JP2011039231A - 電磁波発振素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプ波とアイドラー波とからパラメトリック効果によって0.1THz〜3THzの周波数を有する電磁波を発振する素子であって、非線形光学結晶の発振基板内でポンプ波とアイドラー波との交差角度を高精度で制御する。
【解決手段】発振素子は、非線形光学結晶からなる発振基板11であって、ポンプ波3およびアイドラー波4が入射する入射面11cを有する発振基板11、発振基板11に設けられており、ポンプ波3Aとアイドラー波4Aとの相互作用部分20と入射面11cとの間に設けられ、ポンプ波3を導波する第一の導波路24A、および発振基板11に設けられており、ポンプ波とアイドラー波との相互作用部分20と入射面11cとの間に設けられ、アイドラー波4を導波する第二の導波路24Bを備える。
【選択図】 図7

Description

本発明は、いわゆるテラヘルツ波を発振する素子に関するものである。
テラヘルツ波は、一般的に0.1THz〜10THzまでの周波数の電磁波であり、物性、電子分光、生命科学、化学、薬品科学の基礎分野から大気環境計測、セキュリティ、材料検査、食品検査、通信などの応用分野への展開が期待されている。
テラヘルツ波発生素子として、これまで数100GHz帯では後進波管(Backward wave
oscillator:BWO)、フォトミキシシング、1THz以上で自由電子レーザ、p-Geレーザ、量子カスケードレーザ(Quantum Cascade Laser:QCL)などが開発されているが、小型化、高出力化に課題があった。
一方、最近ではフェムト秒レーザを光源とした光スイッチあるいは光整流により広帯域のテラヘルツ波を発生し、時間領域分光(TDS:Time Domain
Spectroscopy)などに応用されている。
非特許文献1(「テラヘルツ波基礎と応用」(工業調査会発刊 2005年、西澤潤一編」 105−115頁)によると、結晶中の光学活性の横波格子振動(TOフォノン)とテラヘルツ波の混成波であるポラリトンによる誘導ラマン散乱(ポラリトン誘導散乱と呼ぶ)により、ポンプ波とアイドラー波、およびテラヘルツ波の3波間のパラメトリック相互作用が強く生じる。この結果、ポンプ波が、あるしきい値を超えると、ポンプ波と同程度のコヒーレンシーを有するアイドラー波およびテラヘルツ波が発生するとしている。ポラリトン誘導散乱は、LiNbO、LiTaO、GaPなどの極性結晶で観察される。 LiNbOは,(1)光波領域で広帯域に透明(0.4nm〜5.5μm)、(2)光ダメージに対する耐性が高いなどの特性をもつことから、高出力なテラヘルツ波発生が可能である。
特許文献1(特開平9-146131)には、z板LiNbO基板を使用したテラヘルツ波発振素子が記載されている。図1を参照しつつ、テラヘルツ波の発振原理を述べる。図1には基板5の主面5aを上から見た状態を示す。基板5には、ポンプ波の入射面5c、ポンプ波の出射面5d、側面5bおよび5eが設けられている。例えば光源1からポンプ波3を基板に照射すると共に、光源2からアイドラー波4を照射する。ポンプ波3(周波数ω1)とアイドラー波(周波数ω2)、およびポラリトン(テラヘルツ波:周波数ωT)の間にエネルギー保存則(ω1=ω2+ωT)および運動量保存則(ノンコリニア位相整合条件:k1=k2+kth)が成立し、ポラリトン誘導散乱が観測される。この場合、分散特性のために、ポンプ波3の光軸からの散乱角α、θに応じて、アイドラー波4およびテラヘルツ波7の周波数が定まる。
本法では、典型的には、ポンプ波3の波動ベクトルk1とアイドラー波動ベクトルk2との角度αが0.5°〜1°のときに位相整合条件が満足され、高効率なテラヘルツ波7(波長100μm〜300μm:周波数3THz〜1THz)が発生する。また、テラヘルツ波は、アイドラー波に対して65°〜66°で発生するとしている。
また、非特許文献2(K. Kawase, M. Sato, T. Taniuchi, and H. Ito,
