JP4454523B2 - 電磁波発生素子 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁波発生素子に関し、より詳細には、0.1〜10THzの電磁波を高効率で発生させることができる電磁波発生素子に関する。
近年、光通信波長帯の電磁波(光)やミリ波またはサブミリ波帯の電磁波(電波)の研究が順調に進展し、通信基幹線および移動体通信網の信号伝搬の超高速化、大容量化に成功してきた。
しかし、光と電波の中間領域で、特に0.1〜10THzの電磁波発生の研究開発は発展途上にあり、今日様々な研究が行われている。また、応用分野の探索も大変盛んである。周波数が100THz付近の光は、中赤外光としてよく知られており、容易に入手できる誘電体材料(または半導体非線形光学材料)と通信用半導体光源を組み合わせ、高効率な差周波光発生ができるようになってきている。また、これを用いてスペクトル分析を行うことにより大気ガスの種別同定やガス中の水分測定などの興味深い応用へと進みつつある。
一方、周波数0.1〜10THzの電磁波は、波長が中赤外光よりも長いため、物質透過性が高く、かつ、波長分解能が電波よりも高いため、被爆、損傷を与えない非侵襲医療診断や非破壊検査などへの応用が大きく期待されている。また、多くの毒物、爆薬の構成分子は、0.1〜10THz帯に特徴的な振動スペクトルを持つことから、0.1〜10THz帯のスペクトル分析を可能にすることは、危険物を検知することなどに大いに役立つと考えられる。このように0.1〜10THz帯の電磁波は、非侵襲検査や危険物検知などの分野で極めて重要と考えられる。
図9に、従来の電磁波発生素子における周期方位反転構造の構成を示す。0.1〜10THz帯の電磁波の発生法としては既に幾つか提案があるが、図9はその一従来例である。従来の電磁波発生素子は、非線形光学材料である多数の半導体ウェハーを、周期的に結晶方位を反転させつつ半導体直接接合技術で接合した構造を有する。この電磁波発生素子を用いると、周期性を有する方向に波長の異なる2光波を入射させて擬似位相整合法と差周波発生法とにより生成させる。この電磁波発生素子は、出力効率の点で他の方法よりも圧倒的に優れているため有望視されている。前記構造を用いた差周波光の高効率化は、既に中赤外領域において実現されている(非特許文献1参照)が、これを周波数帯0.1〜10THzで実現する技術は、産業応用の観点から極めて重要と考えられる。
差周波発生法とは、入射光の電界Eに対して、電気分極率Pが
Figure 0004454523
(ε:真空中の誘電率)のように応答する非線形光学材料のうち、2次応答χ(2)が大きいものを用いて周波数ω、ωの光を入射させ、周波数ω=ω−ωを持つ変換光を発生する方法である。
しかし、よく知られているように、物質の屈折率nは、一般に周波数依存性を有している(これを材料分散という)。そのため、波数kは、
Figure 0004454523
(c:光速度)となり、差周波光の波数不整合量
Figure 0004454523
は、真空中以外では0とならない。Δk≠0の場合、差周波光の強度が
Figure 0004454523
で低下することが大きな問題である。ここでLは、物質の長さである。これを解決するために図9のような分極率χ(2)が周期的に反転した周期方位反転構造15を作製することによりΔkに結晶運動量を付与できるので、Δk=0を実現することができる。これは実験でも効果が実証されている。前記の方法は、擬似位相整合法として知られている。これにより高効率な差周波光の発生が実現できる。
しかし、非線形光学材料である多数の半導体ウェハーを、周期的に結晶方位を反転させつつ、その結晶方位が反平行になるように半導体直接接合技術で接合して擬似位相整合構造を作製する場合、ウェハー枚数の増加に比例して張り付け作業に要する時間が増大し、また各ウェハーの方位反転軸を平行に保つことが難しくなってくる。
D. Zheng, A. Gordon, Y. S. Wu, R. S. Feigelson, M. M. Fejer, R. L. Byer, K. L. Vodopyanov, "16-μm infrared generation by difference-frequency mixing in diffusion-bonded-stacked GaAs", Optics Letters, 1998, Vol. 23, Issue 13, pp.1010-1-12.
