JP4462612B2 - ラグスクリュー - Google Patents

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Description

本発明は、木材にあけた下穴にネジ込むラグスクリューに関する。
従来のラグスクリュー91としては、図4(イ)(ロ)に示すように軸部92の先部にはネジ山を設けずに、その先部を木材93の下穴94に差し込むための円柱状のガイド部95とし、ガイド部95の後方からネジ山96を設け、木材にネジ込み易くするために、ネジ山の先部97をテーパー状に(ネジ山の外径をその螺旋方向に沿って滑らかに連続しつつ大きくする形態)にしてあるものが知られている。
ところが、上述したラグスクリューは、ネジ山の先部をテーパー状にしてあるので、このようなラグスクリューでネジ込み作業をすると、ネジ山で木材を徐々に深く凹ませながら圧入することになり、木材の繊維が切断されにくく、大変な力を要する作業になる。また、木材の繊維が切断されにくいことから、ラグスクリューが木材にネジ込まれた状態では、図4(ニ)の拡大断面図に示すように、木材とラグスクリューとの間には恰も三角形状の隙間98がネジ山の両側に出来ることになり、木材に対するラグスクリューの引き抜き抵抗が小さくなる。ネジ込む箇所に木材の節がある場合は、節を割ってネジ山が進入することになり、ネジ込み力がさらに大きくなると共に隙間も大きくなる。なお、ラグスクリューは通常、鉄で作られており、隙間ができると、錆びが発生しやすくなる。
さらに、上述したラグスクリューはネジ山の先部をテーパー状にしてあるが、ネジ込み易いという効果を得るには、テーパー状の部分には、ある程度の長さを必要とする。言い換えれば、軸部に対してネジ山が何回転か回り込んでから所定(最大)の外径に達するようにせねばならず、1回転程度で急激に所定の外径に達するようにしたのでは、十分なネジ込み易さは得られない。従って、木材にラグスクリューが十分に噛み合っている長さ(ネジ山が最大の外径に達している全長)は、テーパー部が長い分だけ短くなり、引き抜き抵抗が小さくなる。
また、上述したラグスクリューは、全長に対してガイド部が短いため、ネジ山を木材の下穴にネジ込む直前の段階では図4(ロ)に示すように、下穴の入口側にしかガイド部が入っておらず、直進を助けるガイドとしての役割が不十分であった。従って、この状態でラグスクリューをネジ込んでネジ山を木材に圧入すると、下穴に対して傾くように入り込むこともあった。それゆえ、下穴に対して真っ直ぐにラグスクリューをネジ込むには、相応の熟練度を要することになった。かといって、ガイド部を長くとったラグスクリューを用いた場合には、その分だけ、全長に対するネジ山の長さが短くなるので、木材にラグスクリューが十分に噛み合っている長さが短くなり、引き抜き抵抗が小さくなる。
本発明は上記実情を考慮して開発されたもので、その目的とするところは、木材の下穴に対するネジ込み力が従来よりも軽くて済み、下穴に収容された状態での引き抜き抵抗の向上を図ることのできるラグスクリューを提供することである。
請求項1の発明は、木材にあけた下穴にネジ込むラグスクリューであって、スクリュー本体のネジ山の先端部外周に、木材の繊維を切断する切欠部を有することを特徴とする。
また、ラグスクリューを木材にネジ込みやすくするため、切欠部を有するネジ山の先端部を、後方に向かって徐々に外径が大きくなるテーパー状に形成してあり、しかも、このテーパー状の先端部は、一回り(360度)以下の範囲に形成してある
また、ラグスクリューをネジ込む木材の下穴は、貫通していないものであっても良いが、貫通しているものの場合に、ネジ込みの際の直進性の向上と引き抜き抵抗の向上を図るには、請求項2の発明のように、貫通する下穴の全長にスクリュー本体の全長を合わせると共に、下穴に差し込むガイド軸をスクリュー本体の軸部の先に着脱可能に取り付け、ガイド軸の末端には凸部を突出し、軸部先端には凸部が嵌り込む凹部をあけてあることが望ましい。なお、凹部と凸部の関係は、ラグスクリューを木材にネジ込む際に、ガイド軸がスクリュー本体に取り付けられた状態を維持しガイドとしての役割を果たすことができれば十分であり、雌ネジと雄ネジのように凹部と凸部がネジで連結しているものであっても良いが、丸穴と丸棒のように単に嵌り込むものであっても良い。なお、凹部が雌ネジであれば、その雌ネジを利用して連結金物を固定し、その連結金物に対して梁等を止めても良い。
請求項1の発明は、ネジ込む際に最も力のかかるネジ山の先端部に、木材の繊維を切断する切欠部を有するので、ネジ込み易くなり、しかも、木材の繊維を切断することにより、木材とスクリュー本体の表面とが隙間なく密着することになり、引き抜き抵抗が向上する。そして、木材の節がある箇所にネジ込む場合には、ネジ込み易さ及び密着効果が従来に比べて、特に効果的に発揮される。また、錆びる性質を有する金属(鉄等)でスクリュー本体を製作した場合には、隙間なく木材に密着することによって、錆びも殆ど発生しなくなる。
さらに、ネジ山のテーパー状の先端部に切欠部を設けることによって、テーパー形状と切欠部から得られる相乗作用によって、一段とネジ込みやすくなる。また、ネジ込み力が軽くなるので、従来の切欠部のない構造(ネジ山の先端部が単なるテーパー状の構造)に対して、テーパー状の先端部を一回り(360度)以下の範囲に限定でき、その分だけネジ山が一定(最大)の外径となる全長を長くとることができるので、引き抜き抵抗を向上できる。
