JP4466288B2 - 鋼管の吊り具 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼管の吊り具に係わり、特にハッカー方式の釣り具の改良に関する。
鋼管製造工場の内外では、製造した鋼管を種々の場所に移動する作業が必須である。その移動には、一般に、工場の内外に設けられたクレーンを利用し、そのフックに専用の吊り具を取り付け、該吊り具に鋼管を装着、離脱させることで行われる。
その吊り具の一種に、図6に示すような鉤形状のハッカーを備えたものがある。それは、クレーン1のフック2に吊り下げられ、ほぼ鋼管の長さ(通常、12〜18m)に匹敵する長さを有する支持部材3と、該支持部材3の両端に取り付けたワイヤ4を介して、鋼管を把持するハッカー5とで構成したものである。この吊り具によれば、作業者6がハッカー5を鋼管に装着した後、クレーン2での吊り上げ、移動、移動先でのハッカー5の鋼管からの離脱を行うことになる。
ところが、上記作業でのハッカーの装着及び離脱は、作業者にとって非常に危険な作業となる。つまり、図5に示すように、作業者6は、ハッカー5を鋼管7の端部に装着してから、クレーン1である高さに吊り上がるまで、該ハッカー5を押さえていなければならず、また移動先で鋼管7よりハッカー5を離脱させることも行うからである。そのため、鋼管7の移動作業は、慎重に行われる必要があり、時間を結構消費するものとなっている。
本発明は、かかる事情に鑑み、鋼管へのハッカーの装着、離脱が従来より迅速且つ安全に実施可能な鋼管の吊り具を提供することを目的としている。
発明者は、上記目的を達成するため鋭意研究を重ね、その成果を本発明に具現化した。
すなわち、本発明は、クレーンのフックに吊り下げられ、長さが搬送する鋼管に匹敵する支持部材と、該支持部材の両端に取り付けたワイヤに連接し、該鋼管の端部を把持するハッカーとで構成した鋼管の吊り具において、前記ハッカーに鋼管へのロック冶具を取り付け、該ロック冶具は、該ハッカーの爪部外面に接合された接触部材と、その接触面方向に垂直に接合された円筒体と、該円筒体内を往復移動する棒状体と、該棒状体を移動方向に伏勢するバネと、その棒状体を前記円筒体内に収納する位置に保持するストッパと、該ストッパを作動させるテコ状レバーとを備えたことを特徴とする鋼管の吊り具である。この場合、前記円筒体には、前記ストッパが出入する貫通孔と、前記棒状体が円筒体内を往復する際に進行を案内する突起状ガイドとが設けられ、該棒状体の表面には、前記ストッパが係合する凹部と該突起状ガイドが摺動する凹溝とが設けられているのが好ましい。
本発明によれば、鋼管へのハッカーの装着、離脱が従来より迅速且つ安全に行えるようになる。その結果、鋼管の移動に要する時間が短縮され、本発明は鋼管搬送作業の合理化、省力に大いに貢献する。
以下、図面を参照して、本発明の最良の実施形態を説明する。
まず、発明者は、鋼管の移動作業において作業者にとって危険なのはハッカーを装着、離脱させる行為であると認識した。クレーンの吊り上げ初期、吊り下げの後期には、図5に示したように、作業者6はハッカー5を手で押さえている必要があるからである。そこで、かかる時期に作業者6がハッカー5を押さえないようにするための手段の開発に鋭意努力し、鋼管7へのハッカー5のロック冶具を着想したのである。従って、本発明に係る鋼管の吊り具は、図6に示したように、クレーン1のフック2に吊り下げられ、長さが搬送する鋼管7に匹敵する支持部材3と、該支持部材3の両端に取り付けたワイヤ4に連接し、該鋼管の端部を把持するハッカー5とで構成した部分までは、従来と同じものであり、そのハッカー5に鋼管へのロック冶具を取り付けたものである。なお、支持部材3の両端部には、通常2組のハッカー5が対をなして取り付けられ、複数本の鋼管7の搬送が同時にできるようになっている。
まず、そのロック冶具8を図1(a)及び(b)に示す。それは、前記ハッカー5の爪部外面に接合される接触部材9を有している。その接合は、溶接、接着、ボルト留め等の手段を用いて行えば良い。そして、その接触面方向に垂直に接合された円筒体10及び該円筒体10内を往復移動する棒状体11が主な構成部材となる。この棒状体11は、円筒体10内の移動方向にバネ12で伏勢できるようになっており、また、該棒状体11を前記円筒体10内に収納する位置に保持するストッパ13と、該ストッパ13を作動させるテコ状レバー14とを備えている。ここで、テコ状レバー14は、前記円筒体10の表面に支点15を固定すると共に、前記とは別のバネ16を用いて取り付けてある。そのレバー14の操作は作業者が手で該レバー14の別のバネ16に相当する位置を、円筒体10ごと握る操作で行われる。つまり、その操作により、ストッパ13が棒状体11より外れ、図1(b)に示すように、該棒状体11が円筒体10より上方に伸長、移動して、鋼管7にハッカー5をロックするのである。この操作については、後に詳しく説明する。さらに、円筒体10には、ロック冶具8の作動を円滑且つ安定して行えるようにするため、前記ストッパ13が出入する貫通孔17と、前記棒状体11が円筒体10内を往復する際に進行を案内する突起状ガイド18とが設けられ、該棒状体11の表面には、前記ストッパ13が係合する凹部19と該突起状ガイド18が摺動する凹溝20とが設けられているのが好ましい。
