JP4452954B1 - 燃料消費量表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料消費量を確実に認識することができる燃料消費量表示装置を提供する。
【解決手段】燃料消費量に関する情報を表示する表示手段3を備える燃料消費量表示装置1であって、表示手段3は、液体が収納された透明容器31と、前記液体を透明容器31の下部側から上部側に循環させる循環装置32と、前記燃料消費量に関する情報に基づいて、循環装置32による前記液体の送出流量を制御する流量制御装置33とを備える燃料消費量表示装置1。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料消費量表示装置に関する。
一般に、自動車や自動二輪車等の車両では、運転者から視認性のよい位置に車両の速度を表示する速度メータ等を備えるメータユニット(表示装置)が設けられている。通常、このようなメータユニットには、速度メータに加えて、総走行距離を表示するオドメータや、走行距離を表示すると共に運転者が任意にリセットできるトリップメータ等が設けられる。
また、近年、地球環境保護の重要性が認識される中、自動車の排ガスの低減や省燃費が注目され、それに伴い走行中の車両の燃料消費量を把握し省燃費化の目安にしたいという一般ユーザの要請も強くなっており、このため、燃費表示装置を搭載した車輌も増加しつつある。
燃費表示装置は、種々の形態のものが提案されている。例えば、特許文献1においては、燃費を数値により表示する燃費表示装置が開示されている。また、数値表示の他、いわゆる棒グラフ状の燃費表示装置もある。これは最も燃費の悪い状態において輝度を有する領域が例えば1個となる表示とし、最も燃費の良い状態において輝度を有する領域が例えば10個となる表示として、それらの間の状態においては、燃費に応じて輝度を有する領域の個数を変化させるものである。
特開2004−45180号公報
しかしながら、従来の燃費表示装置は、燃費の良し悪しを数値や棒グラフにより示すものであるため、実際にどの程度の燃料が使用されているのかを運転者が直接的に観念することが困難であった。その結果、走行中の車両の燃料消費量を把握して省燃費化運転を心がけようとする運転者であっても、燃費表示装置を活用した省燃費化運転を効果的に行うことが難しく、アクセルをむやみにふかして自動車等の車両を燃費の悪い状態で走行させてしまうおそれがあった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、燃料消費量を確実に認識することができる燃料消費量表示装置の提供を目的とする。
本発明の前記目的は、燃料消費量に関する情報を表示する表示手段を備える燃料消費量表示装置であって、前記表示手段は、液体が収納された透明容器と、前記透明容器の下部側から上部側に前記液体を循環させる循環装置と、前記燃料消費量に関する情報に基づいて、前記循環装置による前記液体の送出流量を制御する流量制御装置とを備える燃料消費量表示装置により達成される。
また、上記燃料消費量表示装置において、前記循環装置は、前記透明容器の上部および下部を連通する管路、および、前記管路を介して前記液体を前記透明容器の下部側から上部側に送出するポンプを備えることが好ましい。
また、前記液体は、互いに比重の異なる第1の液体および第2の液体の混合液であることが好ましい。
また、本発明の前記目的は、燃料消費量に関する情報を表示する表示手段を備える燃料消費量表示装置であって、前記表示手段は、第1の液体および該第1の液体よりも比重の大きい第2の液体の混合液が収納された透明容器と、前記透明容器の上部側から下部側に前記第1の液体を循環させる循環装置と、前記燃料消費量に関する情報に基づいて、前記循環装置による前記第1の液体の送出流量を制御する流量制御装置とを備える燃料消費量表示装置により達成される。
また、前記循環装置は、前記透明容器の上部および下部を連通する管路、および、前記管路を介して前記第1の液体を前記透明容器の上部側から下部側に送出するポンプを備えることが好ましい。
また、本発明の前記目的は、燃料消費量に関する情報を表示する表示手段と、該表示手段を収納する筐体とを備える燃料消費量表示装置であって、前記表示手段は、上部に貫通孔を有し、第1の液体および該第1の液体よりも比重の大きい第2の液体の混合液が収納される透明容器と、前記透明容器の下部に接続し、前記筐体と前記透明容器との間に形成される内部領域および前記透明容器内部を連通する管路と、前記管路の途中に設けられ、前記透明容器に収容された前記第2の液体を前記内部領域に導くポンプと、前記燃料消費量に関する情報に基づいて、前記ポンプによる前記第2の液体の送出流量を制御する流量制御装置とを備えており、前記内部領域には、前記第2の液体が充填されている燃料消費量表示装置により達成される。
また、本発明の前記目的は、燃料消費量に関する情報を表示する表示手段と、該表示手段を収納する筐体とを備える燃料消費量表示装置であって、前記表示手段は、下部に貫通孔を有し、第1の液体および該第1の液体よりも比重の大きい第2の液体の混合液が収納される透明容器と、前記貫通孔を介して一方の端部が前記透明容器内部に挿入され、他方の端部が前記筐体と前記透明容器との間に形成される内部領域に配置される管路と、前記管路の途中に設けられるポンプと、前記燃料消費量に関する情報に基づいて、前記ポンプの送出流量を制御する流量制御装置とを備えており、前記内部領域には、前記第2の液体が充填されており、前記ポンプの駆動により、前記内部領域における前記第2の液体が前記透明容器内に導かれる燃料消費量表示装置により達成される。
