以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の電子辞書装置の実施形態に係る携帯機器(電子辞書)10の電子回路の構成を示すブロック図である。
この携帯機器(電子辞書)10は、以下に説明する電子辞書機能を備えたPDA(personal digital assistants)として構成されるか、電子辞書専用の携帯機器として構成される。この携帯機器(電子辞書)10は、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU(central processing unit)11が備えられる。
CPU11は、メモリ12内に予め記憶された装置制御プログラム、あるいはメモリカード(ROM/EEPROM/RAM)などの外部記録媒体13から記録媒体読書部14を介して前記メモリ12に読み込まれた装置制御プログラム、あるいはインターネットN上のWebサーバ(この場合はプログラムサーバ)から電送制御部15を介して前記メモリ12に読み込まれた装置制御プログラム、あるいは同インターネットN上のWebサーバ(プログラムサーバ)からユーザPC(personal computer)30および通信部16を介して前記メモリ12に読み込まれた装置制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御するもので、前記メモリ12に記憶された装置制御プログラムは、キーやタッチパネルからなる入力部17からのユーザ操作に応じた入力信号、あるいは電送制御部15や通信部16(ユーザPC30)を介して接続されるインターネットN上の各Webサーバ20…との通信信号に応じて起動される。
前記CPU11には、前記メモリ12、記録媒体読書部14、電送制御部15、通信部16、入力部17が接続される他に、LCDからなる表示部18などが接続される。
メモリ12には、当該携帯機器(電子辞書)10の全体の動作を司るシステムプログラムや電送制御部15(通信部16)を介してインターネットN上の各Webサーバ20…とデータ通信するための通信プログラムが記憶される他に、新たに必要な辞書データを辞書管理サーバ20からダウンロードしたり、CD−ROM(図示せず)からユーザPC30を介してダウンロードしたりして取り込み、当該追加の辞書の利用者対象レベル(12k)に応じて本体内部のメモリ12(12g)に記憶したり記録媒体読書部14を介してメモリカード(外部記録媒体)13に記憶したりするのと共に、既に内蔵の辞書(12c)を使用する場合と同様の使い勝手にキー位置設定するための辞書追加処理プログラム12a、内蔵の辞書データ(12c)および追加の辞書データ(12g)に基づき見出し語入力に応じた訳語や意味内容などの各種検索処理を行うための検索処理プログラム12bが記憶される。
また、このメモリ12には、内蔵辞書データメモリ12c、辞書キー位置テーブル12d、辞書キー(シフト後)位置テーブル12e、メニュー位置テーブル12f、追加辞書データメモリ12g、ワークエリア12hが用意され、さらに個人情報メモリ12i、電子辞書追加情報メモリ12j、辞書利用者対象レベルテーブル12kなどが用意される。
内蔵辞書データメモリ12cには、例えばこの携帯機器(電子辞書)10のグレード(購入者層)に応じたレベルの国語辞典や英和辞典など、各種の辞書データが予め記憶されて内蔵されるもので、例えば大人を購入者層とする場合には、国語は「○辞苑」、百科は「マイ百科事典」、漢和は「大漢字辞典」、英和は「ジ○ニアス英和辞典」、和英は「クラウ○和英辞典」、その他は「英語類語辞典」などとされる。
辞書キー位置テーブル12dには、この携帯機器(電子辞書)10の入力部17に設けられ各種の辞書の種類を表記した辞書指定キー「国語」17a1〜「和英」17a5(図13・図14参照)について、当該キー操作により直接種類指定して検索対象辞書として使用される辞書名が対応付けられて記憶される。
図3は前記携帯機器(電子辞書)10のメモリ12にて管理される辞書キー位置テーブル12dの一例を示す図であり、同図(A)は追加の辞書が無い状態での辞書キー位置テーブル12dを示す図、同図(B)は追加の辞書が有る状態での辞書キー位置テーブル12dを示す図である。
すなわち、内蔵辞書データメモリ12cに予め記憶内蔵された各辞書データの内容が前述の通りである場合には、図3(A)に示すように、辞書キー位置テーブル12dにおいて、辞書指定キー「国語」17a1には「○辞苑」、辞書指定キー「百科」17a2には「マイ百科事典」、辞書指定キー「漢和」17a3には「大漢字辞典」、辞書指定キー「英和」17a4には「ジ○ニアス英和辞典」、辞書指定キー「和英」17a5には「クラウ○和英辞典」がそれぞれ対応付けられて設定される。
一方、例えば初期の購入ユーザが大人でその子供(例えば小学生)用としてレベルダウンするのに伴い、辞書管理サーバ20からのダウンロードあるいはユーザPC30を使用したCD−ROMからの読み込みにより追加辞書データメモリ12gやメモリカード(外部記録媒体)13に記憶された各追加辞書データの内容が、国語は「学習国語辞典」、百科は「ものしり百科事典」、漢和は「マンガ漢字辞典」、英和は「初級英和辞典」、和英は「(追加なし)」、その他は「IT用語辞典」である場合には、図3(B)に示すように、辞書キー位置テーブル12dに対しては、当該追加の辞書が優先して辞書指定キー「国語」17a1には「学習国語辞典」、辞書指定キー「百科」17a2には「ものしり百科事典」、辞書指定キー「漢和」17a3には「マンガ漢字辞典」、辞書指定キー「英和」17a4には「初級英和辞典」、辞書指定キー「和英」17a5には「クラウ○和英辞典(変更なし)」がそれぞれ対応付けられて変更設定される。
この辞書キー位置テーブル12dにおいて、各種の辞書指定キー17a1〜17a5に対応付けられないその他の追加の辞書「IT用語辞典」については、後述するメニュー位置テーブル12f(図5参照)において辞書選択メニュー画面M(図15参照)にて表示選択可能な辞書として設定される。
この場合、各追加の辞書データは後述する利用者対象レベル(12k)に応じて例えば永年的に使用される上級レベルの追加辞書データについては内部メモリ12の追加辞書データメモリ12gに記憶され、将来的には必要なくなる初級レベルの追加辞書データについてはメモリカード(外部記録媒体)13に記憶されるので、永年必要な追加の辞書データは本体に記憶して永年使用でき、将来不要になった追加の辞書データはメモリカード13として他の電子辞書装置10のユーザに貸し出して使用できるようになる。
また、前記辞書の種類を指定する各辞書指定キー17anを今まで同様の感覚で操作することで、新たにダウンロード購入した各追加の辞書を直接利用できることになる。
なお、この辞書キー位置テーブル12dにおける各辞書指定キー17a1〜17a5と各辞書との対応付けの位置は、ユーザ操作により任意に変更設定可能である(図11(A)(A1)参照)。
