JP4461459B2 - 緊急開口手段付きスライドファスナー - Google Patents

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Description

本発明は、緊急開口手段、即ち、緊急な場合に迅速に開口する手段を備えたスライドファスナーに関するものであり、特に、自動車用のエアバッグアセンブリーとともに使用するこのようなスライドファスナーに関するものである。
スライダーに頼らずにスライドファスナーを開口することが出来るようにスライドファスナーを修正することは周知である。一定長のファスナーチェーンの一方のテープ又は両方のテープからファスナーエレメントを除去することよってこれを達成したものがある。(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3を参照。)
ファスナーが不注意で開離するのを防ぐ目的でエレメント除去部分における柔軟性を減少させるためファスナー側部を補強してもよい。(例えば、特許文献2及び3参照。)また、破壊可能な連結部が両方のテープを架橋しているものもある。(例えば、特許文献1参照。)更に、クリップを使用した緊急解除ファスナーもある。(例えば、特許文献4参照。)
本発明は、特に、自動車用のエアバッグアセンブリーとともに使用するための緊急解除開口手段を備えたスライドファスナーを提供することに関するものである。エアバッグとともに使用するため、マッシュルームタイプの係合エレメントと破壊可能なスリーブとを使用したファスナーもある。(例えば、特許文献5参照。)
自動車のサイドエアバッグは、典型的には、座席背もたれ部に収容される。エアバッグが膨張すると、座席カバーの開口部を通して突出する。この開口部は、糸で縫い合わされ、この縫い目が破断する構造もある。又、別の構造においては、プラスチック片が布座席に縫着されており、そして、エアバッグコンテナに連結されている。エアバッグが膨張したときに、エアバッグコンテナが開口しプラスチック片が分離出来るようになっている。
英国特許第678755号 英国特許第1480176号 英国特許第1514296号 米国特許第3122808号 国際公開公報第WO00/35719号
しかし、開口部が縫い目によって縫い合わされている構造においては、エアバッグアセンブリの検査が困難である。検査後に再度縫い合わせなければならず、検査のたびに縫い合わせが必要だからである。プラスチック片が布座席に縫着されている構造に関して言えば、エアバッグアセンブリの構造が複雑であり、比較的高価なのである。
従って、本発明のひとつの目的は、ファスナーエレメントを修正することによって設けられる緊急解除手段を備えたスライドファスナーを提供することである。膨張するエアバッグの力を受けて、噛合したファスナーエレメントの開離が容易になるように、ファスナーエレメントの少なくともひとつが修正されている。典型的には、二つ以上の隣接するエレメントが修正される。
自動車用の座席カバーに使用された場合に、ファスナーは、ファスナー面におけるテンション、特に、噛合したファスナーエレメントの線に対して交差するようにかかるテンションのように、通常の使用時にファスナーを開口するようにかかる力に耐えなければならない。従って、本発明のもうひとつの目的は、このような状況下で、ファスナーの開離に抵抗することが出来る修正したファスナーエレメントを提供することである。
例えば、使用者、特に子供がファスナーを内方向即ち座席の内部に押圧することによって、ファスナーは、面を外れた運動に晒されることがある。そこで、本発明の更にもうひとつの目的は、ファスナー面に対して交差する一方の方向に押圧された場合には噛合されたエレメントの分離に抵抗することが出来、他方の方向に押圧された場合には噛合エレメントが分離することが出来るようになっている修正されたファスナーエレメントを提供することである。
本発明においては、特に、成型されたファスナーエレメントを備えたスライドファスナーを使用することが好ましい。標準的な形状の成型ファスナーエレメントは、ファスナーテープの一方の縁部に成型されたエレメント胴体と、当該エレメント胴体から延びている首部と、首部の外端部に設けられた頭部とを有している。当該首部は、頭部とエレメント胴体との間に狭幅の領域即ちウェスト状の領域を形成している。
