JP4463788B2 - 測位アシスト方法、測位アシストサーバ及び測位システム - Google Patents
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Description
次に、上記のように構成された測位システム100における携帯電話装置10A及び10Bの位置の測位動作について、主に図9〜図19を参照して説明する。
まず、アシストサーバ50におけるアシスト要求処理部61によるGPSアシスト要求に対する応答処理について説明する。このGPSアシスト要求に対する応答処理は、携帯電話装置10A又は10BからのGPSアシスト要求を、アシスト要求処理部61における領域判定部64が受けると開始される。
次に、アシストサーバ50におけるアシスト要求処理部61による位置算出要求に対する応答処理について説明する。この位置算出要求に対する応答処理は、携帯電話装置10Bからの位置算出要求を、アシスト要求処理部61における位置算出部66が受けると開始される。
次いで、アシストサーバ50における基準位置要求処理部62による基準位置要求に対する応答処理について説明する。この基準位置要求に対する応答処理は、携帯電話装置10A又は10Bからの基準位置要求を、基準位置要求処理部62における領域判定部67が受けると開始される。
次に、携帯電話装置10A又は10Bが、図6の領域IDがRID0001〜0004である領域からGPSアシスト要求を行う場合の処理について説明する。
この場合には、図11に示されるように、まず、携帯電話装置10A又は10Bが、領域IDがRID0001である領域から基地局41及びネットワーク40を介して、GPSアシスト要求を行う。このGPSアシスト要求には、携帯電話装置10A又は10Bが在圏する領域の領域ID(=RID0001)等の情報が含まれている。
この場合には、図12に示されるように、まず、携帯電話装置10A又は10Bが、領域IDがRID0002である領域から基地局41及びネットワーク40を介して、GPSアシスト要求を行う。このGPSアシスト要求には、携帯電話装置10A又は10Bが在圏する領域の領域ID(=RID0002)等の情報が含まれている。
(3−1)携帯電話装置10Aの場合
この場合には、図13に示されるように、まず、携帯電話装置10Aが、領域IDがRID0003である領域から基地局41及びネットワーク40を介して、GPSアシスト要求(第1種GPSアシスト要求)を行う。このGPSアシスト要求には、携帯電話装置10Aが在圏する領域の領域ID(=RID0003)等の情報が含まれている。
この場合には、図14に示されるように、まず、携帯電話装置10Bが、領域IDがRID0003である領域から基地局41及びネットワーク40を介して、GPSアシスト要求(第2種GPSアシスト要求)を行う。このGPSアシスト要求には、携帯電話装置10Bが在圏する領域の領域ID(=RID0003)等の情報が含まれている。
(4−1)携帯電話装置10Aの場合
この場合には、図15に示されるように、まず、携帯電話装置10Aが、領域IDがRID0004である領域から基地局41及びネットワーク40を介して、GPSアシスト要求(第1種GPSアシスト要求)を行う。このGPSアシスト要求には、携帯電話装置10Aが在圏する領域の領域ID(=RID0004)等の情報が含まれている。
この場合には、図16に示されるように、まず、携帯電話装置10Bが、領域IDがRID0004である領域から基地局41及びネットワーク40を介して、GPSアシスト要求(第2種GPSアシスト要求)を行う。このGPSアシスト要求には、携帯電話装置10Bが在圏する領域の領域ID(=RID0004)等の情報が含まれている。
次いで、携帯電話装置10A又は10Bが、図6の領域IDがRID0001〜0004である領域から基準位置要求を行う場合の処理について説明する。なお、携帯電話装置10A又は10Bは、基準位置を代えて新たにアシストGPS測位を行おうとする場合、又は、領域ID測位を行おうとする場合に、基準位置要求をアシストサーバ50へ送る。ここで、基準位置を代えて新たにアシストGPS測位を行おうとする場合には、アシストGPS測位部31A又は31Bが、基準位置要求をアシストサーバ50へ送る。また、領域ID測位を行おうとする場合には、領域ID測位部33が、基準位置要求をアシストサーバ50へ送る。
この場合には、図17に示されるように、まず、携帯電話装置10A又は10Bが、領域IDがRID0001である領域から基地局41及びネットワーク40を介して、基準位置要求を行う。この基準位置要求には、携帯電話装置10A又は10Bが在圏する領域の領域ID(=RID0001)等の情報が含まれている。