次に、このロック冶具8を備えた本発明に係る鋼管の吊り具の利用方法を説明する。まず、鋼管7を搬送するには、クレーン1により前記支持部材3を鋼管7の上方に移動する。そして、作業者6は、支持部材3の端部にワイヤ4等を介して取り付けてあるハッカー5を、図2(a)に示すように鋼管7の端部に取り付ける。その際、作業者6はロック冶具8を、前記したようにレバー14ごと握る(図1(a)及び(b)参照)。この操作により、ロック冶具8の前記ストッパ13が外れ、図3に拡大して示すように前記棒状体11が鋼管7に向けて伸長し、鋼管7にロックされる。このロック後は、作業者6が手を離しても、ハッカー5は鋼管7の端部を把持した状態を維持するからである。
引き続いて、作業者6がハッカー5から手を離した状態でクレーン1を吊り上げ、鋼管7を持ち上げ開始すると、ワイヤ4が鋼管7の中央部側へ引かれるので、図4に拡大して示すように、前記棒状体11は、その頭部が鋼管7の端部に押されて、円筒体10の中に押し戻され、ロック状態が解除する。しかしながら、ハッカー5が鋼管7の端部から外れることはなく、図2(b)に示すように、吊り上げ、移動は円滑に行われる。なお、ロック冶具8は、前記接触部材9で接合されているので、ハッカー5から脱落することはなく、共に移動する。
そして、移動場所で搬送した鋼管7を例えばパレット等に降す場合には、ハッカー5を吊っているワイヤ4が緩むので、該ハッカー5は自ずと鋼管7の端部から下方に外れる。つまり、作業者6の手を介さずに、ハッカー5の鋼管7からの離脱ができる。その際、ハッカー5に別のワイヤ21を取り付けておけば、図2(c)に示すように、クレーンで脱したハッカー5を巻き上げ、回収することもできる。
支持部材に2対のハッカー5を取り付けた本発明に係る鋼管の吊り具を用い、外径660.4mmφ、肉厚12.7mmの電縫溶接鋼管を搬送した。その搬送距離は27.5mで、最初は、試験的に50本を流し、その後は工程的に操業を行った。その結果、この搬送作業は、トラブルを起こすことなく、開始から終了まで60分間で行うことができた。人手でハッカー5の着脱を行っていた従来の搬送では、同等の搬送に66分を要していたので、この結果は、鋼管の搬送作業を格段に迅速化できたことを示している。
本発明に係る鋼管の吊り具に採用したロック冶具を示す図であり、(a)は円筒体内に棒状体が収納されている状態(アンロック状態)を、(b)は棒状体が円筒体から伸長した状態(ロック状態)である。 本発明に係る鋼管の吊り具の使用手順を説明する図であり、(a)はハッカーをロック状態に、(b)はハッカーがアンロック状態になり、鋼管を吊り上げている状況、(c)は鋼管から離脱したハッカーの回収状況である。 ハッカに取り付けたロック冶具の鋼管へのロック状態を示す拡大図である。 ハッカに取り付けたロック冶具がアンロック状態になっていることを示す拡大図である。 従来の鋼管へのハッカーの取り付け作業を説明する図である。 鋼管の吊り具の従来例を示す図である。
符号の説明
1 クレーン
2 フック
3 支持部材
4 ワイヤ
5 ハッカー
6 作業者
7 鋼管
8 ロック冶具
9 接触部材
10 円筒体
11 棒状体
12 バネ
13 ストッパ
14 テコ状レバー
15 支点
16 別のバネ
17 貫通孔
18 突起状ガイド
19 凹部
20 凹溝
21 別のワイヤ

Claims (2)

  1. クレーンのフックに吊り下げられ、長さが搬送する鋼管に匹敵する支持部材と、該支持部材の両端に取り付けたワイヤに連接し、該鋼管の端部を把持するハッカーとで構成した鋼管の吊り具において、
    前記ハッカーに鋼管へのロック冶具を取り付け、該ロック冶具は、該ハッカーの爪部外面に接合された接触部材と、その接触面方向に垂直に接合された円筒体と、該円筒体内を往復移動する棒状体と、該棒状体を移動方向に伏勢するバネと、その棒状体を前記円筒体内に収納する位置に保持するストッパと、該ストッパを作動させるテコ状レバーとを備えたことを特徴とする鋼管の吊り具。
  2. 前記円筒体には、前記ストッパが出入する貫通孔と、前記棒状体が円筒体内を往復する際に進行を案内する突起状ガイドとが設けられ、該棒状体の表面には、前記ストッパが係合する凹部と該突起状ガイドが摺動する凹溝とが設けられたことを特徴とする請求項1記載の鋼管の吊り具。
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