JP4454203B2 - スリットバルブを備える容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定値よりも高い圧力によって開放されるスリットを有するスリットバルブを容器本体の口部に備える容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食用油、化粧料、洗顔料や住居用洗剤等を収納する容器には、内容物の適量吐出が可能でかつその吐出に際して良好な液切れを可能とするスリットタイプのバルブが使用されており、例えば、特公平6−59900号公報に開示されたものが既知である。
【0003】
こうしたスリットバルブは通常、上記公報の如く、十字状の切り込みが形成されており、容器本体の胴部を加圧して内圧を高め、バルブの中央域に設けたスリットを瞬時に開放させることにより内容物を適量吐出することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のスリットバルブにあっては、容器本体の口部に対して、その口部の軸線とスリットバルブの軸線とが同軸になるように取り付けられているため、内容物としてクリームのような粘度の高いものを用いる場合にはとくに問題はないものの、オイル系の化粧料、食用油や住居用洗剤等、比較的粘度の低いものを用いる場合では、内容物を吐出させた際、例えば、フライパンに食物油を吐出する際に、目標とする位置から大きく飛び出して使い難いという不都合があった。
【0005】
本発明の解決すべき課題は、こうした事実に鑑みてなされたものであって、粘性の低い内容物を充填しても使い易いスリットバルブ付きの容器を提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
また、本発明であるスリットバルブを備える容器は、所定値よりも高い圧力によって開放されるスリットを有するスリットバルブを備える容器において、前記容器は、粘度1000ミリパスカル秒(mPa・s)以下の流体を内容物とする容器本体の口部に蓋体がヒンジを介して連結されるキャップ本体を有するキャップが取り付けられ、このキャップの前記キャップ本体は、前記口部に、この口部の軸線Oと同一の軸線で固定保持される口部側保持部とバルブ押さえ保持部とを有し、このバルブ押さえ保持部には、一体に引きちぎり可能なバージン栓が形成されたバルブ押さえによって、前記スリットバルブ、このスリットバルブの軸線O1が前記軸線Oと直交する軸線O2に対して下記の条件を満たす角度Rとなるように保持固定されていることを特徴とするものである。
条件:0°≦R≦60°
【0009】
本発明であるスリットバルブを備える容器は、食用油を内容物とするものであることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明であるスリットバルブを備える容器の実施形態およびその実施例を詳細に説明する。
【0011】
前述の公報などに開示された従来のスリットバルブ付き容器にあっては、スリットバルブの軸線O1が容器の口部の軸線Oに対して同軸になっているため、比較的粘度の低い内容物を用いる場合では、内容物を吐出する際に、目標とする位置から大きく飛び出して使い難いという不都合があった。
【0012】
このため、本発明は、粘度1000ミリパスカル秒(mPa・s)以下の比較的粘度の低い流体を内容物とする容器では、スリットバルブの軸線O1が容器口部の軸線Oに直交する軸線O2に対して下記の条件を満たす角度Rとなるようにする。
条件:0°≦R≦60°
【0013】
この場合、内容物を吐出する際には、容器を僅かに傾けて容器本体1の胴部を押圧するだけで済み、しかも、容器を水平に傾けても内容物がそのまま水平方向に吐出することがないから、例えば、油をフライパンに吐出する際にフライパンから大きく飛び出すなど、内容物を吐出させた際、その内容物が目標とする位置から大きく飛び出すことがない。従って、本実施形態によれば、粘性の低い内容物を充填しても使い易いスリットバルブ付き容器を提供することができる。
【0014】
