JP4467457B2 - 触感鋭敏化グローブ - Google Patents

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Description

本発明は、医療用の触診や工業製品の表面仕上げ状態の確認等において、手の感覚を鋭敏にするグローブに関するものである。
医療現場等では、患者の体表面や体内の状態を手の触感によって診断する触診が行なわれる。体の状態を手で的確に判断することは、病気の原因を早期に突き止めることになる。また、触診は患者自身でも実行できるので、自己健康チェック等の場面でも有意義である。例えば、乳がん検診では、手によって胸部の状態を確認することが一般的に行われている。特に近年、乳がんの発症率が増大しており、その早期発見は大変重要な課題となっている。乳がんは、胸部に発症した際に「しこり」を形成するので、しこりが小さいうちに触診で発見できれば、早期治療により死亡率を低減させることが可能になる。
通常、入浴中等のように、皮膚が濡れたり、石鹸によって皮膚が覆われたりしている時に、手によって胸部を横断するように触診し、胸部内に形成されるしこりの存在の有無を確認する。これは、手と胸部の間の摩擦抵抗を減らすことで、体内の状況を敏感に感じ取ることが出来るようにするためである。一方で、入浴時以外の環境下では、手と胸部の間に摩擦抵抗が発生するので、手の感度が低下し、しこりを的確に発見できない状況が存在する。
そこで、体の肌状態に関係なく、手の触感を鋭敏にして、体内のしこりを早期に発見できるようにしたパッドが知られている(下記特許文献1参照)。このパッドは、ラテックス素材や天然ゴム素材によって形成された外皮(袋)の中に、シリコンやグリコール等の潤滑液を保持した構造となっている。このパッドを、胸部と手の間に保持しながら手を動かすことで、潤滑液の作用によって摩擦が低減し、この潤滑液とラテックス素材等の外皮を介して胸部を触診するようになっている。
特開昭61−292182号公報
しかしながら、上記パッドは、何らかの外部衝撃によって外皮が破けると、内部の潤滑液が漏れ出して使用不可能になると共に、この液によって周囲が汚れるという問題があった。また、外皮から潤滑液が染み出ないように各素材を選定しなければならず、その選定を誤ると、潤滑液が外皮に浸潤して、徐々に染み出してしまうという問題を有していた。
更に、このパッドを立った状態で使用すると、内部の潤滑液が重力で外皮内の下方部に溜まってしまう為、パッドの中央から上方部に亘って潤滑液が不足し、触診を行い難いという問題があった。
また、シリコン素材の潤滑液やラテックス素材の外皮等の組み合わせは、互いに浸潤し難いという特性があるものの、原材料自体が高価であるという問題があった。従って、パッド自体のニーズは極めて高いにも拘わらず、一般的に広く普及するまでに至ってないのが現状である。
更に、従来のパッドの価格帯(例えば数千円)の製品は、繰り返して使用する必要が出てくるが、例えば病院等で使用する場合はその都度滅菌処理をしなければならず、利便性や衛生面において問題を有していた。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、極めて安価に製造でき、手の感覚を鋭敏にすることが可能なグローブを提供することを目的としている。
上記目的は、以下の手段によって達成されるものである。
(1)乳房と接触する鋭敏化層、及び該鋭敏化層に手を固定する外部カバーを備え、該鋭敏化層と外部カバーとの間に挿入される手によって、該鋭敏化層を介して乳房の微細凹凸を検出する乳がん検知用の触感鋭敏化グローブであって、前記鋭敏化層が、乳房に接触する合成樹脂による第1フィルムと、前記第1フィルム上に積層された合成樹脂による第2フィルムと、前記第1及び第2フィルムの周囲近傍において前記第1フィルム側に形成され、前記第1フィルムと第2フィルム間に空気を導入して、該第1フィルムに対して前記第2フィルムが滑動可能とする空気導入口と、前記第1フィルムの前記乳房側にはく離可能な状態で接着され、使用前の前記空気導入口を覆う基台シートと、を備え、前記基台シートをはくり離して、前記第1フィルムと前記第2フィルムの間に潤滑液を介在させずに、前記乳房の微細凹凸を検出するようにしたことを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ
(2)上記(1)において、前記外部カバーには、手の湿気を開放する為の通気孔が形成されていることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
(3)上記(1)乃至(2)のいずれかにおいて、前記鋭敏化層及び外部カバーが透明性素材で構成されていることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
