JP4463604B2 - 建材パネル用力骨の接着剤塗布装置及びその接着剤塗布方法 - Google Patents

建材パネル用力骨の接着剤塗布装置及びその接着剤塗布方法 Download PDF

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Description

本発明は、建材パネルの力骨に接着剤を塗布するための装置及びその接着剤の塗布方法に係り、例えば、開き戸や引戸、間仕切りパネル、防煙垂れ壁パネル、防水パネル、防潮パネル、シャッターパネル等の建材パネルを構成する力骨に接着剤を塗布するために利用できるものである。
開き戸や引戸等の建材パネルに関する下記の特許文献1には、力骨と面材とを含んで構成される建材パネルを生産するために、チャンネル材からなる力骨の面部となっているフランジ部に、加熱されると溶融する加熱溶融型の接着剤を塗布し、このフランジ部に建材パネルの表面を形成する上記面材を加熱しながら押圧することにより、力骨と面材とを接着剤で接合することが示されている。
このように力骨のフランジ部に接着剤を塗布することは、従来、接着剤塗布用ロール装置によりフランジ部に接着剤を塗布することによって行われていた。
特開平12−73669号(段落番号0012及び0013、図1、図2)
力骨のフランジ部に接着剤を塗布する作業を従来よりも効率的に行うための手段として、接着剤塗布ガンを用い、この接着剤塗布ガンから接着剤をフランジ部に向って噴射することが考えられる。
しかし、力骨には各種寸法のものがあり、これらの寸法に応じて、力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における面部の寸法が異なっている。このような面部に接着剤塗布ガンを用いて接着剤の塗布作業を行えるようにするためには、寸法が異なっている各種の面部に対して汎用性を有する技術を開発することが求められる。
本発明の目的は、寸法が異なっている各種の面部に対して汎用性を有し、これらの面部に対して共通使用できるようになる建材パネル用力骨の接着剤塗布装置及びその接着剤塗布作業方法を提供するところにある。
本発明に係る建材パネル用力骨の接着剤塗布装置は、建材パネル用面材が接着剤で接合されるべき建材パネル用力骨の面部と対向して配置されていて、この面部に前記接着剤を、噴射軌跡をスパイラル軌跡としかつそのスパイラル径を前記面部に向って次第に拡大させながら噴射して塗布するための接着剤塗布ガンと、前記面部に付着する前記接着剤のスパイラル径の大きさを調整可能とするためのスパイラル径調整手段とを有することを特徴とするものである。
この建材パネル用力骨の接着剤塗布装置における接着剤塗布ガンは、前記面部に接着剤を、噴射軌跡をスパイラル軌跡としかつそのスパイラル径を面部に向って次第に拡大させながら噴射して塗布するものとなっており、また、本発明に係る接着剤塗布装置は、面部に付着する接着剤のスパイラル径の大きさを調整可能とするためのスパイラル径調整手段を有しているため、このスパイラル径調整手段によって面部に付着する接着剤のスパイラル径の大きさを調整することにより、この接着剤塗布装置は、力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における寸法が異なっている各種の面部に対して汎用性を有することになり、これらの面部に対して共通使用できるようになる。
本発明の接着剤塗布装置におけるスパイラル径調整手段は、面部に付着する接着剤のスパイラル径の大きさを調整可能にできるものであれば、任意な構造、形式のものでよい。
その第1番目の例は、接着剤が接着剤塗布ガンから圧縮エアーと共に噴射され、この接着剤塗布ガンから同じ距離離れた位置におけるスパイラル径が、圧縮エアーの圧力に応じて変化するようになっている場合には、スパイラル径調整手段を、圧縮エアーの圧力を調整する圧力調整手段とすることである。
また、第2番目の例は、本発明では、接着剤塗布ガンから噴射した接着剤の軌跡は面部に向って次第にスパイラル径が拡大するスパイラル軌跡となっており、建材パネル用力骨と接着剤塗布ガンとの間隔が変更されると、面部に付着する接着剤のスパイラル軌跡が変化するようになっているため、本発明に係る接着剤塗布装置が、建材パネル用力骨と接着剤塗布ガンとの間隔を調整するための間隔調整手段を有している場合には、スパイラル径調整手段をこの間隔調整手段とすることである。
この第2番目の例において、接着剤塗布ガンからは接着剤のみが噴射されてもよく、接着剤と圧縮エアーの両方が噴射されてもよく、接着剤の噴射形態は任意である。そして、この第2番目の例において、接着剤塗布ガンから接着剤と圧縮エアーの両方が噴射され、接着剤塗布ガンから同じ距離離れた位置における接着剤のスパイラル径が、圧縮エアーの圧力に応じて変化するようになっている場合には、圧縮エアーの圧力を調整することによってもスパイラル径を調整するようにしてもよい。
第3番目の例は、建材パネル用力骨に対する接着剤塗布ガンの角度を変更すると、接着剤塗布ガンから噴射されて建材パネル用力骨の面部に付着する接着剤のスパイラル径の大きさが変わるため、本発明に係る接着剤塗布装置に、建材パネル用力骨と接着剤塗布ガンとのうちの少なくとも一方の他方に対する角度を変更する角度変更手段を設け、この角度変更手段をスパイラル径調整手段とすることである。
そして、この第3番目の例は、上述した第1番目の例と第2番目の例とのうちの少なくとも1つと組み合わせて用いてもよい。
また、接着剤が塗布されるべき面部が建材パネル用力骨の長さ方向に連続している場合には、本発明に係る接着剤塗布装置に、建材パネル用力骨と接着剤塗布ガンとのうちの少なくとも一方を他方に対して建材パネル用力骨の長さ方向に送るための送り手段と、この送り手段及び前記スパイラル径調整手段を制御し、建材パネル用力骨の長さ方向に連続している面部に付着する接着剤のスパイラル径の大きさを大きくするときには、送り手段による送り移動速度を遅くし、面部に付着する接着剤のスパイラル径を小さくするときには、送り手段による送り移動速度を速くする制御装置とを設けてもよい。
これによると、接着剤が塗布されるべき面部における力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における寸法が大きくなっているために接着剤のスパイラル径を大きくしても、前記送り手段の送り移動速度が遅くなるため、接着剤塗布ガンから単位時間当たりに噴射される接着剤の量が同じ又は略同じになっている場合に、建材パネル用力骨の長さ方向における単位長さ当たりの接着剤付着密度を、接着剤が塗布されるべき面部における力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における寸法が小さいために接着剤のスパイラル径を小さくした場合と同程度の密度にすることができる。言い換えると、接着剤が塗布されるべき面部における力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向の寸法が各種異なっているそれぞれの力骨について、同程度の密度にすることができ、各種寸法となっている力骨の面部に付着させる接着剤の密度の均一化又は略均一化を達成することができる。
上記送り手段は、建材パネル用力骨と接着剤塗布ガンとのうちの一方を他方に対して建材パネル用力骨の長さ方向に送るものでもよく、これらの建材パネル用力骨と接着剤塗布ガンの両方を建材パネル用力骨の長さ方向の互いに反対側に送るものでもよい。
