JP4459035B2 - 送信機、及び通信フレームの生成方法 - Google Patents

送信機、及び通信フレームの生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、送信機、及び通信フレームの生成方法に関する。
無線通信システムには、複数の中継局を介して、通信機間で通信を行うようにされたものがある。例えば、本願出願人の未公開の先行出願である特願2004−289431号に記載されるシステムがある。この無線通信システムでは、送信側の通信機と受信側の通信機の各々についての中継局を介して通信が行われる。
前記無線通信システムでは、通信機を使用するユーザは、自機(自局)を特定する識別情報及び相手機(相手局)を特定する識別情報に加え、中継局を特定する識別情報も入力しなければならない。従って、通信機を使用するユーザは、相手方の通信機との通信を開始するための入力操作について、多数の項目からなる入力を行う必要があり、煩雑な操作を行わなければならず、ユーザにとって非常に手間のかかるものであった。
さらに、多数の項目の入力をユーザ自らの操作で入力することによる入力ミスも生じやすい。例えば、中継先の識別情報の入力にミスがあると、相手機を特定する識別情報を正しく入力した場合でも通信が確立せず、相手機と通信ができないといった問題も生ずる。
そこで、本発明は、中継局を介して通信を行う無線通信システムにおいて、自局側及び相手局側を特定するための識別情報の入力を簡易にできる送信機、及び該送信機における通信フレームの生成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点に係る送信機は、複数の中継局を介して受信機と通信を行う送信機であって、
自局側である送信機側を特定するための自局側識別情報と相手局側である受信機側を特定するための相手局側識別情報とを入力するための識別情報入力手段と、
前記受信機に送信する通信フレームを生成する通信フレーム生成処理手段とを備え、
前記通信フレーム生成処理手段は、前記識別情報入力手段により入力された自局側識別情報及び相手局側識別情報を挿入して通信フレームを生成し、
前記自局側識別情報が、自局を特定するための送信機識別情報と自局側の中継局を特定するための自局側中継局識別情報とを含み、
前記相手局側識別情報は、相手局を特定するための受信機識別情報と相手局側の中継局を特定するための相手局側中継局識別情報とを含み、
前記通信フレーム生成処理手段は、前記識別情報入力手段により相手局側中継局識別情報が入力されなかった場合、相手局側中継局識別情報として、自局側中継局識別情報と同一の識別情報を通信フレームに挿入することを特徴としている。
本発明の送信機によると、同じ中継局に属する受信機と通信を行う場合、即ち自局側中継局と相手局側中継局が同じである場合、前記識別情報入力手段によって入力するべき前記自局側識別情報及び相手局側識別情報のうち、相手局側中継局識別情報の入力を省略することができる。
そして、前記通信フレームを生成する処理を行うにあたり、入力を省略された相手局側中継局識別情報は、自局側中継局識別情報と同一であるとして処理される。そして、送信機が送信する通信フレームには、相手局の中継局を特定するための識別情報として、自局側中継局識別情報と同一の識別情報が挿入される。
このように、本発明の送信機によると、同じ中継局に属する受信機と通信を行う場合には、受信機と通信を開始する際に入力するべき前記自局側識別情報及び相手局側識別情報のうち、相手局側中継局識別情報の入力を省略することができる。これにより、識別情報入力手段による識別情報の入力を簡易にすることができる。
また、前記識別情報入力手段を、操作キーによる入力と、該操作キーにより入力された内容を表示画面に表示する画面表示とによって、前記識別情報を入力するように構成することができる。
この発明によると、前記自局側識別情報及び相手局側識別情報を含む識別情報の入力を、操作キーを操作し、その操作を表示画面で確認しつつ行うことができる。これにより、前記識別情報の入力を確実かつ簡易にすることができる。
また、本発明の第2の観点に係る通信フレームの生成方法は、複数の中継局を介して受信機と通信を行う送信機における通信フレームの生成方法であって、
