JP4469788B2 - 情報処理装置および再生方法 - Google Patents

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本発明はパーソナルコンピュータのような情報処理装置に関し、特に放送番組データのようなデータストリームを再生する機能を有する情報処理装置および同装置で用いられる再生方法に関する。
近年、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ、TV装置のようなオーディオ・ビデオ(AV)機器と同様のAV機能を備えたパーソナルコンピュータが開発されている。この種のパーソナルコンピュータの多くは、放送番組データを受信する機能を有している。
最近では、デジタル放送を受信する機能を有するパーソナルコンピュータも開発され始めている。デジタル放送番組は、動画像データのみならず、文字、図形、静止画等のグラフィクスデータも含んでいる。デジタル放送番組を再生するためには、動画像データをデコードする処理と、デコードされた動画像データとグラフィクスデータとをフレーム毎に合成して表示画面を生成する処理とを実行することが必要となる。
パーソナルコンピュータにおいては、そのコストアップを抑えるために、デジタル放送番組を再生するための処理を専用のハードウェアではなく、CPUのような汎用プロセッサによって実行することが要求される。
しかし、デジタル放送番組の動画像データをデコードするだけでも多くの演算量が必要とされるので、デジタル放送番組を再生するための全ての処理をCPUのようなプロセッサによって実行することは困難である。そこで、デジタル放送番組を再生するための処理をプロセッサと表示コントローラとに効率よく分散させるための新たな仕組みを実現することが必要である。
特許文献1には、ビデオデータとグラフィクスデータとを合成する機能を有する表示コントローラが開示されている。
特開2005−77501号公報
ビデオデータとグラフィクスデータとを合成する処理を表示コントローラ側で実行することにより、プロセッサの負荷を低減することが可能となる。
しかし、デジタル放送番組を再生するためには、ビデオデータ(動画像データ)とグラフィクスデータとの合成をフレーム毎に実行しなければならない。このため、プロセッサから表示コントローラに動画像データとグラフィクスデータの双方を所定のフレームレートで転送することが必要となる。この場合、必要なデータ転送量は数Gバイト/secにもおよぶことになる。HD(High Definition)規格の高解像度の動画像データを再生する場合には、必要なデータ転送量はさらに増加する。したがって、必要なデータ転送量がプロセッサと表示コントローラとの間のデータ転送能力を超えてしまい、動画像データとグラフィクスデータとをフレーム毎に合成する処理をリアルタイムに実行することができなくなる可能性がある。
本発明は上述の事情を考慮してなされたものであり、動画像データとグラフィクスデータとをフレーム毎に合成する処理をリアルタイムに実行することが可能な情報処理装置および再生方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明は、圧縮符号化された動画像データと圧縮符号化されたグラフィクスデータとを含むデータストリームを再生する情報処理装置において、ブリッジデバイスを介して主メモリに接続されたCPUであって、前記データストリームを前記圧縮符号化された動画像データと前記圧縮符号化されたグラフィクスデータとに分離する処理と、前記分離された前記圧縮符号化された動画像データを、前記ブリッジデバイスにバスを介して接続された表示コントローラに、前記ブリッジデバイスおよび前記バスを介して転送する処理と、前記分離された圧縮符号化されたグラフィクスデータをデコードし、前記デコードされたグラフィクスデータに基づいてグラフィクス画像を前記主メモリに描画する描画処理と、前記グラフィクス画像の更新イベントが発生した場合、新たなグラフィクス画像を描画すべき前記主メモリ上のグラフィクス画像内の領域を特定し、特定した領域に新たなグラフィクス画像を描画すると共に、前記特定した領域を含む矩形領域を示す座標情報を算出する処理とを実行するCPUと、前記グラフィクス画像が更新された時に前記座標情報によって指定される矩形領域に属するグラフィクス画像を前記主メモリから前記表示コントローラのビデオメモリに前記ブリッジデバイスおよび前記バスを介して転送する転送手段とを具備し、前記表示コントローラは、前記CPUから転送される前記圧縮符号化された動画像データをデコードする処理と、前記デコードされた動画像データと前記ビデオメモリに格納されている前記グラフィクス画像とをフレーム毎に合成して表示装置に出力すべき表示信号を生成する合成処理とを実行する表示コントローラとを具備することを特徴とする。
本発明によれば、動画像データとグラフィクスデータとをフレーム毎に合成する処理をリアルタイムに実行することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成について説明する。この情報処理装置は、例えば、ノートブック型パーソナルコンピュータ10として実現されている。
図1はノートブック型パーソナルコンピュータ10のディスプレイユニットを開いた状態における斜視図である。本コンピュータ10は、コンピュータ本体11と、ディスプレイユニット12とから構成されている。ディスプレイユニット12には、TFT−LCD(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display)17から構成される表示装置が組み込まれており、そのLCD17の表示画面はディスプレイユニット12のほぼ中央に位置されている。
ディスプレイユニット12は、コンピュータ本体11に対して開放位置と閉塞位置との間を回動自在に取り付けられている。コンピュータ本体11は薄い箱形の筐体を有しており、その上面にはキーボード13、本コンピュータ10をパワーオン/パワーオフするためのパワーボタン14、入力操作パネル15、タッチパッド16、およびスピーカ18A,18Bなどが配置されている。
入力操作パネル15は、押されたボタンに対応するイベントを入力する入力装置であり、複数の機能をそれぞれ起動するための複数のボタンを備えている。これらボタン群には、本コンピュータ10のTV機能を制御するための操作ボタンも含まれている。
