JP4468228B2 - ファンクラッチ制御方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明はファンクラッチ制御方法及び装置に関するものである。
車両用エンジンに付帯する冷却ファンは、ラジエータ越しに外気を強制的に吸引して、冷却媒体であるクーラントの放熱を助け、ノッキングや潤滑不良の要因となるエンジンの過熱を防ぐ役割を果たしているが、充分な送風量が期待できる車両高速走行時などには、冷却ファンを駆動する分だけエンジン出力の損失が発現し、この結果、燃料消費率の悪化を招く。
そこで、エンジンのクランクシャフトと冷却ファンとの間に電子制御ファンクラッチを介在させ、エンジンの回転が冷却ファンに伝わる接状態、あるいはエンジンの回転が冷却ファンに伝わらない断状態を、車両の運転状況に基づいて選択することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図4はクーラント温度許容範囲に応じたファンクラッチの断接を例示するものであり、クーラント温度が許容範囲を上回った際にファンクラッチを接状態としてエンジンの過熱を防ぎ、また、クーラント温度が許容範囲を下回った際にファンクラッチを断状態としてエンジンの過冷を抑え、a地点出発時からb地点到着時までの間、クーラント温度の変動に見合うようにファンクラッチの断接を多数回にわたってきめ細かく行ない、冷却ファンの累計作動時間を短くしている。
特表2002−519982号公報
上述したクーラント温度許容範囲に基づくファンクラッチの断接手法では、冷却ファンの累計作動時間が短くなった分だけ燃料消費率の向上が期待できるはずである。
しかしながら現実には、ファンクラッチが接状態になって冷却ファンが回り始めるときのエンジン負荷が意外に大きく、依然として燃料消費率の向上の余地がある。
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、更なる燃料消費率の向上が可能なファンクラッチ制御方法及び装置を提供することを目的している。
上記目的を達成するため本発明は、エンジンと冷却ファンの間に介在させてあるファンクラッチを、クーラント温度が予め設定してある許容範囲を上回った際にエンジンの回転が冷却ファンに伝わる接状態とし、クーラント温度が前記許容範囲を下回った際にエンジンの回転が冷却ファンに伝わらない断状態とすることを前提条件として、単位時間あたりのファンクラッチ接回数が予め設定してある値を超えた際にファンクラッチを断状態にするときの判定要素となるクーラント温度の許容範囲下限を引き下げ、これにより、冷却ファンの起動回数を少なくする。
より具体的には、クーラント温度を計測する温度センサ、及びファンクラッチに対してオン信号あるいはオフ信号を送信するコントローラを有する構成を採り、前記温度センサから得た温度信号に基づいて、クーラント温度が予め設定してある許容範囲を上回った際にエンジン回転が冷却ファンに伝わる接状態とするオン信号をファンクラッチへ送り且つクーラント温度が予め設定してある許容範囲を下回った際にエンジン回転が冷却ファンに伝わらない接状態とするオフ信号をファンクラッチへ送る機能と、単位時間ごとのファンクラッチの接回数が予め設定してある値を超えた際にファンクラッチを断状態にするときの判定要素となる前記クーラント温度の許容範囲下限を引き下げる機能の双方を、コントローラに具備させる。
本発明のファンクラッチ制御方法及び装置によれば、単位時間あたりのファンクラッチ接回数が設定値を超えた場合に、ファンクラッチを断状態にするときの判定要素となるクーラント温度の許容範囲下限を引き下げるので、冷却ファンの起動回数が少なくなってエンジン負荷の軽減が図られ、更なる燃料消費率の向上が達成できる、という優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1及び図2は本発明のファンクラッチ制御装置の一例を示すもので、クーラント温度を計測する温度センサ1と、エンジンと冷却ファンの間に介在させてあるファンクラッチ2に対してオン信号3あるいはオフ信号4を送信するコントローラ5とを有している。
コントローラ5は、
A.温度センサ1から得た温度信号6に基づいて、現時点でのクーラント温度が予め設定してある許容範囲を上回った際に、エンジン回転が冷却ファンに伝わる接状態とするオン信号3をファンクラッチ2へ送信し、現時点でのクーラント温度が予め設定してある許容範囲を下回った際に、エンジン回転が冷却ファンに伝わらない接状態とするオフ信号4をファンクラッチ2へ送信する機能と、