辞書キー(シフト後)位置テーブル12eには、この携帯機器(電子辞書)10の入力部17に設けられた各辞書指定キー「国語」17a1〜「和英」17a5およびシフトキー17s(図13・図14参照)について、当該シフトキー17sの操作によるシフト機能状態での各辞書指定キー「国語」17a1〜「和英」17a5のキー操作によりシフト指定した同種の検索対象辞書として使用される辞書名が対応付けられて記憶される。
図4は前記携帯機器(電子辞書)10のメモリ12にて管理される辞書キー(シフト後)位置テーブル12eの一例を示す図であり、同図(A)は追加の辞書が無い状態でのシフト後位置テーブル12eを示す図、同図(B)は追加の辞書が有る状態でのシフト後位置テーブル12eを示す図である。
すなわち、内蔵辞書データメモリ12cに予め記憶内蔵された各辞書データの内容が前述の通りであり、また追加辞書データメモリ12gに何の追加の辞書データも記憶されてない場合には、図4(A)に示すように、辞書キー(シフト後)位置テーブル12eには、シフト+辞書指定キー「国語」17a1〜「和英」17a5の何れの位置にも何も辞書は設定されない。
一方、例えば初期の購入ユーザが大人でその子供(例えば小学生)用としてレベルダウンするのに伴い、前述したとおりの各追加の辞書データ(国語「学習国語辞典」:百科「ものしり百科事典」:漢和「マンガ漢字辞典」:英和「初級英和辞典」:和英「(指定なし)」:その他「IT用語辞典」)がインストールされて追加辞書データメモリ12gやメモリカード(外部記憶媒体)13に対し各辞書利用者の対象レベルに応じて適切に振り分けられて記憶され、当該各追加の辞書が前記図3(B)で示したように辞書キー位置テーブル12dにて各辞書指定キー「国語」17a1〜「和英」17a5に対応付けられて設定された場合には、図3(A)で示したように、辞書追加前まで同辞書キー位置テーブル12dにてキー位置設定されていた各内蔵辞書の内容(追加指定無しの辞書種を除く)が、図4(B)に示すように、この辞書キー(シフト後)位置テーブル12eにおいて、シフト+辞書指定キー「国語」17s+17a1には「○辞苑」、シフト+辞書指定キー「百科」17s+17a2には「マイ百科事典」、シフト+辞書指定キー「漢和」17s+17a3には「大漢字辞典」、シフト+辞書指定キー「英和」17s+17a4には「ジ○ニアス英和辞典」としてそれぞれ対応付けられて移行設定される。
なお、この辞書キー(シフト後)位置テーブル12eにおける各辞書指定キー17a1〜17a5と各辞書との対応付けの位置も、ユーザ操作により任意に変更設定可能である(図11(A)(A1)参照)。
メニュー位置テーブル12fには、この携帯機器(電子辞書)10の入力部17に設けられたメニューキー17m(図13・図14参照)の操作に伴う辞書選択メニュー画面M(図15参照)について、当該辞書選択メニュー画面M内でカーソル指定して検索対象辞書として使用される辞書名が対応付けられて記憶される。
図5は前記携帯機器(電子辞書)10のメモリ12にて管理されるメニュー位置テーブル12fの一例を示す図であり、同図(A)は追加の辞書が無い状態でのメニュー位置テーブル12fを示す図、同図(B)は追加の辞書が有る状態でのメニュー位置テーブル12fを示す図である。
すなわち、内蔵辞書データメモリ12cに予め記憶内蔵された各辞書データの内容が前述の通りであり、また何の追加の辞書データもインストールされてない場合には、図5(A)に示すように、メニュー位置テーブル12fには、その他の種類で内蔵されている「[A]英語類語辞典」のみが設定される。
一方、例えば初期の購入ユーザが大人でその子供(例えば小学生)用としてレベルダウンするのに伴い、追加辞書データメモリ12gにインストールされた各追加の辞書データの内容が前述の通り5辞書(「学習国語辞典」〜「IT用語辞典」)であり、そのうちの「IT用語辞典」について辞書指定キー17anで指定する辞書の種類に属さない場合には、図5(B)に示すように、メニュー位置テーブル12fにおいて、メニューキー17m(図13・図14参照)の操作に伴い表示される辞書選択メニュー画面Mには、前記内蔵の辞書「[A]英語類語辞典」に続く空きエリアに「[B]IT用語辞典」が配列されて設定される。
なお、このメニュー位置テーブル12fによる辞書選択メニュー画面M上での各辞書の配列位置は、ユーザ操作により任意に変更設定可能である(図11(B)参照)。
追加辞書データメモリ12gには、本携帯機器(電子辞書)10の購入後に、例えばユーザレベルの変化に伴い、辞書管理サーバ20からのダウンロードあるいはユーザPC30を介したCD−ROMからの読み込みにより得られた各追加の辞書データが記憶されるもので、前述した通り、例えばユーザが大人レベルから子供レベルにレベル変更した場合の各追加の辞書データの内容は、国語「学習国語辞典」、百科「ものしり百科事典」、漢和「マンガ漢字辞典」、英和「初級英和辞典」、和英「(なし)」、その他「IT用語辞典」とされる。
ワークエリア12hには、前記辞書追加処理プログラム12aや検索処理プログラム12bなどの各種の装置制御処理プログラムに従いCPU11に入出力される種々のデータが必要に応じて記憶される。
個人情報メモリ12iには、通信ネットワーク(インターネット)N上の各Webサーバ20…との通信に伴う電子商取引において通知を要するユーザの銀行口座番号・認証IDなどが記憶登録される。
電子辞書追加情報メモリ12jには、前記辞書追加処理プログラム12aに従った辞書追加処理に伴い辞書管理サーバ20から通知される当該携帯機器(電子機器)10に対する追加可能な辞書タイトルとその辞書データの容量・価格などの情報と共に、内蔵辞書と各追加辞書の利用者対象レベルに基づき設定される各追加辞書毎の格納先情報(推奨メモリ)が記憶される(図10(B)参照)。
図2は前記携帯機器(電子辞書)10での辞書追加処理に伴い通信ネットワーク(インターネット)Nを介してアクセスされる辞書管理サーバ20の電子回路の構成を示すブロック図である。
この辞書管理サーバ20は、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU(central processing unit)21が備えられる。
CPU21は、メモリ22内に予め記憶されたサーバ制御プログラム22a、あるいはCD−ROMなどの外部記録媒体23から記録媒体読取部24を介して前記メモリ22に読み込まれたサーバ制御プログラム22a、あるいはインターネットN上の他のWebサーバ(この場合はプログラムサーバ)から電送制御部25を介して前記メモリ22に読み込まれたサーバ制御プログラム22aに応じて、回路各部の動作を制御するもので、前記メモリ22に記憶されたサーバ制御プログラム22aは、電送制御部25から通信ネットワーク(インターネット)Nを介して接続される携帯機器(電子辞書)10やユーザPC30、他のWebサーバとの通信信号に応じて起動される。
