JP4467060B2 - 油圧緩衝器 - Google Patents

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本発明は、自動二輪車の車体と車輪間に介装されて路面からの振動を減衰する緩衝器とフォークを兼ねたフロントフォークの使用に適する油圧緩衝器に関し、特に、ダンパーシリンダ内に組込んだアキュムレータを改良した油圧緩衝器に関する。
一般に、自動二輪車用フロントフォーク等の油圧緩衝器では、例えば、特許文献1に示すように、ダンパシリンンダ内にアキュムレータを設けてダンパー内における内圧を補償するものが知られている。
即ち、このアキュムレータは、一般に、気体室内の気体圧を適宜に設定することで伸長時にダンパー内に負圧を発生させず、安定した減衰力を発生できるようにしている。
上記特許文献に示す油圧緩衝器は、図9の実施図面に示すように、車体側に結合したアウターチューブ41と、アウターチューブ41内に挿入されて車輪側に結合したインナーチューブと、各チューブ内に挿入したダンパーシリンダ42と、ダンパーシリンダ42内の上部に設けたアクムレータA1を有している。
そして、このアキュムレータA1は、キャップ43側に結合したコネクティングロッド44とガイド45とにそれぞれ両端を結合した弾性隔壁部材等からなる弾性隔壁部材46と、弾性隔壁部材46内に画成した気体室47と、弾性隔壁部材46の外側に設けた油室48とで構成されている。
この場合、弾性隔壁部材46の両端がコネクティングロッド44の外周とガイド45の外周とに締付リング等で締付け固定されている。
他方、本出願人は、図8に示すアキュムレータを備えたフロントフォークを開発しており、このフロントフォークは、車体側アウターチューブ1内に倒立型ダンパーのダンパーシリンダ2を挿入して構成し、このダンパーシリンダ2内にアキュムレータAを内蔵させている。
そして、このアキュムレータAは、ダンパーシリンダ2内の油室8と、移動自在なガイド4の外周に固定した弾性隔壁部材20と、弾性隔壁部材20内に画成した気体室7とからなり、弾性隔壁部材20の両端は、ワイヤ又はホースバンド33でガイド4の外周に締付け固定している。
実公平4‐52502号公報(図4)
上記従来のアキュムレータ構造は、機能上特に欠陥があるわけでは無いが、次のような不具合の改善が望まれている。
即ち、特許文献1に対応する図9の油圧緩衝器に示すような締付リングや、図8に示すようなワイヤ又はホースバンド33で弾性隔壁部材を締付けて固定する場合、締付リングやワイヤ又はホースバンド33を多重に巻き付ける必要があり、その為には手動による締付け操作が困難であるから、これらの締付部材を巻き付ける工具が必要となり、寸法や締付力の管理が困難となる。
更に、ホースバンドで締結する場合、締付け部が外方に突出するため、狭い外筒やダンパーシリンダ内ではこの締付け部が外筒やダンパーシリンダと干渉し、無理なく配置するのが困難である。
そこで、本発明の目的は、工具を必要とせず、手動で簡単且つスピーディに弾性隔壁部材たる弾性隔壁部材等を締付けでき、締付け管理が容易で、締付け力の安定化が図れ、併せて締付け部材が外筒やダンパーシリンダに干渉しないようにした油圧緩衝器を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明の手段は、アウターチューブ内にダンパーシリンダを結合し、アウターチューブとダンパーシリンダとの間にリザーバを設け、ダンパーシリンダ内にアキュムレータを設け、ダンパーシリンダの端部にキャップを結合し、上記アキュムレータをキャップに結合したコネクティングロッドと、このコネクティングロッドの外周にスライド自在に挿入すると共に一端部をダンパーシリンダの内周とキャップの内周とに摺接させたガイドと、このガイドの外側に固定した弾性隔壁部材と、弾性隔壁部材の内側と上記キャップ内にそれぞれ画成され相互に連通する気体室と、弾性隔壁部材の外側に画成した油室とで構成し、キャップとガイドとの間にリターンスプリングを介装し、更にダンパーシリンダに上記ガイドの一端部で開閉される通孔を形成し、上記油室の内圧が上記リターンスプリングの抗力以上に昇圧した時この内圧で上記ガイドを上記リターンスプリングに抗してスライドさせながら上記通孔を開口させて上記油室を上記リザーバに連通させる油圧緩衝器において、合口を有する環状のバンド本体とこのバンド本体の外周に隔設した面取りから構成した弾性バンドを備え、上記ガイドの両端部にそれぞれ環状溝を形成し、当該環状溝内に上記弾性隔壁部材の両端部をそれぞれ嵌合させ、さらに一方の端部を上記弾性バンドで上記環状溝内に締付けながら当該弾性バンドの外周をダンパーシリンダの内周に当接させたことを特徴とする。
この場合、弾性バンドの外周側にスナップリング又はガータスナップリングを嵌合させ、このスナップリング又はガータスナップリングで弾性バンドを締め付けながら弾性隔壁部材の一方の端部を環状溝内に締付けているのが好ましい。
請求項1の油圧緩衝器。
同じく、弾性バンドがステップカット、バイアスカット又はストレートカットからなる合口を備えた環状のバンド本体と、バンド本体の内周側に形成した環状突起と、バンド本体の外周に隔設した面取りとで構成されていても良い。
各請求項の発明によれば、次の効果が得られる。
1) 主たる締付け部材が弾性バンド、又は弾性バンドとこの弾性バンドの外周
に嵌合したスナップリング又はガータスナップリングであるからこれらが自己復帰力を備えているので、工具を利用することなく手動でも組付け操作が可能であり、自動的に弾性隔壁部材を締付けでき、締付操作が向上する。
弾性バンドは、合口を備えているので、スナップリング、C型ピンと同じように手動によりワンタッチで弾性隔壁部材の端部外周に取付けできる。
バンド本体外周に形成した面取りは、油室内の作動油を導くことができ、その結果この作動油を潤滑油として利用できる。
2)弾性隔壁部材の両端部がガイドの環状溝内に嵌合して締付けられるので弾性隔壁部材の弛みや抜けが防止され、締付け力が安定し、締付け管理が容易である。
3)ガータースプリング,弾性バンドは自己復帰力で装着できるので手動によるワンタッチ操作が可能となり、組付工数が減少し、コストダウンをはかれる。
4)外方に突出する部分が無いので、外筒やダンパーシリンダの内周と干渉せず、狭いスペース内で無理なくガータースプリング,弾性バンドを配置できる。
以下、本発明の実施の形態を図にもとづいて説明する。
図1、図2は本発明の参考例を示し、図3、図4、図5、図6及び図7は、それぞれ本発明の実施の形態を示し、各実施の形態に係る油圧緩衝器は、基本構成が図1の参考例と同じであり、自動二輪車用のフロントフォークとして適用したものである。
参考例及び各実施の形態の基本構成では、アウターチューブ1内にダンパーシリンダ2を結合し、アウターチューブ1とダンパーシリンダ2との間にリザーバ3を設け、ダンパーシリンダ2内にアキュムレータAを設け、ダンパーシリンダ2の端部にキャップを6結合している。
さらに、上記アキュムレータAをキャップ6に結合したコネクティングロッド5と、このコネクティングロッド5の外周にスライド自在に挿入すると共に一端部をダンパーシリンダ2の内周とキャップ6の内周とに摺接させたガイド4と、このガイド4の外側に固定した弾性隔壁部材20と、弾性隔壁部材20の内側と上記キャップ6内にそれぞれ画成され相互に連通する気体室7、9と、弾性隔壁部材20の外側に画成した油室8とで構成している。
また、キャップ6とガイド4との間にリターンスプリング10を介装し、更にダンパーシリンダ2に上記ガイド4の一端部で開閉される通孔19を形成し、上記油室8の内圧が上記リターンスプリング10の抗力以上に昇圧した時この内圧で上記ガイド4を上記リターンスプリング10に抗してスライドさせながら上記通孔19を開口させて上記油室8を上記リザーバ3に連通させるものである。
