JP4453546B2 - パッケージ素子 - Google Patents

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Description

本発明は、ゲッターを収納したパッケージ素子に関する。
従来のパッケージ素子は、例えば下記特許文献1に記載されている。
このパッケージ素子では、ベースとキャップからなる真空容器としてのパッケージを有し、ベース上に配設されたデバイスに対してキャップを被せてパッケージ内を真空状態とする。そして、このパッケージ内に存在するガスを吸着させるために、粒子状のゲッターを収容したカップ型ホルダを、キャップの天井面(内側下面)に溶接接合により取り付ける。なお、このカップ型ホルダは、ゲッターとパッケージ内の真空空間とが触れられる程度の連結空間が保てるようにキャップに取り付けられている。このような構成により、ゲッターが欠けて細かい粒子になったとしても、カップ型ホルダの外にこぼれ落ちずに保持されるようになっている。
特開2004−146599号公報
上記従来のパッケージ素子においては、キャップの天井面に溶接接合されたカップ型ホルダによるゲッターの固定方式では、溶接接合工程が必要であり、部品点数が多く、製造コストを低減することができないという問題があった。
本発明の目的は、製造コストを低減できるパッケージ素子を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、ベースとキャップとを含んでなるパッケージと、 前記パッケージ内に収納されたゲッターとを備え、前記ゲッターはシート状をなし、前記ゲッターの端部が前記パッケージの一部に接触し、前記ゲッターが湾曲弾性変形されて保持され、前記ゲッターの端部に設けたタブまたは折り曲げ部が、前記キャップの内側面および内側下面に接して、前記ゲッターが逆ドーム型に保持されているという構成になっている。
本発明によれば、製造コストを低減できるパッケージ素子を提供することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
実施の形態1
図1(a)〜(c)はそれぞれ本発明の実施の形態1のパッケージ素子の断面図で、パッケージ内におけるゲッターの収納状態を示す図、(d)は(c)の組み立て工程を示す図である。
図2(a)は本実施の形態のキャップの断面図、(b)はパッケージ内へ収納前のシート状ゲッターの側面図、(c)はシート状ゲッターの平面図である。
図3(a)は楕円形状のゲッターの平面図、(b)は四角形状のゲッターの平面図、(c)は八角形状のゲッターの平面図である。
図において、1はパッケージ素子、2はパッケージ、3はパッケージ2を構成するベース、4はパッケージ2を構成するキャップ、41はキャップの開口部、5はパッケージ2内に収納されたシート状のゲッター、6はデバイス、7はデバイス6に電気的に接続された電気的接続端子である。
図1に示す本実施の形態のパッケージ素子1は、ベース3とキャップ4によりパッケージ2が構成され、ベース3上に配設されるデバイス6に対してキャップ4を被せることにより、デバイス6の周囲を真空または不活性ガス充填状態とし、デバイス6が動作する際に、気体等がデバイス6に悪影響を与えないようにガス吸着用のゲッター5を封入したデバイス用パッケージ素子である。本発明の主眼は、パッケージ2内に存在する活性ガスを吸着させるためのゲッター5の固定方法にある。
デバイス6としては、加速度センサ等のセンサだけでなく、その他、真空または不活性ガス充填状態での気密性が必要なものすべてを指す。
ゲッター5は、気密封止後のパッケージ2の空間内の残留ガスおよび水素等を吸着させるものである。そのため、シート状のゲッター5は、パッケージ2の空間内を完全に分断するのではなく、ゲッター5とパッケージ2内の真空空間とが触れられる程度の連結空間を設けておくことで、ガス吸着をより効果的に行うものである。