Appl. Phys. Lett., 68, PP.2483, 1996)では、アイドラー波に対して共振器を構成する(テラヘルツ波パラメトリック発振:TPO)ことで、アイドラー波の強度とともにテラヘルツ波の強度も高めることが可能としている。この場合、角度αを1°〜2°まで変化させることにより、0.97THz〜2.2THzまでの発生が可能である。y板LiNbO基板を使用し、結晶表面にシリコンプリズムを圧着することで、(1)高効率で空気中に取り出し可能であり、(2)出射角度の変化が小さくなり(波長依存性が小さい)、(3)指向性の高いテラヘルツ波発生が可能である。
しかし、外部共振器を用いると、発生するアイドラー波のスペクトル線幅が広くなる(数100GHz)ことから、差周波により発生するテラヘルツ波の周波数が0.3THz以下の発生が特に困難である。このことから、例えば0.3THz以下のテラヘルツ波の発生には下記のように2つのレーザ光源が用いられる。
すなわち、特許文献2(特開2002-72269)では、単一周波数の励起光源(レーザ)を照射し、かつ単一周波数のアイドラー波で光注入することによって、スペクトル線幅の狭線化が可能でかつ高出力のテラヘルツ波発生方法が開示されている。しかし、テラヘルツ波の取り出しにはシリコンプリズムを使用している。
非特許文献3(第56回応用物理学関係連合講演会 講演予稿集 2009春 筑波大学 30p−P1−3 「ニオブ酸リチウム導波路を用いたチェレンコフ型位相整合テラヘルツ光源の広帯域化」では、y板、あるいはx板ニオブ酸リチウムのスラブ光導波路を採用することで、テラヘルツ波光源の広帯域化を図っている。図2を参照しつつ述べると、y板酸化マグネシウムドープニオブ酸リチウムからなる基板9の光導波路の入射面9cからポンプ波3、アイドラー波4を入射させる。9aは上面であり、9fは底面であり、9eは側面である。スラブ光導波路の厚さは3.8μmであるが、その詳細は記載されていない。本法は、(1)スラブ光導波路9の厚みを3.8μmにすることで励起光源をスラブ導波路基板9に閉じ込め、位相不整合を低減する。(2)基板9の厚みを薄くすることで結晶表面から発生させ、結晶中でのテラヘルツ波7の吸収を回避する。(3)基板9の上面9aにプリズム6を設けることによって、テラヘルツ波7を取り出している。
特開平9-146131 特開2002-72269
「テラヘルツ波基礎と応用」(工業調査会発刊 2005年、西澤潤一編」 105−115頁 K. Kawase, M. Sato, T. Taniuchi, and H. Ito, Appl.Phys. Lett., 68, PP.2483, 1996 第56回応用物理学関係連合講演会 講演予稿集 2009春 筑波大学 30p−P1−3 「ニオブ酸リチウム導波路を用いたチェレンコフ型位相整合テラヘルツ光源の広帯域化
本発明者は、ポンプ波とアイドラー波とを各光源から非線形光学結晶に入射させる方法を具体的に検討した。まず、前記した先行技術文献では、各光源からそれぞれ発振したポンプ波およびアイドラー波を、レンズ系を用いて空間伝播させ、結晶に入射させている。
本発明者は、ポンプ波の光源およびアイドラー波の光源をそれぞれ結晶基板の入射面にバットジョイントすることを検討した。また、ポンプ波を伝搬する光ファイバおよびアイドラー波を伝搬する光ファイバをそれぞれ結晶基板の入射面に結合する方法を検討した。しかし、例えばニオブ酸リチウム単結晶基板を用いた場合、ポンプ波とアイドラー波の角度は1°〜2°以下とする必要がある(非特許文献1)。特に、0.3THz以下の周波数のテラヘルツ波を発生させるためには、ポンプ波とアイドラー波との角度αを0.1°以下にする必要があることが判明してきた。
したがって、レーザ光源や光ファイバを結晶基板の入射面に直接結合し、結晶基板内で相互作用させる方法では、レーザ光源や光ファイバの間隔を小さくしなければいけない。この結果、レーザ光源や光ファイバを設置して入射面に光学結合させたときに、レーザ光源や光ファイバから出射するポンプ波とアイドラー波との交差角度αを高精度で制御することが難しく、精度の劣化によってテラヘルツ波の出力の向上が難しいことが判明してきた。
本発明の課題は、ポンプ波とアイドラー波とからパラメトリック効果によって0.1THz〜3THzの周波数を有する電磁波を発振する素子であって、非線形光学結晶の発振基板内でポンプ波とアイドラー波との交差角度を高精度で制御できるようにすることである。
