JP4473151B2 - 冷凍装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍装置、特に、冷媒にアンモニアを用いた冷凍装置に関するものである。
一般に、−60℃を越える超低温冷凍装置としては、R22などのHCFC系冷媒を使用した二段圧縮冷凍装置が広く採用されている。特に、遠洋鮪漁船においては、凍結魚の鮮度保持のために冷凍室で−60℃、魚倉で−55〜−60℃という超低温を、冷媒としてR22を用いた二段圧縮冷凍装置によって実現している。
また、陸上の超低温冷蔵倉庫においては、冷媒としてR717/R23あるいはR22/R23のなどの組み合わせによる二元冷凍装置によって実現している。
しかしながら、近年、オゾン層の破壊など、世界的規模の地球環境への関心の高まりから、HCFC系冷媒はもとより、その代替冷媒であるHFC系冷媒の使用も地球温暖化への影響が避けられないため、その使用が懸念されている。そのため、わが国においても、HCFC系冷媒については、2010年を目標に新規物件の全廃が決定しており、これに代わる冷媒を使用した超低温冷凍装置が要求されている。
一方、過去においては、冷媒としてアンモニアが盛んに用いられており、近年の地球温暖化対策として再び使用され始めている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−146327号公報
ところで、アンモニアは、他の冷媒と比較して、圧縮工程での温度上昇が大きいという特性がある。例えば、現在の汎用冷媒であるR22は、蒸発温度−15℃、凝縮温度+30℃、吸入過熱度0℃で圧縮機吐出温度が約+55℃(単段圧縮の場合)であるのに対し、アンモニアは、蒸発温度−15℃、凝縮温度+30℃、吸入過熱度0℃で圧縮機吐出温度が約+98℃(単段圧縮の場合)である。
一方、冷蔵庫内を−60℃以下に冷却するには、まず、二段圧縮が考えられるが、−60℃以下の庫内温度を得るには、蒸発温度を−70℃以下にする必要があること、漁船の場合、熱帯地域で操業することも珍しくなく、その場合の凝縮温度は+40℃になること、により、圧縮機における各段の吸入ガスの過熱度が+5℃で、低高段比率=3:1の場合、圧縮機から吐出された冷媒ガス(アンモニアガス)の温度は+192℃となる。
すなわち、冷媒としてのアンモニアの凝縮温度を+40℃、蒸発温度を−70℃、圧縮機における各段の吸入ガスの過熱度を+5℃とし、低高段比率=3:1の条件で二段圧縮冷凍装置を運転した場合の断熱圧縮における圧縮過程の温度変化を示す図7のモリエル線図から明らかなように、高段圧縮後のアンモニアガスの吐出温度は、理論的に+192℃(圧縮機付温度計で約+172℃)となる。
冷凍装置においては、圧縮機の潤滑油も冷媒とともに装置内を循環するが、潤滑油は+170℃(圧縮機付温度計で約+150℃)以上の温度にさらされると変性をおこす。したがって、アンモニア二段圧縮冷凍装置において、凝縮温度+40℃で運転した場合、圧縮機吐出温度が潤滑油が変性しない+170℃(圧縮機付温度計で約+150℃)未満であるためには、蒸発温度は約−60℃が限界となる。具体的には、凝縮温度を+40℃、蒸発温度を−60℃、圧縮機における各段の吸入ガスの過熱度を+5℃とし、低高段比率=3:1の条件で二段圧縮冷凍装置を運転した場合、圧縮後の冷媒ガスの温度は、理論的に+165℃(圧縮機付温度計で約+145℃)となる(図8のモリエル線図参照)。
一方、前述したように、冷蔵庫の庫内温度を−50℃以下に冷却する超低温を得るためには、蒸発温度を−60℃以下に下げなければならないことから、冷媒としてアンモニアを用いた二段圧縮冷凍装置での超低温運転は不可能であることが明らかである。
また、二元冷凍装置の場合においては、アンモニア/R23の組み合わせが考えられるが、R23は、HFC系冷媒であり、地球温暖化への影響が避けられず、使用は好ましくない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、冷媒にアンモニアを採用して、潤滑油の劣化を招くことなく冷蔵庫内を−60℃以下の超低温に冷却することのできる冷凍装置を提供するものである。
