JP4474185B2 - 駆動伝達手段及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動伝達手段及びこれを備えた画像形成装置に関する。
カラーの複写機,プリンタ等の画像形成装置においては、現像剤を収容する収容器が複数個配設されている。最も一般的なカラーの画像形成装置では、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの4色の現像剤を備えているものが多い。
小型のカラープリンタでは現像剤消費量もそれほど多くなく、また白黒の画像形成装置では1色の現像剤のみを補給すればよい。このため画像形成装置本体(以下単に「装置本体」という。)の大きさを小型化するため現像剤収容器は装置本体内部に内蔵されているものが多い。特許文献1には、複数個の現像剤補給手段を現像器から離れた位置に配設して、その位置から現像剤を現像器へ補給する現像剤補給手段を備えた画像形成装置が開示されている。この特許文献1では、現像剤収容器は装置本体内に配設されていて、装置本体の正面方向に着脱可能な構成となっている。
これに対し、大型・高速・大量印刷可能な画像形成装置では、現像剤の消費量も多く、装置本体に大量の現像剤を蓄える必要がある。そこで、スペース的に有利で、また現像剤の補給も効率よく行うために、現像剤収容器を、アクセスしやすい装置本体外部に設けているものがある。このように装置本体外部に現像剤収容器が設置された画像形成装置では、現像剤収容器を装置本体上部に配置するのが好ましい。これは、通常、現像器は装置本体内部に配置されるが、現像剤収容器を現像器の真上に配置すれば、現像剤をその自重落下によって現像器に供給できるため、駆動手段が不要で効率が良いためである。
現像剤収容器を現像器の真上に配置できない場合は、現像器まで現像剤を搬送する現像剤搬送路を必要とするが、この場合も現像剤収容器を現像剤搬送路の真上に配置すれば同様に現像剤を自重落下で効率良く供給することができる。また、現像剤の補給・交換についても装置本体上部に現像剤収容器を配置すれば、ユーザは立ち姿勢で目視しやすい目の前で交換が可能なためこのような配置が好ましい。
前述したような大型・高速・大量印刷可能なプリンタでは、その耐久枚数・時間も長いため、装置本体のメンテナンス、特に各部の清掃、定期的な部品交換が必要になるケースが多くなる。前述したような大容量の現像剤収容器を装置本体の上部に配置した場合、装置本体のメンテナンスを行う際、各部品への装置本体上方からのアクセス性が非常に悪くなる。このため特許文献2には、現像剤収容器をスライドレール等で支持し、メンテナンス時には現像剤収容器をスライドレールにより装置本体上部から退避させてメンテナンスを行うものが開示されている。通常スライドレールはほぼ水平に設置されるため、現像剤収容装置もほぼ水平に移動することとなる。
現像剤収容器と現像剤搬送路には現像剤を搬送するため、通常、スクリュー等の搬送部材が用いられる。これらスクリューはモータ等からギヤ列等を介して駆動される。現像剤収容器と現像剤搬送路のスクリューは、同期して駆動させる必要がある。このため各スクリューの軸端部にギヤ等を用い互いに噛み合わせることで、一方のスクリューにモータからの駆動を入力し、他方のスクリューを駆動させる方法が最もシンプルである。
特開平11−249405号公報 特開2000−242072号公報
上述のカラーの画像形成装置では複数の現像剤収容器を備えているが、メンテナンスを行う際、複数の現像剤収容器を一体的に移動させることがメンテナンス性の観点から好ましい。また、現像剤収容器及びこれに組み付けられる各部品(搬送スクリューや攪拌部材)は、量産性の観点からすべて共通のものを用いて製品のコストを押さえることが行われる。この場合、現像剤収容器等はすべて同一の形状・大きさであるため、現像剤収容器を装置本体上部に横方向に並列で配置すると、現像剤収容器から現像剤を下方へ排出する排出口は、現像剤収容器のスライド方向に同一ライン上に並んでしまう。
このとき、メンテナンス等で現像剤収容器をスライド移動すると、スライド開始上流側に位置する現像剤収容器の現像剤搬送スクリューに配置されたギヤは、スライド方向下流側に位置する現像剤搬送路のスクリューに配置されたギヤと接触するおそれがあり、ギヤの損傷等が発生するおそれがある。