このため、本発明の第1参照技術では、スリットバルブを容器本体の口部に対して連結部材を介して取り付けることにより、スリットバルブの軸線O1が口部1aの軸線Oに直交する軸線O2に対して前記の条件を満たす角度Rとなるようにする。
【0015】
(第1参照例)
図1(a),(b)はそれぞれ、上記第1参照技術を例示する第1の参照例の要部断面図および、第1参照例に用いる容器本体1を示す側面図である。また、図2(a),(b)はそれぞれ、スリットバルブの一であるスリットバルブ3aを上面から示す平面図および、その側面から示す一部断面図である。
【0016】
容器本体1は、図1(a),(b)に示す如く、口部1aと胴部1bをネック1cに介して接続し、その胴部1bを加圧可能な合成樹脂からなるスクイーズボトルであり、例えば、粘度100(mPa・s)のオリーブオイルを内容物とする。
【0017】
スクイーズボトル1の口部1aには、連結部材10を介して既存のキャップ2が取り付けられている。キャップ2は、蓋体2aとキャップ本体2bとをヒンジH1を介して一体に成形したものであり、このキャップ本体2bの開口2cには、スリットバルブ3aがバルブ押さえ4aによって固定保持されている。
【0018】
スリットバルブ3aは、例えば、シリコンゴムや弾性樹脂などからなり、その中心付近には、図2に示す如く、十文字形のスリット(切り込み)3dが形成されている。このため、スリットバルブ3aは、スクイーズボトル1の内圧が大気圧と等しいときには、その弾性力によってスリット3dを閉じた状態に維持する一方、スクイーズボトル1の内圧が大気圧よりも高くなると、スリット3dを弾性力に抗して外方に開放し、スクイーズボトル1の内圧が大気圧よりも低くなると、スリット3dを弾性力に抗して内方に開放する。
【0019】
即ち、スリットバルブ3aは、スクイーズボトル1の胴部1bを押すと、スクイーズボトル1の内圧上昇に伴い、スリット3dを外方に開いて所定量の内容物を排出し、その後、スリット3dを閉じて内容物の排出を停止する。このとき、スクイーズボトル1の口部1aを上向きにして胴部1bの押し力を弱め、スクイーズボトル1の内圧が大気圧よりも減少すると、スリット3dを内方に開いてスクイーズボトル1内に空気を導入する。
【0020】
連結部材10は、図1に示す如く、凹凸(アンダーカット)嵌合等の方法によって口部1aに固定保持される口部側保持部11と、同じく凹凸(アンダーカット)嵌合等の方法によってキャップ本体2bを固定保持するキャップ保持部12とを有し、これらの保持部11,12は、曲線状の通路13によって連結されている。
【0021】
これにより、第1参照例は、スリットバルブ3aの軸線O1が容器口部1aの軸線Oに直交する軸線O2に対して、0°≦R≦60°の条件を満たす角度Rとなるため、内容物を吐出する際には、スクイーズボトル1を僅かに傾けて胴部1bを押圧するだけで済み、しかも、スクイーズボトル1を水平に傾けても内容物がそのまま水平方向に吐出することがないから、例えば、オリーブオイルをフライパンに吐出する際にフライパンから大きく飛び出すなど、内容物を吐出させた際、その内容物が目標とする位置から大きく飛び出すことがない。従って、本参照例によれば、粘性の低い内容物を充填しても使い易いスリットバルブ付き容器を提供することができる。
【0022】
また本参照例によれば、既存のキャップ2などの既製品をそのまま流用できるため、汎用性に優れるといった効果が得られる。
【0023】
なお、本参照例において、連結部材10は、図1の実線または破線に示す如く、スクイーズボトル1の口部1a周辺を覆うカバー10a,10bを有する。これらのカバー10a,10bは、少なくとも一方を形成してあればよく、実線で示す如く、カバー10aを形成した場合は、例えば、連結部材10の通路13全体を保護するのに役立ち、また、破線で示す如く、カバー10bを形成した場合は、容器口部1aと連結部材10との連結部分を保護すると共に、隙間などの狭い範囲に対して内容物を吐出することが容易になる。
【0024】
