JP4465427B2 - 暖房用温水制御装置 - Google Patents
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Description
図1は第1の実施の形態に係る暖房用温水制御装置を有する暖房装置のシステム図である。
図3は流量制御弁が全閉の状態を示す説明図である。
流量制御弁16がたとえば開いている状態にあったとして、そこから、モータアクチュエータ40によってシャフト41が図の上方へ駆動されていくと、その駆動力は、板ばね44および延出部43を介して筒状体38に伝達され、筒状体38と一体に形成されている流量制御弁16の弁体31が閉弁方向に移動して、まず、弁座に着座する。
シャフト41がモータアクチュエータ40によって図示のように最も下方へ駆動されると、流量制御弁16は全開になる。この全開位置では、筒状体38の横孔39、すなわちバイパス流量制御弁17は、定差圧弁15の筒状弁体46によって閉じられる位置まで移動しているので、図4に示したように、バイパス管路13も閉じた状態にある。したがって、水車18は回転することはなく、これと同軸のポンプ19も回転しない。
モータアクチュエータ40によって流量制御弁16が全閉と全開との間の中間開の状態に制御されているときには、バイパス流量制御弁17も中間開の状態にある。このため、送水管路11に導入された温水は、一部が流量制御弁16を介して循環管路14へ流れ、残りがバイパス管路13に流れる。これにより、水車18が回転するので、ポンプ19が回転する。循環管路14に流量制御された高温の温水が送り込まれるので、戻り管路12の逆止弁22が開き、循環回路の温水がポンプ19によって強制循環されるので、循環管路14内の逆止弁20が開いている。
モータアクチュエータ40によって流量制御弁16が微小に開いているときには、流量制御弁16を介して循環回路に送り込まれる温水の流量は少ない。このとき、バイパス流量制御弁17は十分に開いているので、水車18は十分に回転し、ポンプ19も十分に回転している。循環回路の循環流量は十分に確保されているので、この循環している低温の温水に高温の温水が微少流量流れ込んでも、放熱器6を含めて、この循環回路内では温水の温度むらは発生しない。また、この循環回路に送り込まれた流量と同じ流量の温水が、逆止弁22を介して戻り管路12に戻される。このとき、この逆止弁22があることによって、その下流側に存在する高温の温水の熱が上流側の低温の温水に伝わることがないため、循環回路の温水の温度が上昇することもない。
図12は流量制御弁が全閉の状態を示す説明図である。
モータアクチュエータ40によってシャフト41が図の上方へ駆動されて、流量制御弁16の弁体31がその弁座に着座すると、送水管路11に導入された温水は、全開にされたバイパス管路13を通り、水車18を通って戻り管路12からエンジン1へと戻される。これにより、水車18と同軸のポンプ19が回転するので、循環管路14の温水が逆止弁20を押し開けながら強制循環される。このとき、逆流防止部51の円板57は、バイパス管路13の温水の水圧によってポンプ19の羽根の背面に押し付けられるので、逆流防止部51は実質的に閉じた状態にある。水車18の側の高温の温水とポンプ19の側の低温の温水との間では、円板57の外周の隙間を介して自然対流がほとんど生じないので、ポンプ19の側の低温の温水が水車18の側の高温の温水によって暖められることもない。
流量制御弁16が微小に開いているときには、送水管路11に導入された温水は、ほとんどがバイパス管路13および水車18を通って戻り管路12へ流れるが、微少流量の温水が流量制御弁16を通って循環管路14へ送り込まれる。このとき、図13に示したように、循環管路14に送り込まれた流量分の温水が、ポンプ19から逆流防止部51の円板57を押し退けて水車18の側に流れていく。
モータアクチュエータ40によってシャフト41が図の下方へ駆動されていって、バイパス流量制御弁17の弁体56が弁座55に着座されてバイパス管路13が全閉状態になることによって、流量制御弁16が全開の状態になると、送水管路11に導入された温水は、全量が流量制御弁16を通って循環管路14へ送り込まれる。このとき、逆流防止部51の円板57は、循環管路14の温水の水圧によって水車18の羽根の背面に押し付けられるので、逆流防止部51は実質的に開いた状態にある。また、逆止弁20は、流量制御弁16のスカート部33内の水圧がウォータポンプ4によって吐出されて送水管路11に導入された温水の水圧になっており、ポンプ19側の水圧がウォータポンプ4によって吸引されている水圧になっているので、閉じられている。
2 サーモバルブ
3 ラジエータ
4 ウォータポンプ
5 暖房用温水制御装置
6 放熱器
11 送水管路
12 戻り管路
13 バイパス管路
14 循環管路
15 定差圧弁
16 流量制御弁
17 バイパス流量制御弁
18 水車
19 ポンプ
20 逆止弁
21 軸
22 逆止弁
31 弁体
32 弁シート
33 スカート部
34 足
35 スリット
36 軸受部
37 弁シート
38 筒状体
39 横孔
40 モータアクチュエータ
41 シャフト
42 保持部
43 延出部
44 板ばね
45 軸受部
46 筒状弁体
47 スプリング
50 暖房用温水制御装置
51 逆流防止部
52 管路
53,54 通路
55 弁座
56 弁体
57 円板
Claims (12)
