JP4467194B2

JP4467194B2 - Silicone rubber foam

Info

Publication number: JP4467194B2
Application number: JP2001009265A
Authority: JP
Inventors: 孝志金井
Original assignee: Shin Etsu Polymer Co Ltd
Current assignee: Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority date: 2001-01-17
Filing date: 2001-01-17
Publication date: 2010-05-26
Anticipated expiration: 2021-01-17
Also published as: JP2002212329A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ＯＡ機器用のロール等として好適なシリコーンゴム発泡体に関し、より詳しくは、混練等の作業特性や成形特性に優れ、硬化後は均一な孔(セル)を持つ発泡層を形成するシリコーンゴム発泡体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
シリコーンゴムは、耐熱性、耐候性、電気的特性等の諸特性に優れる材料として知られ、これを使用した発泡体も汎用の合成ゴム系の発泡体等とは異なる分野で広く使用されている。このシリコーンゴム発泡体の一般的な製造方法としては、ポリオリガノシロキサンを基本とするシリコーンゴムベースに補強性シリカ等の無機充填材を含有してシリコーンゴム組成物とし、このシリコーンゴム組成物に加硫剤と発泡剤とを配合してシリコーンゴムコンパウンドを得、その後、このシリコーンゴムコンパウンドを加熱により発泡硬化させる方法があげられる。
【０００３】
しかしながら、シリコーンゴムコンパウンドは、シリカ微粉末を使用しているので、十分な補強効果を有するよう充填すると、組成物の流動性が低下し、しかも、ポリオリガノシロキサンとシリカとがなじみが良くないので、経時的に物理的特性が変化してしまうこととなる。その結果、可塑度が上昇し、いわゆる可塑戻り(擬似架橋)を惹起することとなり、混練等の作業にも大きな支障を来すおそれがある。このような問題を解消する方法としては、シリカの分散剤を多く加えるという手段、オルガノシラン、オルガノシラザン等の有機ケイ素で予めシリカの表面処理を行う手段、あるいは組成物中に加えるインテグラルブレンド等の手段があげられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、係る役割に用いられる有機ケイ素化合物であるヘキサメチレンジシラザンやジフェニルシランジオール等は、可塑戻りを抑制するために処理量を増すと、シリコーンゴム組成物の可塑度が低下し、べたつきが発生する。このため、ロール作業性等が低下し、生産性の向上を図ることができないという問題が生じる。
【０００５】
一方、硬化物であるシリコーンゴムスポンジに関し、近年より均一な孔を必要とする分野が増加してきている。例えばＯＡ機器の分野においては、印刷物の画質を向上させるため、重合トナー等のような粒径の小さいトナーを使用する機器が主流になりつつある。この点、従来方法で製造される不均一な孔の多い転写ロール等の場合には、トナーの転写が不充分となり、画像に悪影響をもたらすおそれがある。さらに、電界の強さがセルの影響を受け、スポンジのセル目が画像に写るという問題もある。
【０００６】
本発明は上記に鑑みなされたもので、孔を均一化して印刷物の画質を向上させ、セル目が画像に写るおそれを有効に抑制防止することのできるシリコーンゴム発泡体を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、組成物中にアルミネート系カップリング剤(アセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート)を添加することにより、発泡剤やカーボン等の分散性が向上して上記能力が高まることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明においては上記課題を解決するため、シリコーンゴム発泡体組成物を発泡硬化させ、均一な孔を有するＯＡ機器用のロールとして使用されるシリコーンゴム発泡体であって、
シリコーンゴム発泡体組成物は、シリコーンゴムコンパウンド１００重量部に対し、発泡剤として１，１´‐アゾービス(１‐アセトキシ‐１‐フェニル‐エタン)０．１〜３０重量部、アセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート０．１〜１０・０重量部、平均粒径０．１〜１００μｍの球状粒子、及び加硫剤を配合してなり、シリコーンゴムコンパウンドを、ビニル基含有オルガノポリシロキサンを主成分とするシリコーンゴムコンパウンドとしたことを特徴としている。
【０００８】
