JP4467183B2 - ペーパー・ディスペンサー - Google Patents

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Description

この発明は、ペーパー・ディスペンサー、特にリール・ペーパーを加湿するためのペーパー・ディスペンサーに関する。
【0001】
リール・ペーパーを加湿させるためのペーパー・ディスペンサーは、先行技術により既知である。
【0002】
DE 42 43 408 A1は、ペーパー加湿装置を備えたトイレットペーパー・ホルダーを開示している。このペーパー・ホルダーは、オンおよびオフ位置にセット可能なレギュレーターを備えている。このレギュレーターのセッティングに応じて、乾燥したあるいは湿ったペーパーをペーパー・ホルダーから引き出すことができる。レギュレーターをオン位置にした状態で、引き出されるペーパーは、水を満たすことができるコンテナ内に回転自在に取り付けられた、ペーパーを湿らせることができる加湿ローラ上に導かれる。レギュレーターをオフ位置にすると、ペーパー・ガイドは変更される。この場合、ペーパーはブッシング上をスライドして加湿ローラには接触せず、その結果、ペーパーは加湿ローラによって加湿されない。
【0003】
しかしながら、レギュレーターがオン位置にあるとき、もしペーパーが伸張されるとその時にのみ加湿ローラとペーパーとの接触が確保されるため、該ペーパーは十分に加湿される。しかしながら、もしペーパーが連続的に巻き戻されるとペーパー・ロールが短時間内に非常に急速に回転するので、ペーパーはローラから引き出されるよりもより多く巻き戻される。そのとき、ペーパーはもはや伸張されず、加湿はもはや保証されない。
【0004】
レギュレーターがオン位置のときにペーパーが引き出されないで伸張されると、ペーパーは、所定時間以上、加湿ローラに接触する。その結果、過度に加湿される危険が生じ、ひいては次にペーパーが引き出される時にそのペーパーが裂けるおそれがある。更に、ペーパー・ホルダーを使用する前に、各新規ユーザはレギュレーター・セッティングを点検して必要に応じてリセットしなければならないので、このレギュレーターは使用するのが面倒である。
【0005】
DE 3800494 A1 は、湿ったあるいは乾燥したトイレットペーパー用のトイレットペーパー・ディスペンサーを開示している。ペーパーは輸送レバーを作動させることによりペーパー・ロールから巻き戻され、また加湿ローラは伸張用レバーによってペーパーの輸送表面の下にガイドされる。しかしながら、このペーパー・ディスペンサーからのペーパーは、連続的でなく所定長だけ引き出され、各ペーパー片を取り出すためには輸送レバーを作動させる必要がある。これに加えて、ペーパーを湿らせるために2つのレバーを操作しなければならないので、このペーパー・ディスペンサーは操作が不便である。
【0006】
DE 94 16 976 U1は、湿ったトイレットペーパー用の自動ディスペンサーを開示している。湿ったペーパーを取り出すためのこのペーパー・ディスペンサーは、モータによって駆動されるペーパー輸送装置に特徴がある。しかしながら、そのようなペーパー・ディスペンサーの製造は煩雑であり高くつく。
【0007】
この発明によると、ペーパー・ディスペンサーは、回転自在に支持された、ペーパー・ウェブが巻き付けられるペーパー・ロールと、上部に開口部を有するリキッド・コンテナと、前記リキッド・コンテナ内に、回転自在に配置された加湿ローラと、安定した通常位置から不安定な加湿位置へ転換することができ、圧力ローラが回転自在に配置され、前記通常位置で前記加湿ローラ上から離れた状態で保持される、接触圧力装置とを備えている。前記ペーパー・ロールから巻き戻された前記ペーパー・ウェブは、前記接触圧力ローラと前記加湿ローラの間とを後者から離れた状態でガイドされる。さらに、前記接触圧力装置が前記加湿位置にあるとき、ペーパー・ウェブは、圧力ローラによって加湿ローラに押し付けられる。
