JP4461364B2 - 超音波美容器 - Google Patents

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本発明は、超音波美容器に関する。
従来より、超音波美容器として、様々なものが提案されている(特許文献1参照)。
特開平11−374号公報
このような超音波美容器は、発振装置の出力で超音波振動子を駆動させた状態で、プローブヘッド(ヘッド部)を肌に接触させつつ肌の表面に沿って移動させるようにして用いられる。このようにして、肌を超音波振動させることにより、美肌効果、美容効果を期待することができる。
ところで、特許文献1などの超音波美容器は、肌と接触するプローブヘッド(ヘッド部)が、略円盤形状(略円筒形状)の金属体からなり、プローブ本体部(本体部)に対し、動かないように固着され一体となっていた。このため、プローブヘッド(ヘッド部)を、肌に接触させつつ肌の表面に沿って移動させると、プローブヘッド(ヘッド部)と肌との間に摩擦が生じ、この摩擦によって肌を傷めてしまう虞があった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、ヘッド部と肌との間に生じる摩擦を抑制することができ、肌を傷めてしまう虞のない超音波美容器を提供することを目的とする。
その解決手段は、肌に接触して肌に超音波を伝えるヘッド部を備える超音波美容器であって、上記ヘッド部は、その軸線周りに回転可能として、肌に沿って転がり回転可能に設けられ、外周面をなし、肌に接触する外側部材と、上記外側部材の内側に位置し、上記外側部材を超音波振動させる超音波振動子と、を備え、上記超音波振動子は、円筒形状を有する圧電セラミック体であり、上記外側部材は、円筒形状を有し、上記圧電セラミック体の外周を被覆してなる超音波美容器である。
本発明の超音波美容器は、ヘッド部が、肌に沿って転がり回転可能に設けられている。このため、ヘッド部と肌との間に生じる摩擦を抑制することができ、肌を傷めてしまう虞がない。
なお、本発明のヘッド部としては、例えば、円筒形状を有し、その中心軸の周りに回転可能に設けられたものが挙げられる。ヘッド部の形状は、円筒形状に限らず、球形状など、外表面が曲面によって形成され、回転可能に設けられていれば、好適に用いることができる。また、ヘッド部の外表面は、滑らかな曲面に限らず、ローレット状、凹凸の縞状など、凹凸を有していても良い。
さらに、本発明の超音波美容器は、ヘッド部を、その軸線周りに回転可能としている。これにより、ヘッド部を、適切に、肌に沿って転がり回転させることができる。
なお、本発明のヘッド部としては、例えば、軸線周りに回転可能とされた円柱(円筒)形状のものが挙げられる。また、円柱(円筒)形状に限らず、軸線方向中央に近づくにしたがって径大となるタル形状、逆に、軸線方向中央に近づくにしたがって径小となる鼓形状、略球形状、あるいは、複数の径大部が互いに径小部を介して連なるダンゴ形状など、
軸線周りに対称な回転体形状であれば、好適に用いることができる。さらには、軸線周りに非対称な形状であっても良い。また、ヘッド部の外周面は、滑らかな曲面に限らず、外周面にローレット状、縞状などの凹凸が形成されていても良い。
さらに、本発明の超音波美容器は、ヘッド部が、外周面をなし肌に接触する外側部材と、この外側部材の内側に位置し外側部材を超音波振動させる超音波振動子とを備えている。このような構成によれば、超音波振動子によって外側部材を好適に超音波振動させることができ、ひいては、肌に超音波振動を好適に伝えることができる。
なお、外側部材の材質としては、ステンレス鋼、銅、チタン等の金属材料のほか、シリコンゴム等のゴムや、PTFE、ナイロン等の樹脂などの有機材料、ゲルマニウム等の半導体、あるいは、セラミック、ガラス等の無機材料を用いることができる。
また、超音波振動子としては、例えば、圧電セラミック体(具体的には、PZT(Pb(Zr,Ti)O3)、BaTiO3など)を用いることができる。
