JP4465704B2 - サイホンジェット式便器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自然吸気により気泡を混入した洗浄水を吐出するジェット吐出部を備えたサイホンジェット式便器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、気泡を混入した洗浄水を吐出するジェット吐出部を備えたサイホンジェット式便器が知られている(例えば特許文献1参照。)。このサイホンジェット式便器は、洗浄水量の低減を図ることができ、また、トラップ部の流入口から侵入した空気を分裂させることにより、サイホン作用終了時に発生していたサイホン切れ音を低減することができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−173309号公報(第1頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の気泡混入サイホンジェット式便器は、空気混入量の調整はできたが、ジェット吐出部の開口面積の調整はできなかった。そのため、自然吸気により気泡を混入させた洗浄水を吐出する際と洗浄水のみを吐出する際とのどちらにもおいて、同一のジェット吐出部から洗浄水を吐出しなければならず、エネルギー効率が悪かった。その結果、自然吸気により気泡を混入させた洗浄水を吐出した後に洗浄水のみを吐出する場合において、洗浄水の流量を大きくしなければ、洗浄能力が劣ることがあった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、洗浄能力を保持したままで、洗浄水量の低減及びサイホン切れ音の低減を図ることができるサイホンジェット式便器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載のサイホンジェット式便器は、ジェット給水の流路であるジェット流路部と、該ジェット流路部の一端にジェット給水を吐出するジェット吐出部と、該ジェット流路部に前記ジェット流路部の流路面積を縮小する絞り部と、該絞り部の近傍に自然吸気により空気を吸引する流路である空気吸引流路部と、さらに、前記絞り部の上流側である前記ジェット流路部に流路が分岐する分岐部と、該分岐部を一端とする流路を形成する分岐流路部と、該分岐流路の他端に洗浄水吐出部とを備え、空気を混入させた洗浄水である気泡混入水を該ジェット吐出部から吐出するサイホンジェット式便器において、ジェット給水時に、洗浄水のみを吐出しトラップ部を満水状態にしてサイホン作用を発生させる前記洗浄水吐出部の開口面積と、サイホン作用が発生した後に気泡混入水を吐出する前記ジェット吐出部の開口面積と、を異ならせ、前記ジェット吐出部の開口面積を前記洗浄水吐出部の開口面積より大きくしたことを特徴とする。
本発明によれば、請求項1記載のサイホンジェット式便器は、ジェット給水時に、気泡混入水を吐出する前記ジェット吐出部の開口面積と、洗浄水のみを吐出する洗浄水吐出部の開口面積とを異ならせることができる。
したがって、気泡混入水を吐出する際と洗浄水のみを吐出する際のどちらにおいても、最適な開口面積、すなわちジェット吐出部の開口面積を洗浄水吐出部の開口面積より大きくすることにより吐出することができ、エネルギー効率が高い。そのため、洗浄能力を保持したままで、気泡混入水の吐出及び洗浄水のみの吐出を切り替えることができ、洗浄水量の低減及びサイホン切れ音の低減を図ることができる。
【0006】
また、請求項2記載のサイホンジェット式便器は、請求項1記載のサイホンジェット式便器において、前記ジェット吐出部からの洗浄水の吐出流量と前記洗浄水吐出部からの洗浄水の吐出流量を制御する吐出制御部を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、請求項1記載のサイホンジェット式便器において、前記絞り部の上流側である前記ジェット流路部に流路が分岐する分岐部を備え、該分岐部を一端とする流路を形成する分岐流路部を備え、該分岐流路の他端に前記洗浄水吐出部を備えるとともに、前記ジェット吐出部からの洗浄水の吐出流量と前記洗浄水吐出部からの洗浄水の吐出流量を制御する吐出制御部を設けることができる。
したがって、ジェット吐出部から気泡混入水を吐出するとともに、別に設けた洗浄水吐出部から洗浄水のみを吐出することができ、気泡混入水を吐出する際と洗浄水のみを吐出する際のどちらにおいても、最適な開口面積により吐出することができ、エネルギー効率が高い。
そのため、洗浄能力を保持したままで、気泡混入水の吐出及び洗浄水のみの吐出を切り替えることができ、洗浄水量の低減及びサイホン切れ音の低減を図ることができる。
【0007】
また、請求項3記載のサイホンジェット式便器は、請求項2記載のサイホンジェット式便器において、前記空気吸引流路部に空気吸引流量を制御する空気吸引制御部を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、請求項2記載のサイホンジェット式便器において、前記空気吸引流路部に空気吸引流量を制御する空気吸引制御部を設けることができる。
したがって、空気吸引制御部により空気吸引流量を制御することができ、最適な気泡混入率で気泡混入水を吐出することができる。
そのため、洗浄水量の低減及びサイホン切れ音の低減の効率化を図ることができる。
