JP4463910B2 - 電子部品のリード浮き検出方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品のリード浮き検出方法及び装置、更に詳細には、レーザ装置から電子部品のリードに向ってレーザ光を照射して、リードを含む仮想平面を算出し、この仮想平面に対する各々のリードの浮き量を検出する電子部品のリード浮き検出方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電子部品実装装置においては、部品供給部から供給される電子部品を移載ヘッドの吸着ノズルで吸着し、移載ヘッドをプリント基板上に移動して電子部品を基板上の所定位置に実装している。その場合、電子部品が必ずしも正しい姿勢で吸着されるわけではないので、撮像装置で電子部品を撮像し、その画像を処理して部品の位置決めデータを得ている。また、狭リードピッチ、狭リード幅のQFP、コネクタのような電子部品を実装する際には、リードが浮きを有していると、リードを基板の電極部にボンディングできないことから、レーザ装置から電子部品のリードに向ってレーザ光を照射して、リードを含む仮想平面を算出し、この仮想平面に対する各々のリードの浮き量を求めることにより、リードの浮きを検出することが知られている(例えば、特公平7−94976号公報)。
【0003】
具体的には、図6に示すように、ノズル100に吸着された電子部品101のリード102に向って、レーザ装置103からレーザ光を照射し、各々のリード102の基準面Sからの高さZ1、Z2…を求めることにより、リード102の浮きを検出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、リードの浮きの原因としては、リードの屈曲変形の他、ノズルの軸心の傾斜誤差△θ1、電子部品を吸着するノズルの下面の傾斜誤差△θ2、更には電子部品のモールド体の上面の傾斜誤差や移載ヘッドをXY方向に移動させるXYテーブルの位置誤差等がある。このような機械誤差があると、電子部品101は、水平面Lに対して角度△θ傾斜し、△Zの高さ誤差が生じて、リード102の浮きを誤判断する問題がある。
【0005】
また任意にリード3点を選び、この3点で形成する平面を仮想平面とし、この仮想平面に対する各リードの上下差を求める方法もあるが前記仮想平面は実際の取付け面ではないため、実際に平面に電子部品を配置した状態と大きな誤差が生じるという問題点がある。その他全てのリードの組み合わせを演算して仮想平面を求める方法も考えられるが、演算時間が膨大となり実用面で問題となる。
【0006】
そこで本発明は、上記のような機械誤差を排除し、リードの浮きを正確に検出することができるとともに、実際に電子部品が実装される時のリード浮きを短い演算時間で検出することが可能な電子部品のリード浮き検出方法及び装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、移載ヘッドのノズルに電子部品を吸着して基板に移送する途中において、この電子部品をレーザ装置の上方に位置せしめ、このレーザ装置から電子部品のリードに向ってレーザ光を照射することにより、リードの3点の高さを検出し、次いでこの3点を含む仮想平面を算出して、各々のリードのこの仮想平面に対する浮き量を求めるようにしたものであり、各リード列毎に前記高さが最も低いリードを2点ずつ抽出し、抽出されたリードの2点と、この2点のあるリード列と対向するリード列で、前記高さが最も低いリードの1点を含む仮想平面を各リード列毎に算出し、各算出された仮想平面に対してリード浮き量を求めることを特徴としている(第1の特徴)。
【0008】
また、本発明では、リード列を4辺に備えた電子部品の場合には、各リード列の中で前記高さが最も低いリードを1点各4つのリード列についてそれぞれ抽出し、抽出された4点のうち3点を選んで形成される仮想平面をそれぞれ算出し、各算出された仮想平面に対してリード浮き量を求めることも特徴としている(第2の特徴)。
【0009】
また、本発明では、第1と第2の特徴を有し、抽出された3点を含む仮想平面をそれぞれ算出し、前記各3点から形成される三角形のうち三角形の中に電子部品の重心が位置する三角形から該三角形に関連する仮想平面が各リードより低い位置にあるような仮想平面を選択し、選択された各仮想平面からリードまでの距離をリード浮き量とし、あらかじめ設定されたリード浮き許容量と比較してリード浮きを検出することも特徴としている。
【0010】