自局側である送信機側を特定するための自局側識別情報及び相手局側である受信機側を特定するための相手局側識別情報の入力を受け付ける識別情報入力受付工程と、
前記識別情報入力受付工程により受け付けた自局側識別情報及び相手局側識別情報を挿入して通信フレームを生成する通信フレーム生成工程とを備え、
前記自局側識別情報が、自局たる送信機を特定するための送信機識別情報と自局側の中継局を特定するための自局側中継局識別情報とを含み、
前記相手局側識別情報が、相手局たる受信機を特定するための受信機識別情報と相手局側の中継局を特定するための相手局側中継局識別情報とを含み、
前記通信フレーム生成工程は、前記識別情報入力受付工程において相手局側中継局識別情報を受け付けなかった場合、相手局側中継局識別情報として、自局側中継局識別情報と同一の識別情報を通信フレームに挿入することを特徴としている。
本発明によると、送信機に相手局側識別情報の一部である相手局側中継局が入力されず、前記識別情報入力受付工程において相手局側中継局識別情報を受け付けなかった場合でも、送信機は相手局側中継局識別情報を以下のように処理し、通信フレームを生成する。
即ち、送信機は、相手局側中継局識別情報は自局側中継局識別情報と同一であるとして処理し、通信フレームを生成するにあたり、相手局の中継局を特定する識別情報として自局側中継局識別情報を挿入する。
これにより、本発明によると、送信機により通信フレームを生成するにあたり、同じ中継局に属する受信機と通信を行う場合には、通信を開始する場合に入力するべき相手局側中継局識別情報の入力を省略することができる。これにより、送信機により通信を開始する場合に入力するべき識別情報の入力を簡易にでき、識別情報の入力を受け付ける識別情報入力受付工程の処理を簡易にすることもできる。
また、前記識別情報入力手段を、操作キーによる入力と、該操作キーにより入力された内容を表示画面に表示する画面表示とによって、前記識別情報を入力するように構成することができる。
この発明によると、前記自局側識別情報及び相手局側識別情報を含む識別情報の入力を、操作キーを操作し、その操作を表示画面で確認しつつ行うことができる。これにより、前記識別情報の入力を確実かつ簡易にすることができる。
本発明によると、送信機が同じ中継局に属する受信機と通信を行う場合、通信を開始する際に入力するべき識別情報のうち、相手局たる受信機の中継局を特定するための相手局側中継局識別情報の入力を省略することができる。
これにより、通信を開始する際に入力するべき識別情報の入力を簡易にすることができる。そして、相手局側中継局識別情報を入力する必要がないので、この識別情報の入力についての入力ミスを防ぐことができる。また、送信機が通信フレームを生成する処理を行うにあたり、識別情報の処理を簡易にすることもできる。
さらに、相手局側中継局識別情報の入力を省略すると自動的に相手局側中継局識別情報として自局側中継局識別情報と同一の識別情報を通信フレームに挿入するので、相手局側中継局識別情報の入力ミスに伴い相手局と通信できないという問題を解消することもできる。
本発明の実施の形態について、図1乃至図5により説明する。図1は、本発明の一実施形態の送信機を含んで構成される通信機30のブロック図である。通信機30は、信号の送信機能と受信機能を備えて構成される。この通信機30の送信機能を実行する部分により、本発明の一実施形態である送信機を実施することができる。
通信機30は、送信機として機能する場合、通信機30を使用するユーザの通話音に基づく音声信号、及びデータ通信用のデータ信号を受信機に向かって送信する。一方、通信機30は、受信機として機能する場合、送信機より送信された通話音に基づく音声信号を受信し、また送信機より送信されたデータ通信用のデータ信号を受信する。
通信機30は、図1に示すように、アンテナ1と送受信切替部2と送信部3と受信部4と音声A/D・D/A変換部5とインターフェース部6とコントローラ7と操作部17とモニタ18と増幅器8とマイク9とスピーカ10とを備えている。