【0008】
また、請求項4記載のサイホンジェット式便器は、請求項3記載のサイホンジェット式便器において、前記吐出制御部と前記空気吸引制御部とを連動させたことを特徴とする。
本発明によれば、請求項3記載のサイホンジェット式便器において、前記吐出制御部と前記空気吸引制御部とを連動させることができる。
したがって、空気吸引制御部により空気吸引流量を制御することができると同時に、吐出制御部により洗浄水量を制御することができるので、最適な洗浄水量及び気泡混入率で気泡混入水を吐出することができる。
そのため、洗浄水量の低減及びサイホン切れ音の低減の効率化を図ることができる。
【0009】
また、請求項5記載のサイホンジェット式便器は、前記ジェット吐出部を、トラップ部の流入口の上部に対向した位置である流入口対向部に連通させたことを特徴とする。
本発明によれば、請求項2から4のいずれか1項記載のサイホンジェット式便器において、前記ジェット吐出部を、トラップ部の流入口の上部に対向した位置である流入口対向部に連通させることができる。
したがって、ジェット吐出部から、トラップ部の流入口の上部に向けて気泡混入水を吐出することができる。
そのため、サイホン切れ音の低減の効率化を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面にそって本発明に係る実施例を説明する。
図1は、洗浄水のみを吐出する洗浄水吐出口と気泡混入水を吐出するジェット吐出口とを開口面積を異ならせて設けた本発明のサイホンジェット式便器の第一実施例を示す縦断面図である。
図1において、サイホンジェット式便器1は、ボウル部2とトラップ部3を有する。給水管4は給水のON/OFFを行う給水弁5を有するとともに分岐して、リム給水のON/OFFを行うリム給水弁6およびジェット給水のON/OFFを行うジェット給水弁7の一端に接続する。リム給水弁6の他端はリム給水管8を介してリム通水路9へ接続し、ジェット給水弁7の他端はジェット流路であるジェット流路部10へ接続する。ジェット流路部10は、流路が分岐する分岐部11を備え、その分岐部11を一端とする流路を形成する分岐流路部12を備え、その分岐流路部12の他端に洗浄水のみを吐出する洗浄水吐出部13を備える。
また、分岐部11を一端とする流路は、流路面積を縮小する絞り部14を介して、トラップ部3の流入口の上部に対向した位置に連通したジェット吐出部15に接続するとともに、絞り部14の近傍に自然吸気により空気を吸引する流路である空気吸引流路部16を備える。
そして、分岐部11には、洗浄水吐出部13からの洗浄水の吐出流量とジェット吐出部15からの洗浄水の吐出流量を制御する吐出制御部17を設け、空気吸引流路部16に空気吸引流量を制御する空気吸引制御部18を設けるとともに、吐出制御部17と空気吸引制御部18とを連動させて備える。分岐制御部17は、給水弁5、リム給水弁6及びジェット給水弁7とともに、制御部19に連動しており、制御部19は、操作部(図示しない)からの洗浄起動入力で、作動するように設ける。
【0014】
操作部の洗浄スイッチ等が押されて洗浄起動入力が制御部19に与えられると、まず制御部19は、給水弁5とリム給水弁6を開弁状態に駆動する。これにより、洗浄水がリム給水管8およびリム通水路9を介して、リム通水路9の下部に設けられた複数のリム射水孔(図示しない)からボウル部2に供給され、ボウル部2の洗浄が行われるとともに、ボウル部2の水位が上昇する。
第二に、制御部19は、リム給水弁6を閉弁状態に駆動し、ジェット給水弁7を開弁状態に駆動するとともに、吐出制御部17を洗浄水吐出部13から洗浄水を吐出するように駆動する。これにより、トラップ部3が洗浄水によって満水状態になりサイホン作用が発生する。
第三に、制御部19は、吐出制御部17をジェット吐出部15から気泡を混入した洗浄水である気泡混入水を吐出するように駆動することによって、絞り部14において発生するエジェクタ効果で、空気吸引制御部18を介して空気吸引流路部16に空気が吸引されて、ジェット吐出部15から気泡混入水が吐出される。これにより、サイホン作用が終了する際に発生するサイホン切れ音を低減することができる。
第四に、制御部19は、吐出制御部17を洗浄水吐出部13から洗浄水を吐出するように駆動する。これにより、排出されずにボウル部2に残った汚水を排出する。
最後に、制御部19は、ジェット給水弁7を閉弁状態に駆動し、リム給水弁6を開弁状態に駆動する。これにより、洗浄水がボウル部2に供給され、ボウル部2の封水が行われ、便器洗浄が終了する。
【0015】
図2は、図1のボウル部の底部を拡大して表示した縦断面図である。
【0016】
図3は、洗浄水のみを吐出する洗浄水吐出口と気泡混入水を吐出するジェット吐出口とを開口面積を異ならせて設けた本発明のサイホンジェット式便器の第二実施例を示す縦断面図である。
図3において、ジェット吐出部15は、洗浄水吐出部13に隣接して、ボウル部2の底部に設けられている。
【0017】
図4は、ジェット吐出部に開口面積制御部を設けた本発明のサイホンジェット式便器の第三実施例を示す縦断面図である。