本発明は、装置本体に対して移動体を移動させた際に、第1のギヤが第2のギヤに当接することを防止することができる駆動伝達手段、及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、装置本体と前記装置本体に対し移動可能に支持された移動体との間に、それぞれ前記移動体の移動方向に並べて配置された複数の動力伝達機構を有する駆動伝達手段において、前記複数の動力伝達機構は、それぞれ、前記移動体側に配設された第1のギヤと、前記装置本体側に配設されるとともに前記移動体がホームポジションに配置されたときに前記第1のギヤに噛合する第2のギヤと、前記第1のギヤと同軸に配置された第1のローラと、前記第2のギヤと同軸に配置され、前記移動体がホームポジションに配置されたときに前記第1のローラとそれぞれ当接することにより、前記第1のギヤと前記第2のギヤとの軸間距離を規制する第2のローラと、前記第2のギヤ及び前記第2のローラを、前記装置本体に対して前記第1のギヤ及び前記第1のローラに接離可能に支持する支持部材と、前記支持部材を、前記第2のギヤが前記第1のギヤに近づく方向に付勢する付勢手段と、を有し、前記複数の動力伝達機構のそれぞれの第1のローラは、前記移動体のホームポジションからの移動方向下流に配設されるものほど直径が小さく、前記複数の動力伝達機構のそれぞれの第2のローラは、前記移動体のホームポジションからの移動方向下流に配設されるものほど直径が大きく、前記移動体が前記装置本体に対し移動する際に、前記第1のローラが、前記移動体がホームポジションに位置した状態で係合する第2のローラよりも直径が大きい別の第2のローラと当接することにより、前記別の第2のローラと同軸の第2のギヤを、前記付勢手段の付勢力に抗して、前記第1のローラと同軸の第1のギヤから退避させ、前記第1のギヤと前記第2のギヤとの干渉を防止する、ことを特徴とする。
本発明によると、移動体を移動させた際に、第1のギヤが第2のギヤに当接することを防止することができるので、駆動機構が損傷することを防止することができる。また装置本体に対して移動体を移動させることにより、装置本体に対するメンテナンス性を向上させることができる。また移動体や動力伝達機構の構成部材の共通化を促進することができる。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において同じ符号を付したものは、同様の構成あるいは同様の作用をなすものであり、これらについての重複説明は適宜省略した。
<実施の形態1>
図1に、本発明を適用することができる画像形成装置(カラープリンタ)の前側(正面側:操作時にユーザが立つ方の側)から見た縦断面図を示す。なお、以下の説明では、同図中の右側を「画像形成装置本体(装置本体)Aの右側」、また同図中の左側を「画像形成装置本体(装置本体)Aの左側」とする。
パーソナルコンピュータ等から送られる画像情報は、画像処理部(不図示)で電気信号に変換され、レーザスキャナに伝送される。本実施の形態のカラープリンタでは、レーザスキャナは4個設置されており、同図の左側からイエロー(Y)用のレーザスキャナ51、マゼンタ(M)用のレーザスキャナ52、シアン(C)用のレーザスキャナ53、ブラック(K)用のレーザスキャナ54となっている。画像書き込み系の動作はイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックについてすべて同じであるため、動作の説明をイエローの場合を例に行う。
レーザスキャナ51は、画像情報に対応するレーザ光を発生する。このレーザ光は、画像信号書き込み光学系(不図示)により走査され、折り返しミラー55によりイエロー(Y)用の感光ドラム60方向へ折り返され、一様帯電後の感光ドラム60上に結像して静電潜像を形成する。この静電潜像は現像器61によりトナー像として現像される。
現像器61により現像された感光ドラム60上のトナー像は、一次転写ローラ62により中間転写ベルト40へ転写(一次転写)される。中間転写ベルト40は、テンションローラ42、駆動ローラ41、二次転写対向ローラ43の3本のローラに掛け渡されており、同図中の矢印R40方向へ回転する。同様にマゼンタ,シアン,ブラックの各現像器により現像された各感光ドラム上のトナー像も、中間転写ベルト40上へ順次に転写される。こうして中間転写ベルト40で4色のトナー像が重ね合わされる。