噛合されたファスナーエレメントが分離するのを防止するため、ファスナーエレメントの頭部は、反対側のファスナーテープに設けられた二つの隣接するエレメントの首部の間に嵌入するのである。
エレメントの首部の近傍には、肩部が設けられており、対向するエレメントの頭部に設けられた溝部と協働して、面を外れる方向へのファスナー頭部の運動を限定するのである。
上記の目的を達成するために、本発明のスライドファスナーは、夫々のテープの縁部に複数の噛合エレメントを備えた一対のテープからなり、テープに噛合エレメントとして第1エレメントと第2エレメントを設け、夫々のテープの縁部には複数の第2エレメントが設けられており、夫々の第2エレメントは、当該テープの面を横切る第1方向と第2方向に付勢されたときに、対応するエレメントの肩部に載荷する頭部を有し、一方のテープに設けられた第1エレメントは頭部を有しており、当該頭部は、当該テープの面を横切る第1の方向に付勢されたときには、他方のテープに設けられた対向するエレメントの肩部に載荷し、当該第1方向と反対の第2方向に付勢されたときには隣接するファスナーエレメントの肩部の間を通過してエレメント列が分離するようになっており、当該対向するエレメントは、第1エレメントと同一であっても、第1エレメントと異なる第2エレメントであってもよいことを特徴とする。
また、本発明においては、第1エレメントは、使用に際して、テープの基本面においてテープが分離するのを防止するため他のテープに設けられた二つの隣接する対向するエレメントの頭部の間と係合するとともに、対向するエレメントに設けられた肩部に載荷する第1頭部と、第1頭部よりも小さく、対向するエレメントに設けられた肩部を通過する第2頭部とを有することを特徴とする。
又、本発明においては、ファスナーが付勢される第1方向側からファスナーを見たときに、当該ファスナーの第1エレメントと第2エレメントとは同一形状であることを特徴とする。
又、本発明においては、少なくとも二つの第1エレメントが設けられていることを特徴とする。
又、本発明においては、当該二つの第1エレメントは、互いに隣接していることを特徴とする。
又、本発明においては、少なくとも3つの第1エレメントが設けられており、このうち二つのエレメントは、第1のテープの縁部において互いに隣接しており、三つ目のエレメントは、他のテープの縁部に設けられ、他の二つのエレメントと係合することを特徴とする。
又、本発明においては、エレメントはプラスチック材料で形成されており、テープの縁部にインサート成型されることを特徴とする。
又、本発明においては、ファスナーエレメントの大多数は、第2エレメントであることを特徴とする。
本発明のひとつの好ましい特徴によれば、本発明のスライドファスナーは、テープの縁部に取り付けられた上に説明したタイプの複数のファスナーエレメントを有する一対のテープからなり、一方のテープには、修正されたエレメントが設けられており、この修正されたエレメントは、テープの面を横切る第1の方向に付勢されたときは対向するエレメントの肩部に載荷し、第1方向と反対の第2方向に付勢されたときは当該肩部を通過する頭部を有しているのである。
修正されたエレメントの頭部は、ファスナーテープの面を軸として非対称であることが好ましい。
修正されたエレメントは、ファスナーチェーンの一方側、即ち、外側から見た場合に、他のエレメントと同一に見えることが望ましい。
少なくとも二つの修正エレメントが設けられていることが好ましい。二つの修正エレメントは、一つのテープ上で互いに隣接していること、そして/又は、一方の修正エレメントが対向するテープの類似のエレメントと隣接していることが好ましい。
エレメントは、プラスチック材料で形成され、テープ縁部にインサート成型されることが好ましい。このような方法で、少数のエレメントを備えた一定長のファスナーストリンガーを成型することが出来るのである。
本発明よれば、当該スライドファスナーは、ファスナー面においてテンションがかかったとき、又は、自動車の座席の外側からファスナーに圧力がかかった場合に、これに対して十分抵抗することができるとともに、エアバッグが爆発して膨張し内側からスライドファスナーに圧力がかかった緊急時には、ファスナーが容易に曲折し、ファスナーエレメントは、容易に開離できるのである。
又、本発明では、外側から見た場合には、ファスナーエレメントは、全て同一形状の頭部を有しているので、均一で良好な外観を呈する。
