JP4472943B2 - 膜電極接合体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体高分子型燃料電池用の膜電極接合体に関する。
【0002】
【従来の技術】
固体高分子型燃料電池は、その主要部として、プロトン電導性固体電解質層を一対の電極層で挟んでなる膜電極接合体を備えている。それら電極層,すなわちアノード及びカソード,は、ガス拡散性の触媒層であり、白金または白金合金を粒子状のカーボン担体に担持してなる担持触媒とプロトン電導性固体電解質とを含んでいる。
【0003】
この膜電極接合体は、アノードに水素ガスを供給するとともにカソードに酸素ガス,典型的には空気,を供給すると、アノードとカソードとの間に起電力を生じる。より詳細には、アノードでは、白金の触媒としての作用により水素が酸化されて、プロトンと電子とを生じる。ここで生じた電子はカーボン担体などを導体路としてアノードから外部回路へと取り出され、プロトンはアノードからプロトン電導性固体電解質層を経由してカソードへと移動する。カソードに到達したプロトンは、白金の触媒としての作用により、外部回路からカーボン担体などを導体路として供給される電子及び酸素と反応して水を生じる。固体高分子型燃料電池は、このような現象を利用して、水素ガスと酸素ガスとから電気エネルギーを生成する。
【0004】
上述の現象を効率的に生じさせるためには、プロトン電導性固体電解質を常に湿潤状態に維持する必要がある。そこで、固体高分子型燃料電池システムには、水素ガス及び酸素ガスを加湿するための加湿器を設けている。
【0005】
また、通常、プロトンは、水素イオン(H+)としてではなく、オキソニウムイオン(H3O+)としてアノードからカソードへと移動し、その移動の際にさらなる水分子を同伴する。他方、カソードでは、水素と酸素との反応生成物として水を生じる。すなわち、上述した発電を続けると、アノードでは水が不足し、カソードでは水が余剰する。そこで、固体高分子型燃料電池システムでは、上記のように加湿器を設けてプロトン電導性固体電解質の水分管理を行うのに加え、カソードから余剰水が速やかに排出され得る構成を採用している(例えば、以下の特許文献1を参照のこと)。
【0006】
ところで、近年、固体高分子型燃料電池システムには、その小型化が要求されている。そのため、加湿器にも、より小型であること,すなわち、より容量の小さなもの,であることが望まれる。
【0007】
しかしながら、容量の小さな加湿器を使用すると、プロトン電導性固体電解質層やアノードで水分が不足しがちになる。そのため、電池電圧が低下するという問題を生じる。
【0008】
【特許文献1】
特開平8−227716号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、加湿量を低減した場合であっても高い電池電圧を実現可能な固体高分子型燃料電池用の膜電極接合体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、アノードと、前記アノードに対向したカソードと、それらの間に介在したプロトン電導性固体電解質層とを具備し、前記アノードは、白金及び白金合金の少なくとも一方を粒子状のカーボン担体に担持してなる第1担持触媒と、白金を粒子状の親水性担体としてのゼオライトに担持してなる第2担持触媒とを含有し、前記第1担持触媒に対する前記第2担持触媒の重量比は0.01乃至0.30の範囲内にあることを特徴とする固体高分子型燃料電池用の膜電極接合体が提供される。
【0012】
第2担持触媒の白金担持量は80重量%以下であってもよい。
【0013】
