JP4466210B2 - プログラム、コンピュータおよびデータ処理方法 - Google Patents
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Description
このようなコミュニケーションシステムでは、ユーザの発言内容を示すコメントデータを、画面上に表示し、会話の経過を視覚的に把握させる処理を行っている。
このようなコミュニケーションシステムの一つとして、例えば、ユーザが各コメントデータに属性を明示して指定し、その属性を基に、コメントデータの表示形態を決定するものがある。
コンピュータが第1の発明のプログラムを実行する。
そして、コンピュータは、操作部にコメントが入力されると、入力されたコメントからキーワードを抽出し、入力されたコメントとキーワードとを関連付けて記憶部に記憶させる。
また、コンピュータは、操作部に入力されたコメントを、記憶部に記憶されているコメントと連結し、複数のコメントを親子関係に連結した群を生成し、この群におけるコメントの親子関係に基づいて、記憶部に記憶されている親のコメントのキーワードを子のコメントに承継させる。
そして、コンピュータは、操作部にキーワードが入力されると、入力されたキーワードと記憶部に記憶されるコメントのキーワードの対比に基づいて、入力されたキーワードと一致または関連するキーワードの個数が多い群を検索し、検索された群のコメントを、当該群におけるコメント間の連結関係を視覚的に特定可能な形態で表示部に表示させる。
<請求項との対応関係>
先ず、以下に示す実施形態の構成と、本発明の構成との対応関係を説明する。
図1等に示す端末装置5_1,5_2の各々が、本発明のコンピュータに対応している。
なお、以下に示す例では、端末装置5_1と5_2との間で直接通信を行ってコミュニケーションを行う場合を例示するが、所定のサーバ装置を介して端末装置5_1と5_2とが通信を行う場合には、当該サーバ装置が以下に示す端末装置5_1と同様の構成を有し、本発明のコンピュータに対応するようにしてもよい。
また、図2に示すメモリ17が本発明のメモリに対応し、プログラムPRG1が本発明のプログラムに対応している。
また、図2に示す通信回路11および操作部13が本発明のインタフェースに対応し、処理回路19が本発明の制御回路に対応している。
また、例えば、図5に示すステップST13が第1の発明の第1の手順に対応し、ステップST14が第1の発明の第2の手順に対応し、ステップST15が第1の発明の第3の手順に対応している。
また、図5に示すステップST13が第4の発明の第1の手順に対応し、ステップST17が第4の発明の第2の手順および第3の手順に対応している。
図1は、本発明の実施形態に係わる通信システム1の全体構成図である。
図1に示すように、通信システム1は、例えば、検索サーバ装置3、端末装置5_1,5_2を有する。
なお、以下に示す実施形態では、端末装置5_1と端末装置5_2との間でピア・ツー・ピアで、コミュニケーションを行う場合を例示するが、サーバ装置を介して端末装置5_1と端末装置5_2との間でコミュニケーショを行うようにしてもよい。
また、コミュニケーションを行う端末装置の数は、2以上であれば任意である。
本実施形態において、端末装置5_1,5_2は、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants) などである。
なお、端末装置5_2は、端末装置5_1と同じ構成を有している。
図2に示すように、端末装置5_1は、例えば、通信回路11、操作部13、表示部15、メモリ17および処理回路19を有する。
図2に示すように、端末装置5_1の構成要素は、データ線10を介して接続されている。
通信回路11は、例えば、端末装置5_1のユーザと端末装置5_2のユーザとがコミュニケーションを行っている場合に、端末装置5_2からそのユーザの操作に応じて入力されたコメントデータを受信する。
また、通信回路11は、ユーザによる操作部13の操作に応じて入力されたコメントデータを、端末装置5_2に送信する。
本実施形態では、ユーザが操作部13を操作して、コメントデータの入力、コメントデータの連結関係を指定する操作などを行う。
表示部15は、処理回路19からの表示信号に応じた画面を表示する。
本実施形態では、表示部15は、入力されたコメントデータ、複数のコメントデータの連結関係を示すライン、並びに当該コメントデータのキ−ワードを基に検索されたリンクデータの表示を行う。
メモリ17は、処理回路19の処理を規定したプログラムPRG1、並びに処理回路19の処理に用いられる種々のデータを記憶する。
メモリ17は、例えば、入力されたコメントデータ、そのキ−ワード、当該コメントデータと他のコメントデータとの連結関係を示す連結データなどを対応付けて記憶する。
以下に示す端末装置5_1の処理は、処理回路19の制御に従って実行される。
図3に示すように、端末装置5_1は、プログラムPRG1を実行して、例えば、コメント管理モジュール31、キーワード・様相抽出モジュール32、検索モジュール33、コメント属性特定モジュール34および表示モジュール35を実現する。
なお、図3に示す各機能モジュールの全部または一部を、ハードウェアで実現してもよい。
コメント管理モジュール31は、操作部13からの操作信号あるいは通信回路11を介して端末装置5_2から受信した操作信号が示す入力されたコメントデータを、キーワード・様相抽出モジュール32および検索モジュール33に出力する。
また、コメント管理モジュール31は、メモリ17におけるコメントデータ、キ−ワードおよび連結データの記憶を管理する。
また、キーワード・様相抽出モジュール32は、上記抽出した様相データを、コメント属性特定モジュール34に出力する。
また、検索モジュール33は、通信回路11を介して検索サーバ装置3から、上記検索要求に対応したWebページのアドレスULI(Uniform Resource Identifiers)を受信し、これを表示モジュール35に出力する。
また、コメント属性特定モジュール34は、上記生成した類似度データを基に、対応する複数のコメントデータを連結させ、当該連結を示す連結データを自動的に生成する。
また、コメント属性特定モジュール34は、操作部13を用いたユーザの連結操作に応じて、指定された複数のコメントデータを連結させ、当該連結を基に連結データを更新する。
また、表示モジュール35は、検索モジュール33から入力したアドレスURIをコメントデータと関連付けて表示する画面の表示信号を表示部15に出力する。
〔端末装置5_1の全体動作例〕
図5は、端末装置5_1の全体動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST11:
処理回路19が、操作部13からの操作信号あるいは通信回路11を介して端末装置5_2から受信した操作信号を基に、端末装置5_1あるいは端末装置5_2のユーザが行った操作の種類が、コメントデータの入力、コメントデータの連結、並びにそれら以外の何れかであるかを判断し、コメントデータの入力操作であればステップST13に進み、コメントデータの連結操作であればステップST16に進み、それら以外であればステップST12に進む。
処理回路19が、操作部13からの操作信号を基に、ユーザが行った操作が、コミュニケーションの終了を示す場合に処理を終了し、そうでない場合にステップST11に戻る。
操作部13を介してユーザがコメントデータを入力したり、通信回路11を介して端末装置5_2のユーザが入力したコメントデータを受信した場合に実行される。
図3および図4に示すキーワード・様相抽出モジュール32が、上記入力されたコメントデータから、キ−ワードと様相データとを抽出する。
様相データは、例えば、「賛成」、「反対」、「いい」、「OK」、「したい」、「したくない」、「だめ」などの、提案に対しての回答を示す用語を示すデータである。
コメント管理モジュール31は、キーワード・様相抽出モジュール32が抽出したキ−ワードおよび様相データを、上記入力されたコメントデータと対応付けて図2に示すメモリ17に書き込む。
キーワード・様相抽出モジュール32は、上記抽出したキ−ワードおよび様相データを、そのコメントデータに対応付けてメモリ17に書き込む。
ステップST13の処理については後に詳細に説明する。
なお、上記様相データは、後述する第8実施形態において、コメント属性特定モジュール34において、コメントデータの連結の強度を示す連結度を決定するために用いられる。本実施形態では、上記様相データの利用例については特に言及しない。