しかしながら、上述のような方法において従来の電磁波発生素子を作製すると、非線形光学効果を大きくするためには、擬似位相整合構造を構成するウェハー枚数を増す必要がある。その結果、増大するウェハー枚数に比例して、周期的に結晶方位を反転させつつ、その結晶方位が反平行になるように半導体ウェハーを張り合わせる作業に要する時間が増加するという問題があった。加えて、各ウェハーの方位反転軸を平行に保つことが難しくなるという問題もあった。
本発明の目的は、少ないウェハー枚数で、多数の半導体ウェハーを接合した場合と同等の擬似位相整合効果を発現し、方位反転軸の平行度の高い、高効率な差周波光を生成するための電磁波発生素子を提供することにある。
本発明は、この様な目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、基板上に、閃亜鉛鉱構造のIII−V族およびII−VI族のどちらか一方の化合物半導体からなる光導波路を備え、光導波路は、[111]軸方向および結晶的に等価な軸方向のどちらか一方が互いに反平行になるように、複数の化合物半導体ウェハーを{110}面を積層面として接合し、一方のウェハーに起点を持つ光導波路が他方のウェハーを通過し、また元のウェハーを通過することを周期的に繰り返す形状であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、基板上に、ウルツ鉱構造のIII−V族およびII−VI族のどちらか一方の化合物半導体からなる光導波路を備え、光導波路は、[0001]軸方向および結晶的に等価な軸方向のどちらか一方が互いに反平行になるように、複数の化合物半導体ウェハーを
Figure 0004454523
面および
Figure 0004454523
面のどちらか一方を積層面として接合され、一方のウェハーに起点を持つ光導波路が他方のウェハーを通過し、また元のウェハーを通過することを周期的に繰り返す形状であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の電磁波発生素子において、光導波路は、光導波路のウェハー端面の垂線に対する角度を全反射角よりも大きくなるように設定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の電磁波発生素子において、光導波路は、屈曲部分に誘電体多層膜ミラーおよび金属ミラーのどちらか一方を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の電磁波発生素子において、III−V族化合物半導体は、GaAs、GaPおよびInPのいずれか一物質であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の電磁波発生素子において、III−V族化合物半導体は、Inx1Alx2Ga1−x1−x2y1Asy21−y1−y2(0<=x,x,y,y<=1,0<=1−x−x<=1,0<=1−y−y<=1)あることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の電磁波発生素子において、II−VI族化合物半導体は、ZnSeおよびCdTeのどちらか一方であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の電磁波発生素子において、II−VI族化合物半導体は、Znx1Cdx2Hg1−x1−x2y1Sey2Te1−y1−y2(0<=x,x,y,y<=1,0<=1−x−x<=1,0<=1−y−y<=1)であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項2に記載の電磁波発生素子において、III−V族化合物半導体は、GaNであることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項2に記載の電磁波発生素子において、III−V族化合物半導体は、Inx1Alx2Ga1−x1−x2y1Asy21−y1−y2(0<=x,x,y,y<=1,0<=1−x−x<=1,0<=1−y−y<=1)であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項2に記載の電磁波発生素子において、II−VI族化合物半導体は、ZnSであることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項2に記載の電磁波発生素子において、II−VI族化合物半導体は、Znx1Cdx2Hg1−x1−x2y1Sey2Te1−y1−y2(0<=x,x,y,y<=1,0<=1−x−x<=1,0<=1−y−y<=1)であることを特徴とする。
