JP4472856B2 - 親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォームの製造方法並びに親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォーム - Google Patents
親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォームの製造方法並びに親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォーム Download PDFInfo
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は連続気泡の半硬質及び硬質ポリイソシアヌレートフォームに関するものである。更に詳しくは微細気泡構造を有する特に吸水性が良く、保水性の良好な親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来連続微細気泡を有する親水性ポリイソシアヌレートフォームをつくるには主に2つの技術が行われていた。
第一の技術は微細化気泡を作る技術であり、第二の技術は親水化技術である。
第一の微細化気泡を作る技術は主にそのフォーム系に適合した整泡性を有するより微細気泡を形成させる能力を有するポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体系(一般にシリコン系整泡剤と称す)を選択すること、あるいはポリイソシアヌレートフォームを製造する発泡機の構造並びにその付帯技術に関することである。
第二の親水化技術としては一般の界面活性剤であるイソシアネートとの反応性を有する、あるいは反応性の無い一般のノニオン系、アニオン系、カチオン系の界面活性剤をフォーム発泡時に原料系に加えて発泡する方法あるいはヒドロキシ化合物であるポリオキシアルキレングルコールのオキシアルキレン鎖をオキシエチレン結合を多くしてオキシプロピレン結合を少なく、あるいは無くすなどしたヒドロキシ化合物の選択に関するものである。
又第二の親水化技術の別の方法としてはフォームを製造後界面活性剤の溶液中に浸漬して気泡表面に界面活性剤を付着させたものなどがある。この場合にも当然反応性を有する、あるいは反応性の無い界面活性剤を使用することができる。しかしながら前述の第一、第二の技術並びにその組み合わせを行ってもポリイソシアヌレートフォームは非常に疎水性のポリイソシアヌレート結合を多く有しているため十分なる親水性あるいは親水性と保水性を兼ね備えた連続かつ微細気泡ポリイソシアヌレートフォームは得られなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は微細化気泡を提供すると共に容易に水を吸水並びにその吸水した水を保持する能力の大きい親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォームを提供することである。又他の目的は吸水した水を保持すると共に切り花等を容易に挿すことができ更にその切り花等を支持する能力を有する親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォームを提供することである。
又他の目的は挿し木、挿し芽等を容易にできる能力があると共に挿し木、挿し芽を育成する能力のある人工培地となり得る親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォームを提供することである。
又他の目的は播種からの育苗あるいは他の方法による植物栽培が可能な人工培地を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は特殊な整泡性の無いポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を添加することによって微細気泡と親水化を同時に行うものである。
本発明はポリイソシアネート化合物、ポリオキシアルキレン含有量が50重量%以上であるヒドロキシ化合物、発泡剤、気泡開放剤、触媒、ポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を必須成分としてポリイソシアヌレートフォームを製造するに当たり下記の2種類の該ポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を併用して使用することによって親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォームの製造を達成することができる。
(1)ポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体のポリオキシアルキレン末端がC1〜C4のアルコキシ基及び/又は脂肪族アシロキシ基を有し、ポリオキシアルキレン鎖が数平均分子量で900以上しかもポリオキシアルキレン中のポリオキシエチレン含有量が50重量%以上の整泡性を有するポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体(シリコン系整泡剤)。