本実施の形態のパッケージ素子1は、パッケージ2と、このパッケージ2内に収納されたゲッター5とを備えたパッケージ素子1において、ゲッター5はシート状をなし、ゲッター5の端部がパッケージ2の一部に接触し、ゲッター5が湾曲弾性変形されて保持されている。また、本実施の形態のゲッターの固定方法は、パッケージ2内にゲッター5を固定するゲッターの固定方法において、シート状のゲッター5の端部を、パッケージ2の一部に接触させ、ゲッター5を湾曲弾性変形させて固定するようになっている。このような構成により、上記従来技術のようなゲッターを保持するための支持体としての専用部品(カップ型ホルダ)が必要ではなくなり、部品点数が減り、また、この支持体のパッケージへの溶接などの接合工程が発生せず、製造工程が簡略化できる。このため、製造コストを低減することができる。また、シート状のゲッター5を使用し、パッケージ2の一部に接触させ、パッケージ2内に湾曲弾性変形させて保持するため、ゲッター5の寸法精度を必要としない簡単な形状で保持することが可能である。また、パッケージ2内にシート状のゲッター5を差し込むという簡単な工程によりゲッター5をパッケージ2内に保持させる構成なので、ゲッター5の取り付けが簡単でかつしっかり固定され、パッケージ2内でゲッター5が動くのを防止できる。このため、ゲッター5に塗布されたガス吸着材料の粉(詳細は後述)が落ちるのが抑制できる。さらに、ゲッター5がキャップ4内にしっかり固定されるため、ゲッター5をはめ込む際にゲッター5から発生するゲッターの粉は、キャップ4を振ることにより簡単にキャップ4の外に落すことができる。
また、パッケージ2は、ベース3とキャップ4とからなる。この構成によりパッケージ素子1の構造が簡単で、パッケージ素子1を容易に組み立てることができる。また、ゲッター5の平面形状は、例えば、図3(a)に示すような楕円形状、図3(b)に示すような四角形状、または図3(c)に示すような八角形状になっている。例えば縦横比が2:1以上である。このようにゲッター5の平面形状は、ベース3の内側上面を完全に覆わない形状になっているので、キャップ4とシート状のゲッター5との間でクリアランスが生まれ、ゲッター5とパッケージ2内の空間とが連通する連通部が形成される。したがって、空間内に存在する気体をゲッター5により効率良く吸着することができる。
また、ゲッター5が、図1(a)、(b)に示すようにキャップ4の内側下面(天井面)と、ベース3の内側上面との間でドーム型、逆ドーム型に保持されている。このような構成によりゲッター5の2辺の端部がキャップ4の内側面に固定されるので、ゲッター5がずれにくく、しっかり固定できる。また、別のゲッター5の保持状態としては、図1(c)に示すようにゲッター5が、キャップ4の内側下面とベース3の内側上面との間で斜めに保持されている。
また、ゲッター5は、ゲッター5の端部が、キャップ4の内側面、キャップ4の内側下面、ベース3の内側上面のうちの、少なくともキャップ4の内側面に接して保持されている。すなわち、図1(a)のドーム型では、ゲッター5の端部が、キャップ4の内側面およびベース3の内側上面に接して保持されている。このドーム型では高さのあるデバイス6を設置する場合に有効である。また、図1(b)の逆ドーム型では、ゲッター5の端部が、キャップ4の内側面および内側下面に接して保持されている。
図1(a)、(b)に示すドーム型あるいは逆ドーム型におけるパッケージ素子1の組み立て方法は、シート状ゲッター5をキャップ4の内側に挟み込むように配置する。ゲッター5の短辺がキャップ4の開口部41に向かう図1(a)のドーム型では、図1(d)に示すように、ベース3をキャップ4内に押し込むことで、ゲッター5の短辺は、ベース3の内側上面にも接して固定されることとなり、ゲッター5を固定するための特別な部品や溶接接合、接着剤等を使用しないで簡単に固定できるため、低コスト化を図ることができる。また、ゲッター5とデバイス6との連通部が自動的に発生し、ゲッター5によるガス吸着が効率良く行われるため、高価なゲッター材料を塗布するシート状のゲッター5の面は、片面だけでも効果は充分発揮される。なお、片面のみに塗布する場合は、デバイス6に向かう側の面にゲッター材料を塗布するのが望ましいが、反対側の面に塗布してもよい。また、ゲッター5の短辺がキャップ4の内側下面に接して設置される図1(b)に示す逆ドーム型では、ベース3による押し込み固定も必要ない。
また、図1(c)に示す斜め保持型では、ゲッター5の短辺は、キャップ4の内側面、内側下面、並びにベース3の内側上面のめ3つに接して保持されている。この場合、ゲッター5の一辺がベース3の内側上面で固定されるため、よりしっかり固定される。また、ベース3の内側上面に設置される辺が一辺であるため、大きなデバイス4を設置する場合に有効である。なお、この斜め保持型では、キャップ4の内側面および内側下面のみ、あるいはキャップ4の内側面およびベース3の内側上面のみ、またはキャップ4の内側面のみで接して保持させることも可能である。
