JP4463080B2 - デフレクタ付きサイドトレッドの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両または航空機に用いられる水跳ね防止用のデフレクタを備えたタイヤに関し、特にデフレクタ付きサイドトレッドの製造方法に関する。
タイヤの車体外側となる側面に円環状にデフレクタを突出させることで、濡れた路面や水溜りを走向するときにタイヤが跳ね上げる水を抑えて歩行者や施設などへ影響を与えないようにした例が既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭52−129103号公報(第1頁右欄第3〜5行)
同特許文献1においては、デフレクタのことをフラップと称しており、「同フラップ2は、車軸に近い半径方向内側がタイヤ本体1の側面に連着されており、」と記載あるように、タイヤ本体の側面をなすサイドトレッドにフラップが固着されている。
したがって、タイヤの車体内側と外側の一対のサイドトレッドとフラップをそれぞれ別々に押出し成型し、一方の外側サイドトレッドにフラップを固着していた。
外側サイドトレッドにフラップを固着するに際しては、両者間にセメント介在させて接着するのが一般的である。
内側サイドトレッドと外側サイドトレッドは同じ口金により押出し成型できるが、フラップは別の口金を必要として、これら3つのタイヤ構成材料を同時に成型するためには、3台の押出機が必要で、押出機を少なくすれば作業時間が多くかかる。
また、外側サイドトレッドにセメントを介してフラップを接着するとき、接着面間にエアが入り込りエア溜まりが生じ易い。
そこで、通常ローラ等で押圧するステッチングにより、このエアを抜くことが行われるが、フラップの接着に際しては、フラップが突条をなすために、十分にステッチングを行うことができず、エア溜まりを残したままの不良品を発生させてしまう。
この不良部のフラップの形状は特異であり、製品としての部分修理が効かないため、不良品の発生は、そのままスクラップの発生ということであり、この接着面のエア溜まりは重大な欠陥である。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、1種類の口金の1台の押出機により効率良く押出し成型できエア溜まりの重大欠陥の全くないデフレクタ付きサイドトレッドの製造方法を供する点にある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、タイヤの車体外側となる側面に水跳ね防止用のデフレクタを突出させるサイドトレッドの製造方法において、タイヤの車体内側となる内側サイドトレッドと前記デフレクタを備える外側サイドトレッドを1つの口金により左右に並んで中央の境目を連続させて一体に押出し成型し、前記中央の境目を切断して内側サイドトレッドと外側サイドトレッドを同時に製造するデフレクタ付きサイドトレッドの製造方法とした。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のデフレクタ付きサイドトレッドの製造方法において、前記中央の境目の最薄部を形成する前記口金の中央部分が、最も幅広の内側開口から外側に行くに従い徐々に幅狭にテーパして外側開口に至っており、部材押出し用のシリンダを1本備えたシングルチューバの押出機により前記口金から内側サイドテレッドと外側サイドトレッドを押出し一体に成型することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載のデフレクタ付きサイドトレッドの製造方法において、前記デフレクタを前記中央の境目寄りに押出し成型することを特徴とする。
請求項1記載のデフレクタ付きサイドトレッドの製造方法によれば、内側サイドトレッドとデフレクタを備える外側サイドトレッドを1つの口金により一体に押出し成型し、中央の境目を切断するので、外側サイドトレッドにデフレクタが一体に形成されて、エアの入り込む余地はなく、エア溜まりの重大欠陥を全く生じさせない。
内側サイドトレッドと外側サイドトレッドとデフレクタを1種類の口金の1台の押出機により一度に一体として押出しするので、成型効率が良く、あとは中央の境目を切断して、内側サイドトレッドとデフレクタを備える外側サイドトレッドを効率良く製造することができる。
請求項2記載のデフレクタ付きサイドトレッドの製造方法によれば、中央の境目の最薄部を形成する前記口金の中央部分が、最も幅広の内側開口から外側に行くに従い徐々に幅狭にテーパして外側開口に至っており、同口金を備えたシングルチューバの押出機により押出し成型することで、小型低コストのシングルチューバに拘わらず最薄部への材料の押出し流速を向上させて十分な材料の供給を確保して押出し後の収縮による変形を最小限に抑え所要の形状を確保することができる。
請求項3記載のデフレクタ付きサイドトレッドの製造方法によれば、デフレクタを中央の境目寄りに押出し成型するので、口金の左右の一方の端部に材料を偏らせることなく中央近傍に集中して左右にバランス良く分配することができ、所要の形状を容易に形成することができる。
以下、本発明に係る一実施の形態について図1ないし図6に基づいて説明する。
本実施の形態に係る押出機1の概略側面図を図1に示す。
駆動機構2の前方にシリンダ3が延出しており、シリンダ3内をスクリューが回動し、駆動機構2寄り上部に設けられたホッパー4に投入されたゴム材料がスクリューにより混練されながら前方に移動させられる。
シリンダ3の前方にはヘッド5が設けられ、ヘッド5に口金6が取り付けられている。
スクリューの回動により前方に押し込まれたゴム材料は口金6の開口形状に成型されて帯状ゴム部材10として押出される。
以上のように本押出機1は、シリンダ3が1本のシングルチューバである。