(4)上記(1)乃至(3)のいずれかにおいて、前記鋭敏化層と外部カバーを異色で構成し、手の挿入部位を視覚的に確認可能にしたことを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
(5)上記(1)乃至(4)のいずれかにおいて、前記第1及び第2フィルムの素材が、エチレン酢酸ビニル共重合体であることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
(6)上記(1)乃至(5)のいずれかにおいて、前記第1及び第2フィルムの素材が、ポリエチレンであることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
(7)上記(1)乃至(5)のいずれかにおいて、前記第1及び第2フィルムの素材が、ポリテトラクロロエチレンであることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
(8)上記(1)乃至(5)のいずれかにおいて、前記第1及び第2フィルムの素材が、エチレンビニルアルコール共重合体であることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
(9)上記(1)乃至(8)のいずれかにおいて、前記第1及び第2フィルムのデュロメータ押し込みD硬度が36以下であることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
(10)上記(1)乃至(9)のいずれかにおいて、前記第1及び第2フィルムの厚みが0.10mm以下であることを特徴とする触感鋭敏化グローブ。
(11)上記(1)乃至(10)のいずれかにおいて、前記第1及び第2フィルムの伸張率が700%以上であることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
(12)上記(1)乃至(11)のいずれかにおいて、前記鋭敏化層に形成される前記空気導入口が、手を挿入可能な大きさに設定されており、第1フィルムと第2フィルムとの間に手を挿入することで保湿グローブとして利用可能にしたことを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
(13)上記(1)乃至(12)のいずれかにおいて、前記外部カバーの素材として、繊維を含有するシート素材が採用されていることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
(14)上記(13)において、前記外部カバーが不織布素材で構成されていることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
(15)上記(1)乃至(14)において、前記外部カバーの素材に研磨剤が含有していることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
(16)上記(1)乃至(15)のいずれかにおいて、前記鋭敏化層及び前記外部カバーに対して、仮切断処理が施された分離線が形成されていることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
本発明によれば、潤滑液漏れ等の心配が無く、更に、軽量且つコンパクトな触感鋭敏化グローブを得ることができる。又、製造コストを飛躍的に低減できるので、使い捨て目的の利用が可能になる。
本実施の最良の形態について、以下、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図2には、本発明の第1実施形態に係る触感鋭敏化グローブ(以下グローブという)1が示されている。なお、図2等においてグローブ1の断面構造を示す場合、図面を見やすく表示する為に、素材の厚みを誇張して表示している。
このグローブ1は、対象物と接触する鋭敏化層2と、この鋭敏化層2に手を固定する外部カバー3を備えている。なお、この鋭敏化層2及び外部カバー3は全体として略楕円形状になっており、この楕円の一部を直線的に切り落として、手を挿入する為の挿入用開口5を形成している。鋭敏化層2と外部カバー2は、周縁が相互に接着されて袋状となっており、挿入用開口5を介して、鋭敏化層2と外部カバー3との間に手を挿入するようになっている。また、ここでは特に図示しないが、外部カバー3には手の湿気を開放する為の通気孔が複数形成されて、いわゆるメッシュ状になっており、長時間快適に使用できるようにしている。なお、ここでは楕円形状のグローブ1を示したが、これ以外にも、各指を独立して挿入可能な手袋形状や、人差し指から小指までは一体化しているが、親指のみが独立している形状なども可能である。
