JP4462836B2 - 合金の加熱炉の蒸着金属酸化物除去方法 - Google Patents

合金の加熱炉の蒸着金属酸化物除去方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、モリブデン等のように、その酸化物の昇華温度の低い金属を含む合金の高温加熱処理を行う空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉の蒸着金属酸化物除去方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、蓄熱式交番燃焼炉1の構造を示したもので、一対のバーナ2a,2bにそれぞれ蓄熱体を充填した蓄熱室3を付設すると共に、給気ブロア4及び排気ブロア5を四方弁6を介して両バーナ2a,2bに接続し、両バーナ2a,2bを数十秒〜数分間隔で交互に燃焼させて、一方のバーナ2aの燃焼中に他方のバーナ2bを通して炉1内の排気ガスの排出を行うと共に、蓄熱室3で排熱を回収し、この排熱で次にこのバーナ2bが燃焼する時の燃焼空気を予熱するようにしたものであって、蓄熱室3から出ていく排気の温度は通常200〜350℃と低いため排熱損失が小さく、高効率の加熱を行うことができる。11は燃料供給管、12a,12bは燃料ガス遮断弁である。図4は蓄熱室3の構造を示したもので、蓄熱体としては通常セラミック製の小球又はハニカム構造体が用いられる。
【0003】
蓄熱式交番燃焼炉において、加熱処理される合金の含有金属の酸化物が蓄熱体に蒸着して、通気路が閉塞されるという欠点が有った。
【0004】
かかる欠点を解消すべく、給気ブロア4と排気ブロア5を四方弁6を介して両バーナ2a,2bに接続し、一方のバーナ2a(又は2b)の燃焼中に他方のバーナ2b(又は2a)の蓄熱室3で排熱を回収できるようにした蓄熱式交番燃焼炉において、上記四方弁6の切り換え周期を定期的又は任意時期に切り換えて通常周期よりも長くする長周期期間を設けた従来技術が有った。
【0005】
この従来技術では、長周期期間中は高温の排気が通常の切り換え周期よりも長い時間連続して片方の蓄熱室3を通過するので、この間蓄熱室3には給気側から冷たい空気が流れ込むことがなく、通常運転中に蓄熱体表面に蓄積していた蒸着金属酸化物は再度昇華して、炉気と共に外部へ排出される。
【0006】
すなわち、長周期期間中は高温の排気が通常の切り換え周期よりも長い時間連続して片方の蓄熱室3を通過するので、この間蓄熱室3には給気側から冷たい空気が流れ込むことがない。従って、通常運転中に蓄熱体表面に蓄積していた蒸着金属酸化物は再度昇華して、炉気と共に外部へ排出される。そして、給気ブロア4と排気ブロア5を、四方弁6を介して両バーナ2a,2bに接続し、一方のバーナ2a(又は2b)の燃焼中に他方のバーナ2b(又は2a)の蓄熱室3で排熱を回収できるようにした蓄熱式交番燃焼炉において、上記四方弁6の切り換え周期を定期的又は任意時期に切り換えて通常周期よりも長くする長周期期間を設けたことを特徴的構成要件としたものである。
【0007】
上述の蓄熱式交番燃焼炉1において、例えばモリブデンを含有する合金の鍛造を行う場合、合金中のモリブデンが酸化して三酸化モリブデン(MoO3)となり、これが昇華して排気中に混入し蓄熱室3内を通過する際に、その低温部で結晶化して付着し、蓄熱室3が閉塞されてしまうという問題がある。図5は、炉起動後の炉内温度の変化と、モリブデンが酸化物として昇華する温度、及び蓄熱室3の下部の約100mmの間(図4のD部)を通過する時の排気ガス温度の実測値を示したもので、前述のように四方弁6を交互に切り換えて両バーナ2a,2bを交番燃焼させる場合、給気サイクルにおいて蓄熱室3の下部すなわち給気側端部(D部)の蓄熱体は低温の給気によって冷やされ、次の排気サイクルでは炉内の高温に曝されて排気中に昇華していた三酸化モリブデンが、この温度低下した蓄熱体に接触して蒸着し、この蒸着物が漸次蓄積して、ついには蓄熱体間の隙間を閉塞してしまうのである。かかる問題点に鑑み、上記金属の蒸着による蓄熱室3の閉塞を防止することを解決すべく、特開平11−6616号公報記載発明では、蓄熱式交番燃焼炉において、上記四方弁6の切り換え周期を定期的又は任意時期に切り換えて通常周期よりも長くする長周期期間を設けたことを特徴的構成要件としたものである。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−6616号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記は、蓄熱式交番燃焼炉における蒸着金属酸化物除去方法であり、空気予熱式熱交換器を備えた加熱炉における加熱炉の蒸着金属酸化物除去方法においては、上記四方弁6の切り換え周期を定期的又は任意時期に切り換えて通常周期よりも長くする長周期期間を設けるという特徴的構成要件をそのまま適用することはできない。