コメント属性特定モジュール34は、上記入力したコメントデータについてステップST13で抽出されたキ−ワードと、他のコメントデータについて抽出されたキ−ワードとをメモリ17から読み出して比較し、その結果を基に類似度データを生成する。
ステップST14の処理については後に詳細に説明する。
コメント属性特定モジュール34は、ステップST14で生成した類似度データを基に、類似度データが示す類似度が所定のしきい値より高い場合に、当該類似データに対応した前記他のコメントデータと、上記入力したコメントデータとを自動的に連結させ、当該連結を示す連結データを生成し、これを上記入力したコメントデータに対応付けてメモリ17に書き込む。
操作部13を介してユーザがコメントデータの連結操作を行った場合に実行される。
コメント属性特定モジュール34は、上記連結操作に応じて、指定された複数のコメントデータを連結させ、当該連結を基に、メモリ17に記憶されている対応する連結データを更新する。
検索モジュール33は、ステップST15あるいはステップST16で連結データが生成、あるいは更新されたコメントデータについて、連結関係のあるコメントデータのキーワードを指定して、通信回路11を介して図1に示す検索サーバ装置3に検索要求を送信する。
そして、検索モジュール33は、通信回路11を介して検索サーバ装置3から、上記検索要求に対応したWebページのアドレスULI(Uniform Resource Identifiers)を受信し、これを表示モジュール35に出力する。
表示モジュール35は、検索モジュール33から入力したアドレスURIが、コメントデータと関連付けて表示する画面の表示信号を図2に示す表示部15に出力する。
なお、コメントデータの代わりに、キ−ワードを表示してもよい。
先ず、図5に示すステップST13について説明する。
図6は、図5に示すステップST13の詳細に説明するためのフローチャートである。
ステップST21:
キーワード・様相抽出モジュール32は、入力されたコメントデータを単語レベルに分割し、品詞(例えば、名詞、動詞など)を判定する。この機能については例えば「茶筅」、「MeCab」などの既存のシステムを取り入れることもできる。
ステップST22:
キーワード・様相抽出モジュール32は、ステップST21で分割した単語レベルで、登録後とのマッチングにより、様相データを抽出して当該コメントデータと対応付けてメモリ17に書き込む。
様相データは、前述したように、例えば、「賛成」、「反対」、「いい」、「OK」、「したい」、「したくない」、「だめ」などの、提案に対しての回答を示す用語を示すデータである。
なお、キーワード・様相抽出モジュール32は、動詞や形容詞については、原形に変換した後に上記マッチングを行う。
キーワード・様相抽出モジュール32は、ステップST21で分割した単語レベルで、キ−ワードを抽出して当該コメントデータと対応付けてメモリ17に書き込む。
キーワード・様相抽出モジュール32は、例えば、名詞や未知語を抽出する。
キーワード・様相抽出モジュール32は、名詞の抽出において、代名詞や、「こと」、「もの」などの非自立語は抽出しないという実装を行うことにより、不必要と思われる情報をフィルタリングすることもできる。
また、キーワード・様相抽出モジュール32は、動詞や形容詞は原形にして抽出するという実装により、マッチング精度を高めるアプローチも可能である。
キーワード・様相抽出モジュール32は、コメントデータから定量的な条件を抽出することができる。キーワード・様相抽出モジュール32は、例えば、コメントデータ内に「1,000円以下」のような用語が存在する場合、「以下」を抽出いて、その前に数字を含む用語があると、後に行われる検索処理で、「< 1,000円」という検索条件を示されるようにデータをメモリ17に書き込む。
図7は、図5に示すステップST14の詳細に説明するためのフローチャートである。
ステップST31:
コメント属性特定モジュール34は、上記入力したコメントデータについてステップST13で抽出されたキ−ワードと、既にメモリ17に記憶されている他のコメントデータについて抽出されたキ−ワードとを比較して、類似度データを生成する。
具体的には、コメント属性特定モジュール34は、ステップST13で抽出されたキ−ワードと、既にメモリ17に記憶されている他のコメントデータについて抽出されたキ−ワードとを比較して、同じキ−ワードが含まれる数をカウントし、そのカウント値を対応した類似度を示す類似度データを生成する。
また、コメント属性特定モジュール34は、ステップST13で抽出されたキ−ワードと、既にメモリ17に記憶されている他のコメントデータについて抽出されたキ−ワードとを比較して、予め規定した同じカテゴリーに含まれるキ−ワードの数をカウントし、そのカウント値を対応した類似度を示す類似度データを生成する。
また、コメント属性特定モジュール34は、ステップST13で抽出されたキ−ワードと、既にメモリ17に記憶されている他のコメントデータについて抽出されたキ−ワードとの時間順で連結し、意味が通じるか否かを判断し、その判断結果に対応した類似度を示す類似度データを生成する。
例えば、コメント属性特定モジュール34は、時間順が先のコメントデータから主語の候補を抽出し、時間順が後のコメントデータから述語の候補を抽出し、これらが適切な文章を構成するか否かを判断する。
図8は、図5に示すステップST14のその他の例を詳細に説明するためのフローチャートである。
ステップST41:
検索モジュール33が、ステップST13でキーワード・様相抽出モジュール32が抽出したキ−ワード、並びに既にメモリ17に記憶されている他のコメントデータのキ−ワードを指定して、通信回路11を介して図1に示す検索サーバ装置3に検索要求を送信する。
そして、検索モジュール33は、通信回路11を介して検索サーバ装置3から、上記検索要求に対応したWebページ(本発明の検索結果データ)を受信する。
当該ステップST41における処理としては、例えば、後述する検索モジュール33が行う種々の処理が適用可能である。
コメント属性特定モジュール34は、ステップST41で検索サーバ装置3から受信したWebページを基に、上記入力したコメントデータと、既にメモリ17に記憶されている他のコメントデータとの間の類似度を示す類似度データを生成する。
具体的には、コメント属性特定モジュール34は、検索サーバ装置3から受信したWebページの中から、所定の基準で規定された重要語を抽出し、当該抽出した重要語を複数のWebページ間で比較して類似度データを生成する。
コメント属性特定モジュール34は、例えば、頻度の高いものを重要語として抽出する。
また、コメント属性特定モジュール34は、Webページ間で、上記重要語が同じカテゴリーに属する回数をカウントし、そのカウント値を基に類似度データを生成する。
例えば、図9に示すように、コメント属性特定モジュール34は、カテゴリーテーブルデータTBLを保持し、重要語(キ−ワード)が同じカテゴリーに属する回数をカウントする。図9に示す例では、キ−ワード「湯布院」と「伊豆修善寺」は同じカテゴリーに属している。
また、コメント属性特定モジュール34は、検索したWebページのタイトルのみからキ−ワードを抽出して上記比較を行う。
また、コメント属性特定モジュール34は、検索したWebページから、所定の基準で特徴ベクトルを生成し、その特徴ベクトルの相関(例えば、内積)を基に、上記類似度データを生成する。
また、コメント属性特定モジュール34は、検索したWebページが、ハイパ−リンク文書データである場合に、のリンク元およびリンク先に対しても、上記比較を同様に行い、その結果を基に類似度データを生成する。
図11は、図5に示すステップST15の詳細に説明するためのフローチャートである。
ステップST51:
コメント属性特定モジュール34は、図5に示すステップST14で生成した類似度データを基に、類似度データが示す類似度が所定のしきい値より高い場合に、当該類似データに対応した前記他のコメントデータと、上記入力したコメントデータとを連結させ、当該連結を示す連結データを生成し、これを上記入力したコメントデータに対応付けてメモリ17に書き込む。
この場合に、コメント属性特定モジュール34は、ステップST14で生成した類似度データを基に、最も類似度が高い2つのコメントデータのうち、新しく入力したコメントデータを子とし、上記他のコメントデータを親として上記連結を行う。
ステップST52:
コメント属性特定モジュール34は、ステップST51で生成した連結データを基に、メモリ17にアクセスを行って上記他のコメントデータの連結データを更新する。
図12は、図5に示すステップST16の詳細に説明するためのフローチャートである。
ステップST61:
コメント属性特定モジュール34は、図2に示す操作部13を介してユーザが行った連結操作に応じて、指定された複数のコメントデータを連結させる。
コメント属性特定モジュール34は、上記連結の結果をコメント管理モジュール31に出力する。
ステップST62:
コメント管理モジュール31は、ステップST61で入力した連結の結果を基に、新しくコメントデータが連結された場合に、その親となるコメントデータに対応付けられたキ−ワードを、子のコメントデータにキ−ワードとして継承させる。
コメント管理モジュール31は、例えば、図13(A)に示すように、親のコメントデータのキ−ワードが「キ−ワード1」である場合に、その子として連結されたコメントデータに、当該コメントデータのキ−ワードである「キ−ワード2」と、上記「キ−ワード1」とを対応付ける。
また、コメント管理モジュール31は、図13(B)に示すように、「キ−ワード1」の「コメントデータ1」の子の「コメントデータ2」に、「コメントデータ2」の「キ−ワード2」と、「コメントデータ1」の「キ−ワード1」とを対応付ける。
また、コメント管理モジュール31は、「キ−ワード1」および「キ−ワード2」が対応付けられた「コメントデータ2」の子の「コメントデータ3」に、「コメントデータ2」に対応付けられた「キ−ワード1」および「キ−ワード2」と、「コメントデータ3」の「キ−ワード3」とを対応付ける。
また、コメント属性特定モジュール34は、例えば、ステップST17の検索処理によって検索されたWebページ内に含まれる上記キ−ワードの数をさらに用いて、各キ−ワードの重み付けを行ってもよい。
コメント属性特定モジュール34は、例えば、図14に示すように、入力済のコメントデータの群と、それに対応して検索したWebページ(検索文書)内に含まれる各キ−ワード「温泉」、「秋田」および「車」の数を基に、これらのキ−ワードの重み付けを「10:6:1」に決定する。
なお、ステップST61において、連結が行われなかった場合には、ステップST62の処理は行わないでよい。
〔第1の操作例〕
図15は、図12に示すステップST61の第1の操作例を説明するための図である。
図2に示す操作部13を用いてユーザが、表示部15の図15(A)に示す画面上で、図15(B)に示すように、マウスなどを用いて子のコメントデータC20をクリックして、親のコメントデータC21に重ね合わせると、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータC20とコメントデータC21とを連結し、図15(C)に示すように連結ラインL10を表示する。
この場合に、コメント管理モジュール31は、コメントデータC21がコメントデータC20より入力時刻が前のため、コメントデータC21を親とし、コメントデータC20を子として上記連結を行う。
コメント属性特定モジュール34は、画面上に表示された各コメントデータの位置情報を基に、ユーザの操作によって、各コメントデータに対応した画像の位置が所定のしきい値以下になった場合に上記連結を行う。
図16は、図12に示すステップST61の第2の操作例を説明するための図である。
図2に示す操作部13を用いてユーザが、表示部15の画面上で図16(A)に示すように、親のコメントデータC21をマウスなどを用いて指定する。
次に、図2に示す操作部13を用いてユーザが、表示部15の画面上で図16(B)に示すように、子のコメントデータC20をマウスなどを用いて指定する。
コメント属性特定モジュール34は、上記指定に応じて、コメントデータC20とコメントデータC21とを連結し、図16(C)に示すように連結ラインC20を表示する。
図17は、図12に示すステップST61の第3の操作例を説明するための図である。
表示部15の画面上で図17(A)に示すように、親のコメントデータC21と子のコメントデータC20とが連結され、これらの間に連結ラインL1が表示されている状態で、ユーザが図2に示す操作部13を用いて子のコメントデータC20を指定して、親のコメントデータC21から図17(B)に示すように引き離す。
コメント属性特定モジュール34は、親のコメントデータC20と、子のコメントデータC21との距離が所定のしきい値以上になると、図17(C)に示すように、これらの間の連結を解除する。
図18は、図12に示すステップST61の第4の操作例を説明するための図である。
図2に示す操作部13を用いてユーザが、表示部15の画面上で図18(A)に示すように、親のコメントデータC21と子のコメントデータC20とが連結され、これらの間に連結ラインL1が表示されている状態で、ユーザが図2に示す操作部13を用いて、図18(B)に示すように、連結ラインL1を横切るようにラインL10を描画する。
コメント属性特定モジュール34は、上記ラインL10の描画により、図18(C)に示すように、コメントデータC21とC20との間の連結を解除する。
図19に示すように、各コメントデータには、識別データIDが付けられる。
また、連結データは、親のコメントデータの識別データIDと、子のコメントデータの識別データIDとを規定する。
図19に示す例では、識別データIDが「1」のコメントデータが親となり、識別データが「2」のコメントデータが子となる。
図20に示す例では、識別データIDが「1」の親となるコメントデータは、内容が「旅行どこがいい?」であり、抽出されたキ−ワードが「旅行」、蓄積されたキ−ワードが「旅行」である。また、重要度は「1」である。
一方、識別データIDが「2」の子となるコメントデータは、内容が「温泉なんかは?」であり、抽出されたキ−ワードが「温泉」、蓄積されたキ−ワードが「温泉」である。 また、重要度は「1」である。
このとき、コメント管理モジュール31あるいはコメント属性特定モジュール34によって、識別データIDが「2」のコメントデータは、識別データIDが「1」のコメントデータのキ−ワード「旅行」を継承して、このキ−ワード「旅行」とキ−ワード「温泉」とを累積されたキ−ワードとする。
また、図20(B)に示すように、さらに「草津あたりがいいね」という内容のコメントデータが入力されると、これに識別データIDとして「3」を割り当てる。当該コメントデータの様相データは内容が「いい」、様相度が「1.0」である。
そして、コメント管理モジュール31あるいはコメント属性特定モジュール34によって、識別データIDが「3」のコメントデータは、図20(C)に示すように、識別データIDが「2」のコメントデータの子となり、識別データIDが「2」のコメントデータの累積されたキ−ワード「温泉」および「旅行」を継承して、このキ−ワード「温泉」および「旅行」とキ−ワード「草津」とを累積されたキ−ワードとする。
これにより、識別データIDが「3」のコメントデータは、図21に示すように、識別データIDが「2」のコメントデータのキ−ワード「温泉」のみを継承して、このキ−ワード「温泉」とキ−ワード「草津」とを累積されたキ−ワードとする。
また、コメント管理モジュール31あるいはコメント属性特定モジュール34は、図22(B)に示すように、累積されたキ−ワードと、当該累積されたキ−ワードが属するコメントデータまでの親子関係の数を示すポップ数を基に、各累積されたキ−ワードの重要度を示す重要度データを各キ−ワードに対応付けてもよい。
以下、図5に示すステップST17の第1の例について説明する。
図23は、図5に示すステップST17の第1の例を詳細に説明するためのフローチャートである。
ステップST71:
図3および図4に示す検索モジュール33は、ステップST17より前に既に入力され、図20〜図22に示すように累積されたキ−ワードおよび連結データが対応付けられた生成されたコメントデータについて、その累積されたキ−ワードを指定して、通信回路11を介して図1に示す検索サーバ装置3に検索要求を送信する。
そして、検索モジュール33は、通信回路11を介して検索サーバ装置3から、上記検索要求に対応したWebページのアドレスULI(リンクデータ)を受信する。
このとき、検索モジュール33は、例えば、累積された複数のキ−ワードの論理積を指定した検索要求を検索サーバ装置3に送信する。
また、検索モジュール33は、例えば、図20〜図22を用いて説明した各累積されたキ−ワードに付された重要度を基に重み付けを指定して検索要求を検索サーバ装置3に送信してもよい。
検索モジュール33は、ステップST71で受信したリンクデータを表示モジュール35に出力する。
表示モジュール35は、対応するコメントデータの周囲に上記リンクデータあるいはそのアイコン画像を表示する画面の表示信号を生成し、これを図2に示す表示部15に出力する。
なお、表示モジュール35によるリンクデータの表示形態は任意であり、例えば、以下のようなものがある。