以下、シリコーンゴム発泡体組成物を用いるシリコーンゴム発泡体を説明すると、本発明に係るゴム組成物としては、シリコーン系等があげられるが、発泡弾性体のセル径が２００μｍ以下の関係にあり、クリーニングロールとして使用される場合には、帯電量を０〜２０ｎＣ以上にすることが必要であることから、シリコーンゴムコンパウンドが最適である。このシリコーンゴムコンパウンドは、主成分として主にビニル基含有オルガノポリシロキサン、架橋剤として主にハイドロジエンポリシロキサン、白金化合物系触媒、反応抑制剤、架橋補強剤、物性補助剤等を用い、さらに発泡剤を含有してなるものである。
【０００９】
ここでいうシリコーンゴムコンパウンドとは、ビニル基含有ジメチルシリコーン生ゴム、ビニル基含有フェニルシリコーン生ゴム、ビニル基含有フルオロシリコーン生ゴム、又はこれらの変性物であるオルガノポリシロキサンに、必要に応じて煙霧質シリカ、沈降性シリカ等の補強性シリカ充填剤を添加してなるものである。架橋剤としては、１分子中にケイ素原子と結合する水素原子を２個以上有するオルガノハイドロジエンポリシロキサン等があげられる。
【００１０】
加硫補助剤として、過酸化物を併用すれば物性向上に効果があるが、これにはベンゾイルパーオキサイド、ビス２，４ジクロロベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジ‐ｔ‐ブチルパーオキサイド、２，５‐ジメチル‐２，５‐ビス(ｔ‐ブチルパーオキシ)ヘキサン等があげられる。また、耐熱性向上剤や硬度を調整するため、非補強性シリカ剤を添加しても良く、これら補強性シリカ、非補強性シリカ剤の添加量を調整することにより、シリコーンゴムコンパウンドの可塑度を調整することができる。
【００１１】
また、上記を導電化発泡させる場合には、シリコーンゴムコンパウンドに導電性カーボンブラックや発泡剤を添加すれば良い。この発泡剤としては、請求項１に記載した化学発泡剤である１，１´‐アゾービス(１‐アセトキシ‐１‐フェニル‐エタン)が最適である。この化学発泡剤の分解温度は、一般的に１００〜２００℃であり、加熱加硫と同時に発泡させるに当たり、本発明に係る加硫製法とのバランスがとりやすい。化学発泡剤の含有量は、加硫前のシリコーンゴムコンパウンドに対し、０．１〜３０重量％の範囲が好ましい。これは、０．１重量％未満では十分に発泡せず、逆に３０重量％を超えると、発泡弾性体としての形態を維持出来なくなり、機械的強度の低下を招くからである。
【００１２】
反応抑制剤としては、メチルビニルシクロテトラシロキサン、アセチレンアルコール類、シロキサン変性アセチレンアルコール、ハイドロパーオキサイド等があげられる。加硫補助剤には主に有機過酸化物を使用し、物性補助剤には硬度調整や耐熱性の向上のため、非補強性シリカを使用することができる。また、白金化合物系触媒は、付加反応用硬化促進剤として作用する。この白金化合物系触媒としては、例えば塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、白金を白金黒、アルミナ、シリカ、カーボン等の固体触媒に担持させたもの、白金とオレフィン、エチレン、アルコール、ビニルシロキサンとの各錯体、塩化白金酸とオレフィン、エチレン、アルコール、ビニルシロキサンとの各錯体等があげられる。
【００１３】
また、これらの配合において、導電性の安定化と均一な孔の形成のため、導電性の金属酸化物が加えられる。この金属酸化物としては、導電性酸化アルミニウム、導電性酸化チタン、導電性酸化亜鉛等があげられる。これらの中でも、特に導電性酸化亜鉛によれば、半導電性領域における電気抵抗値の安定性を向上させ、発泡剤の分解時にゴム組成物中でのタイムラグの少ない熱伝導が期待でき、発泡のムラを無くして均一な孔の発泡体を得る効果が大きい。
【００１４】
本発明に係る球状粒子としては、シリコーンゴムボールやガラスビーズ等があげられるが、シリコーンゴムボールが好ましい。さらに、本発明に必要な硬度、ローラ表面の孔に、影響が出ない程度のクリスタルライト等の無機充填材を帯電量調整等の目的でシリコーンゴム発泡体組成物の配合物に添加しても良い。
【００１５】
また、シリコーンゴム発泡体組成物は、アルミネート系カップリング剤の添加されたものであるが、チタニウムアルミネート系カップリング剤を添加したものでも良い。但し、カップリング剤としては、アルミネート系カップリング剤が最も好ましく、具体的にはアセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレートが好ましい。カップリング剤の添加量は、シリコーンゴム組成物の初期の可塑度や分散剤等の液状添加物の添加量等により異なるが、０．１〜１０．０重量部の範囲が好ましい。
さらに、単独で用いた場合よりも、導電性金属酸化物の併用で相乗的な効果を具現し、より均一な孔を実現することができるとともに、圧縮永久歪み値の改善の効果もある。さらにまた、製品形状にした場合には、スポンジの一般的物性の補強材としての効果もある。
【００１６】
【実施例】
以下、本発明に係るシリコーンゴム発泡体組成物の実施例を比較例と共に説明する。
実施例１
球状粒子を含有するシリコーンゴムコンパウンド〔信越化学工業株式会社製商品名ＫＥ‐７０３５Ｕ〕１００重量部に対し、アルミネート系カップリング剤(アセトアルキコシアルミニウムジイソプロピレート)〔味の素株式会社製商品名ＡＬ‐Ｍ〕０．１重量部、オルガノハイドロジエンポリシロキサン２．０重量部、発泡剤として１，１´‐アゾービスイソブチロニトリル１０．０重量部、導電性酸化亜鉛１０．０重量部、触媒として塩化白金酸を加え、シリコーンゴム発泡体配合物を調製した。シリコーンゴム発泡体配合物を得たら、このシリコーンゴム発泡体配合物と金属ロールとの離型性や押出性を試験し、試験結果を表１にまとめた。