本発明は、アンモニアを冷媒とし、1個もしくは複数個の二段圧縮機、1個の単段圧縮機に切換可能な二段圧縮機、1個の凝縮器、各二段圧縮機にそれぞれ対応する複数個の膨張弁および蒸発器を少なくとも備えた主冷凍装置と、アンモニアを冷媒とし、1個の単段圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器を少なくとも備えた副冷凍装置と、主冷凍装置の凝縮器および副冷凍装置の蒸発器との間に設けられ、循環ポンプを備えた凝縮器冷却水の循環回路と、単段圧縮機に切換可能な二段圧縮機および副冷凍装置の単段圧縮機との間に設けられ、単段圧縮機に切換可能な二段圧縮機の低段吸入口側および高段吐出口側と単段圧縮機の吸入口側および吐出口側をそれぞれ接続するバイパス回路と、からなり、副冷凍装置の単段圧縮機に代えて単段圧縮機に切換可能な二段圧縮機を単段圧縮機として使用して、副冷凍装置の冷媒をバイパス回路を介して副冷凍装置の凝縮器、膨張弁、蒸発器の順に循環させ、副冷凍装置の蒸発器で冷却された凝縮器冷却水を循環ポンプを介して主冷凍装置の凝縮器に供給することを特徴とするものである。
本発明によれば、主冷凍装置および副冷凍装置をそれぞれ作動させることにより、主冷凍装置の冷媒としてのアンモニアを二段圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器の順に循環させ、また、副冷凍装置の冷媒としてのアンモニアを単段圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器の順に循環させることができる。そして、循環回路の循環ポンプを駆動させることにより、凝縮器冷却水が副冷凍装置の蒸発器と主冷凍装置の凝縮器との間を循環し、副冷凍装置の蒸発器によって冷却された凝縮器冷却水を主冷凍装置の凝縮器に供給することができる。
一方、副冷凍装置の単段圧縮機が故障などにより作動できない場合は、二段圧縮機のうち、単段圧縮機に切換可能な二段圧縮機を単段圧縮機に切り換えることにより、副冷凍装置の単段圧縮機に代えて単段圧縮機として使用することができる。この場合は、主冷凍装置の冷媒としてのアンモニアを二段圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器の順に循環させることができ、また、副冷凍装置の冷媒としてアンモニアを、バイパス回路を介して単段圧縮機に切り換えられた二段圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器の順に循環させることができる。そして、循環回路の循環ポンプを駆動させることにより、凝縮器冷却水が副冷凍装置の蒸発器と主冷凍装置の凝縮器との間を循環し、副冷凍装置の蒸発器によって冷却された凝縮器冷却水を主冷凍装置の凝縮器に供給することができる。
このため、万が一副冷凍装置の単段圧縮機が故障した場合であっても、冷媒ガスの凝縮温度を、常温の冷却水によって凝縮させる場合よりも低下させことができる。例えば、凝縮器冷却水の温度が+10℃であるとき、主冷凍装置のアンモニアガスの凝縮温度は+15℃となる。
この結果、凝縮温度+15℃、蒸発温度−70℃、圧縮機各段吸入ガスの過熱度5℃、低高段比率3:1の条件で主冷凍装置を運転した場合、圧縮機吐出ガス温度は、潤滑油が劣化することのない+143℃(圧縮機付温度計で約123℃)以下に保持される。したがって、冷媒にアンモニアを採用して、潤滑油を劣化させることなく庫内温度を−60℃以下の超低温に維持することができる。
本発明によれば、冷媒にアンモニアを採用して、潤滑油の劣化を招くことなく冷蔵庫内を−60℃以下の超低温に冷却することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の冷凍装置1の一実施形態が示されている。
この冷凍装置1は、主冷凍装置1Aおよび副冷凍装置1Bから構成される。
主冷凍装置1Aは、図示しない冷蔵庫に設けられた蒸発器2と、蒸発器2で蒸発した冷媒ガス(アンモニアガス)を吸入、圧縮する二段圧縮機3と、二段圧縮機3によって圧縮された冷媒ガスを凝縮する凝縮器4と、凝縮された冷媒液(アンモニア液)を膨張させる膨張弁5と、から主に構成され、蒸発器2で冷媒液を蒸発させる際、その周囲から熱を奪うことにより庫内を冷凍するものである。
ここで、二段圧縮機3は、図2に示すように、蒸発器2からの冷媒ガスを吸入する低段吸入口3aと、第1段階で圧縮された冷媒ガスを吐出する低段吐出口3bと、第1段階の圧縮された冷媒ガスを吸入する高段吸入口3cと、第2段階で圧縮された冷媒ガスを凝縮器4に吐出する高段吐出口3dとを有し、低段吐出口3bおよび高段吸入口3c間を接続する管路には、冷媒ガスを冷却するガスクーラー6が配設されている。