さらに、本発明の超音波美容器は、超音波振動子が、円筒形状の圧電セラミック体であり、円筒形状の外側部材が、この圧電セラミック体の外周を被覆している。このような構成によれば、外側部材を好適に超音波振動させることができ、ひいては、肌に超音波振動を好適に伝えることができる。なお、外側部材の外周面は、滑らかな曲面の円筒形状に限らず、ローレット状、縞状などの凹凸が形成されているものも含む。
本発明の圧電セラミック体として、外周面及び内周面に、それぞれ電極層が形成されているものを好適に用いることができる。この場合、外側部材は、圧電セラミック体の外周面に形成された電極層側を被覆するように設けられる。また、円筒形状の圧電セラミック体の外周を好適に被覆するためには、外側部材として、シリコンゴム等の弾性体を用いるのが良い。
本発明の他の態様は、肌に接触して肌に超音波を伝えるヘッド部を備える超音波美容器であって、上記ヘッド部は、その軸線周りに回転可能として、肌に沿って転がり回転可能に設けられ、外周面をなし、肌に接触する外側部材と、上記外側部材の内側に位置し、上記外側部材を超音波振動させる超音波振動子と、を備え、上記外側部材は、筒形状の筒状外側部材であり、上記超音波振動子は、上記筒状外側部材の内周面に対し、上記軸線周りに分配して固着してなる複数の圧電セラミック板である超音波美容器である
筒形状の筒状外側部材の内周面に対し超音波振動子を固着するには、超音波振動子を、筒状外側部材の内周面の形状に適合した筒形状とすることが考えられる。しかしながら、超音波振動子として筒形状の圧電セラミック体を製造するのは容易でない。
これに対し、本発明の超音波美容器では、超音波振動子として、筒状外側部材の内周面に対し、軸線周りに分配して固着した複数の圧電セラミック板を用いている。このような圧電セラミック板は、筒形状の圧電セラミック体に比して、製造(成形)が容易となるので、コストを抑制できる。
本発明の圧電セラミック板の形状は、外側部材の内周面の形状に適合する形状とすれば良い。例えば、外側部材の内周面が円筒形状の場合には、圧電セラミック板の形状は、円筒を軸線周りに分割した断面円弧状の形状とすると良い。また、外側部材の内周面に複数の平面部を形成した場合には、この平面部に適合する平板形状の圧電セラミック板を用いることができる。
なお、本発明の圧電セラミック板として、外側面に外側電極層を有し、内側面に内側電極層を有するものを、好適に用いることができる。この場合、複数の圧電セラミック板は、筒状外側部材の内周面に対し、軸線周りに分配して、それぞれ外側電極層側で固着される。このような圧電セラミック板は、筒形状の圧電セラミック体に比して、外側電極層及び内側電極層を形成することが容易となり、好ましい。
さらに、上記の超音波美容器であって、前記筒状外側部材の内周面は、前記軸線周りに形成された複数の平面部を有し、前記圧電セラミック板は、平板形状を有し、上記筒状外側部材の内周面のうち上記平面部に固着されてなる超音波美容器とすると良い。
本発明の超音波美容器は、筒状外側部材の内周面が、軸線周りに形成された複数の平面部を有しており、圧電セラミック板として、平板形状のものを用いている。平板形状の圧電セラミック板は、他の形状の圧電セラミック板に比して、製造(成形)容易で、安価であり、寸法精度も良好となる。また、外側部材への固着も容易となる。このため、ヘッド部を、容易に且つ適切に製造することができ、コストをより一層抑制できる。
さらに、上記いずれかの超音波美容器であって、前記ヘッド部は、前記軸線の位置に、前記外側部材及び前記超音波振動子から上記軸線方向外側に突出して設けられた回転軸部材を有し、上記回転軸部材は、導体からなり、上記軸線方向のうち第1軸線方向に突出する第1回転軸部材と、導体からなり、上記第1回転軸部材と電気的に絶縁され、上記第1軸線方向とは逆方向の第2軸線方向に突出する第2回転軸部材と、を含み、上記第1回転軸部材は、前記超音波振動子に設けられた一方の電極と接続し、上記第2回転軸部材は、上記超音波振動子に設けられた他方の電極と接続してなる超音波美容器とすると良い。