請求項2の発明は、下穴にラグスクリューをネジ込む際には、ガイド軸を下穴に差し込んだ状態でラグスクリューをねじ込めるので、ガイド軸を長くするほどネジ込みの際の直進性が高まる。また、下穴の全長にスクリュー本体の全長を合わせてあるので、下穴にスクリュー本体をネジ込んだ状態では、ガイド軸が木材から突出することになり、そのガイド軸をスクリュー本体から外すことができるので、スクリュー本体のみが下穴の全長に亘ってネジ込まれていることになり、引き抜き抵抗が向上する。また、ガイド軸の末端には凸部を突出し、軸部先端には凹部をあけてあるので、ガイド軸を外した場合には木材内にスクリュー本体がはみ出すことなく収容されることになり、体裁も良い。
本発明のラグスクリューSは図1から図3に示すように、スクリュー本体1の先端にガイド軸2を着脱可能にネジ込んだものである。
スクリュー本体1は、工具に取り付ける頭部3と、頭部3から延長する円柱状の軸部4と、軸部4の外側に螺旋状に突出するネジ山5とからなる。
頭部3は例えば六角頭に形成してあり、図2(ニ)に示すように、頭部3には雌ネジ13をあけてある。また、図3(ロ)に示すように軸部4に比べて外径を小さく形成することによって、スクリュー本体1を木材6の下穴7にネジ込んだ際に、下穴7に頭部3が収容されるようにしてある。なお、頭部の雌ネジに連結金物を固定し、その連結金物に対して梁等を止めることも可能である。
ネジ山5は、その先端部Tを徐々に外径が大きくなるテーパー状に形成してあり、テーパー状の先端部Tを軸部4に対して図2(ハ)に示すように一回り(360度)以下に形成してある。そして、このテーパー状の先端部Tの外周に複数のV字状の切欠部8を螺旋方向に間隔をあけて設け、木材にネジ込むときに切欠部8が鋸刃の役割を果たして、木材の繊維を切断しながらネジ山5がネジ込まれる。なお、テーパー状の先端部Tを一回り以下に形成しても、この先端部に切欠部8を設けることによって、引き抜き抵抗を向上しながらも十分なネジ込み易さを得られる。また、軸部4の先端には、ガイド軸2に着脱するための凹部(雌ネジ)9を軸線方向に沿ってあけてある。なお、軸部4の直径が小さくても切欠部8を設けることによって、ネジ込みやすくなるが、切欠部8を設けた効果を十分に得るには、軸部4の直径を19mm以上にしたものに適用することが望ましい。
ガイド軸2は軸部4と同径の棒体であって、木材6の下穴7への差込み易さを考慮して先部を末端側に向かって径が大きくなるテーパー状に形成すると共に、先端には工具取付部10(図1では六角穴)を有し、ガイド軸2の末端に凸部(雄ネジ)11を軸線方向に沿って突出してある。また、ガイド軸2は、テーパー状の先端部Tと凸部11を除いた分の全長を、貫通する下穴7の全長以上に長く形成することによって、下穴7に差し込んだガイド軸2を全長に亘って安定させ、その安定した状態でスクリュー本体1をネジ込めるようにしてある。
上述した本発明のラグスクリューSは以下の要領で使用する。まず、図3(イ)に示すように、スクリュー本体1にガイド軸2をネジ込んで1本とした状態で、木材6の貫通する下穴7に対してガイド軸2を差し込み、そのまま頭部3に工具を取り付けて、ラグスクリューSをネジ込む。そうすると、ガイド軸2が木材6から突出して、スクリュー本体1が下穴7内に収容される。続いて、ガイド軸2の工具取付部10に工具を取り付けてガイド軸2を回すことにより、ガイド軸2が外れて、スクリュー本体1のみが下穴7内に取り残される。下穴7に取り残されたスクリュー本体1は図3(ハ)に示すように、切欠部8で木材6の繊維が切断されることから、ネジ山5と軸部4とで形成される窪み部12に木材6が隙間なく密着し、引き抜き抵抗が大きくなる。
本発明のラグスクリューを示す要部斜視図である。 (イ)(ロ)(ハ)(ニ)図は、本発明のラグスクリューの正面図、分解図、左側面拡大図、右側面拡大図である。 (イ)(ロ)(ハ)図は、本発明のラグスクリューの使用手順を段階を追って示す説明図、木材に対するスクリュー本体のネジ込み状態を示す要部断面図である。 (イ)(ロ)(ハ)(ニ)図は、従来のラグスクリューを示す正面図、使用手順を段階を追って示す説明図、木材に対するスクリュー本体のネジ込み状態を示す要部断面図である。
S ラグスクリュー
1 スクリュー本体
2 ガイド軸
3 頭部
4 軸部
5 ネジ山
6 木材
7 下穴
8 切欠部
9 凹部(雌ネジ)
10 工具取付部
11 凸部(雄ネジ)
12 窪み部

Claims (2)

  1. 木材(6)にあけた下穴(7)にネジ込むラグスクリュー(S)であって、
    スクリュー本体(1)のネジ山(5)の先部には、後方に向かって徐々に外径が大きくなるテーパー状の先端部(T)が一回り以下の範囲に形成してあり、該先端部(T)の外周に木材の繊維を切断するV字状の切欠部(8)を螺旋方向に間隔をあけて複数設けていることを特徴とするラグスクリュー。
  2. 貫通する下穴(7)の全長にスクリュー本体(1)の全長を合わせると共に、下穴(7)に差し込むガイド軸(2)をスクリュー本体(1)の軸部(4)の先に着脱可能に取り付け、ガイド軸(2)の末端には凸部(11)を突出し、軸部(4)先端には凸部が嵌り込む凹部(9)をあけてあることを特徴とする請求項1記載のラグスクリュー。
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