本発明によれば、ウェハーの張り付け回数が1回であり、方位反転軸の平行度の高い、高効率な差周波光を生成する電磁波発生素子を提供することが可能となる。
以下、図を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
(実施形態1)
図1に、本発明の実施形態1における光導波路の構成を示す。閃亜鉛鉱構造(またはウルツ鉱構造)のIII−V族あるいはII−VI族化合物半導体のウェハー9、10を、結晶的に等価な軸方向が互いに反平行になるように半導体直接接合技術で接合する。反平行とは、軸の向きが逆で、軸が平行である状態を指す。この接合されたウェハーを基板上に張り付ける。
図1−(a)の点線に示される部分をマスキングする。光導波路の形状は、ウェハー9と10との間を周期的に行き来する形状とする。通常のドライエッチングまたはウェットエッチング法で加工することにより、周期方位反転構造を有する光導波路を作製することができる(図1−(b))。ウェハー厚をdとし、光導波路のウェハー端面の垂線に対する角度をθとすると、方位反転周期Λは、
Figure 0004454523
となる。光導波路の屈曲部分fでは光がウェハー端面によって反射されることを利用する。そのため、光が光導波路外へ漏洩しないように、角度θを全反射角よりも大きくなるように設定する。またはそれに替えて、屈曲部分に誘電体多層膜ミラーまたは金属ミラーを設置すれば、角度θを全反射角よりも十分小さくすることもできる。
(実施形態2)
図2に、本発明の実施形態2における光導波路の構成を示す。光導波路の形状は、ウェハー9と10との間を周期的に行き来する形状とする。閃亜鉛鉱構造(またはウルツ鉱構造)のIII−V族あるいはII−VI族化合物半導体のウェハー9、10を、結晶的に等価な軸方向が互いに反平行になるように半導体直接接合技術で接合する。この接合されたウェハーを基板上に張り付ける。
図2−(a)の点線に示される部分をマスキングする。ドライエッチングまたはウェットエッチング法で加工することにより、周期方位反転構造を有する光導波路を作製することができる(図2−(b))。実施形態2では、屈曲部分fに誘電体多層膜ミラーおよび金属ミラーのどちらか一方を設置する。これにより、方位反転周期Λはaであり、角度θを全反射角4d/cosθよりも小さく設定することができ、設計の自由度が大幅に増大する。
電磁波発生素子3は、次のような方法で作製する。
図6に、本発明の実施形態における半導体ウェハー接合法を示す。閃亜鉛鉱構造(またはウルツ鉱構造)のIII−V族あるいはII−VI族化合物半導体のウェハー9、10を、接着剤などを用いない半導体直接接合技術で接合する。これにより接合されたウェハーから作製される素子は、屈折率差のない一体化したものとなる。また、接合するウェハーが閃亜鉛鉱構造の化合物半導体の場合には、{110}面を積層面として[111]軸方向(または結晶的に等価な軸方向)が互いに反平行になるように張り合わせる。若しくは、接合するウェハーがウルツ鉱構造の場合には、
Figure 0004454523
面または
Figure 0004454523
面のいずれかを積層面として[0001]軸方向(または結晶的に等価な軸方向)が互いに反平行になるように張り合わせる。この接合されたウェハーを接合ウェハー11とする。これにより、2次非線形光学定数のテンソルの最大成分が利用できるようになる。
III−V族化合物半導体としては、GaAs、GaP、AlAs、AlP、InAs、InP、GaN、InNなど、およびそれらの混晶、即ちInx1Alx2Ga1−x1−x2y1Asy21−y1−y2(0<=x,x,y,y<=1,0<=1−x−x<=1,0<=1−y−y<=1)を使用することができる。
また、II−VI族化合物半導体としては、ZnSe、CdTe、HgTe、ZnSなど、およびそれらの混晶、即ちZnx1Cdx2Hg1−x1−x2y1Sey2Te1−y1−y2(0<=x,x,y,y<=1,0<=1−x−x<=1,0<=1−y−y<=1)を使用することができる。
これらにより、2次非線形光学定数d14は、非線形光学波長変換素子で通常よく用いられるLiNbO、LiTaOなどの誘電体材料よりも格段に大きい。加えて、0.1〜10THz帯での光吸収も小さいので、その周波数帯で高効率な電磁波発生が可能となる。