操作部17は、通信機30の動作についての条件情報を入力するための入力手段にあたる。操作部17には各種の操作キーが設けられている。即ち、ユーザが、通信機30の操作部17の操作キーを操作して動作条件を入力することにより、その入力に基づく動作を通信機30に行わせることができる。
操作部17に対する操作の内容は、コントローラ7により検出される。即ち、コントローラ7は、操作された操作キーの種類や、操作キーに対する操作の内容を検出する。そして、操作キーによって入力された内容を判別する。そして、コントローラ7は、操作部17により入力された内容に応じた動作を行うように、通信機30を制御する。
なお、操作キーの操作の内容によっては、その操作によって入力された内容がモニタ18のモニタ画面18aに表示される。これにより、モニタ画面18aの表示を確認しつつ、操作キーによる入力を行うことができる。
後に説明するように、操作部17により、自局である通信機30を特定するための自局側識別情報や相手局である受信機を特定するための相手局側識別情報を入力する場合、操作部17により入力した各種の識別情報がモニタ画面18aに表示される。
また、モニタ画面18aには、ユーザに対する通信機30の動作状態の報知や、ユーザに対する操作部17による入力を促すメッセージ等が表示される。
まず、通信機30が、送信機として機能する場合のブロックについて説明する。通信機30のユーザによる通話音はマイク9により音声信号に変換され、この音声信号は増幅器8に入力される。増幅器8に入力された音声信号は、増幅器8により増幅された後、音声A/D・D/A変換部5に出力される。
音声A/D・D/A変換部(音声アナログ/ディジタル・ディジタル/アナログ変換部)5は、音声信号をアナログ信号とディジタル信号間で信号変換を行うアナログ−ディジタル変換機能を備えている。
通信機30が送信機として機能する場合、音声A/D・D/A変換部5は、アナログの音声信号をディジタルの音声信号に変換するディジタル変換機能を有する。また、音声A/D・D/A変換部5は、通信機30が送信機として機能する場合、ディジタル信号とされた音声信号を圧縮する圧縮機能を有する。
音声A/D・D/A変換部5は、増幅器8より入力されたアナログの音声信号をディジタルの音声信号に変換する。そして、音声A/D・D/A変換部5は、このディジタル信号とした音声信号をさらに圧縮し、圧縮した音声信号を送信部3に出力する。
インターフェース部6に接続される外部入出力端子12にはデータ通信用のパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という)15が接続されており、インターフェース部6には、外部入出力端子12を介してパソコン15よりデータ通信用のデータ信号が入力される。インターフェース部6は、入力されたデータ信号を送信部3に出力する。
送信部3は、入力された信号を変調する変調機能を備える。この通信機30の例では、送信部3が信号を変調する方式として、GMSK(Gaussian filtered Minimum Shift Keying)変調方式が採用される。GMSK変調方式は、ディジタル変調方式の一つであり、2値の入力信号をいったんガウスフィルタと呼ばれるフィルタを通し、その後周波数変調を行うことにより、狭帯域化を図った変調方式である。送信部3は、入力された音声信号及びデータ信号を、このGMSK変調方式により変調する処理を行う。
送信部3は、前記変調する処理を行った信号を、送受信切替部2に出力する。送受信切替部2は、通信機30が送信機として機能する場合、送信部3より入力された信号をアンテナ1に導く回路が形成される。そして、送受信切替部2に入力された信号は、アンテナ1に出力され、アンテナ1より通信機30の相手方となる受信機へ送信される。
コントローラ7は、通信機30の動作の制御を行う。コントローラ7は、CPU(中央処理装置)、ROM(読み出し専用メモリ)、RAM(読み書き可能メモリ)を備えて構成される。
コントローラ7が通信機30の動作を制御するための制御プログラムは、ROMに格納されている。そして、通信機30が送信機として用いられる場合、コントローラ7は、通信機30が送信機として機能するよう制御する。また、インターフェース部6がデータ通信用のデータを送信部3に出力する動作は、コントローラ7の制御の下に行われる。