そして、凝縮器4と膨張弁5とを接続する配管には、凝縮器4によって凝縮された冷媒液を貯留する受液器7が配設されている他、詳細には図示しないが、二段圧縮機3の高段吐出口3dから吐出された圧縮ガスから潤滑油を分離する油分離器が二段圧縮機3の高段吐出口3dと凝縮器4とを接続する管路に設けられている。
副冷凍装置1Bは、蒸発器8と、蒸発器8で蒸発した冷媒ガス(アンモニアガス)を吸入、圧縮する単段圧縮機9と、単段圧縮機9によって圧縮された冷媒ガスを凝縮する凝縮器10と、凝縮された冷媒液(アンモニア液)を膨張させる膨張弁11と、から主に構成されている。そして、凝縮器10と膨張弁11とを接続する管路には、凝縮器10によって凝縮された冷媒液を貯留する受液器12が配設されている他、詳細には図示しないが、単段圧縮機9の吐出口9bから吐出された圧縮ガスから潤滑油を分離する油分離器が単段圧縮機9の吐出口9bと凝縮器10とを接続する配管に設けられている。
ところで、主冷凍装置1Aの凝縮器4と、副冷凍装置1Bの蒸発器8との間には、清水、海水、ブラインなどの凝縮器冷却水を循環させる循環回路13が設けられており、該循環回路13に配設された循環ポンプ14を介して凝縮器冷却水を主冷凍装置1Aの凝縮器4と副冷凍装置1Bの蒸発器8との間で循環させることができる。このため、副冷凍装置1Bの蒸発器8によって冷却された凝縮器冷却水を主冷凍装置1Aの凝縮器4に供給することができる。
なお、副冷凍装置1Bの凝縮器10には、常温の冷却水、例えば、海水が冷却水ポンプ15を介して供給されている。
次に、このように構成された冷凍装置1の作動について説明する。
まず、主冷凍装置1Aにおいて、冷媒としてのアンモニアは、二段圧縮機3の低段吸入口3aに吸入され、第1段の圧縮機構によって圧縮された後、低段吐出口3bから吐出され、ガスクーラー6によって冷却されて高段吸入口3cに吸入され、第2段の圧縮機構により再度圧縮された後、高温高圧の冷媒ガスとなって高段吐出口3dから吐出される。
次いで、吐出された冷媒ガスは、油分離器(図示せず)によって潤滑油が分離された後、凝縮器4に供給され、凝縮器4によって凝縮され、高圧の冷媒液となって受液器7を経て膨張弁5に流入する。そして、冷媒液は、膨張弁5によって湿りガスとなって蒸発器2に送られ、蒸発器2内で蒸発して冷却作用を行った後、冷媒ガスとして二段圧縮機3の低段吸入口3aに吸入され、再び第1段の圧縮機構によって圧縮される。
また、副冷凍装置1Bにおいても、冷媒としてのアンモニアは、単段圧縮機9の吸入口9aに吸入され、圧縮機構によって圧縮された後、高温高圧の冷媒ガスとなって吐出口9bから吐出される。そして、吐出された冷媒ガスは、油分離器(図示せず)によって潤滑油が分離された後、凝縮器10に供給され、凝縮器10によって凝縮され、高圧の冷媒液となって受液器12を経て膨張弁11に流入する。そして、冷媒液は、膨張弁11によって湿りガスとなって蒸発器8に送られ、蒸発器8内で蒸発して冷却作用を行った後、過熱ガスとして単段圧縮機9の吸入口9aに吸入され、再び圧縮機構によって圧縮される。
ここで、循環回路13の循環ポンプ14を駆動すると、凝縮器冷却水が副冷凍装置1Bの蒸発器8と主冷凍装置1Aの凝縮器4との間を循環する。この際、凝縮器冷却水は、副冷凍装置1Bの蒸発器8で冷却されて主冷凍装置1Aの凝縮器4に供給され、主冷凍装置1Aにおける凝縮器4の冷媒ガスを冷却して副冷凍装置1Bの蒸発器8に戻ることになる。すなわち、主冷凍装置1Aの冷媒ガスは、凝縮器冷却水によって冷却され、常温の冷却水を利用したときよりも低い温度で凝縮する。具体的には、凝縮器冷却水の温度が+10℃であるとき、主冷凍装置1Aの冷媒ガスの凝縮温度は、約+15℃となる。
このような冷凍装置1において、凝縮温度を+15℃、蒸発温度を−70℃、二段圧縮機3における各段の吸入ガスの過熱度を+5℃、低高段比率=3:1の場合の断熱圧縮における圧縮過程の温度変化を図3のモリエル線図に示す。図3のモリエル線図から明らかなように、圧縮後の冷媒ガスの温度は、+143℃(圧縮機付温度計で約123℃)である。
この結果、圧縮後の冷媒ガスの温度が+170℃以下となることにより、冷媒とともに装置内を循環する潤滑油は変性することがなく、冷媒にアンモニアを用いて、潤滑油の劣化を招来することなく−60℃以下の超低温を得ることができる。