そして、図3乃至図6の実施の形態では、合口29,30又は30を有する環状のバンド本体25Aとこのバンド本体25Aの外周に隔設した面取り32から構成した弾性バンド25を備え、上記ガイド4の両端部にそれぞれ環状溝24、24を形成し、当該環状溝24、24内に上記弾性隔壁部材20の両端部をそれぞれ嵌合させ、さらに一方の端部を上記弾性バンド25で上記環状溝24内に締付けながら当該弾性バンド25の外周をダンパーシリンダ2の内周に当接させている。
図7の実施の形態では、さらに、弾性バンド25の外周側にスナップリング又はガータスナップリング28を嵌合させ、このスナップリング又はガータスナップリング28で弾性バンド25を締め付けながら弾性隔壁部材20の一方の端部を環状溝24内に締付けている。
以下さらに詳しく説明する。
このフロントフォークは、図1及び図3に示すように、車体側チューブたるアウターチューブ1内に車輪側チューブたるインナーチューブ(図示せず)が摺動自在に挿入され、インナーチューブ内にダンパー11を内蔵し、ダンパー11内の上方にアキュムレータAを設けたものである。
ダンパー11は、ダンパーシリンダ2と、ダンパーシリンダ2内にピストンを介して挿入されたピストンロッド(図示せず)と、ピストンと隔壁部材27とで画成された油室12と、隔壁部材27の上方に画成されたアキュムレータAと、隔壁部材27に設けられてアキュムレータAと油室12とを連通する油路13,14と、油路13,14の途中にそれぞれ開閉自在に設けたチェックバルブ15と減衰バルブ16とを備えている。
アキュムレータAは、ダンパーシリンダ2の端部に設けたコネクティングロッド5と、このコネクティングロッド5の外周にスライド自在に挿入した筒状のガイド4と、ガイド4の外側に固定した弾性隔壁部材20と、弾性隔壁部材20の内側に画成した気体室7と、弾性隔壁部材20の外側に画成した油室8とから構成されている。
そして、本発明では、ガイド4の両端部にそれぞれ環状溝24を形成し、当該環状溝24内に弾性隔壁部材20の両端部を嵌合させ、この両端部をガータースプリングで上記環状溝内に嵌着し、更に、上記ガータースプリング22の外周をエンドレスバンド21でバックアップさせている。
この場合、図2に示すように、弾性隔壁部材20の両端部に肉厚部20Aを設け、エンドレスバンド21の内周に凹溝を形成し、ガータースプリング22の内径をガイド4の基部4Aの外径より小さく形成し、上記肉厚部20Aを環状溝24内に嵌合させ、上記凹溝内にガータースプリング22を嵌合させながら当該ガータースプリング22で弾性隔壁部材20の両端肉厚部20Aを環状溝24に締付けている。
以下、詳細な構造について説明すると、アウターチューブ1の上端部内側にダンパーシリンダ2の上端部が螺合され、ダンパーシリンダ2の上端部内側に中空なキャップ6が螺着されている。
キャップ6の中央にはコネクティングロッド5が結合されて下方に垂設され、このコネクティングロッド5の外周にガイド4がスライド自在に挿入されている。
ガイド4は、筒部本体4Bと、本体4Bの両端の厚肉基部4A,4Aと、上方の厚肉基部4Aに連なるピストン部4Cと、上方の肉厚基部4Aに形成されて気体室7に連通する通孔23とを備え、ピストン部4Cは、シールD1,D2を介してダンパーシリンダ2内周とキャップ6の内周に摺接している。
キャップ6とガイド4との間にはリターンスプリング10が介装されると共に気体室9が画成され、この気体室9は、上記の通孔23を介してアキュムレータA側の気体室7に連通している。
ダンパーシリンダ2の上端部には半径方向の通孔19が形成され、この通孔19は、アウターチューブ1とダンパーシリンダ2との間に画成されたリザーバ3に連通し、ガイド4のピストン部4Cが図上左行した時アキュムレータAの油室8をリザーバ3に接続するようになっている。
ダンパーシリンダ2の上端部には半径方向の複数の通孔19が形成され、この通孔19は、アウターチューブ1とダンパーシリンダ2との間に画成されたリザーバ3に連通し、ガイド4のビストン部4Cが図上左行した時アキュムレータAの油室8をリザーバ3に接続するようになっている。