また、コンピュータ本体11の正面には、本コンピュータ10のTV機能を制御するリモコンユニットとの通信を実行するためのリモコンユニットインタフェース部20が設けられている。リモコンユニットインタフェース部20は、赤外線信号受信部などから構成されている。
本コンピュータ10は、地上波デジタルTV放送のようなデジタル放送番組データを受信、再生することができる。コンピュータ本体11の右側面には、地上波デジタルTV放送用のアンテナ端子19が設けられている。
次に、図2を参照して、本コンピュータ10のシステム構成について説明する。
本コンピュータ10は、図2に示されているように、CPU101、ノースブリッジ102、主メモリ103、サウスブリッジ104、グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)105、ビデオメモリ(VRAM)105A、サウンドコントローラ106、BIOS−ROM109、LANコントローラ110、ハードディスクドライブ(HDD)111、DVDドライブ112、カードコントローラ113、無線LANコントローラ114、IEEE 1394コントローラ115、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)116、およびデジタルTVチューナ117等を備えている。
CPU101は本コンピュータ10の動作を制御するプロセッサであり、ハードディスクドライブ(HDD)111から主メモリ103にロードされる、オペレーティングシステム、および各種アプリケーションプログラムを実行する。また、CPU101は、BIOS−ROM109に格納されたBIOS(Basic Input Output System)も実行する。BIOSはハードウェア制御のためのプログラムである。
ノースブリッジ112はCPU101のローカルバスとサウスブリッジ104との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ102には、主メモリ103をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、ノースブリッジ102は、PCI EXPRESS規格のシリアルバスなどを介してGPU105との通信を実行する機能も有している。
GPU105は本コンピュータ10のディスプレイモニタとして使用されるLCD17を制御する表示コントローラである。このGPU105によって生成される表示信号はLCD17に送られる。また、表示信号は、コンピュータ本体11に設けられたインタフェース3、4をそれぞれ介して外部のTV1、外部のHDMIモニタに送出することもできる。
サウスブリッジ104は、LPC(Low Pin Count)バス上の各デバイス、およびPCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各デバイスを制御する。また、サウスブリッジ104は、HDD111、DVDドライブ112を制御するためのIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラを内蔵している。さらに、サウスブリッジ104は、サウンドコントローラ106との通信を実行する機能も有している。
サウンドコントローラ106は音源デバイスであり、再生対象のオーディオデータをスピーカ18A,18Bに出力する。
カードコントローラ113は、PCカード、SD(Secure Digital)カードのようなカードを制御する。無線LANコントローラ114は、たとえばIEEE 802.11規格の無線通信を実行する無線通信デバイスである。IEEE 1394コントローラ115は、IEEE 1394規格のシリアルバスを介して外部機器との通信を実行する。エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)116は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)13およびタッチパッド16を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。このエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)116は、ユーザによるパワーボタン14の操作に応じて本コンピュータ10をパワーオン/パワーオフする機能を有している。さらに、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)116は、リモコンユニットインタフェース20との通信を実行する機能を有している。
デジタルTVチューナ117は地上波デジタルTV放送のようなデジタル放送番組を受信する受信装置であり、アンテナ端子19に接続されている。このデジタルTVチューナ117は、チューナ回路201、およびOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器202を備えている。チューナ回路201はアンテナ端子19から入力されるTV放送信号の中から特定チャネルの放送信号を受信する。OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器202はチューナ回路201によって受信された特定チャネルの放送信号を復調して、特定チャネルの放送信号からトランスポートストリーム(TS)を取り出す。トランスポートストリームは、圧縮符号化された放送番組データを多重化したデータストリームである。地上波デジタルTV放送においては、各チャネルの放送番組データに対応するトランスポートストリーム(TS)は、圧縮符号化された動画像データと、圧縮符号化されたオーディオデータと、グラフィクスデータとを含む。グラフィクスデータも圧縮符号化されている。グラフィクスデータは、字幕データ、静止画、文字・図形データを含む。静止画および文字・図形データは、各チャネルの放送番組データにデータ放送として含まれている。データ放送は、天気予報、ニュース等を提供する。
地上波デジタルTV放送においては、字幕はCaptionデータと称され、静止画はPictureと称され、文字・図形データはFigureと称される。グラフィクスデータには、そのグラフィクスデータを提示するための手続きを記述したスクリプト情報が付加されている。このスクリプト情報はBML(Broadcast Markup Language)と称されるスクリプト言語によって記述されている。スクリプト情報は、グラフィクスデータを構成する各部品要素をいつ、どこに表示するかを指定する。
