JP4454881B2 - 携帯電話機の通話品質測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機を計測プローブとして通話品質に関連する各種データの測定を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機サービスの通話品質を適切化するためには、通話品質の把握のために通話品質を測定しておく必要がある。そして、携帯電話機を計測プローブとして、電界強度、ビットエラーレート、カラーコード、無線周波数等を位置情報、時刻情報等と関連付けて測定、記録する。
【0003】
電界強度、ビットエラーレートは、周期的に基地局に報告されるもので、電界強度は、基地局が周波数の切換制御の指標として用いるものであり、ビットエラーレートは、復調された信号中の同期信号を基に誤り率を測定する。また、カラーコードは、基地局から送られる信号を256パターンでスクランブルを掛けることで、混信防止に用いられる。さらに無線周波数は、通信に使用される周波数であり、制御チャンネルと通話チャンネルとがある。
【0004】
携帯電話機の通話中、弱電域に差し掛かるなどが原因で呼断つまり通話断が発生したとき、直ちに発呼をしても電界強度が低ければ失敗する。この原因は、携帯電話機のチャンネルスキャンのための時間を考慮した制御を行っていないためである。携帯電話機は規格化されており、動作内容は全て同じであるが、チャンネルスキャン時間は必ずしも同じではない。
【0005】
無線周波数は、携帯電話機の通話終了ボタンを押して通話を終了したときは、次に使用する周波数が基地局から指定される。これに対して呼断、つまり予定しない通話断の場合には、携帯電話機が周波数をスキャンして使用する周波数を決定しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そして、発呼動作が失敗したときは、チャンネルスキャン時間を延ばす等の加減をして使用周波数を見つけ易くする必要がある。チャンネルスキャン時間が短いと、ある程度の電界強度の周波数があっても発呼不良となって記録される。この結果、実際と異なり品質不良エリアが多いことになる。
【0007】
しかも計測後に一連の結果を分析するために、電界強度情報と発呼不良地点とを関連付けた場合、弱電地域では呼断、発呼不良地点が多数あることになり、呼断の原因解析が難しくなる。
【0008】
本発明は上述の点を考慮してなされたもので、呼断原因の解析が容易に行えるような通話品質の測定データを形成しうる装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明では、
予め定められたプログラムにしたがい携帯電話機を発呼動作させて得た通話品質データを、測位システムからの測位データを含む所要データと組み合わせて、通話品質を測定するようにした携帯電話機の通話品質測定装置において、前記携帯電話機の通話状態を測定する通話状態測定装置と、前記携帯電話機の通話状態データを随時記憶する第1のメモリと、予め定められた設定値を有し、この設定値の時間を経過すると前記携帯電話機に発呼動作を開始させる発呼タイマと、この発呼タイマの設定値データを記憶する第2のメモリと、予め定められた設定値を有し、この設定値を基準にして前記携帯電話機の呼断時間を計測する呼断タイマと、この呼断タイマの設定値データを記憶する第3のメモリと、前記測位データを随時記憶する第4のメモリと、前記携帯電話機が受信する電界強度を測定し電界強度データを作成する電界強度測定装置と、この電界強度測定装置からの電界強度データを記憶する第5のメモリと、前記第1のメモリからの通話状態データを基に、前記第2のメモリからの設定値データに基づく時間の範囲で前記携帯電話機に発呼動作を行わせ、呼断が発生したときは前記第3のメモリからの設定値データによる時間が経過した後に発呼動作を行わせる制御手段とをそなえ、前記第4のメモリによる測位データおよび前記第5のメモリによる電界強度データを含む各種データを測定することを特徴とする携帯電話機の通話品質測定装置、
を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例の構成を示すブロック線図である。図1において、PHは携帯電話機であり、測定装置MSに接続されており、これら両者が例えば車両に搭載されてサービス地域内を移動しつつ測定を行う。
【0011】