また本参照例において、蓋体2aは、スリットバルブ3を覆い隠しキャップ本体2bに着脱自在に保持されるヒンジタイプを例としているが、蓋体2aの形態としては、例えば、スクリューキャップや打栓キャップなどの公知なキャップの蓋体が適用可能であり、ヒンジタイプに限るものではない。
【0025】
(第2参照例)
図3(a),(b)はそれぞれ、第1参照技術を例示する第2参照例を、キャップの閉鎖状態および開放状態で示す拡大断面図である。なお、本参照例において、図1と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
【0026】
参照例は、第1参照例と同様、スクイーズボトル1の口部1aに、連結部材20を介して既存のキャップ2が取り付けられたものであるが、容器口部1a周辺を覆うカバーを有しないものである。
【0027】
連結部材20は、凹凸嵌合等の方法によって口部1aに固定保持される口部側保持部21と、同じく凹凸嵌合等の方法によってキャップ本体2bを固定保持するキャップ保持部22とを有し、これらの保持部21,22は、曲線状の通路23によって連結されている。
【0028】
従って第2参照例によれば、第1参照例と同様の作用効果が得られるのに加えて、第1参照例の如くのカバー10a,10bを有しない分、スクイーズボトル1のネック部1bの分だけスリットバルブ3aの寸法が長くなるから、隙間などの狭い範囲に対して内容物を吐出する際にさらに有効である。
【0029】
(第3参照例)
図4(a),(b)はそれぞれ、第1参照技術を例示する第3参照例を、キャップの閉鎖状態および開放状態で示す拡大断面図である。なお、本参照例においても、他の参照例と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
【0030】
参照例は、第2参照例の変形例であって、スクイーズボトル1の口部1aに、連結部材30を介してキャップ5が取り付けられたものである。連結部材30は、凹凸嵌合等の方法によって口部1aに固定保持される口部側保持部31と、同じく凹凸嵌合等の方法によってキャップ本体5bを固定保持するキャップ保持部32とを有し、これらの保持部31,32は、直線状の通路33によって連結されている。この通路33には、開口部を有する傾斜壁33aが設けられており、スリットバルブ3bを保持するスリットバルブ保持部34を形成する。
【0031】
キャップ5は、蓋体5aとキャップ本体5bとがヒンジH1を介して一体に成形されたものであり、このキャップの本体5bによって、スリットバルブ3bを連結部材30のスリットバルブ保持部34内に固定保持している。
【0032】
これにより、第3参照例も、スリットバルブ3bの軸線O1が容器口部1aの軸線Oに直交する軸線O2に対して、0°≦R≦60°の条件を満たす角度Rとなる。従って第3実施例によれば、第2参照例と同様の作用効果が得られる。
【0033】
なお、本参照例は、傾斜したキャップ5の開閉動作を容易にするため、蓋体5aから水平方向に延在する指当て部5cを設けている。また蓋体5aは、スリットバルブ3bを覆い隠しキャップ本体5bに一体で保持されるヒンジタイプを例としているが、蓋体5aの形態としては、例えば、スクリューキャップや打栓キャップなどの公知なキャップの蓋体が適用可能であり、ヒンジタイプに限るものではない。
【0034】
(第4参照例)
図5(a),(b)はそれぞれ、第1参照技術を例示する第4参照例を、キャップの閉鎖状態および開放状態で示す拡大断面図であり、図5(c)は、連結部材30に取り付けるカバーを示す斜視図である。なお、本参照例において、図4と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
【0035】
参照例は、第3参照例の変形例であって、連結部材30にカバー35を別体に取り付けたものであり、このカバー35は、キャップ5を外部に露出するための開口部35aを有し、連結部材30の上面に設けた連結部材、例えば、口部側保持部31の上面に設けた連結部31aと凹凸(アンダーカット)嵌合等の方法によって固定保持される。
【0036】