図7に、本発明の実施形態における接合された半導体ウェハーのダイシング法を示す。接合ウェハー11を光導波路化するために、ダイシング装置12で一部をカットする。
図8に、本発明の実施形態における接合された半導体ウェハーの研磨法を示す。閃亜鉛鉱構造の化合物半導体の場合には、これを[111]方向が上下を向くように基板13に接着剤Aで張り付ける。また、ウルツ鉱構造の場合には、[0001]方向が上下を向くように張り付ける(図8−(a))。この接着により、カットされた接合ウェハー11の上面を研磨する際に通常の大面積ウェハー研磨用装置を使用することができる。また、研磨により光導波路上下の光の散乱を大幅に低減することができる。
研磨後に上部から基板14を接着剤Bで張り付ける(図8−(b))。接着剤Bには、接着剤Aが溶剤Cによって溶解されるのに対し、接着剤Bは溶剤Cに対して不溶である接着剤を用いる。これにより、基板13を剥し、図8−(a)、(b)において下面であった面を再度研磨装置によって上面研磨することができる(図8−(c)、(d))。上記の工程を経ることにより、上下の界面散乱が大幅に低減された接合ウェハーを作製することができる。
接着剤Aとしては、ろう、ワックスなどのアルキル系接着剤、またはPMMAなどのアクリル樹脂系接着剤を使用することができる。また、接着剤Bとしては、水ガラスなどを使用することができる。この場合、溶剤Cとして、アルコール、アセトンなどの接着剤Bが不溶である有機溶剤を使用することにより、接着剤Aだけを溶解して上面および下面の研磨を達成することができる。
また、化合物半導体材料がAlを含有しない場合には、接着剤Aとして水ガラスを使用し、接着剤Bは使用しない。屈折率が接合ウェハー11よりも小さな化合物半導体基板14を半導体直接接合技術で接合ウェハー11に接合する。溶剤Cとしてフッ酸系エッチング液を使用することにより、接着剤Aを溶解させ、上面および下面の研磨を達成することができる。
以上のような方法でウェハーを接合し、光導波路を作製すれば、方位反転軸の平行度の高い、高効率な差周波光を生成する素子を作製することができる。即ち、方位反転軸のずれ角がφの場合、差周波光への変換効率はcosφであるため、図9のような素子の場合、張り付け枚数の増大に伴い、φは増大し、効率が低下するが、上記素子では、張り付け回数が1回あるため、そのような効率低下を最小限に抑えることができるようになる。
(実施形態3)
図3に、本発明の実施形態3における電磁波発生装置の構成を示す。本発明の一実施形態として、電磁波発生装置に電磁波発生素子を適用することができる。電磁波発生装置は、レーザ発生装置1、波長可変器2、電磁波発生素子3、ビームスプリッタ4、ミラー5から構成される。レーザ発生装置1としては、QスイッチYAGレーザなどを用いることができる。波長可変器2としては、光パラメトリック発振器などを利用することができる。
レーザ発生装置1から出射した光を、ビームスプリッタ4で2成分に分離し、一方を波長可変器2に入射させ、波長を変化させた後、ビームスプリッタ4でも分離したう一方の光路を通ってきた光と合波し、電磁波発生素子3の光導波路に入射する。これにより電磁波発生素子に対して、差周波発生に必要な異なる2つの波長を持つ励起光を生成し、入力することができる。
(実施形態4)
図4に、本発明の実施形態4における電磁波発生装置の構成を示す。実施形態2は、ビームスプリッタで分離した2本の光路上に、それぞれ波長可変器2を備えた構成をとる。この構成によれば、レーザ発生装置1から出射される光の波長が所望の値からずれる場合にも、2台の波長可変器2を用いることによって波長をそれぞれ調整することができる。
(実施形態5)
図5に、本発明の実施形態5における電磁波発生装置の構成を示す。2つのレーザ発生装置1とカプラ7の入力端と、およびカプラ7の出力端と電磁波発生素子3とがそれぞれ光ファイバ8によって結合されている。この構成によれば、レーザ発生装置1を2台備えるため、波長可変器2は省略することができる。但し、この構成における波長可変性は、レーザ発生装置1の可変域で決まるため、前2者と比べ、その波長可変性は小さくなる。