表示モジュール35は、例えば、コメントデータからそのリンクデータにラインを引くように表示信号を生成する。
また、表示モジュール35は、操作部13をユーザが操作してコメントデータを指定すると、リンクデータが表示されるように表示信号を生成する。
また、表示モジュール35は、リンクデータによってリンクされるWebページに関連する画像をコメントデータの周囲や、背景画像として表示する。このとき、複数の画像をコラージュした背景画像を用いてもよい。
また、表示モジュール35は、リンクデータによってリンクされるWebページに関連する音楽データを基にBGMなどの音響を出力してもよい。
以下、図5に示すステップST17の第2の例について説明する。
図24は、図5に示すステップST17の第2の例を詳細に説明するためのフローチャートである。
ステップST81:
ステップST81は、図23に示す前述したステップST71と同じである。
ステップST82:
検索モジュール33は、上記累積されたキ−ワードを基に、当該キ−ワードに所定の基準で予め関連付けられ検索サーバ装置のURIを特定する。
検索モジュール33は、キ−ワード「送別会」に飲食店を紹介するグルメ情報紹介サイトのURIを対応付け、キ−ワード「温泉」に温泉を紹介する温泉紹介サイトのURIを対応付けたテ−ブルデータを保持している。
そして、検索モジュール33は、例えば、累積されたキ−ワードが「送別会」である場合に、グルメ情報紹介サイトのURIを特定し、累積されたキ−ワードが「温泉」である場合に温泉紹介サイトのURIを特定する。
ステップST83:
検索モジュール33は、ステップST82で特定した検索サーバ装置のURIを基に、当該検索サーバ装置にアクセスを行い、上記累積されたキーワードの全てあるいは一部を用いて、検索行う。
そして、検索モジュール33は、上記特定した検索サーバ装置から検索結果としてリンクデータを受信する。
ステップST84:
検索モジュール33は、ステップST81,ST83で受信したリンクデータを表示モジュール35に出力する。
表示モジュール35の処理は、図23を用いて説明したステップST72と同じである。
以下、図5に示すステップST17の第3の例について説明する。
図25は、図5に示すステップST17の第3の例を詳細に説明するためのフローチャートである。
ステップST91:
ステップST91は、図23に示す前述したステップST71と同じである。
当該第3の例では、検索モジュール33は、例えば、図20〜図22を用いて説明した各累積されたキ−ワードに付された重要度を基に重み付けを指定して検索を行う。
検索モジュール33は、ステップST91で検索したWebページ内で、上記累積されたキ−ワードが含まれる数をカウントし、その比率と上記重み付けの比率とを比較して当該Webページの評価値を決定する。
検索モジュール33は、例えば、(キ−ワードの重み付けをベクトル化して正規化したデータ)と、(検索結果のWebページ内のキ−ワードの出現回数をベクトル化して正規化したデータ)との内積を算出し、その内積を基に上記評価値を決定する。
また、検索モジュール33は、例えば、予め規定した検索サーバ装置の評価値と、上記決定した評価値とを乗じた値を評価値として用いてもよい。
また、検索モジュール33は、検索結果と共に検索サーバ装置から受信した検索評価値をさらに用いて、上記評価値を決定してもよい。
表示モジュール35は、ステップST92で決定した評価値を基に、ステップST91で検索されたWebページのリンクデータを表示する表示信号を生成する。
例えば、ステップST92で決定した評価値を基に、ステップST1で検索されたWebページのリンクデータをソートして表示する表示信号を生成する。
以下、図5に示すステップST17の第4の例について説明する。
図26は、図5に示すステップST17の第4の例を詳細に説明するためのフローチャートである。
ステップST101:
ステップST91は、図23に示す前述したステップST71と同じである。
当該第3の例では、検索モジュール33は、例えば、図20〜図22を用いて説明した各累積されたキ−ワードに付された重要度を基に重み付けを指定して検索を行う。
検索モジュール33は、図25に示すステップST92と同様に、検索されたWebページの評価値を決定する。
ステップST103:
検索モジュール33は、ステップST101で検索されたWebページのリンク元のWebページと、リンク先のWebページとを取得する。
ステップST104:
検索モジュール33は、ステップST103で取得したリンク元およびリンク先のWebページについて、図25を示すステップST92と同様の手法でリンク元評価値およびリンク先評価値を決定する。
ステップST105:
検索モジュール33は、ステップST102で決定した検索されたWebページの評価値と、ステップST104で決定されたリンク元評価値およびリンク先評価値とを基に新たな評価値を算出する。
当該新たな評価値は、例えば、検索されたWebページの評価値と、リンク元評価値およびリンク先評価値の少なくとも一方とを乗じて算出される。
ステップST106:
表示モジュール35は、ステップST105で算出した新たな評価値を基に、ステップST101で検索されたWebページのリンクデータを表示する表示信号を生成する。
表示モジュール35は、例えば、上記新たな評価値が高いものから順に所定数のリンクデータを表示する表示信号を生成する。
そのため、通信システム1によれば、ユーザは、コミュニケーションを行う過程で入力したコメントデータの属性データを明示して指定することなく、コメントデータの連結関係を規定できる。その結果、ユーザは、従来に比べてコミュニケーションに伴う負担を軽減でき、リアルタイムなコミュニケ−ションを行うことができる。
また、通信システム1によれば、連結データを基に検索したWebデータへのリンクデータを、コメントデータと関連付けて表示するため、ユーザは表示されたリンクデータを指定して当該Webデータを取得でき、コミュニケーションに有用な情報をユーザが容易に取得できる。
本実施形態は、図1〜図3の構成は、第1実施形態と同じであるが、コメント属性特定モジュール34の処理の一部が第1実施形態と異なる。
図27は、本実施形態における端末装置5_1の全体動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST211:
処理回路19が、操作部13からの操作信号あるいは通信回路11を介して端末装置5_2から受信した操作信号を基に、端末装置5_1あるいは端末装置5_2のユーザが行った操作の種類が、コメントデータの入力とコメントデータの操作との何れであるかを判断し、コメントデータの入力であればステップST213に進み、コメントデータの操作であればステップST214に進み、それら以外であればステップST212に進む。
処理回路19が、操作部13からの操作信号あるいは通信回路11が受信した操作信号を基に、端末装置5_1あるいは5_2のユーザが行った操作が、コミュニケーションの終了を示す場合に処理を終了し、そうでない場合にステップST211に戻る。
操作部13からの操作信号あるいは通信回路11が受信した操作信号を基に、端末装置5_1あるいは5_2のユーザがコメントデータの入力を行った場合に実行される。
図3および図4に示すキーワード・様相抽出モジュール32が、上記入力されたコメントデータから、キ−ワードと様相データとを抽出する。
当該ステップST213の処理は、例えば、図5に示すステップST13の処理と同じである。
また、コメント属性特定モジュール34は、上記入力されたコメントデータを画面上に表示する位置データを決定し、当該位置データを当該コメントデータに対応付けてメモリ17に書き込む。
処理回路19が、操作部13からの操作信号あるいは通信回路11を介して端末装置5_2から受信した操作信号を基に、端末装置5_1あるいは端末装置5_2のユーザが行った操作の種類が、コメントデータの連結あるいは解除であるかを判断し、コメントデータの連結あるいは解除であればステップST215に進み、そうでなければステップST216に進む。
操作部13を介してユーザがコメントデータの連結操作あるいは解除操作を行った場合に実行される。
コメント属性特定モジュール34は、連結操作である場合に、指定された複数のコメントデータを連結させ、当該連結を基に、メモリ17に記憶されている対応する連結データを更新する。
また、コメント属性特定モジュール34は、連結解除操作である場合に、指定された複数のコメントデータの連結を解除し、メモリ17に記憶されている対応する連結データを更新する。
コメント属性特定モジュール34は図28に示すコメントデータの移動処理を行う。