【0008】
この発明に係る接触圧力装置によって、湿ったペーパーが引き出されるとき、ペーパー・ウェブが接触圧力ローラによって加湿ローラに確実に押し付けられる。この接触圧力装置が加湿位置にあるとき、ペーパー・ウェブと加湿ローラ間の持続した接触、ひいてはペーパー・ウェブのコンスタントな加湿が確保される。
【0009】
前記接触圧力装置の加湿位置は不安定であり、その結果、接触圧力装置が操作されなくなると該接触圧力装置は安定した通常位置へ自動的にリセットされる。これにより、ペーパー・ウェブは加湿ローラから再び離れ、ペーパーが不慮に過剰に加湿されることが回避され、ひいてはペーパー・ウェブが裂けることが防止される。
【0010】
そのペーパーは、この発明に係るペーパー・ホルダーから連続的に引き出されるので、ユーザが引きちぎることができるペーパー・セクションの長さは限定されない。
【0011】
更に、この発明に係るペーパー・ホルダーは、モーター駆動ペーパー輸送装置を特色とするものではなく、したがって容易かつコスト的に効率良く製造出来る。
【0012】
この発明に係る接触圧力装置は、異なる態様で設計することができる。1つの実施例によると、接触圧力装置は接触装置として設計される。この場合、この発明に係るペーパー・ディスペンサーは両手で操作するように設計されている;つまり、例えばユーザが片手でペーパーを引き出す一方、もう一方の手で接触圧力装置を操作することができる。
【0013】
しかしながら、ペーパー・ディスペンサーは片手操作で作動するものであることが望ましい。この目的のために、接触圧力装置は、2つの腕を有する軸支されたレバーを備えており、その一方のレバー・アームには接触圧力ローラが回転可能な態様で配置され、その他方のレバー・アームは、ペーパー・ウェブのランニング・セクションを引き上げることにより、圧力ローラが加湿位置へ下方揺動した状態となり、上方へ揺動されることができるようになっており、リセット用スプリングが、圧力ローラを通常位置へリセットするためにレバーに取り付けられている。接触圧力装置は、他方のレバー・アームに対してペーパー・ウェブを単に持ち上げることにより、加湿位置へ移動される。これにより、この発明に係るペーパー・ディスペンサーの操作が便利になり、更に、ユーザは手で別の操作部材を作動させる必要がないという長所があり、衛生上の観点から望ましいものである。
【0014】
加湿ローラは、リキッド・コンテナの開口部から上方へ突出するものであっても良く、それによってペーパー・ウェブはリキッド・コンテナの開口部の上方に離間状態に導かれる。しかしながら、好ましくは、加湿ローラはリキッド・コンテナ内において開口部面の下方に配置される一方、ガイド・エレメントがペーパー・ウェブをガイドするために開口部のエリア内においてリキッド・コンテナに設けられ、かつペーパー・ウェブはリキッド・コンテナに接触して開口部を覆うものとする。
【0015】
ペーパー・ウェブが全幅に亘って加湿されると、湿ったペーパーは乾燥したペーパーより引っ張り強さが小さいため、ペーパーが裂けるおそれがある。この理由のために、1つの実施例においては加湿に寄与しない周方向の溝が加湿ローラに形成され、その結果、乾燥領域がペーパー・ウェブ上に形成され、そのため加湿されたペーパーの引っ張り強さを増加させる。
【0016】
別の実施例によれば、乾燥領域を形成するために、加湿ローラは、互いに同軸で離間配置された複数の加湿ローラで構成される。
【0017】
好ましくは、加湿ローラはその周囲に吸収層を備えるものとする。加湿ローラが回転すると、吸収層はリキッド・コンテナからそれで液体を吸い、ペーパーにその液体を付与する。これは、異なる吸収層材料を選択することによって、ペーパーに付与される湿気の量を調節することができる、という格別な利点を有する。
【0018】