次に、記録材S(例えば、紙、透明フィルム)は給紙カセット1にセットされて、装置本体A内に収納されている。給紙カセット1が装置本体A内にセットされると、リフタモータ(不図示)により給紙カセット1内のリフタ4が上昇し、これに伴い記録材Sの紙面も上昇して給紙可能状態になる。記録材Sは給紙ローラ2の回転により移動を開始し、分離ローラ対3により1枚ずつ分離され、搬送ローラ列5を経てレジストローラ30へと搬送される。レジストローラ30により斜行を補正された記録材Sは二次転写部へと搬送される。
上述の、中間転写ベルト40上で重ねあわされた4色のトナー像は、二次転写対向ローラ43、二次転写ローラ44により記録材S上に一括で転写(二次転写)される。トナー像が転写された記録材Sは、分離帯電器(不図示)により中間転写ベルト40から剥がされる。そして、記録材Sは、搬送部7を経由して定着器8により、表面にトナー像が定着される。トナー像定着後の記録材Sは、排紙ローラ列9により装置本体A外部の排紙トレイ10上に排出される。これにより、1枚の記録材Sの片面に対する4色フルカラーのトナー像が形成されて、プリント(画像形成)動作が終了する。
次に現像剤収容部100について詳細に説明する。
図2は本発明における現像剤収容部100の正面図、図3は現像剤収容部100の斜視図である。図4,図5はイエローの現像剤収容器110のみを示した図である。なお、内部の構造が分かるように現像剤排出口113、及び現像剤搬送パイプ152の一部を破断してある。
現像剤収容部100は、図1に示すように、装置本体Aの上部(上面)に配設されている。同図において、符号110はイエローの現像剤収容器、符号120はマゼンタの現像剤収容器、符号130はシアンの現像剤収容器、符号140はブラックの現像剤収容器をそれぞれ示している。現像剤収容部100は、収容器台(移動ベース)101上に各現像剤収容器110,120,130,140を載せて一体的に構成されている。図2に示すように、装置本体Aの前側の側面の上部及び後側の側面(不図示)の上部には、左右方向に向けてスライドレール102が敷設されている。一方、現像剤収容部100は、収容器台101と一体のガイド部材103を有している。このガイド部材103は、前後方向に縦断面(スライド方向に直交する方向の縦断面)がコ字状に形成されていて、左右方向に長く形成されている。現像剤収容部100は、このガイド部材103を上述のガイドレール102に係合させることで、全体が一体となって左右方向にスライドできるようになっている。なお、図3はホームポジション(左方の移動限度)に配置された状態を図示している。したがって、同図を基準とすれば、現像剤収容部100全体は、右方にスライドするようになっている。また、現像剤収容部100の右方に移動限度はストッパ(不図示)によって規制されるようになっている。
次に、各現像剤収容器110,120,130,140の内部について説明する。図4,図5に示すように、現像剤収容器110の内部には、現像剤を攪拌するための攪拌部材111、現像剤を装置本体Aの前側(図4の矢印K111方向)に向けて搬送するための現像剤搬送スクリュー112を備えている。各現像剤収容器110,120,130,140、及びその内部に配設される各部品、つまり上述の攪拌部材111や現像剤搬送スクリュー112は、量産性に適するように各色ともすべて共通の部品で構成するようにしている。
現像剤収容器110内の現像剤は、適宜、攪拌部材111により攪拌され、現像剤搬送スクリュー112により装置本体Aの前側に向けて搬送される。現像剤収容器110の前側の端部には現像剤排出口113が設けられている。現像剤搬送スクリュー112によって前側に搬送されてきた現像剤は、この現像剤排出口113から下方に落下するようになっている。
現像剤排出口113の下方には現像剤を現像器154へ搬送するための現像剤搬送路150が形成されている。現像剤搬送路150は上部(図4,図5中の右端近傍)に現像剤受け入れ口151を有し、そこから左方に向かった斜め下方に延びる現像剤搬送パイプ152と、この現像剤搬送パイプ152の内部に配設されて現像剤を搬送する現像剤搬送スクリュー153とによって構成されている。現像剤搬送パイプ152の下端には、現像剤供給口155が設けてある。
図9に示すように、現像剤収容器110の後側には、攪拌部材111、現像剤搬送スクリュー112を駆動するための駆動モータ(駆動源)200,201が配設されている。駆動モータ200の駆動力は、駆動プーリ202、ベルト204、被駆動プーリ206と伝達され、現像剤搬送スクリュー112を回転させる。また、駆動モータ201の駆動力は、駆動プーリ203、ベルト205、被駆動プーリ207と伝達されて一方の攪拌部材111を駆動する。さらに一方の攪拌部材111と一体のギヤ209、アイドラギヤ208,208、他方の攪拌部材111と一体のギヤ209と伝達され、他方の攪拌部材111を回転させるようになっている。
