JP4469059B2 - 空調機器におけるドレンパイプ類の防虫用蓋具 - Google Patents

空調機器におけるドレンパイプ類の防虫用蓋具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば一般家庭において設置使用される内外セパレート型のエアコン装置において、ドレン水を屋外に案内排水させるドレンパイプ類末端部の開口から各種の害虫等がドレンパイプ類内に侵入するのを防止するようにした空調機器におけるドレンパイプ類の防虫用蓋具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時は一般家庭においてもエアコン装置が通常の設備として設置され、住宅構造の高度化に伴い年間を通じて快適な居住空間が得られるようになっている。このエアコン装置においては通常は室内に設置されるエア排出側となる室内機と、外気との熱交換によって冷気、暖気を形成するエア交換側となる室外機とに分離された内外セパレート型が一般的には使用されている。そしてその運転使用に伴い室内機で凝縮生成されたドレン水は室外機と接続された内外連絡管に沿って配管されるドレンパイプ類によって屋外に案内排水されるようにしてある。
【0003】
そしてこのドレンパイプ類自体は、室外機近傍位置で纏められている送気用、吸気用の内外連絡管からは分離されて通常はそのまま室外機の設置面上に置かれたり、設置壁面等に沿わせられあるいはそのまま垂れ下げられたりした状態で配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところがこうしたドレンパイプ類は、室内機側から排水されるドレン水自体がある程度に温められた温度の湯水となっていることで、蚊、ハエその他の害虫の成育環境に好適なものとなってしまっているから、これらの害虫がドレンパイプ類の末端開口部から侵入し、内部に棲息してしまうものであった。また末端開口部からは塵埃も侵入し、それが内部に堆積する結果、虫等の棲息とも相俟って、ドレンパイプ類自体を詰まらせ、ドレン水の外部への排水を阻害する大きな原因となっていた。そればかりでなくドレンパイプ類自体は空洞状でその末端開口部が屋外に配置することで、風その他によって末端開口部においては共鳴現象等によって風切り音が生じ、近隣騒音の問題も発生しているのである。
【0005】
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、ドレンパイプ類内への害虫その他の侵入を阻止し、また塵埃の侵入も防止できるようにすることでドレンパイプ類内部における目詰まり等を防止し、ドレン水の円滑な排水を可能にし、更に取り付け状況によって例えば建築躯体の壁面に沿わせられるとしても、末端開口部から排出されるドレン水を壁面に伝わらせずに直接に落下案内させて壁面を汚損させないようにし、また異径のドレンパイプ類であってもそれらに対応してしっくりと連結固定できるようにするばかりでなく、共鳴音も発生させず、静謐化できる空調機器におけるドレンパイプ類の防虫用蓋具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、エアコン装置Aにおけるドレンパイプ類Dの末端開口部に接続されるキャップ本体1に、末端部開口部内あるいは末端部開口部外に装着させる装着部10,40と、末端開口部面に対向して内部に形成されている防虫手段20とを備えたものである。
ドレンパイプ類Dの末端開口部内に装着される装着部10は、小径のドレンパイプ類Dである末端開口部内径に対応する小径の外径を有して端部に配される小径装着部分10Aと、大径のドレンパイプ類Dである末端開口部内径に対応する大径の外径を有して小径装着部分10Aに連続して中央部側に配される大径装着部分10Bとを順次に配した複数段形状にして構成できる。
ドレンパイプ類Dの末端開口部外に装着される装着部40は、防虫手段20の前後で小径の小径装着部分40A、大径の大径装着部分40B夫々をドレンパイプ類Dの末端部開口部外径に対応する内径を有して配すると共に、小径装着部分40A、大径装着部分40B夫々の内部に挿入されるドレンパイプ類D端部の外側面に先端が圧止されるネジ止めピン45を小径装着部分40A、大径装着部分40Bの少なくともいずれか一方に進退自在にネジ止めして構成できる。
防虫手段20は、キャップ本体1内でネット、メッシュ、網目、格子状等にして形成できる。