いずれの発明でも、多数のリードの中から単純に3点を抽出して仮想平面を求めるのに比較して、有効な仮想平面を効率よく見つけ出すことができ、この仮想平面に対する各々のリードの浮き量を求めるようにしているので、機械誤差に基づく高さ誤差を排除し、各々のリードの浮きを正確に検出することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態に基づき本発明を詳細に説明する。
【0012】
図1は、電子部品をプリント基板に実装する電子部品実装装置の実装工程図である。電子部品実装装置では、一連の処理を経て、狭リードピッチの電子部品を実装する。図1(A)に示す工程では、トレー1に格納されている電子部品2を実装装置の移載ヘッド7に取り付けられている吸着ノズル8が吸着してピックアップする。図1(B)に示す工程では、吸着された電子部品2の画像を位置決め用カメラ6で撮像し、画像処理装置4を用いて位置決めし、その位置決め情報を得る。そして次の工程に移動する間に、リードの延出した方向が正しくXY方向に向くように、電子部品を回転させて角度補正を行う。
【0013】
図1(C)に示す工程では、図1(B)の工程で得られた位置決め情報を用いて、電子部品2をレーザ装置9の上方に移送し、移載ヘッド7をXY方向に移動させながら、電子部品2の各々のリードに向ってレーザ光を照射してリード高さを測定する。そしてリード浮き検出処理を行い、この結果に異常がなければ、図1(D)に示す工程で、図1(B)の工程で得られた位置決め情報に基づいてプリント基板3および実装される電子部品2の補正計算を行い、電子部品2をプリント基板3の所定の位置に装着する。
【0014】
このような部品搭載において、電子部品のリードが浮きを有していると、リードを基板の電極部にボンディングできないことから、本発明では、図1(C)に示したように、移載ヘッドのノズルに電子部品を吸着して基板に移送する途中において、この電子部品をレーザ装置の上方に位置せしめ、このレーザ装置から電子部品のリードに向ってレーザ光を照射することにより、リードの3点の高さを検出し、次いでこの3点を含む仮想平面を算出して、各々のリードのこの仮想平面に対する浮き量を検出するようにしている。
【0015】
日本電子機械工業会規格EIAJ ED−7401−4で、端子最下面の均一性について以下のように定義されている。
【0016】
「取付け面(仮想平面)より、全ての端子の最下点までの鉛直方向の距離のばらつきを、端子最下面の均一性と呼び、最も離れた端子の最下点までの距離を、yにて定義する、
仮想平面の定義
任意の3本の端子の最下点を通る幾何学的平面のうち、他の端子の最下点が全てパッケージ本体側に存在する様な平面を、仮想平面と呼ぶ。但し、その3点で構成された三角形の内部又はその辺上に、パッケージの重心が含まれていること。但し、自重の影響は受けない。」
なお、この定義の「端子」はリードであり、仮想平面とは、「他の端子の最下点が全てパッケージ本体側に存在する様な平面」であるから、電子部品をプリント基板上に搭載する際の、取付け面を仮想したものとなる。この仮想平面は、本発明において最終的に求められる仮想平面Kに対応する。
従って、多くのリードの中から単純に3点を抽出するだけでは上記仮想平面を求めることはできない。そこで、本発明は、仮想平面を効率よく見つけ出し、機械誤差に基づく高さ誤差を排除して、仮想平面に対する各々のリードの浮き量を求めるようにしたものであり、以下にそれを詳細に説明する。
【0017】
図2は、電子部品2のリード2aの浮き(Z方向の誤差)を計測している様子を示している。2bは電子部品のモールド体であり、これからリード2aは4方に多数本延出している。またレーザ装置9は、発光部10の側部に受光部12を有している。このリード2aは、リードフレームやフィルムキャリアを打ち抜くなどして形成されている。さて、電子部品2をレーザ装置9の上方に位置せしめ、移載ヘッド7をXY方向に水平移動させながら、各々のリード2aにレーザ光を照射し、その反射光を受光部12に受光することにより、各々のリード2aの基準面Sからの高さZiを検出する。
【0018】
1つの電子部品2に対するリード浮き検出動作および取り込まれたデータの処理動作の流れの一例を、図3及び図4に基づいて説明する。
【0019】
まず、ステップS10で部品実装制御部から電子部品に関する情報を受信する。例えばQFPなのか、端子のピッチと配列等の情報である。ステップS11でLED照明を点灯し、電子部品2の底面の2次元画像を取込み、LED照明を消灯する。
【0020】
次いで、ステップS12で、画像が取り込まれた電子部品2の端子配列計算処理を行う。この計算処理には、種々の方法(アルゴリズム)があるが、ここでは代表的なものを説明する。まず、QFPなどの四角形の電子部品2の1つの辺のリードの傾きを粗く検出する。次いで、検出されたリードの中から任意に選択された2つのリードの位置を大まかに検出する。最後に、大まかに検出されたリード位置を基にリード位置を精度良く検出する。このようにして、QFPのような四角形の部品の1つの辺のリードの位置が検出されれば、このリード位置を基に、他の辺のリードについては、リード位置を精度良く検出すればよい。そして検出したリード位置から電子部品2の端子配列における重心位置を求める。
