JP4472807B2 - 脱着式釣り用履物底 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は脱着式釣り用履物底、詳しくは履物本体の底部に脱着自在に装着される釣り用履物底に関する。
【0002】
【従来の技術】
脱着式釣り用履き物底は、既に各種の構成のものが提案されており、たとえば底面から多数のスパイクピンが突出しているスパイクソールやスパイクピンを備えていないいわゆる非スパイクタイプのソールなどがよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
釣り用履物は、多くの種類があり、特に冬場等のように気温の低い時期は主として長靴型が好まれ、比較的気温の高い春,夏,秋等には主として短靴型(地下足袋型を含む)が好まれる。
【0004】
人体の足部は、踵側では踝部において、また爪先側では足指先付け根付近において、それぞれ所定の角度幅で屈伸動作をとることができ、この屈伸動作は、特に磯場のように足元の条件が悪い場所では、体のバランスを保つ上で重要である。
【0005】
短靴や長靴を着用すると、靴底の屈曲抵抗などにより素足の場合に比べどうしても足部の屈伸動作性が低下する傾向となり、特に長靴タイプの場合はその傾向が大きい。
【0006】
本発明は、足部の屈伸動作性への悪影響が小さく、特に長靴タイプの釣り用履物に適用して有用な脱着式釣り用履物底を提供することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、履き物本体の底部に脱着自在に装着される釣り用履き物底において、ゴム製の底本体を備え、底本体は、接地面側に、爪先寄りの部分に位置するように、横方向に延出し、接地面側から凹入する凹溝部を備え、更に、該凹溝部よりも爪先側及び踵側の各々に隣接して設けられ、凹溝部よりも溝深さが浅い滑り止め用の凹凸パターンを備えており、該底本体は上記凹溝部を支点として易屈曲変形動作をとることができる構成になっていることを特徴とする脱着式釣り用履物底に係る。
【0008】
本発明において、凹溝部が、足指付け根部分の屈伸動作支点の近傍に位置しており、しかも、前記屈伸動作支点に平行であることが好ましい。また、小剛性部の形成手段としては、底本体の接地面に切り目またはノッチを入れたり、或いは底本体の成型時を利用して凹溝部を形成する方法等を例示できるが、横断面において角のない形状の凹溝部が、繰り返しの屈曲変形動作に拘わらず亀裂を発生する恐れがなく特に好ましい。
【0009】
更に、本発明において、底本体の上面には、履き物本体の底部に脱着自在とするための面ファスナーが設けられており、底本体と面ファスナーとの間には、底本体よりも高硬度の補強層が設けられているが特に好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づき説明する。本発明履物底は従来品と同様に、底本体1と該底本体1の上面側(接地面と反対側の面)に一体に備えられた脱着自在な取り付け手段、たとえば面ファスナー2を備え、履物たとえば釣り用短靴または長靴の本体部(図示せず)の底面部に対し、該底面部に備付けの他の一方の面ファスナー(図示せず)を介し脱着自在に取り付けることができる構成になっている。
【0011】
本発明は、上記構成の脱着式釣り用履き物底において、底本体1の接地面側に、爪先寄りの部分に位置するように、横方向に延出する凹溝部3を形成したことを特徴としてる。凹溝部3の形成部分は肉厚が薄くなり他の部位に比して剛性の小さい小剛性部となるので、底本体1は凹溝部3の形成部分を支点として容易に屈曲変形動作をとることができる。尚、小剛性部の形成手段としては、上記凹溝部3に代え、切り目やノッチを入れる方法等を適用することができる。
【0012】
本発明履き物底を備えた履き物においては、着用時に、底本体1ひいては履き物底が足指付け根部付近を支点a(図1参照)とする屈伸動作に追随して容易に屈曲変形動作をとることができ、足の爪先側における屈伸動作性をほとんど損なうことがなくなり、磯釣り場のように足下が悪く体のバランスを崩しやすい場所で着用されることの多い釣り用履き物用に適用して有用である。特に長靴タイプの履き物においては踝部を支点とする屈伸動作性が短靴タイプの場合に比べ多少低下傾向となるが、爪先側の屈伸動作性は踝部での屈伸動作性に微妙に関連しているので、爪先側の屈伸動作性の向上は踝側の屈伸動作性の改善につながる。
【0013】
凹溝部3の形成位置は、足の爪先側の屈伸支点a(図1参照)にできるだけ近くまたほぼ平行していることが最も好ましいが、上記支点aの位置は個人差があり、また履き物のサイズによっても異なるので、屈伸動作性の改善効果が得られる範囲で適宜選択決定すればよい。
【0014】
横断面形状において、凹溝部3の底部に角があると、屈曲変形動作を繰り返す間に亀裂が入りやすくなり、履き物底の耐用度を低下させる恐れがあるので、図2に示すような角のない形状、たとえば湾曲状を呈していることが好ましい。
【0015】
凹溝部3の横幅は、あまり小さすぎると亀裂の発生原因となる恐れがあり、またあまり大きすぎても接地面積を減少させるだけで屈伸動作性改善にはあまり効果がないので、通常は3乃至20mm好ましくは5乃至15mm程度の範囲内から履き物のサイズや凹溝部3の溝深さなどを考慮し、適宜選択決定される。
【0016】