またキャップ本体1には防虫手段20の前方を囲繞する排水案内部30を形成し、この排水案内部30は防虫手段20を経て内側に配した内筒31と、この内筒31を囲繞するようにして内筒31の外側に配した外筒35とを備え、内筒31端縁、外筒35端縁夫々はそれらの外側から内側に至るに伴い次第に肉薄となるようにした案内傾斜縁32,36に形成すると共に、外筒35外周面に水切り案内溝37を配列形成したものである。
【0007】
以上のように構成された本発明に係る空調機器におけるドレンパイプ類の防虫用蓋具にあって、装着部10,40はキャップ本体1をドレンパイプ類Dの端部に装着させ、防虫手段20は外部からの害虫その他をドレンパイプ類D内に侵入させず、末端開口部における共鳴音も生じさせない。
ドレンパイプ類Dの末端開口部内径に対応する外径を有する装着部10はドレンパイプ類Dに被せ式に接続させることで、またドレンパイプ類Dの末端開口部外径に対応する内径を有する装着部40はドレンパイプ類Dを内部挿入式に接続させることでキャップ本体1内でドレン水を案内排水させ、防虫手段20を経て外部に導出、排水させる。
装着部10,40夫々における小径の小径装着部分10A,40A、大径の大径装着部分10B,40B夫々は大小異径のドレンパイプ類Dに対応して選択使用させ、ドレンパイプ類Dによって案内されるドレン水をキャップ本体1内部に確実に導き、また防虫手段20をドレンパイプ類Dの開口末端に対向状に位置させ、半ば閉塞させる。
防虫手段20はその間隙でドレン水をキャップ本体1外に排出するも、蚊その他の害虫等を侵入させず、キャップ本体1内部で害虫等を棲息させず、衛生的に維持させる。
また内筒31、外筒36から成る二重筒構造の排水案内部30は、端縁における案内傾斜縁32,36によってキャップ本体1内側面、更には外側面で伝わるドレン水等を外側面に回り込ませず、内筒31、外筒36夫々の内側で落下排水させ、排水案内部30が接触する周囲物をドレン水によって汚損させない。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の一実施の形態を説明すると、図において示される符号1は例えば室内、室外に分離されて設置されるセパレート型のエアコン装置Aにおける室内機側からの屋外に配管されているドレンパイプ類Dにおいて、その末端開口部に装着されるほぼ筒状のキャップ本体である。このキャップ本体1は大小異径のドレンパイプ類Dの末端開口部に対応選択して連結させる装着部10と、末端開口部面に対向して内部に形成されているネット、メッシュ、格子状等の防虫手段20とを備えており、例えばポリプロピレン樹脂の如き合成樹脂材にて一体形成されている。
【0009】
装着部10はドレンパイプ類Dの末端部開口における大小異径の開口径夫々に対応して装着可能な大小異径の複数の段状にして例えばキャップ本体1の上部に形成されており、図1、図2、図5に示すように例えばドレンパイプ類Dの末端開口部内に装着部10を強制的にでも挿入させるように、末端開口部内径にほぼ対応する外径を有するものとしてある。すなわち小径のドレンパイプ類Dである末端開口部内径に対応する小径の外径を有して端部に配される小径装着部分10Aと、大径のドレンパイプ類Dである末端開口部内径に対応する大径の外径を有して小径装着部分10Aに連続して中央部側に配される大径装着部分10Bとの2段形状にしてあり、例えば小径装着部分10Aの外径は14mm、大径装着部分10Bの外径は16mm程度の直径で形成される。もとよりその外径はドレンパイプ類Dの内径に対応すればよく、またこれの段数は図示の2段構成にする場合に限らず、3段以上に構成することも可能であり、キャップ本体1の端部側から順次に次第に大径となる装着部分として形成されるように配置される。なお小径装着部分10A、大径装着部分10Bのいずれにおいてもその外径はドレンパイプ類Dの末端部開口部内径に比し僅かに大きくして、強制的に嵌め合わせられるようにしておくとよい。
【0010】
またこの装着部10における外側面には、通常のドレンパイプ類Dが蛇腹形状であることに対応してその凹凸部分にしっくりと噛み合い状になって確実に接続されるよう、ドレンパイプ類Dの凹凸間隔にほぼ対応した間隔で外周側面の円周上に沿って噛み合い突条11を形成してある。図示の噛み合い突条11は3本構成としてあるも、これに限定されるものではない。
【0011】
更に最大径の装着部分、図示にあっては大径装着部分10Bの前方に位置するキャップ本体1の本体部分の外側面には、装着される最大径のドレンパイプ類Dの末端開口部の端縁を係止するストッパー12が突設されている。図示にあってのストッパー12はキャップ本体1の本体部分の外側面の周囲の4カ所で設けられている。なお小径のドレンパイプ類Dの末端開口部の端縁は大径装着部分10Bとの境界である段部面によって係止される。
【0012】