また、本発明に係る接着剤塗布装置に、建材パネル用力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における面部の寸法を検出する寸法検出手段を設け、この寸法検出手段からの情報を前記制御装置に入力し、この入力情報に基づいてこの制御装置が前記送り手段及び前記スパイラル径調整手段を制御するように構成してもよい。
これによると、建材パネル用力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における面部の寸法が寸法検出手段で検出され、この検出情報に基づき制御装置は送り手段及びスパイラル径調整手段を制御するため、面部の上記寸法の検出から、各種寸法となっている力骨の面部に接着剤付着密度を均一化又は略均一化して接着剤を付着させる作業までを自動作業として行えるようになり、作業を一層効率的に行える。
本発明に係る建材パネル用力骨の接着剤塗布方法は、以上説明した本発明に係る建材パネル用力骨の接着剤塗布装置を含む装置によって実施される方法である。
すなわち、本発明に係る建材パネル用力骨の接着剤塗布方法は、建材パネル用面材が接着剤で接合されるべき建材パネル用力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における前記建材パネル用力骨の面部の寸法を検出する面部寸法検出作業工程と、前記面部に向って接着剤塗布ガンから前記接着剤を、噴射軌跡をスパイラル軌跡としかつそのスパイラル径を前記面部に向って次第に拡大させながら噴射することにより、前記面部に前記接着剤を塗布する接着剤噴射塗布作業工程とを有し、この接着剤噴射塗布作業工程において、前記面部寸法検出作業工程における検出結果に基づき、前記建材パネル用力骨の長さ方向に連続している前記面部に付着する前記接着剤のスパイラル径の大きさを、前記建材パネル用力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における前記面部の寸法が大きいときには、大きくし、前記建材パネル用力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における前記面部の寸法が小さいときには、小さくすることを特徴とするものである。
この接着剤塗布方法によると、建材パネル用力骨の長さ方向に連続している面部に付着する接着剤のスパイラル径の大きさは、建材パネル用力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における面部の寸法が大きいときには、大きくなり、建材パネル用力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における面部の寸法が小さいときには、小さくなるため、この接着剤塗布方法は、力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における寸法が異なっている各種の面部に対して汎用性を有することになり、これらの面部に対して共通使用できるようになる。
そして、この接着剤塗布方法でも、建材パネル用力骨の長さ方向に連続している面部に付着する接着剤のスパイラル径の大きさを、建材パネル用力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における面部の寸法が大きいときには、大きくし、建材パネル用力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における面部の寸法が小さいときには、小さくすることは、任意な構造、形式で行ってよい。
その第1番目の例は、接着剤が接着剤塗布ガンから圧縮エアーと共に噴射され、この接着剤塗布ガンから同じ距離離れた位置におけるスパイラル径が、圧縮エアーの圧力に応じて変化するようになっている場合には、上記スパイラル径の大きさを、圧縮エアーの圧力を調整することにより変更することである。
また、第2番目の例は、本発明では、接着剤塗布ガンから噴射した接着剤の軌跡は面部に向って次第にスパイラル径が拡大するスパイラル軌跡となっており、建材パネル用力骨と接着剤塗布ガンとの間隔が変更されると、面部に付着する接着剤のスパイラル軌跡が変化するようになっているため、上記スパイラル径の大きさを、建材パネル用力骨と接着剤塗布ガンとの間隔を調整することにより変更することである。
そして、この第2番目の例において、接着剤塗布ガンからは接着剤のみが噴射されてもよく、接着剤と圧縮エアーの両方が噴射されてもよく、接着剤の噴射形態は任意である。そして、この第2番目の例において、接着剤塗布ガンから接着剤と圧縮エアーの両方が噴射され、接着剤塗布ガンから同じ距離離れた位置における接着剤のスパイラル径が、圧縮エアーの圧力に応じて変化するようになっている場合には、圧縮エアーの圧力を調整することによってもスパイラル径を調整するようにしてもよい。
第3番目の例は、建材パネル用力骨に対する接着剤塗布ガンの角度を変更すると、接着剤塗布ガンから噴射されて建材パネル用力骨の面部に付着する接着剤のスパイラル径の大きさが変わるため、建材パネル用力骨と接着剤塗布ガンとのうちの少なくとも一方の他方に対する角度を変更することにより、上記スパイラル径を調整することである。
そして、この第3番目の例は、上述した第1番目の例と第2番目の例とのうちの少なくとも1つと組み合わせて用いてもよい。
また、本発明に係る接着剤塗布方法に、前記建材パネル用力骨と前記接着剤塗布ガンとのうちの少なくとも一方を他方に対して前記建材パネル用力骨の長さ方向に送り移動させる送り移動作業工程を設け、前記面部寸法検出作業工程における検出結果に基づき、この送り移動作業工程における送り移動速度を、建材パネル用力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における面部の寸法が大きいときには、遅くし、建材パネル用力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における面部の寸法が小さいときには、速くしてもよい。
これによると、接着剤塗布ガンから単位時間当たりに噴射される接着剤の量が同じになっている場合に、建材パネル用力骨の長さ方向における単位長さ当たりの接着剤付着密度を、接着剤が塗布されるべき面部における力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向の寸法が各種異なっているそれぞれの力骨について、同程度の密度にすることができ、これらの力骨の面部に付着させる接着剤の密度の均一化又は略均一化を達成することができる。
なお、前記送り移動作業工程は、前述した面部寸法検出作業工程の後に、前記接着剤噴射塗布作業工程と同時期又は略同時期になされることになる。
また、前記送り移動作業工程は、建材パネル用力骨と接着剤塗布ガンとのうちの一方を他方に対して建材パネル用力骨の長さ方向に送る作業工程でもよく、これらの建材パネル用力骨と接着剤塗布ガンの両方を建材パネル用力骨の長さ方向の互いに反対側に送る作業工程でもよい。
以上において、接着剤塗布ガンからの接着剤の噴射形態は、接着剤がスパイラルの軌跡を描きながらそのスパイラル径が次第に拡大して噴射されるものであれば、任意であり、例えば、1条の接着剤が圧縮エアーによって又は圧縮エアーによらずにスパイラルの軌跡を描きながらそのスパイラル径が次第に拡大するものでもよく、複数条の接着剤が圧縮エアーによって又は圧縮エアーによらずにスパイラルの軌跡を描きながらそのスパイラル径が次第に拡大するものでもよい。