次に、図3を参照して、放送番組データを再生するためのデータの流れについて説明する。
デジタルTVチューナ117によって受信された放送番組データを構成するデータストリーム(TSデータ)は、PCIバス、サウスブリッジ104、およびノースブリッジ102を介して、主メモリ103に転送される。CPU101は、主メモリ103からTSデータをリードし、TSデータに対して各種データ処理を実行する。
すなわち、CPU101は、まず、TSデータを、圧縮符号化された動画像データと、圧縮符号化されたオーディオデータと、圧縮符号化されたグラフィクスデータとに分離する処理を実行する。次いで、CPU101は、分離された圧縮符号化された動画像データを所定のフレームレート(例えば、30fps)でGPU105に転送する処理を実行する。圧縮符号化された動画像データは、ノースブリッジ102、PCI Expressバス、およびGPU105を介して、主メモリ103からVRAM105に転送される。この場合、GPU105は、主メモリ103から転送される動画像データをデコードし、そのデコードされた動画像データをVRAM105に書き込む。
また、CPU101は、分離されたグラフィクスデータをデコードし、そのデコードされたグラフィクスデータに基づいてグラフィクス画像を主メモリ103に描画する処理を実行する。主メモリ103に描画されたグラフィクス画像は、CPU101の制御の下、ノースブリッジ102、PCI Expressバス、およびGPU105を介して、VRAM105に転送される。この場合、CPU101は、主メモリ103に格納されているグラフィクス画像内の更新領域を特定する処理を実行する。そして、特定された更新領域に属するグラフィクス画像データのみが、ノースブリッジ102、PCI Expressバス、およびGPU105を介して、VRAM105に転送される。
GPU105は、デコードされた動画像データとVRAM105に格納されているグラフィクス画像データとをフレーム毎に合成して表示装置に出力すべき表示信号を生成する合成処理を実行する。
図4には、GPU105によって実行される合成処理の例が示されている。
地上波デジタル放送番組データの表示画面には、動画像(ビデオ)801および字幕802に加え、静止画803と、文字図形データ(天気図804、メニュー804,805、ボタン807、ニュースヘッドライン808など)とが表示される。静止画803と、文字図形データ(天気図804、メニュー804,805、ボタン807、ニュースヘッドライン808など)は、データ放送によって提供されるグラフィクスデータである。
この表示画面は、CPU101からそれぞれ転送されるビデオデータ、静止画(Picture)、文字・図形(Figure)、字幕(Caption)をGPU105によって合成することによって生成される。
HD規格に対応するビデオデータの解像度は、例えば1920×1080画素である。ビデオデータは、MPEG2またはH.264規格で圧縮符号化された状態でCPU101からGPU105に転送される。
静止画(Picture)データは、文字・図形(Figure)データの背景画像として使用されるグラフィクスデータである。静止画(Picture)データの解像度は、例えば1920×1080画素である。CPU101からGPU105に転送される静止画(Picture)データはビットマップデータである。このビットマップデータは、RGBデータとアルファデータAとを含むARGBデータである。アルファデータAは、静止画(Picture)データの各ピクセルの透明度を示す係数である。
文字・図形(Figure)データは上述の天気図804、メニュー804,805、ボタン807、ニュースヘッドライン808などを表示するためのグラフィクスデータである。文字・図形(Figure)データの解像度は、例えば960×540画素である。CPU101からGPU105に転送される文字・図形(Figure)データはビットマップデータである。このビットマップデータは、RGBデータとアルファデータAとを含むARGBデータである。アルファデータAは、文字・図形(Figure)データの各ピクセルの透明度を示す係数である。
字幕(Caption)データの解像度は、例えば960×540画素である。CPU101からGPU105に転送される字幕(Caption)データはビットマップデータである。このビットマップデータは、RGBデータとアルファデータAとを含むARGBデータである。アルファデータAは、字幕(Caption)データの各ピクセルの透明度を示す係数である。
GPU105は、ビデオデータをデコードし、そのデコードしたビデオデータと、静止画(Picture)データと、文字・図形(Figure)データと、字幕(Caption)データとの4つのプレーンをアルファブレンディング処理によって合成(ミキシング)することにより、表示画面を生成する。
次に、図5を参照して、デジタル放送番組データを再生する処理について説明する。
CPU101は、デマルチプレクス部(DEMUX)301、提示部302、およびレンダラー303として機能する。これらデマルチプレクス部(DEMUX)301、提示部302、およびレンダラー303は、CPU101によって実行されるデジタル放送受信ソフトウェアによって実現することができる。
デジタルTVチューナ117によって受信された放送番組データはデマルチプレクス部(DEMUX)301に送られる。デマルチプレクス部(DEMUX)301は、放送番組データを圧縮符号化されたビデオデータと圧縮符号化されたグラフィクスデータ(圧縮符号化された静止画(Picture)データ、圧縮符号化された文字・図形(Figure)データ、圧縮符号化された字幕(Caption)データ)とに分離する。
圧縮符号化されたビデオデータは、レンダラー303およびディスプレイドライバ304を介してGPU105に送られる。