本発明によれば、ファスナーエレメントを修正することによって設けられた緊急解除手段を備えたスライドファスナーを達成できたので、構造が簡単で、比較的に安価なエアバッグアセンブリーを提供することが出来るのである。
又、本発明によれば、開口部は、スライドファスナーによって閉鎖されているので、エアバッグの定期検査の際、開口部の開閉を容易に行うことができ、定期検査が容易なのである。
図1は、本発明による緊急開口手段を備えたスライドファスナー1の一部2を示している。当該スライドファスナー1は、自動車用エアバッグのカバー、即ち、エアバッグが自動車用座席に取り付けられている場合における自動車の座席カバーにおいて特に使用されている。
このようなスライドファスナーは、概ね、YKK株式会社のVISLON(商標)のスライドファスナーを一例としてあげることが出来るように、従来から使用されている構造からなっている。即ち、このようなスライドファスナーは、2本のファスナーストリンガー6からなるファスナーチェーン4からなっており、夫々のファスナーストリンガー6は、縁部に取り付けられたコード即ち芯紐12にインサート成型された複数のファスナーエレメント10を備えたファスナーテープ8からなっており、当該ファスナーテープ8は、生地テープであってもよい。ファスナーは、スライダー(図示せず)を使用して、夫々のストリンガー6の噛合エレメント10を係合させることによって、閉鎖される。スライダーは、ファスナーチェーン4に永久に取り付けることも出来るが、取り外し可能なスライダーを使用する方が好ましい。
図1乃至図6を参照して説明するが、ファスナーエレメント10は、コード縁部12を挟持するエレメント胴体14と、首部16によって形成されるウェスト部と、頭部18とからなっている。当該技術分野において周知のように、首部16と頭部18は、例えばスライダーによってテープ面において引き離されない限り、ファスナーストリンガーの分離を防止するために係合する。エレメントがテープ8の面を横切る方向で相対的に移動することによってエレメントが分離してしまうのを防ぐために、対向する頭部18の端部に形成された溝部22に係合するための肩部20が胴体14に設けられている。このエレメント10を第2エレメントと呼ぶ。
このように、肩部20と溝22とが協働することと相俟ってエレメント10の夫々の頭部18と首部16とが対向するファスナーストリガー6の隣接するエレメント10の頭部18と首部16との間に嵌入される構造になりており、この構造が、エレメント10がテープ面、特に、エレメントの線L−Lを横切る方向A−Aと当該面に対して垂直な方向、即ち、方向B−Bへ相対運動するのを限定する働きをする。更に、このように嵌入されていることによって、テープの面を外れて捻転すること、特に、エレメントのL−L線を軸としてファスナーが折りたたまれてしまうのを防ぐのである。
スライドファスナーに十分な力をかければ、エレメントを分離することが出来ることは周知である。ひとつ又はいくつかのエレメントが−旦分離すると、残りのエレメントは容易に分離するので、これらのエレメントを外すことは比較的容易なのである。
特に図2及び図7について述べるが、ファスナー部分2は、他のエレメントとは異なった構造即ち修正された構造の4つのエレメント30を持っている。これらのエレメント30の構造によって、図3及び図4に示されているように、チェーン6は、L−L線を軸としてかなりの程度折り曲げられることが出来るようになっている。このようにかなりの程度柔軟であるので、これらのエレメント30によって形成される脆弱領域から開始してエレメント列が分離することが可能となるのである。上に示したように、エレメント30は、一方の方向のみにかなりの柔軟性をもって運動することが出来る構造になっている。
図1に見られるように、上方から即ち外側から平面図的に見た場合に、エレメント30は、エレメント10の頭部18と類似する第1頭部を有しており、良好な視覚的な外観を呈している。このエレメント30を、第2エレメントと区別するため第1エレメントと呼ぶ。他方、図2から判るように、内側から見た場合には、エレメント30の第2頭部は、以下に説明するように、隣接するエレメントの肩部の間を通過する幅狭の突起部即ち鼻部44なのである。
エレメント30は、ファスナーテープの面である中間面を軸として対称的である胴体部32からなっている。胴体31の上半分34からは、首部36と頭部38とが延びている。エレメント30の下半分は、狭幅の鼻部44へと延びている首部42を有している。肩部46は、首部42の両側に延びている。
