JP4470521B2 - 媒体認識装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体認識装置に関するものである。
従来、銀行、信用金庫、郵便局、消費者金融会社等の金融機関の支店等に配設されたATM(Automatic Teller Machine:現金自動預払機)、CD(Cash Dispenser:現金自動支払機)等の自動取引装置や両替機、また、商店や路上に配設された自動販売機等には、紙幣等の有価証券の真偽を判別したり媒体の種別を判別するための媒体認識装置が配設されている。該媒体認識装置が紙幣等の媒体の真偽を判別することによって、偽造紙幣等の不正な媒体を排除することができる。そして、種々の多様な媒体の真偽を判別することができる媒体認識装置に関する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、紙幣等の媒体の形状や状態を認識するために最も重要な点の一つとして媒体の頂点、すなわち、角点がある。該角点を検出することによって、媒体の大きさ、及び、傾き角度等の状態を高精度に検出することが可能になる。そこで、従来、様々な画像処理分野において角点を検出する技術が提案され、その一つとして、媒体の画像を斜めに走査して角点を検出する技術が提案されている。
特開平7−311867号公報
しかしながら、前記従来の媒体認識装置においては、媒体の画像を斜めに走査して角点を検出するために、画像処理の時間が長くなり、迅速に角点を検出することができない。そのため、例えば、多数の媒体の認識を短時間で行うことが要求され、処理の高速化が重要な自動取引装置等に導入することが困難である。もっとも、画像処理のための時間を短くするために、検出すべき角点の数を削減して、例えば、上下又は左右の2つの角点だけを検出することも考えられる。しかし、この場合、媒体の大きさ及び状態を検出する精度が低くなってしまう。
本発明は、前記従来の媒体認識装置の問題点を解決して、媒体の画像の輪郭点を抽出し、抽出した該輪郭点の座標を直線方程式に代入し、算出された切片の値を比較することで角点を検出することによって、画像処理の時間を短くして、迅速に角点を検出することができ、多数の媒体の認識を短時間で行うことができる媒体認識装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の媒体認識装置おいては、媒体の画像を取得する画像情報取得部と、前記媒体の画像の輪郭点を抽出し、該輪郭点の座標を複数本の直線方程式に代入して切片をそれぞれ算出し、該切片の値に基づいて前記媒体の角点であるか否かを判定して前記媒体の角点を抽出する角点抽出部とを有し、該角点抽出部は、1ライン走査を行う毎に、前記輪郭点を抽出し、該輪郭点に対して前記媒体の角点であるか否かを判定して前記媒体の角点を抽出する。
本発明によれば、媒体の画像の輪郭点を抽出し、抽出した該輪郭点の座標値を直線方程式に代入し、算出された切片の値を比較することで角点を検出するようになっている。そのため、画像処理の時間を短くして、迅速に角点を検出することができ、多数の媒体の認識を短時間で行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における媒体認識装置のシステム構成を示す図である。
図において、10は本実施の形態における媒体認識装置であり、自動販売機、両替機、ゲーム機等の装置に配設され、媒体11の大きさ、形状、姿勢等を認識するために使用される。ここで、前記媒体11は、例えば、紙幣であるが、ビール券、ギフト券、商品券等の金券、トラベラーズチェック、小切手、株券等の有価証券、入場券等の施設利用券、切符、帳票、カード、通帳等であってもよく、いかなる種類のものであってもよい。
ここで、前記媒体11が紙幣である場合について説明する。この場合、前記媒体認識装置10は、媒体11の頂点、すなわち、角点の位置に基づいて、媒体11の大きさ、形状、姿勢等を認識することができるものであるが、さらに、認識した媒体11の大きさに基づいて、該媒体11の種類を判別することができるものであってもよい。例えば、該媒体11が我が国の紙幣である場合、千円札、二千円札、五千円札及び一万円札の四種類の金種の紙幣について、種類を判別することができることが望ましい。さらに、前記媒体認識装置10は、外国の紙幣の真偽を判別することができるものであることが望ましい。