図8に、現像剤収容部100の前側に配設された、各現像剤収容器110,120,130,140の各動力伝達機構119,129,139,149を示す。これら駆動伝達機構119,129,139,149はほぼ同様に構成されているので、現像剤収容器110の動力伝達機構119を例に説明する。
図11に、現像剤収容器110の動力伝達機構119の拡大斜視図を示す。同図に示すように、現像剤収容器110の内部に配設された現像剤搬送スクリュー112は、その前端部を現像剤排出口113を貫通するようにして突出させている。そして、この突出部には、フランジ(第1のローラ)217及びギヤ(第1のギヤ)210が固定されている。この第1のギヤとしてのギヤ210と、後述の第2のギヤとしての揺動ギヤ213とによって離間手段261が構成されている。
現像剤搬送路150の現像剤搬送パイプ152の内側に配設された現像剤搬送スクリュー153(図4参照)の上側端部には、図11に示すようにベベルギヤ(かさ歯車)211が固定されている。このベベルギヤ211と噛み合うもう1つのベベルギヤ212はその軸(回転中心)が前後方向に向くように配設されている。ベベルギヤ212は、装置本体Aと一体の支持板250によって回転自在に支持されている。このベベルギヤ212には、支持板250の手前側に、ギヤ251が一体的に固定されている。このギヤ251には、支持板250によって回転自在に支持された揺動中心ギヤ214が噛合されている。
この揺動中心ギア214には、揺動ギヤ213が噛合されている。揺動ギヤ213は、揺動中心ギヤ214の回転軸214aによって揺動自在に支持された揺動板215(支持部材)によって回転自在に支持されている。この揺動板215によって、揺動中心ギヤ214と揺動ギヤ213との軸間距離が規制されている。揺動板215の角部215aには、基端側が支持板250に取り付けられた付勢手段としてのテンションスプリング(引っ張りばね)216の先端が連結されている。これにより、揺動板215は、回転軸214aを中心として矢印D方向に付勢されている。揺動ギヤ213は、現像剤収容部100がホームポジションに配置されているときには、この付勢により、上述の現像剤搬送スクリュー112の突出部に固定されているギヤ210に噛合される。
揺動ギヤ213の後方には、突き当てコロ(第2のローラ)218が揺動ギヤ213と同軸に配置されている。この突き当てコロ218は、上述のテンションスプリング216によって揺動板215が矢印D方向に付勢されることにより、上述のフランジ217に突き当たるようになっている。これにより、ギヤ210と揺動ギヤ213との軸間距離が規制されるようになっている。
上述の構成により、現像剤収容器110の現像剤搬送スクリュー112が、駆動モータ200により回転されると、この現像剤搬送スクリュー112の回転は、ギヤ210、揺動ギヤ213、揺動中心ギヤ214、ギヤ251、ベベルギヤ212、ベベルギヤ211を介して、現像剤搬送パイプ152内の現像剤搬送スクリュー153に伝達される。
本実施の形態のような構成では、レーザスキャナ51〜54のメンテナンス等は、装置本体Aの上面側から作業を行うのが最も効率が良い。この場合、装置本体Aの上面を開放する必要があるが、本構成では現像剤収容部100が装置本体Aの上面にあるため、現像剤収容部100を退避させる必要がある。本実施の形態では現像剤収容部100は、現像剤排出口113より上側に配置される部品が一体となってスライドレール102に沿って図1〜図3中の右方向にスライド可能(移動可能)となっている。現像剤受け入れ口151より下方に配置される現像剤搬送パイプ152や現像器154は、装置本体A側に固定されているため、現像剤収容器110の現像剤排出口113と、現像剤搬送パイプ152の現像剤受け入れ口151とが相互に接触する接触面(切り離し面)115で、切り離しが行われることになる。このため現像剤排出口113の下端には現像剤収容器110内の現像剤が落下しないようにシャッタ114が設けられている。なお、上述の接触面115は後述のように水平面に対してわずかに傾斜するように構成されている。また、接触面115を現像剤排出口113側の接触面と現像剤受け入れ口151側の接触面とで区別する必要がある場合は、前者を接触面a、後者を接触面bとする。