即ち、ガイド4のピストン部4Cの外周にはシールD1,D2が設けられ、一方のシールD2の装着溝にはその底部からシールD1,D2間に連通する油路18を穿設してあり、常時は、この油路18がシ−ルD2で閉塞されている。
そして、ガイド4が図上左方にスライドし、シールD2がダンパーシリンダ2の端部拡径部内に対向した時油室8圧力の押圧力や自己復元力でシールD2が外径方向に拡径することによって油路18が開口し、通孔19とを介してリザーバ3に連通するようになっている。
上記のフロントフォークによれば、圧縮作動では、アウターチューブ1とダンパーシリンダ2が図上右行し、油室12が収縮し、ピストンロッド浸入体積分の作動油が圧側減衰バルブ16を介してアキュムレータAの油室8内に侵入することによって圧側減衰力を発生し、このとき弾性隔壁部材20が収縮する。
伸長作動時にはアウターチューブ1とダンパーシリンダ2とが図上左行し、この時油室12が拡大し、アキュムレータAの油室8からチェックバルブ15を介してピストンロッド退出分の作動油が油室12に供給され、このとき弾性隔壁部材20は気体室7の内圧で押圧されて膨張し、またこのとき、ピストンロッドに結合したピストンに設けた減衰バルブ(図示せず)により伸側減衰力を発生する。
リザーバ3からダンパー11に作動油が浸入しない伸縮作動では弾性隔壁部材20の収縮、膨張によって、油室12側に生じるピストンロッド侵入体積分の油量変化が補償される。
しかし、リザーバ3からダンパー11内に作動油が浸入し、ダンパー11内の作動油が増加すると圧縮作動時に油室8内の内圧が昇圧し、ガイド4に対する図中左方向の推力が大きくなってリターンスプリング10抗力以上に達するとピストン部4Cを介してガイド4がキャップ6の中空部内周とダンパーシリンダ2の内周に沿ってスライドし、且つコネクティング5ロッドに沿って図上左行する。
このとき、シールD2がダンパーシリンダ2の端部拡径部に対向する位置まで移動すると、図2に示すように、シールD2が外径方向に拡径し、油路18が開口して通孔19を介してリザーバ3に連通し、余剰の作動油がリザーバ3に回収される。
即ち、リザーバ3からダンパー11内に作動油が浸入して油室8内の作動油体量が増加していても、ガイド4のスライドにより余剰の作動油がリザーバ3側に排出されるので、油室8内の内圧上昇よってフロントフォークの圧縮作動抵抗が大きくなって乗心地を悪くすることが防止できる。
図3乃至図6は、本発明の他の実施の形態に係わり、これは、弾性隔壁部材20の両端部の取付構造を変更したものであり、他の構造は、図1の実施の形態と同じであり、従って、図1と同じ構造は、同一の符号を付すことで詳細は省略する。
このフロントフォークは、図1のフロントフォークと同じくダンパーシリンダ2にアキュムレータAを設け、当該アキュムレータAがダンパーシリンダの端部に設けたコネクティングロッド5と、このコネクティングロッド5の外周にスライド自在に挿入した筒状のガイド4と、ガイド4の外側に固定した弾性隔壁部材20と、弾性隔壁部材20の外側に画成した油室8とからなるものである。
そして、ガイド4の両端部にそれぞれ環状溝24,24を形成し、当該環状溝24内に弾性隔壁部材20の端部を折り曲げてその折り曲げ部を嵌合させ、更にこの一端部を図6(A),(B),(C)に示す合口29,30又は31を備えた弾性バンド25で上記環状溝24内に締付け、且つ、上記弾性バンド25の外周をダンパーシリンダ2の内周に当接させている。
弾性隔壁部材20の他端部は、図1と同じく、ガータースプリング22とエンドレスバンド21で固定しても良く、又は両端部を弾性バンド25で定着しても良い。
図7は、本発明の他の実施形態に係り、これは、図3に示す弾性バンド25にスナップリング又はガータースプリング28を追加したものである。
即ち、この弾性隔壁部材20の締付構造は、図3の場合と同じくガイド4の両端部にそれぞれ環状溝24を形成し、当該環状溝24内に弾性部材20の端部を嵌合させ、更にこの端部を合口29,30又は31を備えた弾性バンド25と、この弾性バンド25の外周側に嵌合させたスナップリング又はガータースプリング28とで上記環状溝24内に締付け、且つ、上記弾性バンドの外周をダンパーシリンダ2の内周に当接させている。