【0010】
何故ならば、蓄熱式交番燃焼炉では、燃焼炉切替えの交番周期を任意に設定可能であるので、蒸着金属酸化物除去作業を行なう場合燃焼炉切替えの交番周期を長周期することによって、蒸着金属酸化物を再昇華して外部へ排出・除去するのに対して、空気予熱式熱交換器を備えた加熱炉は、加熱炉運転中は常時加熱炉内で昇華した金属酸化物蒸気は空気予熱式熱交換器部の排気ガス通路で冷却されて内壁面Aに蒸着・積層することになる(前者の蓄熱式交番燃焼よりも2倍程度金属酸化物が蒸着し易いということもできる。)。
【0011】
後者の空気予熱式熱交換器を備えた加熱炉では、熱交換部の排気ガス通路内壁面に蒸着・蓄積した金属酸化物を除去する方法(前者の蓄熱式交番燃焼炉とは異なる後者加熱炉特有の蒸着金属酸化物除去方法)が求められていた。
【0012】
従って、本発明課題は、空気予熱式熱交換器を備えた加熱炉における加熱炉の蒸着金属酸化物除去方法を提供することに有る。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述したように特許請求の範囲の各請求項に記載された発明である。
【0014】
すなわち、本発明による空気予熱式熱交換器を備えた加熱炉の蒸着酸化金属除去方法について、図1及び図2に基づいて説明する。加熱炉1では、合金(加熱物)mを加熱して溶融させる。合金mを加熱させれば、その際合金mに含まれる金属の金属酸化物が昇華して金属酸化物蒸気が発生する。燃焼排気ガスeは、バーナ2で都市ガス等の燃料ガスが燃焼後は、排気ガス通路21を経て、空気予熱式熱交換器EXへと導かれる。空気予熱式熱交換器EXは、空気aを予熱することによって排熱回収できるように設計されている。
【0015】
すなわち、加熱炉1で発生した合金mに含まれる金属の金属酸化物蒸気は、排気ガス通路21に導かれて空気予熱式熱交換器EXに至る。そして、そこで、予熱空気aとの熱交換によって燃焼排気ガスeは冷却されることによって、空気予熱式熱交換器EXの排気ガス通路21内の燃焼排気ガスe中に含まれる合金の金属酸化物蒸気も冷却されて、空気予熱式熱交換器EXの排気ガス通路21内壁面Aに蒸着し蓄積する。
しかし、本発明の構成によれば、除去運転モード時間帯(金属酸化物除去運転モード時間帯)には、予熱空気aの供給が停止されるので、空気予熱式熱交換器EXにより燃焼排気ガスeが冷却されることもなく、従って熱交換器EXの排気ガス通路21の温度Tは、除去運転モード時間帯には高温排気ガスeによって金属酸化物の昇華温度To以上に上昇し、通常運転中に空気予熱式熱交換器EX面Aに蓄積していた蒸着金属酸化物は再昇華して、燃焼排気ガスeと共に外部へ排出・除去されることになる。
【0016】
次に図2について、説明する。
【0017】
図2から分かるように、金属酸化物除去運転モードにスイッチオンされると、予熱空気aは供給停止されるので、空気予熱式熱交換EXの排気ガス温度T(被処理物の温度と殆ど同じ)は、上昇を続けて金属酸化物(例えば、MoO3)の昇華温度Toである800℃を超えることとなる。
【0018】
排気ガス温度TがMoO3の昇華温度To=800℃を超えた場合、蓄積蒸着した金属酸化物は再度昇華して蒸気となって外部へ排出・除去されることになる。
<用語の説明>
空気予熱式熱交換器とは、燃焼排気ガスと燃焼用空気を熱交換させることによって燃焼排気ガス中に含まれる排熱を回収する形式の熱交換器をいう。
本発明では、合金の加熱炉で発生した金属酸化物蒸気が、加熱炉運転中は常時空気予熱式熱交換器部の内壁面において冷却されて蒸着し積層することになる。
本発明の連続熱炉については、従来技術の蓄熱式交番燃焼炉とは相違する独自の課題を解決することである。
除去運転モード時間帯とは、加熱炉運転中の所定時期から一定時間経過するまでの時間帯である。
所定時期とは、除去運転モードがスイッチオンされた後の定期的あるいは任意に設定された時期をいう。一定間とは、所定時期から金属酸化物が再昇華して外部に排出除去されるのに充分な間になるように設定される。
金属酸化物とは、合金加熱炉で合金加熱時に昇華して金属酸化物蒸気として発生する。金属酸化物の例として、三酸化モリブデン(MoO3)等が有る。
強制通風とは、強制的に燃焼排気ガスを外部に強制的な力(例えば、ブロア、エジクタ等が考えられる。)によって排出・除去することをいう。
空気予熱式熱交換器を備えた加熱炉とは、加熱炉で燃焼した燃焼排気ガス中の排熱を回収するタイプの空気予熱式熱交換器を備えた加熱炉をいう。
再昇華とは、加熱炉において合金を加熱させる際に、合金に含まれる金属が昇華して金属酸化物蒸気となる(最初の昇華現象)。そして、一旦発生した、金属酸化物蒸気は燃焼排気ガスと共に排気ガス通路を通って空気予熱式熱交換器に至る。そこで、金属酸化物蒸気は冷却されて内壁面に蒸着・蓄積されることになる。