測定装置MSは、CPUを中心にして、携帯電話機PHとの非同期通信インターフェースSIO、プログラムが格納されたROM、測位システムGPS、通話状態データを記憶する第1のメモリM1、発呼タイマの設定値を記憶する第2のメモリM2、呼断タイマの設定値を記憶する第3のメモリM3、測位データを記憶する第4のメモリM4、電界強度を記憶する第5のメモリM5、ならびに入力端子INおよび出力端子OUTとの間に挿入されるインターフェースI/Oを有する。
【0012】
図2および図3は、図1に示した携帯電話機PHおよび測定装置MS、に基地局を含めた携帯電話機システムの制御手順を示したものである。図2は、接続制御動作につき、正常に行なわれた場合(図2(a))、および異常であった場合(図2(b))をそれぞれ示している。
【0013】
すなわち図2(a)の場合、測定装置MSが携帯電話機PHに対し発呼処理をして(DIAL情報+発呼指令)を出した結果、携帯電話機PHが基地局Bと接続されて通話が行なわれる。続いて、携帯電話機PHは通話中表示信号を測定装置MSに与えるから、測定装置MSが通話中受信する。
【0014】
次に図2(b)の場合は、例えば圏外あるいは話中であって、測定装置MSが携帯電話機PHに対し発呼処理をして(DIAL情報+発呼指令)を出しても、携帯電話機PHは基地局Bに接続せず測定装置MSに「話中」を報告する。
【0015】
図3は、切断制御動作の内容を図3(a)に、また呼断動作の内容を図3(b)にそれぞれ示している。そして、図3(a)の場合、測定装置MSが携帯電話機PHに対して終話信号を送ると、携帯電話機PHが終話動作を行った後、通話中OFF表示を測定装置MSに送り、これを測定装置MSが受信する。また、図3(b)の場合、携帯電話機PHと基地局Bとの間の通話が断になると、携帯電話機PHから測定装置MSに対して通話中オフの信号が送られ、測定装置MSがこれを受信する。
【0016】
図4は、図1に示した測定装置MSが行う自動発呼機能の状態遷移を示す説明図である。測定装置MSは、自動発呼機能において、切断、発呼中および通話中の3つの動作状態を採る。
【0017】
まず測定装置の電源を投入して測定を開始するため、ステップS001によりインターフェースI/Oの初期化、非同期通信インターフェースSIOの初期化を行う。次いで、ステップS002により発呼タイマ、呼断タイマ、通話状態フラグの初期化を行う。ここで、発呼タイマは、携帯電話機PHに発呼動作を行う時間が設定されるタイマであり、また呼断タイマは、通話断から発呼までの時間経過を管理するタイマである。
【0018】
そして、ステップS003に移行し、たとえば測定装置における特定のスイッチの状態を見て「測定開始」か否かの判定を行い、測定開始であればステップS004により携帯電話機の電源を投入して測定開始し、ステップS005に移行し10秒間待って「切断」状態となる。この10秒間に測定が行われる。
【0019】
「切断」状態で、たとえばスイッチ操作による指令があって測定停止となると、ステップS006により携帯電話機に終話コマンドを送ってステップS007に移行する。そして、10秒間待った上でステップS008により携帯電話機の電源OFFを行い、ステップS003による次の測定開始にそなえる。
【0020】
一方、「切断」状態からは発呼動作が始まる。それは、呼断タイマのタイムアウトを条件とする。そして、ステップS011により電界強度が所定値、この場合10dBuV以上であることを確認して、ステップS012に移行し携帯電話機に発呼コマンドを送る。発呼コマンドを送る時間は発呼タイマの設定時間により、ステップS013で発呼タイマを設定時間30秒で起動し、その間発呼コマンドを送らせる。次いで、ステップS014により通話状態フラグを発呼中を示す「1」にして「発呼中」状態に移行する。
【0021】
この「発呼中」状態では、発呼後に携帯電話機からの「通話中(すなわち電話をかけ、相手と通話が成立したこと)」を待つ状態であり、応答がない場合、「発呼」コマンドを再送する。そのために、発呼タイマのタイムアウトを待ち、このタイムアウトを条件として、ステップS011ないしS013と同様に、ステップS021で電界強度が10dBuV以上であることを確認のうえ、ステップS022において携帯電話機に発呼コマンドを送り、ステップS023では発呼タイマを30秒で起動する。
【0022】
「発呼中」状態からは、基本的には「通話中」状態に移行することになるが、「通話中」に移行できないときは「切断」状態に移行する。
【0023】
通話中に移行できないときとは、「話中」を受信したとき、「測定停止」のとき、および「通話中OFF」のときである。まず話中のときは、ステップS031により携帯電話機に終話コマンドを送ってステップS032に移行し、発呼タイマを0秒に設定する。そして、ステップS033により状態フラグを切断状態の「0」に変えて、ステップS034に移行し呼断タイマを30秒で起動して「切断」状態に移行する。