図4において、サイホンジェット式便器1は、ボウル部2とトラップ部3を有する。給水管4は給水のON/OFFを行う給水弁5を有するとともに分岐して、リム給水のON/OFFを行うリム給水弁6およびジェット給水のON/OFFを行うジェット給水弁7の一端に接続する。リム給水弁6の他端はリム給水管8を介してリム通水路9へ接続し、ジェット給水弁7の他端はジェット流路であるジェット流路部10へ接続する。ジェット流路部10は、流路面積を縮小する絞り部14を介して、ボウル部2の底部に連通したジェット吐出部15に接続するとともに、絞り部14の近傍に自然吸気により空気を吸引する流路である空気吸引流路部16を備える。
そして、ジェット吐出部15は、ジェット流路部の開口面積を制御する開口面積制御部20を備える。また、絞り部14の近傍に自然吸気により空気を吸引する流路である空気吸引流路部16を備えるとともに、空気吸引流路部16に空気吸引流量を制御する空気吸引制御部18を設けるとともに、開口面積制御部20と空気吸引制御部18とを連動させて備える。
開口面積制御部20は、給水弁5、リム給水弁6及びジェット給水弁7とともに、制御部19に連動しており、制御部19は、操作部(図示しない)からの洗浄起動入力で、作動するように設ける。
【0018】
操作部の洗浄スイッチ等が押されて洗浄起動入力が制御部19に与えられると、まず制御部19は、給水弁5とリム給水弁6を開弁状態に駆動する。これにより、洗浄水がリム給水管8およびリム通水路9を介して、リム通水路9の下部に設けられた複数のリム射水孔(図示しない)からボウル部2に供給され、ボウル部2の洗浄が行われるとともに、ボウル部2の水位が上昇する。
第二に、制御部19は、リム給水弁6を閉弁状態に駆動し、ジェット給水弁7を開弁状態に駆動するとともに、開口面積制御部20の開度を小さく、かつ、空気吸引制御部18を閉弁状態にして、ジェット吐出部15から洗浄水を吐出するように駆動する。これにより、トラップ部3が洗浄水によって満水状態になりサイホン作用が発生する。
第三に、制御部19は、開口面積制御部20の開度を大きく、かつ、空気吸引制御部18を開弁状態にして、ジェット吐出部15から気泡を混入した洗浄水である気泡混入水を吐出するように駆動することによって、絞り部14において発生するエジェクタ効果で、空気吸引制御部18を介して空気吸引流路部16に空気が吸引されて、ジェット吐出部15から気泡混入水が吐出される。これにより、サイホン作用が終了する際に発生するサイホン切れ音を低減することができるともに、サイホン作用が終了した後にボウル部2に残った残水を排出する。
最後に、制御部19は、ジェット給水弁7を閉弁状態に駆動し、リム給水弁6を開弁状態に駆動する。これにより、洗浄水がボウル部2に供給され、ボウル部2の封水が行われ、便器洗浄が終了する。
このように、ジェット吐出部と洗浄水吐出部とを一つの吐水部で形成し、その吐水部に設けた開口面積制御部20により、吐出部の開口面積を制御し、ジェット流路部の開口面積の開度を変化させることによって、気泡混入水を吐出する際と洗浄水のみを吐出する際のどちらにおいても、最適な開口面積により吐出することができ、エネルギー効率が高い。
【0019】
図5は、図4のボウル部の底部を拡大して表示した縦断面図である。
【0020】
図6は、第一実施例における第一洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。給水弁5とリム給水弁6を開弁状態に駆動したものである。リム給水を実線の矢印で模式的に表わす。
【0021】
図7は、第一実施例における第二洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。ジェット給水弁7を開弁状態に駆動するとともに、吐出制御部17を洗浄水吐出部13から洗浄水を吐出するように駆動したものである。ジェット給水を実線の矢印で模式的に表わす。
【0022】
図8は、第一実施例における第三洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。吐出制御部17をジェット吐出部15から気泡混入水を吐出するように駆動したものである。気泡混入水のジェット給水を実線及び破線の矢印で、模式的に表わす。
【0023】
図9は、第一実施例における第四洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。吐出制御部17を洗浄水吐出部13から洗浄水を吐出するように駆動したものである。ジェット給水を実線の矢印で模式的に表わす。
【0024】
図10は、第一実施例における第五洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。給水弁5とリム給水弁6を開弁状態に駆動したものである。リム給水を実線の矢印で模式的に表わす。
【0025】
図11は、第三実施例における第一洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。リム給水を実線の矢印で模式的に表わす。
【0026】
図12は、第三実施例における第二洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。リム給水弁6を閉弁状態に駆動し、ジェット給水弁7を開弁状態に駆動するとともに、開口面積制御部20の開度を小さく、かつ、空気吸引制御部18を閉弁状態にして、ジェット吐出部15から洗浄水を吐出するように駆動したものである。ジェット給水を実線の矢印で模式的に表わす。
【0027】