一方、防虫手段20はキャップ本体1におけるドレンパイプ類Dに接続する上記の装着部10とは反対側に設けられており、ドレンパイプ類Dからのドレン水を外部に案内排水可能にするも、ドレンパイプ類D内への外部からの害虫等の侵入を阻止するものとしてキャップ本体1内を半ば閉塞するように設けられている。すなわち図示例のようにキャップ本体1内で例えばネット、メッシュ、網目、格子状等にして形成されており、その空隙大きさは害虫等を潜り抜けさけない程度、例えば内法幅・径で2乃至3mm程度のものとし、その形状は例えば矩形、円形、菱形、六角形その他の適宜なものとしてあり、その大きさ、形状等は図示例に限定されるものではない。
【0013】
またこの防虫手段20はキャップ本体1の開口部端に設けられずに、開口部から内方位置に配置形成されていることで、これ自体の外部からの保護が図られており、キャップ本体1と同一素材によって一体形成されることで安価な提供を可能にしている。もとより防虫手段20自体はキャップ本体1とは異なる部材によって形成されるも差し支えなく、要は外部に開放されるキャップ本体1の開口端側からの害虫等の侵入が阻止されるものとなっていれば足りる。
【0014】
この防虫手段20におけるキャップ本体1の中央側の周壁には適数の排水孔2が配列開穿されており、図示のように周方向で等間隔にして4個、筒軸方向で3列の計12個にして例えば矩形状にして開穿されている。図示例にあっての排水孔2はキャップ本体1の外側で大きく、内側で小さくした段差ある形状のものとしてあり(図1、図3参照)、こうすることでキャップ本体1外部において生じ得る目詰まり等を回避できるように配慮してある。なおこの排水孔2は矩形に限らず、スリット状、円形その他の適宜な形状に変更可能であり、いずれを選択するかは任意である。
【0015】
更にキャップ本体1には、防虫手段20の前方を囲繞するようにして、防虫手段20自体の保護をも兼ねる排水案内部30を形成してある。この排水案内部30は、図1乃至図5においては二重筒状に形成されており、キャップ本体1の本体部分に防虫手段20を経て内側に配した内筒31と、この内筒31を囲繞するようにして内筒31の外側に配した外筒35とを備え、内筒31端縁、外筒35端縁夫々はそれらの外側から内側に至るに伴い次第に肉薄となるようにした案内傾斜縁32,36に形成すると共に、外筒35外周面に水切り案内溝37を配列形成したものである。
【0016】
内筒31内径はキャップ本体1にそのまま連続させてキャップ本体1内径とほぼ同様に形成することでキャップ本体1内で排水されるドレン水を円滑に外部に排水案内させるものとしてあるも、場合によっては外筒35内径をキャップ本体1内径とほぼ同様にし、内筒31内径を小径にした狭窄構造とすることも可能である。
【0017】
外筒35は、図示例にあってはキャップ本体1の本体部分端から次第に膨らみ状にしてキャップ本体1と一体形成してあり、また外筒35自体の先端は内筒31先端から前方に突出することで内筒31端をも十分に覆うように配慮してある。外周面の水切り案内溝37は例えば断面で円弧状にして連続して配列される。そして例えばエアコン装置Aが設置されるときに建築躯体の壁面等に近接する場合等で、この外筒35がその水切り案内溝37の開口部によって壁面に接触することになっても、キャップ本体1周面を伝わる水滴等を水切り案内溝37内で案内させるものとし、水滴等を壁面に伝わらせず、その痕跡等を壁面に形成させずに良好な体裁を維持させるのに役立つ。
【0018】
また案内傾斜縁32,36は内筒31、外筒35夫々の内側縁面が鉛直面に沿う直線状になっており、端縁が外側面から内側面に向かって傾斜状に削成されることで断面でほぼ鋭角状となっていて、内筒31あるいは外筒35夫々の内側面を伝わる水滴等が外側面に回り込むことなく鋭角端から直接に落下、分離されるようにしてある。更にはドレンパイプ類Dの開口端から漏れてキャップ本体1の外側面を伝わる水滴等も案内傾斜縁32,36を伝わり、内筒31、外筒36内側面側から落下される。
【0019】
図6乃至図8においては他の実施の形態が示されており、キャップ本体1のほぼ中央部で形成した防虫手段20の前後で装着部40を設けたもので、具体的には防虫手段20の前後で小径の小径装着部分40A、大径の大径装着部分40B夫々をドレンパイプ類Dの末端開口部外径に対応する内径を有して配すると共に、小径装着部分40A、大径装着部分40B夫々の内部に挿入されるドレンパイプ類D端部の外側面に先端が圧止される雄ネジ状のネジ止めピン45を小径装着部分40A、大径装着部分40Bの少なくともいずれか一方に進退自在にネジ止めしたものである。すなわちドレンパイプ類Dにおいてこれが大小異径のいずれかである場合に、この装着部40における小径装着部分40A、大径装着部分40Bのいずれかをドレンパイプ類Dの開口末端部にこの開口末端部が挿入されるように接続し、ネジ止めピン45によって装着部40の外部からねじ込み、先端にて圧止しておくのである。なおこの実施の形態においても防虫手段20は、先の実施の形態におけると同様に形成される。