また、コントローラ7のRAMには、通信機30が送信する通信フレームFを生成するためのデータが記憶される。例えば、RAMは、通信フレームFのヘッダ部Hを構成するためのデータである、自局側識別情報及び相手局側識別情報を記憶する。
自局側識別情報は、送信機である通信機30を特定するための送信機識別情報と、通信機30の属する中継局を特定するための自局側中継局識別情報を含んでいる。相手局側識別情報は、通信機30の相手方となる受信機を特定するための受信機特定情報と、この受信機の属する中継局を特定するための相手局側中継局識別情報を含んでいる。
ユーザが操作部17を操作し自局側識別情報及び相手局側識別情報を入力すると、入力された自局側識別情報及び相手局側識別情報は、コントローラ7に入力され、RAMに記憶される。ユーザが相手局側識別情報を入力するにあたり、相手局側中継局識別情報の入力を省略した場合、自局側中継局識別情報と同一のデータが相手局側中継局識別情報としてRAMに記憶される。
また、コントローラ7には、例えばUSB(Universal Serial Bus(ユニバーサルシリアルバス))インターフェースが接続されており、USBインターフェースに接続される外部機器のデータがコントローラ7に入力される。USBインターフェースに外部機器としてパソコンを接続し、このパソコンにより通信機30を制御することもできる。
ここで、通信機30が送信する信号の通信フレームについて、図2も参酌しつつ説明する。図2は、通信機30が送信する信号の通信フレームFの構成の概略を示している。
図2に示すように、通信フレームFは、先頭のヘッダ部Hとこれに続くデータ部Dから構成される。ヘッダ部Hは、通信で相手方の受信機と接続するために使用される部分であり、受信機との通信を確立するための情報信号を含んでいる。
ヘッダ部Hに含まれるビット同期は、入力信号の同期を取るためのビット同期信号である。ヘッダ部Hに含まれるフレーム同期は、これより信号であることを表すフレーム同期信号である。
ヘッダ部Hに含まれる識別情報(ID)部は自局側である通信機30側を特定するための自局側識別情報のデータ、相手局側である受信機側を特定するための相手局側識別情報のデータが挿入される。
図2に示される送り先中継局IDは、相手局(受信機)が属する中継局を特定するための相手局側中継局識別情報である。図2に示される送り元中継局IDは、自局が属する中継局を特定するための自局側中継局識別情報である。
また、相手局IDは相手方の受信機を特定するための受信機識別情報であり、自局IDは自局(通信機30)を特定するための送信機識別情報である。P_FCSは、ヘッダ部Hが有効かどうかのフレームチェックシーケンスを表す。
データ部Dは、音声フレームとデータフレームとが交互に繰り返されて構成されている。音声フレームは、音声通信用の音声信号が挿入されるフレームであり、音声A/D・D/A変換部5より入力された音声データが挿入される。データフレームは、データ通信用のデータ信号が挿入されるフレームであり、インターフェース部6より入力されたデータが挿入される。
以上に説明した通信フレームFのうち、ヘッダ部Hを構成するデータ又は信号は、コントローラ7より送信部3に出力される。また、データ部Dを構成するデータ又は信号は、コントローラ7の制御の下、音声A/D・D/A変換部5又はインターフェース部6より送信部3に出力される。
次に、通信機30が受信機として機能する場合のブロックについて説明する。受信機としての通信機30には、相手方の送信機より通話音の音声信号とデータ通信用のデータ信号とが送信される。通信機30に送信される信号は、図2により説明した通信フレームFを構成している。
アンテナ1は、通信機30に送信された無線信号を受信する。アンテナ1が受信した無線信号は、送受信切替部2に入力される。送受信切替部2は、通信機30が受信機として機能する場合、アンテナ1が受信した信号を受信部4に導く回路が形成される。
受信部4は、特定の通信チャンネルの信号を選択して受信するチューニング機能を備えている。受信部4には、受信する無線信号の周波数帯域が設定される。そして、受信部4に設定された周波数のチャンネルの受信信号がアンテナ1より送受信切替部2を通って受信部4に入力される。