すなわち、コメント属性特定モジュール34は、ユーザの操作に応じて、例えば、画面上でコメントデータの表示位置が移動されると、当該移動後の表示位置を特定(取得)する(ステップST221)。
次に、コメント属性特定モジュール34は、メモリ17において、上記移動されたコメントデータと対応付けられた位置データを上記移動後の表示位置を示すように更新する(ステップST222)。
コメント属性特定モジュール34は、例えば、図29に示すように、上記入力あるいは移動されたコメントデータと他のコメントデータとの位置データを基に、類似度データを生成する。
すなわち、コメント属性特定モジュール34は、上記入力あるいは移動されたコメントデータの位置データと、他のコメントデータの位置データとをメモリ17から読み出す(取得する)。
そして、コメント属性特定モジュール34は、上記取得した複数のコメントデータの位置データを基に、コメントデータの間の距離を算出する。当該距離は、例えば、ユークリッド距離、あるいはn近似距離(位置が離散的な数値を取る場合)である。
そして、コメント属性特定モジュール34は、上記算出した距離を基に、距離が所定の値以下のコメントデータを選択する(ステップST231)。
次に、コメント属性特定モジュール34は、上記入力あるいは移動されたコメントデータと、上記選択したコメントデータとの間で、同じキ−ワードを含む数をカウントし、そのカウント値を基に類似度データを生成する。
また、コメント属性特定モジュール34は、上記入力あるいは移動されたコメントデータと、上記選択したコメントデータとの間で、同じカテゴリーに属する回数をカウントし、そのカウント値を基に類似度データを生成する。
当該類似度データの生成方法は、第1実施形態で説明した種々の方法を用いることができる。
コメント属性特定モジュール34は、ステップST217で生成した類似度データを基に、複数のコメントデータを自動的に連結する。
コメント属性特定モジュール34は、例えば、図31に示すように、ステップST217で生成した類似度データと距離とをそれぞれに所定の係数を乗じて加算したり、あるいは類似度データと距離とを乗じて連結可能度を示す連結可能度を算出する。
そして、コメント属性特定モジュール34は、上記算出した連結可能度が所定のしきい値より大きい場合に、それに対応する複数のコメントデータを連結する(ステップST251)。このとき、コメント属性特定モジュール34は、入力時刻が早いコメントデータを親のコメントデータとして上記連結を行う。
そして、コメント属性特定モジュール34は、メモリ17に記憶されているコメントデータの連結データを上記連結を反映させて更新する(ステップST252)。
検索モジュール33は、各コメントデータの連結データおよび累積されたコメントデータを基に、第1実施形態と同様の手法で、リンクデータの検索および表示を行う。
本実施形態は、上述した第1実施形態の内容に対して、群という概念を新たに規定し、類似度が所定の基準値を越える複数のコメントデータを同じ群に属させる。
図32は、本実施形態における端末装置5_1の全体動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST311:
処理回路19が、操作部13からの操作信号あるいは通信回路11を介して端末装置5_2から受信した操作信号を基に、端末装置5_1あるいは端末装置5_2のユーザが行った操作の種類が、コメントデータの入力、コメントデータの連結、並びにそれら以外の何れかであるかを判断し、コメントデータの入力操作であればステップST313に進み、コメントデータの連結操作であればステップST314に進み、それら以外であればステップST312に進む。
処理回路19が、操作部13からの操作信号を基に、ユーザが行った操作が、コミュニケーションの終了を示す場合に処理を終了し、そうでない場合にステップST311に戻る。
端末装置5_1あるいは5_2のユーザがコメントデータを入力した場合に実行される。
図3および図4に示すキーワード・様相抽出モジュール32が、上記入力されたコメントデータから、キ−ワードと様相データとを抽出する。
当該ステップST313は、第1実施形態で説明した図5に示すステップST13と同じである。
端末装置5_1あるいは5_2のユーザがコメントデータの連結操作を行った場合に実行される。
コメント属性特定モジュール34は、上記連結操作に応じて、指定された複数のコメントデータを連結させ、当該連結を基に、メモリ17に記憶されている対応する連結データを更新する。
コメント属性特定モジュール34は、入力あるいは連結されたコメントデータについて、群に属する全てのコメントデータとの間で、第1および第2実施形態で説明した方法で類似度データを生成する。
コメント属性特定モジュール34は、上記生成した類似度データを平均値、最大値、最小値あるいは中間値を算出し、これを類似度データとしてもよい。
コメント属性特定モジュール34は、複数の群が存在する場合に、全ての群について上述した類似度データを生成する。
コメント属性特定モジュール34は、入力あるいは連結されたコメントデータと、所定の群との間の類似度データが、所定のしきい値以上の場合に、当該コメントデータを当該群に属させる。
また、コメント属性特定モジュール34は、上記コメントデータを、最も類似度が高い群に自動的に属させてもよい。
コメント属性特定モジュール34は、上記コメントデータが属する群を示す群データを、当該コメントデータに対応付けてメモリ17に書き込む。
検索モジュール33は、各コメントデータの連結データおよび累積されたコメントデータを基に、第1実施形態と同様の手法で、リンクデータの検索および表示を行う。
また、検索モジュール33は、群についても、同様に、リンクデータの検索および表示を行う。このとき、検索モジュール33は、群に属するコメントデータから所定の基準でコメントデータを抽出あるいは生成し、このコメントデータを基にリンクデータの検索および表示を行う。
本実施形態は、上述した第3実施形態の変形例であり、群親和度を生成し、これを基に群を編集する。
図33は、本実施形態における端末装置5_1の全体動作例を説明するためのフローチャートである。
図33に示すステップST411,ST412,ST413,ST414は、第3実施形態で説明した図32に示すステップST311,ST312,ST313,ST314と同じである。
コメント属性特定モジュール34は、図34に示すように、群親和度を算出する。
すなわち、コメント属性特定モジュール34は、新たに入力されたコメントデータ、あるいは連結や位置が変更されたコメントデータとの距離が、所定値以下の群を選択する(ステップST421)。
次に、コメント属性特定モジュール34は、入力あるいは連結されたコメントデータについて、上記選択した群に属する全てのコメントデータとの間で、第1および第2実施形態で説明した方法で類似度データを生成する(ステップST422)。
コメント属性特定モジュール34は、上記生成した類似度データを平均値、最大値、最小値あるいは中間値を算出し、これを類似度データとしてもよい。
コメント属性特定モジュール34は、複数の群が上記選択された場合に、全ての群について上述した類似度データを生成する。
また、コメント属性特定モジュール34は、複数の群が上記選択された場合に、コメントデータをマージした後に、上記類似度データを生成してもよい。
次に、コメント属性特定モジュール34は、上記距離と上記生成した類似度データとを基に、上記距離と類似度データとをそれぞれに所定の係数を乗じて加算したり、あるいは上記距離と上記類似度データとを乗じて群親和度を算出する(ステップST423)。
コメント属性特定モジュール34は、入力あるいは連結されたコメントデータと、所定の群との間のステップST415で算出した群親和度が、所定のしきい値以上の場合に、当該コメントデータを当該群に属させる。
また、コメント属性特定モジュール34は、上記コメントデータを、最も群親和度が高い群に自動的に属させてもよい。
コメント属性特定モジュール34は、上記コメントデータが属する群を示す群データを、当該コメントデータに対応付けてメモリ17に書き込む。
検索モジュール33は、各コメントデータの連結データおよび累積されたコメントデータを基に、第1実施形態と同様の手法で、リンクデータの検索および表示を行う。
また、検索モジュール33は、群についても、同様に、リンクデータの検索および表示を行う。このとき、検索モジュール33は、群に属するコメントデータから所定の基準でコメントデータを抽出あるいは生成し、このコメントデータを基にリンクデータの検索および表示を行う。