また、以上説明した本発明は、任意な建材パネルの力骨に適用でき、その建材パネルは、開き戸でもよく、引戸でもよく、間仕切りパネルでもよく、防煙垂れ壁パネルでもよく、防水パネルでもよく、防潮パネルでもよく、シャッターパネル等でもよい。また、開き戸や引戸、間仕切りパネルは、防災区画を形成するための防災用の開き戸、引戸、間仕切りパネルでもよく、さらに、引戸は、引戸の移動を案内するためのガイド部材から吊り下げられた上吊り式引戸でもよい。
また、力骨は、建材パネルの外縁部を形成する外骨部材でもよく、建材パネルの内部に配置される中骨部材でもよい。
さらに、力骨は、チャンネル材からなるものでもよく、リップ付きチャンネル材からなるものでもよく、断面H形状となっているものでもよく、断面I形状となっているものでもよく、断面三角形となっているものでもよく、断面四角形となっているものでもよく、五角形以上の断面多角形となっているものでよい。また、力骨は、中空部材でもよく、中実部材でもよい。
また、力骨は、接着剤が塗布させるべき面部が1個設けられているものでもよく、2個等の複数個設けられているものでもよく、その面部の個数は任意である。また、面部が複数個設けられている力骨については、本発明に係る接着剤塗布装置及びその接着剤塗布方法を、その全部の面部に接着剤を塗布するために適用してもよく、一部の面部だけに接着剤を塗布するために適用してもよい。
さらに、力骨の材質は任意であり、例えば、アルミや鉄、合金等の金属でもよく、木材でもよく、合成樹脂でもよく、これらの複合材等でもよい。そして、力骨は、型材になっているものから製造されたものでもよく、型材になっていないものから製造されたものでもよい。
また、接着剤も、力骨と建材パネル用面材とを接着することができるものであれば、任意の種類のものでよく、例えば、力骨に塗布されてからこの力骨に建材パネル用面材が接合されるまで、接着力を持続するタイプのものでもよく、力骨に塗布されたときに冷却されて接着力が低下又は消滅し、力骨に建材パネル用面材を接合するためのホットプレス作業時に本来の接着力が回復するホットメルトタイプのものでもよく、ホットメルトタイプであって、空気中等における水分を吸収することで接着力が増大する反応性ホットメルトタイプ等のものでもよい。
本発明によると、寸法が異なっている各種の面部に対して汎用性を有し、これらの面部に対して共通使用できるという効果を得られる。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る接着剤塗布装置で接着剤が塗布される力骨を含んで構成されている建材パネルを示し、この建材パネルは、上吊り式の引戸1である。初めに、この引戸1について説明する。
引戸1は、図2で示す2枚の面材2と、図3で示す枠体3と、図5で示す芯材4と、図6で示す窓用枠5とを含んで構成され、枠体3は4個の力骨6を四角形に組み合わせて形成され、窓用枠5も4個の枠材7を四角形に組み合わせ形成されている。図2のそれぞれの面材2は、金属板をタレットパンチ装置やシャーリング装置等の加工機械で所定寸法に切断し、そして、図1で示されている窓8を設けるべき箇所に窓用開口部2Aを開口形成することにより生産されている。図3で示す枠体3のそれぞれの力骨6は、アンコイラーから繰り出されたコイル材を所定寸法に切断するとともに、ロールフォーミング成形等することにより、ウェブ部9と、このウェブ部9の幅方向両端からウェブ部9に対し直角に同じ方向へ立ち上がった2個のフランジ部10とを有するチャンネル材として生産されている。互いに平行又は略平行となっているこれらのフランジ部10は、力骨6における接着剤で面材2が接合される面部となっている。
図3及び図4で示すとおり、4個の力骨6のうち、上側の横力骨6Aにおけるそれぞれのフランジ部10には、横力骨6Aの長さ方向両端部を打ち抜き加工することにより、横力骨6Aの長さ方向に突出した係合凸部11が形成されている。また、両方の縦力骨6Bの上端には、引戸1の内側に向いたウェブ部9を含めて両方のフランジ部10に係合凹部12が形成されている。4個の力骨4を組み合わせて枠体3を形成する場合には、横力骨6Aの係合凸部11を縦力骨6Bの係合凹部12に係合し、これらの力骨6Aと6Bを溶接等で接合せず、また、図3で示す両方の縦力骨6Bと下側の横力骨6Cは単に接触させ、これらの力骨6Bと6Cも溶接等で接合しない。
図5の芯材4は格子状又は蜂の巣状等に形成されたへーパーコアであり、図1で示されている窓8を設けるべき箇所に窓用開口部4Aが形成されている。図6で示す窓用枠5のためのそれぞれの枠材7は木製であり、所定寸法に切断されて生産された枠材7の2つの表面に回転カッター装置等によって溝13を形成した後、4個の枠材7を四角形に組み合わせてステープル等の結合具14で結合することにより、窓用枠5が形成される。このようにして窓用枠5が形成されたときには、それぞれの溝13が直列に接続することによって窓用枠5の全周に亘って連続している連続溝15が、窓用枠5の内周部の近くに形成されている。
以上の2枚の面材2と、4個の力骨6からなる枠体3と、芯材4と、4個の枠材7からなる窓用枠5とによって図1で示した引戸1を製造するためには、それぞれの力骨6の2個のフランジ部10と、芯材4の2つの表面と、窓用枠5の2つの表面とに接着剤を塗布する。この接着剤は、加熱されると溶融状態になるとともに、冷却されることにより硬化し、かつ溶融時に空気中の湿気や接着相手の水分を吸収することで反応して接着強度が大きくなる反応性ホットメルト接着剤であり、上記力骨6の2個のフランジ部10と、芯材4の2つの表面と、窓用枠5の2つの表面とに塗布されるときには加熱されて溶融状態となっており、塗布後は自然冷却により硬化する。
なお、力骨6の2個のフランジ部10に接着剤を塗布する際に、外部環境温度等のために力骨6の温度が、接着剤が付着しにくい温度又は付着しない温度まで低下しているときには、温風等で力骨6を暖めてから接着剤塗布作業を行う。
上記接着剤の塗布作業後、2枚の面材2のうち、1枚の面材2の上に芯材4を置き、この芯材4の外周に、4個の力骨6を前述したように互いに溶接等で接合せずに四角形に組み合わて配置するとともに、芯材4の窓用開口部4Aの内部に窓用枠5を配置し、そしてこれらの上に残りの面材2を載せるというアッセンブリ作業を行い、次いで、この作業で製造されたアッセンブリ製造体をホットプレスする作業を行い、このホットプレス作業で溶融状態となった接着剤を、アッセンブリ製造体を次にコールドプレスしたときに冷却させ、これにより、力骨6の2個のフランジ部10と、芯材4の2つの表面と、窓用枠5の2つの表面とに2枚の面材2を接着剤で接合し、図1で示した引戸1を生産する。
図7は、以上のようにしてなされる引戸1の生産作業を、各工程順に示した作業工程図である。面材2は面材製造工程20で製造され、力骨製造工程21で製造された力骨6の2個のフランジ部10には、接着剤塗布作業工程22で接着剤が塗布され、芯材製造工程23で製造された又は芯材製造メーカーから納入された芯材4の2つの表面には、接着剤塗布作業工程24で接着剤が塗布され、窓用枠製造工程25において4個の枠材7を結合具14で結合することで製造された窓用枠5の2つの表面には、接着剤塗布作業工程26で接着剤が塗布される。そして、これらの面材2と力骨6と芯材4と窓用枠5からアッセンブリ工程27で上記アッセンブリ製造体が製造され、このアッセンブリ製造体は、ホットプレス工程28でホットプレスされ、さらに、コールドプレス工程29でコールドプレスされる。