そして、前記媒体認識装置10は、自動取引装置のように媒体11としての紙幣を受領する装置における紙幣の搬送経路や紙幣の取り扱い装置に配設され、受領した紙幣の大きさ、形状、姿勢等を判別する。なお、前記紙幣を受領する装置は、一般的には、銀行、信用金庫、郵便局等の金融機関の支店等の営業店や、コンビニエンスストア、スーパーマーケット等の商店の店舗に配設されているATM、CD等の自動取引装置であるが、紙幣を受領するための装置であれば、鉄道、バス等の交通機関の券売機、飲料、タバコ等の自動販売機、両替機、ゲーム機等いかなる装置であってもよい。そして、前記紙幣を受領する装置は、前記媒体認識装置10が認識した紙幣の大きさ、形状、姿勢等に基づいて、破損した紙幣、折れ曲がった紙幣等を不正な紙幣として排除する。
本実施の形態において、前記媒体認識装置10は、CPU、MPU等の演算手段、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段、通信インターフェイス等を有し、特に、媒体11の4つの角点の位置をそれぞれ検出し、該角点の位置に基づいて、媒体11の形状を判定するものである。ここで、前記媒体認識装置10は、機能の観点から画像情報取得部12、角点抽出部13、形状判定部14及び表示部15を有する。
そして、前記画像情報取得部12は、図示されない媒体画像取得装置から出力された媒体11の画像としてのデジタルイメージデータを取得する。前記媒体画像取得装置は、例えば、LED(Light Emitting Diode)等の光源、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像手段、信号増幅手段、A/D変換手段等を備える。そして、光源の発する光を媒体11に照射し、透過光をレンズによって縮小して撮像手段に結像させる。該撮像手段は、結像された媒体11の透過イメージを光電変換し、アナログイメージデータとしての透過画像信号を出力する。さらに、該透過画像信号は、信号増幅手段によって増幅され、A/D変換手段によって、例えば、8〔bit〕のデジタル信号に変換され、デジタルイメージデータとして出力される。なお、該デジタルイメージデータは、画像を構成する各画素(ピクセル)が、例えば、256階調の輝度を有するデータである。そして、前記画像情報取得部12は、前記媒体画像取得装置が出力したデジタルイメージデータから、媒体11の画像、すなわち、デジタルイメージデータである後述される媒体画像21、及び、該媒体画像21の周辺の背景を含む画像として、後述される媒体領域画像22を切り出して取得するようになっている。なお、前記媒体画像取得装置は、前記媒体11を透過した光でなく、前記媒体11に反射された光、すなわち、反射光を撮像手段に結像するものであってもよい。この場合、該撮像手段は、結像された媒体11の反射画像信号を出力する。
また、前記角点抽出部13は、画像情報取得部12が取得した媒体領域画像22に含まれる媒体画像21の輪郭点を抽出し、抽出した前記輪郭点の座標値を直線方程式に代入し、直線方程式が表す直線の切片の値を算出し、該切片の値を比較することで角点を抽出するための角点判定処理を実行する。具体的には、後述される媒体画像21の輪郭線23を構成する点としての輪郭点に対応する画素の座標を取得する。そして、該画素の座標を、後述されるX座標軸43及びY座標軸44に対し、プラスマイナス45度に傾斜した後述される2本の直線41及び42を表す直線方程式にそれぞれ代入して、前記2本の直線41及び42がX座標軸43又はY座標軸44と交差する座標値、すなわち、X切片又はY切片の値を算出する。そして、算出された該X切片又はY切片の値に基づいて、媒体画像21における後述される4つの角点24に該当する画素の座標を特定し、前記角点24の位置を検出する。
さらに、前記形状判定部14は、角点抽出部13が検出した4つの角点24の位置に基づいて、前記媒体11の形状を判定し、該形状に異常がある場合、例えば、媒体11が折れ曲がっている場合には、異常がある旨の判定結果を出力する。
さらに、前記表示部15は、形状判定部14の判定結果を図示されない表示装置に表示させる。該表示装置は、例えば、媒体認識装置10が配設されている自動取引装置、自動販売機、両替機、ゲーム機等の装置に配設されたCRT、液晶ディスプレイ、LEDディスプレイ等の表示装置である。なお、前記表示部15は、異常がある旨の判定結果だけを表示装置に表示させるようにしてもよいし、異常の有無に関わらずすべての判定結果を表示装置に表示させるようにしてもよい。
