JP4453616B2 - 電子制御装置及び通信システム並びにサージ吸収素子の検査方法 - Google Patents

電子制御装置及び通信システム並びにサージ吸収素子の検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、通信システムのノードとして通信バスに接続される電子制御装置、及びこの電子制御装置を用いた通信システム、並びに電子制御装置に混入するサージノイズを吸収するためのサージ吸収素子を検査する検査方法に関する。
車両に搭載される各種電装品は、各種センサによって検出される車両の状態やドライバからの操作入力等に応じて、ECU(Electronic Control Unit)と呼ばれる電子制御装置によって電気的に動作制御されている。また、近年では、複数のECUを通信バスに接続して通信ネットワークを構築し、これら複数のECU間で通信を行って情報を共有する通信システムも提案されている。
このような通信システムにおいて、ノードとして通信バスに接続される各ECUには、外部から通信バスを介してサージノイズが混入することがあり、このサージノイズの影響によって、誤動作や故障が発生することがある。そのため、この種の通信システムにおいては、ノードとして通信バスに接続される各ECUにサージ吸収素子を設けることで、サージノイズ混入に起因する誤動作や故障の防止を図ることが提案されている(例えば、特許文献1等参照。)。具体的には、この特許文献1には、ECUの入力端子からフィルタ回路までのバスライン上の点と電源又はグラウンドとの間に、サージ吸収素子としてのツェナーダイオードを設けたサージクランプ回路が開示されている。
特開平7−288451号公報
ところで、上述した特許文献1に記載された従来のサージクランプ回路においては、サージ吸収素子のサージ耐量を超えるサージノイズが混入した場合には、当該サージ吸収素子のサージ耐量が著しく低下するオープンモード故障と呼ばれる故障や、サージ吸収素子が回路をショートさせてしまうショートモード故障と呼ばれる故障が発生することがある。しかしながら、従来のサージクランプ回路においては、サージ吸収素子がどのような状態にあるかを判定する手段が設けられていないため、オープンモード故障やショートモード故障が発生してもこれを検出することができず、故障発生時にユーザにその旨を報知して適切な対処を促すことができないという問題があった。
また、従来のサージクランプ回路においては、サージ吸収素子が直接バスラインに接続されていることから、当該サージ吸収素子のショートモード故障が発生した場合には、バスライン全体がショートしてしまう事態を招来し、システム全体の故障を誘発してしまうという問題があった。
本発明は、以上のような従来技術の有する問題点を解消すべく創案されたものであって、サージ吸収素子がどのような状態にあるかを適切に判定して、その状態に応じて適切な動作制御を行えるようにした電子制御装置、及びこのような電子制御装置を用いた通信システム、並びにサージ吸収素子を検査する検査方法を提供することを目的としている。
本発明は、前記目的を達成するために、電子制御装置を通信バスから切り離した状態で、この電子制御装置のサージ吸収素子が接続された内部バスラインに所定の検査用電圧を印加し、そのときの内部バスラインの電圧を計測して、計測した電圧に基づいてサージ吸収素子の状態を判定するようにし、更に、ショートモード故障が発生していると判定した場合には、スイッチ手段を制御してサージ吸収素子を内部バスラインから切り離し、その状態で前記電圧に基づいて、ショートモード故障がサージ吸収素子の故障若しくは送受信回路の故障、又はサージ吸収素子及び送受信回路の双方の故障のいずれであるかを判定するようにした。
本発明によれば、電子制御装置に設けられたサージ吸収素子の状態を適切に判定できるので、サージ吸収素子の状態に応じて最適な電子制御装置の動作制御を行うことができるとともに、検査用電圧を印加した状態での内部バスラインの電圧を計測手段で計測することにより、サージ吸収素子の状態を判定し、さらには故障箇所と故障モードとを特定することができる。
以下、本発明を適用した通信システムの具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、ここでは、各種車載電装品の動作を制御する複数のECUを2本の電線よりなる通信バスで接続し、この通信バスの2本の電線の電位差によって、複数のECU間での信号の送受信を行う車両用通信システムとしてのCAN(Controller Area Network)システムに本発明を適用した例について説明するが、本発明は、ここで挙げる例に限らず、複数の電子制御装置がノードとして通信バスに接続されてなる通信システムに対して広く適用可能である。