以上のようにして生産される引戸1では、それぞれの力骨6は接着剤と面材2を介して接合されることになり、これらの力骨6は溶接等では接合されていないが、上側の横力骨6Aと縦力骨6Bは、前述した係合凸部11と係合凹部12の係合によって噛み合わせ状態となっているため、引戸1が、この引戸1の移動を案内するガイドレール等のガイド部材から吊り下げられる上吊り式引き戸であっても、上側の横力骨6Aよりも下側の引戸1の自重をこの横力骨6Aによって有効に支持することができる。
なお、図8は、図7の接着剤塗布作業工程24において、芯材4の2つの表面に接着剤を塗布するための作業を説明している。芯材4がベルトコンベア等の搬送手段30で搬送されているときに、この搬送手段30の所定位置に配置されている接着剤塗布用ロール装置31の接着剤滲出ロール31Aによって芯材4の一方の表面に接着剤が塗布され、この接着剤が自然冷却して搬送手段30の終端側から排出された芯材4は台車32に載せられる。この台車32に所定個数の芯材4が積載されると、台車32が搬送手段30の始端側に走行移動され、この台車32から芯材4が搬送手段30に順次送り込まれ、このとき芯材4は上下反転される。これにより、搬送手段30で搬送されるそれぞれの芯材4の他方の表面に、接着剤塗布用ロール装置31の接着剤滲出ロール31Aで接着剤が塗布され、このようにして2つの表面に接着剤が塗布された芯材4は、図7のアッセンブリ工程27に送られる。
また、図7のコールドプレス工程29を経た後のアッセンブリ製造体の窓8には、図9で示すように、ガラス等による透明又は半透明の板材40が、窓用枠5の内周面にビス等で固定される押し縁42,43で取り付けられる。上述したように、窓用枠5の2つの表面には面材2を接合するための接着剤が塗布され、この接着剤は、図7のホットプレス工程28で面材2が窓用枠5に押圧されたときに展開流動するが、窓用枠5の内周側へ展開流動する接着剤は前記溝13に落ちるため、余分な接着剤が窓用枠5の内側へ出現するのを防止できる。
図10の実施形態では、窓用枠5を構成するそれぞれの枠材7の内周部に溝53を形成している。これによっても、窓用枠5の内周側へ展開流動する接着剤を溝53に落とし、余分な接着剤が窓用枠5の内側へ出現するのを防止できる。
次に、力骨6の2個の面部であるフランジ部10に接着剤を塗布する作業を説明する。図11は、本実施形態に係る接着剤塗布装置を制御系を含めて示した平面図であり、図12は、接着剤塗布装置の側面図である。
本実施形態に係る接着剤塗布装置は、力骨6の送り方向に配置された2台のワーク送り手段60,61を備えており、それぞれのワーク送り手段60,61は、力骨6が載る下側の従動ロール62と、上側の駆動円板63とを有し、駆動円板63はサーボモータ64で回転する。それぞれの力骨6は、ウェブ9を下側として図示外のワーク送り込み装置によってワーク送り手段60の従動ロール62と駆動円板63との間に送り込まれ、これらの従動ロール62と駆動円板63で挟着される力骨6は、ワーク送り手段60のサーボモータ64による駆動円板63の回転により、従動ロール62を回転させながらワーク送り手段61の側へ送られる。そして、このワーク送り手段61の従動ロール62と駆動円板63との間に送り込まれた力骨6は、ワーク送り手段61のサーボモータ64による駆動円板63の回転によって排出側へ送られる。
なお、下側のロールをサーボモータで回転する駆動ロールとし、上側の円板を従動円板としてもよい。
ワーク送り手段60と61の間には、これらのワーク送り手段60,61で水平又は略水平に送られているときの力骨6の2個のフランジ部10に接着剤を塗布するための接着剤塗布手段65が配設されている。この接着剤塗布手段65は、ワーク送り手段60と61によって形成されるワーク送りラインに対する一方の横側に配置された不動ガイド手段66と、他方の横側に配置された移動ガイド手段67とを有し、不動ガイド手段66は、両方のガイド手段66,67の下側に設けられているベース部材68に固定されており、移動ガイド手段67は、電磁切替式シリンダ69のピストンロッドの伸縮動によってガイド部材70で案内されながら上記ワーク送りラインに対して進退する方向へ、言い換えると、力骨6の2個のフランジ部10の間隔方向である力骨6の幅方向へ移動する。
不動ガイド手段66は、ベース部材68と平行な板部材71と、この板部材71のワーク送りライン側の端部に力骨送り方向に並設された複数のガイドローラ72とを含んで構成されており、また、移動ガイド手段67も、ベース部材68と平行な板部材73と、この板部材73のワーク送りライン側の端部に力骨送り方向に並設された複数のガイドローラ74とを含んで構成されている。上記電磁切替式シリンダ69とガイド部材70は、ベース部材68と板部材73との間に配置されている。
力骨6がワーク送り手段60によってワーク送り手段61の側へ送られるときには、力骨6の一方のフランジ部10は、不動ガイド手段66の回転自在なガイドローラ72に接触して案内され、また、他方のフランジ部10は、後述するようにワーク送りラインの側へ前進した移動ガイド手段67の回転自在なガイドローラ74に接触して案内される。
不動ガイド手段66の板部材71には電磁切替式シリンダ75が取り付けられ、このシリンダ75の上下方向に伸縮するピストンロッドには、複数のバー部材の組み合わせからなるバー組合体76を介して接着剤塗布ガン77が取り付けられている。移動ガイド手段67の板部材73にも電磁切替式シリンダ78が取り付けられ、このシリンダ78の上下方向に伸縮するピストンロッドには、複数のバー部材の組み合わせからなるバー組合体79を介して接着剤塗布ガン80が取り付けられている。この接着剤塗布ガン80は、上記シリンダ69により、移動ガイド手段67と共に、力骨6の2個のフランジ部10の間隔方向である力骨6の幅方向へ移動する。
また、2個の接着剤塗布ガン77,80は、電磁切替式シリンダ75,78のピストンロッドの伸縮動により、ワーク送り手段60,61により一定高さ位置で送られる力骨6に対する高さ位置が調整される。
図11で示されているとおり、力骨6の幅方向両側の2箇所に設けられているフランジ部10と対向している2個の接着剤塗布ガン77と80は、力骨6の長さ方向である力骨6の送り方向へのずれ量Aをもって配置されている。
また、これらの接着剤塗布ガン77と80は、図12で示されているように、ガン本体81と、ガン本体81から力骨6の長さ方向と幅方向の両方に直交する方向、すなわち上下方向にずれた位置に設けられた接着剤噴射ノズル82とを有しているとともに、それぞれのガン77,80は、力骨6の上下方向に延びる向きとなっているフランジ部10に対して斜め下向きの姿勢で配置されている。このため、これらのガン77,80は、ノズル82から噴射される接着剤の2本の中心延長軸線N1とN2が角度αをなす傾き姿勢となって配置され、角度αは、力骨6の長さ方向と直交する面内、すなわち鉛直面内における角度となっている。
また、それぞれのガン77,80は、ガン本体81が上側で、ノズル82が下側となって配置されているため、互いに相手の接着剤塗布ガンのガン本体81から上記中心延長軸線N1,N2が外れる側への傾斜姿勢となっている。
図13はそれぞれのガン77,80のノズル82から噴射される1条の接着剤の軌跡83を示し、この軌跡83は、スパイラル軌跡であって、そのスパイラル径Dは、ノズル82から遠ざかるにしたがい次第に拡大するもの、言い換えると、力骨6のフランジ部10に向って次第に拡大するものとなっている。このようにノズル82から1条の接着剤をスパイラル軌跡83となって噴射できるようにするために、ノズル82の先端面を示している図14のとおり、接着剤噴射孔84の周囲に複数のエアー噴出孔85が等角度間隔で形成されているとともに、これらのエアー噴出孔85は、接着剤噴射孔84から次第に遠ざかりながら同じ円周方向へ湾曲形成されたそれぞれのエアー通路86の先端部に形成されている。