すなわち、遠洋漁船向けに冷凍設備を搭載する場合にHCFCもしくはHFC二段圧縮冷凍装置の代わりにアンモニア二段圧縮冷凍設備の主冷凍装置を設置し、アンモニア単段圧縮機を有する副冷凍装置および循環回路を追加することにより、−60℃以下の超低温を得ることができる。これは新規設備、既存設備を問わず対応可能である。
なお、前述した実施形態においては、遠洋漁船の冷凍装置を例に説明したが、漁船に限らず陸上の冷凍装置にも適用できることはもちろんである。
図4には、前述した冷凍装置1の一実施形態の変形例が示されている。
この実施形態においても、冷凍装置1は、主冷凍装置1Aおよび副冷凍装置1Bから構成されており、この実施形態の主冷凍装置1Aでは、複数個の二段圧縮機31 ,32 が用いられるとともに、各二段圧縮機31 ,32 にそれぞれ対応して複数個の蒸発器21 ,22 および膨張弁51 ,52 が用いられている。
この実施形態においても、主冷凍装置1Aおよび副冷凍装置1Bをそれぞれ作動させるとともに、循環ポンプ14を駆動するとき、副冷凍装置1Bの蒸発器8と主冷凍装置1Aの凝縮器4との間を凝縮器冷却水が循環し、副冷凍装置1Bの蒸発器8によって冷却された凝縮器冷却水を主冷凍装置1Aの凝縮器4に供給することができる。したがって、主冷凍装置1Aにおける凝縮器4の冷媒ガスは、凝縮器冷却水によって冷却され、常温の冷却水を利用したときよりも低い温度で凝縮する。例えば、凝縮器冷却水の温度が+10℃であるとき、主冷凍装置1Aの冷媒ガスの凝縮温度は、約+15℃となる。
この冷凍装置1においても、凝縮温度を+15℃、蒸発温度を−70℃、二段圧縮機31 ,32 における各段の吸入ガスの過熱度を+5℃、低高段比率=3:1の場合の断熱圧縮における圧縮過程の温度変化を示す図3のモリエル線図から明らかなように、圧縮後の冷媒ガスの温度は、+143℃までしか上昇しない。
この結果、圧縮後の冷媒ガスの温度が+170℃以下となることにより、冷媒とともに装置内を循環する潤滑油は変性することがなく、冷媒にアンモニアを用いて、潤滑油の劣化を招来することなく−60℃以下の超低温を得ることができる。
この冷凍装置の実施形態においては、主冷凍装置に複数個の二段圧縮機31 ,32 を採用したことにより、複数個の二段圧縮機31 ,32 を同時に駆動させて冷蔵庫の庫内を速やかに冷却することができ、また、冷蔵庫の庫内を設定温度に冷凍したならば、1個の二段圧縮機のみを駆動させるように制御することができる。
なお、図4に示す実施形態においては、複数個の二段圧縮機として2個の二段圧縮機を例示したが、3個以上であってもよいことはもちろんである。
ところで、前述した実施形態においては、副冷凍装置1Bの単段圧縮機9が万が一故障した場合、凝縮器冷却水を冷却することができない。このため、主冷凍装置1Aの凝縮器4に冷却された凝縮器冷却水を供給することができず、冷媒ガス(アンモニアガス)の凝縮温度を常温以下に下げることができなくなる。この結果、前述したように、二段圧縮機3,31 ,32 から吐出された冷媒ガスの温度は、理論的に+192℃(圧縮機付温度計で約+172℃)となり、潤滑油が変性劣化し、二段圧縮機3,31 ,32 の焼き付きなどを招来するおそれがある。
このような事態に備えるため、図5および図6には、本発明の冷凍装置1の他の実施形態が示されている。
この実施形態の冷凍装置1も、主冷凍装置1Aおよび副冷凍装置1Bから構成されている。
なお、図5および図6において、前述した実施形態と同一の構成については同一の符号を用いることで詳細な説明を省略し、相違する点についてのみ説明する。
主冷凍装置1Aにおいて、複数個の二段圧縮機31 ,33 のうち、一方の二段圧縮機33 には、単段圧縮機に切換可能な二段圧縮機が採用されている。この二段圧縮機33 は、図6に示すように、低段吐出口3bとガスクーラー6との管路に止め弁161 が配設されている他、蒸発器22 および二段圧縮機33 の低段吸入口3aを接続する管路と、ガスクーラー6および二段圧縮機33 の高段吸入口3cを接続する管路との間に、蒸発器22 から二段圧縮機33 の高段吸入口3c方向のみの冷媒ガスの流れを許容する逆止弁171 を配設した分岐管路が接続されている。また、前述した止め弁161 および二段圧縮機33 の低段吐出口3bを接続する管路と、二段圧縮機33 の高段吐出口3dおよび凝縮器4を接続する管路との間に、二段圧縮機33 の低段吐出口3bから凝縮器4方向のみの冷媒ガスの流れを許容する逆止弁172 を配設した分岐管路が接続されている。