カソードは、白金及び白金合金の少なくとも一方を粒子状のカーボン担体に担持してなる第3担持触媒を含有していてもよい。この第3担持触媒は、例えば、白金及び白金合金の少なくとも一方を粒子状のカーボン担体に担持してなるとともに比表面積が300m2/g乃至1000m2/gの範囲内にある高比表面積担持触媒と、白金及び白金合金の少なくとも一方を粒子状のカーボン担体に担持してなるとともに比表面積が高比表面積担持触媒の比表面積よりも50m2/g以上小さく且つ50m2/g乃至250m2/gの範囲内にある低比表面積担持触媒とを混合してなるものであってもよい。この場合、高比表面積担持触媒に対する低比表面積担持触媒の重量比を0.01乃至0.30の範囲内としてもよい。
【0014】
なお、以下、簡略化のため、「白金及び白金合金の少なくとも一方」を「白金触媒」と呼ぶこととする。また、ここで使用する用語「担持量」または「白金担持量」は白金触媒のそれを担持した担持触媒に対する割合を意味し、用語「比表面積」はBET吸着等温式を利用して得られる比表面積(BET比表面積)を意味している。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る固体高分子型燃料電池用の膜電極接合体を概略的に示す断面図である。
【0016】
この膜電極接合体1は、アノード2及びカソード3と、それらの間に介在したプロトン電導性固体電解質層4とを備えている。
【0017】
アノード2は、白金触媒,すなわち白金及び白金合金の少なくとも一方,51aを粒子状のカーボン担体52aに担持してなる第1担持触媒5aと、白金51bを粒子状の親水性担体52bに担持してなる第2担持触媒5bと、プロトン電導性固体電解質6とを含んでいる。他方、カソード3は、白金触媒51cを粒子状のカーボン担体52cに担持してなる第3担持触媒5cと、プロトン電導性固体電解質6とを含んでいる。また、プロトン電導性固体電解質層4は、プロトン電導性固体電解質6を含んでいる。
【0018】
この膜電極接合体1において、親水性担体52bは、カーボン担体52aよりも親水性が高い。そのため、膜電極接合体1のアノード2は、担持触媒として第1担持触媒5aのみを用いたアノードに比べ、保水性に優れている。すなわち、アノード2に先の構造を採用すると、オキソニウムイオンのアノード2からカソード3への移動に同伴する水分子の量を低減することができ、アノード2を常に十分な湿潤状態に維持することができる。
【0019】
但し、アノード2における第1担持触媒5aに対する第2担持触媒5bの重量比が小さい場合、アノードの保水性を向上させる効果が顕著には現われない。そこで、本実施形態では、アノード2における第1担持触媒5aに対する第2担持触媒5bの重量比を0.01以上とする。
【0020】
また、アノード2における第1担持触媒5aに対する第2担持触媒5bの重量比が大きい場合、水分子に対する親和性が過剰に高くなり、アノード2からプロトン電導性固体電解質層4への水の供給やオキソニウムイオンのアノード2からカソード3への移動が妨げられることがある。加えて、親水性担体52bは一般には絶縁体であるため、アノード2における第1担持触媒5aに対する第2担持触媒5bの重量比が大きい場合、アノード2中を電子が流れ難くなることがある。そこで、本実施形態では、アノード2における第1担持触媒5aに対する第2担持触媒5bの重量比を0.30以下とする。
【0021】
このように、本実施形態では、オキソニウムイオン及び電子の移動を殆んど妨げることなく、アノード2及びプロトン電導性固体電解質層4を常に十分な湿潤状態に維持するとともに、オキソニウムイオンのアノード2からカソード3への移動に同伴する水分子の量を低減することができる。したがって、本実施形態によると、加湿量を低減した場合であっても高い電池電圧を実現可能となる。
【0022】
本実施形態において、アノード2における第1担持触媒5aに対する第2担持触媒5bの重量比は、0.05乃至0.25の範囲内にあることが好ましい。この場合、低加湿時により高い電池電圧が得られる。
【0023】
白金触媒51a及び51cとしては、白金を使用してもよく、或いは、白金合金を使用してもよく、或いは、それらを混合して使用してもよい。白金と合金を形成して白金触媒51a及び51cとして使用可能な元素としては、例えば、白金以外の白金族、金、コバルト、クロム、ニッケル、鉄、モリブデン、タングステン、レニウム、アルミニウム、珪素、亜鉛及び錫などを挙げることができる。また、白金触媒51a及び51cとして白金合金を使用する場合、それらに占める白金の割合は、通常、30原子%乃至90原子%程度とする。