次に、前記構成の媒体認識装置10の動作について説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態における媒体の例を示す図、図3は本発明の第1の実施の形態における媒体の画像を示す図、図4は本発明の第1の実施の形態における輪郭点を抽出する動作を示す図、図5は本発明の第1の実施の形態における媒体の角点を特定する動作を示す図、図6は本発明の第1の実施の形態における形状に異常がある媒体を示す図、図7は本発明の第1の実施の形態における媒体認識装置の動作を示すフローチャートである。
まず、媒体11が自動取引装置、自動販売機、両替機、ゲーム機等の装置における媒体11の挿入口から搬送経路に挿入されると、図示されない搬送装置に搬送されて媒体画像取得装置の位置に到達する。ここで、前記媒体11は、図2に示されるように、紙幣であり、模様16a〜16cが印刷されている。そして、前記媒体画像取得装置は、撮像手段によって媒体11及びその周辺のアナログイメージデータを取得し、該アナログイメージデータをA/D変換して、デジタルイメージデータとして出力する。すると、前記画像情報取得部12は、画像データ読み取りを行って、前記媒体画像取得装置が出力したデジタルイメージデータから、図3に示されるような媒体領域画像22を切り出して取得する。ここで、該媒体領域画像22は、前記媒体11のデジタルイメージデータである媒体画像21、及び、該媒体画像21の周辺の背景を含む画像である。また、前記媒体画像21は、前記模様16a〜16cに対応する模様画像21a〜21cを含んでいる。
続いて、角点抽出部13は、画像データ走査を開始して、1走査毎に、すなわち、走査線1本毎に、前記媒体領域画像22に含まれる画素について画素情報を読み取る。この場合、画像データ走査は、前記媒体領域画像22の左上角における走査開始点25から開始され、矢印Aで示されるように行われ、前記媒体領域画像22の右下角における走査終了点26で終了する。なお、前記走査開始点25及び走査終了点26の位置、並びに、走査の方向は適宜変更することができる。また、前記画素情報は画素の輝度である。
そして、前記角点抽出部13は、読み取った画素情報に基づいて、輪郭点抽出処理を実行する。ここで、輪郭点は、媒体画像21の輪郭を示す線としての輪郭線23を構成する点であり、前記媒体画像21とその周辺の背景との境界となる点である。前記撮像手段が透過画像信号を出力する場合、周辺の背景に対応する画素の輝度は高く、すなわち、明るく、媒体画像21に対応する画素の輝度は低く、すなわち、暗くなっている。そのため、画素の輝度が急激に変化して暗くなる位置が前記輪郭点の位置である。この場合、図4に示されるように、横軸に走査方向に沿って画素を並べ、縦軸に各画素の輝度値を示したグラフを作成すると、該輝度値が急激に変化する位置Bが輪郭点の位置であることが分かる。
続いて、前記角点抽出部13は、輪郭点抽出処理の結果、輪郭点が抽出されたか否か、すなわち、輪郭点があるか否かを判断し、輪郭点がある場合には該輪郭点に対応する画素の座標を画像データとして読み取って、当該走査線についての走査が終了したか否か、すなわち、1ライン走査が終了したか否かを判断する。また、輪郭点がない場合には画像データを読み取ることなく、当該走査線についての1ライン走査が終了したか否かを判断する。そして、当該走査線についての1ライン走査が終了していない場合には、当該走査線に沿って、再び、画素情報を読み取り、前述した動作を繰り返す。また、当該走査線についての1ライン走査が終了した場合、前記角点抽出部13は、すべての走査線についての走査が終了したか否か、すなわち、走査終了点26までの全走査が終了したか否かを判断する。そして、走査が終了していない場合には、次の走査線に沿って走査を行い、再び、画素情報を読み取り、前述した動作を繰り返す。
また、走査が終了した場合、前記角点抽出部13は、抽出された輪郭点の画像データに基づいて前記媒体画像21における角点24a〜24dを抽出するための角点判定処理を実行する。ここで、前記角点24a〜24dは、図3に示されるように、長方形の形状を有する媒体画像21の4つの頂点にそれぞれ位置し、媒体画像21の輪郭線23が折れ曲がって角を構成する位置にある輪郭線23上の点である。なお、前記角点24a〜24dを統合的に説明する場合には、角点24として説明する。
前記角点判定処理において、前記角点抽出部13は、抽出した前記輪郭点の座標値を直線方程式に代入し、該直線方程式が表す直線41及び42の切片を比較することで角点24を検出する。ここで、前記直線方程式は、図5に示されるように、X座標軸43及びY座標軸44が設定されている二次元平面において、プラスマイナス45度に傾斜した2本の直線41及び42を表している。該2本の直線41及び42を表す直線方程式は、次の式(1)及び(2)でそれぞれ示される。
Y=X+b ・・・式(1)