本発明は、ポンプ波とアイドラー波とからパラメトリック効果によって0.1THz〜3THzの周波数を有する電磁波を発振する素子であって,
非線形光学結晶からなる発振基板であって、ポンプ波およびアイドラー波が入射する入射面を有する発振基板、
発振基板に設けられており、ポンプ波とアイドラー波との相互作用部分と入射面との間に設けられ、ポンプ波を導波する第一の導波路、および
発振基板に設けられており、ポンプ波とアイドラー波との相互作用部分と入射面との間に設けられ、アイドラー波を導波する第二の導波路を備えていることを特徴とする。
本発明者は、非線形光学結晶からなる発振基板の入射面側に、ポンプ波用のガイド導波路とアイドラー波用のガイド導波路とを別々に設け、各導波路の相互作用部分側の末端で、ポンプ波およびアイドラー波の伝搬方向を精密に制御できるようにした。この際、各導波路の入射面側の末端は、外部の光ファイバや光源と正確に光軸合わせされていれば足り、ポンプ波とアイドラー波との交差角度αの精度には直接影響しない。この結果、発振基板の入射面側では、ポンプ波の入射部とアイドラー波の入射部とを十分に離すことができ、かつ入射面におけるポンプ波とアイドラー波との交差角度を制御することなく、発振基板内部で両者の交差角度αを精密に制御することができる。この結果、テラヘルツ波を高い出力で発振させる事が可能である。
発振素子の例を説明するための模式図である。 発振素子の例を説明するための模式図である。 本発明を特に好適に適用可能な発振素子を示す斜視図である。 図3の発振素子を概略的に示す平面図である。 (a)、(b)は、それぞれ、図3、図4の発振素子の側面図である。 テラヘルツ波の周波数、入射角度α、出射角度θの関係を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る素子を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る素子を示す斜視図である。 P光−I光ギャップとテラヘルツ波の周波数との関係を示すグラフである。 屈折率構造の計算モデルを示す模式図である。
本発明は、ポンプ波とアイドラー波とからバラトリック効果によって、0.1THz〜3THzの周波数を有する電磁波を発振する素子である。
すなわち、パラメトリック発振可能な非線形光学結晶からなる発振基板内にポンプ波を入射し、ノンコリニア位相整合条件を満たす方向にアイドラー波とテラヘルツ波を発生させる。このとき、ポンプ波として単一周波数の第1レーザー光を使用し、かつ、アイドラー波の発生方向に単一周波数の別の第2レーザー光を光注入する。
図3〜図5は、本発明に特に適した発振素子を示すものである。
図3、4、5(a)に示すように、非線形光学結晶からなる発振基板11は、ポンプ波およびアイドラー波の入射面11c、出射面11d、側面11b、11e、上面11aおよび底面11fを有する。発振基板11の底面11fは、支持基板13に対して接着層12によって接着されている。
図5(b)の素子では、更に支持基板13の接合面に、テラヘルツ波反射層15が形成されており、これによってテラヘルツ波の支持基板13側への滲み出しを防止できる。
例えば光源1からポンプ波3を基板に照射すると共に、光源2からアイドラー波4を照射する。このとき、ポンプ波3およびアイドラー波4が基板底面11fに平行に伝搬するようにする。ポンプ波3(周波数ω1)とアイドラー波(周波数ω2)、およびポラリトン(テラヘルツ波:周波数ωT)の間にエネルギー保存則(ω1=ω2+ωT)および運動量保存則(ノンコリニア位相整合条件:k1=k2+kth)が成立し、ポラリトン誘導散乱が観測される。この場合、分散特性のために、ポンプ波3の光軸からの散乱角α、θに応じて、アイドラー波4およびテラヘルツ波7の波長が定まる。
ポンプ波とアイドラー波との重なり部分から発振するテラヘルツ波は、ポンプ波3に対して角度θをなしつつ、基板底面11fに平行に発振する。ここで、基板11の厚さTを小さくすると、基板底面11fに平行に発振するテラヘルツ波7に対してカットオフ条件となり、テラヘルツ波は結晶内部を伝搬することなく、基板外に放射される。従って、基板内部の伝搬によるテラヘルツ波の減衰が防止され、かつ結晶表面にプリズム、グレーティング等のテラヘルツ波取り出し手段を設ける必要がない。