- 自動車のエンジンの冷却水循環回路と暖房用の放熱器との間に配置されて前記エンジンから前記放熱器へ供給される温水の流量を制御する暖房用温水制御装置において、
前記エンジンの冷却水出口から供給される温水を前記放熱器の温水入口へ送る送水管路と前記放熱器の温水出口の温水を前記エンジンの冷却水入口へ戻す戻り管路との間に接続されて、前記冷却水出口における温水の水圧と前記冷却水入口における温水の水圧との差を所定値以下に保つための定差圧弁と、
前記送水管路に介挿され、前記冷却水出口から供給された温水の流量を制御して前記放熱器の前記温水入口と前記温水出口とを接続して構成される循環回路の一部をなす循環管路へ供給する流量制御弁と、
前記定差圧弁に並列に設けられたバイパス管路と、
前記バイパス管路を流れる温水の流れにより回転される水車と、
前記循環管路の中に配置され、前記水車とは軸により連結されていて前記水車により回転駆動されることで前記循環管路内の温水を循環させるポンプと、
前記放熱器の前記温水出口における温水の水圧を受けて前記放熱器の前記温水出口から前記戻り管路を介して前記冷却水入口へ戻される温水の流れを許容する側に作用し、前記バイパス管路を流れる温水の水圧を受けて前記バイパス管路から前記循環管路への温水の流れを阻止する側に作用する逆流防止部と、
を備えていることを特徴とする暖房用温水制御装置。 - 前記バイパス管路に設けられ、前記流量制御弁の開閉動作に連動して、前記流量制御弁が全開位置に制御されているときに閉弁するバイパス流量制御弁を備えていることを特徴とする請求項1記載の暖房用温水制御装置。
- 前記バイパス管路、前記流量制御弁、前記循環管路、前記バイパス管路に介挿される前記水車および前記循環管路に介挿される前記ポンプが同一軸線上に配置され、前記水車および前記ポンプを連結する前記軸が前記流量制御弁の弁体を貫通して配置されるとともに前記弁体によって回転自在に支持され、前記軸の前記水車の側の端部が前記弁体を軸線方向に駆動するアクチュエータのシャフトによって回転自在に支持されていることを特徴とする請求項1記載の暖房用温水制御装置。
- 前記逆流防止部は、前記放熱器の前記温水出口に接続される側の前記循環管路と前記戻り管路との間に配置された逆止弁であることを特徴とする請求項3記載の暖房用温水制御装置。
- 前記水車を囲うように前記弁体と一体に形成され、前記弁体と反対側の端部が前記シャフトに連結され、前記送水管路に導入された温水を横孔より導入して前記水車の軸線方向に流すようにして前記バイパス管路を構成する筒状体を備え、前記筒状体の外周に軸線方向に摺動自在に配置され、前記筒状体の外周とボディとの隙間に形成される環状の弁孔を前記戻り管路の側から閉弁方向に付勢して前記定差圧弁を構成していることを特徴とする請求項3記載の暖房用温水制御装置。
- 前記軸を支持している弁体は、前記水車の端面に対向する位置に弁シートを備え、前記弁体が全閉位置にあるとき前記シャフトが前記軸を介して前記水車の端面を前記弁シートに押し付けることで前記水車の回転を止めるとともに前記弁体の前記軸を支持している部分から前記循環回路への水漏れを防ぐようにしたことを特徴とする請求項3記載の暖房用温水制御装置。
- 前記筒状体の横孔は、前記流量制御弁が全開位置に制御されているときに前記定差圧弁の弁体によって閉じられる位置に設けられ、前記流量制御弁の開閉動作に連動して、前記流量制御弁が全開位置に制御されているときに閉弁するよう構成されるバイパス流量制御弁を備えていることを特徴とする請求項5記載の暖房用温水制御装置。
- 互いに軸線が平行となるように前記定差圧弁が設けられる管路、前記バイパス管路および前記流量制御弁が配置され、前記戻り管路が前記バイパス管路および前記流量制御弁の軸線方向に対して直角な方向と平行に配置され、前記循環管路の一部が前記流量制御弁と同一軸線方向に配置されていてその前記循環管路の一部には前記放熱器の前記温水出口に接続される側から前記ポンプ、温水の循環方向に開弁する逆止弁および前記流量制御弁の弁体の中心を貫通して形成される通路が配置され、前記ポンプよりも羽根径の大きな前記水車が前記戻り管路の中にて前記バイパス管路の出口に位置するように配置され、前記逆流防止部として前記水車および前記ポンプの間の前記軸にガイドされて前記軸の軸線方向に移動自在な円板が配置され、前記円板は、前記バイパス管路の出口における温水の水圧と前記ポンプにより循環される温水の水圧との差によって前記水車の背面を部分的に塞ぐか前記ポンプの背面を全体的に塞ぐよう作用することを特徴とする請求項1記載の暖房用温水制御装置。
- 前記流量制御弁の前記弁体は、前記ポンプの側に延出されていて前記循環管路に摺動自在に配置され、内部が前記弁体の中心を貫通して形成される前記通路と連通するスカート部と一体に形成されていることを特徴とする請求項8記載の暖房用温水制御装置。
- 前記逆止弁は、前記スカート部と前記ポンプとの間に配置されていることを特徴とする請求項9記載の暖房用温水制御装置。
- 前記流量制御弁の前記弁体は、これを軸線方向に位置制御するアクチュエータのシャフトと一体に形成されていることを特徴とする請求項8記載の暖房用温水制御装置。
- 前記流量制御弁の前記弁体を前記流量制御弁が全開位置に制御されているときに前記バイパス管路を閉じる弁体と一体に形成し、前記流量制御弁の開閉動作に連動して、前記流量制御弁が全開位置に制御されているときに閉弁するバイパス流量制御弁を備えていることを特徴とする請求項8記載の暖房用温水制御装置。
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