ペーパー・ロールは、例えばハウジングの底部上に横たわるように支持しても良い。しかしながら、好ましくは、ペーパー・ディスペンサーは、回転可能な態様でペーパー・ロールを保持するペーパー・ロール・ホルダーを特色とする。
【0019】
ペーパーは、例えば、消毒ティッシュペーパー、クリーニング用ティッシュペーパーあるいはリフレッシュメント・ティッシュペーパーとして使用しても良い。1つの実施例によると、液体が、消毒剤、クリーニング剤および/または芳香剤を含むリキッド・コンテナ内に収容される。
【0020】
この発明に係るペーパー・ディスペンサーは、サニタリー・セクター、病院、キッチンなどで使用することができる。このような状況において、液体がペーパーの表面に付着したままでペーパーに吸収されないと困る。従って、ペーパー・ディスペンサーは、吸い取り紙、特にトイレットペーパー、キッチン・ロールペーパーあるいはハンドクリーニングペーパーを取り出すために好適に使用される。
【0021】
本件発明を、図面を参照して実施例に基づいて説明する。
【0022】
図1は、ペーパーが加湿されない安定した通常状態における、この発明に係るペーパー・ディスペンサーの実施例の断面図を示す。この実施例によれば、ペーパー・ディスペンサーは、内部にペーパー・ロール・ホルダー2が装備されたハウジング1と、上端に開口部が形成されたリキッド・コンテナ4と、2つの腕を有するレバー5とがこの順序で上下に配置されたものである。
【0023】
ペーパー・ロール3は、ペーパー・ウェブ12が巻きつけられるロール・ホルダー2によって回転可能な態様で保持されている。この状況でロール・ホルダー2は、ペーパー・ロール3からペーパー・ウェブ12を容易に巻き戻すことができ、置換が容易にできるように設計されている。
【0024】
リキッド・コンテナ4は、円筒形であり、その実質的に円形な断面が水平面で切断されており、その切断面は、リキッド・コンテナ4の開口部を形成している。
【0025】
3つの加湿ローラ6が、開口部の下方においてリキッド・コンテナ4内に配置され、ペーパー・ロール3の回転軸と平行な共通の軸に対して回転可能となっている。3つの加湿ローラ6は、1つの加湿ローラを構成し、いずれも同じ直径を有し、図2に示すように互いに隣接配置されている。更に、隣接する2つの加湿ローラ6間の距離は一定である。
【0026】
リキッド・コンテナ4は、補充可能な液体7で満たされ、満たされる液体7の量は、加湿ローラ6の一部分が液体7の上方から突出するような量に決定される。加湿ローラ6が回転すると、液体で連続的に覆われた加湿ローラ6の部分が液体から出て、再び液体へ浸漬される。
【0027】
加湿ローラ6は、それらの周囲が液体7に浸される加湿ローラ6の部分によって液体7で加湿される吸収層8で覆われていることが望ましい。この場合、吸収層8は、加湿ローラ6が回転すると液体のレベル上の領域に液体7の一部を運ぶように設計される。
【0028】
レバー5の2つのレバー・アーム5a、5bは、互いに鈍角を形成し、1部材として連結固定されている。2つのレバー・アーム5a、5bの接続点においては、レバー5が、ハウジングに揺動自在に固定され、その枢軸が加湿ローラ6の回転軸と平行となっている。
【0029】
レバー5は、接触圧力ローラ9およびコントロール・ローラ10とを備えている。安定した通常位置と称する、レバー5の1つの位置では、一方のレバー・アーム5aがリキッド・コンテナ4上にほぼ水平な状態となる一方、第2のレバー・アーム5bは、水平から角度をなして下方に向かい、かつリキッド・コンテナ4から離れるように伸びている。
【0030】
好ましくは、加湿ローラから離れたレバー・アーム5bが、レバー・アーム5aより長いことを特色とし、レバー・アーム5bはレバー・アーム5aの2倍の長さを有するものとするのが望ましく、その結果、作動時に接触圧力ローラ上に力がより効率よくかかり、かつペーパーが切り離された後、圧力ローラ9は加湿ローラ6から解放される。
