JP4458827B2 - 昇降機仕様決定支援システム - Google Patents

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本発明は、ユーザがコンピュータ及びインターネットを利用して昇降機の新規設置仕様を決定するのを支援するためのシステムに関するものである。
近時のコンピュータ技術の発達、及びインターネットの普及はめざましいものがあり、多くの人々がこれらコンピュータ及びインターネットを用いて、種々の情報を取得し、また発信できるようになってきている。そして、エレベータ産業の分野においても、これらコンピュータ及びインターネットを活用してエレベータの新規設置仕様を設定できるシステムが登場してきている(例えば、本出願人の提示した特許文献1参照)。
この特許文献1に係る技術によれば、ユーザの希望する仕様を具備したエレベータが3次元モデルを用いて画面上で表示されるので、ユーザ側とエレベータメーカ側とは必ずしも直接に対面しなくてもエレベータの新規仕様を設定することができるようになり、ユーザ側及びエレベータメーカ側双方の労力を軽減することが可能になる。
特開2003−171069号公報
ところで、上記の特許文献1をはじめとする従来技術においては、エレベータの新規設置仕様を決定するにあたっては、ユーザがエレベータを設置しようとする建物の種類や広さ、及び予想されるエレベータ利用人数から乗りかごの乗車定員及び速度等の基本的な仕様を最初に決定しておき、その後でこの基本的仕様以外の他の付随的仕様を決定していく手法を採用するのが通常であった。
しかし、上記のようにコンピュータをはじめとする種々の技術の発達、及びインターネットの普及に伴う社会情況の変化に従って、ユーザがエレベータに対して要求する機能は益々多様化してきており、従来のように、最初に乗りかごの定員及び速度等を決定する通常の手法では、必ずしもユーザのニーズに充分応えることができなくなってきている。
例えば、近時は、凶悪犯罪が多発しており、この凶悪犯罪から住民を守るためにセキュリティを充実させたビル管理システムを建物に具備させようとすれば、当然この建物に設置するエレベータに対してもセキュリティの充実が要求される。また、我が国では高齢化社会に移行しつつあり、身体障害者と共に、身体的弱者に対する配慮の必要性も高まってきていることから、これら高齢者及び身体障害者の存在を前提としたエレベータ仕様も要求されるようになってきている。
したがって、エレベータを新規に設置しようとするユーザの中には、「セキュリティの充実」や「高齢者、身体障害者対応の充実」といった基本的考え方(本明細書では、以下このような基本的考え方を「コンセプト」と呼ぶ。)を最も重要且つ必要不可欠な要件として最初に決定しておき、その後にそれ以外の要件を決定したいと考える者も多いはずである。
しかし、ユーザはエレベータについての専門的知識を持ち合わせていないのが通常であるため、上記のようなコンセプトを実現しようとする場合、結局はエレベータメーカ側の営業マンと直接対面してコンセプト実現のための仕様について打ち合わせしなければならなくなり、上記特許文献1の技術の趣旨が損なわれる結果となっている。
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の発明は、昇降機を新規に設置しようとするユーザの操作するユーザ端末と、このユーザの希望仕様に基づく昇降機プランを作成するのに必要な各種データが保存された昇降機情報管理データベースを有する昇降機メーカの昇降機仕様決定支援サーバとがインターネットを介して接続されており、前記昇降機仕様決定支援サーバは、前記ユーザ端末のアクセスに応じてユーザが自己の希望仕様を記入するための仕様記入画面を提供する仕様記入画面提供手段と、前記ユーザ端末の前記仕様記入画面上での選択又は記入により決定した昇降機仕様に基づき、前記昇降機情報管理データベースに保存された各種データを用いて、昇降機プランを作成する昇降機プラン作成手段と、を備えた昇降機仕様決定支援システムにおいて、前記昇降機情報管理データベースが保存する各種データには、ユーザが建物又は昇降機について自己の希望するコンセプトを実現するためのコンセプト適用プラン作成用データが含まれており、前記仕様記入画面提供手段が提供する仕様記入画面には、前記コンセプトを選択するためのコンセプトメニューが含まれており、前記昇降機プラン作成手段は、前記コンセプトメニューの中から前記ユーザ端末が選択したコンセプトが有る場合に、そのユーザの希望コンセプトに対応する機能が実現されるように、前記コンセプト適用プラン作成用データを用いて前記昇降機プランを作成するユーザ希望コンセプト実現手段を有するものであり、このユーザ希望コンセプト実現手段は、前記ユーザの希望コンセプト実現のための希望仕様についての性能評価を行い、この性能評価が所定レベル以下である場合には前記ユーザの希望仕様を変更すると共に、この変更後の変更仕様及びその評価結果をユーザ端末側に提示し、ユーザ端末側の了解を得た場合にのみこの変更仕様に基づくプラン作成を許可する性能評価手段を有するものである、ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記性能評価手段は、ユーザ端末側に提示する前記変更仕様及びその評価結果が複数ある場合に、変更仕様の内容が前記ユーザの希望仕様に近いものから順に提示を行うものである、ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記昇降機情報管理データベースが保存する各種データには、前記昇降機プラン作成手段が作成した昇降機プランの内容をイメージ表示するためのイメージファイルデータが含まれており、前記昇降機仕様決定支援サーバは、このイメージファイルデータに基づくイメージ表示を前記ユーザ端末側画面に行わせるプラン内容イメージ表示手段を、備えたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載のの発明において、前記昇降機仕様決定支援サーバは、前記昇降機プラン作成手段が作成した昇降機プランに基づき、昇降機の価格及び納期について見積もりを行う見積処理手段と、前記作成した昇降機プランに係る仕様を最終仕様として、前記見積処理手段による見積結果と共にユーザ端末側に提示し、ユーザ端末側の了解を得た場合に、この最終仕様を登録する最終仕様提示・登録手段と、を備えたものであることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記昇降機仕様決定支援サーバは、前記昇降機情報管理データベースとイントラネットにより接続されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、昇降機を新規に設置しようとするユーザが、昇降機メーカと直接対面することなく容易に、自己の希望するコンセプトを実現するための昇降機仕様を決定することが可能な昇降機仕様決定支援システムを提供することができる。
なお、本明細書における「昇降機」とは、エレベータに限定されるものではなく、エスカレータ及び動く歩道を含むものである。
図1は、本発明の実施形態に係る昇降機仕様決定支援システムの構成図である。この図において、インターネット1を介して複数のユーザ端末2と昇降機メーカが保有する昇降機仕様決定支援サーバ3とが接続されている。また、この昇降機仕様決定支援サーバ3は、ファイヤウォール4が構築されたイントラネット5を介して昇降機情報管理データベース6に接続されている。なお、この実施形態では、ユーザが新規に設置しようとする昇降機がエレベータである場合につき説明する。
図2は、図1における昇降機仕様決定支援サーバ3及び昇降機情報管理データベース6の構成を示すブロック図である。この図において、昇降機仕様決定支援サーバ3は、まず、ユーザ端末2によりアクセスしてきたユーザが登録された者であることを認証するユーザ認証手段7と、ユーザ認証手段7が登録ユーザであることを認証した場合に、ユーザ端末2のアクセスに応じてユーザが自己の希望仕様を記入するための仕様記入画面を提供する仕様記入画面提供手段8と、ユーザ端末2の仕様記入画面上での選択又は記入により決定した昇降機仕様に基づき、昇降機情報管理データベース6に保存された各種データを用いて昇降機プランを作成する昇降機プラン作成手段9とを有している。そして、この昇降機プラン作成手段9は、ユーザの希望コンセプトが実現されるようにプランを作成するユーザ希望コンセプト実現手段10を有しており、更に、このユーザ希望コンセプト実現手段10は、この希望コンセプト実現のためのユーザの希望仕様についての性能評価を行う性能評価手段11を有している。
昇降機仕様決定支援サーバ3は、また、昇降機プラン作成手段9が作成した昇降機プランの内容をユーザ端末2側の画面にイメージ表示させるプラン内容イメージ表示手段12と、昇降機プラン作成手段9が作成した昇降機プランに基づき、昇降機の価格及び納期について見積りを行う見積処理手段13と、ユーザ端末2側に最終仕様及び見積結果を提示し、ユーザ端末2側の了解を得た場合に、この最終仕様を昇降機情報管理データベース6に登録仕様として登録する最終仕様提示・登録手段14とを有している。