(2)ポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体のポリオキシアルキレン末端がC1〜C4のアルコキシ基及び/又はアセトキシ基を有し、ポリオキシアルキレン鎖が数平均分子量で800未満、しかもエチレンオキサイド含有量が全オキシアルキレンの50重量%以上である整泡性の無いポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体。
本発明の親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォームの物性を密度が10kg/m3〜100kg/m3の範囲に、更に40%圧縮時の硬さを9.8kpa〜196kpaの範囲に設定することによって挿し木、挿し芽、播種に適した植物育苗用人工培地あるいは切り花用支持体として使用することができる。
【0005】
本発明のポリイソシアヌレートフォームに使用するシリコン系整泡剤としてはポリオキシアルキレン末端がC1〜C4のアルコキシ基及び/又は脂肪族アシロキシ基を有し、ポリオキシアルキレン鎖が数平均分子量で900以上しかもポリオキシアルキレン中のポリオキシエチレン含有量が50重量%以上のポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を使用する必要がある。もしもそれ以外のポリオキシアルキレン末端が水酸基、アミノ基、エポキシ基等のイソシアネートの反応する基を有している化合物を使用すると親水性のポリイソシアヌレートフォームを得ることができない。本発明に使用される代表的な整泡性を有するポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体としては下記の通りである。
(式中RはCH3、C2H5、CH3CO、mは8以上の整数、nは1以上の整数、aは4以上の整数、bは1以上の整数)
(式中RはCH3,C2H5,CH3CO、mは8以上の整数、aは4以上の整数、bは1以上の整数)
【0006】
本発明の整泡性を有するポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体の全ポリオキシアルキレン中のオキシエチレン含有量割合が大きくなるにつれて発泡体は連続気泡化させることができると同時に吸水性、保水性を向上させることができる。
好ましいオキシエチレン含有量はポリオキシアルキレンに対して50重量%以上、特に好ましくは60重量%以上90重量%以下である。
ポリオキシエチレンの割合がポリオキシアルキレンに対して90%以上になると固体化して取扱が難しくなるばかりか、低温時の吸水速度も低下する傾向にある。本発明の整泡性を有するポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体のオキシアルキレン鎖の長さは一般的に数平均で900〜3000が良く特に好ましくは1000〜3000である。オキシアルキレン鎖が900未満では整泡性が小さく、即ち、粗大気泡になるかあるいは完全に気泡が崩壊する。又オキシアルキレン鎖が3000以上では連続気泡体を得ることが困難になる。
本発明に使用する整泡性を有するポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体の量はポリオール100重量部当たり1〜20重量部、好ましくは3〜10重量部が良い。
【0007】
本発明に使用する整泡性の無いポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体はポリオキシアルキレン末端がC1〜C4のアルコキシ基あるいはアセトキシ基であり、しかもポリオキシアルキレン鎖の長さは数平均で800未満、好ましくは700以下である。
ポリオキシアルキレン基が平均で800以上では整泡性をおびると共にセル微細化並びに親水化の能力が無い。ポリジメチルオキシアルキレン鎖の長さは使用するポリオール並びに使用するポリイソシアネートにより変化する。
本発明に使用する整泡性の無いポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体中のポリオキシアルキレン含有量はオキシエチレン量が全ポリオキシアルキレンに対して50〜100%、好ましくは60〜100%にある。
全ポリオキシアルキレン鎖中のオキシエチレン割合が低下するにつれ、連続気泡化が困難になると共に親水性が低下する。
代表的構造例は次の通りである。
(式中RはCH3、C2H5、CH3CO、mは1以上の整数、nは1以上の整数、aは1以上の整数、bは0又は1以上の整数)
(式中RはCH3,C2H5,CH3CO、mは1以上の整数、aは1以上の整数、bは0又は1以上の整数)
【0008】
本発明を遂行するために更に詳細に説明する。