圧縮符号化された静止画(Picture)データ、圧縮符号化された文字・図形(Figure)データ、および圧縮符号化された字幕(Caption)データはそれぞれ提示部302に送られる。提示部302は、圧縮符号化された静止画(Picture)データ、圧縮符号化された文字・図形(Figure)データ、および圧縮符号化された字幕(Caption)データをそれぞれデコードする。そして、提示部302は、それらデコードされた静止画(Picture)データ、文字・図形(Figure)データ、および字幕(Caption)データに基づいて、ビットマップデータからそれぞれ構成される静止画(Picture)データ、文字・図形(Figure)データ、および字幕(Caption)データを主メモリ103に描画する。ビットマップデータからそれぞれ構成される静止画(Picture)データ、文字・図形(Figure)データ、および字幕(Caption)データは、レンダラー303およびディスプレイドライバ304を介してGPU105に送られる。
GPU105内に設けられた合成部401は、4つのプレーン(デコードしたビデオデータ、静止画(Picture)データ、文字・図形(Figure)データ、字幕(Caption)データ)をアルファブレンディング処理によって合成する。
次に、図6を参照して、CPU101からGPU105へのグラフィクスデータの転送について説明する。
ビデオデータはフレーム毎に更新される。これに比べ、グラフィクスデータは静止画ベースの画像データであるので、グラフィクスデータの更新頻度は非常に低い。グラフィクスデータの更新は、例えば、そのグラフィクスデータに付加されたスクリプト情報によって規定される更新イベントが発生した時のみ実行される。更新イベントとしては、例えば、図4で説明したボタン807またはメニュー805,806がユーザによるリモコンユニット等の操作によって選択されたことなどである。この場合、例えば、図4のニュースヘッドライン808の内容の一部または全部が更新される。また、定期的に更新イベントが自動的に発生する場合もある。例えば、図4の天気図804上に雨降りのアニメーションを表示する場合などである。
したがって、本実施形態においては、グラフィクスデータ(静止画(Picture)データ、文字・図形(Figure)データ、字幕(Caption)データ)をフレーム毎(例えば33msecに一回の頻度)にGPU105に転送するのではなく、グラフィクスデータの更新が発生した時にその更新された領域内に属する部分画像データのみをGPU105に転送する。これにより、グラフィクスデータに関するデータ転送量を大幅に低減することができる。
すなわち、CPU101は、スクリプト情報を解析し、その解析結果とデコードしたグラフィクスデータとに基づいてグラフィクス画像を主メモリ103に描画する。これにより、グラフィクス画像のオリジナルは主メモリ103上に保持される。すなわち、主メモリ103には、静止画(Picture)、文字・図形(Figure)、および字幕(Caption)それぞれに対応するテクスチャバッファB#1、B#2、B#3が配置されている。
CPU101は、スクリプト情報の解析結果とデコードした静止画(Picture)データとに基づいて静止画(Picture)の描画処理を実行する。この描画処理においては、CPU101は、静止画(Picture)のビットマップデータ(ARGB)を生成し、その生成した静止画(Picture)のビットマップデータをテクスチャバッファB#1に書き込む。また、CPU101は、スクリプト情報の解析結果とデコードした文字・図形(Figure)データとに基づいて描文字・図形(Figure)の描画処理を実行する。この描画処理においては、CPU101は、描文字・図形(Figure)画像のビットマップデータ(ARGB)を生成し、その生成した描文字・図形(Figure)画像のビットマップデータをテクスチャバッファB#2に書き込む。さらに、CPU101は、デコードした字幕(Caption)に基づいて字幕(Caption)の描画処理を実行する。この描画処理においては、CPU101は、字幕(Caption)画像のビットマップデータ(ARGB)を生成し、その生成した字幕(Caption)画像のビットマップデータをテクスチャバッファB#3に書き込む。
VRAM105AはGPU105のローカルメモリであり、GPU105によって管理されている。このVRAM105Aには、主メモリ103に格納されているグラフィクスデータの複製が格納される。GPU105の合成部401は、デコードされたビデオデータとVRAM105Aに格納されているグラフィクスデータの複製とを合成する合成処理をフレーム毎に実行して、表示装置に出力すべき表示信号を生成する。ビデオデータは33msec間隔で更新されるので、合成処理も、33msec間隔で順次実行することが必要となる。
VRAM105Aには、グラフィクスデータの複製を保持するために、3つのテクスチャバッファB#11、B#12、B#13が配置されている。
テクスチャバッファB#11は、主メモリ103のテクスチャバッファB#1に格納されている静止画(Picture)の複製を格納するためのバッファである。テクスチャバッファB#1に格納されている静止画(Picture)の更新が発生した時のみ、その更新領域に属する静止画(Picture)のビットマップデータのみがテクスチャバッファB#11に転送される。
テクスチャバッファB#12は、主メモリ103のテクスチャバッファB#2に格納されている文字・図形(Figure)画像の複製を格納するためのバッファである。テクスチャバッファB#2に格納されている文字・図形(Figure)画像の更新が発生した時のみ、その更新領域に属する文字・図形(Figure)画像のビットマップデータのみがテクスチャバッファB#12に転送される。
テクスチャバッファB#13は、主メモリ103のテクスチャバッファB#3に格納されている字幕(Caption)画像の複製を格納するためのバッファである。テクスチャバッファB#3に格納されている字幕(Caption)画像の更新が発生した時のみ、その更新領域に属する字幕(Caption)のビットマップデータのみがテクスチャバッファB#13に転送される。
次に、図7を参照して、CPU101によって実行される処理とGPU105によって実行される処理との関係を説明する。
CPU101は、上述の提示部302として、OSD(On Screen Display)提示部501、データ放送提示部502、およびCaption提示部503を備えている。これらOSD(On Screen Display)提示部501、データ放送提示部502、およびCaption提示部503は、CPU101によって実行されるデジタル放送受信ソフトウェアによって実現されている。