【0024】
次に「測定停止」のときは、ステップS041により携帯電話機に終話コマンドを送ってステップS042に移行し10秒間待った上で、ステップS043により携帯電話機の電源を断にする。そして、ステップS044で「測定開始」か否かの判定を行い、ステップS045で携帯電話機の電源を投入し測定を開始する。ステップS046で、チャンネルスキャンを行うため10秒間待って「切断」状態となる。
【0025】
さらに「通話中OFF」を受信したときは、ステップS051により通話状態フラグを呼断状態の「0」に変えてステップS052に移行し、携帯電話機に終話コマンドを送る。そして、ステップS053により呼断タイマを15秒として起動し、切断状態となる。
【0026】
これに対して「通話中」状態に移行するには、「通話中」を受信したらステップS061により通話状態フラグを通話状態の「0」に変えたうえで、「通話中」状態に移行する。そして、携帯電話機からの「通話中OFF」を待つ。
【0027】
この「通話中」状態において、「通話中OFF」を受信したら、ステップS071により通話状態フラグを呼断状態の「0」に変えた上で、ステップS072により携帯電話機に終話コマンドを送る。そして、ステップS073に移行し、呼断タイマを15秒で起動し、「切断」状態となる。
【0028】
「通話中OFF」でなく「測定停止」であると、ステップS081により携帯電話機に終話コマンドを送り、ステップS082により10秒待った上で、ステップS083に移行し携帯電話機の電源を断とする。そして、ステップS084に移行し「測定開始」でなければ測定開始を待ち、また「測定開始」であればステップS085に移行して携帯電話機の電源を投入して測定開始する。そして、ステップS086によりチャンネルスキャンのために10秒間待った後に「切断」状態となる。
【0029】
この状態遷移の途中における測定の結果として得られたデータは、たとえば測定地域ごとにファイルとして作成され、ハードディスク等の媒体に格納される。このデータは、後に通話品質の分析に利用される。
【0030】
図5ないし図8は、本発明の一実施例の動作内容を示すフローチャートであり、図示の都合上4つの図に分解して示している。
【0031】
まず図5において、電源を投入すると、ステップS11でメモリの初期化、続くステップS12でインターフェースI/Oの初期化、ステップS13で非同期通信インターフェースSIOの初期化が行なわれ、次いでステップS14で割り込み設定が行なわれた上で、ステップS15により安定するまで400mS待つ時間を経てステップS16に移行する。
【0032】
ステップS16では、計測スイッチ情報を読み込む。これは「1,0」情報であり、計測スイッチが測定中を示していれば、ステップS18により携帯電話機の電源を入れてステップS19に移行し、携帯電話機が安定するまで10秒間待つ。そして、10秒間経過したらステップS31(図6)に移行する。
【0033】
次に図6において、ステップS31では、GPS信号を受信したか否かが判定され、受信したら後述する図7に示すステップS51に移行する。一方、まだGPS信号を受信せずに待っている状態であれば、ステップS32に移行して携帯電話機の信号を受信したか否かが判定される。このとき、まだ携帯電話機の信号を受信していなければステップS31に戻る。
【0034】
一方、携帯電話機の信号を受信していれば、ステップS33に移行して携帯電話機からの受信データを読み出しステップS34に移行する。ステップS34で、受信データが通話中を示せばステップS35に移行して通話状態フラグを、通話中、つまり切断=「0」、呼状態=「1」、そして通話中=「2」における「2」にセットしてステップS31に戻る。
【0035】
これに対して「通話中」でなければ、ステップS36に移行して受信データがどのようなものであるかにつき、まず通話中OFFかどうかかが判定される。通話中OFFであれば、ステップS37に移行して携帯電話機に終話コマンドを送り、ステップS38により通話状態フラグを切断=「0」に変更した上で、ステップS39に移行し呼断タイマを15秒に設定して起動し、ステップS31に戻る。
【0036】
他方、ステップS36での判定で受信データが通話中OFFでないときは、ステップS40に移行して受信データが「話中」であるかどうかが判定される。そして、「話中」であればステップS41に移行し携帯電話機に終話コマンドを送り,ステップS42に移って通話状態フラグを切断=「0」に変更する。その上で、ステップS43に移行して発呼タイマを0秒にリセットしてからステップS44により呼断タイマを30秒に設定して起動する。