昇降機情報管理データベース6には、ユーザ認証手段7が認証の際に用いる登録ユーザデータ15と、昇降機プラン作成手段9がプラン作成の際に用いるプラン作成用基本データ16と、仕様記入画面提供手段8が提供するコンセプトメニューを含むと共にユーザ希望コンセプト実現手段10がコンセプト適用プラン作成の際に用いるデータを含んでいるコンセプト適用プラン作成用データ17と、プラン内容イメージ表示手段12が用いるイメージファイルデータ18と、見積処理手段13が見積もりを行う際に用いる価格データ19及び納期データ20と、昇降機プラン作成手段9が過去に作成したプラン等の情報を含む過去物件データ21と、最終仕様提示・登録手段14から送られてくる登録仕様データ22とが保存されている。
次に、上述した図1及び図2の動作を、図3及び図4のフローチャート、並びに図5乃至図11の説明図を参照しつつ説明する。
あるユーザ端末2のユーザが昇降機仕様決定支援サーバ3にアクセスすると、ユーザ認証手段7は、このユーザに対してユーザ認証画面を提供し、この画面上でユーザID(識別番号)及びパスワードを入力すべきことを要求する。そして、ユーザ認証手段7は、このID及びパスワードが登録ユーザデータ15に記載されているものと一致すれば、このアクセスしてきたユーザを登録ユーザと認証する(ステップ1)。
ユーザ認証手段7が認証を終えると、仕様記入画面提供手段8はユーザ端末2に対して仕様記入画面を提供する(ステップ2)。図5及び図6は、この仕様記入画面としての建物仕様記入画面、及びコンセプトメニュー画面を示す説明図である。
図5の建物仕様記入画面におけるユーザの記入例は、5階建ての建物でエントランス階(基準階)が1階で、エレベータの乗りかごは5つの階床全てに対して停止できるようになっており、停止せずに通過する階床は無いことを示している。また、ユーザはフレームF1又はフレームF2のいずれか好きな方を選択して記入できるようになっており、更に、フレームF1の方を選択する場合には、「利用人数」又は「有効床面積」のうちのいずれか好きな方を選択して記入できるようになっている(図示の例では「利用人数」が選択されている。)。
図6のコンセプトメニュー画面では、(1)〜(5)の5つの種類のコンセプトが提示されている。ユーザは各コンセプトの名称の右側に配置されているボタンをクリックすることにより、自己の希望するコンセプトを選択することができる。
ここで、各ボタンにつき説明すると、コンセプト(1)における「なし」ボタンは、このコンセプトを選択しないことを希望する場合にクリックするためのボタン、「高齢者仕様」、「車椅子仕様」、及び「視覚障害者仕様」の各ボタンはこれらの仕様を選択する場合にクリックするためのボタン(これら3つの仕様を全部選択することも可能である)、「ヘルプ」ボタンは、このコンセプトを選択した場合にどのような機能が付加されるのか等についてユーザが知りたい場合にクリックするためのボタンである。
コンセプト(2)〜(4)における「お薦め」ボタンは、これらのコンセプトを選択し且つその仕様を標準的仕様とする場合にクリックするためのボタン、「充実」ボタンは、これらのコンセプトを選択し且つその仕様を標準的仕様よりもグレードアップさせた仕様とする場合にクリックするためのボタンである。
コンセプト(5)の「普通」ボタンはエレベータ意匠を標準的仕様とする場合にクリックするためのボタン、「豪華」ボタンは標準的仕様よりもグレードアップさせた仕様とする場合にクリックするためのボタンである。
ユーザは、これらのボタンを適宜取捨選択してクリックし、最後に画面右下の「選択」ボタンをクリックすることにより所望のコンセプトについての選択動作を完了させることができる。
図7は、上記のコンセプト(1),(2)を例に取り、これらのコンセプトを選択した場合に得られる機能を黒丸印で表した図表である。但し、各コンセプトに適用可能な機能は勿論図示されたものに限定されるわけではなく、適宜組合せを変更すること等が可能である。
上記のように、仕様記入画面提供手段8がユーザ端末2側に仕様記入画面を提供した後、昇降機プラン作成手段9はユーザ端末2側からの記入結果をチェックし、希望コンセプトが有るか否かを判別している(ステップ3)。そして、希望コンセプトが有る場合には、ユーザ希望コンセプト実現手段10が性能評価手段11の機能に基づき、このコンセプトを実現するための仕様について評価を行う(ステップ4)。