このため、第4参照例によれば、第3参照例と同様の作用効果が得られるのに加えて、連結部材30をカバー35によって保護したことにより、容器を落下させるなどして、蓋体5aが誤って開いてしまうなどの誤作動の発生を最小限に抑えることができる。
【0037】
(第5参照例)
図6(a),(b)はそれぞれ、第1参照技術を例示する第5参照例を、キャップの閉鎖状態および開放状態で示す拡大斜視図である。また、図7(a),(b)はそれぞれ、後述するキャップ6を同じく後述の連結部材40から取り外した状態を示す拡大断面図および、連結部材40に取り付けたキャップ6の蓋体6aを開放した状態を示す拡大断面図であり、図7(c)は、蓋体6aをキャップ本体6bの上部に固定した状態を示す断面図である。なお、本参照例においても、他の参照例と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
【0038】
参照例は、第1参照例と同様、スクイーズボトル1の口部1aに、連結部材40を介してキャップ6が取り付けられたものである。連結部材40は、凹凸嵌合等の方法によって口部1aに固定保持される口部側保持部41と、凹凸嵌合等の方法によってバルブ押さえ4bを固定保持するバルブ押さえ保持部42とを有し、これらの保持部41,42は、口部軸線Oに対して傾斜した直線状の通路43によって連結されている。この通路43には、開口部を有する仕切壁43aが設けられており、スリットバルブ3bを保持するスリットバルブ保持部44を形成する。スリットバルブ3bは、バルブ押さえ4bによってスリットバルブ保持部44内に固定保持される。
【0039】
これにより、第5参照例も、スリットバルブ3bの軸線O1が容器口部1aの軸線Oに直交する軸線O2に対して、0°≦R≦60°の条件を満たす角度Rとなる。
【0040】
キャップ6は、ドーム状に形成したキャップ本体6bと蓋体6aとがヒンジH1を介して一体に成形されたものであり、このキャップ本体6bによって、口部側保持部41の上面に設けた連結部41aと凹凸(アンダーカット)嵌合等の方法によって固定保持される。
【0041】
このため、第5参照例によれば、ドーム状に形成されたキャップ本体6bが蓋体6aと共にスリットバルブ3bおよび通路43を保護する役割も果たすことができる。
【0042】
さらに本参照例では、蓋体6aおよびキャップ本体6bにそれぞれ、蓋体6aをキャップ本体6bに固定保持するための突部6pおよび穴6nを設けている。この場合、蓋体6aを開放した際に、蓋体6aに設けた突部6pをキャップ本体6bに設けた穴6nに嵌合させることにより、内容物を排出する際に蓋体6aが邪魔にならないようにできる。なお、蓋体6aをキャップ本体6bに固定保持するための突部6pおよび穴6nは、キャップ本体6bに突部6pを設け、蓋体6aに穴6nを設けてもよい。
【0043】
(第6参照例)
さらに図8は、第5参照例を変形した第6参照例として、キャップ本体のドーム形状が異なるキャップ7を示す斜視図である。このキャップ7は、その外観形状が異なる以外、指当て部7cを備える等といった基本的な機能は、第5参照例に示すキャップ6と同様である。なお、キャップ7も、第5参照例で説明の如く、蓋体7aおよびキャップ本体7bに、蓋体7aをキャップ本体7bに固定保持するための突部(6p)および穴(6n)を設けてもよい。
【0044】
なお、第5および第6参照例も、傾斜したキャップ6(7)の開閉動作を容易にするため、蓋体6a(7a)から水平方向に延在する指当て部6c(7c)を設けている。
【0045】
(第7参照例)
図9(a),(b)はそれぞれ、第1参照技術を例示する第7参照例を、後述するキャップ8の閉鎖状態および開放状態で示す拡大断面図であり、図9(c)は、キャップ8を同じく後述の連結部材50に取り付けた状態を示す拡大斜視図である。なお、本参照例において、他の参照例と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
【0046】