本発明の超音波美容器は、ヘッド部が、導体からなり外側部材及び超音波振動子から第1軸線方向に突出する第1回転軸部材と、導体からなり第1軸線方向とは逆方向の第2軸線方向に突出する第2回転軸部材とを有している。さらに、この第1回転軸部材と第2回転軸部材とは電気的に絶縁されており、第1回転軸部材は超音波振動子に設けられた一方の電極と接続し、第2回転軸部材は超音波振動子に設けられた他方の電極と接続している。このように、ヘッド部の回転軸部材を、超音波振動子の電極の接続端子としても用いることにより、肌と接触する外側部材を肌に沿って転がり回転させつつ、発振回路からの出力を超音波振動子の電極に容易に伝えることができ、ひいては、外側部材を適切に超音波振動させることができる。
次に、本発明の実施例について、図面を参照しつつ説明する。
まず、実施例1にかかる超音波美容器100について、図1〜図3を参照しつつ説明する。図1(a)は、本実施例1にかかる超音波美容器100の要部を示す斜視図である。超音波美容器100は、本体部130と、ヘッド部110と、ヘッドカバー120と、接続コード140とを有している。
ヘッド部110は、図2に示すように、略円柱形状のローラ部110bと、軸線Cの位置において、ローラ部110bから互いに逆方向に突出して設けられた第1回転軸部材113及び第2回転軸部材114とを有している。このヘッド部110は、図1(b)に示すように、第1回転軸部材113及び第2回転軸部材114を本体部130に凹設された軸受部135内に配置した状態で、ヘッドカバー120を本体部130に着設することにより、第1,第2回転軸部材113,114の周りに回転自在に設けられている。
このような構成によれば、本体部130を把持して、ヘッド部110を肌に接触させつつ肌に沿って移動させると、ヘッド部110が、第1,第2回転軸部材113,114の周りに回転する形態で、肌に沿って転がって移動する。
ローラ部110bは、図2(a)に示すように、外側から順に、外側部材112、超音波振動子111、振動子固定部材115を有している。超音波振動子111は、圧電セラミック体(具体的には、PZT)からなり、円筒形状を有している。この超音波振動子111の外周面には、Agからなる第1電極層117が形成されており、内周面には、Agからなる第2電極層118が形成されている。この超音波振動子111は、その厚さ方向(径方向)に分極されている。外側部材112は、円筒形状のシリコンゴムからなり、超音波振動子111の外周面(第1電極層117)を被覆するように設けられている。
振動子固定部材115は、電気絶縁性の樹脂(例えば、ABS樹脂)からなる筒体で、その中心軸の位置に軸孔115cが形成されており、外周面には4つの凸状部115bが周方向に等間隔に設けられている。この振動子固定部材115は、超音波振動子111の内側に配置され、軸孔115cを軸線Cに一致させている。なお、振動子固定部材115には、軸線方向に亘ってスリット115fが形成されているため(図3参照)、後述するように、軸孔115c内に第1,第2回転軸部材113,114を圧入したとき、振動子固定部材115が破断するのを防止すると共に、第1,第2回転軸部材113,114をバネ性をもって保持することができる。
さらに、振動子固定部材115と超音波振動子111(第2電極層118)との間には、ウレタンゴムからなる充填材116を充填配置している。この充填材116により、超音波振動子111は、振動子固定部材115に対し隙間なく固定される。
第1,第2回転軸部材113,114は、図2(b)に示すように、丸棒形状のステンレス鋼からなり、それぞれ、振動子固定部材115の軸孔115c内に、締まり嵌め状態で圧入されている。なお、第1回転軸部材113と第2回転軸部材114とは、接触することなく電気的に絶縁されている。さらに、図3に示すように、第1回転軸部材113は、導線113bによって、第1電極層117に電気的に接続されている。同様に、第2回転軸部材114は、導線114bによって、第2電極層118に電気的に接続されている。