また、受信部4は、入力された受信信号を復調する復調機能を備えている。この通信機30の例では、受信部4は、GMSK復調を行う。受信部4が復調した受信信号の通信フレームFに含まれるヘッダ部Hのデータはコントローラ7に入力される。
コントローラ7は、ヘッダ部Hの情報により受信信号が通信機30宛てに送信されたか否か判断する。コントローラ7は、受信信号が通信機30宛てに送信されたと判断しなかった場合、ヘッダ部Hのデータを廃棄する。一方、コントローラ7は、受信信号が通信機30宛てに送信されたと判断した場合、受信した通信フレームFを順次処理するように制御を行う。
そして、受信信号のデータ部Dに含まれるデータのうち、音声フレームに含まれる音声データは音声A/D・D/A変換部5に入力され、データフレームに含まれるデータ通信用のデータは、インターフェース部6に入力される。
インターフェース部6に入力されたデータ通信用のデータは、コントローラ7の制御の下、インターフェース部6により処理され、外部入出力端子12に出力される。この外部入出力端子12に入力されたデータ通信用のデータは、外部入出力端子12よりパソコン15に出力される。
音声A/D・D/A変換部(音声アナログ/ディジタル・ディジタル/アナログ変換部)5は、音声信号をアナログ信号とディジタル信号間で信号変換を行うアナログ−ディジタル変換機能を備えている。通信機30が受信機として機能する場合、音声A/D・D/A変換部5は、ディジタルの音声信号をアナログの音声信号に変換するアナログ変換機能を有する。
また、音声A/D・D/A変換部5は、通信機30が受信機として機能する場合、アナログ変換するにあたり、ディジタル信号を伸張する伸張機能を有する。そして、音声A/D・D/A変換部5は、ディジタルの音声信号が受信部4より入力されると、コントローラ7の制御の下、入力されたディジタルの音声信号を伸張した後、アナログの音声信号に変換する。
音声A/D・D/A変換部5によりアナログ信号とされた音声信号は、増幅器8に入力される。増幅器8は、入力された音声信号を増幅し、スピーカ10に出力する。スピーカ10は、入力された音声信号に基づき、送信機のユーザの通話音を出力する。
コントローラ7は、前述のごとくCPU、ROM、及びRAMを備えている。そして、コントローラ7が通信機30を受信機として機能させる制御を行うための制御プログラムは、ROMに格納されている。
次に、以上に説明した通信機30が他の通信機と通信を行う無線通信システムについて、図3も参酌しつつ説明する。図3は、通信機30を含む通信システムを示している。図3に示す通信システムは、通信機30を含む複数の通信機と、複数の中継局とを含んでいる。図3に示される通信機31、32は、通信機30と同様に構成され、通信機30と同様の機能を有し、送信機及び受信機として機能する。
図3に示すように、通信機30、通信機31は、第一中継局RS1を介して他の通信機と通信を行う。また、通信機32は、第二中継局RS2を介して他の通信機と通信を行う。第一中継局RS1及び第二中継局RS2は、中継局ネットワークRSNを構成しており、第一中継局RS1及び第二中継局RS2間で信号の送受信が行われる。
また、図3に示すように、通信機30には、ID(識別情報)として、ABCが割り当てられている。通信機31には、IDとして、XYZが割り当てられている。通信機32には、IDとして、EFGが割り当てられている。また、第一中継局RS1には、IDとして、abcが割り当てられている。第二中継局RS2には、IDとして、hijが割り当てられている。
図3に示す無線通信システムにおいて、通信機30と通信機31とが通信を行う場合には、第一中継局RS1を介して行われる。例えば、通信機30が通信機31宛てに送信した信号は、第一中継局RS1により受信され、第一中継局RS1より通信機31に送信される。通信機31より通信機30宛てに信号を送信する場合についても、同様に第一中継局RS1を介して行われる。
通信機30と通信機32とが通信を行う場合には、第一中継局RS1及び第二中継局RS2を介して行われる。例えば、通信機30が通信機32宛てに送信した信号は、第一中継局RS1により受信され、第一中継局RS1より第二中継局RS2に送信される。そして、第二中継局RS2は、受信した信号を、通信機32に送信する。