前記CPU21には、前記メモリ22、記録媒体読取部24、電送制御部25が接続される他に、入力部26、LCDからなる表示部27などが接続される。
そして、メモリ22内のサーバ制御プログラム22aとしては、当該辞書管理サーバ20の全体の動作を司るシステムプログラム、電送制御部25を介してインターネットN上の各通信端末(携帯機器(電子辞書)10、ユーザPC30、他のWebサーバなど)とデータ通信するための通信プログラムが記憶される他に、前記インターネットN上の携帯機器(電子辞書)10とのアクセスに伴い追加辞書の情報を提供し、要求された追加の辞書データをダウンロードするためのサーバ用辞書追加処理プログラムなどが記憶される。
また、メモリ22には、「国語」「百科」「漢和」「英和」「和英」「その他」など、種類別にした複数レベルの各辞書データが記憶される種類別辞書データベース22bが備えられ、さらに、各辞書情報メモリ22c、顧客端末別購入情報メモリ22d1,22d2,…が備えられる。
各辞書情報メモリ22cには、前記種類別辞書データベース22bに記憶された各辞書データのタイトル別に、その収容語数、使用用途、対象ユーザレベル、データ容量、販売価格、推薦情報などが記憶される。
顧客端末別購入情報メモリ22d1,22d2,…には、この辞書管理サーバ20とのアクセスに伴い辞書追加処理が実施された各携帯機器(電子辞書)10毎の内蔵辞書タイトル22dn1、追加辞書タイトル22dn2、ユーザ個人情報22dn3、請求価格22dn4が記憶される。
図6は前記携帯機器(電子辞書)10のメモリ12にて管理される辞書利用者対象レベルテーブル12kの一例を示す図である。
この辞書利用者対象レベルテーブル12kには、例えば本携帯機器(電子辞書)10にインストール可能な全ての種類の各辞書について、各辞書毎の利用者対象レベルが対応付けられて記憶される。
次に、前記構成の携帯機器(電子辞書)10および辞書管理サーバ20それぞれの動作について説明する。
図7は前記携帯機器(電子辞書)10と辞書管理サーバ20との間で実施される辞書追加処理を示すフローチャートであり、同図(A)は携帯機器(電子辞書)10側の辞書追加処理を示すフローチャート、同図(B)は辞書管理サーバ20側の辞書追加処理を示すフローチャートである。
図8は前記携帯機器(電子辞書)10と辞書管理サーバ20との間で実施される辞書追加処理に伴う追加辞書の推奨メモリ決定処理を示すフローチャートである。
図9は前記携帯機器(電子辞書)10と辞書管理サーバ20との間で実施される辞書追加処理に伴う追加辞書のキー位置設定処理を示すフローチャートであり、同図(A)は携帯機器(電子辞書)10側のキー位置設定処理を示すフローチャート、同図(B)は辞書管理サーバ20側のキー位置設定処理を示すフローチャートである。
図10は前記携帯機器(電子辞書)10での辞書追加処理に伴う表示動作を示す図であり、同図(A)は「○辞苑」での見出し語入力画面G1を示す図、同図(B)は追加辞書購入選択画面G2を示す図である。
図11は前記携帯機器(電子辞書)10の辞書追加処理に伴うキー位置設定処理での表示動作を示す図であり、同図(A)は辞書指定キー位置設定画面G3を示す図、同図(B)は辞書指定キー優先のキー位置設定である場合のメニュー位置設定画面Gmを示す図、同図(C)は辞書選択メニュー対象のキー位置設定である場合のメニュー位置設定画面Gmを示す図である。
携帯機器(電子辞書)10において、例えば図10(A)に示すように、辞書指定キー「国語辞典」17a1を操作すると、辞書キー位置テーブル12d(図3(A)参照)にて対応付けられた「○辞苑」の辞書データに基づく見出し語入力画面G1が表示される。
ここで、「シフト」キー17sと「メニュー」キー17mの操作により、辞書管理サーバ20への通信開始が指示されると(ステップA1)、通信部16からユーザPC30経由での接続か、または電送制御部15からの直接接続かが判断される(ステップA2)。
ここで、通信部16を介しUSB(Universal Serial Bus)ケーブルによってユーザPC30との接続が検知された場合には、当該ユーザPC30との通信接続処理が行われインターネットN上の辞書管理サーバ20にアクセスされる(ステップA3)。また、通信カードなどを使用した電送制御部15の接続が検知された場合には、当該電送制御部15を介して直接インターネットN上の辞書管理サーバ20に接続されアクセスされる(ステップA4)。
すると、内蔵辞書データメモリ12cに記憶されている内蔵された各辞書データおよび追加辞書データメモリ12gに既に追加されて記憶されている各辞書データが有る場合にはその追加の辞書データも含め、現在内蔵中の各辞書データのタイトルと追加辞書データメモリ12gにおいて追加記憶可能な空き容量とが辞書管理サーバ20へ送信される(ステップA5)。
辞書管理サーバ20において、前記携帯機器(電子辞書)10からの接続が検知されると(ステップB1)、当該携帯機器(電子辞書)10において送信された現在内蔵中の各辞書データのタイトルと追加記憶可能なメモリ空き容量とが受信され、顧客端末別購入情報メモリ22dnに記憶される(ステップB2)。
すると、この顧客端末別購入情報メモリ22dnに記憶されたアクセス中の携帯機器(電子辞書)10の内蔵中の各辞書以外でそのメモリ空き容量に応じて追加可能な各辞書データのタイトルが、各辞書情報メモリ22cに記憶されている個々の辞書データそれぞれの情報に基づき「国語辞書」「百科辞典」「漢和辞書」などの種類別に抽出される(ステップB3)。そして、前記携帯機器(電子辞書)10における各内蔵辞書のタイトルと共に、前記抽出された各追加可能辞書のタイトルおよびその容量/価格情報が携帯機器(電子辞書)10へ送信される(ステップB4)。
携帯機器(電子辞書)10では、前記辞書管理サーバ20から送信された当該携帯機器10の各内蔵辞書のタイトル、そして各追加可能辞書のタイトルおよびその容量/価格情報が受信されると、これらの受信情報は電子辞書追加情報メモリ12jに記憶される(ステップA6a)。
そして、前記辞書管理サーバ20より受信記憶された各追加可能辞書のそれぞれについて、当該携帯機器(電子辞書)10での記憶先のメモリを決定するための追加辞書推奨メモリ決定処理(図8参照)に移行される(ステップAX)。
この追加辞書推奨メモリ決定処理では、まず、前記辞書管理サーバ20より受信記憶された各追加可能辞書のうちの先頭辞書が指定され(ステップX1)、この指定された追加可能辞書(追加候補辞書)の利用者対象レベルが辞書利用者対象レベルテーブル12k(図6参照)から読み出される(ステップX2)。
また、この指定の追加可能辞書と同じ種類である内蔵辞書が特定され、その利用者対象レベルが前記辞書利用者対象レベルテーブル12k(図6参照)から読み出される(ステップX3)。