Y=−X+b ・・・式(2)
なお、b1及びb2は、2本の直線41及び42のY切片である。
そして、輪郭線23を構成するそれぞれの輪郭点の座標値として該輪郭点に対応する画素の座標値を前記式(1)及び(2)に代入し、それぞれの輪郭点に対応するb1及びb2を算出する。算出されたb1及びb2は、直線41及び42がそれぞれの輪郭点を通過する場合の直線41及び42のY切片を示している。
図5に示されるように、直線42が左上の角点24aを通過する場合、直線42のY切片が最小となることが分かる。これは、図5においてY座標は下に向いて増加するように設定されているためである。そして、直線42が右下の角点24dを通過する場合、直線42のY切片が最大となることを理解することができる。また、図5に示されるように、直線41が右上の角点24bを通過する場合、直線41のY切片が最小となることが分かる。そして、直線41が左下の角点24cを通過する場合、直線41のY切片が最大となることを理解することができる。
このことから、角点24a〜24dを判定するための条件として、次の条件(1)〜(4)が成立する。
左上角点条件:b2が最小値 ・・・条件(1)
右上角点条件:b1が最小値 ・・・条件(2)
左下角点条件:b1が最大値 ・・・条件(3)
右下角点条件:b2が最大値 ・・・条件(4)
そして、前記角点抽出部13は、前記条件(1)〜(4)を満足する輪郭点を角点24a〜24dとし、該角点24a〜24dに対応する画素の座標を角点情報として記憶手段に格納する。なお、前記角点判定処理においては、Y切片の値を角点24を判定するための条件として使用したが、X切片の値を使用することもできる。
続いて、前記形状判定部14は、角点抽出部13が検出した4つの角点24a〜24dの位置に基づいて、前記媒体11の形状を判定するための形状判定処理を実行する。この場合、前記形状判定部14は、例えば、図6に示されるような形状に異常がある媒体11a〜11cの特徴を示す条件に適合するか否かに基づいて、その形状を判定する。ここで、図6(a)に示されるような角折れの媒体11aの場合、角点52に対し角点51と角点53が直角でない、という角折れ判定条件に適合しているので、前記形状判定部14は、「角折れ」と判定する。また、図6(b)に示されるような長手折れの媒体11bの場合、角点54と角点55の点が長手長さ条件を満足しない、という長手折れ判定条件に適合しているので、前記形状判定部14は、「長手折れ」と判定する。さらに、図6(c)に示されるような短手折れの媒体11cの場合、角点56と角点57の点が短手長さ条件を満足しない、という短手折れ判定条件に適合しているので、前記形状判定部14は、「短手折れ」と判定する。そして、前記形状判定部14は、形状判定の結果を記憶手段に格納する。
続いて、前記表示部15は、形状判定部14による形状判定の結果に基づいて、媒体11の形状が異常であるか否かを判断する。そして、異常がある場合、異常がある旨の判定結果を表示装置に警告として表示させて、処理を終了する。また、異常がない場合には、そのまま処理を終了する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 画像データを読み取る。
ステップS2 画像データ走査を開始する。
ステップS3 画素情報を読み取る。
ステップS4 輪郭点抽出処理を実行する。
ステップS5 輪郭点があるか否かを判断する。輪郭点がある場合はステップS6に進み、輪郭点がない場合はステップS7に進む。
ステップS6 輪郭点に対応する画素の座標を画像データとして読み取る。
ステップS7 1ライン走査が終了したか否かを判断する。1ライン走査が終了した場合はステップS8に進み、1ライン走査が終了していない場合はステップS3に戻る。
ステップS8 全走査が終了したか否かを判断する。全走査が終了した場合はステップS9に進み、全走査が終了していない場合はステップS3に戻る。
ステップS9 角点判定処理を実行する。
ステップS10 角点情報を格納する。
ステップS11 形状判定処理を実行する。
ステップS12 形状判定の結果を格納する。
ステップS13 形状が異常であるか否かを判断する。形状が異常である場合はステップS14に進み、形状が異常でない場合は処理を終了する。
ステップS14 判定結果を表示し、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、輪郭点の座標値を直線方程式に代入し、該直線方程式が表す直線の切片を比較することで角点を検出するようになっている。そのため、画像に対して斜めに走査して角点を検出する従来の方法と比較して、より簡単な処理で角点を検出することができ、処理速度の高速化を実現することができる。