また、通信機32が通信機30宛てに送信した信号は、第二中継局RS2により受信され、第二中継局RS2より第一中継局RS1に送信される。そして、第一中継局RS1は、受信した信号を、通信機30に送信する。
次に、以上に説明した通信機30の動作の例について、図4、図5も参酌しつつ説明する。以下の動作の説明では、通信機30が通信機31と通信を行う場合について説明する。
通信機30のユーザが操作部17を操作し、通信機31と通信を開始するための操作を行う。まず、ユーザは、操作部17を操作し、自局側である通信機30側を特定するための自局側識別情報、及び相手局側である受信機側を特定するための相手局側識別情報の入力を行う。
ユーザが操作部17により前記識別情報を入力するための所要の操作を行うと、ユーザに対して前記識別情報の入力を促すメッセージがモニタ画面18aに表示される。
モニタ画面18aには、図4(a)に示すように、通信機30を特定する識別情報である自局IDの問い合わせが表示される(図4(a)、「自局ID」)。ユーザがこの表示に対応して、通信機30に割り当てられたID「ABC」を入力すると、図4(a)に示すように、入力されたIDがモニタ画面18aに表示される(図4(a)、「ABC」)。
次に、図4(b)に示すように、通信機30の中継局を特定する識別情報である自局側中継局IDの問い合わせがモニタ画面18aに表示される(図4(b)、「自局側中継局ID」)。ユーザがこの表示に対応して、通信機30の中継局である第一中継局RS1に割り当てられたID「abc」を入力すると、図4(b)に示すように、入力されたIDがモニタ画面18aに表示される(図4(b)、「abc」)。
次に、図4(c)に示すように、通信しようとする相手局を特定する識別情報である相手局IDの問い合わせが表示される(図4(c)、「相手局ID」)。ユーザがこの表示に対応して、通信しようとする相手方の通信機31に割り当てられたID「XYZ」を入力すると、図4(c)に示すように、入力されたIDがモニタ画面18aに表示される(図4(c)、「XYZ」)。
次に、図4(d)に示すように、通信機31の中継局を特定する識別情報である相手局側中継局IDの問い合わせが表示される(図4(d)、「相手局側中継局ID」)。ユーザは、この表示に対して、通信機31の中継局である第一中継局に割り当てられたIDを入力せず、識別情報の入力を終了する操作を行う。
ユーザが以上の識別情報の入力を終了すると、コントローラ7により通信フレームFのヘッダ部Hが生成され、ヘッダ部Hが通信機31に送信される。通信機31が、ヘッダ部Hを受信し、ヘッダ部Hの各データを処理すると、通信機30と通信機31間での通信が確立される。この状態で、通信機30のユーザは、マイク9を介して入力した通話音の音声、及びパソコン15より出力されたデータを通信機31に送信することができる。
次に、以上の識別情報の入力に基づき通信機30が生成した通信フレームFのヘッダ部Hのデータについて、図5により説明する。図5には、通信機30が生成した通信フレームFのヘッダ部Hについて、識別情報(ID)部に挿入されたデータのみ示している。
図5に示すように、ヘッダ部Hの識別情報(ID)部には、送り先中継局IDとして「abc」が挿入され、送り元中継局IDとして「abc」が挿入されている。また、相手局IDとして「XYZ」が挿入され、自局IDとして「ABC」が挿入されている。
以上に説明したように、相手局側識別情報を入力するにあたり、図4(d)に示すように、相手局側中継局の入力を省略した。これに対して、通信フレームFのヘッダ部Hには、相手局側中継局(送り先中継局)を特定する識別情報「abc」が挿入されている。
即ち、通信機30では、相手局側識別情報を入力するにあたり、相手局側中継局の入力を省略すると、相手局側中継局は自局側中継局と同一の中継局として処理される。そして、通信フレームFのヘッダ部Hを生成するにあたり、相手局側中継局識別情報として、自局側中継局識別情報と同一の識別情報が挿入される。