上述した第1〜第4実施形態では、入力したコメントデータと他のコメントデータとの間の類似度データを基に複数のコメントデータを連結した場合を例示したが、本実施形態では、類似度データの生成を行わずに、連結データを基に検索を行い、検索により得たリンクデータをコメントデータに関連付けて表示することのみを特徴している。
図35は、本実施形態における端末装置5_1の全体動作例を説明するためのフローチャートである。
図35において、図5と同じ符号を付したステップST11〜ST17は、図5を参照して第1実施形態で説明したものと同じである。
図35に示すように、本実施形態では、端末装置5_1は、図5に示すステップST14およびステップST15を行わずに、ステップST17における検索処理を行う。
本実施形態では、検索処理の結果を基に、キ−ワードの再編集を行う場合を説明する。
図36は、本実施形態における端末装置5_1の全体動作例を説明するためのフローチャートである。
図36において、図5と同じ符号を付したステップST11〜ST17は、図5を参照して第1実施形態で説明したものと同じである。
ステップST511:
コメント属性特定モジュール34は、図37に従って、キ−ワードの再編集処理を行う。
すなわち、コメント属性特定モジュール34は、ステップST17で検索したWebページなどのデータのなかから、メ−ルマガジジン、ダイアリ、blogなどのキ−ワードと無関係なデータを除外して、キ−ワードの再編集に用いるデータを選択する(ステップST521)。
次に、コメント属性特定モジュール34は、上記選択したデータのなかから、所定の基準で重要語を抽出する(ステップST522)。
このとき、コメント属性特定モジュール34は、例えば、データ内で出現頻度の高い用語を抽出する。そして、出現頻度順に重要語に重み付けを付ける。
次に、コメント属性特定モジュール34は、入力したコメントデータ等について、既に決定したキ−ワードと、上記抽出した重要語の重み付けなどを基に、キ−ワードの追加、並びにキ−ワードの差し替え(再編集)を行い、これを当該コメントデータに対応付けてメモリ17に書き込む(ステップST523)。
コメント属性特定モジュール34は、ステップST511で編集した新たなキ−ワードを用いて再検索を行うか否かの問い合わせ画面を表示部15に表示し、ユーザの操作に応じて再検索指示を受けるとステップST11に戻る。
本実施形態では、検索処理の結果を基に、キ−ワードの連想処理を行う場合を説明する。
図38は、本実施形態における端末装置5_1の全体動作例を説明するためのフローチャートである。
図38において、図5と同じ符号を付したステップST11,ST12,ST13,ST16,ST17は、図5を参照して第1実施形態で説明したものと同じである。
ステップST521:
コメント属性特定モジュール34は、図39に示す手順に従って、キ−ワードの連想処理を行う。
すなわち、コメント属性特定モジュール34は、入力等されたコメントデータのなかから、所定の基準で所定数の単語を抽出する(ステップST531)。
そして、コメント属性特定モジュール34は、上記抽出した単語が属するカテゴリーを特定する。コメント属性特定モジュール34は、例えば、電子辞書システムなどが提供するキーワード・カテゴリー・テ−ブルデータを用いて、上記カテゴリーを特定する。
なお、コメント属性特定モジュール34は、検索エンジンのディレクトを基に、上記カテトリーを規定してもよい。
次に、コメント属性特定モジュール34は、上記抽出した単語以外の上記カテゴリーに属する単語を特定し、当該特定した単語を当該コメントデータのキ−ワードとして追加したり、当該カテゴリーに属する他の単語に置き換える。
例えば、コメント属性特定モジュール34は、図40に示すように、「銀座で食事」という第1のコメントデータに続いて、「寿司が食べたい」という第2のコメントデータが入力されると、第2のコメントデータの累積されたキ−ワードとして「銀座」がある場合に、キーワード・カテゴリー・テ−ブルデータを基に、「銀座」が属する「都市主要都市」というカテゴリーを特定し、そのなかに属する「銀座」、「築地」、「渋谷」および「新宿」を新たに特定する。
そして、これらの新たな用語をキ−ワードと、キ−ワード「寿司」を、検索モジュール33出力する。
検索モジュール33は、「銀座+寿司」、「築地+寿司」、「渋谷+寿司」および「新宿+寿司」をキ−ワードとして用いて検索を行う。
図41は、図38のステップST521のキ−ワード連想処理のその他の例を説明するためのフローチャートである。
ステップST541:
コメント属性特定モジュール34は、新たに入力されたコメントデータあるいは連結データが更新されたコメントデータについて、その兄弟となるコメントデータを特定する。
ここで、兄弟となるコメントデータは、共通の親を持ち、相互に親子関係のないコメントデータである。
ステップST542:
コメント属性特定モジュール34は、ステップST541で兄弟となるコメントデータが存在する場合にステップST543に進み、そうでない場合に処理を終了する。
コメント属性特定モジュール34は、上記兄弟のコメントデータが同じカテゴリーに属するか否かを、例えば、図39に示すステップST532と同様の方法で特定する。
ステップST544:
コメント属性特定モジュール34は、ステップST543において同じカテゴリーに属すると判断した場合にステップST545に進み、そうでない場合に処理を終了する。
ステップST545:
コメント属性特定モジュール34は、上記兄弟のコメントデータのキ−ワードを、上記カテゴリーに属する他のキ−ワードに置き換える。
例えば、コメント属性特定モジュール34は、上記兄弟のコメントデータから抽出されたキ−ワードが、「銀座」と「築地」であり、これらが同じカテゴリーに属する場合に、同じカテゴリーに属する「渋谷」でキ−ワードの置き換えを行う。
本実施形態では、コメントデータのマージ処理を行う場合を説明する。
図42は、本実施形態における端末装置5_1の全体動作例を説明するためのフローチャートである。
図42において、図5と同じ符号を付したステップST11,ST12,ST13,ST16,ST17は、図5を参照して第1実施形態で説明したものと同じである。
ステップST611:
コメント属性特定モジュール34は、例えば、図43(A)に示すように、連結関係にあり、同じユーザUser1によって入力されたコメントデータC51,C52の親側に、他のユーザがコメントデータを付けていない(連結していない)場合に、コメントデータC51とコメントデータC52とをマージすると決定する。
一方、図43(B)の右側に示すように、上記時間情報t3が時間情報t1と時間情報t2との間の時間を示さない場合には、コメントデータC61とC62とをマージしないと決定する。
また、コメント属性特定モジュール34は、図43(C)の右側に示すように、異なるユーザUser1とUser2のコメントデータであっても、連結関係がある場合にはマークすると決定する。
また、コメント属性特定モジュール34は、連結関係があり、時間情報が示す時間の差がしきい値以下の複数のコメントデータをマージすると決定してもよい。
コメント属性特定モジュール34は、例えば、図44(A)に示すように、ステップST611でマージ処理が決定された複数のコメントデータC71,C72の連結を示すラインL70を消去し、当該複数のコメントデータC71,C72を重ね合わせて表示する。
また、コメント属性特定モジュール34は、例えば、図44(B)に示すように、上記連結する複数のコメントデータC71,C72内の内容を示すデータを一つのデータにした新たなコメントデータC74を生成する。
コメント属性特定モジュール34は、例えば、図45に示すように、上述した図42に示すステップST612のマージ処理を行い(ステップST631)、続いて、マージしたコメントデータについて、当該マージにおいて階層の一番上(一番手前に表示される)コメントデータに対して、当該階層の全てのコメントデータのキ−ワードを対応付ける(ステップST632)。
例えば、コメント属性特定モジュール34は、図46(A)に示すコメントデータC81,C82,C83のうち、コメントデータC82,C83を図46(B)に示すようにマージした場合に、階層が一番上のコメントデータC82のキ−ワードとして、その下の階層のコメントデータC3のキ−ワード(この場合は、「温泉」)を追加する。
また、コメント属性特定モジュール34は、図47(A)に示すコメントデータC81,C82,C83のうち、コメントデータC82,C83を図47(B)に示すようにマージして新たなコメントデータC84を生成した場合に、このコメントデータC84のキ−ワードとして、マージしてコメントデータC82,C83のキ−ワード(この場合は、「白骨」、「温泉」、「旅行」)を割り当てる。