ここで、前記指定の追加可能辞書と同種の内蔵辞書が無いか否(有る)かが判断され(ステップX4)、指定の追加可能辞書と同種の内蔵辞書は無いと判断された場合には、この種類の辞書としては本携帯機器(電子辞書)10にこれまで搭載が無いため、当該追加可能辞書の推奨メモリは本体メモリである追加辞書データメモリ12gに設定される(ステップX4→X5)。
一方、前記指定の追加可能辞書と同種の内蔵辞書が有ると判断された場合には、前記ステップX2において読み出された当該追加可能辞書の利用者対象レベルに“上級”が含まれるか否か判断される(ステップX4→X6)。
ここで、前記指定の追加可能辞書の利用者対象レベルに“上級”が含まれると判断された場合には、例えば永年使用可能な辞書であるため、当該追加可能辞書の推奨メモリは本体メモリである追加辞書データメモリ12gに設定される(ステップX6→X7)。
さらに、前記指定の追加可能辞書と同種の内蔵辞書が有ると判断されると共に、当該追加可能辞書の利用者対象レベルに“上級”は含まれないと判断された場合には、この追加可能辞書の利用者対象レベルの上限レベルが前記ステップX3において読み出された同種の内蔵辞書の利用者対象レベルよりも低レベルであるか否か判断される(ステップX4→X6→X8)。
ここで、前記指定の追加可能辞書の利用者対象レベルの上限が同種の内蔵辞書の利用者対象レベルよりも低レベルであると判断された場合には、当該指定の追加可能辞書は例えばユーザがレベルアップする将来的には不要になると考えられるため、この追加可能辞書の推奨メモリは着脱して他の携帯機器(電子辞書)10で利用可能なメモリカード(外部記録媒体)13に設定される(ステップX8→X9)。
一方、前記指定の追加可能辞書の利用者対象レベルの上限が同種の内蔵辞書の利用者対象レベルと同等以上であると判断された場合には、例えば当該追加可能辞書は前記同種の内蔵辞書以上に永年使用できると考えられるため、この追加可能辞書の推奨メモリは本体メモリである追加辞書データメモリ12gに設定される(ステップX8→X10)。
こうして、先頭指定の追加可能辞書についての推奨メモリが決定されると、次の追加可能辞書の有無が判断され、当該次の追加可能辞書がある場合には、この追加可能辞書が新たに指定されて前記同様の処理により推奨メモリが決定される(ステップX11→X2〜X10)。
なお、前記追加可能辞書についての推奨メモリを決定する条件としては、前記ステップX4,X6,X8での条件判断に限らず、例えば追加辞書の利用者対象レベルが内蔵辞書の利用者対象レベルよりも低く且つ初級レベルである場合にメモリカード13として決定したり、追加辞書の利用者対象レベルが内蔵辞書の利用者対象レベルよりも低く且つ中級レベル以下である場合にメモリカード13として決定したりするなど、使用状況に応じて多様に設定すればよい。
この後、前記ステップX2〜X11による追加辞書の推奨メモリ決定処理が繰り返されることで、前記辞書管理サーバ20において抽出されダウンロード辞書の候補として受信記憶された各追加可能辞書それぞれの推奨メモリが決定される。
すなわち、本実施形態の携帯機器(電子辞書)10において、その内蔵辞書データメモリ12cに記憶されている各内蔵の辞書データを、前述した通り国語「○辞苑」:百科「マイ百科事典」:漢和「大漢字辞典」:英和「ジ○ニアス英和辞典」:和英「クラウ○和英辞典」:その他「英語類語辞典」とした場合に、辞書管理サーバ20において抽出された各追加可能辞書が、例えば国語「学習国語辞典」「明海国語辞典」:百科「学習百科事典」「ものしり百科事典」:漢和「漢字源」「マンガ漢字辞典」:英和「初級英和辞典」「リ○ダース英和辞典」:和英「ビジネス和英辞典」「ジュニアー和英辞典」:その他「IT用語辞典」である場合の各追加可能辞書についての推奨メモリは、前記推奨メモリ決定処理に従い次の通りに決定される。
例えば追加可能辞書(国語)の「学習国語辞典」は、同種の内蔵辞書「○辞苑」有り(ステップX4(No))、利用者対象レベルに“上級”無し(ステップX6(No))、同種内蔵辞書「○辞苑」の利用者対象レベル“中・上級”より低レベル“初級”(ステップX8(No))と判断されるので、当該追加可能辞書「学習国語辞典」は例えばユーザがレベルアップする将来的には不要になると考えられ、追加インストール後の推奨メモリはメモリカード(外部記録媒体)13に決定される(ステップX9)。
また、例えば追加可能辞書(百科)の「ものしり百科事典」は、同種の内蔵辞書「マイ百科事典」有り(ステップX4(No))、利用者対象レベルに“上級”無し(ステップX6(No))、同種内蔵辞書「マイ百科事典」の利用者対象レベル“初・中・上級”より低レベル“初級”(ステップX8(No))と判断されるので、当該追加可能辞書「ものしり百科事典」についても例えばユーザがレベルアップする将来的には不要になると考えられ、追加インストール後の推奨メモリはメモリカード(外部記録媒体)13に決定される(ステップX9)。
また、他の追加可能辞書である例えば(漢和)「マンガ漢字事典」、(英和)「初級英和辞典」の何れの場合も、前記同様に例えばユーザがレベルアップする将来的には不要になると考えられ、追加インストール後の推奨メモリはメモリカード(外部記録媒体)13に決定される(ステップX9)。
さらに、例えば追加可能辞書(その他)の「IT用語事典」は、同種の内蔵辞書無し(ステップX4(Yes))と判断されるので、この種類の辞書としては本携帯機器(電子辞書)10にこれまで搭載が無いため、当該追加可能辞書の推奨メモリは本体メモリである追加辞書データメモリ12gに設定される(ステップX4→X5)。
こうした追加辞書の推奨メモリ決定処理により、前記辞書管理サーバ20において抽出され受信記憶された各追加可能辞書に対応する推奨メモリが、例えば国語「学習国語辞典(カード)」「明海国語辞典(カード)」:百科「学習百科事典(カード)」「ものしり百科事典(カード)」:漢和「漢字源(本体)」「マンガ漢字辞典(カード)」:英和「初級英和辞典(カード)」「リ○ダース英和辞典(本体)」:和英「ビジネス和英辞典(本体)」「ジュニアー和英辞典(カード)」:その他「IT用語辞典(本体)」として決定されると、図10(B)に示すように、左エリアに現在内蔵中の種類別の辞書タイトル、右エリアに各追加可能辞書のタイトルを同種類別にその推奨メモリ/データ容量/価格と共に表配列にした追加辞書購入選択画面G2が表示される(ステップA6a)。
この際、前記推奨メモリ決定処理に従い決定され、各追加可能辞書に対応付けられて表示された推奨メモリ(カード/本体)は、図10(B1)に示すように、当該推奨メモリの表示エリアにカーソルを合わせて「スーパージャンプ」キー17jを操作することで、そのキー操作毎にカード又は本体の何れか一方に任意に変更されて表示される。