このような単段圧縮機に切換可能な二段圧縮機33 を二段圧縮機として用いるときには、止め弁161 を開放した状態で運転する。この場合は、蒸発器22 からの冷媒ガスは、低段吸入口3aに吸入され、第1段の圧縮機構によって圧縮された後、低段吐出口3bから吐出される。この後、圧縮された冷媒ガスは、開放された止め弁161 およびガスクーラー6を経て高段吸入口3cに吸入され、第2段の圧縮機構により再度圧縮された後、高温高圧の冷媒ガスとなって高段吐出口3dから吐出される。
このとき、逆止弁171 の前後の冷媒ガスの圧力は、第1段の圧縮が行われているため、低段吸入口3a側よりも高段吸入口3c側が高くなっており、冷媒ガスが逆止弁171 を経て高段吸入口3c側へ流れることはない。また、逆止弁172 の前後の冷媒ガスの圧力は、第2段の圧縮が行われているため、低段吐出口3b側よりも高段吐出口3d側が高くなっており、冷媒ガスが逆止弁172 を経て高段吐出口3d側へ流れることはない。
一方、単段圧縮機に切換可能な二段圧縮機33 を単段圧縮機として用いるときには、止め弁161 を閉鎖した状態で運転する。止め弁161 を閉鎖すると、蒸発器22 からの冷媒ガスは、低段吸入口3aに吸入され、第1段の圧縮機構によって圧縮された後、低段吐出口3bから吐出される。ここで、止め弁161 が閉鎖されていることにより、圧縮された冷媒ガスの高段吸入口3cへの供給が遮断され、高段吸入口3c側の圧力が低下する。このため、蒸発器22 からの冷媒ガスは、逆止弁171 を経て高段吸入口3cにも同時に吸入され、第2段の圧縮機構によって圧縮された後、高段吐出口3dから吐出される。また、第1段の圧縮機構によって圧縮された冷媒ガスは、逆止弁172 に供給され、低段吐出口3b側の圧力が上昇する。高段吐出口3dより吐出された冷媒ガスも、1段のみ圧縮されており、逆止弁172 の低段吐出口3b側の圧力が、その高段吐出口3d側の圧力よりも少しでも高くなると、逆止弁172 を経て高段吐出口3dから吐出された冷媒ガスと合流して凝縮器4に供給される。
また、主冷凍装置1Aにおいて、蒸発器21 と二段圧縮機31 とを接続する管路および蒸発器22 と二段圧縮機33 とを接続する管路には、それぞれ冷媒ガスの切換機構181 ,182 が設けられるとともに、二段圧縮機31 ,33 と凝縮器4とを接続する管路にも、冷媒ガスの切換機構183 が設けられている。
さらに、蒸発器22 と切換機構182 とを接続する管路および二段圧縮機33 と切換機構183 とを接続する管路には、それぞれ三方弁191 ,192 が配設されている他、蒸発器22 と切換機構182 とを接続する管路に配設された三方弁191 と、蒸発器21 と二段圧縮機31 とを接続する管路に配設された切換機構181 との間に接続管路が設けられている。
したがって、蒸発器22 の冷媒ガスを、三方弁191 および切換機構182 を介して単段圧縮機に切換可能な二段圧縮機33 に供給し、あるいは、三方弁191 および切換機構181 を介して二段圧縮機31 に供給することができる。
また、副冷凍装置1Bにおいて、蒸発器8と単段圧縮機9とを接続する管路には、三方弁193 が配設されており、この三方弁193 と、蒸発器22 と二段圧縮機33 とを接続する管路に配設された切換機構182 との間にバイパス管路が接続されている。さらに、単段圧縮機9と凝縮器10とを接続する管路には、止め弁162 が配設されている。さらにまた、止め弁162 と凝縮器10とを接続する管路と、二段圧縮機33 と切換機構183 とを接続する管路に配設された三方弁192 との間にバイパス管路が接続されている。
したがって、止め弁161 ,162 を閉鎖する一方、蒸発器22 の冷媒ガスを切換機構181 を介して二段圧縮機31 に供給するように三方弁191 を切り換え、また、副冷凍装置1Bにおける蒸発器8の冷媒ガスをバイパス回路および切換機構182 を介して二段圧縮機33 に供給するように三方弁193 を切り換えるとともに、二段圧縮機33 の冷媒ガスをバイパス回路を介して凝縮器10に供給するように三方弁192 を切り換えることにより、蒸発器8の冷媒ガスを三方弁193 、バイパス回路、切換機構182 、単段圧縮機に切り換えられた二段圧縮機33 、三方弁192 、バイパス回路、凝縮器10、受液器12および膨張弁11の順に循環させて再び蒸発器8に供給することができる。