ノズル82の断面図を示している図15のように、接着剤噴射孔84は接着剤供給通路87の先端部に形成され、また、それぞれのエアー通路86には、エアー供給通路88からエアーが分配供給される。
接着剤噴射孔84から加熱されて溶融状態となっている接着剤が噴射されるときに、それぞれのエアー噴出孔85から圧縮エアーが同時に噴出し、これらの圧縮エアーは、湾曲形成されているエアー通路86を通過してスパイラルの噴出軌跡を描くため、これらの圧縮エアーに巻き込まれながら噴射する接着剤の軌跡は、図13で示したスパイラル軌跡83となり、そのスパイラル径Dは、力骨6のフランジ部10に向って次第に拡大する。
そして、ノズル82からの距離が同じ場所におけるスパイラル軌跡83のスパイラル径Dは、エアー噴出孔85から噴出するエアーの圧力が大きくなった場合に、大きくなり、また、エアー噴出孔85から噴出するエアーの圧力が同じ値である場合には、ノズル82からの距離が大きい場所でスパイラル径Dは大きくなる。
なお、これらの場合において、接着剤噴射孔84からの単位時間当たりの接着剤噴射量は同じである。
それぞれのガン77,80の接着剤供給通路87には、図11で示されている接着剤供給パイプライン90が接続され、また、それぞれのガン77,80のエアー供給通路88には、エアー供給パイプライン91が接続されている。接着剤供給パイプライン90の上流側には、タンク92からの加熱溶融状態となっている接着剤をガン77,80に圧送するためのコンプレッサー93が配置され、このパイプライン90の途中には、電磁式開閉弁94が設けられている。また、エアー供給パイプライン91の上流端には、圧縮エアーをガン77,80に供給するためのコンプレッサー95が設けられているとともに、このパイプライン91の途中には、ガン77,80に供給する圧縮エアーの圧力を調整するための圧力調整手段である電気式レギュレーター96が配置され、さらに電磁式開閉弁94も配置されている。この電磁式開閉弁94は、本実施形態では、接着剤供給パイプライン90の電磁式開閉弁94と同じになっているが、これらの電磁式開閉弁を別々の電磁式開閉弁としてもよい。
また、コンプレッサー93,95は、接着剤、圧縮エアーをガン77,80に供給できれば任意なタイプのものでよく、アプリケータとポンプを組み合わせたものでもよく、専用のコンプレッサー等でもよい。また、電気式レギュレーター96も、ガン77,80に供給する圧縮エアーの圧力調整機能を有する1台のものでもよく、それぞれ設定された圧縮エアーの圧力が異なる複数台のものからなり、これらを電磁弁等で切り換えることにより、ガン77,80に供給する圧縮エアーの圧力を調整するものでもよい。
前記ワーク送り手段60よりもワーク送り方向上流側には、ワーク検出手段100が配置され、このワーク検出手段100は、発光器100Aと受光器100Bを有する光電式検出手段であり、発光器100Aからの光が力骨6で遮断されて受光器100Bで受光されないことにより、ワーク検出手段100で力骨6が検出される。また、発光器100Aから発光されて受光器100Bで受光される光は、力骨6の高さ方向の寸法を有しているため、このワーク検出手段100では、力骨6の高さ寸法、言い換えると、フランジ部10の上下寸法も検出される。したがって、本実施形態におけるワーク検出手段100は、力骨6の長さ方向及び幅方向に直交する方向である上下方向におけるフランジ部10の寸法を検出するためのフランジ部寸法検出手段ともなっている。
ワーク検出手段100は、演算手段や記憶手段を有する制御装置101に接続され、ワーク検出手段100で検出された力骨6に関する情報は制御装置101に入力する。また、制御装置101は、前述したワーク送り手段60,61のサーボモータ64と、移動ガイド手段67の電磁切替式シリンダ69と、力骨6に対する接着剤塗布ガン77,80の高さ位置を調整する電磁切替式シリンダ75,78と、接着剤供給パイプライン90やエアー供給パイプライン91の電磁式開閉弁94及び電気式レギュレーター96を駆動制御する。
次に、制御装置101の制御のもとでなされる力骨6のフランジ部10への接着剤塗布作業について説明する。
ワーク送り手段60よりもワーク送り方向上流側に配置されているワーク送り込み手段による送り込みによって力骨6の長さ方向先端がワーク検出手段100の配置位置に達すると、この情報がワーク検出手段100で検出されて制御装置101に入力する。これに基づき制御装置101は、ワーク送り手段60,61のサーボモータ64を駆動させ、これにより、力骨6をワーク送り手段60でワーク送り手段61側へ送り移動させること、及び力骨6をさらにワーク送り手段61で排出側へ送り移動させることが行われる。
また、ワーク検出手段100が力骨6の長さ方向先端を検出すると、電磁切替式シリンダ69は制御装置101からの信号でピストンロッドを伸長させる作動を行い、これにより、移動ガイド手段67は、図16で示されているように、ワーク送りライン側へ前進し、力骨6は、この移動ガイド手段67のガイドローラ74と不動ガイド手段66のガイドローラ72とで2個のフランジ部10が案内されながら送り移動される。
また、ワーク検出手段100が力骨6の長さ方向先端を検出すると、制御装置100は、制御装置100の記憶手段に記憶されているサーボモータ64の回転速度に関するデータと、演算手段の演算機能とにより、サーボモータ64の回転速度にしたがった力骨6の送り移動速度を演算し、この演算結果に基づき、制御装置101は、力骨6の長さ方向先端が接着剤塗布ガン77の配置位置に達したときに、電磁式開閉弁94を開く制御を行う。これにより、それぞれの接着剤塗布ガン77,80の接着剤噴射孔84からは加熱溶融状態の接着剤が、エアー噴出孔85からは圧縮エアーがそれぞれ噴射し、これにより、接着剤はノズル82から図13で示したスパイラル軌跡83を描きながら力骨6に向って飛び、そして、力骨6の2個のフランジ部10に付着する。
ワーク検出手段100が力骨6を検出しなくなると、言い換えると、力骨6の長さ方向後端がワーク検出手段100の配置位置を通過すると、この情報が入力した制御装置101は、上記した力骨6の送り移動速度の演算結果に基づき、力骨6の長さ方向後端が接着剤塗布ガン80の配置位置に達したときに、電磁式開閉弁94を閉じる制御を行う。これにより、それぞれの接着剤塗布ガン77,80からの接着剤と圧縮エアーの噴射は停止する。また、制御装置101で電磁切替式シリンダ69が制御されることにより、このシリンダ69のピストンロッドは収縮動し、これにより、移動ガイド手段67はもとの後退位置に戻る。
以上により、力骨6の幅方向両側に2個設けられているフランジ部10に接着剤が自動作業で塗布されたことになる。
なお、本実施形態では、前記電磁式開閉弁94は2個の接着剤塗布ガン77,80について共通のものとなっているが、制御装置101で開閉タイミングが制御されるこの電磁式開閉弁を、ガン77と80とでそれぞれ別のものとし、これにより、力骨6の全長又は略全長に亘って接着剤をそれぞれのフランジ部10に噴射、付着させるようにしてもよい。
