間部には、前記した上下横枠3,4及び中間横枠7の嵌合用切欠溝14に嵌合すると共にリップ9付き溝部10の両側壁部に嵌合する夫々一対の嵌合用切欠溝18,18が、中間縦枠8の長手方向と直交する方向に切欠形成されている。
そして各中間縦枠8には各一対の嵌合用切欠溝18,18間に、中間縦枠固定用のナット19が、中間縦枠8の表側に開口するようにカシメ加工によって一体的に取り付け固定されており、このナット19には中間縦枠固定用のビス21がねじ込まれることになる。また中間縦枠8には、図14の(b) に示すように、端部側嵌合用切欠溝18,18対と中間部側嵌合用切欠溝18,18対との間に、ポスター掲示板固定用のナット20が、上記ナット19と同様に中間縦枠8の表側に開口するようにカシメ加工により一体的に取り付け固定されており、このナット20にはポスター掲示板固定用のビス22がねじ込まれるようになっている。このポスター掲示板固定用ナット20は、中間横枠7にも設けられていて、図14の(c) に示すように、中間横枠7の表側に開口するようにカシメ加工により一体的に取り付け固定されている。
図2に概略示すように、掲示板保持枠2の上下各横枠3,4にはその裏面の左右両端側にパイプクランプ25が取り付けられている。各パイプクランプ25は、周知構造のもので、図15の(a) ,(b) に示すように、クランプ本体26と、このクランプ本体26の一端部に枢着され、クランプ本体26と共に鋼管製支柱P(図16参照)を抱持する可動腕27と、クランプ本体26の他端部に枢着され、可動腕27の遊端部に係止される締付用ボルト28及びこれに螺合されたナット29とによって構成され、クランプ本体26は、このクランプ本体26の底壁部に設けたボルト挿通孔26aから各横枠3,4のリップ9付き溝部10に長手方向スライド自在で回転不能に挿入したナット30にクランプ本体固定用ボルト31を螺合することによって、各横枠3,4にその長手方向に沿って取付位置変更自在に取付け固定されている。
以上、掲示板保持枠2を枠組み構成する上下横枠3,4、左右縦枠5,6、中間横枠7及び中間縦枠8を枠組みする構造について説明したが、次に、これら上下横枠3,4及び中間横枠7を組み付けて、図1及び図2に示すような掲示板保持枠2を組み立てるには、中間縦枠8を左右方向に所定間隔おきに並べ、これら中間縦枠8の表側に上下横枠3,4及び中間横枠7を配して、各横枠3,4,7と中間縦枠8とを格子状に組み付け、この組み付けにあたっては、図10の(a) ,(b) に示すように夫々の嵌合用切欠溝14,18を介して各横枠3,4,7と中間縦枠8とを互いに嵌合させる。
しかして、図9の(a) ,(b) に示すように、各横枠3,4,7の所定位置に設けてある皿ビス孔33(横枠3,4,7の夫々両端部にはボルト貫通孔23が設けてある)から、各中間縦枠8内に取り付けられた中間縦枠固定用のナット19に、ネジ部材としての中間縦枠固定用ビス21をねじ込んで締め付けることにより、上下横枠3,4及び中間横枠7と複数本の中間縦枠8とを互いに直角に連結固定する。
この場合、上下各横枠3,4及び各中間横枠7と各中間縦枠8との組み付け部は、図9及び図10によって説明したように、組み付けられる横枠3,4,7と縦枠8とを互いに直角に位置規制するための嵌合用切欠溝14,18を介して、互いに嵌合させた状態で、ビス21(ネジ部材)により連結するようにしているから、各横枠3,4,7と各縦枠8との直角度が容易に確保されると共に、上下横枠3,4及び中間横枠7と中間縦枠8との位置決めが簡単となり、これら横枠3,4,7と縦枠8との格子状組み付け作業を的確にして簡単容易に行うことができる。
上記のようにして上下横枠3,4及び中間横枠7と中間縦枠8とを格子状に組み付けて互いに直角に一体的に連結固定した後、左右の縦枠5,6を上下横枠3,4及び中間横枠7の両端部に夫々被嵌し、しかしてボルト16をワッシャー34に通して(図11の(c)
参照)、各縦枠5,6の幅広側板部aの端部に設けてあるボルト挿通孔24(図7参照))から、上下横枠3,4及び中間横枠7の夫々リップ9付き溝部10に長手方向スライド自在で回転不能に予め挿入したナット17に螺合して締め付けることにより、上下横枠3,4及び中間横枠7の端部どうしを左右縦枠5,6で一体的に連結し、これによって極めて堅固で剛性構造の掲示板保持枠2を組み立て形成することができる。この場合、左右両方の縦枠5,6とも取り付けてしまうと、掲示板保持枠2にポスター掲示板1を挿入することができず、また各ボルト16を最後まで締め込んでしまうと、ボルト16の先端部が各横枠3,4,7の両端部に設けてあるボルト貫通孔23(図5の(a) 〜(c) 及び図11の(c) 参照)を貫通してポスター掲示板1の挿入路を塞ぐことになる(図11(c) 参照)ため、左右両方の縦枠5,6のうち片方だけ、例えば左側縦枠5だけを取り付けておき、しかもそのボルト16は各横枠3,4,7のボルト貫通孔23を貫通しない程度に締め付けておく。尚、各横枠3,4,7の両端部に設けてあるボルト貫通孔23は、後述するように、左右縦枠5,6を取り付けるボルト16を締め込んだ時にそのボルト16の先端部を貫通させてポスター掲示板1を掲示板保持枠2に押し付け固定するための孔である。