上記図3及び図7の各実施の形態において、弾性バンド25が図6に示すようなステップカット,バイアスカットまたはストレートカットからなる合口29,30又は31を備えた環状のバンド本体25Aと、本体25Aの内周側に形成した環状突起と、本体25Aの外周に隔設した複数の面取り32とから構成されている。
これにより、弾性バンド25は、スナップリング、C型ピンと同じように手動によりワンタッチで弾性隔壁部材20の端部外周に取付けて締付けできる。
突起25Bの内径は、ガイド4の端部厚肉部4Aの外径より小さく成形され、弾性隔壁部材20折り曲げ部の溝26内に嵌合し、締付力を強化できるようにしている。
弾性バンド25の本体25A外周に形成した面取り32は、油室8内の作動油をシールD2へと導き、この作動油をシールD2の潤滑油として利用できるようにしている。
上記のフロントフォークの実施の形態ではアウターチューブ1を車体側に結合し、インアーチューブを車輪側に結合しているが、逆に結合しても良い。即ち、成立型でも良く,倒立型でも良い。
本発明の参考例に係るフロントフォークの一部縦断正面図である。 図1の一部拡大断面図である。 他の実施の形態に係るフロントフォークの一部縦断正面図である。 図3の一部拡大断面図である。 弾性バンドの側面図である。 (A)(B)(C)は各弾性バンドの側面図である。 他の実施の形態に係るフロントフォークの一部拡大断面図である。 従来のフロントフォークの一部縦断正面図である。 他の従来のフロントフォークの一部縦断正面図である。
符号の説明
A アキュムレータ
2 ダンパーシリンダ
4 ガイド
5 コネクティングロッド
8 油室
20 弾性隔壁部材
21 エンドレスバンド
22 ガータースプリング
24 環状溝
25 弾性バンド
28 スナップリング又はガータースプリング
29,30,31 合口

Claims (3)

  1. アウターチューブ内にダンパーシリンダを結合し、アウターチューブとダンパーシリンダとの間にリザーバを設け、ダンパーシリンダ内にアキュムレータを設け、ダンパーシリンダの端部にキャップを結合し、上記アキュムレータをキャップに結合したコネクティングロッドと、このコネクティングロッドの外周にスライド自在に挿入すると共に一端部をダンパーシリンダの内周とキャップの内周とに摺接させたガイドと、このガイドの外側に固定した弾性隔壁部材と、弾性隔壁部材の内側と上記キャップ内にそれぞれ画成され相互に連通する気体室と、弾性隔壁部材の外側に画成した油室とで構成し、キャップとガイドとの間にリターンスプリングを介装し、更にダンパーシリンダに上記ガイドの一端部で開閉される通孔を形成し、上記油室の内圧が上記リターンスプリングの抗力以上に昇圧した時この内圧で上記ガイドを上記リターンスプリングに抗してスライドさせながら上記通孔を開口させて上記油室を上記リザーバに連通させる油圧緩衝器において、合口を有する環状のバンド本体とこのバンド本体の外周に隔設した面取りから構成した弾性バンドを備え、上記ガイドの両端部にそれぞれ環状溝を形成し、当該環状溝内に上記弾性隔壁部材の両端部をそれぞれ嵌合させ、さらに一方の端部を上記弾性バンドで上記環状溝内に締付けながら当該弾性バンドの外周をダンパーシリンダの内周に当接させたことを特徴とする油圧緩衝器。
  2. 弾性バンドの外周側にスナップリング又はガータスナップリングを嵌合させ、このスナップリング又はガータスナップリングで弾性バンドを締め付けながら弾性隔壁部材の一方の端部を環状溝内に締付けている請求項1の油圧緩衝器。
  3. 弾性バンドがステップカット、バイアスカット又はストレートカットからなる合口を備えた環状のバンド本体と、バンド本体の内周側に形成した環状突起と、バンド本体の外周に隔設した面取りとで構成されている請求項1又は2の油圧緩衝器。
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