図13は、第三実施例における第三洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。制御部19は、開口面積制御部20の開度を大きく、かつ、空気吸引制御部18を開弁状態にして、ジェット吐出部15から気泡混入水を吐出するように駆動したものである。気泡混入水のジェット給水を実線及び破線の矢印で、模式的に表わす。
【0028】
図14は、第三実施例における第四洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。ジェット給水弁7を閉弁状態に駆動し、リム給水弁6を開弁状態に駆動したものである。リム給水を実線の矢印で模式的に表わす。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、洗浄水のみを吐出する洗浄水吐出口と気泡混入水を吐出するジェット吐出口とを開口面積を異ならせて設けた本発明のサイホンジェット式便器の第一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図2は、図1のボウル部の底部を拡大して表示した縦断面図である。
【図3】図3は、洗浄水のみを吐出する洗浄水吐出口と気泡混入水を吐出するジェット吐出口とを開口面積を異ならせて設けた本発明のサイホンジェット式便器の第二実施例を示す縦断面図である。
【図4】図4は、ジェット吐出部に開口面積制御部を設けた本発明のサイホンジェット式便器の第三実施例を示す縦断面図である。
【図5】図5は、図4のボウル部の底部を拡大して表示した縦断面図である。
【図6】図6は、第一実施例における第一洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。給水弁5とリム給水弁6を開弁状態に駆動したものである。
【図7】図7は、第一実施例における第二洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。
【図8】図8は、第一実施例における第三洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。
【図9】図9は、第一実施例における第四洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。
【図10】図10は、第一実施例における第五洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。
【図11】 図11は、第三実施例における第一洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。
【図12】 図12は、第三実施例における第二洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。
【図13】 図13は、第三実施例における第三洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。
【図14】 図14は、第三実施例における第四洗浄段階を模式的に示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…サイホンジェット式便器
2…ボウル部
3…トラップ部
4…給水管
5…給水弁
6…リム給水弁
7…ジェット給水弁
8…リム給水管
9…リム通水路
10…ジェット流路部
11…分岐部
12…分岐流路部
13…洗浄水吐出部
14…絞り部
15…ジェット吐出部
16…空気吸引流路部
17…吐出制御部
18…空気吸引制御部
19…制御部
20…開口面積制御部
Claims (5)
- ジェット給水の流路であるジェット流路部と、該ジェット流路部の一端にジェット給水を吐出するジェット吐出部と、該ジェット流路部に前記ジェット流路部の流路面積を縮小する絞り部と、該絞り部の近傍に自然吸気により空気を吸引する流路である空気吸引流路部と、
さらに、前記絞り部の上流側である前記ジェット流路部に流路が分岐する分岐部と、該分岐部を一端とする流路を形成する分岐流路部と、該分岐流路の他端に洗浄水吐出部とを備え、空気を混入させた洗浄水である気泡混入水を該ジェット吐出部から吐出するサイホンジェット式便器において、
ジェット給水時に、洗浄水のみを吐出しトラップ部を満水状態にしてサイホン作用を発生させる前記洗浄水吐出部の開口面積と、サイホン作用が発生した後に気泡混入水を吐出する前記ジェット吐出部の開口面積と、を異ならせ、前記ジェット吐出部の開口面積を前記洗浄水吐出部の開口面積より大きくしたことを特徴とするサイホンジェット式便器。 - 前記ジェット吐出部からの洗浄水の吐出流量と前記洗浄水吐出部からの洗浄水の吐出流量を制御する吐出制御部を設けたことを特徴とする請求項1記載のサイホンジェット式便器。
- 前記空気吸引流路部に空気吸引流量を制御する空気吸引制御部を設けたことを特徴とする請求項2記載のサイホンジェット式便器。
- 前記吐出制御部と前記空気吸引制御部とを連動させたことを特徴とする請求項3記載のサイホンジェット式便器。
- 前記ジェット吐出部を、トラップ部の流入口の上部に対向した位置である流入口対向部に連通させたことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載のサイホンジェット式便器。
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