蒸着金属酸化物除去時には、空気予熱式熱交換器への空気供給を停止するので、空気予熱式熱交換で冷却されることが無いので、排気ガス温度は金属酸化物昇華温度以上に保持されることになる。従って、蒸着金属酸化物は再度昇華されて、再び蒸気となって燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去される。
排気ガス通路とは、加熱炉から燃焼排気ガス外部へ排出るための通路をいう。加熱炉から外部までの排気ガス通路の途中に空気予熱式熱交換器を備えている。
空気取入通路とは、外気を取り入れるための通路であって、空気予熱式熱交換器とバーナとを接続する通路の途中に空気を取入れるものであり、この空気取入通路を通じて空気を取り入れる場合には、空気予熱式熱交換への空気供給は停止される。かかるコントロールは、弁の開閉によって行われる。
空気バイパス通路とは、空気予熱式熱交換器をバイパスして空気を加熱炉に供給するための通路をいい、この通路を通して空気を取り入れる場合には、弁によって空気予熱式熱交換器への空気供給を停止する
【0019】
本発明は、具体的には以下のような発明である。
〔請求項1記載発明〕
請求項1記載発明は、加熱炉からの燃焼排気ガスとバーナに供給する空気とを熱交換させる空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉において、加熱炉運転中に、前記空気予熱式熱交換器への空気供給を停止し、且つ、前記バーナに予熱されていない空気を供給することによって、金属酸化物の昇華温度以上の燃焼排気ガスを加熱炉内から前記空気予熱式熱交換器まで導いて、前記空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面において蒸着した金属酸化物を再昇華させて、燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去することを特徴とする合金の加熱炉の蒸着金属酸化物除去方法である。
【0020】
『空気予熱式熱交換器への空気供給を停止すること』により、空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面に蒸着した金属酸化物を再昇華させて燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去するものである。『空気予熱式熱交換器への空気供給を停止すること』により、空気予熱式熱交換器において燃焼排気ガスが冷却されることが無いので、合金の加熱炉内の高温の燃焼排気ガスを高温のまま熱交換部まで導くことができる。
【0021】
空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉に対して、蓄熱式交番燃焼炉の場合における『通常周期よりも長くする長周期期間を設けるという特徴的着想』をそのまま適用することはできず、発明者達は、『空気予熱式熱交換器への空気供給を停止する』ことにより、空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面において蒸着した金属酸化物を再昇華させて、燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去するという"空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉特有の斬新な着想"により本発明を完成するに至った。
また、請求項1記載発明によれば、空気予熱式熱交換器への空気供給を停止すると共に、金属酸化物の昇華温度以上の高温の燃焼排気ガスを空気予熱式熱交換器の排気ガス通路に導くことにより、空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面に蒸着した金属酸化物を再昇華させて燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去するものであるから、空気予熱式熱交換器への空気供給を停止することにより、空気予熱式熱交換器で燃焼排気ガスが冷却されることがなくなるので、炉内の高温の燃焼排気ガスを高温のまま空気予熱式熱交換器に通すことができる。
空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉に対しては、蓄熱式交番燃焼炉の場合における『通常周期よりも長くする長周期期間を設けるという特徴的着想』をそのまま適用できず、発明者達は、『空気予熱式熱交換器への空気供給を停止すると共に、金属酸化物の昇華温度以上の高温の燃焼排気ガスを空気予熱式熱交換器の排気通路に導くこと』により、空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面において蒸着した金属酸化物を再昇華させて、燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去するという"空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉特有の斬新な着想"により本発明を完成するに至った。