例えば、この斜め保持型におけるパッケージ素子1の組み立て方法は、本発明の最大のポイントであるシート状ゲッター5の弾性力を利用し、まず、キャップ4の内側下面にゲッター5の第一の短辺を差し込み、その対面側の第二の短辺をキャップ4の開口部41寄りのキャップ4の内側面にはめ込む。その後、キャップ4内にベース3を押し込むことで、ゲッター5の第二の短辺は、ベース3の内側上面にも接して固定されることとなり、ゲッター5を固定するための特別な部品や溶接接合、接着剤等を使用しないで簡単に固定できるため、低コスト化を図ることができる。また、ゲッター5とデバイス6との連通部が自動的に発生し、ゲッター5によるガス吸着が効率良く行われるため、高価なゲッター材料を塗布するシート状のゲッター5の面は、片面だけでも効果は充分発揮される。なお、片面のみに塗布する場合は、デバイス6に向かう側の面にゲッター材料を塗布するのが望ましいが、反対側の面に塗布してもよい。
本実施の形態におけるゲッター5は、シート型ゲッターを切り抜いて形成される。シート型ゲッターは、例えばニクロム、ニッケル等の金属薄板の両面あるい片面上にガス吸着材料を薄く塗布し、多孔質に焼結したもので、切断や折り曲げ成型が可能である。シート状のゲッター5の寸法は、図2(a)〜(c)に示されるように、キャップ4の内側の寸法より一辺が長く形成され、図1(a)〜(c)の形態を保てる長さがあれば良い。
なお、キャップ4の平面形状は、円、多角形等様々な形状であっても、キャップ4内にシート状のゲッター5を固定可能である。
実施の形態2
本実施の形態は、キャップ4の内側面に設けた突起を用いてシート状のゲッター5を保持する構造である。
図4(a)〜(f)はそれぞれ本発明の実施の形態2のパッケージ素子を示す図である。
図4(a)は本実施の形態のキャップの上面断面図、(b)はキャップの別の構造の上面断面図、(c)はゲッターをドーム型に収納した状態を示すパッケージ素子の断面図、(d)は斜め保持型に収納した状態を示すパッケージ素子の断面図、(e)は切り込みを設けた楕円形状のゲッターの平面図、(f)は(c)に示したゲッターをドーム型に収納した状態のパッケージ素子の(c)とは直角な方向における断面図である。
図4(a)において、42はキャップ4の内側面の対向する二箇所に設けた突起、(b)において、43はキャップ4の内側面の周縁全周に設けた突起、(e)において、51は楕円形状のゲッター5の対向する二箇所に設けた切り込みである。
本実施の形態の第一の構造では、ゲッター5は、図4(a)、(c)、(d)に示すように、ゲッター5の端部が、キャップ4の内側面に設けた突起42に接して保持されている。
また、本実施の形態の第二の構造では、ゲッター5は、図4(b)、(c)、(d)に示すように、ゲッター5の端部が、キャップ4の内側面の周縁全周に設けた突起43に接して保持されている。
さらに、本実施の形態の第三の構造では、ゲッター5は、図4(a)、(c)、(d)、(e)、(f)に示すように、ゲッター5の端部に設けた切り込み51が、キャップ4の内側面に設けた突起42に嵌合されて保持されている。なお、ゲッター5の切り込み51を、キャップ4の内側面に設けた突起43に嵌合させて保持することも可能である。
本実施の形態の第一〜第三の構造においては、シート状のゲッター5をベース3に接触させず、キャップ4の内側面だけに固定させたい場合に有効である。また、ゲッター5をベース3で押し込む工程により固定される前に、シート状ゲッター5をキャップ4の内側に組み込む時点で、突起42、43により所定の箇所にしっかり固定させたい場合に有効である。
実施の形態3
図5は、本発明の実施の形態3のパッケージ素子の断面図である。図5において、31はベース3の上側部に設けた傾斜部である。
本実施の形態では、ゲッター5は、ゲッター5の端部が、ベース3の上側部に設けた傾斜部31と、キャップ4の内側面との間に差し込まれて保持されている。
本実施の形態では、ベース3の上側部に傾斜部31を設けることで、ベース3の上側部とキャップ4の内側面との間に空間が発生する。その空間に、シート状のゲッター5の端部をはさみ込むことで、ゲッター5をよりしっかりと固定させることができる。本実施の形態では、キャップ4の内側面に突起(図4(a)、(b)の突起42、43等)を設けたくない場合に有効である。また、シート状ゲッター5とキャップ4の内側面との間に余裕を持たせて固定したい場合に有効である。なお、ベース3の上側部に傾斜部31を設ける代わりに窪み(図示省略)を設け、その窪みとキャップ4の内側面との間でゲッター5の端部を保持することも可能である。