本実施形態においては、支持基板上に、非線形光学結晶のz板からなる発振基板を接着する。z板からなる発振基板を使用する場合、パラメトリック効果によりテラヘルツ波を発生するためには、図3のように、ポンプ波およびアイドラー波は基板厚み方向に振動する偏波を入力し、基板底面と平行に伝搬させる。このときパラメトリック効果によって電磁波(テラヘルツ波)が発振するが、この電磁波も基板厚み方向に振動する偏波となり基板底面と平行な方向へと向かって発振される。この際、基板の厚さを、発振する電磁波に対してカットオフとなる厚さとすることを想到した。
この結果として、基板でパラメトリック発振したテラヘルツ波は、強度を低下させることなく結晶の外部へと取り出すことができる上、結晶表面にプリズムやグレーティングなどのテラヘルツ波取り出し光学手段を設ける必要がない。
図1に示したような形態の素子では、基板内部でのテラヘルツ波の減衰を防止できず、出射面5bへのプリズム等の設置も必須である。
非特許文献3の素子では、y、あるいはx板を利用しており、テラヘルツ波は結晶表面方向に向かって発生する。この場合、基板厚が厚いと基板表面までの伝搬損失が問題となり高出力のテラヘルツ波を基板外に取り出すことができなかった。このため、基板厚を薄くすることにより、伝搬距離を短くし吸収損失を低減している。さらに、基板表面にシリコンプリズムを圧着し、基板外にテラヘルツ波を高効率で取り出している。このことから、テラヘルツ波に対しては、カットオフになっていない。
なぜなら、もし発振基板がテラヘルツ波に対してカットオフとなっていれば、発振基板外に一定の方向にテラヘルツ波が放射されるので、シリコンプリズムを設置する必要はないからである。また、発振基板がテラヘルツ波に対してカットオフとなっていれば、発振基板内をテラヘルツ波が伝搬する間に吸収されて損失となることはなく、従って発振基板の厚さを3.8μmまで薄くすることで基板内でのテラヘルツ波の吸収を防止する必要はないからである。
本願構造は、z板を使用し基板厚を薄くすることでテラヘルツ波に対しては、カットオフとなっている。したがって、基板の上下のクラッドには高屈折率材料であるシリコンなどのプリズムを装着することなくテラヘルツ波を基板外に取り出すことが可能となる。
本願構造は、シリコンプリズムを設置する必要がないので、クラッドのポンプ光に対する屈折率はLN基板の屈折率よりも小さくすることが可能である。これにより、励起光の閉じ込めも十分になり光強度を増大することが可能となり、より高出力のテラヘルツ波発生が可能となる。
テラヘルツ波の周波数、入射角度α、出射角度θの関係を図6に示す。図6は、以下の条件下でシミュレートしたものである。
ポラリトン誘導散乱過程では、上記のようにポンプ波、アイドラー波、およびテラヘルツ波の間にエネルギー保存則と運動量保存則を満足させる必要がある。このことから、ポンプ波を1064nmとしエネルギー保存則からアイドラー波およびテラヘルツ波の周波数(波長)を算出した。さらに、それぞれの波長に対する屈折率をセルマイヤーの式から算出し、運動量保存則から入射角度α、出射角度θを算出した。
この結果からわかるように、テラヘルツ波の領域では入射角度αが小さく、ポンプ波とアイドラー波との間隔が小さくならざるを得ない。このため、入射面11cにおいて、光源と光源との間隔、光ファイバと光ファイバとの間隔を適切に設定することは困難である。また、入射面において、ポンプ波とアイドラー波との交差角度αを精密に設定することは難しくなる。
図7、図8は、それぞれ、本発明の実施形態に係る素子を示す斜視図である。これらの素子は、図3〜図5に示す発振基板11、接着層12、支持基板13および必要に応じて電磁波反射層を備えている。
図7の例においては、発振基板11の入射面11cに対向する位置に対して光ファイバアレイ28が固定されている。光ファイバアレイ28の上面28aには一対の溝21が形成されており、溝21によって各光ファイバを固定する。光ファイバアレイ28には、ポンプ波用の第一の光ファイバ22Aと、アイドラー波用の第二の光ファイバ22Bとが固定されている。各光ファイバ22A、22Bの各端面は、発振基板の入射面11cに付き当てられている。