鋭敏化層2は、対象物に接触する第1フィルム10及びこの第1フィルム10上に積層された第2フィルム12を有している。又、この鋭敏化層2には空気導入口14が形成されており、第1フィルム10と第2フィルム12間に空気を導入して相互に密着することを防止している。これにより、1フィルム10に対して第2フィルム12が円滑に相対移動できるようにしている。具体的に空気導入口14は、第1フィルム10の周縁においてスリット状に形成されている。空気導入口14を第1フィルム10側に形成することによって、この空気導入口14が対象物側に開口するようにしている。
図3には、グローブ1が利用者に商品として提供される際のパッケージの状態が示されている。グローブ1の第1フィルム10側には紙製の基台シート20が仮接着されており、容易に剥がすことができる。この基台シート20によって、使用前は空気導入口14を覆うことで、利用者が空気導入口14に誤って手を挿入することを防止すると共に、この空気導入口14を介して鋭敏化層2の内部に塵・埃等が進入しないようにしている。挿入用開口5を介して手を挿入した後、この台紙20を剥がすことで空気導入口14が実際に開口し、第1及び第2フィルム10、12間に空気が導入されてグローブ1が使用可能な状態になる。なお、基台シート20は紙製(台紙)に限定されず、フィルム素材やその他のであってもよい。
鋭敏化層2及び外部カバー3には透明性素材が用いられる。この実施形態では、鋭敏化層2(第1及び第2フィルム10、12)には無色透明素材、外部カバー3にはピンク色の有色透明素材が用いられている。このように、鋭敏化層2と外部カバー3を互いに異なる色(透明色を含む)にすることで、利用者が、手を挿入する挿入用開口5を視覚的に発見できるようにしている。勿論、ここでは素材自体を着色した場合を示したが、本発明はそれに限定されず、部分的に各フィルムに印刷することで、挿入用開口5を明示しても構わない。 第1及び第2フィルム10、12は合成樹脂素材が用いられており、特にここでは、厚さ0.10mmのエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)フィルムを用いている。厚みに関しては0.10mm以下が望ましいが、更に好ましくは0.03mm以下にする。エチレン酢酸ビニル共重合体はフィルム同士の滑りが良く、又その軟らかさも、触感を鋭敏化させるために適している。また、塩素系の素材と異なり、廃棄時には有害物質が発生しにくいというメリットも備えている。なお、これ以外にも、例えば、合成樹脂素材として、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンイソフタレート(PEI)等のポリエステル系、ナイロン(NY)、ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)等のホモポリマーまたはコポリマー等を用いることも可能であり、その中でもポリエチレンやエチレンビニルアルコールは望ましい素材である。
第1及び第2フィルム10、12には、これらの合成樹脂を単独または混合して製膜されたものを用いてもよいし、これらの合成樹脂を積層した積層フィルムを用いても構わない。さらに、易滑性、制電性等を付与するために、これらの合成樹脂フィルムの表面に公知のコーティング剤をコーティングしたものであってもよい。なお、第1及び第2フィルム10、12のデュロメータ押し込みD硬度が36(SHORE D)以下に設定されており、第1及び第2フィルム10、12を相対的に滑らせる際にフィルムが容易に屈曲するようにして、素材自身の剛性が抵抗とならないようにしている。なお、このデュロメータ押し込みD硬度(SHORE D 硬さ)は、ISO7619やISO868等に規定されており、材料に対して計測針を押し込むことで計測する値である。
また、第1及び第2フィルム10、12の伸張率は700%以上に設定することが望ましく、触診時にフィルムが伸縮して、肌の伸縮に追従可能となる。更に、0.03mmフィルム厚の場合の断裂強度は2.7ニュートン以上に設定されていることが望ましい。なお、製造工程の容易さから、外部カバー3についても第1及び第2フィルム10、12と全く同一の素材を用いているが、相互に別素材を用いても構わない。図4〜図6には、このグローブ1を乳がん検診に使用する状態が模式的に示されている。図4に示されるように、鋭敏化層2と外部カバー3との間に手を挿入し、鋭敏化層2を胸部の乳房Nに接触させる。例えば、乳房Nに鋭敏化層2を押し付けて、3本の指(人差し指、中指、薬指)の腹の第一関節を使って直径5〜7cmくらいの円を描きながら乳房Nを触る。詳細には、まず軽く乳房Nを押しながら検診し、次に少し強めに押しながら検診することを数回繰り返して、乳房Nのふくらみの多い部位も詳しくチェックする。