以上説明した本実施形態によると、力骨6の幅方向両側の2箇所にあるフランジ部10と対応して、力骨6の幅方向両側に2個の接着剤塗布ガン77,80が配置されているため、それぞれのフランジ部10への接着剤塗布作業をそれぞれのガン77,80によって行え、このため、力骨6を反転させるなどの作業を行うことなく接着剤塗布作業を終了でき、この作業を効率的に行える。
また、接着剤塗布作業は、力骨6をワーク送り手段60,61で力骨6の長さ方向に送り移動させるときに、それぞれのガン77,80から接着剤及び圧縮エアーを連続させて噴射することにより行うため、力骨6のフランジ部10が力骨6の長さ方向に延びるものとなっていても、フランジ部10に接着剤を連続状態で付着させることができ、力骨6を接着剤塗布装置が設置されている場所を通過させることにより、この接着剤の連続塗布作業を効率的に行える。
さらに、図11で説明したように、2個のガン77,80は力骨6の長さ方向の同じ位置に配置されておらず、この長さ方向のずれ量Aをもって配置されているため、それぞれのガン77,80から噴射された接着剤の一部が力骨6を飛び越えることがあっても、この接着剤の一部で互いに相打ち状態となるのを防止できる。
また、図12で示したように、2個のガン77,80は、ノズル82から噴射される接着剤の2本の中心延長軸線N1とN2が、力骨6の長さ方向と直交する面内である鉛直面内における角度αをなす傾き姿勢となって配置されているため、この角度αによっても相打ち状態を一層有効に防止できる。
さらに、それぞれのガン77,80は、ガン本体81と、ガン本体81から力骨6の長さ方向と幅方向の両方に直交する上下方向にずれた位置に設けられた接着剤噴射ノズル82とを含んで構成されているが、ガン本体81が上側で、ノズル82が下側となっており、それぞれのガン77,80は、力骨6に対して斜め下向きの傾斜姿勢となっていて、互いに相手のガン本体81から中心延長軸線N1,N2が外れる側への傾斜姿勢となっているため、それぞれのガン77,80から噴射された接着剤の一部が力骨6を飛び越えても、この接着剤の一部でガン本体81が汚損されるのを防止できる。
図16で示した力骨6は幅寸法がW1のものであったが、図17は、幅寸法がW1よりも大きいW2となっている力骨106が本実施形態に係る接着剤塗布装置に送られてきたときを示す。このときには、電磁切替式シリンダ69で移動ガイド手段67がワーク送りライン側へ前進する量は、移動ガイド手段67のガイドローラ74が力骨106の一方のフランジ部110に当接するまでであるため、この前進量は、図16の力骨6の場合よりも小さい。
そして、力骨106のそれぞれのフランジ部110に移動ガイド手段67のガイドローラ74と不動ガイド手段66のガイドローラ72が当接した状態では、それぞれのガン77,80について、ノズル82とフランジ部110との間隔は、力骨6のときのLと同じになる。
このため、幅寸法が異なる各種の力骨については、2個のガン77,80のうちの一方のガン80を力骨の幅方向に移動可能とすることにより、それぞれのガン77,80からの接着剤や圧縮エアーの噴射条件等を変更することなく、これらの力骨のフランジ部に所望どおりの状態で接着剤を付着させることができる。
図18で示す力骨206のフランジ部210の高さ寸法はH1であり、図19で示す力骨306のフランジ部310の高さ寸法は、H1よりも大きいH2である。このように、力骨の長さ方向及び幅方向に直交する方向であるフランジ部10の高さ方向の寸法が異なっている力骨が本実施形態に係る接着剤塗布装置に送られてきたときには、この情報は、前述したとおり、ワーク検出手段100の発光器100Aから発光されて受光器100Bで受光される光は力骨6の高さ方向の寸法を有していることから、フランジ部寸法検出手段となっているこのワーク検出手段100で検出される。
本実施形態に係る接着剤塗布装置に送られてきた力骨が図19の力骨306である場合には、制御装置100は、記憶手段に記憶されている力骨の高さ寸法に関するデータと、ワーク送り手段60,61のサーボモータ64の回転速度に関するデータとに基づき、サーボモータ64の適切な回転速度を演算手段で決定し、サーボモータ64の駆動を制御する。これにより、ワーク送り手段60,61は、図18の力骨206のときよりも遅い速度で力骨306を送り移動させる。
また、制御装置101は、図11で示したエアー供給パイプライン91の電気式レギュレーター96を制御するとともに、それぞれのガン77,80の高さ位置を調整するための電磁切替式シリンダ75,78も制御する。これにより、力骨206よりも高さ寸法が大きいH2となっている力骨306に対して、それぞれのガン77,80の高さ位置は、この力骨306の高さ寸法H2に適合した高さ位置になるとともに、電気式レギュレーター96が制御されることにより、それぞれのガン77,80に供給される圧縮エアーの圧力が図18の力骨206のときよりも大きくなる。
このため、それぞれのガン77,80のノズル82から同じ距離となっている場所での接着剤のスパイラル径Dは大きくなり、したがって、図19の力骨306の高さ寸法H2が、図18の力骨206の高さ寸法H1よりも大きくなっていても、この力骨206のときよりもそれぞれのガン77,80に供給する圧縮エアーの圧力が大きくなることにより、力骨206のフランジ部210に付着する接着剤220のスパイラル径D1と同じく、力骨306のフランジ部310に付着する接着剤320のスパイラル径D2を、フランジ部310の略全体高さに亘る大きさにすることができる。
このため、それぞれのガン77,80に供給される圧縮エアーの圧力を調整するための圧力調整手段となっている電気式レギュレーター96は、本実施形態では、力骨のフランジ部に付着する接着剤のスパイラル径Dの大きさを調整するためのスパイラル径調整手段にもなっている。
また、本実施形態では、ワーク送り手段60,61による力骨306の送り移動速度が力骨206のときよりも低下することにより、それぞれのガン77,80のノズル82から噴射される単位時間当たりの接着剤の量が同じであって、図19で示すフランジ部310に付着する接着剤320のスパイラル径D2が、図18で示す力骨206のフランジ部210に付着する接着剤220のスパイラル径D1よりも大きくなっても、力骨306の長さ方向における単位長さ当たりの接着剤320の付着量、すなわち、力骨306の長さ方向における接着剤320の付着密度を、力骨206のときと同程度とすることができ、これにより、適切な接着剤付着密度を得られる。
このように、図18及び図19の実施形態の場合には、力骨のフランジ部の高さ寸法を検出するための寸法検出手段になっているワーク検出手段100によってなされるフランジ部の高さ寸法検出作業工程の後に、制御装置101がワーク送り手段60,61のサーボモータ64を駆動制御することにより力骨をワーク送りラインに沿って送り移動させる送り移動作業工程と、制御装置101が電気式レギュレーター96制御してそれぞれのガン77,80に供給される圧縮エアーの圧力を調整し、制御装置101が電磁開閉弁94を駆動制御することにより力骨のフランジ部にそれぞれのガン77,80から接着剤をスパイラル軌跡83として噴射、塗布する接着剤噴射塗布作業工程とがなされるとともに、送り移動作業工程における力骨の送り移動速度と、接着剤噴射塗布作業工程においてそれぞれのガン77,80から噴射する圧縮エアーの圧力は、フランジ部の高さ寸法検出作業工程で検出されるフランジ部の高さ寸法に基づいた大きさとなり、これにより、フランジ部の高さ寸法が異なる各種の力骨について、同じ接着剤塗布装置を用いて効率的に接着剤塗布作業を行える。