【0024】
白金触媒51a及び51c並びに白金51bの平均粒径は、1nm乃至5nm程度であることが好ましい。白金触媒51a及び51c並びに白金51bの平均粒径を1nm以上とすると、それらの凝集を抑制することができる。また、白金触媒51a及び51c並びに白金51bの平均粒径を5nm以下とすると、それらの比表面積が大きくなり、その触媒としての能力を十分に引き出すことができる。
【0025】
担持触媒5a,5cの白金担持量は、5重量%乃至80重量%程度とすることが望ましく、20重量%乃至80重量%程度とすることがより望ましい。白金担持量が先の下限値以上である場合、固体高分子型燃料電池の電流電圧特性を向上させるうえで有利である。また、白金担持量が約80重量%以下である場合、白金触媒51a及び51c並びに白金51bの比表面積を高めるうえで有利であり、また、コストの観点でも有利である。
【0026】
担持触媒5bの白金担持量は、約80重量%以下であることが好ましく、約50重量%以下であることがより好ましい。担持触媒5bの担持量が先の上限値以下である場合、白金触媒51a及び51c並びに白金51bの比表面積を高めるうえで有利であり且つコストの観点でも有利である。さらに、担持触媒5bの担持量を先の上限値以下とすると、親水性担体52bの白金51bから露出した表面が十分に広くなる。そのため、担持触媒5aに対する担持触媒5bの重量比が小さい場合であっても、アノード2の保水性を十分に高めることができる。
【0027】
また、担持触媒5bの白金担持量は、約5重量%以上であることが好ましい。この場合、より効率的に水素を酸化することができ、したがって、より高い電池電圧を実現することができる。
【0028】
カーボン担体52a,52cとしては、例えば、カーボンブラックや活性炭などを使用することができる。また、親水性担体52bとしては、ゼオライトを使用する。
これら担体52a乃至52cとしては、通常、平均粒径が約100nm以下のものを使用する。
【0029】
第3担持触媒5cのBET比表面積は、225m2/g乃至1000m2/gの範囲内にあることが望ましく、300m2/g乃至700m2/gの範囲内にあることがより望ましい。特に、第3担持触媒5cとして、以下に説明するようにBET比表面積がより大きな高比表面積担持触媒とBET比表面積がより小さな低比表面積担持触媒とを混合したものを使用した場合、カソード3から余剰水を速やかに排出させることができる。
【0030】
すなわち、例えば、BET比表面積が300m2/g乃至1000m2/gの範囲内にある高比表面積担持触媒70重量部と、BET比表面積がそれよりも50m2/g以上小さく且つ50m2/g乃至250m2/gの範囲内にある低比表面積担持触媒1重量部乃至30重量部とを混合することにより、BET比表面積が225m2/g乃至775m2/gの範囲内にある担持触媒を得る。このような担持触媒を第3担持触媒5cとして使用すると、カソード3から余剰水を速やかに排出させることができる。
【0031】
或いは、BET比表面積が300m2/g乃至1000m2/gの範囲内にある高比表面積担持触媒99重量部と、BET比表面積がそれよりも50m2/g以上小さく且つ50m2/g乃至250m2/gの範囲内にある低比表面積担持触媒1重量部とを混合することにより、BET比表面積が297m2/g乃至993m2/gの範囲内にある担持触媒を得る。このような担持触媒を第3担持触媒5cとして使用すると、カソード3から余剰水をより速やかに排出させることができる。
【0032】