【0021】
次いで、ステップS13でステップS12の計算処理結果と、ステップS10で受信した電子部品情報を比較して、リードピッチが適正か否か判断する。適正でなければ、ステップS27で端子配置エラーを出力する。一方、適正であればステップS14で端子配列の重心位置、端子配列の傾き(角度)等電子部品検査結果を部品実装制御部へ送信する。部品実装制御部は電子部品2を吸着しているノズルを回転させて端子配列がXY方向に正しく向くように電子部品2の角度補正を行う。端子配列計算処理により端子位置は既知であるから、ステップS15で電子部品2をXY移動させて必要な端子位置にレーザ光を投光させてリードの高さを測定する。
【0022】
ステップS16では各リード列ごとに近似直線を求める。多重線形回帰
【0023】
【数1】
【0024】
より一次式を求めるから
【0025】
【数2】
【0026】
よりa、bを求めればよい。ここで、これら2式は多重線形回帰の一般式である。又、x i 、xは独立変数一般を示し、yは従属変数を示す。a i 、a n 、bは、これら一般式の定数である。
【0027】
図5において横方向をX、縦方向をYとし、高さ方向はZとすると、リード列A及びCの求める近似式はa+by=zであり(yが独立変数でzが従属変数)、リード列B及びDの求める近似式はa+bx=zである(xが独立変数でzが従属変数)。ここで定数a、bは、それぞれの式で求める線形回帰の定数である。
【0028】
ステップS17で求めた近似直線の傾きを持って各リード高さを通る直線を引き、Z軸切片が最小となる2点のリードを抽出する。又、抽出したリードについては、以下において、該当リードの最下点の高さや、該最下点のa1(l,m,n)のような3次元データを取り扱ってゆく。なお、図5の例においては、リード列Aではa1とa2、リード列Bではb1とb2、リード列Cではc1とc2、リード列Dではd1とd2が抽出された切片が最小となるリードの最下点の座標を示している。
【0029】
以下3点のリードで構成する三角形を抽出するが、前記8点のリードの組み合わせから三角形を抽出することは組み合わせの数が多く演算時間が長くなる。そこで本実施形態では、一つのリード列に三角形の2点が存在する場合と、一つのリード列に三角形の1点が存在する場合の典型的な二つの事例に分けた工程で三角形を抽出することとする。
【0030】
ステップS18で3点のリードで構成する三角形を抽出する。まず図5(A)に示すように、三角形の一辺がリード列にある場合から始める。リード列Aを選択し、ステップS17で求めたa1とa2を採用する。次にリード列Aに対向するリード列Cを選択し、ステップS17で求めたc1とc2の中から高さの低いc1を採用し、三角形a1a2c1を構成する。なお、このように形成された三角形の中に電子部品の重心Gが位置しない場合は、この三角形は抽出しないようにする。
【0031】
ステップS19では電子部品2の重心Gに最も近い三角形の一辺を抽出する。重心Gから三角形の各辺に引いた垂線の短い辺を選ぶ。ステップS20ではステップS19で抽出した一辺に平行で、重心Gを通る直線を求めて、この直線と三角形の他の二辺との交点を求める。
【0032】
ステップS21ではステップS20で求めた交点が、規定範囲内にあるかどうかの判定を行う。各データはa1(l,m,n)のように3次元のデータを有している。そしてリード列AのデータのXは同一のプラスの値であり、リード列CのデータのXは同一のマイナスの値である。また、リード列BのデータのYは同一のプラスの値であり、リード列DのデータのYは同一のマイナスの値である。このXとYの値の範囲が上記の規定範囲内を形成する。規定範囲内であれば次のステップに進むが、規定範囲外であればステップS18に戻り、別の三角形を抽出する。例えば次にリード列Bを選び、b1とb2の二点とd1とd2の低い方の1点で構成される三角形である。
【0033】
ステップS21で抽出された三角形が規定範囲内であると判定された場合は、ステップS22ではこの三角形で構成される面の式を求める。すなわち仮想平面を算出する。この仮想平面Kの基準面Sに対する高さZoは(図2)、平面方程式a+bX+cY=Zから、簡単に算出することができる。
【0034】