本発明に使用するポリイソシアネートとしては一般に工業的に使用されているポリイソシアネート化合物で良く、例えばポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート、4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、粗製ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート、2.4トリレンジイソシアネート、2.6トリレンジイソシアネート、2.4/2.6異性体混合トリレンジイソシアネート、粗製トリレンジイソシアネート、1.5ナフタレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート及びその変性体があるが、工業的に芳香族系ポリイソシアネートが好ましく、更に好ましくはポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート並びに粗製ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートである。
これらのポリイソシアネートは単独あるいはカルボジイミド変性及び/又はウレタン変性及び/又は尿素変性及び/又はアロファネート変性及び/又はイソシアネート変性等各種変性を加えて使用することができる。
【0009】
本発明で定義する整泡性を有するポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体とは単独で使用した場合正常の気泡を有するフォームを作ることができる能力のある整泡剤であり、整泡性の無いポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体とは単独で使用した場合フォームが崩壊するか崩壊しなくても微細気泡とならない粗大気泡となるものを指す。
【0010】
本発明に使用するポリオキシアルキレン結合を50重量%以上有するヒドロキシ化合物としては平均官能基数が2.0以上のポリエーテル及び/又はポリエステルポリオールである。前者は好ましくは平均官能基数が2.0〜5.0、数平均分子量20000以下が好ましい。特に好ましいヒドロキシ化合物としては平均官能基数が2.0〜4.0、分子量が500〜10000であり、オキシエチレン含有量は50〜90重量%である。オキシエチレン含有量が90重量%以上となると室温で結晶化が起こり取扱難い。
本発明に使用することができるオキシエチレン含有量50重量%以上のヒドロキシ化合物の例としては1価以上のアルコール、水酸基含有アミン化合物、多価アミノ化合物、有機カルボン酸、アルキルフェノール等にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加重合させたポリエーテル等がある、更に具体的例としては水、メタノール、エタノール、プロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、セチルアルコール、アリルアルコール、グルセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、トリレンジアミン、オレイン酸、ステアリル酸、アルキルフェノール等にエチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加重合させたものがある。また低分子量のヒドロキシ化合物、例えばグリセリン、トリメチロールプロパン、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール等の低分子量ポリオールを使用することができ、その場合平均でオキシエチレン含有量が50重量%以上、好ましくは50〜90%の範囲になるように混合配合するのが良い。
オキシエチレン含有量がヒドロキシ化合物の50重量%以下では完全な連続気泡フォームを得ることができないと共に親水性ポリイソシアヌレートフォームを作ることも困難である。特に良好な親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォームを得るためにはポリヒドロキシ化合物中のオキシエチレン含有量は60重量%以上にするのが好ましい。
本発明にはポリエステルポリオールも使用することができる。その場合全ヒドロキシ化合物中のエチレンオキサイド含有量は50重量%以上にする必要がある。ポリエステルポリオールとしては平均官能基数が2〜4、分子量10000以下であり、アジピン酸等のポリカルボン酸にエチレングリコール、ポロピレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン等の多官能水酸基含有化合物を反応させたポリエステルポリオール、カプロラクトンを開環重合させて得られたポリエステル等であるが、好ましくはポリカルボン酸は脂肪族ジカルボン酸が好ましい。
【0011】
本発明に使用することができるイソシアヌレート触媒としては一般公知のイソシアヌレート触媒であれば使用することができる。