さらに、従来技術の交番燃焼炉においては、どちらか一方のバーナは燃焼停止しており、バーナ運転期間を長期化すれば燃焼排気ガスの温度が上昇し続けるのに対して、本発明の空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉においては、合金の加熱炉の運転時間(バーナの燃焼時間)をいくら長期化させても、燃焼排気ガス温度は金属酸化物の昇華温度以下でかつ一定温度に保持される点大いに相違する。
【0022】
〔請求項2記載発明〕
請求項2記載発明は、加熱炉からの燃焼排気ガスとバーナに供給する空気とを熱交換させる空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉において、加熱炉運転中に、前記空気予熱式熱交換器への空気供給を停止し、且つ、前記空気予熱式熱交換器と前記バーナとを接続する通路の途中の空気取入通路を通じて空気を取り入れて前記バーナに予熱されていない空気を供給することによって、金属酸化物の昇華温度以上の燃焼排気ガスを加熱炉内から前記空気予熱式熱交換器まで導いて、前記空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面において蒸着した金属酸化物を再昇華させて、燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去することを特徴とする合金の加熱炉の蒸着金属酸化物除去方法である。
請求項2記載発明によれば、『空気予熱式熱交換器への空気供給を停止すること』により、空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面に蒸着した金属酸化物を再昇華させて燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去するものである。『空気予熱式熱交換器への空気供給を停止すること』により、空気予熱式熱交換器において燃焼排気ガスが冷却されることが無いので、合金の加熱炉内の高温の燃焼排気ガスを高温のまま熱交換部まで導くことができる。
空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉に対して、蓄熱式交番燃焼炉の場合における『通常周期よりも長くする長周期期間を設けるという特徴的着想』をそのまま適用することはできず、発明者達は、『空気予熱式熱交換器への空気供給を停止する』ことにより、空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面において蒸着した金属酸化物を再昇華させて、燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去するという"空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉特有の斬新な着想"により本発明を完成するに至った。
また、請求項2記載発明によれば、空気予熱式熱交換器への空気供給を停止すると共に、金属酸化物の昇華温度以上の高温の燃焼排気ガスを空気予熱式熱交換器の排気ガス通路に導くことにより、空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面に蒸着した金属酸化物を再昇華させて燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去するものであるから、空気予熱式熱交換器への空気供給を停止することにより、空気予熱式熱交換器で燃焼排気ガスが冷却されることがなくなるので、炉内の高温の燃焼排気ガスを高温のまま空気予熱式熱交換器に通すことができる。
空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉に対しては、蓄熱式交番燃焼炉の場合における『通常周期よりも長くする長周期期間を設けるという特徴的着想』をそのまま適用できず、発明者達は、『空気予熱式熱交換器への空気供給を停止すると共に、金属酸化物の昇華温度以上の高温の燃焼排気ガスを空気予熱式熱交換器の排気通路に導くこと』により、空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面において蒸着した金属酸化物を再昇華させて、燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去するという"空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉特有の斬新な着想"により本発明を完成するに至った。