本発明を適用した通信システムは、図1に示すように、通信ノードとしての複数のECU(ここでは第1〜第4の4つのECU1,2,3,4)が、終端抵抗33,34を挟んで、通信バス30を構成する第1ライン31及び第2ライン32に各々接続された構成とされ、これら4つのECU1,2,3,4間で通信バス30を介して信号の送受信を行うものである。これら4つのECU1,2,3,4は、通信に関わる部分の構成が互いに共通となっている。以下、ECU1を代表として例に挙げて、各ECU内部の通信に関わる部分の構成を説明する。
ECU1は、通信バス30を構成する第1ライン31や第2ライン32を介して当該ECU1内に混入するサージノイズを吸収するためのサージ吸収素子11,12を備える。サージ吸収素子11は、通信バス30を構成する第1ライン31に接続されるECU1内部の内部バスライン13aにスイッチ20を介して接続されている。また、サージ吸収素子12は、通信バス30を構成する第2ライン32に接続されるECU1内部の内部バスライン13bにスイッチ21を介して接続されている。これらのサージ吸収素子11,12は、例えばツェナーダイオードやバリスタ等、サージノイズを抑制することができる素子から構成される。また、スイッチ21,22は、制御回路14によって動作制御され、サージ吸収素子11,12を内部バスライン13a,13bに対して接続又は遮断する。
ECU1は、送受信回路15によって、通信バス30を構成する第1ライン31及び第2ライン32を介して他のECU2,3,4との間で通信を行うが、このとき、第1ライン31又は第2ライン32を介して内部バスライン13a,13bにサージノイズが混入した場合には、そのサージノイズをサージ吸収素子11,12によって吸収し、送受信回路15を保護する。そして、特に本発明を適用した通信システムの通信ノードとして用いられる当該ECU1においては、必要に応じてサージ吸収素子11,12を検査して、その状態に応じて適切な動作制御を行うようにしている。そのための機構として、ECU1は、上述した制御回路14の他に、電圧印加回路16や計測回路17を備えている。
電圧印加回路16は、ECU1を通信バス30から切り離した状態で内部バスライン13a,13bに検査用電圧を印加するためのものである。具体的には、この電圧印加回路16は、制御回路14によって動作制御されるスイッチ23,24を有し、このスイッチ23,24の切り替え操作により、ECU1の内部バスライン13a,13bを、通信バス30の第1ライン31及び第2ライン32に接続した状態と、抵抗25,26を介して検査用電圧の供給源となる電源VDDに接続した状態とを切り替える構成とされている。ECU1では、通常時は、内部バスライン13a,13bが通信バス30の第1ライン31及び第2ライン32に接続されるようにスイッチ23,24を動作させる一方で、サージ吸収素子11,12の検査時には、内部バスライン13a,13bが抵抗25,26を介して電源VDDに接続されるようにスイッチ23,24を動作させ、内部バスライン13a,13bに検査用電圧を印加する。
計測回路17は、電圧印加回路16によって内部バスライン13a,13bに検査用電圧が印加されたときの当該内部バスライン13a,13bの電圧を計測するものである。この計測回路17の計測結果は、制御回路14へと送られる。制御回路14は、この計測回路17によって計測される検査用電圧印加時の内部バスライン13a,13bの電圧に基づいて、サージ吸収素子12,13の状態を判定し、その状態に応じた最適な動作制御を行う。
また、ECU1には、制御回路14によって動作制御される警報回路18が設けられている。この警報回路18は、サージ吸収素子12,13のサージ耐量が著しく低下するオープンモード故障と呼ばれる故障や、サージ吸収素子12,13が回路をショートさせてしまうショートモード故障と呼ばれる故障が発生したことを制御回路14が検出したときに、車両の乗員に対してその旨を報知するための警報を発生するものである。
以上のように構成されるECU1においては、通常時は、例えば図2に示すように、通信バス30の第1ライン31に接続される内部バスライン13a側では、基準電位とこの基準電位からαだけ高い電位との間で振幅する通信波形を送受信するとともに、通信バス30の第2ライン32に接続される内部バスライン13b側では、基準電位とこの基準電位からαだけ低い電位との間で振幅する通信波形を送受信することで、これら内部バスライン13a,13b間の電位差(第1ライン31と第2ライン32との間の電位差)を発生させて論理信号を転送する。
