JP4467408B2 - ヘッドレスト及びその製造方法 - Google Patents
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Description
ガーニッシュを取り付ける場合は、ヘッドレストのフレームにワイヤ部を設け、このワイヤ部に、ガーニッシュ側に設けられた係合部を係合させることにより取り付けていた。
このとき、取り付けを容易に行うために、芯材側に凹溝を設けると共に、ガーニッシュ側に凹溝に係合する凸条部を設け。ガーニッシュを嵌め込むだけで取付けを可能とする等の工夫がなされていた(例えば、特許文献1参照)。
また、ワイヤや芯材をステーに取り付ける工程が必要であるため、その分、製造に手間がかかるという不都合があった。
また、本発明の目的は、通孔を備えたヘッドレストであって、フレーム側に特別な取付け部材を用いることなくガーニッシュを装着可能なヘッドレストを提供することにある。
さらに、本発明の目的は、通孔にガーニッシュが装着されたヘッドレストを、簡単且つ効率良く製造することが可能な製造方法を提供することにある。
すなわち、本発明の請求項4に係るヘッドレストの製造方法は、表皮材でパッド材とフレームが被覆され、車両前後方向に形成された通孔にガーニッシュが装着されてなるヘッドレストの製造方法であって、前記表皮材のうち前記通孔に位置する部分に、前記フレームを挿通可能な一対の孔を、車体左右方向の二箇所に形成する工程と、前記孔に前記フレームを挿通させ、前記通孔内に前記フレームの一部が露出するように配設する工程と、前記ガーニッシュを前記通孔に挿入し、前記ガーニッシュの外周面に設けられた係合部と前記フレームを係合させて前記ガーニッシュを前記通孔に装着する工程と、前記表皮材内にパッド材を充填する工程と、を備えたことを特徴とする。
ステー13は、車両用シートのシートバック(図示せず)の上方に設けられた取付部に固定される。これにより、ヘッドレスト1が、車両用シートのシートバックに固定される。
表皮材20は、複数の表皮材片を縫合することにより形成されている。表皮材20は、ヘッドレスト1の底側を被覆する底部21と、ヘッドレスト1の通孔1aを構成する孔部22と、ヘッドレストの前側を被覆する前面部23と、ヘッドレストの後側を被覆する背面部(図示せず)と、ヘッドレストの側面側を被覆する側面部24とを備えている。
孔22a,22bは、孔部22内において、車両左右方向の二箇所に設けられている。
ガーニッシュ30は、中空筒状の部材であり、ポリプロピレン等の樹脂材から形成されている。ガーニッシュ30は、ヘッドレスト1の通孔1aに係合可能な大きさ及び形状に形成されている。
図1では、外周面32を構成する一つの側面に設けられた係合部31が示されているが、この側面に対向する反対側にも、同様の係合部31が設けられている。
凹溝31aは、傾斜面31bと壁部31dとに囲まれて形成されている。
凹溝31aは、通孔1a内で露出した傾斜杵部12に一致するように、鉛直方向に対して所定角度をもって形成されている。
傾斜面31bは、ガーニッシュ30が通孔1aに押し込まれるときの、進行方向側に形成されている。
ガーニッシュ30が通孔1aに押し込まれたとき、傾斜面31bは傾斜杵部12に当接し、傾斜杵部12を凹溝31a内に案内する。
まず、所定形状に裁断された表皮材片を縫製して、袋状の表皮材20を形成する。
次いで、図2に示すように、フレーム10を、ステー13が表皮材20側を向くように位置させる。そして、表皮材20の底部21に設けられた孔21aの一方に、フレーム10のステー13の一方を挿通させる。これにより、ステー13の一方が、表皮材2の内部に入り込む。
このようにして、フレーム10と表皮材20とが組み付けられる。
このとき、フレーム10の傾斜杵部12は、一部が表皮材20の孔部22内で露出し、露出部分12aが形成される。
こうして、図1に示すヘッドレスト1が形成される。この段階では、ヘッドレスト1には、ガーニッシュ30が装着されていない。
図4は、傾斜杵部12と係合部31とが係合し、ガーニッシュ30がヘッドレスト1の通孔1a内に固定された状態である。このように、ガーニッシュ30がヘッドレスト1の通孔1aに装着される。
このように、通孔1aにガーニッシュ30が装着されることにより、通孔1aの内側面が外部に露出することなく、良好な外観を得ることができる。また、ガーニッシュ30には鍔部33が設けられているので、この鍔部33が、通孔1aの周縁部に係合し、通孔1aをより確実に遮蔽する。
1a 通孔
10 フレーム
11 水平杵部
12 傾斜杵部
12a 露出部分
13 ステー
20 表皮材
21 底部
21a,22a,22b 表皮材に設けられた孔
22 孔部
23 前面部
24 側面部
30 ガーニッシュ
31 係合部
31a 凹溝
31b 傾斜面
31c 縁部
31d 壁部
32 外周面
33 鍔部
Claims (4)
- 表皮材でパッド材とフレームが被覆され、車両前後方向に通孔が形成され、該通孔にガーニッシュが装着されてなるヘッドレストにおいて、
前記フレームの一部が前記通孔内に露出され、前記ガーニッシュの外周面には前記フレームへの係合部が設けられ、
前記通孔内で前記係合部と前記フレームとが係合されて前記ガーニッシュが前記通孔に装着されたことを特徴とするヘッドレスト。 - 前記係合部は、前記フレームが嵌合する凹溝と、該凹溝の縁部から前記ガーニッシュの外周面へ向けて傾斜する傾斜面とを備え、該傾斜面に沿って前記フレームが前記凹溝に案内されることを特徴とする請求項1記載のヘッドレスト。
- 表皮材でパッド材とフレームが被覆され、車両前後方向に形成された通孔にガーニッシュが装着されてなるヘッドレストの製造方法であって、
前記表皮材のうち前記通孔に位置する部分に、前記フレームを挿通可能な一対の孔を、車体左右方向の二箇所に形成する工程と、
前記孔に前記フレームを挿通させ、前記通孔内に前記フレームの一部が露出するように配設する工程と、
前記表皮材内にパッド材を充填する工程と、
前記ガーニッシュを前記通孔に挿入し、前記ガーニッシュの外周面に設けられた係合部と前記フレームを係合させて前記ガーニッシュを前記通孔に装着する工程と、を備えたことを特徴とするヘッドレストの製造方法。 - 表皮材でパッド材とフレームが被覆され、車両前後方向に形成された通孔にガーニッシュが装着されてなるヘッドレストの製造方法であって、
前記表皮材のうち前記通孔に位置する部分に、前記フレームを挿通可能な一対の孔を、車体左右方向の二箇所に形成する工程と、
前記孔に前記フレームを挿通させ、前記通孔内に前記フレームの一部が露出するように配設する工程と、
前記ガーニッシュを前記通孔に挿入し、前記ガーニッシュの外周面に設けられた係合部と前記フレームを係合させて前記ガーニッシュを前記通孔に装着する工程と、
前記表皮材内にパッド材を充填する工程と、を備えたことを特徴とするヘッドレストの製造方法。
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