JP4463130B2 - Gps受信装置およびgps受信装置における誤差円半径の設定方法 - Google Patents
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Description
さらに本発明は、GPS受信装置による測位位置に基づき正確な自車位置を得ることができるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
1.測位ステータス
3次元測位か2次元測位かの測位状態である。4つ以上の衛星を測位に使用すれば、高度を測定できる3次元測位となる。一方、衛星3つのときは、高度を測定できない2次元測位となる。3次元測位は、2次元測位よりも精度が良い。
測位に使用している衛星の地上からの角度である。一般的に仰角が低いと、電離層や対流圏の遅延により誤差が大きくなるといわれる。電離層遅延とは、GPSが使用するマイクロ波が、電離層の屈折率変化によって進行速度が遅れることである。また、対流圏遅延とは、大気の屈折率が1でないために生じる、GPS信号の通過遅れである。
PDOPとは、衛星同士を結んだ立体の体積であり、3次元測位での位置精度を示す。PDOPが小さい(立体の体積が大きい)ときに、精度が良くなる。但し、2次元測位のときはPDOPを計算できないため、HDOPを使用する。HDOPは、水平方向の測位位置精度を示し、小さいときに緯度・経度の精度が良いといわれる。
PDOPは、衛星同士を結んだ立体の体積であることから、衛星の散らばり具合を示すことができる。しかし、衛星が中心付近に集まっているか、端に固まっているかの偏りを示すことはできない。衛星が端に固まっている場合は、同方向からの受信信号が多くなるため、測位位置の精度が悪くなる。そこで衛星の偏りを示すため、重心ベクトルを指標として考慮する。重心ベクトルとは、測位に使用する複数の衛星をXY平面上で1つの図形とみなし、その図形の重心と、原点からの距離である。重心ベクトルが小さいほど、衛星が中心方向に集まり、大きいほど端に偏ることを示す。
衛星から受信機までの距離測定値である。マルチパスが起こりやすい遮蔽環境では時間変動が起こりやすく、測位精度と密接な関係がある。
3次元測位から2次元測位に変化した際、参考にする誤差要因である。
2次元測位のときの誤差要因は、上記したように、実際の高度と測位計算に用いる3次元測位で得られた高度との高度誤差である。この高度誤差は、緯度、経度の誤差と比例関係にある(図10参照)。さらに高度誤差は、VDOPと比例関係にある(図11参照)。
GPS測位点間の距離が、実際の走行距離にどれだけ近いかを判断する。走行距離比率は、測位された緯度、経度座標値から算出した走行距離と、ドップラー効果による速度から算出された走行距離との比である。ドップラー効果による速度は精度が高いため、この走行距離比率が「1」に近いほど、実際の走行距離に近くなる。以下の式により、「走行距離比率」として信頼度を決定する。
GPS測位点間の角度が、実際の進行角にどれだけ近いかを判断する。進行角誤差は、測位された緯度、経度座標値から算出された進行角と、ドップラー効果による方位から算出された進行角との差である。ドップラー効果による方位は精度が高いため、この差が「0」に近いほど、実際の進行角に近くなる。以下の式により、「進行角誤差」として信頼度を決定する。
12:RF受信部 14:演算制御部
16:データメモリ 18:プログラムメモリ
Claims (14)
- GPS衛星からの信号を用いて2次元測位または3次元測位を行うGPS受信装置であって、
2次元測位時に、3次元測位時の高度情報、垂直方向の測位位置精度情報、および速度情報を利用して2次元測位時の高度誤差を予測する高度誤差予測手段と、
予測された高度誤差を利用して2次元測位時の測位誤差を示す誤差量を設定する第1の設定手段とを有し、
前記高度誤差予測手段は、過去2回の3次元測位時の高度情報および垂直方向の測位位置精度情報と3次元測位時の速度情報を用いて3次元測位時の単位速度あたりの高度変化量を算出し、当該単位速度あたりの高度変化量に2次元測位時の速度情報を乗することで2次元測位時の高度誤差を求める、
GPS受信装置。 - 前記単位速度あたりの高度変化量は、過去2回の3次元測位時の高度情報の変化量に過去2回の垂直方向の測位位置精度情報の累積を加えたものを3次元測位時の速度で除することにより求められる、請求項1に記載のGPS受信装置。
- GPS受信装置はさらに、2次元測位または3次元測位の測位結果に基づき移動特性を算出する移動特性算出手段と、算出された移動特性に基づき第1の設定手段により設定された誤差量を修正する修正手段とを有する、請求項1ないし3いずれか1つに記載のGPS受信装置。
- GPS受信装置はさらに、3次元測位のときにGPS誤差要因に基づき誤差量を設定する第2の設定手段を有し、前記修正手段は、第2の設定手段により設定された誤差量を修正する、請求項4に記載のGPS受信装置。
- 前記移動特性算出手段は、測位により得られた所定期間の緯度および経度から第1の移動距離を算出し、かつ、測位により得られた所定期間の速度から第2の移動距離を算出し、第1の移動距離と第2の移動距離の比を算出する、請求項4または5に記載のGPS受信装置。
- 前記移動特性算出手段は、測位により得られた所定期間の緯度および経度から第1の進行角を算出し、かつ、測位により得られた所定期間の方位から第2の進行角を算出し、第1の進行角と第2の進行角の差を算出する、請求項4または5に記載のGPS受信装置。
- 前記修正手段は、前記第1または第2の設定手段により設定された誤差量に、前記移動特性算出手段による移動特性に応じた係数を乗じる、請求項4ないし7いずれか1つに記載のGPS受信装置。
- 前記速度および方位は、ドップラー効果により算出される、請求項6または7に記載のGPS受信装置。
- 請求項1ないし9いずれか1つに記載のGPS受信装置と、GPS受信装置による誤差量を利用して自車位置を検出する検出し、これをディスプレイ上に表示する手段とを備えたナビゲーション装置。
- GPS衛星からの信号により2次元測位または3次元測位が可能なGPS受信装置における誤差量の設定方法であって、
2次元測位時に、3次元測位時の高度情報、垂直方向の測位位置精度情報、および速度情報を利用して高度誤差を予測するステップと、
予測された高度誤差に基づき2次元測位時の測位誤差を示す誤差量を設定するステップをと有し、
前記予測するステップは、過去2回の3次元測位時の高度情報および垂直方向の測位位置精度情報と3次元測位時の速度情報を用いて3次元測位時の単位速度あたりの高度変化量を算出し、当該単位速度あたりの高度変化量に2次元測位時の速度情報を乗することで2次元測位時の高度誤差を求める、
誤差量の設定方法。 - 誤差量設定方法はさらに、2次元測位または3次元測位の測位結果に基づき移動特性を算出するステップと、算出された移動特性に基づき設定された誤差量を修正するステップとを有する、請求項11に記載の誤差量の設定方法。
- 前記移動特性を算出するステップは、2次元測位または3次元測位から得られた所定期間の緯度および経度から第1の移動距離および第1の進行角を算出し、かつ、測位から得られた所定期間の速度および方位から第2の移動距離および第2の進行角を算出し、第1の移動距離と第2の移動距離の比、および第1の進行角と第2の進行角の差を算出する、請求項12に記載の誤差量の設定方法。
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