実施の形態4
図6(a)〜(c)は、本発明の実施の形態4のタブを設けたシート状ゲッターの平面図、(d)は本実施の形態の別の構成の、折り曲げ部を設けたシート状ゲッターの平面図、(e)〜(g)は本実施の形態においてゲッターをそれぞれドーム型、逆ドーム型、斜め保持型に保持した状態を示すパッケージ素子の断面図である。
図6(a)〜(c)において、52はゲッター5の端部に設けたタブ、図6(d)において、53はゲッター5の角部に設けた折り曲げ部である。
本実施の形態では、ゲッター5は、ゲッター5の端部にゲッター5と一体に設けたタブ52または折り曲げ部53が、キャップ4の内側面、キャップ4の内側下面、ベース3の内側上面のうちの、少なくともキャップ4の内側面に接して保持されている。すなわち、図6(e)のドーム型では、タブ52または折り曲げ部53が、キャップ4の内側面およびベース3の内側上面に接して保持されている。このドーム型では高さのあるデバイス6を設置する場合に有効である。図6(f)の逆ドーム型では、ブ52または折り曲げ部53が、キャップ4の内側面および内側下面に接して保持されている。また、図6(g)の斜め保持型では、タブ52または折り曲げ部53が、キャップ4の内側面、内側下面およびベース3の内側上面に接して保持されている。
本実施の形態では、タブ52または折り曲げ部53を設けることで、実施の形態1の図1(c)の構造においてはキャップ4の内側面およびベース3の内側上面にシート状ゲッター5の「辺」で支えていたのに対し、タブ52または折り曲げ部53の「面」で支えることができ、キャップ4の内側面と接する面積を増やすことができるので、ゲッター5をしっかり固定し、ずれをより効果的に防止でき、突っ張り固定の特徴がさらに強化される。また、ベース3の内側上面と接する図6(e)、(g)の保持形態の場合、タブ52または折り曲げ部53は、ベース3の内側上面に対して「足」の役割りも果たすため、シート状のゲッター5とデバイス6間の高さ調整を兼ねることも可能である。なお、タブ52は、ゲッター5の両側に2個設けてもよいし、片側に1個設けてもよいし、あるいは四方以上に4個以上設けてもよい。また、タブ52の形状や設ける位置は、種々のものが考えられる。また、タブ52の部分には、ガス吸着材料の粉は塗布しなくてもよいし、塗布してもよい。
実施の形態5
本実施の形態は、例えば赤外線センサのような入射光を必要とする光デバイスをパッケージ内に設置するパッケージ素子(光検出器)の例である。
図7(a)は本発明の実施の形態5のパッケージ素子の上面図、(b)は要部概略断面図、(c)は光通過部の開口を設けたシート状ゲッターの平面図、(d)、(e)はそれぞれ光通過部の切り欠きを設けたゲッターの平面図である。
図7(a)において、44はキャップ4の上面に設けた光取り入れ開口部、8は光取り入れ開口部44の上を覆う光透過窓(ウインドウ)、(b)において、9は光デバイス、(c)において、54はシート状のゲッター5をくり貫いて設けた光通過部である開口、(d)において、55は「コ」の字形状のゲッター5に設けられた光通過部である切り欠き、(e)において、56は「馬蹄」形状のゲッター5に設けられた光通過部である切り欠きである。
赤外線センサのような入射光を必要とする本実施の形態におけるパッケージ素子においては、シート状のゲッター5に、デバイス6の形状、寸法に合わせて、開口54あるいは切り欠き55、56からなる光通過部を設ける必要がある。
例えば、図7(c)に示すように、光デバイス9に対する迷光を遮断する効果も兼ねて四角形状にくり貫いて開口54を設ける。例えば図7(b)に示すように、ゲッター5をパッケージ2内に斜めに配置した場合に、開口54からゲッター5の下にある光デバイス9を覗き見ることができる寸法に開口54を設ける。
本実施の形態は、ベース3と、光取り入れ部である光取り入れ開口部44、光透過窓8を設けたキャップ4とを含んでなるパッケージ2と、ベース3の内側上面に設置された光デバイス9と、パッケージ2内に収納されたゲッター5とを備えたパッケージ素子1において、ゲッター5はシート状をなし、光取り入れ部である光取り入れ開口部44、光透過窓8から光デバイス9へと光を通過させるための光通過部である開口54、切り欠き55あるいは56が設けられ、ゲッター5の端部がパッケージ2の一部に接触し、ゲッター5が湾曲弾性変形されて保持されている。また、図7(b)に示すように、光通過部は、ゲッター5をくり貫いた開口である。あるいは、光通過部は、ゲッター5を切り欠いた切り欠きである。これにより、光デバイス9に必要な光を通し、供給することができる。また、図7(d)、(e)に示すように、ゲッター5の形状が、「コ」の字形状または「馬蹄」形状になっている。このような構成により実施の形態1で述べたのと同様の効果を有する光パッケージ素子を提供することができる。