通常、図3に示すように、画像形成を行う状態では、このシャッタ114は開放状態となり、現像剤を下方へ排出可能である。そして現像剤収容部100のスライド動作を行う際にはこのスライド動作に連動して現像剤排出口113を覆い隠すようになっている。このためスライド時でも現像剤収容器110内の現像剤は下方に落下することはない。これを実現するための構成としては、例えば、付勢部材(引っ張りばね)によってシャッタ114を図6,図7に示す閉位置に付勢しておく。一方、装置本体A側に現像剤収容部100がホームポジションに配置されたときに、各現像剤収容器110,120,130,140のシャッタ114に当接してこれを閉位置から図2〜図5に示す開位置に移動させる突起(不図示)を設けておく。これにより、シャッタ114は、現像剤収容部100がホームポジションに配置されたときには開位置に配置され、一方、現像剤収容部100がホームポジションから右方にスライドされたときに付勢部材により閉位置に配置される。
駆動伝達手段も同様に、動力伝達方向に沿っての揺動ギヤ213よりも下流の駆動列は、装置本体A側に固定されており、ギヤ210よりも上流側の現像剤搬送スクリュー112等は、現像剤収容部100と一体となってスライドレール102に沿って一体的にスライドする。
次に、現像剤搬送路の駆動伝達手段について詳細に説明する。
上述したように現像剤搬送路150の現像剤搬送スクリュー153は、現像剤収容器110,120,130,140の現像剤搬送スクリュー112を介して駆動される。現像剤収容器は、左からイエロー110,マゼンタ120,シアン130,ブラック140、これら現像剤収容器110,120,130,140は、収容器台101に対して、スライド方向上流側(左側)から順にイエローの現像剤収容器110,マゼンタの現像剤収容器120,シアンの現像剤収容器130,ブラックの現像剤収容器140が搭載されている。これら4個の現像剤収容器110,120,130,140は、長手方向の前後方向に向けた状態、すなわち相互に平行に配設されている。さらに、同一平面上に同一の高さに並んで配設されている。これは各現像剤収容器110,120,130,140が同一形状の部品であることと、装置本体Aのスペースを前後方向、下方向ともに小型にするためである。また現像剤搬送スクリュー112、ギヤ210、揺動ギヤ213、揺動中心ギヤ214、支持板250、ギヤ251、ベベルギヤ212、ベベルギヤ211、現像剤搬送路150の現像剤搬送スクリュー153は各色ともで同一の部品を用いている。
上述のイエロー以外の、マゼンタ,シアン,ブラックの駆動伝達手段には、イエローの現像剤伝達手段のギヤ210及び揺動ギヤ213と同様のギヤ220,230,240、及び揺動ギヤ223,233,243が配置されている。これらギヤ210,220,230,240、及び揺動ギヤ213,223,233,243は、いずれも前後方向及び上下方向の位置が同じとなるように、現像剤収容部100のスライド方向に沿って配設されている。すなわち、ギヤ210,220,230,240は各色で同一平面上に(それぞれのギヤが同一平面上に存在するように)、同一高さに(それぞれのギヤの回転軸がスライド方向と平行な同一平面上に存在するように)並んでおり、同様にこれらと噛合する揺動ギヤ213,223,233,243も同一平面上にほぼ同一高さで並ぶことになる。
この状態で装置本体Aに対して現像剤収容部100のスライド動作を行うと、スライド方向の最も上流側にあるギヤ210はスライド方向下流にある揺動ギヤ223,233,243と衝突しながらスライドすることになる。同様にギヤ220も、スライド方向下流に位置する揺動ギヤ233,243と衝突しながらスライドし、ギヤ230も揺動ギヤ243と衝突しながらスライドすることになる。
本発明では、このようなギヤ相互の衝突を避けるため、各ギヤ210,220,230,240と、各揺動ギヤ213,223,233,243との間の軸間距離を規制する部材、すなわち現像剤収容部100側のフランジ217,227,237,247と、装置本体A側の突き当てコロ218,228,238,248とについて、これらの外径をスライド方向で変化させる方法を採用した。
具体的にはギヤ210,220,230,240はすべて同一のギヤで、揺動ギヤ213,223,233,243もすべて同一のギヤで、そのモジュールは1である。この各ギヤの軸間距離を規制するイエローのフランジ217の半径に対し、スライド方向下流側マゼンタのフランジ227の半径を、イエローのフランジ217の半径より2.5mm小さくした。以下、シアンのフランジ237の半径は、マゼンタのフランジ227の半径より2.5mm小さくし、ブラックのフランジ247の半径はシアンのフランジ237の半径より2.5mm小さくした。