この際、主冷凍装置1Aにおける蒸発器22 の冷媒ガスは、三方弁191 および切換機構181 を介して二段圧縮機31 に供給することができる。
なお、凝縮器冷却水の循環回路13には、それぞれ三方弁194 ,195 が配設されており、これらの三方弁194 ,195 は、副冷凍装置1Bの凝縮器10の冷却水循環回路に接続されている。したがって、副冷凍装置1Bの運転を継続できなくなったとき、三方弁194 ,195 を切り換えて、常温の冷却水を主冷凍装置1Aの凝縮器4に供給することができる。
また、蒸発器8と三方弁193 とを接続する管路には、蒸発圧力調整弁20が配設されており、副冷凍装置1Bの蒸発器8内の冷媒の蒸気圧力が不必要に低下して、主冷凍装置1Aの凝縮器4に供給される凝縮器冷却水が副冷凍装置1Bの蒸発器8内で氷結しないように制御される。
次に、このように構成された冷凍装置1の作動について説明する。
まず、初期状態では、止め弁161 は開放されており、単段圧縮機に切換可能な二段圧縮機33 は、二段圧縮機として作動するようになっている。
また、三方弁191 は、蒸発器22 の冷媒ガスを切換機構182 を介して二段圧縮機33 に供給するように切り換えられ、三方弁192 は、二段圧縮機33 の冷媒ガスを切換機構183 を介して凝縮器4に供給するように切り換えられている。また、三方弁193 は、副冷凍装置1Bにおける蒸発器8の冷媒ガスを単段圧縮機9に供給するように切り換えられている他、止め弁162 は開放されており、単段圧縮機9によって圧縮された冷媒ガスを凝縮器10に導くことができる。
さらに、循環回路13の三方弁194 ,195 は、凝縮器冷却水が副冷凍装置1Bの蒸発器8と、主冷凍装置1Aの凝縮器4との間を循環するようにそれぞれ切り換えられている。
このような初期状態において、冷凍装置1を作動すると、主冷凍装置1Aの冷媒としてのアンモニアは、二段圧縮機31 の低段吸入口3aに吸入され、第1段の圧縮機構によって圧縮された後、低段吐出口3bから吐出され、ガスクーラー6によって冷却されて高段吸入口3cに吸入され、第2段の圧縮機構により再度圧縮された後、高温高圧の冷媒ガスとなって高段吐出口3dから吐出される。
次いで、吐出された冷媒ガスは、切換機構183 を経て凝縮器4に供給され、凝縮器4によって凝縮され、高圧の冷媒液となって受液器7を経て膨張弁51 に流入する。そして、冷媒液は、膨張弁51 によって湿りガスとなって蒸発器21 に送られ、蒸発器21 内で蒸発して冷却作用を行った後、冷媒ガスとして切換機構181 を経て二段圧縮機31 の低段吸入口3aに吸入され、再び第1段の圧縮機構によって圧縮される。
二段圧縮機33 においても同様に、冷媒としてのアンモニアは、低段吸入口3aに吸入され、第1段の圧縮機構によって圧縮された後、低段吐出口3bから吐出され、ガスクーラー6によって冷却されて高段吸入口3cに吸入され、第2段の圧縮機構により再度圧縮された後、高温高圧の冷媒ガスとなって高段吐出口3dから吐出される。
次いで、吐出された冷媒ガスは、三方弁192 および切換機構183 を経て凝縮器4に供給され、凝縮器4によって凝縮され、高圧の冷媒液となって受液器7を経て膨張弁52 に流入する。そして、冷媒液は、膨張弁52 によって湿りガスとなって蒸発器22 に送られ、蒸発器22 内で蒸発して冷却作用を行った後、冷媒ガスとして三方弁191 および切換機構182 を経て二段圧縮機33 の低段吸入口3aに吸入され、再び第1段の圧縮機構によって圧縮される。
また、副冷凍装置1Bにおいても、冷媒としてのアンモニアは、単段圧縮機9の吸入口9aに吸入され、圧縮機構によって圧縮された後、高温高圧の冷媒ガスとなって吐出口9bから吐出される。そして、圧縮された冷媒ガスは、止め弁162 を経て凝縮器10に供給され、凝縮器10によって凝縮され、高圧の冷媒液となって受液器12を経て膨張弁11に流入する。そして、冷媒液は、膨張弁11によって湿りガスとなって蒸発器8に送られ、蒸発器8内で蒸発して冷却作用を行った後、冷媒ガスとして三方弁193 を経て単段圧縮機9の吸入口9aに吸入され、再び圧縮機構によって圧縮される。