OSD(On Screen Display)提示部501は、現在受信中の放送番組データのチャネル番号および現在受信中の放送番組データに関する番組情報(例えば、解像度、アスペクト比、音声多重の有無、等)を示すグラフィクス画像(OSDデータ)を主メモリ103のOSDバッファ511に描画する。番組情報は、放送番組データ内に含まれている。デマルチプレクス部(DEMUX)301は放送番組データから番組情報を取り出し、その取り出した番組情報をOSD(On Screen Display)提示部501に送信する。
また、デマルチプレクス部(DEMUX)301は、放送番組データからデータ放送に関するグラフィクスデータ(圧縮符号化された静止画(Picture)データ、圧縮符号化された文字・図形(Figure)データ)を取り出し、その取り出したデータをデータ放送提示部502に送信する。放送局は、データ放送に関するグラフィクスデータをカルーセル方式によって例えば3分に1回の頻度で定期的に送信する。このデータ放送に関するグラフィクスデータには、上述のスクリプト情報も付加されている。
データ放送提示部502は、圧縮符号化された文字・図形(Figure)データおよび静止画(Picture)データをデコードする処理と、スクリプト情報を解析し、その解析結果に基づいて、文字・図形(Figure)データに対応するビットマップデータおよび静止画(Picture)データに対応するビットマップデータを主メモリ103上のFigureバッファ512およびPictureバッファ513にそれぞれ描画する。Figureバッファ512は図6のテクスチャバッファ#B2に相当し、Pictureバッファ513は図6のテクスチャバッファ#B1に相当している。
また、デマルチプレクス部(DEMUX)301は、放送番組データから圧縮符号化された字幕(Caption)データを取り出し、その字幕(Caption)データをCaption提示部503に送信する。
Caption提示部503は、圧縮符号化された字幕(Caption)データをデコードし、字幕(Caption)データに対応するビットマップデータを主メモリ103上のCaptionバッファ514に描画する。Captionバッファ514は、図6のテクスチャバッファ#B3に相当する。
さらに、デマルチプレクス部(DEMUX)301は、放送番組データから圧縮符号化されたビデオデータを取り出し、そのビデオデータをGPU105に送信する。ビデオデータは、所定のフレームレート(例えば30fps)でGPU105に送信される。
GPU105はビデオデコーダ601を備えている。ビデオデコーダ601は、CPU101から転送される圧縮符号化されたビデオデータをデコードし、そのデコードされたビデオデータ(RGBデータ)をVRAM105A上のビデオバッファ612に格納する。
VRAM105Aには、さらに、OSDバッファ611、Figureバッファ613、Pictureバッファ614、およびCaptionバッファ615が配置されている。OSDバッファ611は、主メモリ103上のOSDバッファ511に格納されているOSDデータの複製を格納するためのバッファである。OSDバッファ511に格納されているOSDデータが更新された時、その更新領域内に属するOSDデータのみがOSDバッファ511からOSDバッファ611に転送される。
Figureバッファ613、Pictureバッファ614、およびCaptionバッファ615は、それぞれ図6のテクスチャバッファB#12、B#11、B#13に相当する。
合成部401は、OSDバッファ611、ビデオバッファ612、Figureバッファ613、Pictureバッファ614、およびCaptionバッファ615にそれぞれ格納されているOSDデータ、ビデオデータ、文字・図形データ、静止画データ、字幕データをピクセル単位で合成する処理をフレーム毎に実行する。
次に、図8を参照して、グラフィクスデータの更新領域のみを主メモリ103からVRAM105Aに転送する処理について説明する。
上述したように、主メモリ103上には、静止画(Picture)データ、文字・図形(Figure)データ、字幕(Caption)データ、およびOSDデータが存在する。CPU101は、これら静止画(Picture)データ、文字・図形(Figure)データ、字幕(Caption)データ、およびOSDデータの各々の一部または全部が更新された時に、その更新された領域を特定する。そして、CPU101は、その更新された領域に含まれる画像のみをGPU105を介してVRAM105Aに転送するための処理を実行する。
実際には、グラフィクス画像(静止画(Picture)データ、文字・図形(Figure)データ、字幕(Caption)データ、およびOSDデータ)の更新はCPU101によって実行されるので、CPU101は、まず、グラフィクス画像内の更新すべき領域を特定する。そして、CPU101は、特定した更新すべき領域に新たな画像を描画すると共に、特定した更新領域に属する画像データをグラフィクス画像から抽出して、その抽出した画像データのみをGPU105を介してVRAM105Aに転送するための処理を実行する。この場合、実際のデータ転送は、GPU105内に設けられたDMAコントローラを用いて実行することができる。
例えば、主メモリ103上に格納されている静止画(Picture)データの一部を更新する場合、CPU101は、その更新すべき領域を囲む矩形領域の座標(左上隅の座標(Left, Top)、および右下隅の座標(Right, Bottom))を算出する。そして、CPU101は、更新すべき領域に静止画(Picture)を描画した後に、矩形領域に属する画像データを主メモリ103から抽出し、その抽出した画像データをGPU105を介してVRAM105Aに転送するための処理を実行する。この場合、矩形領域に属する画像データの転送は、GPU105内に設けられたDMAコントローラによるブロック転送(bit blt)を用いて実行することができる。DMAコントローラは、特定された矩形領域を指定する座標情報(左上隅の座標(Left, Top)、および右下隅の座標(Right, Bottom))を含む、CPU101からの転送要求に応じて、ブロック転送(bit blt)を実行する。もちろん、CPU101が、ブロック転送を実行しても良い。
主メモリ103からVRAM105Aへの更新領域の転送にはある所定の時間が必要となる。このため、更新領域の転送に要する時間が、ビデオデータのフレーム間隔(33msec)を超える可能性もある。しかし、VRAM105A上には更新前のグラフィクス画像の複製が存在しているので、GPU105は、VRAM105A上のグラフィクス画像を用いて、ビデオとグラフィクス画像とをフレーム単位で合成する処理を正常に実行することができる。