手で5〜7cmくらいの円を描きながら触診する場合、図5及び図6に示されるように、第1フィルム10に対して第2フィルム12を滑動させながら指先を動かす。この結果、第1フィルム10側は皮膚に密着して皮膚と一体化した状態になり、一方、第2フィルム12は利用者の手に密着して指先と一体化した状態になる。第1フィルム10と第2フィルム12との間には空気導入口14を介して外部からの空気Aが導入されるので、負圧等によって第1フィルム10と第2フィルム12自体が密着することが無い。この結果、滑動抵抗が低減されて、乳房Nの表面の微細凹凸や内部に存在するしこりS等を敏感に発見することが可能になる。
この実施形態に係るグローブ1では、内部に潤滑液を用いることなく、第1及び第2フィルム10、12を直接滑動させるので、液漏れ等の心配が無く、コンパクト化・軽量化を図ることが可能になる。例えば、この実施形態では、基台シート20に貼り付けられた状態のグローブ1(図3参照)を小さく折り畳むことで、大きさは約5センチ四方、厚みが2ミリ程度、重さが10g以下のパッケージ状態で市場に流通させることが可能になる。従来は潤滑液を多量に含んでいため、そのような流通形態は不可能であった。 また、基台シート20を用いることで、使用前に空気導入口14を密閉しているので、誤って手を挿入することが防止され、更に、鋭敏化層2の内部に塵等が侵入して触診を阻害することを防止しているので、流通過程から使用過程全般において使い勝手の良い製品を得ることができる。なお、例えば、鋭敏化層2と外部カバー3との間の空間に、矢印等が描かれた手挿入用指示紙を入れておき、積極的に手の挿入場所を指示紙によって表示することも可能である。この場合、使用時にはその指示紙を取り除くことになる。
更に本実施形態においては、製造コストを飛躍的に安価にできるので、使い捨てのグローブ1として活用することができる。この結果、毎日多人数の乳がん検診を行う医者等も、直接肌に手を触れる場合や共用グローブを繰り返し利用する場合と比較して、グローブ1を毎回交換できるので、医者及び患者に対して高い衛生状態を保つことが可能になる。
また、本グローブ1では、素材として低公害のポリマー素材を用いているので、上述のようにグローブ1を使い捨てにした場合における公害発生も防止できている。特に、エチレン酢酸ビニル共重合体は機能面/価格面の双方において大変好ましく、触感を鋭敏にすることが可能になっている。
なお、本実施形態においては、鋭敏化層2が2枚のフィルム10、12によって構成される場合を示したが、本発明はそれに限定されず、3枚以上の素材を積層させても構わない。また、潤滑液を用いずに互いの10フィルム間に空気を導入して円滑に相対移動させる場合を示したが、例えば、第1及び第2フィルム10、12の間に更にシッカロール等のパウダーを挿入して、一層摩擦抵抗を低減させることも可能である。
また、空気導入口14は、スリット状に形成している場合に限って示したが、本発明はそれに限定されず、他の形状であっても構わない。また、小さな空気導入口を複数形成しても良く、それにより、誤って第1及び第2フィルム10、12の間に手を挿入することを防止することも可能である。一方で、空気導入口14を、手が挿入できるサイズに設定しておくことで、使い終わったグローブ1を、耐水性のある一般的なビニル手袋のように用いることができる。例えば、ハンドクリーム等を塗った手にかぶせることで、保湿用グローブとしても活用可能である。
図7には、第2実施形態に係るグローブ101が示されている。なお、このグローブ101において、第1実施例で示したグローブ1と共通又は類似する部材等については、図中の符号の下2桁を一致させることで共通する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
このグローブ101では、鋭敏化層102に手を固定する外部カバー103が、不織布によって構成されている。不織布とは、繊維素材を織らずに結合させてシート状にしたものである。具体的に本グローブ101では、合成樹脂繊維を結合して製造した不織布を利用している。外部カバー103は、外周縁を熱融着させることで鋭敏化層102と一体化している。
本グローブ101は、外部カバー103の素材として不織布を利用しているので、低コストで製造できると共に、高い通気性と弾力性を両立できる。従って、手の挿入も容易であり、且つ手から出る汗・蒸気を、外部カバー103を介して外部に放出できるので、長時間に亘ってより快適に利用することが可能になる。また、触診後に、この外部カバー103側を皮膚に当てて、皮膚に付着した汗やパウダー等を、繊維質やその隙間に取り込むようにして、拭き取ることが可能になる。なお、ここでは外カバー103の素材として、不織布を採用した場合を示したが、織布や編布等、繊維を含有する他のシート素材を用いてもよい。