本実施形態では、検索処理の結果を基に、コメントデータの様相を基にコメントデータの連結関係を変更する場合を説明する。
図48は、本実施形態における端末装置5_1の全体動作例を説明するためのフローチャートである。
図48において、図5と同じ符号を付したステップST11,ST12,ST13,ST16,ST17は、図5を参照して第1実施形態で説明したものと同じである。
ステップST711:
コメント属性特定モジュール34は、ステップST16で新たに連結されたコメントデータを基に、 ステップST16において新たに連結されたコメントデータに対応して設定される累積されたキ−ワードを特定する。
コメント属性特定モジュール34は、例えば、図49に示す手順に従って処理を行う。
すなわち、コメント属性特定モジュール34は、例えば、ステップST16において新たに連結されたコメントデータについて、過去にステップST13において得られた様相データをメモリ17から読み出す。そして、コメント属性特定モジュール34は、当該読み出した様相デーに応じて様相値を決定する(ステップST721)。コメント属性特定モジュール34は、例えば、当該読み出した様相データが、「賛成」などの肯定的な内容を示す場合に様相値「1」を示し、「反対」などの否定的な内容を示す場合に様相値「−1」を示す様相データを決定する。
コメント属性特定モジュール34は、ステップST721およびST722の結果を基に、ステップST16において新たに連結されたコメントデータに対応して設定される累積されたキ−ワードを特定する(ステップST723)。
コメント属性特定モジュール34は、図50に示す手順に従って、コメントデータの連結関係を変更する。
すなわち、コメント属性特定モジュール34は、ステップST712で決定された様相データ、連結関係、並びに累積されたキ−ワードを基に、当該累積されたキ−ワードの設定元となるコメントデータとの連結度、当該累積されたキ−ワードの重要度を決定し、コメントデータに対応付けられた上記連結度を示す連結度データおよび上記重要度を示す重要度データを更新する(ステップST731)。
コメント属性特定モジュール34は、ステップST731で更新した連結度データを基に、連結度が所定のしきい値以下の連結を切り離し、その結果を基に連結度データを更新する(ステップST732)。
そのため、例えば、図51(A)に示すように、連結関係のある複数のコメントデータのキ−ワードは、図51(B)に示すように、例えば、連結度が小さい「海外」を示すキ−ワードに対応したコメントデータと、「冬休み」を示すキ−ワードに対応したコメントデータとの間の連結が解除される。
検索モジュール33は、上記連結度を検索強度として用いて検索を行うため、「海外」、並びにその子孫のキ−ワードについては検索を行わない。
〔第1の例〕
図52および図53は、第9の実施形態の第1の例を説明するための図である。
図52および図53に示すように、当該例では、コメントデータAとBが親子関係にあり、続いて、新しく入力されたコメントデータCが「賛成」を示す様相のみを含んでいる。
この場合に、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータCをコメントデータAの子とし、コメントデータAとBの連結度を「1.0」から「2.0」に高める。
また、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータCの累積されたキ−ワードとして、コメントデータAとBのキ−ワードを設定する。
図54および図55は、第9の実施形態の第2の例を説明するための図である。
図54および図55に示すように、当該例では、コメントデータAとBが親子関係にあり、続いて、新しく入力されたコメントデータCが様相とキ−ワードを含んでいる。
この場合に、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータCをコメントデータAの子とし、コメントデータAとBの間の連結度を「1.0」から「2.0」に高め、コメントデータBとCの連結度を高い「2」に設定する。
また、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータCの累積されたキ−ワードとして、コメントデータAとBのキ−ワードを設定する。
図56および図57は、第9の実施形態の第3の例を説明するための図である。
図56および図57に示すように、当該例では、コメントデータAとB、並びにコメントデータAとCとが親子関係にあり、続いて、新しく入力されたコメントデータDが様相を含まずキ−ワードを含んでいる。
この場合に、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータDをコメントデータB,Cの子とし、各コメントデータ間の連結度を低い「1.0」とする。
また、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータDの累積されたキ−ワードとして、コメントデータA,B,Cのキ−ワードを設定する。
図58および図59は、第9の実施形態の第4の例を説明するための図である。
図58および図59に示すように、当該例では、コメントデータAとB、並びにコメントデータAとCとが親子関係にあり、続いて、新しく入力されたコメントデータDが「賛成」を示す様相を含んでいる。
この場合に、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータAとBとの連結度、並びにコメントデータAとCの連結度を「1.0」から「2.0」に高める。
また、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータDの累積されたキ−ワードとして、コメントデータA,B,Cのキ−ワードを設定する。
図60および図61は、第9の実施形態の第5の例を説明するための図である。
図60および図61に示すように、当該例では、コメントデータAとB、並びにコメントデータAとCとが親子関係にあり、続いて、新しく入力されたコメントデータDが「いい」を示す様相とキ−ワードを含んでいる。
この場合に、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータDをコメントデータB,Cの子とする。
また、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータAとBとの連結度、並びにコメントデータAとCの連結度を「1.0」から「2.0」に高める。
また、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータDとコメントデータBとコメントデータCとの間の連結度を高い「2.0」に設定する。
図62および図63は、第9の実施形態の第6の例を説明するための図である。
図62および図63に示すように、当該例では、入力されたコメントデータEが新たなキ−ワードを示し、親のコメントデータに至る経路が2以上ある。
この場合に、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータEをコメントデータDの子とする。
また、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータEとDとの連結度を「1.0」に設定する。
図64および図65は、第9の実施形態の第7の例を説明するための図である。
図62および図63に示すように、当該例では、入力されたコメントデータEが「賛成」を示す様相のみを含み、親のコメントデータに至る経路が2以上ある。
この場合に、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータEをコメントデータDの子とする。
また、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータEとDとの連結度を「1.0」に設定する。
また、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータAとB、AとC、BとD、CとDの連結度を「1.0」から「2.0」に高める。
図66および図67は、第9の実施形態の第8の例を説明するための図である。
図66および図67に示すように、当該例では、入力されたコメントデータEが肯定的な様相とキ−ワードとを含み、親のコメントデータに至る経路が2以上ある。
この場合に、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータEをコメントデータDの子とする。