さらに、従来技術の交番燃焼炉においては、どちらか一方のバーナは燃焼停止しており、バーナ運転期間を長期化すれば燃焼排気ガスの温度が上昇し続けるのに対して、本発明の空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉においては、合金の加熱炉の運転時間(バーナの燃焼時間)をいくら長期化させても、燃焼排気ガス温度は金属酸化物の昇華温度以下でかつ一定温度に保持される点大いに相違する。
加えて、請求項2記載発明は、金属酸化物の昇華温度以上の高温の燃焼排気ガスを空気予熱式熱交換器の排気通路に導くための具体的手段を明確化したものである。すなわち、高温の燃焼排気ガスを空気予熱式熱交換器まで導くための具体的手段として、空気予熱式熱交換器への空気供給を停止すると共に、金属酸化物の昇華温度以上の高温の燃焼排気ガスを空気予熱式熱交換器の排気ガス通路に導くことにより行なうことを明確化したものである。空気予熱式熱交換器への空気供給を停止作業と空気予熱式熱交換器の途中の空気取入通路を通じての空気を取り入れる作業を弁の開閉によりコントロールする。
【0023】
〔請求項3記載発明〕
請求項3記載発明は、加熱炉からの燃焼排気ガスとバーナに供給する空気とを熱交換させる空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉において、加熱炉運転中に、前記空気予熱式熱交換器への空気供給を停止し、且つ、前記空気予熱式熱交換器をバイパスする空気バイパス通路から空気を取り入れて前記バーナに予熱されていない空気を供給することによって、金属酸化物の昇華温度以上の燃焼排気ガスを加熱炉内から前記空気予熱式熱交換器まで導いて、前記空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面において蒸着した金属酸化物を再昇華させて、燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去することを特徴とする合金の加熱炉の蒸着金属酸化物除去方法である。
請求項3記載発明によれば、『空気予熱式熱交換器への空気供給を停止すること』により、空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面に蒸着した金属酸化物を再昇華させて燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去するものである。『空気予熱式熱交換器への空気供給を停止すること』により、空気予熱式熱交換器において燃焼排気ガスが冷却されることが無いので、合金の加熱炉内の高温の燃焼排気ガスを高温のまま熱交換部まで導くことができる。
空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉に対して、蓄熱式交番燃焼炉の場合における『通常周期よりも長くする長周期期間を設けるという特徴的着想』をそのまま適用することはできず、発明者達は、『空気予熱式熱交換器への空気供給を停止する』ことにより、空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面において蒸着した金属酸化物を再昇華させて、燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去するという"空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉特有の斬新な着想"により本発明を完成するに至った。
また、請求項3記載発明によれば、空気予熱式熱交換器への空気供給を停止すると共に、金属酸化物の昇華温度以上の高温の燃焼排気ガスを空気予熱式熱交換器の排気ガス通路に導くことにより、空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面に蒸着した金属酸化物を再昇華させて燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去するものであるから、空気予熱式熱交換器への空気供給を停止することにより、空気予熱式熱交換器で燃焼排気ガスが冷却されることがなくなるので、炉内の高温の燃焼排気ガスを高温のまま空気予熱式熱交換器に通すことができる。