次に図1について述べるが、エレメント30の頭部38と首部36は、隣接するエレメント30そして/又は10の頭部と首部と係合し、テープ6の面における分離を防止するのである。頭部38は、平面図で見た場合、エレメント10の頭部18と同一形状をしている。頭部38は、頭部18と同一のサイズであってもよいが、好ましくは、より自由に運動できるように、これよりも小さい方がよい。
図5及び図7について説明すると、エレメント30の上側胴体頭部38は、隣接するエレメント30の肩部46に載荷し、これによって、内方向への力(換言すると、図7で見た場合に下方向即ちテープの面を横切る第1の方向)に抵抗するのである。しかし、対向するエレメント30の肩部46の間には、鼻部44が通過するので、外方向への力(換言すれば、図7で見た場合に、上方向即ち第1方向と反対の第2方向)に対する抵抗力は、内方向への力に対する抵抗力より小さいのである。鼻部44は、対向する頭部18とは係合しない。鼻部44及び首部42は、第1エレメント30の頭部38の間又は第1エレメント30の頭部38と第2エレメント10の頭部18との間に位置している。
鼻部44は、肩部46の間に位置しているので、ファスナーチェーンがファスナー面におけるファスナーエレメントと交差する線を軸としてカール状に変形する場合には、ファスナーチェーンが柔軟に曲がるのを限定する。
エレメント30が対向するエレメント10と係合する位置において、頭部30を収容するためエレメント10の肩部20を切欠いても、或いは、肩部20を収容するため頭部38を切欠いてもよい。
従って、係合されたエレメントの線は、噛合エレメント30の位置において、一方向のみにより容易に曲がることができ、スライドファスナーが開離することができる脆弱部を提供するとともに、一方向から見た場合にはファスナーについて均一の外観を呈するよう維持されるのである。また、ファスナーは、スライダーを用いて通常の方法で開閉することが出来る。
図8は、自動車用座席カバーに取り付けられた本発明のファスナーを示している。自動車用座席は、当該技術分野において周知のように、その背もたれ部54にエアバッグ52を取り付けている。上に説明した脆弱部を設けたスライドファスナー1は、エアバッグ52が膨張して突出することが出来る破断可能な開口部を提供するために、自動車用座席カバーに縫着されている。このスライドファスナー1は、内側(図2に示された側)を内方即ちエアバッグの方向に向けて取り付けられるのである。(図1で見た場合)ファスナーの外側は、通常のスライドファスナーの外観を呈しており、外側方向に向いているのである。ファスナーの面におけるいかなるテンションも、また、座席の外側からファスナーにかかるいかなる圧力も、係合しているファスナー頭部18、38と肩部20,46によって通常の態様で抵抗されるのである。エアバッグが爆発した時に、バッグがスライドファスナーに圧力をかけ、ファスナーはエレメント30の位置で外方向に容易に曲がり、エレメント30,10が開離するのである。
以上、このファスナーを、特にエアバッグに使用することを説明してきたが、このファスナーは、緊急開口手段が必要である他の用途で使用することも可能である。エレメント30は、“脆弱スポット”を特定することができるようにするためカラーコードによって示されてもよい。また、このファスナーの脆弱の度合いを変えるためにエレメントのナンバーを変えてもよい。エレメント30のナンバーが大きくなれば大きくなるほど、外方向への柔軟性も大きくなる。ファスナーテープは、射出成型又は押出成型されたプラスチック材料製であってもよい。エレメントは、テープに一体的に成型されてもよい。
上の説明の中でファスナーの面と記載している時は、エレメントが通常の方向に配されている場合には概ねファスナーエレメントの面を意味しているものと理解すべきである。
上記の明細書は、多数の詳細な技術事項を記載しているけれども、これらの詳細な技術事項は、本発明の範囲を限定するものと解釈すべきではなく、むしろ、その実施態様の一例として解釈すべきである。
したがって、本発明の権利範囲は、図示された例によってではなく、むしろ、添付された特許請求の範囲とその法的均等物によって決められるべきである。