例えば4級アンモニューム塩、有機酸アルカリ金属塩、強塩基性金属塩、アルコラート等であり具体的化合物としては酢酸カリウム、酢酸ナトリウム、オクチル酸カリウム、オクチル酸ナトリウム、水酸化カリウム、NN’N”−トリス(3−ジメチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ−S−トリアジン、カリウムアルコラート等がある。また必要に応じ3級アミンや有機金属触媒等のポリウレタン化触媒も合わせて使用することができる。
【0012】
本発明に於いては連続気泡フォームを得るために気泡開放剤を使用するのが良く、一般に使用されている長鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸の金属塩、ポリブデン等を使用することができる。
これとは別に特に好ましい親水性気泡開放剤としては活性水素等のイソシアネートとの反応基の無いポリオキシアルキレン誘導体が良く従来の気泡開放剤で得られなかった100%完全連続気泡の親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォームを得ることができる。具体的にはポリオキシアルキレン末端をキャップした活性水素等のイソシアネートとの反応性の無い構造のポリオキシアルキレン誘導体が良く、例えばオレインアルコール、メタノール等の1官能アルコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、及びポリエチレンポリプロピレングリコール等の2官能グリコールやグリセリン、トリメチノールプロパン等の多官能水酸基含有化合物にエチレンオキサイドやプロピレンオキサイド、あるいは前記両オキサイドを付加した多官能ポリオールの末端をキャップした活性水素等のイソシアネートとの反応基の無い構造を有するものである。具体的に例えばオレイン酸等の脂肪酸でエステル化してキャップされた構造を有する化合物、あるいはアルコキシ基、あるいはアルキルエーテル基等でキャップされた構造を有する化合物、あるいは前述の脂肪酸エステル基、アルコキシ基両者で前述のポリオールをキャップされた構造を有する化合物等がある。またメタノール、アルキルフェノールの様な化合物にアルキレンオキサイドを付加重合させたOH基末端をアルコキシ基あるいは脂肪酸エステル基のかたちでキャップさせた構造を有するものも好ましく、特に好ましいのは脂肪酸のエステル化合物である。
またオレイルアルコール等にアルキレンオキサイドを付加した後、オレイルクロライドを使用して末端をマスクしたポリオキシアルキレンジオレイルエーテル等のポリオキシアルキレン脂肪族炭化水素エーテルも使用することができる。
ここでポリオキシアルキレン脂肪族炭化水素エーテルとはカプリルアルコール、ステアリルアルコール等の飽和脂肪族アルコールから誘導されるエーテル並びにオレイルアルコールに代表される不飽和脂肪族アルコールから誘導されたエーテルを指す。また本末端エーテルはモノエーテルであってもポリエーテルであっても本発明に使用できる。
【0013】
本発明のポリオキシアルキレン誘導体としてはイオン性であっても非イオン性であっても良いが、非イオン性あるいはアニオン性が好ましい。
前述の本発明に使用する活性水素の無いポリオキシアルキレン誘導体のオキシアルキレン鎖に於いてポリオキシエチレン含有量割合が大きいほどポリオールの種類、シリコン系整泡剤の種類にもよるが一般的に連続気泡効果が大きく、同時に吸水性、保水性も増大する傾向にある。特にポリオキシアルキレン鎖中のオキシエチレン鎖含有量の割合は好ましくは全分子量の50重量%以上、更に好ましくは60重量%以上が好ましい。
本発明に使用する特に好ましい化合物の例としてはポリエチレングリコールステアリン酸ジエステル、ポリエチレングリコールラウリン酸ジエステル、ポリエチレングリコールオレイン酸ジエステル、メチルポリエチレングリコールステアリン酸モノエステル、ジメチルポリエチレングリコール、ポリエチレンポリプロピレングリコールステアリン酸ジエステル、ジメチルポリエチレンポリプロピレングリコール、αメトキシポリオキシエチレンβオレイン酸モノエステル、ポリオキシエチレンジオレイルエーテル、ポリオキシエチレンジラウリルエーテル、ポリオキシエチレンジノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン・ニエチルヘキシルエーテル・リン酸エステル等がある。
またグリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールにエチレンオキサイドあるいはプロピレンオキサイドを付加したポリオールとラウリン酸、オレイン酸、ステアリン酸等とのポリエステルも好ましく、特にエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとの共付加重合の場合にはアルキレンオキサイド中のエチレンオキサイドの含有量は70重量%以上が好ましい。
【0014】
本発明の活性水素の無いポリオキシアルキレン誘導体を工業的に使用する場合、純粋品を使用することができず少量のOH基を有する化合物やフリーの脂肪酸等が不純物として混入することがあるが、大量でなければ使用することができる。