【００１７】
実施例２
アルミネート系カップリング剤を５．０重量部とする以外は、実施例１と同様にしてシリコーンゴム発泡体配合物を調製した。シリコーンゴム発泡体配合物を得たら、シリコーンゴム発泡体配合物と金属ロールとの離型性や押出性を試験し、試験結果を表１にまとめた。
実施例３
アルミネート系カップリング剤を１０．０重量部とする以外は、実施例１と同様にしてシリコーンゴム発泡体配合物を調製した。シリコーンゴム発泡体配合物を得たら、シリコーンゴム発泡体配合物と金属ロールとの離型性や押出性を試験し、試験結果を表１にまとめた。
【００１８】
比較例１
アルミネート系カップリング剤を０．０５重量部とする以外は、実施例１と同様にしてシリコーンゴム発泡体配合物を調製し、シリコーンゴム発泡体配合物と金属ロールとの離型性や押出性を試験し、試験結果を表１にまとめた。
比較例２
アルミネート系カップリング剤を１２．０重量部とする以外は、実施例１と同様にしてシリコーンゴム発泡体配合物を調製し、シリコーンゴム発泡体配合物と金属ロールとの離型性や押出性を試験し、試験結果を表１にまとめた。
【００１９】
【表１】

【００２０】
なお、金属ロールとの離型性とは、図１(ａ)のミキシングロールを使用した方法により、シリコーンゴム発泡体配合物をミキシングロールで調合した場合において、１０×１０ｃｍのシリコーンゴム発泡体配合物を通常作業の力(１０ｋｇｆ)で金属ロールから剥離した際、シリコーンゴム発泡体配合物が金属ロールに付着している割合で示したものである(図１(ｂ)参照)。
上記実施例・比較例においては、０〜１０％を◎、１１〜２０％を○、２１〜２０％を△、５１％以上を×とした。
【００２１】
また、押出性とは、一般のフィードロールとスクリューとを動作させて原料を任意の大きさ、形、長さに押出せる押出機により、シリコーンゴム発泡体配合物をφ１５ｍｍのアウトダイスで円柱状に秒速１０ｍｍで押出成形した場合のシリコーンゴム発泡体配合物の表面状態で判断したものである。
上記実施例・比較例において、シリコーンゴム発泡体配合物の表面にささくれのない状態を◎(図２(ａ)参照)、シリコーンゴム発泡体配合物の表面がひび割れているか、あるいはささくれの高さが０.５ｍｍ以下の状態を○、シリコーンゴム発泡体配合物表面のささくれ高さが０.５〜２.０ｍｍの状態を△、シリコーンゴム発泡体配合物表面のささくれ高さが２.０ｍｍ以上の状態を×とした(図２(ｂ)参照)。
【００２２】
図中、１は架台の上部に軸支されて相互に摺接する回転可能な一対の金属ロール、２は一対の金属ロール１で調合されるシリコーンゴム発泡体配合物、３は厚み調整弁、４は金属ロール１を回転させる駆動モータ、５は金属ロール１で調合された材料用の受け皿、６は金属ロール１と駆動モータ４の間に巻架されたエンドレスの駆動ベルト、７は押出機に口金として装着されるφ１５ｍｍのアウトダイス、８はささくれ状態のシリコーンゴム発泡体配合物である。
【００２３】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、シリコーンゴム発泡体組成物が、シリコーンゴムコンパウンド１００重量部に対し、発泡剤として１，１´‐アゾービス(１‐アセトキシ‐１‐フェニル‐エタン)０．１〜３０重量部、アセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート０．１〜１０・０重量部、平均粒径０．１〜１００μｍの球状粒子、及び加硫剤を配合してなり、シリコーンゴムコンパウンドが、ビニル基含有オルガノポリシロキサンを主成分とするシリコーンゴムコンパウンドなので、孔を均一化して印刷物の画質を向上させ、セル目が画像に写るおそれを有効に抑制あるいは防止することができるという効果がある。すなわち、本発明に係るシリコーンゴム発泡体によれば、安定した可塑度を得ることができ、これを通じて混練等のロール作業の容易化を図ることができる。また、従来例に比べ、より均一なセルを有する発泡体となるので、導電性の発泡体の場合、抵抗値の安定化が期待できる。
【００２４】
また例えば、ＯＡ機器のロールとして使用する場合には、硬いゴムよりも低硬度で摩擦時にスポンジであることから、常に略同じ表面状態を保持することができ、安定した画像を得ることが可能になる。例えば、クリーニングロールとして使用する場合には、感光体表面に残留するトナーの除去能力を向上させることができ、転写ロールとして使用する場合、転写精度が向上する。
以上のように本発明によれば、産業上の利用価値の高いロールを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るシリコーンゴム発泡体組成物及びシリコーンゴム発泡体の実施例を示す説明図で、(ａ)図はミキシングロールを示す説明図、(ｂ)図は離型性試験用の説明図である。
【図２】本発明に係るシリコーンゴム発泡体組成物及びシリコーンゴム発泡体の実施例を示す説明図で、(ａ)図は押出試験における良好なシリコーンゴム発泡体配合物を示す図、(ｂ)図は押出試験におけるささくれ状態のシリコーンゴム発泡体配合物を示す図である。