また、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータEとDとの連結度を「2.0」に設定する。
また、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータAとB、AとC、BとD、CとDの連結度を「1.0」から「2.0」に高める。
図68および図69は、第9の実施形態の第9の例を説明するための図である。
図68および図69に示すように、当該例では、入力されたコメントデータEが新たなキ−ワードを含み、コメントデータEがコメントデータB,Dの双方の子となる。
また、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータBとE、並びにDとEとの連結度を「1.0」に設定する。
図70および図71は、第9の実施形態の第10の例を説明するための図である。
図70および図71に示すように、当該例では、入力されたコメントデータEが「賛成」を示す様相のみを含み、コメントデータEがコメントデータB,Dの双方の子となる。
また、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータBとE、並びにDとEとの連結度を「1.0」に設定する。
また、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータAとB、並びにBとDの連結度を「1.0」から「2.0」に高める。
図72および図73は、第9の実施形態の第11の例を説明するための図である。
図72および図73に示すように、当該例では、入力されたコメントデータEが肯定的な様相と、新たなキ−ワードとを、コメントデータEがコメントデータB,Dの双方の子となる。
また、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータBとE、並びにDとEとの連結度を高い「2.0」に設定する。
また、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータAとB、並びにBとDの連結度を「1.0」から「2.0」に高める。
図74〜図77は、第9の実施形態の第12の例を説明するための図である。
図74〜図77に示すように、当該例では、例えば、コメントデータA〜Hが入力され、続いて、「賛成」を示すコメントデータが入力され、続いて、「それがいいね」を示すコメントデータが入力されている。
この場合に、コメント属性特定モジュール34は、コメントデータAとB、BとC、CとD、DとH、AとE、並びにEとCの間の連結度を「1.0」から「2.0」に高める。
また、コメント属性特定モジュール34は、「それがいいね」を内容とするコメントデータの累積されたキ−ワードとして、コメントデータA,C,D,Hのキ−ワードを設定する。
本実施形態では、上述した第1〜第9実施形態において、検索モジュール33が表示する画面の例を説明する。
検索モジュール33は、例えば、メモリ17から読み出したコメントデータ、連結データ、並びに検索モジュール33の検索結果であるリンクデータを基に、例えば、図78に示すように、コメントデータ(例えば、図78中「焼き鳥にいきませんか?」と、複数のコメントデータの間の連結を示す連結データを表示部15に表示する。
これにより、ユーザは、これまで行った発言の関係を視覚的に把握できる。
また、検索モジュール33は、その他に、例えば、図79あるいは図80に示すように、複数の関連性のある(類似度が高い)コメントデータを群として規定し、その群を示す画像(図78,図79中の円形)を示す画面を表示部15に表示させる。
これにより、ユーザは、これまで行った発言のうち何れが類似度が高いかを群を基に容易に把握できる。
このような画面をメモリ17に表示することで、コミュニケーションを促進できる。
Claims (9)
- 操作部、表示部および記憶部が接続されたコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記操作部に入力されたコメントからキーワードを抽出する抽出手順と、
前記操作部に入力されたコメントと前記キーワードとを関連付けて前記記憶部に記憶させるコメント保存手順と、
前記操作部に入力されたコメントを、前記記憶部に記憶されている前記コメントと連結し、複数のコメントを親子関係に連結した群を生成する群生成手順と、
前記群におけるコメントの親子関係に基づいて、前記記憶部に記憶されている親のコメントのキーワードを子のコメントに承継させる承継手順と、
前記操作部に入力されたキーワードと前記記憶部に記憶されるコメントのキーワードの対比に基づいて、前記操作部に入力されたキーワードと一致または関連するキーワードの個数により群を検索する検索手順と、
検索された前記群のコメントを、当該群におけるコメント間の連結関係を視覚的に特定可能な形態で前記表示部に表示させる表示制御手順と
を実行させるプログラム。 - 前記群生成手順では、
前記操作部に入力されたコメントと前記記憶部に記憶されるコメントとの類似度を示す類似度データを、キーワードの比較に基づいて生成し、
前記群での前記類似度データの平均値、最大値、最小値または中間値が所定の閾値以上である場合、前記操作部に入力されたコメントを当該群に属させる
請求項1記載のプログラム。 - 前記群生成手順では、
前記操作部に入力された時間が早いコメントを親コメントとする
請求項1または2記載のプログラム。 - 操作部、表示部および記憶部が接続された処理回路としてのコンピュータであって、
前記操作部に入力されたコメントからキーワードを抽出する抽出部と、
前記操作部に入力されたコメントと前記キーワードとを関連付けて前記記憶部に記憶させるコメント保存部と、
前記操作部に入力されたコメントを、前記記憶部に記憶されている前記コメントと連結し、複数のコメントを親子関係に連結した群を生成する群生成部と、
前記群におけるコメントの親子関係に基づいて、前記記憶部に記憶されている親のコメントのキーワードを子のコメントに承継させる承継部と、
前記操作部に入力されたキーワードと前記記憶部に記憶されるコメントのキーワードの対比に基づいて、前記操作部に入力されたキーワードと一致または関連するキーワードの個数により群を検索する検索部と、
検索された前記群のコメントを、当該群におけるコメント間の連結関係を視覚的に特定可能な形態で前記表示部に表示させる表示制御部と
を有するコンピュータ。 - 前記群生成部は、
前記操作部に入力されたコメントと前記記憶部に記憶されるコメントとの類似度を示す類似度データを、キーワードの比較に基づいて生成し、
前記群での前記類似度データの平均値、最大値、最小値または中間値が所定の閾値以上である場合、前記操作部に入力されたコメントを当該群に属させる
請求項4記載のコンピュータ。 - 前記群生成部は、
前記操作部に入力された時間が早いコメントを親コメントとする
請求項4または5記載のコンピュータ。 - 操作部および表示部を有する端末装置とネットワークを通じて通信する通信部と、記憶部とを有する検索サーバ装置のデータ処理方法であって、
前記操作部に入力されたコメントからキーワードを抽出する抽出ステップと、
前記操作部に入力されたコメントと前記キーワードとを関連付けて前記記憶部に記憶させるコメント保存ステップと、
前記操作部に入力されたコメントを、前記記憶部に記憶されている前記コメントと連結し、複数のコメントを親子関係に連結した群を生成する群生成ステップと、
前記群におけるコメントの親子関係に基づいて、前記記憶部に記憶されている親のコメントのキーワードを子のコメントに承継させる承継ステップと、
前記操作部に入力されたキーワードと前記記憶部に記憶されるコメントのキーワードの対比に基づいて、前記操作部に入力されたキーワードと一致または関連するキーワードの個数により群を検索する検索ステップと、
検索された前記群のコメントを、当該群におけるコメント間の連結関係を視覚的に特定可能な形態で前記表示部に表示させる表示制御ステップと
を有するデータ処理方法。 - 前記群生成ステップでは、
前記操作部に入力されたコメントと前記記憶部に記憶されるコメントとの類似度を示す類似度データを、キーワードの比較に基づいて生成し、
前記群での前記類似度データの平均値、最大値、最小値または中間値が所定の閾値以上である場合、前記操作部に入力されたコメントを当該群に属させる
請求項7記載のデータ処理方法。 - 前記群生成ステップでは、
前記操作部に入力された時間が早いコメントを親コメントとする
請求項7または8記載のデータ処理方法。
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