なお、本実施例1では、外側の第1電極層117の一部を、第2電極層118と電気的絶縁を図りつつ超音波振動子111の内周面にまで延設しており(この部分を第1電極延設部117bとする)、この第1電極延設部117bと第1回転軸部材113とを導線113bによって電気的に接続している。このようにすることで、円筒形状の外側部材112を、超音波振動子111の外周(第1電極層117)に密着して被覆させることができる。
図1(b)に示すように、本体部130には、第1端子部材133及び第2端子部材134が設けられている。具体的には、第1端子部材133及び第2端子部材134は、ヘッド部110の第1,第2回転軸部材113,114を本体部130の軸受部135内に配置すると、第1端子部材133が第1回転軸部材113と接触する位置に、第2端子部材134が第2回転軸部材114と接触する位置に、それぞれ設けられている。このような構成によれば、第1,第2回転軸部材113,114は、回転しつつも、第1,第2端子部材133,134と電気的接続を維持することができる。
さらに、第1,第2端子部材133,134は、導線133b,134b及びこれらと接続する接続コード140を介して、図示しない公知の超音波発振回路と電気的に接続されている。このような超音波美容器100では、図示しない超音波発振回路からの出力信号を、第1,第2端子部材133,134を通じてヘッド部110の第1,第2回転軸部材113,114に伝達することができる(図1(b)参照)。さらに、第1,第2回転軸部材113,114に伝達された出力信号は、導線113b,114bを通じて第1,第2電極117,118に伝達することができる(図3参照)。これにより、超音波振動子111を超音波振動させることができ、ひいては外側部材112を超音波振動させることができる。
以上より、本実施例1にかかる超音波美容器100は、図示しない超音波発生装置からの出力により超音波振動子111を超音波振動させた状態で、ヘッド部110の外側部材112を肌に接触させつつ肌に沿って移動させると、ヘッド部110(外側部材112)が肌に沿って転がって移動する。このため、肌に超音波振動を伝達することができる上に、ヘッド部110(外側部材112)と肌との間に生じる摩擦を抑制することができ、肌を傷めてしまう虞がない。
次に、実施例2にかかる超音波美容器200について説明する。本実施例2の超音波美容器200は、図1(a)に示すように、実施例1の超音波美容器100と比較して、ヘッド部110をヘッド部210に変更した点が異なり、その他の部分については同様である。従って、ここでは、ヘッド部210について説明する。
実施例1のヘッド部110では、円筒形状の超音波振動子111を用いたが、本実施例2のヘッド部210では、図4に示すように、円筒を8分割した断面円弧状を有する板状の圧電セラミック板211b〜211iからなる超音波振動子211を用いている。具体的には、8個の圧電セラミック板211b〜211iを、それぞれ、筒状の外側部材212の内周面に対し、軸線Cの周りに分配して接着している。なお、圧電セラミック板211b〜211iは、圧電セラミック(具体的には、PZT)からなり、それぞれ、その外側面にはAgからなる第1電極層217が形成されており、内側面にはAgからなる第2電極層218が形成されている。このように、超音波振動子211として、複数の圧電セラミック板211b〜211iを用いることにより、実施例1の筒形状の圧電セラミック体からなる超音波振動子111に比して、製造(成形)が容易となり、さらには、第1,第2電極層の形成が容易となるので、コストを抑制できる。
なお、図4において、図示を省略しているが、本実施例2においても、実施例1と同様に、超音波振動子211の内側には、電気絶縁性の樹脂(例えば、ABS樹脂)からなる振動子固定部材が配置されており、その軸孔内には、第1,第2回転軸部材113,114が締まり嵌め状態で圧入されている。さらに、図示を省略しているが、この振動子固定部材と超音波振動子211との間には、ウレタンゴムからなる充填材を充填配置している。