空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉に対しては、蓄熱式交番燃焼炉の場合における『通常周期よりも長くする長周期期間を設けるという特徴的着想』をそのまま適用できず、発明者達は、『空気予熱式熱交換器への空気供給を停止すると共に、金属酸化物の昇華温度以上の高温の燃焼排気ガスを空気予熱式熱交換器の排気通路に導くこと』により、空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面において蒸着した金属酸化物を再昇華させて、燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去するという"空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉特有の斬新な着想"により本発明を完成するに至った。
さらに、従来技術の交番燃焼炉においては、どちらか一方のバーナは燃焼停止しており、バーナ運転期間を長期化すれば燃焼排気ガスの温度が上昇し続けるのに対して、本発明の空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉においては、合金の加熱炉の運転時間(バーナの燃焼時間)をいくら長期化させても、燃焼排気ガス温度は金属酸化物の昇華温度以下でかつ一定温度に保持される点大いに相違する。
加えて、請求項3記載発明は、金属酸化物の昇華温度以上の高温の燃焼排気ガスを空気予熱式熱交換器の排気ガス通路に導くための具体的手段を明確化したものである。すなわち、高温の燃焼排気ガスを熱交換部まで導くための具体的手段として、空気予熱式熱交換器への空気供給を停止すると共に、空気バイパス通路から空気を取り入れることにより行うことを明確化したものである。弁の開閉により空気予熱式熱交換器への空気供給を停止作業と空気バイパス通路から空気予熱式熱交換器をバイパスして空気を取り入れる作業をコントロールする。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による空気予熱式熱交換器を備えた加熱炉の蒸着金属酸化物除去方法の「発明の実施の形態」を示したもので、バーナ2は、加熱炉1の外側に設置されている。
【0025】
加熱炉1には、給気ブロア4及び強制通風装置5等が接続され、燃料ガス(例えば、都市ガス)は加熱炉1で燃焼して、生じた燃焼排気ガスは、排気ガス通路21を通じて外部へ排出・除去される。このとき加熱炉1内の排気の温度Tは約1200℃以上に達して、燃焼排気ガスeは排気通路21を経て熱交換器EXに至り、予熱空気aと熱交換されて冷却され800℃以下に冷却される。昇華温度To以上の金属酸化物蒸気は、熱交換器EX内で冷却されて蒸着・積層することになる。
【0026】
しかし、蒸着金属酸化物除去モードで運転する場合(蒸着金属酸化物除去モードをスイッチオンした時が所定時期である。)には、予熱空気供給を停止する。これにより、熱交換器の冷却媒体が供給停止されることになるので、熱交換器内の燃焼排気ガスの温度は冷却されず昇華温度To以上のままで熱交換部を通過して外気へ排出・除去されることになる。通常運転中に熱交換器内壁面Aに蓄積していた蒸着金属酸化物は再昇華して、燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去されることになる。
【0027】
また加熱炉運転中に蒸着金属酸化物除去運転モードで運転する場合、加熱炉運転中の所定時期から一定時間経過後までに蒸着金属除去操作を行う。
間を所定時期から金属酸化物が再昇華して外部に排出除去されるのに充分な間になるように設定すれば、この間中は、熱交換器において長い時間継続して加熱炉から高温の燃焼排気ガスが熱交換器の内壁面Aに流れ込むために、熱交換器内の燃焼排気ガス温度Tは昇温して徐々に高温となり、一定間内に空気予熱式熱交換器の内壁面Aに蒸着・積層していた金属酸化物が再昇華して外部へ排出・除去される。
定時期から一定間経過後は、もう既に蒸着金属酸化物は再昇華して外部へ排出・除去されるので、最早蒸着金属酸化物除去運転モードで運転する必要がないので、金属酸化物除去運転を停止することになる。
【0028】
【実施例1】
4−79パーマロイを鍛造加熱処理する場合、加熱処理温度は約1300℃であるが、パーマロイに含有されているモリブデンの酸化物は約800℃以上で昇華する。通常時間帯では、予熱空気によって冷却されるので燃焼排気ガスの温度は、モリブデンの酸化物の昇華温度(昇華温度は約800℃以上)以下になって、蒸着・蓄積することになる。
【0029】
なお、省エネルギーの観点からは、熱交換器部の燃焼排気ガス温度は極力低くし、排熱回収を図るのが望ましい。従って、金属酸化物蒸着と排熱回収効率向上とは相反する関係に有る。
【0030】
しかし、加熱炉を蒸気の定常状態で使用を続ければ、加熱炉内で昇華してできたモリブデンの酸化物は燃焼排気ガスと共に熱交換器内において冷却され、熱交換器内壁面Aに蒸着することになる。ある程度モリブデンの酸化物が蓄積されて蒸着層が厚くなると熱交換器の熱交換器性能や流体抵抗が増加して不都合を生じる。
【0031】