B.単位時間ごとのファンクラッチ2の接回数を計測し、当該接回数が予め設定してある値を超えた際に、ファンクラッチ2を断状態にするときの判定要素となるクーラント温度の許容範囲下限を、所定時間(エンジン機種ごとに異なる)経過するまで引き下げる機能と、
を具備している。
図3は上述したコントローラ5によるファンクラッチ2の断接を例示するものであり、通常はA項の機能によって、クーラント温度が許容範囲を上回った場合はファンクラッチ2が接状態となり、反対にクーラント温度が許容範囲を下回った場合はファンクラッチ2が断状態となる。
また、単位時間あたりのファンクラッチ2の接回数が予め設定してある値を超えると、B項に機能によってファンクラッチ2断状態の判定要素となるクーラント温度の許容範囲下限が所定時間が経過するまで引き下げられ、a地点出発時からb地点到着時までの間における冷却ファンの起動回数が、図4の例示に比べて少なくなり、エンジン負荷の軽減が図られる。
クーラント温度の許容範囲下限を引き下げるのは一時的であるので、エンジンが過冷になるまでには至らないし、これが予冷効果となって短時間のうちにクーラント温度が許容範囲を上回ることを抑える。
つまり、クーラント温度が許容範囲を上回る場合が少ない運転状況では、冷却ファンの累計作動時間をファンクラッチ2の断接により短くした分だけ燃料消費量が減り、これに加えて、クーラント温度が許容範囲を上回る場合が多い運転状況では、ファンクラッチ2断状態の判定要件となるクーラント温度の許容範囲下限の一時的な引き下げにより、冷却ファンの起動回数を少なくした分だけ燃料消費量が減るので、更なる燃料消費率の向上が達成できる。
なお、本発明のファンクラッチ制御方法及び装置は、上述の実施の形態のみに特に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論である。
本発明のファンクラッチ制御方法及び装置は、様々な車種に適用できる。
本発明のファンクラッチ制御装置の実施の形態の一例を示す概念図である。 図1に関連した制御フローチャートである。 図1に関連したファンクラッチの断接を例示する線図である。 一定のクーラント温度許容範囲に基づいたファンクラッチの断接を例示する線図である。
符号の説明
1 温度センサ
2 ファンクラッチ
3 オン信号
4 オフ信号
5 コントローラ
6 温度信号

Claims (3)

  1. エンジンと冷却ファンの間に介在させてあるファンクラッチを、クーラント温度が予め設定してある許容範囲を上回った際にエンジンの回転が冷却ファンに伝わる接状態とし、クーラント温度が前記許容範囲を下回った際にエンジンの回転が冷却ファンに伝わらない断状態とするファンクラッチ制御方法であって、単位時間あたりのファンクラッチ接回数が予め設定してある値を超えた際にファンクラッチを断状態にするときの判定要素となるクーラント温度の許容範囲下限を引き下げることを特徴とするファンクラッチ制御方法。
  2. エンジンと冷却ファンの間に介在させてあるファンクラッチを、クーラント温度が予め設定してある許容範囲を上回った際にエンジンの回転が冷却ファンに伝わる接状態とし、クーラント温度が前記許容範囲を下回った際にエンジンの回転が冷却ファンに伝わらない断状態とするコントローラを有し、単位時間あたりのファンクラッチ接回数が予め設定してある値を超えた際にファンクラッチを断状態にするときの判定要素となる前記クーラント温度の許容範囲下限を引き下げる機能を、コントローラに具備させたことを特徴とするファンクラッチ制御装置。
  3. クーラント温度を計測する温度センサと、エンジンと冷却ファンの間に介在させてあるファンクラッチに対してオン信号あるいはオフ信号を送信するコントローラを有し、前記温度センサから得た温度信号に基づいて、クーラント温度が予め設定してある許容範囲を上回った際にエンジン回転が冷却ファンに伝わる接状態とするオン信号をファンクラッチへ送り、クーラント温度が予め設定してある許容範囲を下回った際にエンジン回転が冷却ファンに伝わらない接状態とするオフ信号をファンクラッチへ送る機能と、単位時間ごとのファンクラッチの接回数が予め設定してある値を超えた際にファンクラッチを断状態にするときの判定要素となる前記クーラント温度の許容範囲下限を引き下げる機能の双方を、コントローラに具備させたことを特徴とするファンクラッチ制御装置。
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