【0031】
この圧力ローラ9は、第1レバー・アーム5aの外側端部に回転可能な態様で配置されており、圧力ローラ9の回転軸、加湿ローラ6の回転軸およびペーパー・ロール3のローラ軸は同じ垂直面にある。コントロール・ローラ10は、第2のレバー・アーム5bの端部に回転可能な態様で配置され、コントロール・ローラ10の回転軸はレバー5の枢軸と平行になっている。簡単な態様では、好ましくは、コントロール・ローラ10は、肉厚の厚い、従って比較的重いチューブで構成され、その結果、ペーパーが引き裂かれた後、コントロール・ローラおよび長いレバー・アーム5bの重量のために、圧力ローラは加湿ローラ6から解放される。
【0032】
前記通常位置にレバー5を保持するために、第1のレバー・アーム5aを上方へ引き寄せる緊張スプリング14が第1のレバー・アーム5aに固定されている。レバー5がその通常位置にない場合、それはスプリング力のために通常位置へ逆に揺動することができる。つまり、圧力ローラ9を備えた第1のレバー・アーム5aは、リキッド・コンテナ4から遠ざかるように揺動し、コントロール・ローラ10を備えた第2のレバー・アーム5bはリキッド・コンテナ4上に揺動する。この揺動の回転方向は、以下、正回転方向と称する。これに対して、逆の回転方向を負回転方向と称する。レバー5が戻り回転するときに、該レバー5が通常位置を越えて外側へ回転するのを防ぐために、レバー5の回転範囲は、第2のレバー・アーム5bとリキッド・コンテナ4との間に配置されたレバー・ストップ11によって制限される。第2のレバー・アーム5bが戻り回転するとき、該レバー・アーム5bはレバー・ストップ11に当接し、したがって通常位置に保持される。
【0033】
ペーパー・ウェブ12は、ペーパー・ロール3から加湿ローラ6と接触圧力ローラ9との間のリキッド・コンテナ4の開口部の上方を通過し、ペーパー・ウェブ12は、レバー5が通常位置にあるとき、加湿ローラ6あるいはそれらの吸収カバー8のいずれにも、また接触圧力ローラ9にも接触しない。さらに、ペーパー・ウェブ12は、ハウジング1からハウジング孔を通過して、リキッド・コンテナ4とコントロール・ローラ10の間を下方に向かってガイドされる。
【0034】
図3には、ペーパーが加湿される不安定な加湿状態における、発明に係るペーパー・ディスペンサーの実施例の断面図が示されている。この状況において、ハウジング1からガイドされるペーパー・ウェブ12は、レバー5のコントロール・ローラ10を押して該ローラに力がかかるようにして、上方へ引き出される。ペーパー・ウェブ12によってレバー5に作用された力は、伸張スプリング14のスプリング力に抗してレバーが負回転方向に回転する効果を奏する。この状況で、ペーパー・ウェブ12は圧力ローラ9によって加湿ローラ6に押し付けられる。レバー5が不安定な加湿位置としての位置にあるとき、圧力ローラ9によって押し付けられたペーパー・ウェブ12の一部が、加湿ローラ6の吸収カバー8に接し、吸収カバー8は、ペーパー上に湿気7の一部を放出して該ペーパーを加湿する。
【0035】
従って、乾燥したペーパーあるいは湿ったペーパーを選択的に得るために、ペーパー・ウェブ12を2つの方法でハウジング1から引き出すことができる。
【0036】
乾燥したペーパーを得るためには、ユーザーは、ペーパー・ウェブ12をハウジング1から第1引出方向Tに引き出す。その引出方向は、コントロール・ローラ10がペーパー・ウェブ12に接触せず、またペーパー・ウェブによってコントロール・ローラ10に作用する力でレバー5がスプリング力に抗して加湿位置へ回転されないような方向であると定義される。
【0037】