参照例は、第1参照例と同様、スクイーズボトル1の口部1aに、連結部材50を介してキャップ8が取り付けられたものである。連結部材50は、凹凸嵌合等の方法によって口部1aに固定保持される口部側保持部51と、凹凸嵌合等の方法によってバルブ押さえ4cを固定保持するバルブ押さえ保持部52とを有し、これらの保持部51,52は、口部軸線Oに対してほぼ直線状の通路53によって連結されている。この通路53には、開口部を有する仕切壁53aが設けられており、スリットバルブ3bを保持するスリットバルブ保持部54を形成する。スリットバルブ3bは、バルブ押さえ4cによってスリットバルブ保持部54内に固定保持される。
【0047】
これにより、第7参照例も、スリットバルブ3bの軸線O1が容器口部1aの軸線Oに直交する軸線O2に対して、0°≦R≦60°の条件を満たす角度Rとなる。
【0048】
キャップ8は、スリットバルブ3bと共に連結部材50および容器ネック部1cを覆うドーム状をしたものであり、その側壁には、キャップ8内に収納されたスリットバルブ3bを開放するための開口部8hを有する。またキャップ8は、その内側に設けた段部8a,8bがそれぞれ、連結部材50の口部側保持部51に設けた肩部51a,51bに当接すると共に、キャップ8の内側側面8cが口部側保持部51の外側側面51cに沿って摺動可能に嵌合している。また通路53は、スリットバルブ3bに沿って延在する封鎖壁53dを有し、キャップ8の開口部8hがスリットバルブ3と対向する位置にあるときには、開口部8hを封鎖する。
【0049】
このため、不使用時には、開口部8hをスリットバルブ3bと反対側の位置になるようにキャップ8を連結部材50(口部軸線O)周りに回転させてスリットバルブ3bを閉鎖する一方、使用時には、開口部8hがスリットバルブ3bと整列する位置になるようにキャップ8を連結部材50周りに回転させてスリットバルブ3bを開放することができる。
【0050】
このため、第7参照例によれば、キャップ8がキャップの役目を果たすと共に、ドーム状に形成されたキャップ8がスリットバルブ3bと共に連結部材50および容器ネック部1cを保護する役割も果たすことができるという利点が得られる。
【0051】
ところで、本発明は、その一実施形態として、スリットバルブを容器本体の口部に対してキャップを介して取り付けることにより、スリットバルブの軸線O1が口部1aの軸線Oに直交する軸線O2に対して下記の条件を満たす角度Rとなるようにしている
【0052】
(第1参照例)
図10(a),(b)はそれぞれ、上記実施形態に係る第1の参照例を、後述するキャップ60の全閉状態および全開状態で示す一部断面図であり、また図11(a),(b),(c)はそれぞれ、キャップ60を上方から示す平面図、その側面を示す断面図、並びにその正面を示す一部断面図である。なお、本参照例において、第1参照技術で開示した参照例と同一部分は、同一符号をもってその説明を省略する。
【0053】
図10において、容器本体1の口部1aには、キャップ60が直接取り付けられている。キャップ60は、2枚の蓋体61,62とキャップ本体63とがヒンジH1,H2を介して一体に成形されたものであり、蓋体61はその開閉動作を容易にするため、蓋体61から水平方向に延在する指当て部61cを有し、ヒンジH1を介して蓋体62に対して開閉する。また蓋体62は、スリットバルブ3b全体を覆うドーム状の形状をし、ヒンジH2を介して蓋体61と共にキャップ本体63に対して開閉する。
【0054】
キャップ本体63は、凹凸(アンダーカット)嵌合等の方法によって口部1aに固定保持される口部側取り付け部64と、凹凸(アンダーカット)嵌合等の方法によってバルブ押さえ4bを固定保持するバルブ押さえ保持部65とを有し、これらの保持部64,65は、口部軸線Oに対して傾斜した直線状の通路66によって連結されている。この通路66には、開口部を有する仕切壁66aが設けられており、スリットバルブ3bを保持するスリットバルブ保持部67を形成する。スリットバルブ3bは、バルブ押さえ4bによってスリットバルブ保持部67内に固定保持される。
【0055】