このように、追加辞書購入選択画面G2が表示部18に表示された状態で、カーソルキー17kおよび「訳/決定」キー17yの操作により所望の追加可能辞書がユーザ選択されて指定され、反転表示(黒丸表示)などにより識別表示されると、この識別表示された追加購入対象辞書それぞれのデータ容量/価格から、残りのメモリ空き容量(残容量)および合計購入価格が計算され、「残量/金額計」の欄に表示される(ステップA7)。
そして、ユーザ所望の追加の辞書が選択識別表示された状態で「訳/決定」キー17yの操作により追加辞書の購入の決定が行われると、図11(A)に示すように、辞書指定キー位置設定画面G3が表示される。この辞書指定キー位置設定画面G3において、入力部17における英数キーの操作によりユーザのクレジット番号が入力されると、前記選択決定された追加の辞書タイトル及び合計購入金額と共に、入力されたユーザのクレジット番号は辞書管理サーバ20へ送信され(ステップA8)、図9(A)における追加辞書のキー位置設定処理に移行される(ステップAC)。
辞書管理サーバ20において、前記携帯機器(電子辞書)10から送信された追加要求の各種辞書タイトル及び合計購入金額、クレジット番号が受信されると、アクセス中の携帯機器10に対応する顧客端末別購入情報メモリ22dnに記憶されているユーザ個人情報22dn3に基づき、受信されたクレジット番号が認証され(ステップB5)、図9(B)における追加辞書のキー位置設定処理に移行される(ステップBD)。
なお、本実施形態において、携帯機器(電子辞書)10のユーザは、例えば購入時は大人で現在その子供への移行段階にあるものとし、内蔵辞書データメモリ12cには、例えば前述の通り「○辞苑」「マイ百科事典」「大漢字辞典」「ジ○ニアス英和辞典」「クラウ○和英辞典」「英語類語辞典」が各内蔵辞書として記憶されている。そして、辞書キー位置テーブル12dには、図3(A)で示したように、各辞書指定キー「国語」17a1〜「和英」17a5に対応した辞書として前記各内蔵辞書「○辞苑」〜「クラウ○和英辞典」が設定され、辞書キー(シフト後)位置テーブル12eは、図4(A)で示したように、未設定となっている。
さらに、メニュー位置テーブル12fには、図5(A)で示したように、その先頭の配列位置[A]に「英語類語辞典」が設定されている。
そして、今回の辞書追加処理における子供レベルへのユーザ移行に伴う追加の辞書としては、「国語」「百科」「漢和」「英和」「和英(指定なし)」「その他」の各種類において「学習国語辞典」「ものしり百科事典」「マンガ漢字辞典」「初級英和辞典」「IT用語事典」が選択指定されたものとする。
図9に示す追加辞書のキー位置設定処理が起動されると、前記指定の追加辞書を呼び出すための操作位置を、辞書選択メニュー画面M(図15参照)上のみとするか、又は辞書指定キー17anの位置優先とするかが、例えば前記図11(A)で示した辞書指定キー位置設定画面G3上での項目選択に応じて判断される(ステップC1)。
ここで、辞書指定キー17anに優先的に対応付けた追加辞書の位置設定であると判断されると、前記追加辞書のうちで先頭の辞書「学習国語辞典」が指定され(ステップC1→C2)、その辞書の種類が「国語」であることが検知される(ステップC3)。
すると、この「国語」の種類の内蔵辞書が有るか否か判断され(ステップC4)、この場合には、「国語」の内蔵辞書として「○辞苑」があると判断され、この内蔵辞書「○辞苑」が対応付けられて設定されている辞書キー位置テーブル12d(図3(A)参照)の辞書指定キー「国語」17a1の位置に、図3(B)に示すように、前記追加の辞書「学習国語辞典」が対応付けられて変更設定される(ステップC4→C5)。
そして、前記辞書追加前まで辞書キー位置テーブル12d(図3(A)参照)の辞書指定キー「国語」17a1に対応付けられて設定されていた内蔵の辞書「○辞苑」のキー位置は、図4(B)に示すように、辞書キー(シフト後)位置テーブル12eにおける「国語」のシフト後設定位置に変更設定される(ステップC6)。
すると、次の追加辞書「ものしり百科事典」が指定され(ステップC8)、その辞書の種類が「百科」であることが検知される(ステップC3)。
すると、この「百科」の種類の内蔵辞書が有るか否か判断され(ステップC4)、この場合には、「百科」の内蔵辞書として「マイ百科事典」があると判断され、この内蔵辞書「マイ百科事典」が対応付けられて設定されている辞書キー位置テーブル12d(図3(A)参照)の辞書指定キー「百科」17a2の位置に、図3(B)に示すように、前記追加の辞書「ものしり百科事典」が対応付けられて変更設定される(ステップC4→C5)。
そして、前記辞書追加前まで辞書キー位置テーブル12d(図3(A)参照)の辞書指定キー「百科」17a2に対応付けられて設定されていた内蔵の辞書「マイ百科事典」のキー位置は、図4(B)に示すように、辞書キー(シフト後)位置テーブル12eにおける「百科」のシフト後設定位置に変更設定される(ステップC6)。
すると、次の追加辞書「マンガ漢字辞典」が指定され(ステップC8)、その辞書の種類が「漢和」であることが検知される(ステップC3)。
すると、この「漢和」の種類の内蔵辞書が有るか否か判断され(ステップC4)、この場合には、「漢和」の内蔵辞書として「大漢字辞典」があると判断され、この内蔵辞書「大漢字辞典」が対応付けられて設定されている辞書キー位置テーブル12d(図3(A)参照)の辞書指定キー「漢和」17a3の位置に、図3(B)に示すように、前記追加の辞書「マンガ漢字辞典」が対応付けられて変更設定される(ステップC4→C5)。
そして、前記辞書追加前まで辞書キー位置テーブル12d(図3(A)参照)の辞書指定キー「漢和」17a3に対応付けられて設定されていた内蔵の辞書「大漢字辞典」のキー位置は、図4(B)に示すように、辞書キー(シフト後)位置テーブル12eにおける「漢和」のシフト後設定位置に変更設定される(ステップC6)。
すると、さらに次の追加辞書「初級英和辞典」が指定され(ステップC8)、その辞書の種類が「英和」であることが検知される(ステップC3)。
すると、この「英和」の種類の内蔵辞書が有るか否か判断され(ステップC4)、この場合には、「英和」の内蔵辞書として「ジ○ニアス英和辞典」があると判断され、この内蔵辞書「ジ○ニアス英和辞典」が対応付けられて設定されている辞書キー位置テーブル12d(図3(A)参照)の辞書指定キー「英和」17a4の位置に、図3(B)に示すように、前記追加の辞書「初級英和辞典」が対応付けられて変更設定される(ステップC4→C5)。
そして、前記辞書追加前まで辞書キー位置テーブル12d(図3(A)参照)の辞書指定キー「英和」17a4に対応付けられて設定されていた内蔵の辞書「ジ○ニアス英和辞典」のキー位置は、図4(B)に示すように、辞書キー(シフト後)位置テーブル12eにおける「英和」のシフト後設定位置に変更設定される(ステップC6)。
この後、さらに次の追加辞書「IT用語事典」が指定され(ステップC8)、その辞書の種類が「その他」であることが検知され(ステップC3)、同種の内蔵辞書が存在しないと判断された場合には(ステップC4)、図5(B)に示すように、当該追加辞書「IT用語事典」を呼び出すためのキー位置は、メニュー位置テーブル12fの空きエリア[B]に設定される(ステップC7)。