これに対しギヤ210,220,230,240と揺動ギヤ213,223,233,243はすべて同じなので軸間距離も当然同じになる。したがって、フランジ217,227,237,247に突き当たる突き当てコロ218,228,238,248の半径は、イエローの突き当てコロ218の半径が最も小さく、マゼンタの突き当てコロ228の半径はイエローの突き当てコロ218の半径より2.5mm大きくした。以下、シアンの突き当てコロ238の半径はマゼンタの突き当てコロ228の半径より2.5mm大きく、ブラックの突き当てコロ248の半径はシアンの突き当てコロ238の半径より2.5mm大きくなっている。
この様な構成で現像剤収容部100をスライドさせると、ギヤ210と下流側の揺動ギヤ223が衝突する前に、イエローのフランジ217がマゼンタの突き当てコロ228と先に突き当たるため、ギヤ210と揺動ギヤ223との衝突がなくなる。同様にマゼンタ,シアン,ブラックのギヤ220,230,240もそれらよりスライド方向下流に位置する揺動ギヤ233,243と衝突する前にフランジ227,237,247が突き当てコロ228,238,248と先に突き当たるため、ギヤ相互の衝突がなくなる。
図10は、イエローの現像剤収容器110がブラックの駆動伝達手段と接触した状態の図である。同図から、フランジ217が突き当てコロ248と突き当たるために、ギヤ210が揺動ギヤ243に接触しないことが分かる。
本実施の形態ではフランジ217,227,237,247の半径の差、及び突き当てコロ218,228,238,248の半径の差を2.5mmずつとしたが、この値については、ギヤの歯先が衝突しないことを条件に、他の値とすることも可能である。これらの半径差の算定方法としては、ギヤ210,220,230,240及び揺動ギヤ213,223,233,243のモジュールをMとした場合に、2M以上(直径差では4M以上)あればよい。なお、これらのギヤを転位している場合は、その転位量を加えればよい。
<実施の形態2>
上述の実施の形態1では、現像剤収容部100側に駆動モータ200,201を配設し、これら駆動モータ200,201で現像剤収容器110,120,130,140内の現像剤搬送スクリュー112を回転させ、これら現像剤搬送スクリュー112により、各色の現像剤搬送路150の現像剤搬送スクリュー153を回転させる例を説明した。
本実施の形態2では、これとは逆に装置本体A側、すなわち現像剤搬送路150の現像剤搬送スクリュー153側に駆動モータを配設し、この現像剤搬送スクリュー153により現像剤収容部100側、すなわち現像剤収容器110,120,130,140内の現像剤搬送スクリュー112を駆動する構成とした。このように、駆動源としての駆動モータを装置本体A側に配置し、スライド移動する現像剤収容部100側を被駆動側とすることにより、スライド動作時に、駆動モータに接続される束線の切り離しが不要になるため、さらなるメンテナンス性の向上を図ることができる。
本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す正面縦断面図である。 実施の形態1の現像剤収容部及び現像剤搬送路の構成を示す正面図である。 実施の形態1の現像剤収容部及び現像剤搬送路の構成を示す斜視図である。 実施の形態1のイエロー用の現像剤収容器及び現像剤搬送路の構成を示す斜視図である。 実施の形態1のイエロー用の現像剤収容器及び現像剤搬送路の構成を示す正面図である。 実施の形態1において現像剤収容部がスライド動作を開始して、シャッタが閉位置に配置されたようすを示す斜視図である。 実施の形態1において現像剤収容部がスライド動作を開始して、シャッタが閉位置に配置されたようすを示す正面図である。 実施の形態1における現像剤収容部の各現像剤収容器の前面側に配設された動力伝達機構の構成を説明する斜視図である。 実施の形態1における現像剤収容器の後面側に配設された駆動系を示す斜視図である。 フランジに突き当てコロが当接することにより、ギヤと揺動ギヤとが離間されたようすを示す斜視図である。 動力伝達機構の構成の詳細を示す拡大斜視図である。
符号の説明
100 現像剤収容部(移動体)
110 イエローの現像剤収容器
119,129,139,149
動力伝達機構