この場合には、図18に示されるように、まず、携帯電話装置10A又は10Bが、領域IDがRID0002である領域から基地局41及びネットワーク40を介して、基準位置要求を行う。この基準位置要求には、携帯電話装置10A又は10Bが在圏する領域の領域ID(=RID0002)等の情報が含まれている。
この場合には、領域ID(=RID0003)に対応するサービス可否情報は「可」であり、平均領域半径が500m以上かつ1000km未満であるので(図6参照)、領域IDがRID0002である領域からの基準位置要求の場合と同様の処理が行われる。
この場合には、図19に示されるように、まず、携帯電話装置10A又は10Bが、領域IDがRID0004である領域から基地局41及びネットワーク40を介して、基準位置要求を行う。この基準位置要求には、携帯電話装置10A又は10Bが在圏する領域の領域ID(=RID0004)等の情報が含まれている。
なお、上記の実施形態では、アシストサーバにおいて有効なアシスト情報が算出できない領域の大きさを平均領域半径が1000km以上としたが、他の大きさ、例えば、平均領域半径が500km以上や、1200km以上とすることもできる。
Claims (7)
- 移動通信端末装置が在圏する可能性がある領域の識別情報である領域識別情報に関連付けて、前記領域識別情報により識別される領域が測位アシストサービスを提供できる領域であるか否かを示すサービス可否情報が登録されるとともに、前記サービス可否情報がサービス可を示す領域については、基準位置及び平均領域半径が更に登録されるデータベース部を備えるアシストサーバが、前記移動通信端末装置の現在位置測位のアシストを行う測位アシスト方法であって、
前記移動通信端末装置が在圏している在圏領域の識別情報である在圏領域識別情報を含むアシスト要求を受けたときに、前記アシストサーバが、前記データベース部内における前記在圏領域識別情報に関連付けられたサービス可否情報に基づいて、前記測位アシストサービスを提供できる領域に前記移動通信端末装置が在圏しているか否かを判定するサービス提供判定工程と;
前記サービス提供判定工程における判定の結果が否定的であった場合に、前記アシストサーバが、前記アシスト要求に応答して、サービス拒否を返送するサービス拒否工程と;
前記サービス提供判定工程における判定の結果が肯定的であり、かつ、前記アシスト要求がGPS測位のためのGPSアシスト情報の要求であるGPSアシスト要求であった場合に、前記アシストサーバが、前記データベース部内における前記在圏領域識別情報に関連付けられた平均領域半径が第1所定値未満であるか否かを判定することにより、前記GPSアシスト情報が有効な領域に前記移動通信端末装置が在圏しているか否かを判定するGPSアシスト有効性判定工程と;
前記GPSアシスト有効性判定工程における判定の結果が肯定的であった場合に、前記アシストサーバが、前記データベース部内における前記在圏領域識別情報に関連付けられた平均領域半径が前記第1所定値よりも短い第2所定値未満であるか否かを判定することにより、前記在圏領域の有効な基準位置情報を前記GPSアシスト情報とともに返送できる領域に前記移動通信端末装置が在圏しているか否かを判定する基準位置判定工程と;
前記基準位置判定工程における判定の結果が否定的であった場合に、前記アシストサーバが、前記アシスト要求に応答して、アシスト情報として前記GPSアシスト情報のみを返送する第1アシスト情報返送工程と;
前記基準位置判定工程における判定の結果が肯定的であった場合に、前記アシストサーバが、前記アシスト要求に応答して、前記アシスト情報として前記GPSアシスト情報及び前記基準位置情報を返送する第2アシスト情報返送工程と;
を備える測位アシスト方法。 - 前記GPSアシスト有効性判定工程における判定の結果が否定的であった場合に、前記アシストサーバが、前記GPSアシスト要求に応答して、前記移動通信端末装置が自律GPS測位を行うことを推奨する旨を返送する自律GPS測位推奨工程を更に備える、ことを特徴とする請求項1に記載の測位アシスト方法。
- 前記サービス提供判定工程における判定の結果が肯定的であり、かつ、前記アシスト要求が前記在圏領域の基準位置情報の要求である基準位置要求であった場合に、前記アシストサーバが、前記データベース部内における前記在圏領域識別情報に関連付けられた平均領域半径が前記第2所定値未満であるか否かを判定することにより、前記基準位置情報が有効な領域に前記移動通信端末装置が在圏しているか否かを判定する基準位置有効性判定工程と;