発振基板11においては、入射面11cと相互作用部分20との間に、ポンプ波用の第一の導波路24Aとアイドラー波用の第二の導波路24Bとが設けられている。本例では、導波路24Aの一端23Aが入射面11cまで延びており、導波路24Bの一端23Bが入射面11cまで延びている。そして、光ファイバ22Aの端面のコアが導波路24Aの一端23Aに当接して光学結合されており、光ファイバ22Bの端面のコアが導波路24Bの一端23Bに当接して光学結合されている。
一方、各導波路24A、24Bの他端25A、25Bは、それぞれ相互作用部20に向かうように正確に位置合わせされている。こうした精密な位置合わせは、導波路形成時のアライメントによって可能である。
ポンプ波3、アイドラー波4は、それぞれ光ファイバ22A、22Bによって入射面11cへと向かって伝搬され、各導波路24A、24B内に結合され、各導波路の端部25A、25Bから3A、4Aのように発振基板11内部へと出射する。そして、ポンプ波とアイドラー波とは交差角度αで交差し、相互作用する。この結果、テラヘルツ波7が出射する。
ここで、図3に示すような例では、入射面11cにおいて、ポンプ波3とアイドラー波4との交差角度が決定され、かつαと基板の寸法とによってポンプ波3とアイドラー波4との間隔が決定される。このため、ポンプ波とアイドラー波との間隔が小さいと、光ファイバ22Aと22Bとを設置する際の位置決めが難しく、また交差角度αの精度を高めることが難しい。
これに対して、図7の例では、導波路24Aと24Bとの各端部25A、25Bの間隔Wおよび角度によって、相互作用部20の位置および交差角度が決定される。従って、相互作用部の位置と交差角度とを精密に制御することが容易であり、これによってテラヘルツ波7の発振強度を高めることができる。
図8の例においては、発振基板11の入射面11cに対して基板30の当接面30bが固定されている。基板30の上面30aには一対のレーザ光源32A、32Bがマウントされている。
発振基板11においては、入射面11cと相互作用部分20との間に、ポンプ波用の第一の導波路24Aとアイドラー波用の第二の導波路24Bとが設けられている。本例では、導波路24Aの一端23Aが入射面11cまで延びており、導波路24Bの一端23Bが入射面11cまで延びている。そして、レーザ光源32Aが導波路24Aの一端23Aに当接して光学結合されており、レーザ光源32Bが導波路24Bの一端23Bに当接して光学結合されている。
一方、各導波路24A、24Bの他端25A、25Bは、それぞれ相互作用部20に向かうように正確に位置合わせされている。こうした精密な位置合わせは、導波路形成時のアライメントによって可能である。
ポンプ波、アイドラー波は、それぞれレーザ光源32A、32Bから発振され、各導波路24A、24B内に結合され、各導波路の端部25A、25Bから3A、4Aのように発振基板11内部へと出射する。そして、ポンプ波とアイドラー波とは交差角度αで交差し、相互作用する。この結果、テラヘルツ波7が出射する。
本例でも、導波路24Aと24Bとの各端部25A、25Bの間隔Wおよび角度によって、相互作用部20の位置および交差角度が決定される。従って、相互作用部の位置と交差角度とを精密に制御することが容易であり、これによってテラヘルツ波7の発振強度を高めることができる。
非線形光学結晶は、テラヘルツ波をパラメトリック発振する結晶であれば良いが、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム−タンタル酸リチウム固溶体、KTP、KNなどの誘電体である。また、光損傷を抑制するために酸化マグネシウムなどのドーピングをしていてもよい。さらに、ニオブ酸リチウムについては、コングルエント組成のほかストイキオメトリ組成であってもよい。
非線形光学結晶のz板とは、結晶のz軸方向が基板5の法線方向(垂直方向)を向いた基板のことをいう。ニオブ酸リチウムやタンタル酸リチウムなどの誘電体の場合、非線形光学定数d33が最も大きく、入力光(ポンプ波とアイドラー波)の偏波はz軸方向とすることにより、z軸方向の電磁波を発生する。本願は、基板厚を20μm以下にすることにより入力光に対してはスラブ導波路としており、TMモードで導波路伝搬することによりパワー密度を上げ高効率でテラヘルツ波を発生することが可能となる。