凹溝部3の溝深さは、あまり大きすぎると履き物底としての品質性能を低下させる恐れがあり、またあまり小さすぎても屈伸動作性の改善効果を充分に得ることができなくなる恐れがあるので、通常は1乃至15mm、好ましくは2乃至10mm程度の範囲内から履き物のサイズ,底本体1の厚みその他凹溝部3の溝幅等を考慮し、適宜選択決定される。ちなみに溝深さは、底本体1の有効厚みの1/2を超えない範囲内に止めるべきである。
【0017】
底本体1はスパイク型及び非スパイク型のいずれでもよく、また接地面には凹溝部3を除き、滑り止め用の凹凸パターン4を形成することができる。
【0018】
図3は本発明の他の実施形態を示している。本実施形態によれば、底本体1の上面側に底本体1よりも高硬度の補強層5が一体に積層され、該補強層5上に面ファスナー2が一体に取り付けられている。その他の構成は先の実施形態と実質的に異なるところがない。
【0019】
釣り用履き物底の底本体1は、通常ゴム製で、たとえばブチルゴムを主成分として含み、通常30乃至40度程度のゴム硬度(ショアA型 JIS K 6301‐5に準拠)を有し、比較的変形しやすい。従って、たとえば着用状態下で体のバランスを取るために足が複雑な動きをし、その結果、底本体1上に体重が偏心加重としてかかった場合には、底本体1の上面ひいては面ファスナー2の部分に皺より現象を発生し易くなり、履き物本体側の面ファスナーとの間で局部的剥離を起こす危険性があり、面ファスナー同士間の係合止着状態が損なわれる恐れがあった。
【0020】
この場合、図3に示す実施形態のように、底本体1と面ファスナー2との間に底本体1よりも高硬度の補強層5を設けるときは、補強層5の高硬度により偏心加重を受けてもほとんど皺より現象を生ずることがなくなり、あるいは皺より現象の発生を抑制でき、面ファスナー間の係合止着状態を安定確実に保持することが可能になる。
【0021】
補強層5は底本体1より硬度が高ければよく、たとえば底本体1とゴム材質が同一の場合には、ゴムの補強に使用されている公知の各種補強繊維、たとえば炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、好ましくはこれらの短繊維(たとえば2乃至4mm長さ程度)などを、たとえばゴムコンパウンドの全重量に対し10乃至20重量パーセント程度を占めるように混入することによりゴム硬度を所定の硬度まで高めることができる。その他ゴムの種類や配合組成を適宜選択することによって所望の硬度の補強層5を得ることができる。補強層5のゴム硬度は65乃至85度、好ましくは70乃至80度、より好ましくは75度前後である。
【0022】
補強層5と底本体1との積層一体化は公知の各種手段に従えばよく、たとえば未加硫乃至半加硫の状態で積層し、この積層状態のもとに同時加硫処理して一体化する方法や個別に加硫処理した後に、接着剤を適用して接着一体化するなどの方法を採用できる。
【0023】
補強層5の肉厚は特に制限はないが、あまり厚すぎると底本体1の屈曲自在性を損なう恐れがあり、またあまり薄すぎると補強層としての働きを充分に発現させることができなくなる恐れがあるので、通常は0.5乃至10mm程度、好ましくは3乃至7mm程度の範囲内から補強層のゴム硬度等を考慮し、適宜選択決定される。
【0024】
補強層5は、その他、比較的薄肉で可撓性のある金属板、樹脂板などであってもよく、たとえばインサート成形により底本体1に積層一体化できる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、底本体の接地面の爪先寄りの部分に凹溝部形成等による小剛性部が形成されているので、底本体ひいては履き物底が足の指先側を支点とする屈伸動作に追随して容易に屈曲変形動作をとることが可能となり、足部の屈伸動作性への悪影響が小さく、特に長靴タイプの釣り用履物に適用して有用な脱着式釣り用履物底を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す底面図であって、滑り止め用の凹凸パターンは省略されている。
【図2】同、凹凸パターンを含む側面図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 底本体
2 面ファスナー
3 凹溝部
4 凹凸パターン
5 補強部

Claims (4)

  1. 履き物本体の底部に脱着自在に装着される釣り用履き物底において、ゴム製の底本体を備え、底本体は、接地面側に、爪先寄りの部分に位置するように、横方向に延出し、接地面側から凹入する凹溝部を備え、更に、該凹溝部よりも爪先側及び踵側の各々に隣接して設けられ、凹溝部よりも溝深さが浅い滑り止め用の凹凸パターンを備えており、該底本体は上記凹溝部を支点として易屈曲変形動作をとることができる構成になっていることを特徴とする脱着式釣り用履物底。
  2. 凹溝部が、足指付け根部分の屈伸動作支点の近傍に位置しており、しかも、前記屈伸動作支点に平行であることを特徴とする請求項1に記載の履き物底。
  3. 凹溝部が、横断面形状において、角のない形状を呈していることを特徴とする請求項1又は2に記載の履き物底。
  4. 底本体の上面には、履き物本体の底部に脱着自在とするための面ファスナーが設けられており、底本体と面ファスナーとの間には、底本体よりも高硬度の補強層が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の履き物底。
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