これにより、第1参照例は、スリットバルブ3bの軸線O1が容器口部1aの軸線Oに直交する軸線O2に対して、0°≦R≦60°の条件を満たす角度Rとなるため、内容物を吐出する際には、スクイーズボトル1を僅かに傾けて胴部1bを押圧するだけで済み、しかも、スクイーズボトル1を水平に傾けても内容物がそのまま水平方向に吐出することがないから、例えば、油をフライパンに吐出する際にフライパンから大きく飛び出すなど、内容物を吐出させた際、その内容物が目標とする位置から大きく飛び出すことがない。従って、本参照例によれば、粘性の低い内容物を充填しても使い易いスリットバルブ付き容器を提供することができる。
【0056】
図12(a),(b)はそれぞれ、キャップ60の開閉状態を詳細に示した拡大断面図である。以下、図12と共に図10および図11を参照して、上記第1参照例の作用を説明する。
【0057】
まず不使用時は、図10(a)または図11(b)を参照すると、蓋体61,62がキャップ本体63全体を覆うことによってキャップ60を全閉し、スリットバルブ3bと共に 通路66を保護する。
【0058】
次に使用時は、図12を参照すると、第1の方法として、図12(a)に示す如く、ヒンジH1を介して蓋体61のみを開放することにより、スリットバルブ3bと共に通路66を保護しつつ、内容物の排出機能を確保することができる一方、
第2の方法として、図12(b)または図10(b)に示す如く、ヒンジH2を介して蓋体62のみを開放するか、ヒンジH1,H2を介して蓋体61,62を開放することにより、スリットバルブ3bの向きを直接目視できるため、目標とする位置に排出しやすくすることができる。
【0059】
また第1参照例は、キャップ60によって予めスリットバルブ3bの角度Rが決定されるため、キャップ60を適宜変更するだけで、使用条件に応じて要求されるスリットバルブ3bの角度Rを選択することができる。
【0060】
実施例
図13(a),(b)はそれぞれ、本実施形態を例示する実施例を、後述するキャップ70の全閉状態で示す側面図およびその要部断面図であり、また図14(a),(b)はそれぞれ、キャップ70を示す拡大断面図および同じく後述のバージン栓9aを例示する斜視図である。なお、本実施例において、他の参照例と同一部分は、同一符号をもってその説明を省略する。
【0061】
本実施例では、容器本体1の口部1aにキャップ70が直接取り付けられている。キャップ70は、蓋体71とキャップ本体72とがヒンジH1を介して一体に成形されたものであり、蓋体71はヒンジH1を介してドーム状のキャップ本体72に対して開閉する。
【0062】
キャップ本体72は、凹凸嵌合等の方法によって口部1aに固定保持される口部側保持部73と、凹凸嵌合等の方法によってバルブ押さえ9を固定保持するバルブ押さえ保持部74とを有し、これらの保持部73,74の間には、口部軸線Oに対して傾斜した開口部を有する仕切壁75が容器口部1aに埋没する状態に設けられており、スリットバルブ3cを保持するスリットバルブ保持部76を形成する。スリットバルブ3cは、バルブ押さえ9によってスリットバルブ保持部76内に固定保持される。
【0063】
これにより、実施例も、スリットバルブ3cの軸線O1が容器口部1aの軸線Oに直交する軸線O2に対して、0°≦R≦60°の条件を満たす角度Rとなる。
【0064】
バルブ押さえ9は、バージン栓9aと本体9bとが一体に成形されたものであり、使用者は、バージン栓9aに設けた穴部9hに指を引っ掛けて、本体9bからバージン栓9aを引きちぎってから使用するものである。
【0065】
従って本実施例によれば、バルブ押さえ9と一体に設けたバージン栓9aの有無によって、内容物に対する一定の品質を保証することができ、その後は、蓋体71によってスリットバルブ3を保護することができる。
【0066】
(第2参照例)
図15(a),(b)はそれぞれ、実施形態に係る参照例を、後述するキャップ90の全閉状態および全開状態で示す要部断面図であり、前述した実施例と同一部分は、同一符号をもってその説明を省略する。
【0067】
図15において、スリットバルブ3aは、バルブ押さえ4aによってスリットバルブ組立体80内に固定保持されており、キャップ90と別体に構成されている。キャップ90は、蓋体91とキャップ本体92とがヒンジH1を介して一体に成形されたものであり、蓋体91は、その開閉動作を容易にするため、蓋体91から水平方向に延在する指当て部91cを有し、ヒンジH1を介してキャップ本体92に対して開閉する。