なお、ここでは特に図示しないが、外部カバー103の不織布等に研磨粒子が混在させることも好ましい。このようにすることで、例えば、機械部品や美術工芸品等の対象物表面を、外部カバー103を用いて研磨可能となる。この際は、鋭敏化層102側がカバーとして一時的に機能する。この結果、外部カバー103で部品や工芸品の表面仕上げ処理を行いつつ、その仕上げ状況を、鋭敏化層102を用いてチェックすることができるので、多様な用途に応用可能となる。
図8には、第3実施形態に係るグローブ201が示されている。なお、このグローブ101において、第1実施例で示したグローブ1と共通又は類似する部材等については、図中の符号の下2桁を一致させることで共通する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
このグローブ201では、第2実施形態と同様に、外部カバー203が不織布で構成されており、更に、鋭敏化層202及び外部カバー203に対して、分離線250、252が形成されている。この分離線250、252は、ミシン目の如く、一部を予め切断しておくことによる仮切断処理が施されており、この分離線250、252に沿って、鋭敏化層202及び外部カバー203を容易に分断できるようになっている。具体的にここでは2つの分離線250、252が形成されているが、一方の分離線250は、鼻の形状に基づいたラインとなっており、他方の分離線252は、口の形状に基づいた楕円ラインとなっている。これにより、グローブ101を顔用のマスクとして利用できる。
図9にはこのグローブ201の使用態様が示されている。利用者は、分離線250、252に沿ってグローブ201を分断し、まず鋭敏化層202が肌に触れるようにして、グローブ201を顔に載せる。この際、鼻の外形となる分離線250を、顔の鼻に合わせ、分離線252側によって形成された開口を、顔の口に合わせることで、呼吸を行えるようにする。このようにすると、顔の皮膚から生じる熱が鋭敏化層202によって閉じ込められ、高温多湿状態にすることができ、肌の代謝を活性化できる。また同時に、挿入用開口205から手を挿入して、触診と顔のマッサージを同時に行うことも出来る。例えば、触診を行った場合、肌表面の状態やニキビ等を敏感に把握することができ、通常よりも早い段階で、相応の肌の手入れを実行できるようになる。
また、不織布によって構成された外部カバー203に、化粧水、美容液、乳液、保湿水等を湿らせておき、この外部カバー203が肌に触れるようにして、グローブ201を顔に載せるようにしてもよい。このようにすると、肌に対して水分等を供給することが可能になり、肌の手入れができるようになる。
なお、本グローブ201では、分離線250、252を鼻と口に合わせて形成したが、本発明はそれに限定されず、目やその他の部位を対象とした分離線であってもよい。また、仮切断処理としては、ミシン目のように断続状態によって切断する場合に限定されない。例えば、鋭敏化層202や外部カバー203の肉厚を薄くして、張力を加えると容易に分断できるような状態や、他の手法であっても構わない。
ところで、上記実施形態においては、主に乳がん検診等の医療・治療目的の活用方法を示したが、本発明はそれに限定されず、触感を鋭敏にしなければならないあらゆる場面で用いることが可能である。例えば、工業用製品の表面仕上げ状態を最終的にチェックする場合や、美術工芸品の表面凹凸を確認する場合等、他の用途でも用いることができる。
本発明は、乳がん検診等の医療目的以外にも、工業製品や美術工芸等の用途にも活用できる。
本発明の第1実施形態にかかるグローブの平面図 図1のII−II矢視断面図 同グローブのパッケージング状態を示す断面図 同グローブに利用者の手が挿入された状態を示す断面図 同グローブで対象物を触診している状態を示す原理図 同グローブで対象物を触診している状態を示す原理図 本発明の第2実施形態にかかるグローブの平面図 本発明の第3実施形態にかかるグローブの平面図 同グローブの利用状態を示す断面図
1、101、201 グローブ
2、102、202 鋭敏化層
3、103、203 外部カバー
5、105、205 挿入用開口
10、110 第1フィルム
12、112 第2フィルム
14、114、214 空気導入口
250、252 分離線

Claims (16)

  1. 乳房と接触する鋭敏化層、及び該鋭敏化層に手を固定する外部カバーを備え、該鋭敏化層と外部カバーとの間に挿入される手によって、該鋭敏化層を介して乳房の微細凹凸を検出する乳がん検知用の触感鋭敏化グローブであって、
    前記鋭敏化層が、
    乳房に接触する合成樹脂による第1フィルムと、
    前記第1フィルム上に積層された合成樹脂による第2フィルムと、
    前記第1及び第2フィルムの周囲近傍において前記第1フィルム側に形成され、前記第1フィルムと第2フィルム間に空気を導入して、該第1フィルムに対して前記第2フィルムが滑動可能とする空気導入口と、