アノード2、カソード3及びプロトン電導性固体電解質層4中のプロトン電導性固体電解質6は水を含んでいる。プロトン電導性固体電解質6としては、例えば、−SO3 -基を有するプロトン電導性固体電解質を使用することができる。そのようなプロトン電導性固体電解質としては、例えばナフィオンに代表される以下の構造式に示すようなパーフルオロスルホン酸イオノマーを使用することが好ましい。また、図1に示す膜電極接合体1では、アノード2とカソード3とプロトン電導性固体電解質層4とに同種のプロトン電導性固体電解質6を使用してもよく、或いは、それらには互いに異なる種類のプロトン電導性固体電解質6を使用してもよい。
【0033】
【化1】
【0035】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。
・触媒粉末[A−1]の調製
以下の方法により、カソード3に使用する第3担持触媒5cを調製した。
まず、比表面積が約1000m2/gの市販のカーボン粉末5.0gを0.2Lの純水中に分散させた。次いで、この分散液中に、5.0gの白金を含むヘキサヒドロキソ白金硝酸溶液を滴下した。さらに1Lの純水を滴下した後、分散液を濾過した。
【0036】
次に、濾過ケークを洗浄し、再度、1Lの純水中に分散させた。次いで、この分散液中に0.01Nのアンモニア水溶液を約5mL添加してpHを約9に調節し、これに、還元剤として、4gの水素化硼素ナトリウムを純水中に溶解してなる溶液を滴下した。その後、この分散液を濾過し、得られた濾過ケークを80℃で48時間乾燥させた。
【0037】
以上のようにして、白金51cをカーボン担体52cに担持してなる担持量が50.0重量%の担持触媒5cを得た。以下、この担持触媒5cを触媒粉末[A−1]と呼ぶ。なお、この触媒粉末[A−1]は、カソード3に含まれる第3担持触媒5cのうちの高比表面積担持触媒として利用する。
【0038】
・触媒粉末[B−1]乃至[B−6]の調製
以下の方法により、アノード2に使用する第1担持触媒5aを調製した。
すなわち、比表面積が約1000m2/gの市販のカーボン粉末5.0gの代わりに比表面積が約250m2/gの市販のカーボン粉末7.0gを使用し且つヘキサヒドロキソ白金硝酸溶液中の白金含量を3.0gとしたこと以外は、触媒粉末[A−1]に関して上述したのと同様の方法により、白金51aをカーボン担体52aに担持してなる担持量が30.0重量%の担持触媒5aを得た。以下、この担持触媒5aを触媒粉末[B−1]と呼ぶ。
【0039】
次に、カーボン担体52aの量とヘキサヒドロキソ白金硝酸溶液中の白金濃度とを適宜変更したこと以外は触媒粉末[B−1]に関して上述したのと同様の方法により、白金51aの担持量が0重量%、10重量%、50重量%、70重量%、90重量%の担持触媒5aを得た。以下、これら担持触媒5aを、それぞれ、触媒粉末[B−2]乃至[B−6]と呼ぶ。
【0040】
なお、これら触媒粉末[B−1]乃至[B−6]は、アノード2に含まれる第1担持触媒5aとして利用する。また、これら触媒粉末[B−1]乃至[B−6]は、カソード3に含まれる第3担持触媒5cのうちの低比表面積担持触媒としても利用する。
【0041】
・触媒粉末[C−1]乃至[C−6]の調製
以下の方法により、アノード2に使用する第2担持触媒5bを調製した。
まず、ゼオライト担体52bとして、Al2O3に対するSiO2のモル比が10程度のモルデナイト型ゼオライトを準備した。このゼオライトをカーボン粉末の代わりに使用し且つヘキサヒドロキソ白金硝酸溶液中の白金含量を3.0gとしたこと以外は、触媒粉末[A−1]に関して上述したのと同様の方法により、白金51bをゼオライト担体52bに担持してなる担持量が30.0重量%の担持触媒5bを得た。以下、この担持触媒5bを触媒粉末[C−1]と呼ぶ。
【0042】
次に、ゼオライト担体52bの量とヘキサヒドロキソ白金硝酸溶液中の白金濃度とを適宜変更したこと以外は触媒粉末[C−1]に関して上述したのと同様の方法により、白金51bの担持量が0重量%、10重量%、50重量%、70重量%、90重量%の担持触媒5bを得た。以下、これら担持触媒5bを、それぞれ、触媒粉末[C−2]乃至[C−6]と呼ぶ。
【0043】