【符号の説明】
１金属ロール
２シリコーンゴム発泡体配合物
３厚み調整弁
４駆動モータ
５材料の受け皿
６駆動ベルト
７ φ１５ｍｍのアウトダイス
８ささくれ状態のシリコーンゴム発泡体配合物[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a silicone rubber foam suitable as a roll or the like for OA equipment, and more specifically, it is excellent in work characteristics such as kneading and molding characteristics, and forms a foam layer having uniform pores (cells) after curing. The present invention relates to a silicone rubber foam .
[0002]
[Prior art]
Silicone rubber is known as a material excellent in various properties such as heat resistance, weather resistance, and electrical properties, and foams using the same are widely used in fields different from general synthetic rubber foams. . As a general method for producing this silicone rubber foam, a silicone rubber composition containing an inorganic filler such as reinforcing silica in a silicone rubber base based on polyorganosiloxane is used as the silicone rubber composition. Examples include a method of blending a vulcanizing agent and a foaming agent to obtain a silicone rubber compound, and then foaming and curing the silicone rubber compound by heating.
[0003]
However, since the silicone rubber compound uses fine silica powder, if it is filled so as to have a sufficient reinforcing effect, the fluidity of the composition is lowered, and the polyorganosiloxane and silica are not well suited. Therefore, physical characteristics will change over time. As a result, the degree of plasticity is increased, so-called plastic return (pseudo-crosslinking) is caused, and there is a possibility that the work such as kneading is seriously hindered. As a method for solving such a problem, there are means for adding a large amount of a silica dispersant, means for pre-treating silica with organosilicon such as organosilane and organosilazane, or an integral blend added to the composition. Can be given.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the organosilicon compounds used in such roles, such as hexamethylene disilazane and diphenylsilane diol, increase the treatment amount to suppress plastic return, and the plasticity of the silicone rubber composition decreases and stickiness occurs. To do. For this reason, roll workability etc. fall and the problem that productivity cannot be improved arises.