【0037】
さらに、ステップS40での判定で受信データが「話中」でなければ、ステップS45により受信データが電界強度であるかどうかが判定され、そうであればステップS46により電界強度情報がメモリに格納されるし、そうでなければステップS31に戻る。
【0038】
前述したように、ステップS31での判定の結果、GPS信号を受信していれば図7のステップS51に移行してGPSから位置情報を読み出し、ステップS52に移行して位置情報をメモリに記憶した上でステップS53に移行し、メモリから通話状態フラグを読み出す。
【0039】
そして、ステップS54での判定の結果、通話状態フラグが「切断中」であれば、ステップS55により呼断タイマの値をメモリから読み出す。読み出した値がタイムアウトを示すものであれば、ステップS57により発呼動作を行う。発呼動作は、図8を用いて後述する。また、呼断タイマの値がタイマ起動中であれば、ステップS58により呼断タイマの値を秒時経過ごとに減算していき、かつステップ59により呼断タイマの値をメモリに書き込んでステップS60に移行する。
【0040】
呼断タイマは、通話中OFFから発呼までの時間経過を管理するタイマである。したがって、「通話中OFF」を条件としてタイマを起動する。そして、携帯電話機からの下り信号である「話中」または、「通話中OFF」を受信する事によりタイマ値を15秒または30秒に設定して1秒経過毎に減算し、0になるとタイムアウト(停止)して次の処理に移行する。
【0041】
「通話中OFF」を受けてタイマ値を設定する場合は、電話の相手が電話を切った場合であるから、携帯電話機に通話終了コマンドを送り、電話が処理を完了するまでの時間、約15秒間(実験値)の経過を待つ。
【0042】
「話中(電話をかけた時、相手と通話が成立しない(相手お話中))」を受けてタイマを起動する場合は、弱電地域であるか、電話の相手先が「話中」または、通話回線が不足している場合となる。この場合は、携帯電話機に通話終了コマンドを送り、電話の処理が完了し、電話が安定した電界を捕捉するための時間経過(計約30秒)を待つ。
【0043】
ステップS60でメモリから通話状態フラグを読み出してステップS61に移行し、通話状態フラグが通話中「2」であるか否かの確認を行う。通話中であればステップS67に移行するが、通話中でなければステップS62によりメモリから発呼タイマの値を読み出す。そしてこの読み出した値につきステップS63で発呼タイムアウトか否かを判定し、タイマ起動中(>0)であればステップS64により時間の経過とともに発呼タイマの値を減算しステップS65により発呼タイマの値をメモリに書き込んでステップS67に移行する。また、ステップS63での判定の結果、タイマタイムアウトであればステップS66に移行して発呼動作を行い、ステップS67移行する。
【0044】
「発呼タイマ」は、「発呼」処理でセットされる。減算タイマは、0でタイムアウト(停止)する。このタイマは、携帯電話機と装置間の通信異常時に、「発呼」信号を再送する時に使用している。もし、「発呼」信号を送出中に、「話中」を受信した場合は、タイマをリセット(0)とする。携帯電話機が測定装置に接続されていない場合には、30秒の時間経過毎に、信号送出がされる。
【0045】
ステップS67は、計測スイッチが測定中を示しているか否かを読み込み、ステップS68による判定に移行する。測定中であれば、図6に示すステップS32に移行し、測定中でなく停止であれば、ステップS69に移行して携帯電話機に終了コマンドを出し、ステップS70に移行する。そして、携帯電話機が動作安定するまで10秒間待った上でステップS71に移行して携帯電話機の電源を切り、ステップS72に移行して計測スイッチの情報「1,0」を読み、ステップS73により測定中でなければステップS72との循環動作を繰り返して測定中になるのを待ち,測定中になったら図1のステップS18に移行する。
【0046】
図8は、図7におけるステップS57およびステップS66に示した発呼動作を示すフローチャートである。これら両者は同一内容であるから、ステップS57を両者の代表として説明する。
【0047】
発呼動作に入ったらステップS571でメモリから電界強度情報を読み出し、ステップS572に移行して電界強度が10dBuV以上であるか否かを判定する。電界強度が10dBuV以上であれば、ステップS573に移行して発呼タイマを30秒に設定し、ステップS574に移行する。ステップS574では、携帯電話機に発呼コマンドを送出してステップS575に移行してメモリの通話状態フラグを呼状態(=「1」)に変更し、メインフローにおける次のステップ(S60またはS67)に移行する。