【0068】
キャップ本体92は、凹凸嵌合等の方法によって口部1aに固定保持される口部側保持部93と、この保持部93から口部軸線Oに沿って延在する直線状の通路94とを有し、この通路94には、口部軸線Oに対して傾斜した開口部を有する仕切壁95が設けられており、凹凸嵌合等の方法によってスリットバルブ組立体80を固定保持する組立体保持部95aを形成する。
【0069】
このため、第2参照例によれば、スリットバルブ3aをスリットバルブ組立体80によってキャップ90と別体としたため、スリットバルブ組立体80を変更することによって、様々な形状のスリットバルブを使用することができる。
【0070】
上述したところは、本発明の参照技術およびその参照例、並びに、好適な実施形態およびその実施例を示したにすぎず、当業者によれば、請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、内容物も、粘度1000ミリパスカル秒(mPa・s)以下を満たす液体であれば、オリーブオイルなどの食用油に限らず、台所用または浴室用洗剤ほか、住居用洗剤、シャンプ、リンス、化粧品や薬品などであってもよい。
【0071】
またスリットバルブの取り付け角度Rは、0°≦R≦60°の範囲内で変更できるが、0°≦R≦45°の範囲に限定した場合、容器を水平にしたときに最も安定して使用できる。スリットバルブの切り込みも、十文字形に限らず、一文字形など様々な形状を採用することができる。
【0072】
以下、スリットバルブ3aとして4つサンプルA,B,C,Dを用意し、これらサンプルを用いて行なった液切れテストの結果を参考までに(表1)に開示する。但し、表1において、肉厚d(mm)は、図15に示すバルブ天井側の厚さをいい、天面r(mm)は、バルブ天井を構成する曲率半径をいい、開放圧力P(Pa)は、スリット3cを開放するために要する最も小さい圧力をいう。また表1に示す(△),(○),(◎)はそれぞれ、バルブとして使用に耐え得る必要最低限の液切れ機能を確保できるサンプルから、最も好適な液切れ機能が得られるサンプルを順次3段階で示している。
【0073】
【表1】
Figure 0004454203
【0074】
表1から明らかなように、4つのサンプルA〜Dを比較した場合、本発明に適用するスリットバルブとしてサンプルCを使用した方が液切れ機能から見ても最も効果的であることがわかる。
【0075】
【発明の効果】
本発明は、粘度1000ミリパスカル秒(mPa・s)以下の流体を内容物とし、スリットバルブの軸線O1と容器口部の軸線Oに直交する軸線O2とがなす角度Rを0°≦R≦60°に設定したことにより、内容物を吐出させた際、その内容物が目標とする位置から大きく飛び出すことがない。従って、本発明によれば、粘性の低い内容物を充填しても使い易いスリットバルブ付き容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a),(b)はそれぞれ、本発明の第1参照技術を例示する第1参照例の要部断面図および、第1参照例に用いる容器本体を示す側面図である。
【図2】 (a),(b)はそれぞれ、スリットバルブの一参照例を上面から示す平面図および、その側面から示す一部断面図である。
【図3】 (a),(b)はそれぞれ、本発明の参照技術を例示する第2参照例をキャップの開閉状態で示す拡大断面図である。
【図4】 (a),(b)はそれぞれ、本発明の参照技術を例示する第3参照例をキャップの開閉状態で示す拡大断面図である。
【図5】 (a),(b),(c)はそれぞれ、本発明の参照技術を例示する第4参照例をキャップの開閉状態で示す拡大断面図および連結部材に取り付けるカバーを示す斜視図である。
【図6】 (a),(b)はそれぞれ、本発明の参照技術を例示する第5参照例をキャップの開閉状態で示す拡大断面図である。