[0005]
On the other hand, with respect to silicone rubber sponge, which is a cured product, the number of fields that require more uniform holes has increased in recent years. For example, in the field of OA equipment, in order to improve the image quality of printed matter, equipment using a toner having a small particle diameter such as a polymerized toner is becoming mainstream. In this regard, in the case of a transfer roll having a large number of non-uniform holes manufactured by a conventional method, toner transfer is insufficient, which may adversely affect an image. In addition, there is a problem that the strength of the electric field is affected by the cell, and the cell of the sponge appears in the image.
[0006]
The present invention has been made in view of the above, and it is an object of the present invention to provide a silicone rubber foam that can uniformly prevent holes and improve the image quality of printed matter, and can effectively suppress and prevent the possibility that the cells appear in the image. Yes.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present inventor has found that by adding an aluminate coupling agent (acetoalkoxyaluminum diisopropylate) to the composition, the dispersibility of the foaming agent, carbon, etc. is improved, and the above-mentioned ability is increased. Completed the invention.
That is, in order to solve the above-mentioned problems in the present invention, a silicone rubber foam used as a roll for OA equipment having a uniform hole by foam-curing a silicone rubber foam composition,
The silicone rubber foam composition comprises 0.1 to 30 parts by weight of 1,1′-azobis (1-acetoxy-1-phenyl-ethane) as a foaming agent, 100 parts by weight of silicone rubber compound, acetoalkoxyaluminum diisopropyl Silicone containing a silicone rubber compound as a main component of a vinyl group-containing organopolysiloxane, containing a rate 0.1 to 10.0 parts by weight, spherical particles having an average particle size of 0.1 to 100 μm, and a vulcanizing agent. It is characterized by being a rubber compound.
[0008]
Hereinafter, the silicone rubber foam using the silicone rubber foam composition will be described. Examples of the rubber composition according to the present invention include a silicone-based rubber composition, and the cell diameter of the foamed elastic body is 200 μm or less. When used as a cleaning roll, it is necessary to set the charge amount to 0 to 20 nC or more, and therefore a silicone rubber compound is optimal. This silicone rubber compound uses mainly vinyl group-containing organopolysiloxane as the main component, mainly hydrodiene polysiloxane, platinum compound catalyst, reaction inhibitor, cross-linking reinforcing agent, physical property auxiliary agent, etc. as the cross-linking agent, and further foaming It contains an agent.
[0009]
The silicone rubber compound here is vinyl group-containing dimethyl silicone raw rubber, vinyl group-containing phenyl silicone raw rubber, vinyl group-containing fluorosilicone raw rubber, or organopolysiloxane which is a modified product thereof, if necessary, fumed silica, A reinforcing silica filler such as precipitated silica is added. Examples of the crosslinking agent include organohydropolyene polysiloxane having two or more hydrogen atoms bonded to silicon atoms in one molecule.
[0010]
If a peroxide is used as a vulcanization auxiliary, it is effective to improve physical properties. This includes benzoyl peroxide, bis2,4-dichlorobenzoyl peroxide, dicumyl peroxide, di-t-butyl peroxide, Examples include 2,5-dimethyl-2,5-bis (t-butylperoxy) hexane. In order to adjust the heat resistance improver and hardness, a non-reinforcing silica agent may be added. By adjusting the amount of these reinforcing silica and non-reinforcing silica agent added, the plasticity of the silicone rubber compound Can be adjusted.
[0011]
Further, when conducting the above-mentioned conductive foaming, conductive carbon black or foaming agent may be added to the silicone rubber compound. As the foaming agent, 1,1′-azobis (1-acetoxy-1-phenyl-ethane) which is the chemical foaming agent described in claim 1 is optimal. The decomposition temperature of this chemical foaming agent is generally 100 to 200 ° C., and it is easy to balance with the vulcanization method according to the present invention when foaming simultaneously with heat vulcanization. The content of the chemical foaming agent is preferably in the range of 0.1 to 30% by weight with respect to the silicone rubber compound before vulcanization. This is because if the amount is less than 0.1% by weight, foaming does not occur sufficiently, whereas if it exceeds 30% by weight, the foamed elastic body cannot be maintained and mechanical strength is lowered.