次に、図9を参照して、CPU101によって実行されるデジタル放送受信ソフトウェアの機能構成の具体例を説明する。ここでは、データ放送に関するグラフィクスデータを主メモリ103からVRAM105Aに転送するためのデジタル放送受信ソフトウェアの機能構成を説明する。
データ放送呈示部502は、パーサ701および描画部702を備えている。また、レンダラー303は、デコード制御部703、同期制御部704、変更矩形領域抽出部705、メモリ管理部706を備えている。
パーサ701は、データ放送のグラフィクスデータに対応するスクリプト情報を解析し、グラフィクスデータを構成する各部品要素(文字、図形等)毎に、その部品要素を何時、どの位置に描画するかを決定する。ある部品要素(文字、図形等)を描画するタイミングになった時、パーサ701は、部品要素を描画すべき座標情報を変更矩形領域抽出部705に送ると共に、描画すべき部品要素(圧縮符号化された画像データ)を描画部702に送る。描画部702は、描画すべき部品要素(圧縮符号化された画像データ)をデコードして、当該部品要素に対応する画像データ(ビットマップデータ)を生成する。そして、描画部702は、生成した画像データ(ビットマップデータ)を、メモリ管理部706によって主メモリ103上に設定された領域に描画する。
変更矩形領域抽出部705は、パーサ701から送信される部品要素に対応する座標情報を含む書き込み指示をメモリ管理部706に通知し、これによって、当該部品要素に対応する画像データを書き込むべき領域を主メモリ103(Figureバッファ512、Pictureバッファ513、またはCaptionバッファ514)上に設定する処理をメモリ管理部706に実行させる。
また、変更矩形領域抽出部705は、パーサ701から送信される描画対象の各部品要素に対応する座標情報に基づいて、更新領域を特定する処理を実行する。例えば、図10に示すように、静止画像上に新たな3つの部品要素1,2,3を描画する場合、変更矩形領域抽出部705は、3つの部品要素1,2,3を囲む矩形領域を更新領域として特定する。図10の例においては、左上隅の座標(Left,top)=(L1,T3)、右下隅の座標(Right,Bottom)=(R3,B3)によって規定される矩形領域が、更新領域として特定される。
変更矩形領域抽出部705は、矩形領域の座標情報((L1,T3),(R3,B3))をGPU105に通知する。また、メモリ管理部706は、更新領域転送要求をGPU105に送信する。更新領域転送要求には、矩形領域が書き込まれるべきVRAM105A上の位置を示す座標情報が含まれている。矩形領域の座標情報および更新領域転送要求は、合成部401を介してDMAコントローラ(DMAC)700に、またはDMAコントローラ(DMAC)700に直接的に送られる。DMAコントローラ(DMAC)700は、矩形領域の座標情報と更新領域転送要求に含まれる座標情報とに従って、矩形領域内に属する画像データを主メモリ103からVRAM105Aに転送するためのブロック転送を実行する。
なお、DMAコントローラ(DMAC)700は必ずしもGPU105内に設ける必要はなく、例えば、ノースブリッジ102等に設けてもよい。
一方、ビデオデータは、デコード制御部703を介してGPU105内のビデオデコーダ601に送られる。同期制御部704は、デコード制御部703によって指示されたフレームレートに従い、一定間隔で合成タイミングをGPU105内の合成部401に通知する。その合成タイミングに従って、合成部401は、ビデオバッファ612、グラフィクスバッファ(Figureバッファ613、Pictureバッファ614、およびCaptionバッファ615)からビデオデータおよびグラフィクスデータをそれぞれ取り出し、合成処理を行う。
次に、図11を参照して、グラフィクスデータの更新領域を転送するための処理の流れについて説明する。
描画イベントが発生すると、提示部302は、スクリプト情報に従って、グラフィクスデータを描画すべき更新領域(描画矩形領域)を算出し、描画矩形領域の設定をレンダラー303に依頼する。この後、提示部302は、描画すべき各部品要素をデコードしてビットマップデータを作成し、そのビットマップデータをレンダラー303を介して主メモリ103に書き込む。
レンダラー303は更新領域を囲む矩形領域(更新矩形領域)を算出し、更新矩形領域に対応するVRAM105A上の描画領域のロックをディスプレイドライバ304を通じてGPU105に指示する。VRAM105A上の描画領域がロックされると、主メモリ103上の更新矩形領域からVRAM105A上の描画領域への画像データの転送が実行される。この転送処理は、基本的には、あるフレームの合成および表示処理と次のフレームの合成および表示処理との間に実行される。
次に、図12のフローチャートを参照して、放送番組データを再生するための一連の処理の手順について説明する。
CPU101は、デジタルTVチューナ117によって受信された放送番組データを構成するデータストリームを入力し(ステップS11)、そのデータストリームを圧縮符号化された動画像データと圧縮符号化されたグラフィクスデータとに分離するためのデマルチプレクス処理を実行する(ステップS12)。次いで、CPU101は、圧縮符号化された動画像データをGPU105に例えば30fpsのフレームレートで転送するための転送処理を開始する(ステップS13)。この転送処理は、GPU105のDMAコントローラ700を用いて実行してもよい。
分離された圧縮符号化されたグラフィクスデータには上述のスクリプト情報が付加されている。CPU101は、スクリプト情報を解析し、その解析結果に従って、グラフィクスデータをデコードする処理、およびデコードされたグラフィクスデータに基づいてグラフィクス画像を主メモリ103に書き込む描画処理を実行する(ステップS14,S15)。そして、CPU101は、主メモリ103に格納されているグラフィクス画像内の更新領域を特定し、そしてその特定した更新領域内に属する画像データを主メモリ103からVRAM105Aに転送する処理を実行する(ステップS16)。この転送処理は、GPU105のDMAコントローラ700を用いて実行することができる。最初のグラフィクスデータの描画時には、主メモリ103に格納されているグラフィクス画像全体が更新領域として特定される。このため、主メモリ103に格納されているグラフィクス画像全体がVRAM105Aに転送される。