湿ったペーパーを得るためには、ユーザはペーパー・ウェブ12を引き上げて該ペーパー・ウェブ12を加湿ローラ10に押し付ける。この状況で、ペーパー・ウェブ12はハウジング1から第2引出方向Fに引き出される。その方向は、ペーパー・ウェブ12によってコントロール・ローラ10に作用された力が、レバー5をスプリング力に抗して負回転方向に加湿位置へ回転させるのに十分大きいような方向であると定義される。
【0038】
ペーパー・ウェブ12をハウジング1から第2引出方向Fに引き出すことによって、一方においてはペーパー・ウェブ12と圧力ローラ9との間、他方においてはペーパー・ウェブ12と加湿ローラとの間の摩擦のために、圧力接触ローラ9および加湿ローラ6は回転するようにセットされる。圧力ローラ9の回転は、ペーパー・ウェブ12の引き出しを促進し、ペーパーが裂ける危険を減少させる。加えて、ペーパー・ウェブ12が引き出されるとき、加湿ローラ6の回転は、更にペーパーが加湿ローラ6の吸収カバー8によって連続的に加湿されることを確実にする。
【0039】
湿ったペーパーは、一般に、乾燥したペーパーより引っ張り強さが弱く、また引き出されるとき湿ったペーパーが破れるおそれがある。加湿ローラ6間には間隙が設けられているので、ペーパー・ウェブ12はペーパーの全幅に亘って加湿されず、その結果、乾いたあるいは湿り気の少ないエリアがペーパー・ウェブ12上に形成される。ペーパー12が引き出されるにつれて、乾燥したあるいは湿り気の少ないエリアがペーパー12の長手方向に形成され、引っ張り強さを増加させる。これにより、加湿されたペーパー・ウェブ12が引き出されるときに破れないという状況が達成される。
【0040】
ハウジング開口部の上方において、枢軸に平行な引き裂き縁13がハウジング1に設けられ、図示実施例と対比して、好ましくは、コントロール・ローラ10の下方に位置する。一旦ユーザがハウジング1からペーパー・ウェブ12を希望の長さだけ引き出すと、彼はそれを引き裂き縁13に対して、この場合、ほぼ垂直上方に引くことができ、その結果、ペーパー・ウェブ12は前記縁部で切断される。この実施例で加湿ローラからペーパーを確実に解除するためには、圧力ローラ9の枢軸の各端縁に設けられ、ペーパーの下方へガイドされ、コントロール・ローラ10が解除された後、加湿ローラ6からペーパーを上げてペーパーがちょうど通り抜けて加湿されるのを防ぐ、スプリングで支持されたペーパー持ち上げ部材、U字型のワイヤー棒、を設けることも可能である。
【0041】
発明に係るペーパー・ディスペンサーの実施例は、特に、片手で使用できる、つまりユーザは片手でペーパー・ディスペンサーの機能をすべてコントロールすることができる、という利点を特徴とする。
【0042】
圧力ローラ9が通常位置にあるときペーパー・ウェブ12はこのローラから離れて、圧力ローラ9と加湿ローラ6との間にガイドされるので、ペーパー・ウェブ12は、前の加湿プロセスで圧力ローラ9上に残留した湿気によって加湿されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ペーパーが加湿されない通常状態における、本件発明に係るペーパー・ディスペンサーの実施例を示す断面図である。
【図2】 前記実施例において使用された加湿ローラの断面図である。
【図3】 ペーパーが加湿される加湿状態における図1の実施例の断面図である。

Claims (10)

  1. ペーパー・ウェブ(12)が巻き付けられる、回転自在に支持されたペーパー・ロール(3)と、
    上部に開口部を有するリキッド・コンテナ(4)と、
    前記リキッド・コンテナ(4)内に、回転自在に配置された加湿ローラ(6)と、
    安定した通常位置から不安定な加湿位置へ転換することができ、圧力ローラ(9)が回転自在に配置され、前記通常位置で前記加湿ローラ(6)から離れた状態で保持される、接触圧力装置とを備え、
    前記ペーパー・ウェブは、前記圧力ローラ(9)が通常位置にあるとき、前記ペーパー・ウェブが前記加湿ローラ(6)から離れると共に前記圧力ローラ(9)からも離れた状態で走行するように、前記圧力ローラ(9)と前記加湿ローラ(6)との間にガイドされ、かつ