また、検出した角点に関する直角性や角点間の距離などの情報に基づいて、媒体11の形状が正常であるか異常であるかを判断することができるので、媒体11を認識するために処理全体を高速化することができる。
なお、本実施の形態においては、前記式(1)及び(2)で示されるようなプラスマイナス45度に傾斜した2本の直線41及び42を使用した場合について説明したが、例えば、l5度、30度などの別の傾きを持つ直線を使用することもでき、3本以上の直線を使用することもできる。
さらに、形状判定処理において、角折れ、長手折れ、及び、短手折れの例を説明したが、それに限定されるものではなく、破れ媒体などを判定することもできる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図8は本発明の第2の実施の形態における媒体認識装置の動作を示す第1のフローチャート、図9は本発明の第2の実施の形態における媒体認識装置の動作を示す第2のフローチャートである。
本実施の形態において、角点抽出部13は、輪郭点抽出処理を実行しながら角点判定処理を実行するようになっている。すなわち、輪郭点抽出処理が終了する前に角点判定処理を開始して、輪郭点抽出処理と角点判定処理とを並行して実行して、角点判定処理が終了するまでの時間を短縮するようになっている。
そこで、本実施の形態の媒体認識装置10の動作を説明する。なお、本実施の形態において、媒体認識装置10の構成は、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。また、画像情報取得部12が図3に示されるような媒体領域画像22を切り出して取得するまでの動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
そして、角点抽出部13は、画像データ走査を開始して、1走査毎に、すなわち、走査線1本毎に、媒体領域画像22に含まれる画素について画素情報を読み取り、読み取った画素情報に基づいて、輪郭点抽出処理を実行する。続いて、前記角点抽出部13は、輪郭点抽出処理の結果、輪郭点が抽出されたか否か、すなわち、輪郭点があるか否かを判断し、輪郭点がない場合には画像データを読み取ることなく、当該走査線についての1ライン走査が終了したか否かを判断する。そして、当該走査線についての1ライン走査が終了していない場合には、当該走査線に沿って、再び、画素情報を読み取り、前述した動作を繰り返す。
一方、輪郭点がある場合、前記角点抽出部13は、前記輪郭点に対応する画素の座標を画像データとして読み取って、角点判定処理を実行する。そして、前記輪郭点に対応する画素の座標を、図5に示されるような2本の直線41及び42を表す直線方程式である前記式(1)及び(2)に代入し、前記輪郭点に対応するY切片の値b1及びb2を算出する。続いて、前記角点抽出部13は、当該走査線が第1番目の走査線であるか否か、すなわち、当該走査線についての走査が第1ライン目の走査であるか否かを判断する。そして、第1ライン目の走査である場合、左上角点配列として前記b2を格納し、右上角点配列として前記b1を格納し、左下角点配列として前記b1を格納し、右下角点配列として前記b2を格納する。ここで、左上角点配列とは、輪郭点が媒体画像21の左上の角点24aに該当する場合に当該輪郭点を通過する直線42のY切片の値b2であり、右上角点配列とは、輪郭点が媒体画像21の右上の角点24bに該当する場合に当該輪郭点を通過する直線41のY切片の値b1であり、左下角点配列とは、輪郭点が媒体画像21の左下の角点24cに該当する場合に当該輪郭点を通過する直線41のY切片の値b1であり、右下角点配列とは、輪郭点が媒体画像21の右下の角点24dに該当する場合に当該輪郭点を通過する直線42のY切片の値b2である。
また、当該走査線についての走査が第1ライン目の走査であるか否かを判断して第1ライン目の走査でない場合、前記角点抽出部13は、算出したb2が既に格納されている左上角点配列より小さいか否かを判断する。そして、小さい場合には算出したb2を左上角点配列とすることによって、該左上角点配列を更新する。なお、算出したb2が既に格納されている左上角点配列より小さくない場合には、該左上角点配列を更新しない。続いて、前記角点抽出部13は、算出したb1が既に格納されている右上角点配列より小さいか否かを判断する。そして、小さい場合には算出したb1を右上角点配列とすることによって、該右上角点配列を更新する。