図20で示す実施形態でも、2個の接着剤塗布ガン77,80は、それぞれのノズル82から噴射される接着剤の中心延長軸線N1,N2が角度βをなす傾斜姿勢となって配置されているが、この角度βは、力骨6のフランジ部10と直交し、かつこの力骨6の長さ方向と平行又は略平行となった面内、具体的には水平面内における角度である。
この実施形態によっても、図12の角度αと同じく、それぞれのガン77,80による相打ち状態を防止できる。
図21は、図18の力骨206と図19の力骨306のように高さ寸法が異なる各種の力骨について、それぞれのガン77,80のノズル82から噴射する圧縮エアーの圧力を変更しなくても対処できるようにした実施形態を示す。
この実施形態では、不動ガイド手段66、移動ガイド手段67に配置されているガン77,80の高さ位置調整用の電磁切替式シリンダ75,78のピストンロッドには、これらのピストンロッドの伸縮動で昇降する昇降部材400,401が取り付けられ、これらの昇降部材400,401に、サーボモータ402,403で回転するボールねじ404,405が配置されている。ガン77,80が取り付けられているバー組合体76,79は、これらのボールねじ404,405に螺合するナット部材406,407を備えているため、サーボモータ402,403でボールねじ404,405が正逆回転することにより、それぞれのガン77,80は力骨に対して進退し、力骨に対する距離が変更される。
サーボモータ402,403は、ワーク検出手段100で検出された力骨のフランジ部の高さ寸法に関する情報が入力する制御装置101で制御されるため、それぞれのガン77,80の力骨に対する距離は、言い換えると、それぞれのガン77,80と力骨との間隔は、力骨のフランジ部の高さ寸法に応じて調整され、フランジ部の高さ寸法が大きい力骨については、それぞれのガン77,80と力骨との間隔は大きくなる。
それぞれのガン77,80のノズル82から噴射される圧縮エアーの圧力が同じ値であっても、ノズル82から噴射される接着剤のスパイラル径Dは、ノズル82からの距離に応じて次第に大きくなるため、この実施形態によると、制御装置101が、図11で示したエアー供給パイプライン91の電気式レギュレーター96を制御せず、この代わりにサーボモータ402,403を制御してガン77,80と力骨との距離を調整することにより、ワーク送り手段60,61のサーボモータ64が制御装置101で制御されて前記ワーク送りラインにおける力骨の送り移動速度が図11の実施形態と同様に調整されることと併せ、図18及び図19で示した力骨206,306への接着剤220,320の付着状態と同じ状態を得られる。
すなわち、この実施形態では、サーボモータ402,403は、それぞれのガン77,80と力骨との間隔を調整するための間隔調整手段になっているとともに、力骨のフランジ部に付着する接着剤のスパイラル径を調整するためのスパイラル径調整手段にもなっている。
そして、ワーク検出手段100は、力骨のフランジ部の高さ寸法を検出するための寸法検出手段になっているとともに、この寸法検出手段によってなされるフランジ部の高さ寸法検出作業工程の後に、制御装置101がワーク送り手段60,61のサーボモータ64を駆動制御することにより力骨をワーク送りラインに沿って送り移動させる送り移動作業工程と、制御装置101がサーボモータ402,403を制御してそれぞれのガン77,80と力骨との間隔を調整し、制御装置101が電磁開閉弁94を駆動制御することにより力骨のフランジ部にそれぞれのガン77,80から接着剤をスパイラル軌跡83として噴射、塗布する接着剤噴射塗布作業工程とがなされ、送り移動作業工程における力骨の送り移動速度と、接着剤噴射塗布作業工程におけるそれぞれのガン77,80と力骨との間隔は、フランジ部の高さ寸法検出作業工程で検出されるフランジ部の高さ寸法に基づいた大きさとなり、これにより、フランジ部の高さ寸法が異なる各種の力骨について、同じ接着剤塗布装置を用いて効率的に接着剤塗布作業を行える。
本発明は、建材パネルを構成する力骨に、この力骨の面部に建材パネル用面材を接合するための接着剤を塗布するために利用できる。
本発明の一実施形態に係る装置によって接着剤が塗布される力骨が構成部材となって製造され、建材パネルとなっている上吊り式引戸を示す斜視図である。 図1の上吊り式引戸の構成部材である面材の斜視図である。 図1の上吊り式引戸の構成部材であって、4個の力骨によって形成される枠体の斜視図である。 図3の4個の力骨のうち、上側の横力骨と縦力骨との係合関係を示すこれらの力骨の要部分解斜視図である。 図1の上吊り式引戸の構成部材である芯材の斜視図である。 図1の上吊り式引戸の構成部材である窓用枠の斜視図である。 図1の上吊り式引戸の生産作業を各工程順に示した作業工程図である。 芯材の2つの表面に接着剤を塗布する作業を示す概念図である。 図1で示されている窓に、押し縁で取り付けられたガラス等の板材が配置された後を示す断面図である。 窓用枠を形成している枠材に設ける溝を、図9とは異なる箇所に設けている実施形態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る接着剤塗布装置を制御系を含めて示す平面図である。 図11の接着剤塗布装置の側面図である。 接着剤塗布ガンから噴射される接着剤の軌跡を示す図である。 接着剤塗布ガンの接着剤噴射ノズルの先端面を示す図である。 接着剤噴射ノズルの断面図である。 図12の要部を示す図であって、力骨の2個のフランジ部に移動ガイド手段のガイドローラと不動ガイド手段のガイドローラが接触して力骨の送り移動がなされるときを示す図である。 図16とは幅寸法が異なる力骨の送り移動がなされるときを示す図である。 接着剤塗布ガンから噴射された接着剤が付着している力骨のフランジ部を示す図である。 図18よりも高さ寸法が大きい力骨の場合を示す図18と同様の図である。 2個の接着剤塗布ガンが、これらのガンから噴射される接着剤の中心延長軸線が角度をなす傾斜姿勢となって配置されている場合に、この角度をなす面が水平面内における角度となっている実施形態を示す図11と同様の図である。 高さ寸法が異なる各種の力骨について、力骨に対してそれぞれの接着剤塗布ガンを進退可能として対処した実施形態を示す図11と同様の図である。
符号の説明
1 建材パネルである上吊り式引戸
2 面材
6、106,206,306 力骨
9 ウェブ部
10,110,210,310 面部であるフランジ部
60,61 ワーク送り手段
66 不動ガイド手段
67 移動ガイド手段
72,74 ガイドローラ
77,80 接着剤塗布ガン
81 ガン本体
82 接着剤噴射ノズル
83 接着剤塗布ガンから噴射された接着剤のスパイラル軌跡
96 スパイラル径調整手段であって圧力調整手段である電気式レギュレーター
100 フランジ部寸法検出手段でもあるワーク検出手段
101 制御装置
402,403 スパイラル径調整手段であって間隔調整手段であるサーボモーター
D 接着剤塗布ガンから噴射された接着剤のスパイラル径
D1,D2 フランジ部に付着した接着剤のスパイラル径

Claims (12)

  1. 建材パネル用面材が接着剤で接合されるべき建材パネル用力骨の面部と対向して配置されていて、この面部に前記接着剤を、噴射軌跡をスパイラル軌跡としかつそのスパイラル径を前記面部に向って次第に拡大させながら噴射して塗布するための接着剤塗布ガンと、
    前記面部に付着する前記接着剤のスパイラル径の大きさを調整可能とするためのスパイラル径調整手段と、