そこで、例えば、加熱炉停止後の所定時期がくれば、蒸着金属酸化物除去モードで運転することになる。この場合、空気予熱式熱交換器への空気供給を停止する。この予熱空気の供給停止により、加熱炉の燃焼排気ガスは熱交換器においても冷却されず、金属酸化物の昇華温度To以上を保持することになる。従って、一旦蒸着した金属酸化物は再昇華することにより蒸気となって燃焼排気ガスと共に外部へ排出されることになる。
【0032】
所定時期の一定間について(すなわち、金属酸化物除去モード運転時間帯)金属酸化物の除去を行なうことにより、熱交換器内壁面Aに残存する三酸化モリブデンをほぼ完全に除去することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明方法によれば、上述のように、除去運転モード時間帯に(金属酸化物除去モード運転時間帯において)空気予熱式熱交換器への空気供給を停止して、加熱処理される合金の金属酸化物が再昇華するという簡単な構成によって、合金の加熱処理運転中に熱交換器内壁面Aに付着した蒸着酸化物を完全に除去することができ、蒸着物の蓄積による熱交換器3の閉塞を未然に防止することができるという利点がある。
【0034】
また,この蒸着金属酸化物除去操作は処理物の加熱処理中にも行うことができるので、バッチ炉のみならず、連続炉においても所定時期の一定時間に実施することができる。なお本除去操作中は、排気温度が通常時よりも上昇するので、排熱損失が若干増加するが、加熱処理時間が数時間であるのに対して、本除去操作時間は数分〜数十分程度であり、殆ど省エネルギー上問題とはならない。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す交番燃焼炉の系統図。
【図2】本発明の炉内の動作状態を示すグラフ。
【図3】従来の交番燃焼炉の系統図。
【図4】同上の蓄熱室の構造を示した要部系統図。
【図5】従来の炉内の動作状態を示すグラフ。
【符号の説明】
1 加熱炉、炉
2a,2b、2 バーナ
3 蓄熱室
4 給気ブロア
5 排気ブロア、強制通風装置
6 四方弁
7 炉扉
12a,12b 燃料ガス遮断弁
m 加熱物
EX 空気予熱式熱交換器
21 排気ガス通路
25 空気取入通路
22 強制通風装置
26 空気バイパス通路
V1、V2、V3 弁

Claims (3)

  1. 加熱炉からの燃焼排気ガスとバーナに供給する空気とを熱交換させる空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉において、加熱炉運転中に、前記空気予熱式熱交換器への空気供給を停止し、且つ、前記バーナに予熱されていない空気を供給することによって、金属酸化物の昇華温度以上の燃焼排気ガスを加熱炉内から前記空気予熱式熱交換器まで導いて、前記空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面において蒸着した金属酸化物を再昇華させて、燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去することを特徴とする合金の加熱炉の蒸着金属酸化物除去方法。
  2. 加熱炉からの燃焼排気ガスとバーナに供給する空気とを熱交換させる空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉において、加熱炉運転中に、前記空気予熱式熱交換器への空気供給を停止し、且つ、前記空気予熱式熱交換器と前記バーナとを接続する通路の途中の空気取入通路を通じて空気を取り入れて前記バーナに予熱されていない空気を供給することによって、金属酸化物の昇華温度以上の燃焼排気ガスを加熱炉内から前記空気予熱式熱交換器まで導いて、前記空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面において蒸着した金属酸化物を再昇華させて、燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去することを特徴とする合金の加熱炉の蒸着金属酸化物除去方法。
  3. 加熱炉からの燃焼排気ガスとバーナに供給する空気とを熱交換させる空気予熱式熱交換器を備えた合金の加熱炉において、加熱炉運転中に、前記空気予熱式熱交換器への空気供給を停止し、且つ、前記空気予熱式熱交換器をバイパスする空気バイパス通路から空気を取り入れて前記バーナに予熱されていない空気を供給することによって、金属酸化物の昇華温度以上の燃焼排気ガスを加熱炉内から前記空気予熱式熱交換器まで導いて、前記空気予熱式熱交換器の排気ガス通路内壁面において蒸着した金属酸化物を再昇華させて、燃焼排気ガスと共に外部へ排出・除去することを特徴とする合金の加熱炉の蒸着金属酸化物除去方法。
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