しかして、図12に示すように、右側の縦枠6が取り付けられていない掲示板保持枠2に対し、その表面側の右端部からポスター掲示板1を差し込んで手で押しながらスライドさせて挿入し終えた後、右側縦枠6を取り付け、ポスター掲示板1を図13に示すような状態とする。これによって、ポスター掲示板1の上縁部及び下縁部は、図14の(a) に示すように、上横枠3の掲示板上縁部保持溝11及び下横枠4の掲示板上縁部保持溝13によって離脱不能に保持され、またポスター掲示板1の左右各縁部は、図11の(b) から分かるように左右各縦枠5,6の幅狭側板部bによって離脱不能に保持される。
尚、ポスター掲示板1を掲示板保持枠2に取り付けるには、ポスター掲示板1がアルミニウム板からなる場合は、上記のようにポスター掲示板1を掲示板保持枠2の一端側から差し込めばよいし、ポスター掲示板1がペットボトル再生板からなる場合には、ポスター掲示板1の上下方向中央部を外側へ略々くの字状に湾曲させた状態でその上下縁部を上下横枠3,4の保持溝11,13に挿入させて嵌合保持させることができる。
こうして掲示板保持枠2の表面側にポスター掲示板1を嵌め込んでその周縁部を上下横枠3,4及び左右縦枠5,6により保持した状態で、ポスター掲示板1の表面側所定位置に設けた皿ビス孔32(図14の(b) ,(c) 参照)から中間縦枠8側及び中間横枠7側に取り付けてあるナット20にポスター掲示板固定用ビス22をねじ込んで、ポスター掲示板1を中間縦枠8及び中間横枠7に押し付けることにより、ポスター掲示板1を掲示板保持枠2に対し固定することができる。そしてまた、図示は省略するが、左右縦枠5,6を上下横枠3,4及び中間横枠7に固定するための各ボルト16を、その先端部が各横枠3,4,7のボルト貫通孔23を貫通するように十分締め込むことにより、このボルト16の先端部でポスター掲示板1の周辺部を横枠3,4,7及び左右縦枠5,6に押し付けて固定することができる。これによって、ポスター掲示板1の全体が掲示板保持枠2に的確に固定される。尚、上記ポスター掲示板固定用ビス22をねじ込むのは、中間縦枠8側のナット20の数箇所のみでもよいし、あるいは中間横枠7側のナット20の数箇所のみでもよい。
上記のようにして掲示板保持枠2に嵌め込んだポスター掲示板1の複数箇所をポスター掲示板固定用ビス22で掲示板保持枠2に固定した後、図16に示すように、選挙ポスター掲示装置の設置場所に立設された鋼管製支柱P,Pに対しパイプクランプ25によって掲示板保持枠2を固定する。この場合、パイプクランプ25は、図15によって説明したように、掲示板保持枠2の上下各横枠3,4に長手方向移動可能に取り付けてあるから、設置された支柱Pの位置に合わせてパイプクランプ25を位置変更することにより、掲示板保持枠2を支柱Pに的確に固定することができる。
上記のようにして設置した選挙ポスター掲示装置を所定期間使用した後、撤去する時には、ポスター掲示板固定用ビス22を抜いてから左右何れかの縦枠5又は6を取り外し、ポスター掲示板1を掲示板保持枠2から引き出せばよく、しかして掲示板保持枠2は再使用することができる。
上述した実施形態では、嵌合用切欠溝を中間横枠7と上下及び中間の横枠3,4,7の何れにも形成しているが、この嵌合用切欠溝は、中間横枠7のみに設けてもよいし、又は横枠3,4,7のみに設けてもよい。但し、この実施形態のように、中間横枠7と上下及び中間の横枠3,4,7の何れにも嵌合用切欠溝を形成すれば、その片方のみ形成した場合よりも、上下横枠3,4及び中間横枠7と中間縦枠8との位置決めが容易となる。