図10に示す屈折率構造(コア屈折率n1、クラッド屈折率n2、n3)において、本願が使用するTMモード伝搬の場合、カットオフとなる基板厚さTcは、次の式によって表される(mはモード次数を示す)。
Figure 2011039231
例えばニオブ酸リチウム単結晶からなる発振基板を用いた場合、0.1THz〜3THzの周波数に対応するカットオフとなる基板厚さTcは、144 〜 4.8μmである。
本願構造では、テラヘルツ波を高効率で発生させるために、励起光源であるポンプ波とアイドラー波をスラブ導波路伝搬させることができ、この観点で、発振基板の厚さを20μm以下とすることが好ましい。最適には、励起光源を効率よく発振基板に結合させ、さらに低損失で伝搬させるためには4μm以上、15μm以下が好ましい。
支持基板の材質は特に限定されないが、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム−タンタル酸リチウム固溶体、KTP、KNなどの誘電体や、GaP、ZnSeなどの半導体、石英ガラスなどのガラスを例示できる。
また、信頼性上、熱膨張を発振基板と合わせるという観点では、支持基板は発振基板と同じ材質であることが望ましい。
発振基板と支持基板とを接着する接着剤は、発振基板よりも低誘電率である材料からなることが好ましい。具体的には、接着層の屈折率が2以下であることが好ましい。接着層の具体例は特に限定されないが、エポキシ系接着剤、熱硬化型接着剤、紫外線硬化性接着剤、アロンセラミックスC(商品名、東亜合成社製)(熱膨張係数13×10−6/K)を例示できる。
接着層の厚さは特に限定されないが、テラヘルツ波の漏れを防止するという観点からは、 0.5μm以上が好ましい。
ポンプ波やアイドラー波の光源は、半導体レーザや半導体レーザ励起の固体レーザ(YAG、、YVO4、YLFなど)が好ましい。
図8のように、レーザ光源からのポンプ波、アイドラー波を各導波路に直接入射させる実施形態では、レーザ光源を導波路に対して直接バットジョイントさせることができ、あるいはレンズ結合させることができる。また、図7のように、レーザ光源からのポンプ波、アイドラー波を、光ファイバ、フェルールなどの光伝送部材を用いて伝送する実施形態では、光伝送部材の端面を導波路に対してバットジョイントさせることができ、あるいはレンズ結合させることができる。
ポンプ波、アイドラー波、テラヘルツ波の周波数、α、θは、パラメトリック発振条件によって定まるものである。典型的には、ポンプ波の波長は800nm〜1600nmが好ましく、αは0.04°〜 4°が好ましい。この場合、θは65°〜62°の範囲となる。
ポンプ波、アイドラー波をガイドする導波路は、Tiなど金属拡散を利用したもの、プロトン交換導波路、リッジ型構造の導波路であってよい。
また、各導波路の相互作用部分20側末端における間隔Wも、αおよび相互作用部分との間隔によって定めることができる。ここで、本発明では、Wが小さくとも、導波路を精密に形成可能であることから、Wも正確に位置決めすることが可能である。典型的には、Wは、10μm〜250μmとすることができる。
(参考例)
図3〜図5に示す形態のテラヘルツ波発振素子を作製する場合、ポンプ光3とアイドラー光4の間隔Gは、両光の交差点20までの距離Lに対して、図9に示すようになる。ここで、発振基板はMgOドープのニオブ酸リチウム単結晶とし、厚さは10μmとする。この図から、周波数を0.7THz以上にすれば、L=50mmの場合にGは250μm以上となり、光ファイバアレイなどにより2本のファイバを配置しポンプ光とアイドラー光を供給できる。しかし、0.7THz未満の周波数においては、L=50mm以下の素子長では、光ファイバ部品、半導体レーザのバットジョイントによる接続や短焦点距離(30mm以下)のレンズでの光軸結合による接続では困難である。
(実施例1)