押出し成型された帯状ゴム部材10は、図2ないし図4に示すように、タイヤの車体内側と外側の一対のサイドトレッドに相当する左側シート部10Lと右側シート部10Rが左右(口金6を正面から見たときの左右)に並んで中央の境目10bを連続させて一体に形成される。
左側シート部10Lと右側シート部10Rは、裏面を同一平面とし、中央の境目10bは、表面が凹んだ溝状が形成されて最薄部となり、左側シート部10Lの表面は平坦面であるが、右側シート部10Rの表面には、中央の境目10b寄りに大きく山形に突出したデフレクタに相当する突条10dが形成され、残りの表面は平坦面をなしている。
したがって、帯状ゴム部材10は、突条10dの最厚部と中央の境目10bの最薄部との肉厚の差が大きく、通常シングルチューバの押出機で成型すると、最薄部への材料の供給が不十分となり、押出し成型後の最薄部の収縮率が他に比べ大きくなり帯状ゴム部材が全体的に変形してしまうおそれがある。
そこで、本シングルチューバの押出機1では、口金6の開口を工夫している。
口金6における帯状ゴム部材10の最薄部である中央の境目10bを形成する中央部分の断面を図3に示す。
口金6の同中央部分は、内側開口が上下に最も幅広で外側に行くに従い徐々に幅狭にテーパしたテーパ面7を形成して外側開口に至っている。
したがって、口金6の同中央部分のテーパした開口を流れる材料の押出し流速は他よりも速く、十分な材料の供給を可能とし、押出し後の最薄部の収縮による変形を最小限に抑え帯状ゴム部材10の所要の形状を確保することができる。
なお、本口金6は、右側サイドトレッド部10Rの山形の突条10dの境目10bと反対側のふもと部分10f(図4参照)を形成する開口についても、内側開口が上下に最も幅広で外側に行くに従い徐々に幅狭にテーパしたテーパ面7を形成して外側開口に至っている。
山形の突条10dのふもと部分10fは、中央の境目10bの最薄部でなくても、突条10dの方に材料が取られ、そのため材料の供給が不十分となり易い。
したがって、当該部分も押出し成型後に収縮率が大きく、帯状ゴム部材10を変形させるおそれがある。
そこで、口金6における山形の突条10dの中央境目10bとともにその反対側のふもと部分10fを形成する開口についても、テーパ面7を形成して、材料の押出し流速を他より速くし、十分な材料の供給を可能とし、押出し後の最薄部の収縮による変形を最小限に抑え帯状ゴム部材10の所要の形状を確保するようにしている。
以上のようにして同口金6により成型された帯状ゴム部材10は、中央境目10bを切断されて、図5に示すように、左側シート部10Lは内側サイドトレッドSiとなり、右側シート部10Rは外側サイドトレッドSoとなり、突条10dはデフレクタDとなる。
図6に示すように、カーカス等により構成されたタイヤ本体部Tbの車体内側となる側面に内側サイドトレッドSiが貼着され、車体外側となる側面に外側サイドトレッドSoが貼着される。
その後、加硫成型されたタイヤTの断面図が、図6である。
外側サイドトレッドSoに円環状に突出形成されたデフレクタDによりタイヤが跳ね上げる水を抑えることができる。
このデフレクタDは外側サイドトレッドSoと一体に押出し成型されたもので、従来のように別体のものをセメントを介して接着(図6に従来の接着面を破線で示す)したものとは異なり、エア溜まりを残したままの不良品を発生させてしまうような重大な欠陥が全く生じない。
左側シート部10Lと右側シート部10Rと突条10dを1種類の口金6の1台のシングルチューバの押出機1により一度に一体として押出しするので、成型効率が良く、あとは中央の境目10bを切断して、内側サイドトレッドSiとデフレクタDを備える外側サイドトレッドSoとを効率良く製造することができる。
なお、右側シート部10RのデフレクタDとなる突条10dを中央の境目10bと反対側に形成するようにしてもよいが、デフレクタDとなる突条10dを中央の境目10b寄りに押出し成型することで、口金6の左右の一方の端部にゴム材料を偏らせることなく中央近傍に集中して左右にバランス良く分配することができ、所要の形状を容易に形成することができる。
本発明の一実施の形態に係る押出機の概略側面図である。 口金より押出される帯状ゴム部材の部分斜視図である。 口金の中央部の断面図である。 帯状ゴム部材の断面図である。 切断されて形成された内側サイドトレッドと外側サイドトレッドSoの断面図である。 タイヤの断面図である。
符号の説明
1…押出機、2…駆動機構、3…リンダ、4…ホッパー、5…ヘッド、6…口金、7…テーパ面、
10…帯状ゴム部材、10L…左側シート部、10R…右側シート部、10d…突条、
Si…内側サイドトレッド、So…外側サイドトレッド、D…デフレクタ。

Claims (3)

  1. タイヤの車体外側となる側面に水跳ね防止用のデフレクタを突出させるサイドトレッドの製造方法において、
    タイヤの車体内側となる内側サイドトレッドと前記デフレクタを備える外側サイドトレッドを1つの口金により左右に並んで中央の境目を連続させて一体に押出し成型し、
    前記中央の境目を切断して内側サイドトレッドと外側サイドトレッドを同時に製造することを特徴とするデフレクタ付きサイドトレッドの製造方法。
  2. 前記中央の境目の最薄部を形成する前記口金の中央部分が、最も幅広の内側開口から外側に行くに従い徐々に幅狭にテーパして外側開口に至っており、
    部材押出し用のシリンダを1本備えたシングルチューバの押出機により前記口金から内側サイドテレッドと外側サイドトレッドを押出し一体に成型することを特徴とする請求項1記載のデフレクタ付きサイドトレッドの製造方法。
  3. 前記デフレクタを前記中央の境目寄りに押出し成型することを特徴とする請求項1または請求項2記載のデフレクタ付きサイドトレッドの製造方法。
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