    前記建材パネル用力骨と前記接着剤塗布ガンとのうちの少なくとも一方を他方に対して前記建材パネル用力骨の長さ方向に送るための送り手段と、
    この送り手段及び前記スパイラル径調整手段を制御するための制御装置と、
    前記建材パネル用力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における前記面部の寸法を検出する寸法検出手段と、を有し、
    この寸法検出手段からの情報が入力される前記制御装置により、前記寸法検出出手段で検出された前記寸法の大きさに基づいて前記送り手段及び前記スパイラル径調整手段が制御され、この制御は、前記スパイラル径を前記面部の前記寸法の方向における略全体に亘る大きさにするとともに、前記建材パネル用力骨の長さ方向における前記接着剤の付着密度をそれぞれの前記建材パネル用力骨について同程度とする制御になっていることを特徴とする建材パネル用力骨の接着剤塗布装置。
  2. 請求項1に記載の建材パネル用力骨の接着剤塗布装置において、前記スパイラル径を前記面部の前記寸法の方向における略全体に亘る大きさにするとともに、前記建材パネル用力骨の長さ方向における前記接着剤の付着密度をそれぞれの前記建材パネル用力骨について同程度とする前記制御は、前記寸法検出手段で検出される前記寸法に対して前記送り手段による送り速度が反比例関係となり、前記スパイラル径調整手段による前記スパイラル径が正比例関係となる制御になっていることを特徴とする建材パネル用力骨の接着剤塗布装置。
  3. 請求項1又は2に記載の建材パネル用力骨の接着剤塗布装置において、前記接着剤は前記接着剤塗布ガンから圧縮エアーと共に噴射され、前記接着剤塗布ガンから同じ距離離れた位置における前記スパイラル径は、前記圧縮エアーの圧力に応じて変化し、前記スパイラル径調整手段は、前記圧縮エアーの圧力を調整する圧力調整手段であることを特徴とする建材パネル用力骨の接着剤塗布装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の建材パネル用力骨の接着剤塗布装置において、前記建材パネル用力骨と前記接着剤塗布ガンとの間隔を調整する間隔調整手段を有し、この間隔調整手段が前記スパイラル径調整手段となっていることを特徴とする建材パネル用力骨の接着剤塗布装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の建材パネル用力骨の接着剤塗布装置において、前記送り手段によって行われる前記建材パネル用力骨の前記接着剤塗布ガンに対する送りは、前記面部の前記寸法の方向における一定位置で行われるとともに、前記建材パネル用力骨に対する前記接着剤塗布ガンの位置を前記面部の前記寸法の方向に調整するための調整手段を有し、前記寸法検出手段からの情報が入力される前記制御装置がこの調整手段を制御することにより、前記接着剤塗布ガンの位置が前記面部の前記寸法に応じて変更されることを特徴とする建材パネル用力骨の接着剤塗布装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の建材パネル用力骨の接着剤塗布装置において、前記接着剤塗布ガンは、前記建材パネル用力骨の幅方向両側の2箇所に設けられている前記面部と対向して2個設けられており、これらの接着剤塗布ガンのうち、少なくとも一方の接着剤塗布ガンの位置を前記建材パネル用力骨の幅方向に変更するための変更手段を有し、この変更手段により前記2個の接着剤塗布ガンの間隔が前記建材パネル用力骨の幅方向両側の2箇所に設けられている前記面部の間隔と対応する大きさに変更されることを特徴とする建材パネル用力骨の接着剤塗布装置。
  7. 建材パネル用面材が接着剤で接合されるべき建材パネル用力骨の長さ方向及び幅方向に直交又は略直交する方向における前記建材パネル用力骨の面部の寸法を寸法検出手段で検出する面部寸法検出作業工程と、ワーク送り手段で送られる前記建材パネル用力骨の前記面部に向って接着剤塗布ガンから前記接着剤を、噴射軌跡をスパイラル軌跡としかつそのスパイラル径を前記面部に向って次第に拡大させながら噴射することにより、前記面部に前記接着剤を塗布する接着剤噴射塗布作業工程とを有し、
    この接着剤噴射塗布作業工程において、前記面部寸法検出作業工程における前記寸法検出手段からの情報が入力される制御装置により、前記寸法検出出手段で検出された前記寸法の大きさに基づいて前記送り手段と、前記面部に付着する前記接着剤のスパイラル径の大きさを調整可能とするためのスパイラル径調整手段とを制御することにより、前記スパイラル径を前記面部の前記寸法の方向における略全体に亘る大きさにするとともに、前記建材パネル用力骨の長さ方向における前記接着剤の付着密度をそれぞれの前記建材パネル用力骨について同程度とすることを特徴とする建材パネル用力骨の接着剤塗布方法。
  8. 請求項7に記載の建材パネル用力骨の接着剤塗布方法において、前記スパイラル径を前記面部の前記寸法の方向における略全体に亘る大きさにするとともに、前記建材パネル用力骨の長さ方向における前記接着剤の付着密度をそれぞれの前記建材パネル用力骨について同程度とすることは、前記寸法検出手段で検出される前記寸法に対して前記送り手段による送り速度を反比例関係とさせ、前記スパイラル径調整手段による前記スパイラル径を正比例関係とさせることにより行われることを特徴とする建材パネル用力骨の接着剤塗布方法。
  9. 請求項7又は8に記載の建材パネル用力骨の接着剤塗布方法において、前記接着剤は前記接着剤塗布ガンから圧縮エアーと共に噴射され、前記接着剤塗布ガンから同じ距離離れた位置における前記スパイラル径は、前記圧縮エアーの圧力に応じて変化し、前記スパイラル径調整手段は、前記圧縮エアーの圧力を調整する圧力調整手段であることを特徴とする建材パネル用力骨の接着剤塗布方法。
  10. 請求項7〜9のいずれかに記載の建材パネル用力骨の接着剤塗布方法において、前記建材パネル用力骨と前記接着剤塗布ガンとの間隔は間隔調整手段で調整され、この間隔調整手段が前記スパイラル径調整手段となっていることを特徴とする建材パネル用力骨の接着剤塗布方法。
  11. 請求項7〜10のいずれかに記載の建材パネル用力骨の接着剤塗布方法において、前記送り手段により前記建材パネル用力骨は前記接着剤塗布ガンに対して前記面部の前記寸法の方向における一定位置で送られ、前記接着剤噴射塗布作業工程において、前記面部寸法検出作業工程における前記寸法検出手段からの情報が入力される前記制御装置により、前記建材パネル用力骨に対する前記接着剤塗布ガンの位置を前記面部の前記寸法の方向に調整するための調整手段が制御され、この制御により前記接着剤塗布ガンの位置が前記面部の前記寸法に応じて変更されることを特徴とする建材パネル用力骨の接着剤塗布方法。
  12. 請求項7〜11のいずれかに記載の建材パネル用力骨の接着剤塗布方法において、前記接着剤塗布ガンは、前記建材パネル用力骨の幅方向両側の2箇所に設けられている前記面部と対向して2個設けられており、これらの接着剤塗布ガンのうち、少なくとも一方の接着剤塗布ガンの位置を、この接着剤塗布ガンの位置を前記建材パネル用力骨の幅方向に変更するための変更手段で変更することにより、前記接着剤噴射塗布作業工程において、前記2個の接着剤塗布ガンの間隔を前記建材パネル用力骨の幅方向両側の2箇所に設けられている前記面部の間隔と対応する大きさに変更することを特徴とする建材パネル用力骨の接着剤塗布方法。
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