120 マゼンタの現像剤収容器
130 シアンの現像剤収容器
140 ブラックの現像剤収容器
200 駆動モータ(駆動源)
210,220,230,240
ギヤ(第1のギヤ)
213,223,233,243
揺動ギヤ(第2のギヤ)
215 揺動板(支持部材)
216 テンションスプリング(付勢手段
217,227,237,247
フランジ(第1のローラ)
218,228,238,248
突き当てコロ(第2のローラ)
260 接離機構
261 離間手段
A 画像形成装置本体(装置本体)
S 記録材

Claims (6)

  1. 装置本体と前記装置本体に対し移動可能に支持された移動体との間に、それぞれ前記移動体の移動方向に並べて配置された複数の動力伝達機構を有する駆動伝達手段において、
    前記複数の動力伝達機構は、それぞれ、
    前記移動体側に配設された第1のギヤと
    前記装置本体側に配設されるとともに前記移動体がホームポジションに配置されたときに前記第1のギヤに噛合する第2のギヤと
    前記第1のギヤと同軸に配置された第1のローラと、
    前記第2のギヤと同軸に配置され、前記移動体がホームポジションに配置されたときに前記第1のローラとそれぞれ当接することにより、前記第1のギヤと前記第2のギヤとの軸間距離を規制する第2のローラと、
    前記第2のギヤ及び前記第2のローラを、前記装置本体に対して前記第1のギヤ及び前記第1のローラに接離可能に支持する支持部材と、
    前記支持部材を、前記第2のギヤが前記第1のギヤに近づく方向に付勢する付勢手段と、
    を有し、
    前記複数の動力伝達機構のそれぞれの第1のローラは、前記移動体のホームポジションからの移動方向下流に配設されるものほど直径が小さく、
    前記複数の動力伝達機構のそれぞれの第2のローラは、前記移動体のホームポジションからの移動方向下流に配設されるものほど直径が大きく、
    前記移動体が前記装置本体に対し移動する際に、前記第1のローラが、前記移動体がホームポジションに位置した状態で係合する第2のローラよりも直径が大きい別の第2のローラと当接することにより、前記別の第2のローラと同軸の第2のギヤを、前記付勢手段の付勢力に抗して、前記第1のローラと同軸の第1のギヤから退避させ、前記第1のギヤと前記第2のギヤとの干渉を防止する、
    ことを特徴とする駆動伝達手段。
  2. 前記複数の動力伝達機構のそれぞれの第1のギヤは、それぞれの回転軸が前記移動体の移動方向と平行な同一平面上に存在するように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動伝達手段。
  3. 前記第1のギヤ及び前記第2のギヤのモジュールをMとしたときに、
    相互に隣接する第1のローラの直径差、及び相互に隣接する第2のローラの直径差が4M以上ある、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動伝達手段。
  4. 前記動力伝達機構を介して伝達される動力の駆動源が、前記移動体側に配設されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の駆動伝達手段。
  5. 前記動力伝達機構を介して伝達される動力の駆動源が、前記装置本体側に配設されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の駆動伝達手段。
  6. 記録材に対して現像剤によって画像を形成する画像形成装置において、
    画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置本体と、
    前記画像形成装置本体に対し移動可能に支持された現像剤収容部と、
    前記画像形成装置本体と前記現像剤収容部との間に、それぞれ前記移動体の移動方向に並べて配置された複数の動力伝達機構を有する駆動伝達手段と、
    を有し、
    前記駆動伝達手段が、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の駆動伝達手段で、
    前記装置本体が前記画像形成装置本体で、前記移動体が前記現像剤収容部である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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