主メモリ103にグラフィクス画像が一旦描画された後は、通常は、グラフィクス画像の更新頻度は少なく、しかも更新される領域はグラフィクス画像の一部分である。更新イベントが発生すると、CPU101は、主メモリ103に格納されているグラフィクス画像を更新するために、スクリプト情報の解析結果に従って、グラフィクスデータをデコードする処理、およびデコードされたグラフィクスデータに基づいてグラフィクス画像を主メモリ103に書き込む描画処理を実行する(ステップS18)。そして、CPU101は、主メモリ103に格納されているグラフィクス画像内の更新領域を特定し(ステップ19)、そしてその特定した更新領域内に属する画像データを主メモリ103からVRAM105Aに転送する処理を実行する(ステップS20)。
以上のように、本実施形態においては、圧縮符号化された動画像データは所定のフレームレートでGPU105に転送されるが、グラフィクスデータは主メモリ103上に描画され、そのグラフィクスデータの更新時にのみ更新部分だけがGPU105のVRAM105に転送される。したがって、CPU101からGPU105へのデータ転送量を大幅に低減することが可能となり、動画像データとグラフィクス画像とをフレーム毎に合成して表示装置に出力すべき表示信号を生成する合成処理をリアルタイムに実行することが可能となる。よって、放送番組データを再生するための専用のハードウェアを設けることなく、CPU101、GPU105等のハードウェアを用いるだけで、放送番組データを再生する処理をソフトウェアによって容易に実行することができる。
なお、本コンピュータ10は、受信された放送番組データをハードディスクドライブ(HDD)111に格納する録画処理を実行することも可能である。ハードディスクドライブ(HDD)111に格納されている放送番組データの再生も、上述の再生処理と同じ手順で実行することができる。
また、DVDタイトルのようなビデオコンテンツも圧縮符号化された動画像データと、スクリプト情報が付加された圧縮符号化されたグラフィクスデータとを含むので、DVDタイトルのようなビデオコンテンツの再生も上述の再生処理と同じ手順で実行することができる。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係るコンピュータの概観を示す斜視図。 図1のコンピュータのシステム構成の例を示すブロック図。 図1のコンピュータによって放送番組データを再生する場合におけるデータの流れの例を説明するための図。 図1のコンピュータに設けられた表示コントローラ(GPU)によって実行される合成処理の例を説明するための図。 図1のコンピュータによって実行されるデジタル放送番組データの再生処理の例を示す図。 図1のコンピュータにおいて実行される、CPUからGPUへのグラフィクスデータの転送処理の例を説明するための図。 図1のコンピュータにおいてCPUによって実行される処理とGPUによって実行される処理との関係の例を示す図。 図1のコンピュータにおいてグラフィクスデータの更新領域のみを主メモリからビデオメモリに転送する処理の例を示す図。 図1のコンピュータによって実行されるデジタル放送受信ソフトウェアの機能構成の例を示す図。 図1のコンピュータによって実行される矩形領域算出処理の例を示す図。 図1のコンピュータによって実行される、グラフィクスデータの更新領域を転送する処理の流れを示す図。 図1のコンピュータによって実行されるデジタル放送番組再生処理の手順の例を示すフローチャート。
符号の説明
10…コンピュータ、101…CPU、103…主メモリ、105…表示コントローラ(GPU)、105A…ビデオメモリ(VRAM)、117…デジタルTVチューナ、301…デマルチプレクサ、302…呈示部、303…レンダラー、401…合成部、601…ビデオデコーダ。

Claims (12)

  1. 圧縮符号化された動画像データと圧縮符号化されたグラフィクスデータとを含むデータストリームを再生する情報処理装置において、
    ブリッジデバイスを介して主メモリに接続されたCPUであって、前記データストリームを前記圧縮符号化された動画像データと前記圧縮符号化されたグラフィクスデータとに分離する処理と、前記分離された前記圧縮符号化された動画像データを、前記ブリッジデバイスにバスを介して接続された表示コントローラに、前記ブリッジデバイスおよび前記バスを介して転送する処理と、前記分離された圧縮符号化されたグラフィクスデータをデコードし、前記デコードされたグラフィクスデータに基づいてグラフィクス画像を前記主メモリに描画する描画処理と、前記グラフィクス画像の更新イベントが発生した場合、新たなグラフィクス画像を描画すべき前記主メモリ上のグラフィクス画像内の領域を特定し、特定した領域に新たなグラフィクス画像を描画すると共に、前記特定した領域を含む矩形領域を示す座標情報を算出する処理とを実行するCPUと、
    前記グラフィクス画像が更新された時に前記座標情報によって指定される矩形領域に属するグラフィクス画像を前記主メモリから前記表示コントローラのビデオメモリに前記ブリッジデバイスおよび前記バスを介して転送する転送手段とを具備し、
    前記表示コントローラは、前記CPUから転送される前記圧縮符号化された動画像データをデコードする処理と、前記デコードされた動画像データと前記ビデオメモリに格納されている前記グラフィクス画像とをフレーム毎に合成して表示装置に出力すべき表示信号を生成する合成処理とを実行する表示コントローラとを具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示コントローラに転送されるグラフィクス画像は各ピクセルの透明度を示す係数であるアルファデータを含んでおり、前記表示コントローラは前記デコードされた動画像データと前記ビデオメモリに格納されている前記グラフィクス画像とをアルファブレンディングによって合成することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 放送番組データを受信する受信装置をさらに具備し、
    前記データストリームは、前記受信装置によって受信された放送番組データであることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記データストリームは、前記グラフィクスデータを呈示するための手続きを記述したスクリプト情報を含み、