本発明の実施形態1における電磁波発生素子の構成を示す図である。 本発明の実施形態2における電磁波発生素子の構成を示す図である。 本発明の実施形態3における電磁波発生装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態4における電磁波発生装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態5における電磁波発生装置の構成を示す図である。 本発明の一実施形態における半導体ウェハー接合法を説明する図である。 本発明の一実施形態における接合された半導体ウェハーのダイシング法を説明する図である。 本発明の一実施形態における接合された半導体ウェハーの研磨法を説明する図である。 従来の電磁波発生素子における周期方位反転構造の構成を示す図である。
符号の説明
1 レーザ発生装置
2 波長可変器
3 電磁波発生素子
4 ビームスプリッタ
5 ミラー
6 光路
7 カプラ
8 光ファイバ
9 半導体ウェハー
10 方位反転した半導体ウェハー
12 ダイシング装置
13 基板
14 基板
15 周期方位反転構造
a 方位反転周期
f 屈曲部分

Claims (12)

  1. 基板上に、閃亜鉛鉱構造のIII−V族およびII−VI族のどちらか一方の化合物半導体からなる光導波路を備え、前記光導波路は、[111]軸方向および結晶的に等価な軸方向のどちらか一方が互いに反平行になるように、複数の化合物半導体ウェハーを{110}面を積層面として接合し、一方のウェハーに起点を持つ光導波路が他方のウェハーを通過し、また元のウェハーを通過することを周期的に繰り返す形状であり、前記ウェハーの接合面との対向する面には反射部が形成されていることを特徴とする電磁波発生素子。
  2. 基板上に、ウルツ鉱構造のIII−V族およびII−VI族のどちらか一方の化合物半導体からなる光導波路を備え、前記光導波路は、[0001]軸方向および結晶的に等価な軸方向のどちらか一方が互いに反平行になるように、複数の化合物半導体ウェハーを
    Figure 0004454523
    面および
    Figure 0004454523
    面のどちらか一方を積層面として接合され、一方のウェハーに起点を持つ光導波路が他方のウェハーを通過し、また元のウェハーを通過することを周期的に繰り返す形状であり、前記ウェハーの接合面との対向する面には反射部が形成されていることを特徴とする電磁波発生素子。
  3. 請求項1または2に記載の電磁波発生素子であって、前記光導波路は、光導波路のウェハー端面の垂線に対する角度を全反射角よりも大きくなるように設定することを特徴とする電磁波発生素子。
  4. 請求項1または2に記載の電磁波発生素子であって、前記光導波路は、屈曲部分に誘電体多層膜ミラーおよび金属ミラーのどちらか一方を備えたことを特徴とする電磁波発生素子。
  5. 請求項1に記載の電磁波発生素子であって、前記III−V族化合物半導体は、GaAs、GaPおよびInPのいずれか一物質であることを特徴とする電磁波発生素子。
  6. 請求項1に記載の電磁波発生素子であって、前記III−V族化合物半導体は、Inx1Alx2Ga1−x1−x2y1Asy21−y1−y2(0<=x,x,y,y<=1,0<=1−x−x<=1,0<=1−y−y<=1)あることを特徴とする電磁波発生素子。
  7. 請求項1に記載の電磁波発生素子であって、前記II−VI族化合物半導体は、ZnSeおよびCdTeのどちらか一方であることを特徴とする電磁波発生素子。
  8. 請求項1に記載の電磁波発生素子であって、前記II−VI族化合物半導体は、Znx1Cdx2Hg1−x1−x2y1Sey2Te1−y1−y2(0<=x,x,y,y<=1,0<=1−x−x<=1,0<=1−y−y<=1)であることを特徴とする電磁波発生素子。
  9. 請求項2に記載の電磁波発生素子であって、前記III−V族化合物半導体は、GaNであることを特徴とする電磁波発生素子。
  10. 請求項2に記載の電磁波発生素子であって、前記III−V族化合物半導体は、Inx1Alx2Ga1−x1−x2y1Asy21−y1−y2(0<=x,x,y,y<=1,0<=1−x−x<=1,0<=1−y−y<=1)であることを特徴とする電磁波発生素子。
  11. 請求項2に記載の電磁波発生素子であって、前記II−VI族化合物半導体は、ZnSであることを特徴とする電磁波発生素子。
  12. 請求項2に記載の電磁波発生素子であって、前記II−VI族化合物半導体は、Znx1Cdx2Hg1−x1−x2y1Sey2Te1−y1−y2(0<=x,x,y,y<=1,0<=1−x−x<=1,0<=1−y−y<=1)であることを特徴とする電磁波発生素子。
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