ここで、通信ノードとなるECUがサージ吸収素子11,12を検査する機能を持たない従来の通信システムにおいては、ECUにサージノイズが混入した場合、サージ電圧が想定範囲以内であれば、例えば図3に示すように、内部バスライン13a,13bに接続されたサージ吸収素子11,12のクランプ電圧にてクランプされて、サージノイズ混入による送受信回路15の破損等が未然に防止されることになる。しかしながら、サージ吸収素子11,12のサージ耐量を超えるサージノイズが混入して、サージ吸収素子11,12に例えばオープンモード故障が発生すると、図4に示すように、内部バスライン13a,13bを介して送受信回路15に過大な電圧がかかり、当該送受信回路15の破損等の問題を招来する虞がある。
そこで、本発明を適用した通信システムにおいては、通信ノードとなる各ECU1,2,3,4に、以下に示す手法でサージ吸収素子11,12を検査する機能を持たせ、ショートモード故障を検出した場合には、サージ吸収素子11,12のショートが内部バスライン13a,13bや通信バス30に対して悪影響を及ぼすのを回避できるようにし、また、オープンモード故障を検出した場合には、できる限り早期にサージ吸収素子11,12の交換等の修理を行うことを促し、以降のサージノイズの混入による悪影響を未然に防止できるようにしている。なお、ここでは、説明の便宜上、ECU1におけるサージ吸収素子11,12の検査を行う場合を例に挙げて説明する。
ECU1においてサージ吸収素子11,12の検査を行う場合には、まず、制御回路14の制御のもとで、電圧印加回路16のスイッチ23,24を電源VDD側に切り替えることにより、当該ECU1を通信バス30から切り離すとともに、内部バスライン13a,13bに電源VDDからの検査用電圧を印加させる。ここで、検査用電圧は、サージ吸収素子11,12を破損させない程度に、当該サージ吸収素子11,12のクランプ電圧よりも若干高めに設定される。この状態で、内部バスライン13a,13bの電圧を計測回路17によって計測することにより、サージ吸収素子11,12の状態が正常な状態にあるか否かを判定する。
具体的には、制御回路14が計測回路17の計測値を読み込み、計測回路17によって計測された電圧がサージ吸収素子11,12のクランプ電圧と略等しくなっている場合には、クランプ電圧よりも若干高めに設定された検査用電圧がサージ吸収素子11,12によってクランプ電圧にクランプされていることを示しているので、当該サージ吸収素子11,12が正常な状態であると判定する。
また、制御回路14は、計測回路17によって計測された電圧が電源VDDから供給される検査用電圧と略等しい場合には、検査用電圧がサージ吸収素子11,12によってクランプされていないことを示しているので、サージ吸収素子11,12がオープンモード故障状態にあると判定する。
さらに、制御回路14は、計測回路17によって計測された電圧が略0Vである場合には、サージ吸収素子11,12及び/又は送受信回路15がショートモード故障状態であると判定する。この場合、制御回路14は、サージ吸収素子11,12を内部バスライン13a,13bに接続しているスイッチ20,21を開放し、サージ吸収素子11,12を内部バスライン13a,13bから切り離し、この状態で計測回路17によって計測された内部バスライン13a,13bの電圧を確認することによって、ショートモード故障が発生している箇所を判定する。具体的には、制御回路14は、スイッチ20,21を閉じた状態で計測回路17によって計測された電圧が略0Vであり、且つ、当該スイッチ20,21を開放した状態で計測回路17によって計測された電圧が検査用電圧と略等しくなる場合には、サージ吸収素子11,12のショートモード故障であると判定することができる。一方、スイッチ20,21が閉じた状態と開放した状態との双方において、計測回路17によって計測された電圧が略0Vである場合には、サージ吸収素子11,12及び送受信回路15の双方のショートモード故障、又は送受信回路15のショートモード故障であると判定することができる。
以上のように、ECU1は、検査用電圧を印加した状態での内部バスライン13a,13bの電圧を計測回路17によって計測することにより、サージ吸収素子11,12の状態を判定し、さらには故障が発生していればその故障箇所と故障モードとを特定することができ、この結果に基づいて、制御回路14の制御のもとで警報回路18を作動させて車両の乗員に修理等を促すことにより、以降のサージノイズの混入による動作不良や送受信回路15の破損等を未然に防止することができる。