    前記CPUは、前記スクリプト情報を解析し、その解析結果に従って前記描画処理を実行することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記転送手段は、前記矩形領域に属するグラフィクス画像を前記主メモリから前記ビデオメモリに転送するためのブロック転送を実行する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 前記転送手段は、前記表示コントローラに設けられた直接メモリアクセスコントローラを含み、
    前記直接メモリアクセスコントローラは、前記座標情報を含む、前記CPUからの転送要求に応じて、前記矩形領域に属するグラフィクス画像を前記主メモリから前記ビデオメモリに転送することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  7. 圧縮符号化された動画像データと圧縮符号化されたグラフィクスデータとを含む放送番組データであって、前記圧縮符号化されたグラフィクスデータには、前記グラフィクスデータを呈示するための手続きを記述したスクリプト情報が付加されている放送番組データを受信する受信装置と、
    ブリッジデバイスを介して主メモリに接続されたCPUであって、前記受信装置によって受信された放送番組データを前記圧縮符号化された動画像データと前記圧縮符号化されたグラフィクスデータとに分離する処理と、前記分離された前記圧縮符号化された動画像データを、前記ブリッジデバイスにバスを介して接続された表示コントローラに、前記ブリッジデバイスおよび前記バスを介して転送する処理と、前記分離された圧縮符号化されたグラフィクスデータをデコードする処理と、前記スクリプト情報を解析し、前記スクリプト情報の解析結果と前記デコードされたグラフィクスデータとに基づいてグラフィクス画像を前記主メモリに描画する描画処理と、前記グラフィクス画像の更新イベントが発生した場合、新たなグラフィクス画像を描画すべき前記主メモリ上のグラフィクス画像内の領域を特定し、特定した領域に新たなグラフィクス画像を描画すると共に、前記特定した領域を含む矩形領域を示す座標情報を算出する処理とを実行するCPUと、
    前記グラフィクス画像が更新された時に前記座標情報によって指定される矩形領域に属するグラフィクス画像を前記主メモリから前記表示コントローラのビデオメモリに前記ブリッジデバイスおよび前記バスを介して転送する転送手段とを具備し、
    前記表示コントローラは、前記CPUから所定のフレームレートで転送される前記圧縮符号化された動画像データをデコードするデコーダと、前記ビデオメモリに格納されている前記グラフィクス画像とをフレーム毎に合成して表示装置に出力すべき表示信号を生成する合成部とを含むことを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記表示コントローラに転送されるグラフィクス画像は各ピクセルの透明度を示す係数であるアルファデータを含んでおり、前記合成部は前記デコードされた動画像データと前記ビデオメモリに格納されている前記グラフィクス画像とをアルファブレンディングによって合成することを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
  9. 前記転送手段は、前記矩形領域に属するグラフィクス画像を前記主メモリから前記ビデオメモリに転送するためのブロック転送を実行する手段を含むことを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
  10. 前記転送手段は、前記表示コントローラに設けられた直接メモリアクセスコントローラを含み、
    前記直接メモリアクセスコントローラは、前記座標情報を含む、前記CPUからの転送要求に応じて、前記矩形領域に属するグラフィクス画像を前記主メモリから前記ビデオメモリに転送することを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
  11. ブリッジデバイスと、ブリッジデバイスを介して主メモリに接続されたCPUと、前記ブリッジデバイスにバスを介して接続された表示コントローラとを含む情報処理装置によって、圧縮符号化された動画像データとグラフィクスデータとを含むデータストリームを再生する再生方法であって、
    前記データストリームを前記圧縮符号化された動画像データと前記グラフィクスデータとに分離する処理を前記CPUによって実行するステップと、
    前記分離された前記圧縮符号化された動画像データを、前記表示コントローラに、前記ブリッジデバイスおよび前記バスを介して転送する処理を前記CPUによって実行するステップと、
    前記分離された圧縮符号化されたグラフィクスデータをデコードし、前記デコードされたグラフィクスデータに基づいてグラフィクス画像を前記主メモリに描画する描画処理を前記CPUによって実行するステップと、
    前記グラフィクス画像の更新イベントが発生した場合、新たなグラフィクス画像を描画すべき前記主メモリ上のグラフィクス画像内の領域を特定し、特定した領域に新たなグラフィクス画像を描画すると共に、前記特定した領域を含む矩形領域を示す座標情報を算出する処理を前記CPUによって実行するステップと、
    前記グラフィクス画像が更新された時に前記座標情報によって指定される矩形領域に属するグラフィクス画像を前記主メモリから前記表示コントローラのビデオメモリに前記ブリッジデバイスおよび前記バスを介して転送するステップと、
    前記CPUから転送される前記圧縮符号化された動画像データをデコードする処理を前記表示コントローラによって実行するステップと、
    前記デコードされた動画像データと前記ビデオメモリに格納されている前記グラフィクス画像とをフレーム毎に合成して表示装置に出力すべき表示信号を生成する合成処理を前記表示コントローラによって実行するステップとを具備することを特徴とする再生方法。
  12. 前記表示コントローラに転送されるグラフィクス画像は各ピクセルの透明度を示す係数であるアルファデータを含んでおり、前記表示コントローラは前記デコードされた動画像データと前記ビデオメモリに格納されている前記グラフィクス画像とをアルファブレンディングによって合成することを特徴とする請求項11記載の再生方法。
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