図7(d)、(e)に示すような形態では、シート状のゲッター5の片側が完全に開口されているため、切り欠いた側の二辺が、実施の形態4におけるタブ52(図6(a)、(c)〜(e)参照)と同じ役割りも果たす。すなわち、シート状ゲッター5がパッケージ2の一部と接する辺が多くなり、また、シート状ゲッター5を「面」で支え、キャップ4の内側面と接する面積を増やすことができるので、ゲッター5をしっかり固定でき、ずれをより効果的に防止できる。また、ゲッター5の切り欠いた側の端部は、ベース3の内側上面に対して「足」の役割りを果たすため、シート状のゲッター5と光デバイス9間の高さ調整を兼ねることも可能である。
なお、以上説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施の形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。例えば本発明は、パッケージ内にゲッターを収容した構造の赤外線検出器や角速度検出器等の各種検出器のすべてに適用可能である。
(a)〜(c)はそれぞれ本発明の実施の形態1のパッケージ素子の断面図、(d)は(c)の組み立て工程を示す図である。 (a)は本実施の形態のキャップの断面図、(b)はパッケージ内へ収納前のゲッターの側面図、(c)はゲッターの平面図である。 (a)は楕円形状のゲッターの平面図、(b)は四角形状のゲッターの平面図、(c)は八角形状のゲッターの平面図である。 (a)は本実施の形態のキャップの上面断面図、(b)はキャップの別の構造の上面断面図、(c)、(d)はそれぞれパッケージ素子の断面図、(e)は切り込みを設けた楕円形状のゲッターの平面図、(f)はパッケージ素子の(c)とは直角な方向における断面図である。 本発明の実施の形態3のパッケージ素子の断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の実施の形態4のタブを設けたシート状ゲッターの平面図、(d)は別の構成の折り曲げ部を設けたシート状ゲッターの平面図、(e)〜(g)はゲッターをそれぞれドーム型、逆ドーム型、斜め保持型に保持した状態を示すパッケージ素子の断面図である。 (a)は本発明の実施の形態5のパッケージ素子の上面図、(b)は要部概略断面図、(c)は光通過部の開口を設けたシート状ゲッターの平面図、(d)、(e)はそれぞれ光通過部の切り欠きを設けたゲッターの平面図である。
符号の説明
1…パッケージ素子 2…パッケージ
3…ベース 4…キャップ
5…ゲッター 6…デバイス
7…電気的接続端子 8…光透過窓
9…光デバイス 31…傾斜部
41…キャップの開口部 42…突起
43…周縁全周の突起 44…光取り入れ開口部
51…切り込み 52…タブ
53…折り曲げ部 54…光通過部の開口
55…光通過部の切り欠き 56…光通過部の切り欠き

Claims (2)

  1. ベースとキャップとを含んでなるパッケージと、
    前記パッケージ内に収納されたゲッターとを備えたパッケージ素子において、
    前記ゲッターはシート状をなし、
    前記ゲッターの端部が前記パッケージの一部に接触し、前記ゲッターが湾曲弾性変形されて保持されており、
    前記ゲッターの端部に設けたタブまたは折り曲げ部が、前記キャップの内側面および内側下面に接して、前記ゲッターが逆ドーム型に保持されていることを特徴とするパッケージ素子。
  2. ベースとキャップとを含んでなるパッケージと、
    前記パッケージ内に収納されたゲッターとを備えたパッケージ素子において、
    前記ゲッターはシート状をなし、
    前記ゲッターの端部が前記パッケージの一部に接触し、前記ゲッターが湾曲弾性変形されて保持されており、
    前記ゲッターの端部に設けたタブまたは折り曲げ部が、前記キャップの内側面、内側下面および前記ベースの内側上面に接して、前記ゲッターが斜めに保持されていることを特徴とするパッケージ素子。
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