OH基を有するエステルは大きく性能を低下させる作用は少ないが、特にオレイン酸、ステアリン酸等の脂肪酸そのものは疎水性を増大させる傾向にある。好ましくは酸価20以下、更に好ましくは10以下の範囲で使用するのが良い。本発明に使用する活性水素基の無いポリオキシアルキレン誘導体はポリオール100重量部当たり10乃至200重量部の割合、更に好ましくはポリオール100重量部当たり10乃至120重量部で使用するのが好ましい。
10重量部以下では効果が小さく、好ましくは10重量部以上となると良好な連続気泡フォーム化特性を持つ。また200重量部以上ではフォーム強度が低下して実用性に欠ける。
【0015】
本発明に使用する発泡剤としては一般に使用されているものすべて使用可能であるが好ましくは水である。
水以外の発泡剤としてはペンタン・ヘキサン、シクロペンタン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン、CO2ガス、液状CO2、超臨界CO2ガスなどの低沸点溶剤あるいはガスが使用可能である。
【0016】
本発明に使用可能なその他の添加剤としては一般に使用されているものはすべて使用可能であり一般の界面活性剤、無機又は有機充填剤、顔料、酸化防止剤、紫外線防止剤等がある。
更に具体的には必要に応じて界面活性剤としてアニオン型、カチオン型、両性イオン型すべて使用可能であるがアニオン型が好ましく、例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム等を添加することができる。
無機充填剤としては炭酸カルシウム、硫酸バリウム、クレー、ベントナイト等があり他に有機充填剤として吸水性樹脂等がある。吸水性樹脂の具体例としては架橋ポリアクリル酸塩、イソブチレン−マレイン酸塩、澱粉ポリアクリル酸塩、高分子量ポリエチレンオキサイド等がある。
【0017】
本発明の製造方法による親水性連続気泡ポリイソシアヌレートフォームは、そのフォーム密度が10kg/m3〜100kg/m3の範囲にありしかも40%圧縮時のフォーム硬さが9.8〜196kpa(0.1〜2.0kg/cm2)の範囲にあれば植物育苗用人工培地あるいは切り花用支持体として使用することができる。育苗用人工培地としては主に挿し木あるいは挿し芽用、これとは別に播種用等に分かれ、挿し木挿し芽としてはポインセチア、セントポーリヤ、菊、トマト、バラ等があり播種用としてはネギ、レタス、トマト等がある。
フォーム密度が10kg/m3以下及び40%硬さが9.8kpa以下では挿し木用、播種用、切り花用共に支持力に欠け使用できない。また100kg/m3以上及び40%圧縮時のフォーム硬さが196kpa以上では植物の成長を阻害し、あるいは挿すことが困難であり使用することが出来ない。
好ましい挿し木挿し芽用として密度は15kg/m3〜100kg/m3,40%圧縮時の硬さが9.8kpa〜196kpa(0.1kg/cm2〜2.0kg/cm2),播種用としては密度10kg/m3〜50kg/m3,40%圧縮時硬さ9.8〜98.0kpa(0.1kg/cm2〜1.0kg/cm2),切り花用としては密度15kg/m3〜50.0kg/m3,40%圧縮時の硬さは29.4〜98kpa(0.3〜1.0kg/cm2)である。
このフォーム硬さはASTM D 1621に準じて測定され、縦50mm×横50mm×厚さ30mmのサンプルを5mm/分の速度で圧縮して測定した値である。厚さが不足する場合には重ねて測定される。
【0018】
【作用】
本発明は微細気泡であると共に吸水性が良く、即ち吸水速度並びに吸水量が大きくしかも保水性の大きい親水性連続気泡ポリイソシアヌレートフォームに関するものであり、連続気泡ポリイソシアヌレートフォームを製造するに当たり下記の2種類のポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を併用して使用するところに特徴がある。
第一のポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体は整泡性を有する整泡剤であり、従来よりポリイソシアヌレートフォームに使用されてきたもので公知のものである。
一般により微細な気泡フォームを得るための従来技術としては整泡性を有すると同時に微細気泡をつくる能力のあるポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体の構造を選択するものである。又整泡剤の添加量を増やしても限界があり、比例的には気泡サイズは小さくならない。一般的にはポリオール100重量部当たり0.5〜10重量部であり更に増量しても効果は小さい。
本発明は従来より使用してきた整泡性を有する整泡剤に更に特定な構造を有する整泡性の無いポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を併用することである。従来2種類の整泡性を有するシリコン系整泡剤を併用使用することはあるが、整泡性の無いポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を併用使用することはなかった。