    前記第1フィルムの前記乳房側にはく離可能な状態で接着され、使用前の前記空気導入口を覆う基台シートと、
    を備え、前記基台シートをはくり離して、前記第1フィルムと前記第2フィルムの間に潤滑液を介在させずに、前記乳房の微細凹凸を検出するようにしたことを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
  2. 請求項1において、
    前記外部カバーには、手の湿気を開放する為の通気孔が形成されていることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
  3. 請求項1乃至2のいずれかにおいて、
    前記鋭敏化層及び外部カバーが透明性素材で構成されていることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記鋭敏化層と外部カバーを異色で構成し、手の挿入部位を視覚的に確認可能にしたことを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
  5. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記第1及び第2フィルムの素材が、エチレン酢酸ビニル共重合体であることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
  6. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記第1及び第2フィルムの素材が、ポリエチレンであることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
  7. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記第1及び第2フィルムの素材が、ポリテトラクロロエチレンであることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
  8. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記第1及び第2フィルムの素材が、エチレンビニルアルコール共重合体であることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
  9. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記第1及び第2フィルムのデュロメータ押し込みD硬度が36以下であることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
  10. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記第1及び第2フィルムの厚みが0.10mm以下であることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
  11. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    前記第1及び第2フィルムの伸張率が700%以上であることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
  12. 請求項1乃至11のいずれかにおいて、
    前記鋭敏化層に形成される前記空気導入口が、手を挿入可能な大きさに設定されており、
    第1フィルムと第2フィルムとの間に手を挿入することで保湿グローブとして利用可能にしたことを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
  13. 請求項1乃至12のいずれかにおいて、
    前記外部カバーの素材として、繊維を含有するシート素材が採用されていることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
  14. 請求項13において、前記外部カバーが不織布素材で構成されていることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
  15. 請求項1乃至14において、前記外部カバーの素材に研磨剤が含有していることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
  16. 請求項1乃至15のいずれかにおいて、
    前記鋭敏化層及び前記外部カバーに対して、仮切断処理が施された分離線が形成されていることを特徴とする乳がん検知用の触感鋭敏化グローブ。
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