また、ECU1は、サージ吸収素子11,12の検査を終了すると、他のECU2,3,4との間で通常の通信動作を行うが、検査の結果、サージ吸収素子11,12にショートモード故障が発生していることを検出した場合には、制御回路14の制御のもとでスイッチ20,21を開放させ、故障が生じたサージ吸収素子11,12を内部バスライン13a,13bから切り離した状態で、当該ECU1を通信バス30に接続させる。これにより、故障が生じたサージ吸収素子11,12がECU1の通信動作を阻害し、当該ECU1を通信不能状態にするといった不都合を有効に回避することができる。
なお、ECU1は、ショートモード故障が発生した箇所が送受信回路15を含む場合には、サージ吸収素子11,12の検査が終了した後も、電圧印加回路16のスイッチ23,24を通信バス30側に切り替えずに、ECU1を通信バス30から切り離した状態としておく。これは、送受信回路15にショートモード故障が発生した状態でECU1を通信バス30に接続すると、当該ECU1の通信不良だけに留まらず、通信バス30の第1ライン31や第2ライン32をショート状態としてしまって、これら第1ライン31及び第2ライン32に接続される他のECU2,3,4の通信動作も阻害してしまう虞があるので、これを避けるためである。
以上のようなECU1におけるサージ吸収素子11,12の検査は、具体的には、制御回路14が例えば図5の処理フローで示すような一連の処理を実行することで行われる。なお、ここでは、説明の便宜上、一方の内部バスライン13aに接続されるサージ吸収素子11の検査を行う場合について説明するが、他方の内部バスライン13bに接続されるサージ吸収素子12の検査を行う場合も同様の手順で行われることはいうまでもない。
ECU1において、図5に示す処理フローは、サージ吸収素子11,12の検査が必要と判断されたときに開始される。サージ吸収素子11,12の検査が必要な状況としては、例えば、電源投入時や通信エラーが発生した場合などが考えられる。
図5の処理フローが開始されると、まず、制御回路14は、電源印加回路16のスイッチ23を電源VDD側に操作し、内部バスライン13aが抵抗25を介して電源VDDに接続された状態とする。これにより、電源VDDからの検査用電圧が内部バスライン13aに印加されることになる。次に、制御回路14は、ステップS2において、電源VDDからの検査用電圧が内部バスライン13aに印加された状態で、計測回路17によって計測される内部バスライン13aの電圧を読み込む。そして、ステップS3において、ステップS2で読み込んだ電圧がサージ吸収素子11のクランプ電圧と略等しくなっているか否かを判断する。
ここで、ステップS2で読み込んだ電圧がサージ吸収素子11のクランプ電圧と略等しくなっている場合には、制御回路14は、サージ吸収素子11は正常な状態であると判定し、ステップS4において、電源印加回路16のスイッチ23を通信バス30側に操作して、ECU1を通信バス30に接続させ、サージ吸収素子11の検査のための処理を終了する。一方、ステップS2で読み込んだ電圧がサージ吸収素子11のクランプ電圧と異なる場合には、制御回路14は、ステップS5において、ステップS2で読み込んだ電圧が電源VDDからの検査用電圧と略等しくなっているか否かを判断する。
ここで、ステップS2で読み込んだ電圧が電源VDDからの検査用電圧と略等しくなっている場合には、制御回路14は、サージ吸収素子11にオープンモード故障が発生していると判定し、ステップS6において、警報回路18を作動させて、車両の乗員にサージ吸収素子11の修理等を促すための警報を発生させる。その後、制御回路14は、ステップS7において、電源印加回路16のスイッチ23を通信バス30側に操作して、ECU1を通信バス30に接続させ、サージ吸収素子11の検査のための処理を終了する。
一方、ステップS2で読み込んだ電圧が電源VDDからの検査用電圧と異なる場合(0Vとなっている場合)には、制御回路14は、サージ吸収素子11及び/又は送受信回路15にショートモード故障が発生していると判定し、ステップS8において、スイッチ20を開放してサージ吸収素子11を内部バスライン13aから切り離す。そして、制御回路14は、ステップS9において、サージ吸収素子11を内部バスライン13aから切り離した状態で、計測回路17によって計測される内部バスライン13aの電圧を再度読み込み、ステップS10において、ステップS9で読み込んだ電圧が0Vとなっているか否かを判断する。