また、本実施例2では、外側部材212を、円筒形状のステンレス鋼によって形成している。このため、図4(a)に示すように、圧電セラミック板211b〜211iを外側部材212に接着することにより、外側部材212と圧電セラミック板211b〜211iの第1電極層217とは、電気的に接続される。従って、図4(b)に示すように、第2回転軸部材114は、それぞれの圧電セラミック板211b〜211iの第2電極層218に対し、導線114bによって接続しなければならないが、第1回転軸部材113は、導線113bによって外側部材212の上端面212bと接続することにより、圧電セラミック板211b〜211iのすべての第1電極層217と電気的に接続することができる。
次に、実施例3にかかる超音波美容器300について説明する。本実施例3の超音波美容器300は、図1(a)に示すように、実施例1の超音波美容器100と比較して、ヘッド部110をヘッド部310に変更した点が異なり、その他の部分については同様である。従って、ここでは、ヘッド部310について説明する。
実施例1のヘッド部110では、円筒形状の外側部材112を用いたが(図2参照)、本実施例3のヘッド部310では、図5に示すように、内周面が断面正八角形をなす8個の平面部312cからなる外側部材312を用いている。このため、本実施例3では、超音波振動子311として、平面部312cに適合する矩形平板形状の圧電セラミック板311b〜311i(具体的には、PZT)を用いることができ、これらを外側部材112の平面部312c(内周面)に接着している。このような矩形平板形状の圧電セラミック板311b〜311iは、他の形状の圧電セラミック板に比して、製造(成形)容易で、安価であり、寸法精度も良好となる。また、外側部材312への接着(固着)も容易となる。このため、実施例1,2に比して、コストを抑制できる。なお、超音波振動子311をなす圧電セラミック板311b〜311iは、それぞれ、その外側面にはAgからなる第1電極層217が形成されており、内側面にはAgからなる第2電極層218が形成されている。
なお、図5において、図示を省略しているが、本実施例3においても、実施例1と同様に、超音波振動子311(圧電セラミック板311b〜311i)の内側には、電気絶縁性の樹脂(例えば、ABS樹脂)からなる振動子固定部材が配置されており、その軸孔内には、第1,第2回転軸部材113,114が締まり嵌め状態で圧入されている。さらに、図示を省略しているが、この振動子固定部材と超音波振動子311との間には、ウレタンゴムからなる充填材を充填配置している。
また、本実施例3では、実施例2と同様に、外側部材312を、ステンレス鋼によって形成している。このため、図5(a)に示すように、圧電セラミック板311b〜311iを外側部材312に接着することにより、外側部材312と圧電セラミック板311b〜311iの第1電極層317とは、電気的に接続される。従って、図5(b)に示すように、第2回転軸部材114は、それぞれの圧電セラミック板311b〜311iの第2電極層318に対し、導線114bによって接続しなければならないが、第1回転軸部材113は、導線113bによって外側部材312の上端面312bと接続することにより、圧電セラミック板311b〜311iのすべての第1電極層317と電気的に接続することができる。
以上において、本発明を実施例1,2,3に即して説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例1〜3では、外側部材112,212,312の外周面を、滑らかな円筒曲面としたが、ローレット状、凹凸の縞状など、凹凸を形成するようにしても良い。
また、実施例2では、超音波振動子211を、円筒を8分割した形状としたが、4分割、6分割等、複数であればいくつに分割しても良い。
また、実施例3では、外側部材312の内周面を、軸線周りに均等に形成された8個の平面部312cによって形成したが、平面部は複数であればいくつであっても良く、また、これらの平面部を均等に形成しなくても良い。また、内周面全体を平面部によって形成したが、平板形状の超音波振動子を固着できる平面部を有していれば良く、平面部と曲面部とによって内周面を形成するようにしても良い。