・触媒粉末の物性測定
先の方法により調製した触媒粉末[A−1],[B−1]乃至[B−6],[C−1]乃至[C−6]について、約39℃の温度のもとX線回折計により白金の(111)面のX線回折ピークを測定し、その半価幅から白金触媒51a乃至51cの平均粒径を算出した。また、触媒粉末[A−1],[B−1]乃至[B−6],[C−1]乃至[C−6]について、BET比表面積を調べた。その結果を以下の表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
・カソード用触媒層[D−0]の作製
以下の方法によりカソード3に用いる触媒層を作製した。
【0046】
まず、触媒粉末[A−1]のみを有機溶剤中に添加し、それを超音波ホモジナイザで有機溶剤中に均一に分散させた。次いで、この分散液をテフロンシート上に塗布し、この塗膜を乾燥させることにより、電極面積1cm2当りの触媒目付量が0.4mgの触媒層を得た。以下、この触媒層を、触媒層[D−0]と呼ぶ。
【0047】
・カソード用触媒層[D−1]乃至[D−6]の作製
以下の方法によりカソード3に用いる触媒層を作製した。
【0048】
まず、100重量部の触媒粉末[A−1]と15重量部の触媒粉末[B−1]とを有機溶剤中に添加し、それらを超音波ホモジナイザで有機溶剤中に均一に分散させた。次いで、この分散液をテフロンシート上に塗布し、この塗膜を乾燥させることにより、電極面積1cm2当りの触媒目付量が0.4mgの触媒層を得た。以下、この触媒層を、触媒層[D−1]と呼ぶ。
【0049】
次に、100重量部の触媒粉末[A−1]に対し、1重量部、5重量部、10重量部、30重量部、40重量部の触媒粉末[B−1]を使用したこと以外は、触媒層[D−1]に関して説明したのと同様の方法により、電極面積1cm2当りの触媒目付量が0.4mgの触媒層を得た。以下、これら触媒層を、触媒層[D−2]乃至[D−6]と呼ぶ。
【0050】
・カソード用触媒層[D−7]乃至[D−11]の作製
以下の方法によりカソード3に用いる触媒層を作製した。
【0051】
まず、100重量部の触媒粉末[A−1]と15重量部の触媒粉末[B−2]とを有機溶剤中に添加し、それらを超音波ホモジナイザで有機溶剤中に均一に分散させた。次いで、この分散液をテフロンシート上に塗布し、この塗膜を乾燥させることにより、電極面積1cm2当りの触媒目付量が0.4mgの触媒層を得た。以下、この触媒層を、触媒層[D−7]と呼ぶ。
【0052】
次に、触媒粉末[B−2]の代わりに触媒粉末[B−3]乃至[B−6]を使用したこと以外は、触媒層[D−7]に関して説明したのと同様の方法により、電極面積1cm2当りの触媒目付量が0.4mgの触媒層を得た。以下、これら触媒層を、触媒層[D−8]乃至[D−11]と呼ぶ。
【0053】
・アノード用触媒層[E−0]の作製
以下の方法によりアノード2に用いる触媒層を作製した。
【0054】
まず、触媒粉末[B−1]のみを有機溶剤中に添加し、それを超音波ホモジナイザで有機溶剤中に均一に分散させた。次いで、この分散液をテフロンシート上に塗布し、この塗膜を乾燥させることにより、電極面積1cm2当りの触媒目付量が0.5mgの触媒層を得た。以下、この触媒層を、触媒層[E−0]と呼ぶ。
【0055】
・アノード用触媒層[E−1]乃至[E−6]の作製
以下の方法によりアノード2に用いる触媒層を作製した。
【0056】
まず、100重量部の触媒粉末[B−1]と15重量部の触媒粉末[C−1]とを有機溶剤中に添加し、それらを超音波ホモジナイザで有機溶剤中に均一に分散させた。次いで、この分散液をテフロンシート上に塗布し、この塗膜を乾燥させることにより、電極面積1cm2当りの触媒目付量が0.5mgの触媒層を得た。以下、この触媒層を、触媒層[E−1]と呼ぶ。
【0057】
次に、100重量部の触媒粉末[B−1]に対し、1重量部、5重量部、10重量部、30重量部、40重量部の触媒粉末[C−1]を使用したこと以外は、触媒層[E−1]に関して説明したのと同様の方法により、電極面積1cm2当りの触媒目付量が0.5mgの触媒層を得た。以下、これら触媒層を、触媒層[E−2]乃至[E−6]と呼ぶ。