ここで、循環回路13の循環ポンプ14を作動させると、凝縮器冷却水が副冷凍装置1Bの蒸発器8と主冷凍装置1Aの凝縮器4との間を循環する。この際、凝縮器冷却水は、副冷凍装置1Bの蒸発器8で冷却されて主冷凍装置1Aの凝縮器4に供給され、主冷凍装置1Aにおける凝縮器4の冷媒ガスを冷却して副冷凍装置1Bの蒸発器8に戻ることになる。すなわち、主冷凍装置1Aの冷媒ガスは、凝縮器冷却水によって冷却され、常温の冷却水を利用したときよりも低い温度で凝縮する。具体的には、凝縮器冷却水の温度が+10℃であるとき、主冷凍装置1Aの冷媒ガスの凝縮温度は、約+15℃となる。
このため、凝縮温度を+15℃、蒸発温度を−70℃、圧縮機2における各段の吸入ガスの過熱度を+5℃、低高段比率=3:1の場合の断熱圧縮における圧縮過程の温度変化は、前述した図3のモリエル線図から明らかなように、圧縮後の冷媒ガスの温度は、+143℃となる。
この結果、圧縮後の冷媒ガスの温度が+170℃(圧縮機付温度計で約+150℃)以下となることにより、冷媒とともに装置内を循環する潤滑油は変性することがなく、冷媒にアンモニアを用いて、潤滑油の劣化を招来することなく−60℃以下の超低温を得ることができる。
一方、副冷凍装置1Bの単段圧縮機9が万が一故障したときには、止め弁161 を閉鎖し、単段圧縮機に切換可能な二段圧縮機33 を単段圧縮機として作動するように切り換える。
また、三方弁191 を、蒸発器22 の冷媒ガスを切換機構181 を介して二段圧縮機31 に供給するように切り換えるとともに、三方弁192 を、二段圧縮機33 の冷媒ガスを副冷凍装置1Bの凝縮器10に供給するように切り換える。また、三方弁193 を、副冷凍装置1Bにおける蒸発器8の冷媒ガスを切換機構182 に供給するように切り換える他、止め弁162 を閉鎖する。
このような状態において、冷凍装置1を作動すると、主冷凍装置1Aにおいて、冷媒としてのアンモニアは、二段圧縮機31 の低段吸入口3aに吸入され、第1段の圧縮機構によって圧縮された後、低段吐出口3bから吐出され、ガスクーラー6によって冷却されて高段吸入口3cに吸入され、第2段の圧縮機構により再度圧縮された後、高温高圧の冷媒ガスとなって高段吐出口3dから吐出される。そして、吐出された冷媒ガスは、切換機構183 を経て凝縮器4に供給され、凝縮器4によって凝縮され、高圧の冷媒液となって受液器7を経て膨張弁51 に流入する。そして、冷媒液は、膨張弁51 によって湿りガスとなって蒸発器21 に送られ、蒸発器21 内で蒸発して冷却作用を行った後、冷媒ガスとして切換機構181 を経て二段圧縮機31 の低段吸入口3aに吸入され、再び第1段の圧縮機構によって圧縮される。
なお、受液器7から膨張弁52 に流れた冷媒液は、膨張弁52 によって湿りガスとなって蒸発器22 に送られ、蒸発器22 内で蒸発して冷却作用を行った後、冷媒ガスとして三方弁191 および切換機構181 を経て二段圧縮機31 の低段吸入口3aに吸入される。
一方、二段圧縮機33 に流入した冷媒ガスは、前述したように、低段吸入口3aおよび高段吸入口3cに吸入され、第1段の圧縮機構および第2段の圧縮機構によってそれぞれ1段階圧縮された後、低段吐出口3bおよび高段吐出口3dからそれぞれ吐出されて合流する。そして、吐出された冷媒ガスは、三方弁192 およびバイパス回路を経て副冷凍装置1Bの凝縮器10に供給され、凝縮器10によって凝縮され、高圧の冷媒液となって受液器12を経て膨張弁11に流入する。そして、冷媒液は、膨張弁11によって湿りガスとなって蒸発器8に送られ、蒸発器8内で蒸発して冷却作用を行った後、冷媒ガスとして蒸発圧力調整弁20、三方弁193 、バイパス回路および切換機構182 を経て単段圧縮機に切り換えられた二段圧縮機33 の低段吸入口3aおよび高段吸入口3cに吸入され、再び第1段の圧縮機構によって圧縮される。
なお、副冷凍装置1Bにおいては、単段圧縮機9の吸入口9aへの冷媒ガスの吸入が三方弁193 によって阻止されるとともに、吐出口9bからの冷媒ガスの吐出が止め弁162 によって阻止されている。
ここで、循環回路13の循環ポンプ14を作動させると、凝縮器冷却水が副冷凍装置1Bの蒸発器8と主冷凍装置1Aの凝縮器4との間を循環する。この際、凝縮器冷却水は、副冷凍装置1Bの蒸発器8で冷却されて主冷凍装置1Aの凝縮器4に供給され、主冷凍装置1Aにおける凝縮器4の冷媒ガスを冷却して副冷凍装置1Bの蒸発器8に戻ることになる。すなわち、主冷凍装置1Aの冷媒ガスは、凝縮器冷却水によって冷却され、常温の冷却水を利用したときよりも低い温度で凝縮する。具体的には、凝縮器冷却水の温度が+10℃であるとき、主冷凍装置1Aの冷媒ガスの凝縮温度は、約+15℃となる。