図1は、本発明によるスライドファスナーの外側の斜視図である。 図2は、図1のスライドファスナーの内側の斜視図である。 図3は、図1のスライドファスナーが外方向に膨張した場合における当該スライドファスナーの噛合エレメントの外側の斜視図である。 図4は、図1のスライドファスナーが外方向に膨張した場合における当該スライドファスナーの噛合エレメントの内側の斜視図である。 図5(a)及び図5(b)は、夫々、上と下から見た場合における修正した噛合エレメントの斜視図である。 図6は、図1のVI−VI線に沿って切った断面図である。 図7は、図1のVII−VII線に沿って切った断面図である。 図8は、自動車用の座席カバーに取り付けられた図1のスライドファスナーを示す斜視図である。
符号の説明
1 スライドファスナー
2 ファスナーの一部分
4 ファスナーチェーン
6 ファスナーストリンガー
8 ファスナーテープ
10 噛合エレメント
12 芯材
14 胴体部
16 首部
18 頭部
20 肩部
22 溝部
30 噛合エレメント
31 胴体
32 胴体部
34 上半分
36 首部
38 頭部
40 胴体
42 首部
44 鼻部
46 肩部
50 自動車用シート
52 エアバッグ
54 背もたれ部分

Claims (8)

  1. 夫々のテープ(8)の縁部に複数の噛合エレメント(10,30)を備えた一対のテープ(8)からなるスライドファスナー(1)であって、テープ(8)に噛合エレメント(10,30)として第1エレメント(30)と第2エレメント(10)を設け、夫々のテープ(8)の縁部には複数の第2エレメント(10)が設けられており、夫々の第2エレメント(10)は、当該テープ(8)の面を横切る第1方向と第2方向に付勢されたときに、対応するエレメント(30,10)の肩部(46,20)に載荷する頭部(18)を有し、一方のテープ(8)に設けられた第1エレメント(30)は頭部(38)を有しており、当該頭部(38)は、当該テープ(8)の面を横切る第1の方向に付勢されたときには、他方のテープ(8)に設けられた対向するエレメント(30,10)の肩部(46,20)に載荷し、当該第1方向と反対の第2方向に付勢されたときには隣接するファスナーエレメント(30,10)の肩部(46,20)の間を通過してエレメント列が分離するようになっており、当該対向するエレメント(30,10)は、第1エレメント(30)と同一であっても、第1エレメント(30)と異なる第2エレメント(10)であってもよいことを特徴とする前記スライドファスナー。
  2. 第1エレメント(30)は、使用に際して、テープ(8)の基本面においてテープ(8)が分離するのを防止するため他のテープ(8)に設けられた二つの隣接する対向するエレメント(30,10)の頭部(38,18)の間と係合するとともに、対向するエレメント(30,10)に設けられた肩部(46,20)に載荷する第1頭部(38)と、第1頭部(38)よりも小さく、対向するエレメント(30,10)に設けられた肩部(46,20)を通過する第2頭部(44)とを有することを特徴とする請求項1に記載のスライドファスナー。
  3. ファスナー(1)が付勢される第1方向側からファスナー(1)を見たときに、当該ファスナー(1)の第1エレメント(30)と第2エレメント(10)とは同一形状であることを特徴とする請求項1に記載のスライドファスナー。
  4. 少なくとも二つの第1エレメント(30)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスライドファスナー。
  5. 当該二つの第1エレメント(30)は、互いに隣接していることを特徴とする請求項
    4に記載のスライドファスナー。
  6. 少なくとも3つの第1エレメント(30)が設けられており、このうち二つのエレメント(30)は、第1のテープ(8)の縁部において互いに隣接しており、三つ目のエレメント(30)は、他のテープ(8)の縁部に設けられ、他の二つのエレメント(30)と係合することを特徴とする請求項5に記載のスライドファスナー。
  7. エレメント(30,10)はプラスチック材料で形成されており、テープ(8)の縁部にインサート成型されることを特徴とする請求項1に記載のスライドファスナー。
  8. ファスナーエレメント(30,10)の大多数は、第2エレメント(10)であることを特徴とする請求項1に記載のスライドファスナー。
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