参考例と同様の発振素子を作製する。ただし、図7に示すように、チタン内拡散法によって導波路24A、24Bを形成する。また、光ファイバアレイを光ファイバに調芯接続した。ポンプ光とアイドラー光は光ファイバに接続した。素子長は50mmとする。発振基板はニオブ酸リチウム単結晶で作製し、厚さは10μmとする。Wは40μm〜250μmまで変化させ、Gは250μmとする。アイドラー光は波長可変レーザとし、波長を変化させることにより、0.11THz〜0.7THzまでのテラヘルツ波を発生することができた。素子長10mmの場合には、同様にWを変化させ、0.11THz〜3THzまでのテラヘルツ波を、さらに素子長30mmの場合にも、同様にして0.11THz〜1THzまでのテラヘルツ波発生を確認できた。
(実施例2)
参考例と同様の発振素子を作製する。ただし、図8に示すように、チタン内拡散法によって導波路24A、24Bを形成する。ポンプ光とアイドラー光用半導体レーザをバットジョイントにより調芯接続した。素子長は50mmとした。発振基板はニオブ酸リチウム単結晶で作製し、厚さは8μmとする。Wは実施例1と同様に40μm〜250μmまで変化させ、Gは1mmとする。アイドラー光は波長可変レーザとし、波長を変化させることにより0.11THz〜3THzまでのテラヘルツ波を発生することができた。素子長10mm、30mmにおいても同様にテラヘルツ波発生を確認できた。
3 ポンプ波 3A 導波路から出射したポンプ波 4 アイドラー波 4A 導波路から出射したアイドラー波 7 テラヘルツ波 11 発振基板 11a 発振基板の上面 11c 発振基板の入射面 11f 発振基板の底面 12 接着層 13 支持基板 15 電磁波反射膜 20 相互作用部分 22A 第一の光伝送部材 22B 第二の光伝送部材 23A 第一の導波路24Aの入射面側端面 23B 第二の導波路24Bの入射面側端面 24A 第一の導波路 24B 第二の導波路 25A 第一の導波路24Aの相互作用部分側端部 25B 第二の導波路24Bの相互作用部分側端部 28 光ファイバアレイ W 導波路の相互作用部分側端部の間隔 α 入射角

Claims (6)

  1. ポンプ波とアイドラー波とからパラメトリック効果によって0.1THz〜3THzの周波数を有する電磁波を発振する素子であって、
    非線形光学結晶からなる発振基板であって、前記ポンプ波および前記アイドラー波が入射する入射面を有する発振基板、
    前記発振基板に設けられており、前記ポンプ波と前記アイドラー波との相互作用部分と前記入射面との間に設けられ、前記ポンプ波を導波する第一の導波路、および
    前記発振基板に設けられており、前記ポンプ波と前記アイドラー波との相互作用部分と前記入射面との間に設けられ、前記アイドラー波を導波する第二の導波路を備えていることを特徴とする、電磁波発振素子。
  2. 前記ポンプ波を発振する第一の光源および前記アイドラー波を発振する第二の光源が前記入射面に光学結合されていることを特徴とする、請求項1記載の素子。
  3. 前記ポンプ波を発振する第一の光伝送素子および前記アイドラー波を発振する第二の光伝送素子が前記入射面に光学結合されていることを特徴とする、請求項1記載の素子。
  4. 支持基板、
    および前記支持基板と前記発振基板とを接合する接着層を備えており、
    前記発振基板が、前記ポンプ波および前記アイドラー波が前記底面と平行に伝搬したときにパラメトリック効果によって発振する前記電磁波に対してカットオフとなる厚さを有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つの請求項に記載の素子。
  5. 前記非線形光学結晶が、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウムおよびニオブ酸リチウム−タンタル酸リチウム固溶体からなる群より選ばれることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つの請求項に記載の素子。
  6. 前記支持基板の前記接着層側の表面に前記電磁波を反射する反射膜を備えていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一つの請求項に記載の素子。
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