【0058】
・アノード用触媒層[E−7]乃至[E−11]の作製
以下の方法によりアノード2に用いる触媒層を作製した。
【0059】
まず、100重量部の触媒粉末[B−1]と15重量部の触媒粉末[C−2]とを有機溶剤中に添加し、それらを超音波ホモジナイザで有機溶剤中に均一に分散させた。次いで、この分散液をテフロンシート上に塗布し、この塗膜を乾燥させることにより、電極面積1cm2当りの触媒目付量が0.5mgの触媒層を得た。以下、この触媒層を、触媒層[E−7]と呼ぶ。
【0060】
次に、触媒粉末[C−2]の代わりに触媒粉末[C−3]乃至[C−6]を使用したこと以外は、触媒層[E−7]に関して説明したのと同様の方法により、電極面積1cm2当りの触媒目付量が0.5mgの触媒層を得た。以下、これら触媒層を、触媒層[E−8]乃至[E−11]と呼ぶ。
【0061】
このようにして得られた各触媒層の組成を以下の表2及び表3に纏める。
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】
・膜電極接合体の作製
カソード3に触媒層[D−0]乃至[D−11]の何れかを使用するとともに、アノード2に触媒層[E−0]乃至[E−11]の何れかを使用した複数の膜電極接合体1を作製した。具体的には、触媒層[D−m]と触媒層[E−n]とをプロトン電導性固体電解質層4を介してホットプレスにより貼り合せた。
【0065】
・膜電極接合体の評価
上記の膜電極接合体1について、以下の方法で特性を評価した。
【0066】
すなわち、まず、カソード3に触媒層[D−0]を使用し且つアノード2に触媒層[E−0]を使用した膜電極接合体1を測定用セルに組み込み、アノード2には所定の流量で水素ガスを供給し、カソード3には所定の流量で空気を供給した。このような条件のもと、フル加湿時の電流電圧特性と低加湿時の電流電圧特性とを測定した。なお、水素ガス及び空気への加湿は、それらガスを温水中にバブリングさせることにより行った。また、水素ガス加湿用及び空気加湿用の温水の温度は、以下の表4に示すように設定した。
【0067】
【表4】
【0068】
図2は、カソード3に触媒層[D−0]を使用し且つアノード2に触媒層[E−0]を使用した膜電極接合体1について得られた電流電圧特性を示すグラフである。図中、横軸は電流密度を示し、縦軸は電池電圧を示している。また、図中、曲線11はフル加湿時に得られた電流電圧特性を示し、曲線12は低加湿時に得られた電流電圧特性を示している。
【0069】
電流密度が0.5A/cm2である場合の電池電圧を比較すると、図2に示すように、この膜電極接合体1の電池電圧は、フル加湿時では約0.78Vと十分に高いが、低加湿時では約0.72Vにまで低下している。すなわち、カソード3に触媒層[D−0]を使用し且つアノード2に触媒層[E−0]を使用した膜電極接合体1では、加湿量を低減した場合に高い電池電圧を実現することができない。
【0070】
次に、カソード3に触媒層[D−0]を使用し且つアノード2に触媒層[E−0]乃至[E−6]の何れかを使用した各膜電極接合体1について、先と同様の条件のもとで、フル加湿時の電流電圧特性と低加湿時の電流電圧特性とを測定した。
【0071】
図2に、カソード3に触媒層[D−0]を使用し且つアノード2に触媒層[E−1]を使用した膜電極接合体1について得られたフル加湿時の電流電圧特性及び低加湿時の電流電圧特性をそれぞれ曲線13,14で示す。図2に示すように、カソード3に触媒層[D−0]を使用し且つアノード2に触媒層[E−1]を使用した膜電極接合体1では、フル加湿時の電流電圧特性と低加湿時の電流電圧特性とは殆んど等しかった。また、フル加湿時の電流電圧特性と低加湿時の電流電圧特性との差は、触媒粉末[B−1]に対する触媒粉末[C−1]の重量比が大きいほど小さくなる傾向にあった。
【0072】