このため、凝縮温度を+15℃、蒸発温度を−70℃、圧縮機31 ,33 における各段の吸入ガスの過熱度を+5℃、低高段比率=3:1の場合の断熱圧縮における圧縮過程の温度変化は、前述した図3のモリエル線図から明らかなように、圧縮後の冷媒ガスの温度は、+143℃となる。
この結果、圧縮後の冷媒ガスの温度が+170℃(圧縮機付温度計で約+150℃)以下となることにより、冷媒とともに装置内を循環する潤滑油は変性することがなく、冷媒にアンモニアを用いて、潤滑油の劣化を招来することなく−60℃以下の超低温を得ることができる。しかも、副冷凍装置1Bの単段圧縮機9が万が一故障などにより作動不能となったとしても、主冷凍装置1Aの二段圧縮機の1個の二段圧縮機を単段圧縮機として使用することができるため、遠洋などにおいて冷凍不能の事態に陥ることを確実に防止することができる。
また、副冷凍装置1Bの凝縮器10あるいは蒸発器8が故障し、副冷凍装置1Bの運転を継続できなくなったとき、凝縮器冷却水を冷却して主冷凍装置1Aの凝縮器4に供給することができなくなる。この場合は、三方弁194 ,195 を切り換えて、常温の冷却水を主冷凍装置1Aの凝縮器4に供給して、凝縮器4の冷媒ガスを常温で凝縮させる。このように、凝縮器4の冷媒ガスを常温で凝縮させたときには、運転台数などを調整するとともに、潤滑油が変性しないように、冷媒ガスの蒸発温度をそれまでよりも上昇させて緊急避難的に運転を継続することができる。
なお、この実施形態においても、必要とする冷凍能力に合わせて、複数個の二段圧縮機を用いることができる。そして、複数個の二段圧縮機を用いた場合は、各二段圧縮機にそれぞれ対応する複数個の膨張弁および蒸発器を配設すればよい。
以上のように本発明によれば、冷媒にアンモニアを採用して、潤滑油の劣化を招くことなく冷蔵庫内を−60℃以下の超低温に冷却することができることから、地球環境の保護に寄与することができる。
本発明の冷凍装置の一実施形態を示す回路図である。 図1の冷凍装置の二段圧縮機を示す説明図である。 図1の冷凍装置における圧縮工程の温度変化を示すモリエル線図である。 図1の冷凍装置の変形例を示す回路図である。 本発明の冷凍装置の他の実施形態を示す回路図である。 図5の冷凍装置の単段に切換可能な二段圧縮機を示す説明図である。 従来の二段圧縮冷凍装置における圧縮工程の温度変化を示すモリエル線図である。 従来の二段圧縮冷凍装置における圧縮工程の温度変化を示すモリエル線図である。
符号の説明
1 冷凍装置
1A 主冷凍装置
1B 副冷凍装置
2,21 ,22 蒸発器
3,31 ,32 二段圧縮機
3 単段圧縮機に切換可能な二段圧縮機
4,10 凝縮器
5,51 ,52 ,11 膨張弁
6 ガスクーラー
7,12 受液器
9 単段圧縮機
13 循環回路
14 循環ポンプ
15 冷却水ポンプ
161 ,162 止め弁
171 ,172 逆止弁
181 ,182 ,183 切換機構
191 ,192 ,193 ,194 ,195 三方弁
20 蒸発圧力調整弁

Claims (1)

  1. アンモニアを冷媒とし、1個もしくは複数個の二段圧縮機、1個の単段圧縮機に切換可能な二段圧縮機、1個の凝縮器、各二段圧縮機にそれぞれ対応する複数個の膨張弁および蒸発器を少なくとも備えた主冷凍装置と、アンモニアを冷媒とし、1個の単段圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器を少なくとも備えた副冷凍装置と、主冷凍装置の凝縮器および副冷凍装置の蒸発器との間に設けられ、循環ポンプを備えた凝縮器冷却水の循環回路と、単段圧縮機に切換可能な二段圧縮機および副冷凍装置の単段圧縮機との間に設けられ、単段圧縮機に切換可能な二段圧縮機の低段吸入口側および高段吐出口側と単段圧縮機の吸入口側および吐出口側をそれぞれ接続するバイパス回路と、からなり、副冷凍装置の単段圧縮機に代えて単段圧縮機に切換可能な二段圧縮機を単段圧縮機として使用して、副冷凍装置の冷媒をバイパス回路を介して副冷凍装置の凝縮器、膨張弁、蒸発器の順に循環させ、副冷凍装置の蒸発器で冷却された凝縮器冷却水を循環ポンプを介して主冷凍装置の凝縮器に供給することを特徴とする冷凍装置。
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