【0048】
このフローチャートに示された動作中における測定の結果として得られたデータは、たとえば測定地域ごとにファイルとして作成され、ハードディスク等の媒体に格納される。そして、後に通話品質の分析に利用される。
【0049】
(変形例)
上記実施例では、メモリとして通話状態を含む5つの値を測定するように5つのメモリを持っている構成を示したが、測定装置としては他の要素を参考データとする方が良い場合もあり、6以上とか4以下のメモリを持つように構成してもよい。
【0050】
【発明の効果】
本発明は上述のように、携帯電話機から電界強度の報告を受け、この電界強度が予め定めた値以上であり、しかも時間を十分に取って発呼動作を行うようにしたため、いわゆるチャンネルスキャンにより適切な通信チャンネルを用いた通話状態を得ることができる。したがって、携帯電話機の通話状態に即した通話状態の測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す説明図。
【図2】本発明に係る測定装置による携帯電話機の制御動作を示したもので、図2(a)は正常な接続動作を、図2(b)は異常な接続動作を示す説明図。
【図3】本発明に係る測定装置による携帯電話機の制御動作を示したもので、図3(a)は切断制御動作を、図2(b)は呼断動作を示す説明図。
【図4】本発明に係る測定装置による自動発呼機能の状態遷移を示す説明図。
【図5】同じく自動発呼機能の動作内容の一部を示すフローチャート。
【図6】同じく自動発呼機能の動作内容の一部を示すフローチャート。
【図7】同じく自動発呼機能の動作内容の一部を示すフローチャート。
【図8】同じく自動発呼機能の動作内容の一部を示すフローチャート。
【符号の説明】
PH 携帯電話機
MS 通話状態測定装置
GPS 測位システム
SIO 携帯電話機用インターフェース
I/O インターフェース
ROM プログラム用メモリ
M1〜M5 メモリ
Claims (5)
- 予め定められたプログラムにしたがい携帯電話機を発呼動作させて得た通話品質データを、測位システムからの測位データを含む所要データと組み合わせて、通話品質を測定するようにした携帯電話機の通話品質測定装置において、
前記携帯電話機の通話状態を測定する通話状態測定装置と、
前記携帯電話機の通話状態データを随時記憶する第1のメモリと、
予め定められた設定値を有し、この設定値の時間を経過すると前記携帯電話機に発呼動作を開始させる発呼タイマと、
この発呼タイマの設定値データを記憶する第2のメモリと、
予め定められた設定値を有し、この設定値を基準にして前記携帯電話機の呼断時間を計測する呼断タイマと、
この呼断タイマの設定値データを記憶する第3のメモリと、
前記測位データを随時記憶する第4のメモリと、
前記携帯電話機が受信する電界強度を測定し電界強度データを作成する電界強度測定装置と、
この電界強度測定装置からの電界強度データを記憶する第5のメモリと、 前記第1のメモリからの通話状態データを基に、前記第2のメモリからの設定値データに基づく時間の範囲で前記携帯電話機に発呼動作を行わせ、呼断が発生したときは前記第3のメモリからの設定値データによる時間が経過した後に発呼動作を行わせる制御手段とをそなえ、
前記第4のメモリによる測位データおよび前記第5のメモリによる電界強度データを含む各種データを測定する
ことを特徴とする携帯電話機の通話品質測定装置。 - 請求項1記載の携帯電話機の通話品質測定装置において、
前記制御手段は、前記第5のメモリに記憶された電界強度が所定値以上であるとき、発呼動作を行わせるようにした携帯電話機の通話品質測定装置。 - 請求項1記載の携帯電話機の通話品質測定装置において、
前記制御手段は、前記測位システムからの割り込み信号に応じて発呼動作を行わせるようにした携帯電話機の通話品質測定装置。 - 請求項1記載の携帯電話機の通話品質測定装置において、
前記制御手段は、受信データが通話オフを示すとき前記携帯電話機に通話終了を指示し、前記呼断タイマの設定値を短めに設定するようにした携帯電話機の通話品質測定装置。 - 請求項1記載の携帯電話機の通話品質測定装置において、
前記制御手段は、受信データが話中を示すとき前記携帯電話機に通話終了を指示し、前記発呼タイマの設定値を長めに設定するようにした携帯電話機の通話品質測定装置。
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