ここで、ステップS9で読み込んだ電圧が0Vとなっている場合には、制御回路14は、送受信回路15、またはサージ吸収素子11と送受信回路15との双方にショートモード故障が発生していると判定し、ステップS11において、警報回路18を作動させて、車両の乗員にサージ吸収素子11の修理等を促すための警報を発生させる。そして、ECU1を通信バス30に接続させることなく、サージ吸収素子11の検査のための処理を終了する。
一方、ステップS9で読み込んだ電圧が0Vとなっていない場合(検査用電圧と略等しくなっている場合)には、制御回路14は、サージ吸収素子11のみにショートモード故障が発生していると判定し、ステップS12において、警報回路18を作動させて、車両の乗員にサージ吸収素子11の修理等を促すための警報を発生させる。その後、制御回路14は、ステップS13において、サージ吸収素子11を内部バスライン13aから切り離したままの状態で、電源印加回路16のスイッチ23を通信バス30側に操作し、ECU1を通信バス30に接続させて、サージ吸収素子11の検査のための一連の処理を終了する。
本発明を適用した通信システムにおいては、通信ノードとして通信バス30に接続される各ECU1,2,3,4の制御回路14が、以上のような一連の手順にしたがってサージ吸収素子11,12の検査を行うことにより、オープンモード故障やショートモード故障といった故障モードやその故障の発生箇所を特定することができ、その故障の状態に応じて、各ECU1,2,3,4の動作を最適な状態に制御することが可能となる。
なお、本発明を適用した通信システムにおいて、故障モードのみを特定できればよい場合には、サージ吸収素子11,12を内部バスライン13a,13bに対して接続又は遮断するためのスイッチ20,21を省略し、例えば図6に示すように、サージ吸収素子11,12を内部バスライン13a,13bに常時接続した状態とすることも可能である。このような構成を採用する場合には、ショートモード故障が発生していることが検出されたときに、制御回路14が、電圧印加回路16のスイッチ24,25を通信バス30側に操作することなく、ECU1を通信バス30から切り離した状態としておくことにより、ECU1の障害が他のECU2,3,4の通信動作を阻害してしまうことを回避することができる。
以上詳細に説明したように、本発明を適用した通信システムにおいては、通信ノードとして通信バス30に接続される各ECU1,2,3,4に、サージノイズを吸収するためのサージ吸収素子11,12を検査する機能を持たせている。すなわち、各ECU1,2,3,4は、当該ECU1,2,3,4を通信バス30から切り離した状態で、内部バスライン13a,13bに所定の検査用電圧を印加し、そのときの内部バスライン13a,13bの電圧を計測して、計測した電圧に基づいてサージ吸収素子11,12の状態を判定する機能を有している。したがって、本発明を適用した通信システムによれば、各ECU1,2,3,4のサージ吸収素子11,12に故障が生じた場合にはそれをいち早く検出して、故障モードなどに応じて最適な状態で故障が発生したECU1,2,3,4の動作を制御することができる。
特に、この通信システムにおいては、通信ノードとなる各ECU1,2,3,4が、検査用電圧が印加された状態で計測された内部バスライン13a,13bの電圧に基づいて、オープンモード故障又はショートモード故障のいずれが発生しているのかを制御回路14によって容易に判定することができる。したがって、この通信システムにおいては、通信ノードとなる各ECU1,2,3,4が、オープンモード故障を検出した場合には警報回路18を作動させることで車両の乗員にサージ吸収素子11,12の交換等の修理を促し、以降のサージノイズの混入による悪影響を未然に防止することができ、また、ショートモード故障を検出した場合には、サージ吸収素子11,12を内部バスライン13a,13bから切り離したり、当該ECU自体を通信バス30から切り離すことで、当該ECUに生じたショートモード故障が通信システム全体に悪影響を及ぼすことを回避することができる。
また、この通信システムにおいては、通信ノードとなる各ECU1,2,3,4が、ショートモード故障を検出した場合には、サージ吸収素子11,12を内部バスライン13a,13bから切り離した状態で内部バスライン13a,13bの電圧を計測することで、その計測された電圧に基づいて、サージ吸収素子11,12の故障若しくは送受信回路15の故障、又はサージ吸収素子11,12及び送受信回路15の双方の故障のいずれであるかを容易に判定することができる。
さらに、この通信システムにおいては、通信ノードとなる各ECU1,2,3,4が、サージ吸収素子11,12のショートモード故障を検出した場合には、制御回路14の制御のもとで、サージ吸収素子11,12を内部バスライン13a,13bから切り離した状態で当該ECUを通信バス30に接続させることで、故障が発生したサージ吸収素子11,12による影響を排除しながら、当該ECUに通信バス30を介して他のECUとの間での通信を行わせることができる。