本発明に係る選挙ポスター掲示装置の掲示板保持枠をその表側から見た正面図である。 同掲示板保持枠をその裏面側から見た背面図である。 図1の一部拡大図である。 図2の一部拡大図である。 (a) は掲示板保持枠の上横枠を表側から見た正面図、(b) は下横枠を表側から見た正面図、(c) は上下横枠を裏側から見た背面図、(d) は上横枠の端面図、(e) は下横枠の端面図である。 (a) は中間横枠を表側から見た正面図、(b) は同中間横枠を裏側から見た背面図、(c) は同中間横枠の端面図である。 (a) は左縦枠を裏側から見た背面図、(b) は中間縦枠を表側から見た正面図、(c) は右縦枠を裏側から見た背面図、(d) は左縦枠の端面図、(e) は中間縦枠の端面図、(f) は右縦枠の端面図である。 掲示板保持枠の組み立て要領を示す説明図である。 (a) は上下横枠及び中間横枠と中間縦枠との組み付け要領を示すもので、図8のV−V線に沿って断面したような一部断面説明図、(b) はその組み付けを終えた状態の一部断面説明図である。 (a) は中間縦枠に嵌合用切欠溝を切欠形成した状態を示す斜視図、(b) は嵌合用切欠溝を介して上下横枠及び中間横枠と中間縦枠とを組み付ける要領を示す説明斜視図である。 (a) は図4のZ−Z線断面図であり、上下横枠及び中間横枠と縦枠との組み付け状態を示し、(b) は上下横枠及び中間横枠に組付けられた縦枠の断面図、(c) は(a) の一部拡大図で、縦枠の幅広側板部からボルトを横枠のリップ付き溝部内のナットに螺合しようとする状態を説明している。 掲示板保持枠にポスター掲示板を嵌め込んでいる状態の正面図である。 掲示板保持枠にポスター掲示板を嵌め込み終えた状態の正面図である。 (a) は図13のW−W線断面図、(b) は図13のX−X線断面図、(c) は図13のZ−Z線断面図である。 (a) は掲示板保持枠の横枠にパイプクランプを取り付けた状態を示す斜視図、(b) は同取付状態の正面図である。 パイプクランプによって掲示板保持枠を支柱に固定した状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 ポスター掲示板
2 掲示板保持枠
3 上横枠
4 下横枠
5,6 左右縦枠
7 中間横枠
8 中間縦枠
10 リップ付き溝部
11 掲示板上縁部保持溝
13 掲示板下縁部保持溝
14,18 嵌合用切欠溝
15 ナット挿入口
23 ボルト貫通孔
25 パイプクランプ

Claims (4)

  1. ポスター貼付用区画枠線、掲示番号などを表示したポスター掲示板と、上下横枠、左右縦枠、中間横枠及び中間縦枠を枠組みすることによって、その表面側に配置した前記ポスター掲示板の周縁部を保持するように形成した掲示板保持枠と、からなる選挙ポスター掲示装置であって、
    掲示板保持枠を形成する上下横枠及び中間横枠の各横枠と中間縦枠との組み付け部は、組み付ける縦横の枠どうしを直角に位置規制するための嵌合用切欠溝を介して互いに嵌合させた状態でネジ部材により連結してなり、
    上下横枠及び中間横枠は夫々裏面側にリップ付き溝部を全長に形成した溝形材からなるもので、上横枠は表面側上縁部に掲示板上縁部保持溝を有し、下横枠は表面側下縁部に掲示板下縁部保持溝を有し、左右各縦枠は、上下横枠及び中間横枠の夫々端面を塞ぐ端板部と、上下横枠及び中間横枠の裏面側に臨む幅広側板部と、それらの表面側に臨む幅狭側板部とを形成した断面略L字状型材からなるもので、幅広側板部から挿通したボルトを、上下横枠及び中間横枠のリップ付き溝部に長手方向スライド自在で回転不能に挿入したナットに螺合することにより、上下横枠及び中間横枠に連結してなることを特徴とする選挙ポスター掲示装置。
  2. 掲示板保持枠の表面側にポスター掲示板を配置してその周縁部を保持した状態で、ポスター掲示板の表面側所定位置からポスター掲示板を貫通して中間縦枠側又は中間横枠側に設けたナットにビスをねじ込んでポスター掲示板を中間縦枠及び又は中間横枠に押し付けて固定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の選挙ポスター掲示装置。
  3. 上下各横枠の裏面側に複数個のパイプクランプを配置して、各パイプクランプのクランプ本体を、当該クランプ本体から各横枠のリップ付き溝部に長手方向スライド自在で回転不能に挿入したナットにボルトを螺合することにより取付け固定してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の選挙ポスター掲示装置。
  4. 上下横枠及び中間横枠の夫々リップ付き溝部には、当該溝部内にナットを挿入するためのナット挿入口を設けてなることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の選挙ポスター掲示装置。
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