このように、通信機30によると、中継局を同じくする通信機31と通信を行う場合、相手局側中継局識別情報の入力を省略することができる。即ち、通信機30によると、同じ中継局に属する通信機31と通信を行う場合に、ユーザが識別情報を入力する操作を簡潔にすることができる。
以上に説明した通信機30にあっては、送信する信号をGMSK変調方式により変調するとして説明した。本発明を実施するにあたり、他の変調方式を採用することもできる。本発明を実施するための通信機が採用する変調方式として、QPSK変調方式やその他の変調方式を採用することもできる。
また、以上の説明では、パソコン15より通信機30に取り込んだデータをデータフレームにより送信する例を挙げた。本発明を実施するにあたり、パソコン以外の他の装置より出力されたディジタルデータを送信機に取り込み、このデータをデータフレームに挿入して送信することもできる。例えば、本発明に係る送信機により、GPS(Global Positioning System)のデータを取り込み、このデータをデータフレームに挿入して送信することもできる。
本発明の一実施形態の送信機として機能する通信機のブロック図である。 通信機が送信する信号の通信フレームを示す図である。 通信機が通信を行う通信システムの概略構成を示す図である。 自局を特定するための識別情報、相手局を特定するための識別情報の入力を説明する図である。 通信機が送信する通信フレームを示す図である。
符号の説明
1 アンテナ
2 送受信切替部
3 送信部
4 受信部
5 音声A/D・D/A変換部
6 インターフェース部
7 コントローラ
8 増幅器
9 マイク
10 スピーカ
12 外部入出力端子
15 データ通信用パソコン
17 操作部
18 モニタ
18a モニタ画面
30、31、32 通信機

Claims (3)

  1. 複数の中継局を介して受信機と通信を行う送信機であって、
    自局側である送信機側を特定するための自局側識別情報と相手局側である受信機側を特定するための相手局側識別情報とを入力するための識別情報入力手段と、
    前記受信機に送信する通信フレームを生成する通信フレーム生成処理手段とを備え、
    前記通信フレーム生成処理手段は、前記識別情報入力手段により入力された自局側識別情報及び相手局側識別情報を挿入して通信フレームを生成し、
    前記自局側識別情報が、自局を特定するための送信機識別情報と自局側の中継局を特定するための自局側中継局識別情報とを含み、
    前記相手局側識別情報は、相手局を特定するための受信機識別情報と相手局側の中継局を特定するための相手局側中継局識別情報とを含み、
    前記通信フレーム生成処理手段は、前記識別情報入力手段により相手局側中継局識別情報が入力されなかった場合、相手局側中継局識別情報として、自局側中継局識別情報と同一の識別情報を通信フレームに挿入することを特徴とする送信機。
  2. 前記識別情報入力手段は、操作キーによる入力と、該操作キーにより入力された内容を表示画面に表示する画面表示とによって、前記識別情報を入力するように構成された、請求項1に記載の送信機。
  3. 複数の中継局を介して受信機と通信を行う送信機における通信フレームの生成方法であって、
    自局側である送信機側を特定するための自局側識別情報及び相手局側である受信機側を特定するための相手局側識別情報の入力を受け付ける識別情報入力受付工程と、
    前記識別情報入力受付工程により受け付けた自局側識別情報及び相手局側識別情報を挿入して通信フレームを生成する通信フレーム生成工程とを備え、
    前記自局側識別情報が、自局たる送信機を特定するための送信機識別情報と自局側の中継局を特定するための自局側中継局識別情報とを含み、
    前記相手局側識別情報が、相手局たる受信機を特定するための受信機識別情報と相手局側の中継局を特定するための相手局側中継局識別情報とを含み、
    前記通信フレーム生成工程は、前記識別情報入力受付工程において相手局側中継局識別情報を受け付けなかった場合、相手局側中継局識別情報として、自局側中継局識別情報と同一の識別情報を通信フレームに挿入することを特徴とする通信フレームの生成方法。
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