さらにまた、この通信システムにおいては、通信ノードとなる各ECU1,2,3,4が、送受信回路15を含むショートモード故障を検出した場合には、制御回路14の制御のもとで、当該ECUを通信バス30に接続しないようにすることで、送受信回路15を含むショートモード故障の影響で通信バス30の第1ライン31や第2ライン32をショート状態にしてしまい、これら第1ライン31及び第2ライン32に接続される他のECUの通信動作も阻害してしまうといった不都合を有効に回避することができる。
なお、以上説明した通信システムは、本発明の一実施形態を例示的に示したものであり、本発明の技術的範囲は、以上の実施形態の説明で開示した内容に限定されるものではなく、これらの開示から容易に導き得る様々な代替技術も含まれることは勿論である。
本発明を適用した通信システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明を適用した通信システムにおいて、通信ノードであるECU間で送受信される通常時の通信波形を示す図である。 ECUのサージ吸収素子が正常に機能している状態でサージノイズが混入した場合における通信波形を示す図である。 ECUのサージ吸収素子にオープンモード故障が発生している状態でサージノイズが混入した場合における通信波形を示す図である。 本発明を適用した通信システムにおいて、通信ノードであるECUがサージ吸収素子の検査を行う際に制御回路により実行される一連の処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用した通信システムの変形例の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,2,3,4 ECU(電子制御装置)
11,12 サージ吸収素子
13a,13b 内部バスライン
14 制御回路(判定手段)
15 送受信回路
16 電圧印加回路
17 計測回路
20,21,23,24 スイッチ
30 通信バス
31 第1ライン
32 第2ライン

Claims (3)

  1. 通信システムにおけるノードとして通信バスに接続される電子制御装置であって、
    当該電子制御装置の内部バスラインに接続されたサージ吸収素子と、
    当該電子制御装置を前記通信バスから切り離した状態で、前記内部バスラインに所定の検査用電圧を印加する電圧印加手段と、
    前記電圧印加手段によって検査用電圧が印加されたときの前記内部バスラインの電圧を計測する電圧計測手段と、
    前記通信バスを介して他の電子制御装置との間で信号の送受信を行う送受信回路と、
    前記サージ吸収素子を前記内部バスラインに対して接続又は遮断するスイッチ手段と、
    前記電圧計測手段によって計測される電圧に基づいて、前記サージ吸収素子の状態を判定すると共に、オープンモード故障又はショートモード故障のいずれが発生しているのかを判定する判定手段とを備え、
    前記判定手段は、ショートモード故障が発生していると判定した場合には、前記スイッチ手段を制御して前記サージ吸収素子を前記内部バスラインから切り離し、前記サージ吸収素子を前記内部バスラインから切り離した状態で前記電圧計測手段によって計測される電圧に基づいて、前記ショートモード故障が前記サージ吸収素子の故障若しくは前記送受信回路の故障、又は前記サージ吸収素子及び前記送受信回路の双方の故障のいずれであるかを判定することを特徴とすることを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記判定手段は、前記ショートモード故障が前記サージ吸収素子の故障であると判定した場合には、前記スイッチ手段を制御して前記サージ吸収素子を前記内部バスラインから切り離した状態で、前記電子制御装置を前記通信バスに接続させることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記判定手段は、前記ショートモード故障が前記送受信回路の故障、又は前記サージ吸収素子及び前記送受信回路の双方の故障であると判定した場合には、当該電子制御装置を前記通信バスに接続しないように制御することを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
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