[0012]
Examples of the reaction inhibitor include methyl vinylcyclotetrasiloxane, acetylene alcohols, siloxane-modified acetylene alcohol, hydroperoxide and the like. An organic peroxide is mainly used for the vulcanization auxiliary, and non-reinforcing silica can be used for the physical property auxiliary for adjusting the hardness and improving the heat resistance. Further, the platinum compound-based catalyst acts as a curing accelerator for addition reaction. Examples of the platinum compound catalyst include chloroplatinic acid, alcohol-modified chloroplatinic acid, platinum supported on a solid catalyst such as platinum black, alumina, silica, and carbon, platinum and olefin, ethylene, alcohol, and vinyl siloxane. And each complex of chloroplatinic acid and olefin, ethylene, alcohol, vinylsiloxane, and the like.
[0013]
In these formulations, a conductive metal oxide is added to stabilize the conductivity and form uniform pores. Examples of the metal oxide include conductive aluminum oxide, conductive titanium oxide, and conductive zinc oxide. Among these, in particular, conductive zinc oxide improves the stability of the electrical resistance value in the semiconductive region, and can be expected to conduct heat with little time lag in the rubber composition when the foaming agent is decomposed. The effect of eliminating the unevenness and obtaining a foam having uniform pores is great.
[0014]
Examples of the spherical particles according to the present invention include silicone rubber balls and glass beads. Silicone rubber balls are preferred. Furthermore, an inorganic filler such as crystal light that does not affect the hardness required for the present invention and the hole on the roller surface may be added to the composition of the silicone rubber foam composition for the purpose of adjusting the charge amount. good.
[0015]
In addition, the silicone rubber foam composition is one to which an aluminate coupling agent is added, but may be one to which a titanium aluminate coupling agent is added. However, as the coupling agent, an aluminate coupling agent is most preferable, and specifically, acetoalkoxyaluminum diisopropylate is preferable. The addition amount of the coupling agent varies depending on the initial plasticity of the silicone rubber composition, the addition amount of a liquid additive such as a dispersant, and the like, but a range of 0.1 to 10.0 parts by weight is preferable.
Furthermore, a synergistic effect can be realized by using the conductive metal oxide in combination with the use of the conductive metal oxide, and more uniform pores can be realized, and the compression set value can be improved. Furthermore, when it is made into a product shape, it has an effect as a reinforcing material for the general physical properties of the sponge.
[0016]
【Example】
Examples of the silicone rubber foam composition according to the present invention will be described below together with comparative examples.
Example 1
Silicone rubber compound containing spherical particles [trade name KE-7035U, manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.] 100 parts by weight of aluminate coupling agent (acetoalkoxy aluminum diisopropylate) (trade name AL, manufactured by Ajinomoto Co., Inc.) -M] 0.1 parts by weight, 2.0 parts by weight of organohydrodiene polysiloxane, 10.0 parts by weight of 1,1'-azobisisobutyronitrile as a blowing agent, 10.0 parts by weight of conductive zinc oxide Then, chloroplatinic acid was added as a catalyst to prepare a silicone rubber foam formulation. Once the silicone rubber foam formulation was obtained, the releasability and extrudability of this silicone rubber foam formulation and metal roll were tested and the test results are summarized in Table 1.
[0017]
Example 2
A silicone rubber foam formulation was prepared in the same manner as in Example 1 except that the aluminate coupling agent was 5.0 parts by weight. Once the silicone rubber foam formulation was obtained, the releasability and extrudability of the silicone rubber foam formulation and metal roll were tested and the test results are summarized in Table 1.
Example 3
A silicone rubber foam formulation was prepared in the same manner as in Example 1 except that the aluminate coupling agent was 10.0 parts by weight. Once the silicone rubber foam formulation was obtained, the releasability and extrudability of the silicone rubber foam formulation and metal roll were tested and the test results are summarized in Table 1.
[0018]
Comparative Example 1
A silicone rubber foam compound was prepared in the same manner as in Example 1 except that the aluminate coupling agent was 0.05 parts by weight. The mold release property and extrusion between the silicone rubber foam compound and the metal roll The test results are summarized in Table 1.
Comparative Example 2
A silicone rubber foam compound was prepared in the same manner as in Example 1 except that the aluminate coupling agent was 12.0 parts by weight. The mold release property and extrusion between the silicone rubber foam compound and the metal roll The test results are summarized in Table 1.
[0019]
[Table 1]

[0020]
The releasability from the metal roll is defined as 10 × 10 cm silicone rubber foam blended when the silicone rubber foam blend is blended with the mixing roll by the method using the mixing roll of FIG. This shows the ratio of the silicone rubber foam compound adhering to the metal roll when the product is peeled off from the metal roll with a normal working force (10 kgf) (see FIG. 1B).