【図7】 (a),(b),(c)はそれぞれ、第5参照例において、キャップを連結部材から取り外した状態を示す拡大断面図、連結部材に取り付けたキャップの蓋体を開放した状態を示す拡大断面図、蓋体をキャップ本体の上部に固定した状態を示す断面図である。
【図8】 本発明の参照技術を例示する第6参照例のキャップを示す斜視図である。
【図9】 (a),(b),(c)はそれぞれ、参照技術を例示する第7参照例を、キャップの閉鎖状態および開放状態で示す拡大断面図、キャップを連結部材に取り付けた状態を示す拡大斜視図である。
【図10】 (a),(b)はそれぞれ、本発明の実施形態に係る第1の参照例を、キャップの全閉状態および全開状態で示す一部断面図である。
【図11】 (a),(b),(c)はそれぞれ、キャップを上方から示す平面図、その側面を示す断面図、並びにその正面を示す一部断面図である。
【図12】 (a),(b)はそれぞれ、キャップ60の開閉状態を詳細に示した拡大断面図である。
【図13】 (a),(b)はそれぞれ、実施形態を例示する実施例を、キャップの全閉状態で示す側面図およびその要部断面図であり、
【図14】 (a),(b)はそれぞれ、キャップを示す拡大断面図およびバージン栓を例示する斜視図である。
【図15】 (a),(b)はそれぞれ、実施形態に係る参照例を、キャップの全閉状態および全開状態で示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体(スクイーズボトル)
1a 口部
1b 胴部
1c ネック部
2 キャップ
2a 蓋体
2b キャップ本体
3 スリットバルブ
4 バルブ押さえ
5 キャップ
5a 蓋体
5b キャップ本体
6 キャップ
6a 蓋体
6b キャップ本体
6p 突部
6n 穴
7 キャップ
7a 蓋体
7b キャップ本体
8 キャップ
8a,8b 段部
8c 内側側面
8h 開口部
10 連結部分
11 口部側保持部
12 キャップ保持部
13 通路
20 連結部分
21 口部側保持部
22 キャップ保持部
23 通路
30 連結部分
31 口部側保持部
32 キャップ保持部
33 通路
33a 開口部
34 スリットバルブ保持部
35 カバー
35a 開口部
40 連結部分
41 口部側保持部
42 バルブ押さえ保持部
43 通路
43a 仕切壁
44 スリットバルブ保持部
50 連結部分
51 口部側保持部
51a,51b 肩部
51c 外側側面
53 通路
53a 仕切壁
53d カバー
54 スリットバルブ保持部
60 キャップ
61,62 蓋体
63 キャップ本体
64 口部側保持部
65 バルブ押さえ保持部
66 通路
66a 仕切壁
67 スリットバルブ保持部
70 キャップ
71 蓋体
72 キャップ本体
73 口部側保持部
74 バルブ押さえ保持部
75 仕切壁
76 スリットバルブ保持部
80 スリットバルブ組立体
90 キャップ
91 蓋体
92 キャップ本体
93 口部側保持部
94 通路
95 仕切壁
95a 組立体保持部
O 口部軸線
1 バルブ軸線
2 直交軸線
S 切り込み
1,H2 ヒンジ

Claims (2)

  1. 所定値よりも高い圧力によって開放されるスリットを有するスリットバルブを備える容器において、
    前記容器は、粘度1000ミリパスカル秒(mPa・s)以下の流体を内容物とする容器本体の口部に蓋体がヒンジを介して連結されるキャップ本体を有するキャップが取り付けられ、 このキャップの前記キャップ本体は、前記口部に、この口部の軸線Oと同一の軸線で固定保持される口部側保持部とバルブ押さえ保持部とを有し、
    このバルブ押さえ保持部には、一体に引きちぎり可能なバージン栓が形成されたバルブ押さえによって、前記スリットバルブ、このスリットバルブの軸線O1が前記軸線Oと直交する軸線O2に対して下記の条件を満たす角度Rとなるように保持固定されていることを特徴とするスリットバルブを備える容器。
    条件:0°≦R≦60°
  2. 食用油を内容物とする請求項に記載の容器。
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