また、前記管路の一方の端部は、前記透明容器内に収納される前記第1の液体および前記第2の液体の境界近傍に配置されていることが好ましい。
また、前記燃料消費量に関する情報は、単位時間当たりの燃料消費量であり、 前記流量制御装置は、前記単位時間当たりの燃費消費量と同一となるように前記送出流量を制御することが好ましい。
また、前記第1の液体は、前記第2の液体と異なる色を有することが好ましい。
本発明によれば、燃料消費量を確実に認識することができる燃料消費量表示装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る燃料消費量表示装置を示す概略構成図である。 図1に示す燃料消費量表示装置の他の実施例を示す概略構成図である。 図1に示す燃料消費量表示装置の他の実施例を示す概略構成図である。 図1に示す燃料消費量表示装置の他の実施例を示す概略構成図である。 図1に示す燃料消費量表示装置の他の実施例を示す概略構成図である。 図1に示す燃料消費量表示装置の他の実施例を示す概略構成図である。 図1に示す燃料消費量表示装置の他の実施例を示す正面図である。 図1に示す燃料消費量表示装置の他の実施例を示す概略構成図である。
以下、本発明の第1の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料消費量表示装置の概略構成図である。本実施形態に係る燃料消費量表示装置1は、図1に示すように、筐体2と、燃料消費量に関する情報を表示する表示手段3と、光源4と、光源制御装置5と、燃料費用算出装置6と、費用表示部7とを備えている。
筐体2は、表示手段3、光源4、光源制御装置5、燃料費用算出装置6および費用表示部7が取り付けられる正面視矩形状の部材であり、アクリル樹脂やポリエチレンテレフタレート樹脂等の合成樹脂材料や、アルミニウムやステンレス等の金属材料から形成されている。この筐体2は、後述する表示手段3が有する透明容器31が設置される開口部や、光源制御装置5が有する光源スイッチ51が設置される開口部、費用表示部7が設置される開口部を備えている。
表示手段3は、透明容器31と、循環装置32と、流量制御装置33とを備えている。透明容器31は、内部に液体を充填する充填する透明な容器であり、略球体状に形成されている。この透明容器31は、その一部が筐体2から露出するように筐体2の所定の開口部に設置されている。透明容器31の内部に収容されている液体は、互いに比重の異なる第1の液体31aおよび第2の液体31bの混合液により構成されている。第1の液体31aの比重および第2の液体31bの比重は、第2の液体31bの方が第1の液体31aよりも大きくなるように構成されている。したがって、第2の液体31bが透明容器31の下部側に貯留され、第1の液体31aが透明容器31の上部側に貯留されることになる。このような第1の液体31aとしてはエチルアルコール等のアルコール類を例示することができ、第2の液体31bとしては、水を例示することができる。また、第1の液体31aおよび第2の液体31bは、互いに異なる色となるように構成されている。例えば、第1の液体31aが透明であり、第2の液体31bが黄色となるように構成されている。なお、第1の液体31aおよび第2の液体31bの色の組み合わせは、透明および黄色の組み合わせに限定されないことはいうまでもない。
循環装置32は、筐体2の内部に配置されており、透明容器31に収容された第2の液体31bを透明容器31の下部側から上部側に循環させる装置である。この循環装置32は、図1に示すように、透明容器31の上部内部および下部内部を連通する管路321、および、当該管路321を介して第2の液体31bを透明容器31の下部側から上部側に送出するポンプ322を備えている。なお、図1においては、ポンプ322を透明容器31の下方に配置する構成を示しているが、このような構成に特に限定されず、例えば、透明容器31の上方にポンプ322を配置するようにしてもよい。
循環装置32の管路321およびポンプ322により透明容器31の下部側から上部側に導かれた第2の液体31bは、その比重が第1の液体31aよりも大きいため、透明容器31の内部上部側に貯留される第1の液体31aの中を通過して下方に向けて落下し、再度、透明容器31の下部側に貯留されることになる。
流量制御装置33は、筐体2の内部に配置されており、別途、自動車等の車両が備える燃料消費量算出手段が算出する燃料消費量に関する情報を取得できるように構成されている。この流量制御装置33は、燃料消費量に関する情報に基づいて、循環装置32による第2の液体31bの送出流量を制御する装置である。具体的には、自動車等の車両における単位時間当たりの燃料消費量(例えば、1分当たりの燃料消費量や、1秒当たりの燃料消費量など)と同一流量の第2の液体31bが管路321を流れるように、第2の液体31bの流量を増加、減少あるいは一定となるようにポンプ322の駆動を制御する。
光源4は、筐体2内部に配置されており、透明容器31に収容される第1の液体31aおよび第2の液体31bを照射可能に構成されている。本実施形態においては、光源4を筐体2内部であって透明容器31の下部側に配置しているが、このような配置に特に限定されず、透明容器31の上部側に配置するようにしてもよい。光源4を備えることにより、夜間やトンネル内部においても透明容器31内部を上方から下方に向けて流れる第2の液体31bを容易に確認することができる。