そして、ステップC8において、キー位置が未設定である次の追加辞書無しと判断されると、図11(A)で示した辞書指定キー位置設定画面G3において、前記辞書キー位置テーブル12dに基づきキー位置が設定された各辞書指定キー「国語」17a1〜「和英」17a5と各追加の辞書との対応位置(ノーマル:H)、および前記辞書キー(シフト後)位置テーブル12eに基づきシフト機能を伴うキー位置が設定された各辞書指定キー「国語」17a1〜「和英」17a5と各内蔵の辞書との対応位置(シフト後:Hs)をそれぞれ任意に変更設定可能な状態になる(ステップC9)。
例えば、図11(A1)に示すように、各辞書指定キー「国語」17a1〜「和英」17a5に対応表示された各内蔵辞書の表示位置(シフト後:Hs)を、所望の位置変更を行いたい各辞書表示エリア間(「○辞苑」と「大漢字辞典」間)でカーソルキー17k及びスーパージャンプキー17jを操作して入れ替え、「訳/決定」キー17yを操作することで、適宜更新されて表示される(ステップC9)。
また、「次ページ」キー17puの操作に応じて、図11(B)で示したメニュー位置設定画面Gmが表示され、このメニュー位置設定画面Gmにおいて表示された各辞書の配列位置は、所望の位置変更を行いたい各辞書表示位置間でカーソルキー17k及びスーパージャンプキー17jを操作することで入れ替えられ、「訳/決定」キー17yを操作することで更新されて表示される(ステップC9)。
すると、前記辞書指定キー位置設定画面G3での辞書表示位置の変更に伴い前記辞書キー位置テーブル12d(図3(B)参照)上および辞書キー(シフト後)位置テーブル12e(図4(B)参照)上での入れ替え対象辞書(例えば「○辞苑」と「大漢字辞典」)の位置が変更設定され、メモリ12にインストールされる(ステップ10)。
一方、前記ステップC1における辞書指定キー位置設定画面G3(図11(A)参照)上での項目選択に応じて、辞書選択メニュー画面M(図15参照)を対象とする追加辞書の位置設定であると判断されると、当該5つの追加辞書「学習国語辞典」〜「IT用語事典」を呼び出すためのキー位置は、図11(C)に示すように、メニュー位置テーブル12fの空きエリア[B]〜[F]に順次設定され、メニュー位置設定画面Gmとして表示される(ステップC1→C11)。
このメニュー位置設定画面Gmにおいて表示された各辞書の配列位置は、所望の位置変更を行いたい各辞書表示位置間でカーソルキー17k及びスーパージャンプキー17jを操作することで入れ替えられ、「訳/決定」キー17yを操作することで更新されて表示される(ステップC9)。
すると、前記メニュー位置設定画面Gm上での表示配列位置の変更に伴い前記メニュー位置テーブル12f(図5(B)参照)上での入れ替え対象辞書の位置が変更設定され、メモリ12にインストールされる(ステップC10)。
すなわち、選択購入された追加の各辞書を呼び出すためのキー位置は、それまで内蔵の各辞書が対応付けられて設定されていた各辞書指定キー17a1〜17a5の種類毎に新たに対応付けられて設定され、代わって前記内蔵の各辞書を呼び出すためのキー位置は、シフト機能を伴う各辞書指定キー17a1〜17a5に対応付けられて設定されると共に、辞書指定キー17anの種類にはない追加の辞書については辞書選択メニュー画面M(図15参照)上の空きエリアに順次設定されるもので(ステップC1→C8)、前記辞書指定キー17a1〜17a5のそれぞれに対応する追加辞書のキー位置および内蔵辞書のシフト後のキー位置や辞書選択メニュー画面M(図15参照)上での追加辞書の配列表示位置は、ユーザの希望により適宜変更されて更新表示され(ステップC9)、辞書キー位置テーブル12dおよび辞書キー(シフト後)位置テーブル12eやメニュー位置テーブル12fに更新設定されてインストールされる(ステップC10)。
このような、追加辞書のキー位置設定処理(ステップAC/BD)によって、各追加の辞書およびそれまでの各内蔵辞書それぞれを呼び出すためのキー位置が、例えば図3(B),図4(B),図5(B)で示したように、辞書キー位置テーブル12d,辞書キー(シフト後)位置テーブル12e,メニュー位置テーブル12fとして更新設定されると、辞書管理サーバ20の顧客端末別購入情報メモリ22dnに記憶されているアクセス先の携帯機器(電子辞書)10に対応する追加辞書情報22dn2に従い、購入対象である各追加の辞書データが種類別辞書データベース22bから読出され、当該アクセス先の携帯機器(電子辞書)10へ送信される(ステップB6)。
すると、携帯機器(電子辞書)10では、前記辞書管理サーバ20から送信された各追加の辞書データが受信され、当該各追加の辞書データそれぞれについて前記推奨メモリ決定処理(図8参照)にて決定された推奨メモリ(「学習国語辞典(カード)」「ものしり百科事典(カード)」「マンガ漢字辞典(カード)」「初級英和辞典(カード)」「IT用語辞典(本体)」)に従い、メモリ12内の追加辞書データメモリ12gやメモリカード(外部記録媒体)13に適切に振り分けられてインストールされる(ステップA9)。
なお、携帯機器(電子機器)10での追加辞書のキー位置設定およびその設定位置の変更による更新表示に伴い、当該携帯機器(電子機器)10自らが辞書キー位置テーブル12d,辞書キー(シフト後)位置テーブル12e,メニュー位置テーブル12fの更新設定処理を行わない場合には、前記ステップC9におけるシフト機能を伴わない各辞書指定キー17a1〜17a5およびシフト機能を伴う各辞書指定キー17a1〜17a5と各辞書との対応付けの更新表示情報、およびメニュー位置設定画面Gmでの各辞書の配列の更新表示情報は、辞書管理サーバ20へ送信される(ステップC10′)。
すると、辞書管理サーバ20では、前記携帯機器(電子辞書)10から受信されたシフト機能を伴わない各辞書指定キー17a1〜17a5およびシフト機能を伴う各辞書指定キー17a1〜17a5と各辞書との対応付けの更新表示情報、およびメニュー位置設定画面Gmでの各辞書の配列の更新表示情報に従い、これに対応した辞書キー位置テーブル12d,辞書キー(シフト後)位置テーブル12eおよびメニュー位置テーブル12fを作成する(ステップD10′)。
そして、顧客端末別購入情報メモリ22dnに記憶されているアクセス先の携帯機器(電子辞書)10に対応する追加辞書情報22dn2に従い、購入対象である各追加の辞書データを種類別辞書データベース22bから読出し、前記更新作成された辞書キー位置テーブル12d,辞書キー(シフト後)位置テーブル12eおよびメニュー位置テーブル12fと共に当該アクセス先の携帯機器(電子辞書)10へ送信する(ステップB6)。