次に、このステップ4の評価における詳しい処理内容を図4のフローチャートに基づき説明する。ユーザ希望コンセプト実現手段10は、まず、ユーザの希望コンセプト実現のための仕様データを入力する(ステップ41)。この仕様データとは、図7の図表においてユーザが選択したコンセプトに対応する各機能を具備させるためのデータであり、昇降機情報管理データベース6にコンセプト適用プラン作成用データ17として保存されているデータである。
次いで、ユーザ希望コンセプト実現手段10は、用品仕様選択画面をユーザ端末2側に提供し、乗りかご、乗場、昇降路、及び機械室等の各主要場所で用いる用品の仕様をユーザに選択させるようにする(ステップ42)。ここで、乗りかごの用品仕様選択についての画面を図8に示しておく。
図8の画面中央部には「天井」、「側板」、「ドア」、「防犯窓」、「幅木」、「床」、「操作盤」、「副操作盤」等の各用品名が記されたボタンが設けられており、これらのボタンをクリックすると、ボタン左側の画面には用品単独の仕様が図示され、また、ボタン右側の画面にはかご内に対象となる用品が組み込まれた状態のイメージが表示されるようになっている。
図8の図示の状態は「天井」ボタンがクリックされた場合の画面であり、ユーザは左側の画面中の色を選択した後、「決定」ボタンをクリックすることで天井についての仕様を決定することができる。また、天井以外の用品についての仕様の決定も同様にして行うことができる。なお、画面中の〔1/7〕は、現在画面表示されているのは選択可能な7種類の天井のうち1番目のものであることを示すものである。そして、ユーザは2番目のものを画面表示させたい場合には「次へ」と記されたボタンをクリックすればよい。
ユーザ希望コンセプト実現手段10は、上記のようにしてユーザに用品仕様を選択させた後、次にオプション機能選択画面をユーザ端末2側に提供し、各オプション機能をユーザに選択させるようにする(ステップ43)。このとき提供する画面、及びユーザの選択は、ステップ42の場合と略同様であるため説明を省略する。
さて、ステップ41〜43の実行により、ユーザが入力すべきエレベータの希望仕様が全て揃ったので、次に、性能評価手段11がこの希望仕様についての性能評価を行う(ステップ44)。この性能評価とは、例えば、建物の階床数や利用人数に対して乗りかごの定員や速度が適切であるかどうか、すなわちエレベータの円滑な運行や充分な安全性を確保できているかどうか等についての評価である。
そして、ユーザ希望コンセプト実現手段10は、ユーザの希望仕様についての性能評価が所定レベルを超えた問題のないものであるかどうかにつき判別し(ステップ45)、特に問題のないものであれば、そのままその評価結果をユーザに提示する(ステップ47)。
一方、評価結果が所定レベル以下であり充分な性能が得られない旨のものであった場合、ユーザ希望コンセプト実現手段10は、充分な性能が得られるようにユーザの希望仕様を適宜変更する(ステップ46)。この変更された変更仕様は再び性能評価された後(ステップ44)、問題がない旨を判別されることになる(ステップ45)。そして、ユーザ希望コンセプト実現手段10は、その評価結果及び変更仕様の内容をユーザに提示する(ステップ47)。
図9は、このときの性能評価手段11による性能評価結果の一例を示す説明図である。この図において、左側に図示された「入力仕様」は当初ユーザが入力した希望仕様であり、右側に図示された「推奨仕様」は、「入力仕様」について性能評価を行った結果、問題があったためにステップ46の仕様変更により得られた変更仕様である。これらを対比してみれば明らかなように、「定員」、「速度」、「エレベータ用途」について、当初の「6名」、「45m/min」、「住宅用」がそれぞれ「9名」、「60m/min」、「乗用」に変更されている。
なお、図9に示した例は、変更仕様(推奨仕様)が1つの場合を想定しているが、場合によっては変更仕様が複数の場合もあり得る。この場合、ユーザ希望コンセプト実現手段10は全ての変更仕様について順次ユーザ端末2側に提示していくが、そのときの提示の順番は、当初の希望仕様に近いものから行うようになっている。これにより、ユーザは採用の可能性が高い順番に従って検討を行うことができる。
ユーザ希望コンセプト実現手段10は、ステップ47で図9に示したような評価結果をユーザ端末2側に提示した後、ユーザ端末2側からこの評価結果を受け入れる旨の回答が有ったか否かについてチェックし(ステップ48)、受け入れる旨の回答が有った場合にはプラン作成を許可する旨のフラグを立てる(ステップ49)。これにより、昇降機プラン作成手段9は昇降機プランの作成を実行する(ステップ5)。一方、ユーザ端末2側から、この評価結果及び変更仕様の内容を受け入れることができない旨の回答が有った場合には、再度ステップ2に戻って処理をやり直すことになる。