次いでステップS23で予め検出された各々の全てのリード高さと、仮想平面Kの高さZoの高低差を求める。つまり、各リードの高さをZiとすれば△Z=Zi−Zoを求める。続いて、ステップS24で各リードの高さがすべて仮想平面より上にあるかどうかの判定を行う。ステップS23で求めた△Zの値がプラスであればそのリードの高さは仮想平面より上にあり、マイナスであれば下にある。マイナスの△Zがあれば、ステップS18に戻り、次の三角形を抽出する。
【0035】
ステップS25ではステップS24で求めた△Zの最大値を抽出してメモリーに保存する。ステップS26は全てのリード列について三角形を抽出したかの判定を行い、終わっていれば次に進む。
【0036】
続くステップS28では、先に各リード列から2点ずつ抽出したデータのうち低い方を選択する。図5(B)の事例ではa1,b2,c1,d1が選択されている。ステップS29はステップS28で選択された4点で構成される三角形を抽出する。例えば図5(B)で示すa1b2c1で構成される三角形である。
【0037】
ステップS30からS37は先に記載したステップS19からS26と同一手順であるから記載は省略する。
【0038】
ステップS38ではステップS25とS36で保存した△Zの中から最も大きな値をリード浮き量として採用する。ステップS39はステップS38で採用されたリード浮き量とあらかじめ決めたしきい値を比較する。しきい値以上であれば、ステップS40でリード浮きエラーとし、しきい値以下であればリード浮きなしとして処理を終了とする。なおリード浮きエラーが検出された場合には、その電子部品2の基板3への実装は中止する。
【0039】
なお、上記実施形態は、QFPのように四方にリードが延びた電子部品であったが、これに限定されることなく、左右あるいは上下にリードが延びたリード列を2辺に有する電子部品のリード浮き検査にも適用することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、移載ヘッドのノズルに電子部品を吸着して基板に移送する途中において、この電子部品をレーザ装置の上方に位置せしめ、このレーザ装置から電子部品のリードに向ってレーザ光を照射することによりリード高さを測定し、次いで電子部品の取付け面となる仮想平面を算出して、各々のリードのこの仮想平面に対する浮き量を求めている。その場合、本発明では、多数のリードの中から単純に3点を抽出して仮想平面を求めるのに比較して、有効な仮想平面を効率よく見つけ出すことができるので、リードの屈曲変形、ノズルの軸心の傾斜誤差、電子部品を吸着するノズルの下面の傾斜誤差、電子部品のモールド体の上面の傾斜誤差、移載ヘッドをXY方向に移動させるXYテーブルの位置誤差等の様々な原因に起因するリードの浮きを簡単かつ迅速に求めることができる。しかも、電子部品を移載ヘッドのノズルに吸着して基板に移送する途中において、すなわち電子部品を基板に実装する作業の途中において、リードの浮きを検出できるので、電子部品を基板に実装するのに要するタクトタイムを大幅に短縮し、高速度かつ高能率で電子部品を基板に実装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子部品の搭載の流れを説明する説明図である。
【図2】電子部品のリードの高さを検出する構成を示した構成図である。
【図3】リード浮きを検出する流れを示したフローチャート図である。
【図4】リード浮きを検出する流れを示したフローチャート図である。
【図5】仮想平面を算出する過程を示した説明図である。
【図6】機械的な誤差に基づくリード浮きを示した説明図である。
【符号の説明】
2 電子部品
3 プリント基板
8 吸着ノズル
9 レーザ装置
Claims (10)
- 本体部より、外方へ延出した複数のリードが一列に並んだリード列を複数備えた電子部品のリード浮き検査方法において、
移載ヘッドのノズルに電子部品を吸着して基板に移送する途中において、この電子部品をレーザ装置の上方に位置せしめ、
このレーザ装置から電子部品のリードに向って下方からレーザ光を照射することによりリードの最下点の高さを検出し、
次いで各リード列毎に、該高さが最も低いリードを2点ずつ抽出し、
抽出されたリードの2点と、この2点のあるリード列と対向するリード列で、前記高さが最も低いリードの1点の3点を含む仮想平面を各リード列毎に算出し、
各算出された仮想平面に対して各仮想平面からリードまでの距離をリード浮き量とし、あらかじめ設定されたリード浮き許容量と比較してリード浮き量を求めるようにしたことを特徴とする電子部品のリード浮き検出方法。 - 前記3点からなる各三角形のうち三角形の中に電子部品の重心が位置する三角形から該三角形に関連する仮想平面が各リードより低い位置にあるような仮想平面を選択し、
リード列を4辺に備えた電子部品の場合には、各リード列の中で前記高さが最も低いリードを1点各4つのリード列についてそれぞれ抽出し、