すると、携帯機器(電子辞書)10では、前記辞書管理サーバ20から送信された更新後の辞書キー位置テーブル12d,辞書キー(シフト後)位置テーブル12eおよびメニュー位置テーブル12fが受信されてメモリ12内の対応エリアにインストールされると共に、各追加の辞書データが受信され、当該各追加の辞書データそれぞれについて前記推奨メモリ決定処理(図8参照)にて決定された推奨メモリ(「学習国語辞典(カード)」「ものしり百科事典(カード)」「マンガ漢字辞典(カード)」「初級英和辞典(カード)」「IT用語辞典(本体)」)に従い、メモリ12内の追加辞書データメモリ12gやメモリカード(外部記録媒体)13に適切に振り分けられてインストールされる(ステップA9)。
これにより、携帯機器(電子辞書)10では、前記追加辞書購入選択画面G2(図10(B)参照)において選択指定した各追加の辞書データ「学習国語辞典」「ものしり百科事典」「マンガ漢字辞典」「初級英和辞典」「IT用語事典」が、辞書管理サーバ20からダウンロードされてメモリ12内の追加辞書データメモリ12gとメモリカード(外部記録媒体)13に各辞書利用対象レベルに応じ適切に振り分けられてインストールされた状態になるのと共に、当該各追加の辞書をそれまでの各内蔵辞書と同様のキー操作により呼び出して使用するための辞書キー位置テーブル12d(図3(B)参照)が設定され、前記辞書指定キー位置設定画面G3(図11(A)参照)でのユーザ任意の変更操作に応じて更新設定された状態となる。
図12は前記携帯機器(電子辞書)10による辞書表示処理を示すフローチャートである。
図13は前記携帯機器(電子辞書)10での辞書表示処理に伴う追加辞書インストール前の各辞書呼び出しのためのキー位置状態を示す図である。
図14は前記携帯機器(電子辞書)10での辞書表示処理に伴う追加辞書インストール後の各辞書呼び出しのためのキー位置状態を示す図である。
図15は前記携帯機器(電子辞書)10での辞書表示処理に伴う追加辞書インストール前後の辞書選択メニュー画面Mを対比して示す図であり、同図(A)は追加辞書インストール前の辞書選択メニュー画面Mを示す図、同図(B)は追加辞書インストール後の辞書選択メニュー画面Mを示す図である。
辞書データを使用した各種用語の訳語検索や内容検索などを行う場合に、辞書表示処理が起動されると、追加辞書データメモリ12g内に追加の辞書データがインストールされて記憶されているか否か、つまり追加の辞書が有るか否か判断される(ステップE1)。
ここで、追加の辞書無しと判断された場合には、通常の辞書表示処理に移行され、辞書指定キー17anの操作に応じて辞書キー位置テーブル12d(図3(A)参照)が参照され、内蔵辞書データメモリ12cに記憶されている各種内蔵辞書の中の所望の種類の辞書データが内蔵辞書データメモリ12cから呼び出され、検索対象である見出し語の入力表示状態となる。
例えば図13の(1)に示すように、内蔵辞書データ12cとして「国語:○辞苑」「百科:マイ百科事典」「漢和:大漢字辞典」「英和:ジ○ニアス英和辞典」「和英:クラウ○和英辞典」「その他:英語類語辞典」が予め記憶されている追加辞書インストール前の携帯機器(電子辞書)10にあっては、辞書キー位置テーブル12d(図3(A)参照)に基づき各辞書指定キー17a1〜17a5の対応位置に辞書メニューHが表示される。この辞書メニューHに応じて所望の辞書「○辞苑」の辞書指定キー「国語」17a1を操作すると、当該指定の内蔵辞書データ「○辞苑」が読み出され、これに従った見出し語入力画面G1の表示状態となる。
なお、図11(2)に示すように、シフトキー17sを操作すると、辞書キー(シフト後)位置テーブル12e(図4(A)参照)に基づき各辞書指定キー17anそれぞれの位置に対応した辞書表示エリアを有するシフト後辞書メニューHsが、前記図11(1)で示した辞書メニューHに代わって表示部18の下段に沿って表示される。
この場合、本実施形態における追加辞書インストール前のシフト後辞書メニューHsでは、辞書キー(シフト後)位置テーブル12e(図4(A)参照)には何の内蔵辞書の設定もないので、「メニュー」キー17mの対応位置にのみ当該キー17mによるシフト後機能である「通信機能」と表示される。
また、メニューキー17mを操作すると、図15(A)に示すように、メニュー位置テーブル12f(図5(A)参照)に従った順序で各内蔵辞書のタイトルが配列された辞書選択メニュー画面Mが表示されるが、本実施形態における追加辞書インストール前の辞書選択メニュー画面Mでは、メニュー位置テーブル12f(図5(A)参照)には「[A]英語類語辞典」のみ設定されて表示される。
なお、この辞書選択メニュー画面Mにおいて内蔵辞書タイトルの表示がある場合に、カーソルキー17kを操作して所望の辞書タイトルを指定すると、当該指定の内蔵辞書データが読み出されて見出し語入力画面G1の表示状態となる。
一方、前記ステップE1において、追加辞書データメモリ12g内に追加の辞書データがインストールされて記憶されていると判断された場合には、メニューキー17mの操作検出状態であるか(ステップE2(Yes))、またはシフトキー17sの操作検出状態であるか(ステップE3(Yes))が判断される。
ここで、前記メニューキー17mおよびシフトキー17sの何れのキー検出も無いと判断されると、図14の(1)に示すように、辞書キー位置テーブル12d(図3(B)参照)に従い各辞書指定キー「国語」17a1〜「和英」17a5それぞれの位置に対応した種類の追加辞書中心の辞書タイトル表示エリアを有する辞書メニューHが表示部18の下段に沿って表示される(ステップE2→E3→E4)。
ここで、例えば辞書指定キー「国語辞典」17a1を操作すると、当該辞書指定キー「国語辞典」17a1の操作位置に対応するところの辞書メニューH上に表示されている追加辞書の辞書データ「学習国語辞典」がメモリカード13から読出され、その見出し語入力画面G1の表示状態となる(ステップE6→E7)。
また、追加の辞書がインストールされている場合に、シフトキー17sの操作が検知判断された場合には、図14の(2)に示すように、辞書キー(シフト後)位置テーブル12e(図4(B)参照)に従い各辞書指定キー「国語」17a1〜「和英」17a5それぞれの位置に対応した種類の内蔵辞書タイトルの表示エリアを有するシフト後辞書メニューHsが表示部18の下段に沿って表示される(ステップE3→E8)。
このシフト後辞書メニューHsの表示に合わせて、例えば辞書指定キー「国語辞典」17a1を操作すると、当該辞書指定キー「国語辞典」17a1の操作位置に対応するところのシフト後辞書メニューHs上に表示されている内蔵辞書の辞書データ「○辞苑」が内蔵辞書データメモリ12cから読出され、その見出し語入力画面G1の表示状態となる(ステップE10→E11)。
また、追加の辞書がインストールされている場合に、メニューキー17mの操作が検知判断された場合には(ステップE2/E5/E9)、図15(B)に示すように、追加辞書によるキー位置設定後のメニュー位置テーブル12f(図5(B)参照)に従った順序で各追加辞書のタイトルが配列された辞書選択メニュー画面Mが表示される(ステップE12)。