なお、算出したb1が既に格納されている右上角点配列より小さくない場合には、該右上角点配列を更新しない。続いて、前記角点抽出部13は、算出したb1が既に格納されている左下角点配列より大きいか否かを判断する。そして、大きい場合には算出したb1を左下角点配列とすることによって、該左下角点配列を更新する。なお、算出したb1が既に格納されている左下角点配列より大きくない場合には、該左下角点配列を更新しない。続いて、前記角点抽出部13は、算出したb2が既に格納されている右下角点配列より大きいか否かを判断する。そして、大きい場合には算出したb2を右下角点配列とすることによって、該右下角点配列を更新する。なお、算出したb2が既に格納されている右下角点配列より大きくない場合には、該右下角点配列を更新しない。
そして、前記角点抽出部13は、当該走査線についての1ライン走査が終了したか否かを判断する。そして、当該走査線についての1ライン走査が終了していない場合には、当該走査線に沿って、再び、画素情報を読み取り、前述した動作を繰り返す。また、当該走査線についての1ライン走査が終了した場合、前記角点抽出部13は、すべての走査線についての1ライン走査が終了したか否か、すなわち、走査終了点26までの全走査が終了したか否かを判断する。そして、走査が終了していない場合には、次の走査線に沿って走査を行い、再び、画素情報を読み取り、前述した動作を繰り返す。また、当該走査線についての1ライン走査が終了した場合、前記角点抽出部13は、すべての走査線についての走査が終了したか否か、すなわち、走査終了点26までの全走査が終了したか否かを判断する。そして、走査が終了していない場合には、次の走査線に沿って走査を行い、再び、画素情報を読み取り、前述した動作を繰り返す。
また、走査終了点26までの全走査が終了すると、前記角点抽出部13は、左上角点配列情報、右上角点配列情報、左下角点配列情報及び右下角点配列情報を順次記憶手段に格納する。ここで、前記左上角点配列情報は、最終的に左上角点配列として格納されたb2が算出された輪郭点に対応する画素の座標であり、媒体画像21の角点24aの座標である。そして、前記右上角点配列情報は、最終的に右上角点配列として格納されたb1が算出された輪郭点に対応する画素の座標であり、媒体画像21の角点24bの座標である。また、前記左下角点配列情報は、最終的に左下角点配列として格納されたb1が算出された輪郭点に対応する画素の座標であり、媒体画像21の角点24cの座標である。さらに、前記右下角点配列情報は、最終的に右下角点配列として格納されたb2が算出された輪郭点に対応する画素の座標であり、媒体画像21の角点24dの座標である。
続いて、形状判定部14は、角点抽出部13が検出した4つの角点24a〜24dの位置に基づいて、媒体11の形状を判定するための形状判定処理を実行する。以降の処理については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS21 画像データを読み取り、画像データ走査を開始する。
ステップS22 画素情報を読み取る。
ステップS23 輪郭点抽出処理を実行する。
ステップS24 輪郭点があるか否かを判断する。輪郭点がある場合はステップS25に進み、輪郭点がない場合はステップS33に進む。
ステップS25 輪郭点に対応する画素の座標を画像データとして読み取る。
ステップS26 角点判定処理を実行する。
ステップS27 輪郭点に対応する画素の座標を直線方程式に代入し、輪郭点に対応するY切片の値b1及びb2を算出する。
ステップS28 第1ライン目の走査であるか否かを判断する。第1ライン目の走査である場合はステップS35に進み、第1ライン目の走査でない場合はステップS29に進む。
ステップS29 算出したb2が既に格納されている左上角点配列より小さいか否かを判断する。算出したb2が既に格納されている左上角点配列より小さい場合はステップS39に進み、算出したb2が既に格納されている左上角点配列より小さくない場合はステップS30に進む。
ステップS30 算出したb1が既に格納されている右上角点配列より小さいか否かを判断する。算出したb1が既に格納されている右上角点配列より小さい場合はステップS40に進み、算出したb1が既に格納されている右上角点配列より小さくない場合はステップS31に進む。
ステップS31 算出したb1が既に格納されている左下角点配列より大きいか否かを判断する。算出したb1が既に格納されている左下角点配列より大きい場合はステップS41に進み、算出したb1が既に格納されている左下角点配列より大きくない場合はステップS32に進む。