抽出された4点のうち3点を含む仮想平面をそれぞれ算出し、
前記各3点から形成される三角形のうち三角形の中に電子部品の重心が位置する三角形から該三角形に関連する仮想平面が各リードより低い位置にあるような仮想平面を選択することを特徴とする請求項1に記載の電子部品のリード浮き検出方法。 - 抽出された三角形の中に電子部品の重心が位置する三角形であるかを判定するために、前記重心に最も近い三角形の一辺を抽出し、前記一辺に平行で前記重心を通る直線が前記三角形の他の二辺と、XY座標の所定範囲内で交わるときにのみ該三角形に関連する仮想平面が各リードより低い位置にあるかどうかを判定することを特徴とする請求項2に記載の電子部品のリード浮き検出方法。
- 各リード列毎にリード高さに関する近似直線を算出して、前記近似直線の傾きをもって各リード高さを通る直線のZ軸(高さ方向)切片が最も低いリードを2点ずつ抽出することを特徴とする請求項1に記載の電子部品のリード浮き検出方法。
- 本体部より、外方へ延出した複数のリードが一列に並んだリード列を4辺に備えた電子部品のリード浮き検出方法において、
移載ヘッドのノズルに電子部品を吸着して基板に移送する途中において、この電子部品をレーザ装置の上方に位置せしめ、
このレーザ装置から電子部品のリードに向って下方からレーザ光を照射することによりリードの最下点の高さを検出し、
各リード列の中で前記高さが最も低いリードを1点各4つのリード列についてそれぞれ抽出し、
抽出された4点のうち3点を選んで形成される仮想平面をそれぞれ算出し、
各算出された仮想平面に対してリード浮き量を求めるようにしたことを特徴とする電子部品のリード浮き検出方法。 - 本体部より、外方へ延出した複数のリードが一列に並んだリード列を複数備えた電子部品のリード浮き検出装置において、
移載ヘッドのノズルに吸着された電子部品の下方に配置されたレーザ装置と、
このレーザ装置から電子部品のリードに向って下方からレーザ光を照射してリードの最下点の高さを検出する手段と、
各リード列毎に該高さが最も低いリードを2点ずつ抽出する手段と、
抽出されたリードの2点と、この2点のあるリード列と対向するリード列で、前記高さが最も低いリードの1点の3点を含む仮想平面を各リード列毎に算出する手段と、
各算出された仮想平面に対して各仮想平面からリードまでの距離をリード浮き量とし、あらかじめ設定されたリード浮き許容量と比較してリード浮き量を算出する手段と、
を有することを特徴とする電子部品のリード浮き検出装置。 - 前記3点からなる各三角形のうち三角形の中に電子部品の重心が位置する三角形から該三角形に関連する仮想平面が各リードより低い位置にあるような仮想平面を選択する手段と、
リード列を4辺に備えた電子部品の場合には、各リード列の中で前記高さが最も低いリードを1点各4つのリード列についてそれぞれ抽出する手段と、
抽出された4点のうち3点を含む仮想平面をそれぞれ算出する手段と、
前記各3点から形成される三角形のうち三角形の中に電子部品の重心が位置する三角形から該三角形に関連する仮想平面が各リードより低い位置にあるような仮想平面を選択する手段と、
を有することを特徴とする請求項6に記載の電子部品のリード浮き検出装置。 - 各リード列毎にリード高さに関する近似直線を算出して、前記近似直線の傾きをもって各リード高さを通る直線のZ軸(高さ方向)切片が最も低いリードを2点ずつ抽出することを特徴とする請求項6に記載の電子部品のリード浮き検出装置。
- 抽出された三角形の中に電子部品の重心が位置する三角形であるかを判定するために、前記重心に最も近い三角形の一辺を抽出し、前記一辺に平行で前記重心を通る直線が前記三角形の他の二辺と、XY座標の所定範囲内で交わるときにのみ該三角形に関連する仮想平面が各リードより低い位置にあるかどうかを判定することを特徴とする請求項7に記載の電子部品のリード浮き検出装置。
- 本体部より、外方へ延出した複数のリードが一列に並んだリード列を4辺に備えた電子部品のリード浮き検出装置において、
移載ヘッドのノズルに吸着された電子部品の下方に配置されたレーザ装置と、
このレーザ装置から電子部品のリードに向って下方からレーザ光を照射してリードの最下点の高さを検出する手段と、
各リード列の中で前記高さが最も低いリードを1点各4つのリード列についてそれぞれ抽出する手段と、
抽出された4点のうち3点を選んで形成される仮想平面をそれぞれ算出する手段と、
各算出された仮想平面に対するリード浮き量を算出する手段と、
を有することを特徴とする電子部品のリード浮き検出装置。
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