次いで、フル加湿時の電流電圧特性及び低加湿時の電流電圧特性から電流密度が0.5A/cm2である場合の電池電圧を求め、それらの比較を行った。
【0073】
図3は、アノード2の組成と低加湿時の電池電圧との関係を示すグラフである。図中、横軸は、アノード2中における触媒粉末[B−1]に対する触媒粉末[C−1]の重量比を百分率で示している。アノード2の保水性は、この重量比が大きいほど高くなる。また、図中、縦軸は、低加湿時に電流密度を0.5A/cm2とした場合の電池電圧を示している。
【0074】
図3に示すように、触媒粉末[B−1]に対する触媒粉末[C−1]の重量比が1%乃至30%の範囲内にある場合、低加湿時に十分に高い電池電圧が得られた。特に、触媒粉末[B−1]に対する触媒粉末[C−1]の重量比が約5%乃至約25%の範囲内にある場合、低加湿時であっても極めて高い電池電圧が得られた。
【0075】
次に、カソード3に触媒層[D−0]乃至[D−6]の何れかを使用し且つアノード2に触媒層[E−1]を使用した各膜電極接合体1について、先と同様の条件のもとで、フル加湿時の電流電圧特性と低加湿時の電流電圧特性とを測定した。
【0076】
このようにして得られたフル加湿時の電流電圧特性及び低加湿時の電流電圧特性とを比較したところ、何れの膜電極接合体1でも、カソード3に触媒層[D−0]を使用し且つアノード2に触媒層[E−0]を使用した場合ほど、低加湿時に電池電圧が低下することはなかった。
【0077】
また、フル加湿時の電流電圧特性及び低加湿時の電流電圧特性から電流密度が0.5A/cm2である場合の電池電圧を求め、それらの比較を行った。
【0078】
図4は、カソード3の組成と低加湿時の電池電圧との関係を示すグラフである。図中、横軸は、カソード3中における触媒粉末[A−1]に対する触媒粉末[B−1]の重量比を百分率で示しており、縦軸は、低加湿時に電流密度を0.5A/cm2とした場合の電池電圧を示している。
【0079】
図4に示すように、触媒粉末[A−1]に対する触媒粉末[B−1]の重量比が1%乃至30%の範囲内にある場合、低加湿時により高い電池電圧が得られた。特に、触媒粉末[A−1]に対する触媒粉末[B−1]の重量比が約5%乃至約25%の範囲内にある場合、極めて高い電池電圧が得られた。
【0080】
次に、カソード3に触媒層[D−1]及び[D−7]乃至[D−11]の何れかを使用し且つアノード2に触媒層[E−1]を使用した各膜電極接合体1について、先と同様の条件のもとで、フル加湿時の電流電圧特性と低加湿時の電流電圧特性とを測定した。
【0081】
このようにして得られたフル加湿時の電流電圧特性及び低加湿時の電流電圧特性とを比較したところ、何れの膜電極接合体1でも、カソード3に触媒層[D−0]を使用し且つアノード2に触媒層[E−0]を使用した場合ほど、低加湿時に電池電圧が低下することはなかった。
【0082】
また、フル加湿時の電流電圧特性及び低加湿時の電流電圧特性から電流密度が0.5A/cm2である場合の電池電圧を求め、それらの比較を行った。
【0083】
図5は、カソード3に含まれる低比表面積担持触媒の白金担持量と低加湿時の電池電圧との関係を示すグラフである。図中、横軸は、カソード3に含まれる低比表面積担持触媒の白金担持量を示しており、縦軸は、低加湿時に電流密度を0.5A/cm2とした場合の電池電圧を示している。
【0084】
図5に示すように、低比表面積担持触媒の白金担持量が約5重量%乃至約80重量%の範囲内にある場合に高い電池電圧が得られた。特に、低比表面積担持触媒の白金担持量が約5重量%乃至約80重量%の範囲内にある場合により高い電池電圧が得られ、約20重量%乃至約70重量%の範囲内にある場合に極めて高い電池電圧が得られた。
【0085】
次に、カソード3に触媒層[D−1]を使用し且つアノード2に触媒層[E−1]及び[E−7]乃至[E−11]の何れかを使用した各膜電極接合体1について、先と同様の条件のもとで、フル加湿時の電流電圧特性と低加湿時の電流電圧特性とを測定した。
【0086】