また、実施例2,3では、外側部材212,312をステンレス鋼によって形成したが、ステンレス鋼に限らず、銅、チタン等の他の金属部材によって形成するようにしても良い。あるいは、ゲルマニウム等の半導体、あるいは、セラミック、ガラス等の無機材料によって形成するようにしても良い。さらには、外側部材212,312の外周面を被覆するように、円筒形状のシリコンゴム等を設けるようにしても良い。
また、実施例1では、外側部材112をシリコンゴムによって形成したが、シリコンゴムにトルマリン等を含有させても良い。
実施例1にかかる超音波美容器100の要部を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)は側面視断面図(ヘッドカバー120を透視している)である。 実施例1にかかるヘッド部110を示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。 実施例1にかかるヘッド部110の分解斜視図(超音波振動子111は斜視断面図としている)である。 実施例2にかかるヘッド部210を示す図であり、(a)は側面図、(b)は斜視断面図である。 実施例3にかかるヘッド部310を示す図であり、(a)は側面図、(b)は斜視断面図である。
100,200,300 超音波美容器
110,210,310 ヘッド部
111,211,311 超音波振動子(圧電セラミック体、圧電セラミック板)
112,212,312 外側部材
113 第1回転軸部材
114 第2回転軸部材
117,217,317 第1電極層(外側電極層)
118,218,318 第2電極層(内側電極層)

Claims (4)

  1. 肌に接触して肌に超音波を伝えるヘッド部を備える超音波美容器であって、
    上記ヘッド部は、
    その軸線周りに回転可能として、肌に沿って転がり回転可能に設けられ
    外周面をなし、肌に接触する外側部材と、
    上記外側部材の内側に位置し、上記外側部材を超音波振動させる超音波振動子と、を備え、
    上記超音波振動子は、円筒形状を有する圧電セラミック体であり、
    上記外側部材は、円筒形状を有し、上記圧電セラミック体の外周を被覆してなる
    超音波美容器。
  2. 肌に接触して肌に超音波を伝えるヘッド部を備える超音波美容器であって、
    上記ヘッド部は、
    その軸線周りに回転可能として、肌に沿って転がり回転可能に設けられ
    外周面をなし、肌に接触する外側部材と、
    上記外側部材の内側に位置し、上記外側部材を超音波振動させる超音波振動子と、を備え、
    上記外側部材は、筒形状の筒状外側部材であり、
    上記超音波振動子は、上記筒状外側部材の内周面に対し、上記軸線周りに分配して固着してなる複数の圧電セラミック板である
    超音波美容器。
  3. 請求項2に記載の超音波美容器であって、
    前記筒状外側部材の内周面は、前記軸線周りに形成された複数の平面部を有し、
    前記圧電セラミック板は、平板形状を有し、上記筒状外側部材の内周面のうち上記平面部に固着されてなる
    超音波美容器。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の超音波美容器であって、
    前記ヘッド部は、前記軸線の位置に、前記外側部材及び前記超音波振動子から上記軸線方向外側に突出して設けられた回転軸部材を有し、
    上記回転軸部材は、
    導体からなり、上記軸線方向のうち第1軸線方向に突出する第1回転軸部材と、
    導体からなり、上記第1回転軸部材と電気的に絶縁され、上記第1軸線方向とは逆方向の第2軸線方向に突出する第2回転軸部材と、を含み、
    上記第1回転軸部材は、前記超音波振動子に設けられた一方の電極と接続し、
    上記第2回転軸部材は、上記超音波振動子に設けられた他方の電極と接続してなる
    超音波美容器。
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