ステップS32 算出したb2が既に格納されている右下角点配列より大きいか否かを判断する。算出したb2が既に格納されている右下角点配列より大きい場合はステップS42に進み、算出したb2が既に格納されている右下角点配列より大きくない場合はステップS33に進む。
ステップS33 1ライン走査が終了したか否かを判断する。1ライン走査が終了した場合はステップS34に進み、1ライン走査が終了していない場合はステップS22に戻る。
ステップS34 全走査が終了したか否かを判断する。全走査が終了した場合はステップS43に進み、全走査が終了していない場合はステップS22に戻る。
ステップS35 左上角点配列としてb2を格納する。
ステップS36 右上角点配列としてb1を格納する。
ステップS37 左下角点配列としてb1を格納する。
ステップS38 右下角点配列としてb2を格納する。
ステップS39 算出したb2を左上角点配列とすることによって、左上角点配列を更新する。
ステップS40 算出したb1を右上角点配列とすることによって、右上角点配列を更新する。
ステップS41 算出したb1を左下角点配列とすることによって、左下角点配列を更新する。
ステップS42 算出したb2を右下角点配列とすることによって、右下角点配列を更新する。
ステップS43 左上角点配列情報を格納する。
ステップS44 右上角点配列情報を格納する。
ステップS45 左下角点配列情報を格納する。
ステップS46 右下角点配列情報を格納する。
ステップS47 形状判定処理を実行する。
ステップS48 形状判定の結果を格納する。
ステップS49 形状が異常であるか否かを判断する。形状が異常である場合はステップS50に進み、形状が異常でない場合は処理を終了する。
ステップS50 判定結果を表示し、処理を終了する。
このように、本実施の形態において、角点抽出部13は、輪郭点抽出処理が終了する前に角点判定処理を開始して、輪郭点抽出処理と角点判定処理とを並行して実行するようになっている。すなわち、1ライン走査を行う毎に輪郭点に対応する画素の座標を前記式(1)及び(2)に代入して値b1及びb2を算出する。そのため、角点判定処理が終了するまでの時間を短縮することができる。したがって、処理全体をより高速化することができ、短時間で多数の媒体11を認識することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における媒体認識装置のシステム構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における媒体の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における媒体の画像を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における輪郭点を抽出する動作を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における媒体の角点を特定する動作を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における形状に異常がある媒体を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における媒体認識装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における媒体認識装置の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における媒体認識装置の動作を示す第2のフローチャートである。
符号の説明
10 媒体認識装置
11、11a、11b、11c 媒体
12 画像情報取得部
13 角点抽出部
14 形状判定部
15 表示部
21 媒体画像
24、24a、24b、24c、24d、51、52、53、54、55、56、57 角点

Claims (1)

  1. (a)媒体の画像を取得する画像情報取得部と、
    (b)前記媒体の画像の輪郭点を抽出し、該輪郭点の座標を複数本の直線方程式に代入して切片をそれぞれ算出し、該切片の値に基づいて前記媒体の角点であるか否かを判定して前記媒体の角点を抽出する角点抽出部とを有し、
    (c)該角点抽出部は、1ライン走査を行う毎に、前記輪郭点を抽出し、該輪郭点に対して前記媒体の角点であるか否かを判定して前記媒体の角点を抽出することを特徴とする媒体認識装置。
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