この第一、第二のポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を併用することによって下記の効果が生ずる。
(1)気泡サイズが小さくなる。
(2)吸水速度、吸水量が大きくなる。
(3)保水性が大きくなる。
気泡サイズが小さくなる原因は定かでないが表面張力の低下に関係しているものと考えられる。ポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体のポリオキシアルキレン鎖の長さ及び鎖数を大きくしていくと表面張力は大きくなる。又表面張力を小さくする為にポリオキシアルキレン鎖や鎖数を小さくすると表面張力は低下するが原料との相溶性が低下して整泡力を失い全く整泡性の無いものとなる。 第一、第二の2成分ポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を使用することによって第一のポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体が整泡性を与え、第二のポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体が表面張力を低下させて気泡サイズを小さくしているものと推定される。もちろん第1の整泡性を有するポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体単独でもフォームは気泡サイズは別として製造可能であり、第2の整泡性の無いポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体単独ではフォームとならないことはもちろんである。
【0019】
又連続気泡の気泡サイズが小さくなると結果として各気泡にあいている穴が小さくなって、いわゆる毛細管の管径が細くなった現象と類似した状態となる。
従って親水性の管径が細くなったと同じで、毛細管現象によって吸水速度並びに吸水高さが大きくなり、結果として保水性も向上する。
又気泡穴の径が小さくなることによって吸水した水は流れ出る為に大きな圧力損失を受け保水性が更に良くなると推定される。
【0020】
本発明のポリイソシアヌレートフォームは微細セルである以外に結果として表面張力が小さく、しかも親水性の整泡性の無いポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を反応せずに含有している。この整泡性の無いポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体は、発泡後ノニオン性の界面活性剤としても作用し、結果としてフォーム表面を親水化させ更に吸水性、保水性を向上させることになる。
特定の構造を有する整泡性の無い整泡剤はできあがったフォームの接触角を低下させる以外に発泡時には気泡を微細化させる二つの作用がある点で単なる界面活性剤あるいは整泡剤と全く作用効果を異にする。
【0021】
本発明のポリイソシアヌレートフォームはその吸水速度、吸水量、保水性が優れていると共にもろく、伸びのないポリイソシアヌレート結合を有していることから挿し木、挿し芽あるいは切り花を容易に挿すことができると共にその根の成長を阻害することが無い。
又ネギやレタス等の播種からの成長に於いては、成長と共にフォームが根によって崩壊するため根の成長を妨げることはなく良好な成育となる。
【0022】
【実施例】
以下に実施例と比較例を挙げて、本発明を説明する。
以後の説明に於いて整泡性を有するポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を「整泡性を有するシリコン」、整泡性の無いポリシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を「整泡性の無いシリコン」と称す。
実施例、比較例に於いて用いた原料は次の通りである。
polyol−1:グリセリンにエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドを重量比で80/20の割合で付加重合させた分子量3300の3官能ポリエーテルポリオール
polyol−2:グリセリンにプロピレンオキサイド単独を付加重合させた分子量3000の3官能ポリエーテルポリオール
polyol−3:エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの割合が重量比で80/20の2官能ポリオキシエチレンプロピレングリコール
整泡性を有するシリコン−1:
(化式1)の構造を有する整泡性を有するポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体。ポリオキシアルキキレン鎖のエチレンオキサイド/プロポレンオキサイドとの重量比は80/20、m/n=35/2,R=CH3,MW=1200
整泡性を有するシリコン−2:
(化式1)の構造を有する整泡性を有するポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体、ポリオキシアルキレン鎖中のエチレンオキサイド/プロピレンオキサイドとの重量比は60/40,m/n=30/2,R=CH3,MW=1700
整泡性の無いシリコン−1:
(化式3)の構造を有する整泡性の無いポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体。
ポリオキシアルキレン鎖はすべてポリエチレンオキサイド、m/n=23/10,R=CH3,MW=540
整泡性の無いシリコン−2:
(化式3)の構造を有する整泡性の無いポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体。
エチレンオキサイド/プロピレンオキサイドは重量比で51/49,m/n=12/15,R=CH3,MW=540
整泡性の無いシリコン−3:
(化式3)の構造を有する整泡性の無いポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体。
ポリオキシアルキレン鎖はすべてポリプロピレンオキサイド、m/n=18/15,R=CH3,MW=540
polycat41:エアープロダクトジャパン社製
NN’N”−トリス(3−ジメチル アミノプロピル)ヘキサヒドロS−トリアジン
気泡連続化剤 :ポリオキシエチレンジオレイン酸エステル。ポリオキシエチレン鎖の分子量は590
イルガノックス1010:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製酸化防止剤
PAPI−135 :ダウ・ポリウレタン日本社製
粗製ポリメチレンポリフェニレンジイソシアネート
【0023】
実施例、比較例のポリイソシアヌレートフォームの物性の測定方法は次の通りである。
40%圧縮時の硬さ(kpa):
縦50mm×横50mm×厚さ30のサンプルを5mm/分の速度で圧縮し、厚さの40%圧縮時点の硬さ。
より純水一滴を滴下、その一滴が完全にフォームに吸水されるまでの時間。
浸水時間(秒):縦50mm×横50mm×高さ40mmのフォームを23℃の水面上に40mm高さ面を垂直にして浮かべ、完全に沈むまでの時間。
吸水率(vol/vol)(%):
浸水時間の測定に使用したフォームを引き上け重量を測定し、吸水重量を算出する。水1gを1cm3として換算した吸水体積をフォーム体積で除いた値を%で示す。
保水率(%):浸水時間の測定に使用したフォームを引き上げ重量(A)を測定する。本フォームを傾斜角度30°の金網上に乗せて24時間後の重量(B)を測定し下式にて求める。
気泡サイズ(ケ/3.0mm):ルーペにて3.0mm直線長さ上の気泡数を目視にて数える。
通気度(cc/cm2/sec):10mmフォーム厚さにてJIS L 1096フラジール形試験機にて測定。
【0024】
実施例1〜5の配合処方を表1に又その物性を表2に示す。
実施例1〜5は吸水時間、吸水率共に良好であった。実施例2は吸水時間、浸水時間共に少々劣る結果となった。これは整泡性の無いポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体−2のポリアルキレン鎖中のエチレンオキサイド含有量が51%に低下したためと考えられる。
実施例4の保水率が低いのは通気度が145cc/cm2/secと大きいためである。
【0025】
表1
【0026】
【0027】
【実施例6】
実施例4のポリイソシアヌレートフォームを縦30mm×横30mm×高さ35mmにカットし、その中央に上面より8mm直径の穴を10mmの位置まであけ、更にその下側に下面より5mmの位置まで直径1.0mmの穴をあけた。
本フォームを水中に浸漬した後引き上げその中央穴の中に葉ネギの種13個を入れた。本フォームに毎日散水し、以後一般的水耕栽培を行った結果、良好な成長が確認された。
【0028】
【実施例7】
実施例5のポリイソシアヌレートフォームを縦100mm×横100mm×高さ100mmにカットし、水を充分に吸収させた後一般の水耕栽培のロックウール板上に乗せスプレーバラを挿し木して水耕栽培を行ったところ順調に成長し花びらサイズも通常よりも大きく良好な結果を得た。
【0029】
【実施例8】
実施例1のポリイソシアヌレートフォームを縦110mm×横230mm×高さ80mmに切断し、高さ80mmに対して上面より、菊、ガーベラ、スイートピー、霞草の切り花を挿したところ良好に挿すことができると共に1週間以上に渡り良好な状態を維持することができた。
【0030】
比較例1〜4の配合処方を表3に、物性を表4に示す。
比較例1は実施例と比較して特にセルサイズが大きく吸水時間は大差がないが、浸水時間が3倍以上と遅い。整泡性の無いシリコンが実施例1と違って添加されてなく、吸水速度、浸水時間が遅いのは気泡サイズの大きさによる毛細管現象の差と整泡性の無いポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体が添加されていない差によるものと考えられる。
比較例2は実施例4に対応するものであり整泡性を有するシリコン整泡剤単独発泡でありセルサイズが大きい為保水性がほぼ0となっている。