昇降機プラン作成手段9は、ステップ4の実行の後に、昇降機情報管理データベース6のプラン作成用基本データ16及びコンセプト適用プラン作成用データ17を用いて昇降機プランの作成を行う(ステップ5)。但し、ユーザ端末2側からの希望コンセプトがない場合、すなわちステップ3での判別結果が「NO」の場合(この場合は従来と同様の仕様決定の仕方となる)、昇降機プラン作成手段9はステップ4の性能評価を省略して直ちに昇降機プランを作成することになる。
昇降機プラン作成手段9が昇降機プランの作成を終了すると、次に、見積処理手段13が価格データ19及び納期データ20を用いて見積処理を行う(ステップ6)。図10は、この見積処理についての説明図であり、(a)は見積結果についての画面表示例、(b)は(a)における「オプション価格」の内訳の一例を示す図表である。
次いで、最終仕様提示・登録手段14は、昇降機プラン作成手段9が作成した昇降機プランに係る仕様を最終仕様とし、これを見積処理手段13が作成した見積結果と共にユーザ端末2側に提示する(ステップ7)。図11は、このとき提示される最終仕様についての画面の一例を示す説明図である。この図に示すように、この最終仕様画面には、機種、定員、速度等の主要な仕様データの他に、見積価格及び納期が表示されている。
そして、ユーザは、図11の画面上でボタンB1,B2,B3をクリックすることにより、乗場仕様、標準仕様、及びかご意匠の詳しい内容を確認することができる。すなわち、これらのボタンがクリックされると、プラン内容イメージ表示手段12はイメージファイルデータ18を用いて、これらの内容を文字情報と共にイメージ表示する。したがって、ユーザは最終的な決定を行う前に充分に内容を検討することができる。
このような検討の後、ユーザは特に変更したい点がなければ図11の画面右下の「決定」ボタンをクリックすることによりこの最終仕様を採用する旨の意思を表明することができる。これにより最終仕様提示・登録手段14はこの最終仕様に係るデータを登録仕様データ22として昇降機情報管理データベース6に保存する(ステップ8,9)。
一方、ユーザがこの最終仕様について変更したい点が有る場合、あるいは採用を見合わせたい場合には「中止」ボタンをクリックすればよい。これにより、ユーザ端末2には別画面が表示され、ステップ2に戻って再度仕様記入画面の提示を求めるか、あるいは採用を最終的に断念するかのいずれかを選択することができる。
以上のように、本実施形態によれば、自己の希望するコンセプトの実現を前提条件としたいユーザは、昇降機に関する専門的知識を持たなくても、昇降機メーカと直接対面することなく、容易に昇降機の新規設置仕様を決定することができるようになる。
なお、上記実施形態では、エレベータの新規設置仕様を決定する場合を例に取り説明したが、本発明の技術は、エスカレータや動く歩道などの所謂マンコンベアの新規仕様を決定する場合についても適用可能なものである。
また、図1の構成では、ファイヤウォール4が構築されたイントラネット5を介して昇降機情報管理データベース6を昇降機仕様決定支援サーバ3に接続することにより、昇降機情報管理データベース6のセキュリティを確保する構成としているが、充分なセキュリティが確保できるのであれば、昇降機情報管理データベース6を直接的に昇降機仕様決定支援サーバ3に接続するなどの他の構成を採用することとしてもよい。
本発明の実施形態に係る昇降機仕様決定支援システムの構成図。 図1における昇降機仕様決定支援サーバ3及び昇降機情報管理データベース6の構成を示すブロック図。 図1及び図2の動作を説明するためのフローチャート。 図3におけるステップ4の詳細を示すフローチャート。 図2における仕様記入画面提供手段8がユーザ端末2側に提供する建物仕様記入画面の説明図。 図2における仕様記入画面提供手段8がユーザ端末2側に提供するコンセプトメニュー画面の説明図。 図6に示したコンセプト(1),(2)に適用可能な各機能を示した図表。 図2におけるユーザ希望コンセプト実現手段10がユーザ端末2側に提供する用品仕様選択画面の説明図。 図2における性能評価手段11が行った性能評価結果の一例を示す説明図。 図2における見積処理手段13が行った見積処理についての説明図であり、(a)は見積結果についての画面表示例、(b)は(a)における「オプション価格」の内訳の一例を示す図表である。 図2における最終仕様提示・登録手段14がユーザ端末2側に提示する最終仕様画面の説明図。