【0020】
この実施の形態においては、小径装着部分40A、大径装着部分40B同士の境界で段部が形成されている2段形状のものとしてあるも、この2段形状の装着部40は防虫手段20位置を境界として、いずれか一方が小径の小径装着部分40A、いずれか他方が大径装着部分40Bとすることで、接続すべきドレンパイプ類Dの径によって上下反転式に選択使用できるものとなっている。なお小径装着部分40A内径は例えば25mm程度、大径装着部分40B内径は例えば35mm程度のものとしてあるも、これに限定されるものではない。
【0021】
また図示のように装着部40すなわち小径装着部分40A、大径装着部分40B夫々の周囲には、例えば外側面が平坦面となっている突部5が例えば90度間隔で突設形成されている。この突部5によってキャップ本体1自体が配置されるときの周囲物に対してキャップ本体1外側面が直接に接触せず、キャップ本体1外側面を伝わるドレン水等の周囲物に対する汚損等が生じないように配慮されている。
【0022】
次にこれの使用の一例を説明するに、図5に示すように例えば室内外分離型のエアコン装置Aにおいて、室内機に接続されているドレンパイプ類Dが室外機の近傍位置で屋外に露出配管されているとき、そのドレンパイプ類Dの末端開口部に装着する。この装着に際し、ドレンパイプ類Dの末端部開口部の大小に対応して装着部10,40における小径装着部分10A,40Aあるいは大径装着部分10B,40Bのいずれかを選択して接続すればよく、装着部10をドレンパイプ類Dの末端部開口部内に強制的にでも挿入するか(図1、図2参照)、あるいはドレンパイプ類Dの末端開口部に装着部40を被せるようにするか(図8参照)して接続し、ドレンパイプ類Dの末端開口部を防虫手段20によって覆うものである。
【0023】
本発明蓋具が装着されたドレンパイプ類Dの末端部開口部はそのままエアコン装置Aの設置面に載置されたり、また場合によっては建築躯体の壁面等に沿わせられたりするのであり、ドレンパイプ類Dによって案内排水されるドレン水はキャップ本体1内を経て防虫手段20の間隙から、更には排水孔2から外部に排水され、また蚊その他の害虫は防虫手段20によってドレンパイプ類D内に侵入できないものとなっている。
【0024】
【発明の効果】
この考案は以上のように構成されているために、ドレンパイプ類D内への害虫その他の侵入を阻止でき、また塵埃の侵入も防止できるようにすることでドレンパイプ類D内部における目詰まり等を防止し、ドレン水の円滑な排水を可能にするのであり、しかも大小異径のドレンパイプ類Dであってもそれらに対応してしっくりと連結固定できるのである。更にエアコン装置Aの取り付け状況等によって例えば建築躯体の壁面に沿わせられるとしても、装着部10外周における凹凸部分すなわち水切り案内溝37、突部5等がその壁面への直接の接触を回避させていることで、末端開口部から排出されるドレン水を壁面に伝わらせずに直接に落下案内させて壁面を汚損させることもなく、美麗な状態を維持させるばかりでなく、共鳴音を発生させず、近隣騒音の問題も解決できるものである。
【0025】
すなわちこれは本発明において、エアコン装置Aのドレンパイプ類Dの末端開口部に接続されるキャップ本体1に、末端部開口部内外のいずれかで装着させる装着部10,40と、末端開口部面に対向して内部に形成した防虫手段20とを備えたからであり、これによって、ドレンパイプ類D内への害虫等の侵入阻止、ドレン水の円滑な排水、周囲物に対する汚損防止、静謐化等を可能にする。
【0026】
またドレンパイプ類Dの末端開口部内径に対応する外径を有する装着部10は、小径ドレンパイプ類D内径に対応する小径の外径を有して端部に配される小径装着部分10Aと、大径ドレンパイプ類D内径に対応する大径の外径を有して小径装着部分10Aに連続して配される大径装着部分10Bとを順次に配した複数段形状にして設けてあるから、大小異径のドレンパイプ類Dをその内径に対応した位置で選択してドレンパイプ類Dに挿入式に接続でき、しかもキャップ本体1の同方向から接続できる。
【0027】