    前記接触圧力装置は、接触装置として設計され、前記接触圧力装置が加湿位置にあるとき前記ペーパー・ウェブ(12)は前記圧力ローラ(9)によって前記加湿ローラ(6)に押し付けられるようになされていることを特徴とするペーパー・ディスペンサー。
  2. ペーパー・ウェブ(12)が巻き付けられる、回転自在に支持されたペーパー・ロール(3)と、
    上部に開口部を有するリキッド・コンテナ(4)と、
    前記リキッド・コンテナ(4)内に、回転自在に配置された加湿ローラ(6)と、
    安定した通常位置から不安定な加湿位置へ転換することができ、圧力ローラ(9)が回転自在に配置され、前記通常位置で前記加湿ローラ(6)から離れた状態で保持される、接触圧力装置とを備え、
    前記ペーパー・ロール(3)から巻き戻された前記ペーパー・ウェブ(12)は、前記圧力ローラ(9)と前記加湿ローラ(6)との間を後者から離れた状態でガイドされ、前記接触圧力装置が加湿位置にあるとき、前記ペーパー・ウェブ(12)は、前記圧力ローラ(9)によって前記加湿ローラ(6)に押し付けられるようになされており、
    前記接触圧力装置は、2つの腕を有する軸支されたレバー(5)を備えており、その一方のレバー・アーム(5a)には前記圧力ローラ(9)が回転可能な態様で配置され、その他方のレバー・アーム(5b)は、ペーパー・ウェブ(12)のランニング・セクションを引き上げることにより、前記圧力ローラが前記加湿位置へ下方揺動した状態となり、上方へ揺動されることができるようになっており、リセット用スプリング(14)が、前記圧力ローラ(9)を前記通常位置へリセットするために前記レバー(5)に取り付けられていることを特徴とするペーパー・ディスペンサー。
  3. 前記ペーパー・ウェブは、前記圧力ローラ(9)が前記通常位置にあるとき、前記ペーパー・ウェブが前記加湿ローラ(6)から離れると共に前記圧力ローラ(9)からも離れた状態で走行するように、前記圧力ローラ(9)と前記加湿ローラ(6)との間にガイドされている、請求項2に記載のペーパー・ディスペンサー。
  4. 前記加湿ローラ(6)は、前記リキッド・コンテナ(4)内において前記開口部面の下方に配置される一方、ガイド・エレメンツが、前記ペーパー・ウェブ(12)をガイドするために前記開口部のエリアにおいて前記リキッド・コンテナ(4)に設けられ、かつ前記ペーパー・ウエブ(12)は、前記開口部を覆うようにして前記リキッド・コンテナ(4)に接触する、請求項1ないし3のいずれか1に記載のペーパー・ディスペンサー。
  5. 前記加湿ローラ(6)は、その周囲に吸収カバー(8)を備えている、請求項1ないし4のいずれか1に記載のペーパー・ディスペンサー。
  6. 円周溝が、前記加湿ローラ(6)に形成されている、請求項1ないし5のいずれか1に記載のペーパー・ディスペンサー。
  7. 前記加湿ローラ(6)は、互いに間隔を隔てて隣接配置された複数の加湿ローラからなる、請求項1ないし5のいずれか1に記載のペーパー・ディスペンサー。
  8. 更に、前記ペーパー・ロール(3)を回転保持するペーパー・ロール・ホルダー(2)を備えている、請求項1ないし7のいずれか1に記載のペーパー・ディスペンサー。
  9. 液体(7)が、前記リキッド・コンテナ(4)内に収容され、該液体は、消毒剤、クリーニング剤および/または芳香剤である、請求項1ないし8のいずれか1に記載のペーパー・ディスペンサー。
  10. 吸い取り紙、特にトイレットペーパー、キッチン・ロールペーパーあるいはハンド・クリーニングペーパーを取り出すための、請求項1ないし9のいずれか1に記載のペーパー・ディスペンサー
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