符号の説明
1 インターネット
2 ユーザ端末
3 昇降機仕様決定支援サーバ
4 ファイヤウォール
5 イントラネット
6 昇降機情報管理データベース
7 ユーザ認証手段
8 仕様記入画面提供手段
9 昇降機プラン作成手段
10 ユーザ希望コンセプト実現手段
11 性能評価手段
12 プラン内容イメージ表示手段
13 見積処理手段
14 最終仕様提示・登録手段
15 登録ユーザデータ
16 プラン作成用基本データ
17 コンセプト適用プラン作成用データ
18 イメージファイルデータ
19 価格データ
20 納期データ
21 過去物件データ
22 登録仕様データ

Claims (5)

  1. 昇降機を新規に設置しようとするユーザの操作するユーザ端末と、このユーザの希望仕様に基づく昇降機プランを作成するのに必要な各種データが保存された昇降機情報管理データベースを有する昇降機メーカの昇降機仕様決定支援サーバとがインターネットを介して接続されており、
    前記昇降機仕様決定支援サーバは、
    前記ユーザ端末のアクセスに応じてユーザが自己の希望仕様を記入するための仕様記入画面を提供する仕様記入画面提供手段と、
    前記ユーザ端末の前記仕様記入画面上での選択又は記入により決定した昇降機仕様に基づき、前記昇降機情報管理データベースに保存された各種データを用いて、昇降機プランを作成する昇降機プラン作成手段と、
    を備えた昇降機仕様決定支援システムにおいて、
    前記昇降機情報管理データベースが保存する各種データには、ユーザが建物又は昇降機について自己の希望するコンセプトを実現するためのコンセプト適用プラン作成用データが含まれており、
    前記仕様記入画面提供手段が提供する仕様記入画面には、前記コンセプトを選択するためのコンセプトメニューが含まれており、
    前記昇降機プラン作成手段は、前記コンセプトメニューの中から前記ユーザ端末が選択したコンセプトが有る場合に、そのユーザの希望コンセプトに対応する機能が実現されるように、前記コンセプト適用プラン作成用データを用いて前記昇降機プランを作成するユーザ希望コンセプト実現手段を有するものであり、
    このユーザ希望コンセプト実現手段は、
    前記ユーザの希望コンセプト実現のための希望仕様についての性能評価を行い、この性能評価が所定レベル以下である場合には前記ユーザの希望仕様を変更すると共に、この変更後の変更仕様及びその評価結果をユーザ端末側に提示し、ユーザ端末側の了解を得た場合にのみこの変更仕様に基づくプラン作成を許可する性能評価手段を有するものである、
    ことを特徴とする昇降機仕様決定支援システム。
  2. 前記性能評価手段は、ユーザ端末側に提示する前記変更仕様及びその評価結果が複数ある場合に、変更仕様の内容が前記ユーザの希望仕様に近いものから順に提示を行うものである、
    ことを特徴とする請求項1記載の昇降機仕様決定支援システム。
  3. 前記昇降機情報管理データベースが保存する各種データには、前記昇降機プラン作成手段が作成した昇降機プランの内容をイメージ表示するためのイメージファイルデータが含まれており、
    前記昇降機仕様決定支援サーバは、このイメージファイルデータに基づくイメージ表示を前記ユーザ端末側画面に行わせるプラン内容イメージ表示手段を、
    備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の昇降機仕様決定支援システム。
  4. 前記昇降機仕様決定支援サーバは、
    前記昇降機プラン作成手段が作成した昇降機プランに基づき、昇降機の価格及び納期について見積もりを行う見積処理手段と、
    前記作成した昇降機プランに係る仕様を最終仕様として、前記見積処理手段による見積結果と共にユーザ端末側に提示し、ユーザ端末側の了解を得た場合に、この最終仕様を登録する最終仕様提示・登録手段と、
    を備えたものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の昇降機仕様決定支援システム。
  5. 前記昇降機仕様決定支援サーバは、前記昇降機情報管理データベースとイントラネットにより接続されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の昇降機仕様決定支援システム。
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