比較例3は整泡性を有するシリコンに加えて整泡性の無いシリコンを添加してあり、気泡サイズは小さい。但し吸水速度、浸水時間が遅いのはシリコン界面活性剤のエチレンオキサイド含有量が0重量%の為である。
比較例4は整泡性の無いシリコンを単独使用している為に崩壊に近い粗大セルになった。
【0031】
【0032】
【0033】
【発明の効果】
本発泡は整泡性を有するポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体と特定の構造を有する整泡性の無いポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体とを併用使用することによって微細連続気泡化を達成すると共に親水化を達成し、合わせて浸漬時間の短縮、保水性の向上を達成した。
本親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォームは切り花の支持体、挿し木、挿し芽等の人工培地、播種からの育苗あるいは成長への人工培地、あるいはバイオ技術展開による人工培地等に有効である。
Claims (5)
- ポリイソシアネート化合物、ポリオキシエチレン含有量が50重量%以上であるヒドロキシ化合物、発泡剤、気泡開放剤、触媒、ポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を必須成分として製造したポリイソシアヌレートフォームであって、下記の2種類の該ポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を含有する親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォーム。
(1)ポリオキシアルキレン末端がC1〜C4のアルコキシ基、及び/又は脂肪族アシロキシ基を有し、ポリオキシアルキレン鎖が数平均分子量で900以上、しかもポリオキシアルキレン中のポリオキシエチレン含有量が50重量%以上のポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体。
(2)ポリオキシアルキレン末端がC1〜C4のアルコキシ基、及び/又はアセトキシ基を有し、ポリオキシアルキレン鎖が数平均分子量で800未満、しかもエチレンオキサイド含有量が全オキシアルキレンの50重量%以上であるポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体。 - フォーム用途が育苗用人工培地あるいは切り花用支持体である密度が10kg/m3〜100kg/m3、40%圧縮時の硬さが9.8kpa〜196kpa(0.1kg/cm2〜2.0kg/cm2)の範囲にある特許請求項第1項記載の親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォーム。
- ポリイソシアネート化合物、ポリオキシエチレン含有量が50重量%以上であるヒドロキシ化合物、発泡剤、気泡開放剤、触媒、ポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を必須成分としてポリイソシアヌレートフォームを製造するに当たり、下記の2種類の該ポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を併用使用する親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォームの製造方法。
(1)ポリオキシアルキレン末端がC1〜C4のアルコキシ基、及び/又は脂肪族アシロキシ基を有し、ポリオキシアルキレン鎖が数平均分子量で900以上、しかもポリオキシアルキレン中のポリオキシエチレン含有量が50重量%以上の整泡性を有するポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体。
(2)ポリオキシアルキレン末端がC1〜C4のアルコキシ基、及び/又はアセトキシ基を有し、ポリオキシアルキレン鎖が数平均分子量で800未満、しかもエチレンオキサイド含有量が全ポリオキシアルキレンの50重量%以上である整泡性の無いポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体。 - 気泡開放剤としてポリオキシアルキレンの末端をキャップされた構造を有するイソシアネートとの反応性の無いポリオキシアルキレン誘導体を使用する特許請求項3記載の親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォームの製造方法。
- フォーム用途が植物育苗用人工培地あるいは切り花用支持体である密度が10kg/m3〜100kg/m3,40%圧縮硬さが9.8kpa〜196kpa(0.1kg/cm2〜2.0kg/cm2)の範囲にある特許請求項3あるいは請求項4記載の親水性連続微細気泡ポリイソシアヌレートフォームの製造方法。
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