前記基準位置有効性判定工程における判定の結果が否定的であった場合に、前記アシストサーバが、前記アシスト要求に応答して、前記移動通信端末装置が有効な基準位置情報を返送できない領域に在圏している旨を返送する第1返送工程と;
前記基準位置有効性判定工程における判定の結果が肯定的であった場合に、前記アシストサーバが、前記アシスト要求に応答して、前記基準位置情報を返送する第2返送工程と;
を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の測位アシスト方法。 - 移動通信端末装置が在圏する可能性がある領域の識別情報である領域識別情報に関連付けて、前記領域識別情報により識別される領域が測位アシストサービスを提供できる領域であるか否かを示すサービス可否情報が登録されるとともに、前記サービス可否情報がサービス可を示す領域については、基準位置及び平均領域半径が更に登録されるデータベース部と;
前記移動通信端末装置が在圏している在圏領域の識別情報である在圏領域識別情報を含むアシスト要求を受けたときに、前記データベース部内における前記在圏領域識別情報に関連付けられたサービス可否情報に基づいて、前記測位アシストサービスを提供できる領域に前記移動通信端末装置が在圏しているか否かを判定するサービス提供判定手段と;
前記サービス提供判定手段による判定の結果が否定的であった場合に、前記アシスト要求に応答して、サービス拒否を前記移動通信端末装置へ返送するサービス拒否手段と;
前記サービス提供判定手段による判定の結果が肯定的であり、かつ、前記アシスト要求がGPS測位のためのGPSアシスト情報の要求であるGPSアシスト要求であった場合に、前記データベース部内における前記在圏領域識別情報に関連付けられた平均領域半径が第1所定値未満であるか否かを判定することにより、前記GPSアシスト情報が有効な領域に前記移動通信端末装置が在圏しているか否かを判定するGPSアシスト有効性判定手段と;
前記GPSアシスト有効性判定手段による判定の結果が肯定的であった場合に、前記データベース部内における前記在圏領域識別情報に関連付けられた平均領域半径が前記第1所定値よりも短い第2所定値未満であるか否かを判定することにより、前記在圏領域の有効な基準位置情報を前記GPSアシスト情報とともに返送できる領域に前記移動通信端末装置が在圏しているか否かを判定する基準位置判定手段と;
前記基準位置判定手段による判定の結果が否定的であった場合に、前記アシスト要求に応答して、アシスト情報として前記GPSアシスト情報のみを返送し、前記基準位置判定手段による判定の結果が肯定的であった場合に、前記アシスト要求に応答して、前記アシスト情報として前記GPSアシスト情報及び前記基準位置情報を返送するアシスト情報返送手段と;
を備える測位アシストサーバ。 - 前記GPSアシスト有効性判定手段による判定の結果が否定的であった場合に、前記GPSアシスト要求に応答して、前記移動通信端末装置が自律GPS測位を行うことを推奨する旨を返送する自律GPS測位推奨手段を更に備える、ことを特徴とする請求項4に記載の測位アシストサーバ。
- 前記サービス提供判定手段による判定の結果が肯定的であり、かつ、前記アシスト要求が前記在圏領域の基準位置情報の要求である基準位置要求であった場合に、前記データベース部内における前記在圏領域識別情報に関連付けられた平均領域半径が前記第2所定値未満であるか否かを判定することにより、前記基準位置情報が有効な領域に前記移動通信端末装置が在圏しているか否かを判定する基準位置有効性判定手段と;
前記基準位置有効性判定手段による判定の結果が否定的であった場合に、前記アシスト要求に応答して、前記移動通信端末装置が有効な基準位置情報を返送できない領域に在圏している旨を返送し、前記基準位置有効性判定手段による判定の結果が肯定的であった場合に、前記アシスト要求に応答して、前記基準位置情報を返送する基準位置情報返送手段と;を更に備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の測位アシストサーバ。 - 移動通信端末装置と;
前記移動通信端末装置が、無線通信を利用して接続するネットワークと;
前記ネットワークに接続された請求項4〜6のいずれか一項に記載のアシストサーバと;を備える測位システム。
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