In the said Example and the comparative example, 0-10% was made into (double-circle), 11-20% was made into (circle), 21-20% was made into (triangle | delta), 51% or more was made into x.
[0021]
Also, extrudability means that a silicone rubber foam compound is formed into a cylindrical shape with an outer die of φ15 mm by using an extruder that operates a general feed roll and a screw to extrude the raw material to an arbitrary size, shape, and length. And the surface condition of the silicone rubber foam blend when extruded at a speed of 10 mm per second.
In the above examples and comparative examples, the surface of the silicone rubber foam compound is not crumpled (see FIG. 2 (a)), the surface of the silicone rubber foam compound is cracked, or the height of the bite When the thickness is 0.5 mm or less, ○, when the height of the silicone rubber foam compound surface is 0.5 to 2.0 mm, Δ, when the silicone rubber foam surface is 2.0 mm or more The state of x was set as x (see FIG. 2B).
[0022]
In the figure, 1 is a pair of rotatable metal rolls that are pivotally supported by the upper part of the pedestal and are in sliding contact with each other, 2 is a silicone rubber foam compounded by a pair of metal rolls 1, 3 is a thickness adjustment valve, 4 Is a drive motor for rotating the

metal roll

1, 5 is a tray for the material prepared by the metal roll 1, 6 is an endless drive belt wound between the metal roll 1 and the drive motor 4, and 7 is an extruder. A φ15 mm out die mounted as a die, 8 is a silicone rubber foam compound in a rolled-up state.
[0023]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the silicone rubber foam composition contains 1,1′-azobis (1-acetoxy-1-phenyl-ethane) 0.1 as a foaming agent with respect to 100 parts by weight of the silicone rubber compound. ~ 30 parts by weight, acetoalkoxyaluminum diisopropylate 0.1 to 10.0 parts by weight, spherical particles having an average particle size of 0.1 to 100 μm, and a vulcanizing agent, and the silicone rubber compound is a vinyl group Since it is a silicone rubber compound containing the contained organopolysiloxane as a main component, there is an effect that the pores can be made uniform to improve the image quality of the printed matter, and the possibility that the cell eyes can appear in the image can be effectively suppressed or prevented. That is, according to the silicone rubber foam according to the present invention , a stable plasticity can be obtained, and through this, roll work such as kneading can be facilitated. Moreover, since it becomes a foam which has a more uniform cell compared with a prior art example, in the case of a conductive foam, stabilization of resistance value can be anticipated.
[0024]
For example, when used as a roll of OA equipment, since it is a sponge at the time of friction with a hardness lower than that of hard rubber, it is possible to always maintain substantially the same surface state and to obtain a stable image. Become. For example, when used as a cleaning roll, the ability to remove toner remaining on the surface of the photoreceptor can be improved, and when used as a transfer roll, transfer accuracy is improved.
As described above, according to the present invention, it is possible to provide a roll having high industrial utility value.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing an example of a silicone rubber foam composition and a silicone rubber foam according to the present invention. FIG. 1 (a) is an explanatory view showing a mixing roll, and FIG. It is explanatory drawing of.
FIG. 2 is an explanatory view showing an example of a silicone rubber foam composition and a silicone rubber foam according to the present invention, wherein FIG. 2 (a) shows a good silicone rubber foam composition in an extrusion test; FIG. 4 is a diagram showing a silicone rubber foam compound in a rolled state in an extrusion test.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Metal roll 2 Silicone rubber foam compound 3 Thickness adjustment valve 4 Drive motor 5 Material tray 6 Drive belt 7 φ15mm out die 8 Rolled-up silicone rubber foam compound

Claims

A silicone rubber foam used as a roll for OA equipment having a uniform pore by curing a silicone rubber foam composition,
The silicone rubber foam composition comprises 0.1 to 30 parts by weight of 1,1′-azobis (1-acetoxy-1-phenyl-ethane) as a foaming agent, 100 parts by weight of silicone rubber compound, acetoalkoxyaluminum diisopropyl Silicone containing a silicone rubber compound as a main component of a vinyl group-containing organopolysiloxane, containing a rate 0.1 to 10.0 parts by weight, spherical particles having an average particle size of 0.1 to 100 μm, and a vulcanizing agent. A silicone rubber foam characterized by being a rubber compound.