そして、この辞書選択メニュー画面Mにおいて、カーソルキー17kを操作して所望の辞書タイトル(「英語類語辞典」又は「IT用語事典」)を選択指定することで、当該指定の辞書データが内蔵辞書データメモリ12c又は追加辞書データメモリ12gから読み出されて見出し語入力画面G1の表示状態となる(ステップE13→E14)。
そして、前記辞書指定キー17anの直接操作に応じた辞書データの読出しに伴う見出し語入力画面G1、または前記シフトキー17s操作後の辞書指定キー17anの操作に応じた辞書データの読出しに伴う見出し語入力画面G1、または辞書選択メニュー画面M上での選択操作に応じた辞書データの読出しに伴う見出し語入力画面G1において、検索対象となる見出し語を文字入力すると(ステップE16)、これにより入力された見出し語の文字列が前記内蔵辞書データメモリ12cや追加辞書データメモリ12gあるいはメモリカード13から読み出された辞書データから検索され、その見出し語に対応する訳語や意味内容等の対応情報が表示される(ステップE17)。
この場合、前記各内蔵の辞書データ12cを辞書指定キー17anやシフトキー17s,メニューキー17mを使用して選択的に呼び出して辞書検索処理を行う場合と、各追加の辞書データ12gを同辞書指定キー17anやシフトキー17s,メニューキー17mを使用して選択的に呼び出して辞書検索処理を行う場合とで、そのキー操作の手順ややり方は全く変わらず、しかも追加辞書のキー位置はそれまで内蔵辞書のキー位置であった辞書指定キー17anのダイレクト操作に対応付けられて優先的に設定されるので、追加辞書のインストール後であっても、同インストール前と同じ使い勝手で、レベルアップした所望の辞書データを使用した検索処理が行えるようになる。
したがって、前記構成の携帯機器(電子辞書)10における辞書追加機能によれば、初期の購入ユーザのレベル(例えば大人)に応じた各種(「国語」「百科」「漢和」「英和」「和英」)の辞書データ(「○辞苑」「マイ百科事典」「大漢字辞典」「ジ○ニアス英和辞典」「クラウ○和英辞典」)が内蔵辞書データメモリ12cに予め記憶され検索使用される。この後、例えば対象ユーザの変更(例えば子供)に伴い通信ネットワーク(インターネット)N上の辞書管理サーバ20またはユーザPC30を介したCD−ROMから各種所望のレベルの追加の辞書データ(例えば「学習国語辞典」「ものしり百科事典」「マンガ漢字辞典」「初級英和辞典」「IT用語事典」)を選択的にダウンロードしてインストールする場合には、辞書利用者対象レベルテーブル12kに記憶された各種各辞書それぞれの利用者対象レベル(初・中・上級)に基づき、各種の追加辞書毎にインストールして記憶すべき推奨メモリが内部メモリである追加辞書データメモリ12gかまたはメモリカード(外部記憶媒体)13かが決定される。そして、各種それぞれの追加の辞書データは、例えば同種の内蔵辞書がない場合、同種の内蔵辞書があっても追加辞書の利用者対象レベルに上級が含まれる場合、上級レベルでなくても同種の内蔵辞書の利用者対象レベル以上である場合において内部メモリである追加辞書データメモリ12gに記憶され、同種の内蔵辞書の利用者対象レベルより低レベルである場合にメモリカード13に記憶されるので、永年的に使用可能性のある追加の辞書データについては内部メモリに記憶保存して将来にわたり直接利用することでき、利用ユーザのレベルアップに伴い将来的に不要になる追加の辞書データについては外部記憶媒体13に記憶保存して容易に貸したり譲ったりすることができるようになる。
また、前記構成の携帯機器(電子辞書)10における辞書追加機能によれば、各追加の辞書毎に決定された推奨メモリの情報(カードまたは本体)は、各種別にその追加可能な辞書が一覧表示される追加辞書購入選択画面G2上にて当該追加可能な選択対象辞書にそれぞれ対応付けられて表示されるので、各種の追加の辞書をユーザが選択する段階で当該各追加の辞書データの記憶先が何処であるかを容易に確認できるようになる。
また、前記構成の携帯機器(電子辞書)10における辞書追加機能によれば、追加辞書購入選択画面G2上にて表示設定された各追加可能辞書毎の推奨メモリ(カードまたは本体)は、当該推奨メモリの表示位置にカーソルを合わせてジャンプキー17jを操作することで変更されて表示設定されるので、ユーザ自身で任意に追加辞書の記憶保存先をカードまたは本体の何れかに設定することもできる。
なお、前記実施形態では、追加辞書をダウンロードしてインストールする携帯機器(電子辞書)10の側において、その辞書追加処理に伴う追加辞書の推奨メモリ決定処理を実行する構成としたが、辞書利用者対象レベルテーブル12kを辞書管理サーバ20にて記憶し、当該辞書管理サーバ20において、携帯機器(電子辞書)10から受信した各内蔵辞書の利用者対象レベルと各内蔵辞書および携帯機器10側の空き容量に応じて抽出された各追加可能辞書の利用者対象レベルとに基づき各追加可能辞書の推奨メモリ決定処理を実行し、この各追加可能辞書の推奨メモリ決定情報を当該各追加可能辞書情報と共に携帯機器10側へ送信し前記追加辞書購入選択画面G2として表示させる構成としてもよい。
なお、前記各実施形態において記載した携帯機器(電子辞書)10および辞書管理サーバ20による各処理の手法、すなわち、図7のフローチャートに示す辞書追加処理、図8のフローチャートに示す当該辞書追加処理に伴う追加辞書の推奨メモリ決定処理、図9のフローチャートに示す前記辞書追加処理に伴う追加辞書のキー位置設定処理、図12のフローチャートに示す辞書表示処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体13(23)に格納して配布することができる。そして、通信ネットワーク(インターネット)Nとの通信機能を備えた種々のコンピュータ端末は、この外部記録媒体13(23)に記憶されたプログラムを記録媒体読書(読取)部14(24)によってメモリ12(22)に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明した辞書追加機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(インターネット)N上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(インターネット)Nに接続されたコンピュータ端末(プログラムサーバ)から前記のプログラムデータを取り込み、前述した辞書追加機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
なお、本願発明の電子辞書装置とは、一般的な電子辞書、電子ブックの他に、携帯電話、電子手帳、パソコンなど、辞書機能を搭載した各種の電子機器を含むものである。