このようにして得られたフル加湿時の電流電圧特性及び低加湿時の電流電圧特性とを比較したところ、何れの膜電極接合体1でも、カソード3に触媒層[D−0]を使用し且つアノード2に触媒層[E−0]を使用した場合ほど、低加湿時に電池電圧が低下することはなかった。
【0087】
また、フル加湿時の電流電圧特性及び低加湿時の電流電圧特性から電流密度が0.5A/cm2である場合の電池電圧を求め、それらの比較を行った。
【0088】
図6は、アノード2に含まれる親水性担持触媒5bの白金担持量と低加湿時の電池電圧との関係を示すグラフである。図中、横軸は、アノード2に含まれる親水性担持触媒5bの白金担持量を示しており、縦軸は、低加湿時に電流密度を0.5A/cm2とした場合の電池電圧を示している。
【0089】
図6に示すように、アノード2に含まれる親水性担持触媒5bの白金担持量が約80重量%以下である場合に高い電池電圧が得られた。特に、アノード2に含まれる親水性担持触媒5bの白金担持量が約5重量%乃至約80重量%の範囲内にある場合により高い電池電圧が得られ、約5重量%乃至約50重量%の範囲内にある場合に極めて高い電池電圧が得られた。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、加湿量を低減した場合であっても高い電池電圧を実現可能な固体高分子型燃料電池用の膜電極接合体が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る固体高分子型燃料電池用の膜電極接合体を概略的に示す断面図。
【図2】本発明の実施例に係る膜電極接合体について得られた電流電圧特性を示すグラフ。
【図3】アノードの組成と低加湿時の電池電圧との関係を示すグラフ。
【図4】カソードの組成と低加湿時の電池電圧との関係を示すグラフ。
【図5】カソードに含まれる低比表面積担持触媒の白金担持量と低加湿時の電池電圧との関係を示すグラフ。
【図6】アノードに含まれる親水性担持触媒の白金担持量と低加湿時の電池電圧との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1…膜電極接合体、2…アノード、3…カソード、4…プロトン電導性固体電解質層、5a…担持触媒、5b…担持触媒、5c…担持触媒、6…プロトン電導性固体電解質、11…曲線、12…曲線、13…曲線、14…曲線、51a…白金触媒、51b…白金触媒、51c…白金触媒、52a…カーボン担体、52b…親水性担体、52c…カーボン担体。
Claims (3)
- アノードと、前記アノードに対向したカソードと、それらの間に介在したプロトン電導性固体電解質層とを具備し、
前記アノードは、白金及び白金合金の少なくとも一方を粒子状のカーボン担体に担持してなる第1担持触媒と、白金を粒子状の親水性担体としてのゼオライトに担持してなる第2担持触媒とを含有し、前記第1担持触媒に対する前記第2担持触媒の重量比は0.01乃至0.30の範囲内にあることを特徴とする固体高分子型燃料電池用の膜電極接合体。 - 前記第2担持触媒の白金担持量は80重量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の膜電極接合体。
- 前記カソードは、白金及び白金合金の少なくとも一方を粒子状のカーボン担体に担持してなるとともに比表面積が300m2/g乃至1000m2/gの範囲内にある高比表面積担持触媒と、白金及び白金合金の少なくとも一方を粒子状のカーボン担体に担持してなるとともに比表面積が前記高比表面積担持触媒の比表面積よりも50m2/g以上小さく且つ50m2/g乃至250m2/gの範囲内にある低比表面積担持触媒とを、前記高比表面積担持触媒に対する前記低比表面積担持触媒の重量比を0.01乃至0.30の範囲内として混合してなる第3担持触媒を含有したことを特徴とする請求項1または2に記載の膜電極接合体。
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