一方、ドレンパイプ類Dの末端開口部外径に対応する内径を有する装着部40は、防虫手段20位置の前後で小径の小径装着部分40A、大径の大径装着部分40B夫々によって、大小異径のドレンパイプ類Dにおける末端開口部夫々に小径装着部分40A、大径装着部分40B夫々のいずれかを選択して被せ式に接続するから、キャップ本体1の方向の反転によって大小異径のドレンパイプ類D夫々に対応できる。またドレンパイプ類D端部の外側面に先端が圧止されるネジ止めピン45を進退自在にネジ止めしてあることで、内部挿入のドレンパイプ類Dに対して確実にネジ止めでき、外部からの衝撃、振動等によっても簡単に外れることもないのである。
【0028】
防虫手段20は、ネット、メッシュ、網目、格子状等にしてキャップ本体1内で形成してあるから、その間隙によってドレン水を確実に外部に案内排水するも、逆に各種の害虫その他をキャップ本体1内に侵入させず、例えば冬季において幾分温かくなっていることで害虫等の棲息に好適となるドレン水環境にあるキャップ本体1内でも、害虫等が侵入されないことになり衛生的に維持できる。また塵埃その他の侵入も少なくなり、キャップ本体1内に目詰まりを生じさせず、ドレン水を円滑に外部に案内排水できるのである。
【0029】
更にキャップ本体1には防虫手段20の前方を囲繞するようにして、内外で二重となる内筒31、外筒35とを備え、これらの内筒31端縁、外筒35端縁夫々に案内傾斜縁32,36に形成した排水案内部30を設けてあるから、案内傾斜縁32,36によってキャップ本体1内側面、更には外側面で伝わるドレン水等を外側面に回り込ませることがなく、内筒31、外筒36夫々の内側でドレン水を確実に落下排水できる。しかも外筒35外周面に水切り案内溝37を配列形成してあるから、例えばエアコン装置Aの配置状況等によって排水案内部30が建築躯体の壁面その他に接触することがあっても、その壁面等にドレン水が伝わらず、これらの周囲物をドレン水によって汚損させないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における一部切欠斜視図である。
【図2】同じく縦断面図である。
【図3】同じく横断面図である。
【図4】同じく要部の拡大断面図である。
【図5】同じく使用状態の一例における正面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態における斜視図である。
【図7】同じく平面図である。
【図8】同じく使用状態の縦断面図である。
【符号の説明】
A…エアコン装置 D…ドレンパイプ類
1…キャップ本体 2…排水孔
10…装着部 10A…小径装着部分
10B…大径装着部分 11…噛み合い突条
12…ストッパー
20…防虫手段
30…排水案内部 31…内筒
32…案内傾斜縁 35…外筒
36…案内傾斜縁 37…水切り案内溝
40…装着部 40A…小径装着部分
40B…大径装着部分 45…ネジ止めピン

Claims (4)

  1. エアコン装置におけるドレンパイプ類の末端開口部に接続されるキャップ本体に、末端部開口部内あるいは末端部開口部外に装着させる装着部と、末端開口部面に対向して内部に形成されている防虫手段とを備えて成り、キャップ本体には防虫手段の前方を囲繞する排水案内部を形成し、この排水案内部は防虫手段を経て内側に配した内筒と、この内筒を囲繞するようにして内筒の外側に配した外筒とを備え、内筒端縁、外筒端縁夫々はそれらの外側から内側に至るに伴い次第に肉薄となるようにした案内傾斜縁に形成すると共に、外筒外周面に水切り案内溝を配列形成したことを特徴とする空調機器におけるドレンパイプ類の防虫用蓋具。
  2. ドレンパイプ類の末端開口部内に装着される装着部は、小径のドレンパイプ類である末端開口部内径に対応する小径の外径を有して端部に配される小径装着部分と、大径のドレンパイプ類である末端開口部内径に対応する大径の外径を有して小径装着部分に連続して中央部側に配される大径装着部分とを順次に配した複数段形状にしてある請求項1記載の空調機器におけるドレンパイプ類の防虫用蓋具。
  3. ドレンパイプ類の末端開口部外に装着される装着部は、防虫手段の前後で小径の小径装着部分、大径の大径装着部分夫々をドレンパイプ類の末端部開口部外径に対応する内径を有して配すると共に、小径装着部分、大径装着部分夫々の内部に挿入されるドレンパイプ類端部の外側面に先端が圧止されるネジ止めピンを小径装着部分、大径装着部分の少なくともいずれか一方に進退自在にネジ止めしてある請求項1記載の空調機器におけるドレンパイプ類の防虫用蓋具。
  4. 防虫手段は、キャップ本体内でネット、メッシュ、網目、格子状等にして形成してある請求項1乃至3のいずれか記載の空調機器におけるドレンパイプ類の防虫用蓋具。
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