光源制御装置5は、光源4の輝度および色調のうちの少なくとも一方を制御する制御装置であり、筐体2内部に配置されている。また、この光源制御装置5は、筐体2の外部に突出する回転式の光源スイッチ51を備えており、この光源スイッチ51を回転させることにより、光源4のON・OFF制御や、光源4の輝度又は色調を変更できるように構成されている。このような構成により、透明容器31に収容されている第1の液体31aおよび第2の液体31bを運転者の所望な輝度又は色調に照射することができる。また、光源制御装置5を自動車等の車両のヘッドライトスイッチと連動するように構成し、ヘッドライトスイッチを操作して車両のヘッドライトを点灯させた場合に、自動的に光源制御装置5が光源4を点灯させるように構成してもよい。
燃料費用算出装置6は、別途、自動車等の車両が備える燃料消費量算出手段が算出する燃料消費量および単位体積あたりの燃料費用に基づいて、累積燃料費用を算出する算出手段であり、筐体2内部に配置されている。また、費用表示部7は、燃料費用算出装置6が算出した累積燃料費用を表示するとともに、単位体積あたりの燃料費用を燃料費用算出装置6に入力する際に使用される表示部である。なお、この費用表示部7は、例えば、小数点第1位までの金額を表示するように構成されている。
単位体積あたりの燃料費用に関する情報は、燃料費用入力スイッチ61を操作することにより燃料費用算出装置6に入力できるように構成されている。具体的に説明すると、例えば、燃料費用入力スイッチ61を2秒以上長押しすることにより、累積燃料費用の計算がリセットされ、費用表示部7に「0」を表示させる。その後、所定の1リットル当たりの燃料費用(例えば、100円)が表示されるまで燃料費用入力スイッチ61を回転させて、再度、燃料費用入力スイッチ61を押下することにより入力が完了するように構成されている。
また、この燃料費用算出装置5は、算出した累積燃料費用と、実際に発生した費用との間に誤差が発生した場合に、この誤差を修正する補正演算部(図示せず)を更に備えていることが好ましい。補正演算部は、算出した累積燃料費用に別途入力される補正値を乗ずることにより、補正後の累積燃料費用を算出できるように構成されている。例えば、燃料費用算出装置5が算出した累積燃料費用が5000円であり、実際に発生した費用が5500円であるような場合、補正値=1.1(5500円/5000円)を算出した累積燃料費用に乗ずることにより累積燃料費用を補正する。補正値は、別途設けられる補正値入力操作部(図示せず)を用いて入力できるように構成されている。なお、上述の燃料費用入力スイッチ61を操作することにより入力できるように構成してもよい。
本実施形態に係る燃料消費量表示装置1は、上述のように、循環装置32の駆動により、透明容器31内部に収容されている第2の液体31bを、透明容器31の下部側から上部側に循環させ、透明容器31の上部から第1の液体31a内を落下するように構成し、さらに、燃料消費量に関する情報に基づいて、流量制御装置33が循環装置32による第2の液体31bの送出流量を制御するように構成されているので、自動車等の車両の走行状態(アイドリング状態を含む)に応じて実際に消費されている燃料の量を運転者が極めて容易に認識することができる。この結果、車両の運転時における燃料消費量を低下させようとする意識が運転者に強く働くことになり、省燃費化運転を効果的に行うことが容易となる。
また、第1の液体31aと第2の液体31bとが、互いに異なる色となるように構成されているので、循環装置32により透明容器31の下部側から上部側に循環し、透明容器31の上部から下部に向けて落下する第2の液体31bを認識しやすくなる。
また、流量制御装置33は、単位時間当たりの燃費消費量と同一となるように循環装置32による第2の液体31bの送出流量を制御するように構成されているため、車両の運転者は、車両の走行時あるいはアイドリング時において消費される実際の燃料の量を直接的に視覚で認識することができる。この結果、車両の運転時における燃料消費量を低下させようとする意識がより一層強く運転者に働くことになり、省燃費化運転を極めて効果的に行うこと可能となる。
また、燃料消費量および単位体積あたりの燃料費用に基づいて累積燃料費用を算出する燃料費用算出装置6と、算出された累積燃料費用を表示する費用表示部7とを更に備えているため、表示手段3による瞬間的な燃料消費量の認識だけでなく、走行に要した燃料費用をも認識できるので、省燃費化運転の励行を運転者に対してより効果的に惹起させることが可能になる。
以上、本発明に係る燃料消費量表示装置1の第1の実施形態について説明したが、燃料消費量表示装置1の具体的構成は、上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態においては、透明容器31に収容される液体を、互いに比重の異なる第1の液体31aおよび第2の液体31bの混合液により構成しているが、単一の液体を透明容器31に収容して燃料消費量表示装置1を形成することもできる。このような場合、透明容器31に収容される単一の液体の液量は、透明容器31の容積の略半分程度とすることが好ましい。このような構成であっても、循環装置32により透明容器31の下部側から上部側に循環した単一の液体が、透明容器31の内部をその上部から下方に向けて落下するので、車両において実際に消費されている燃料消費量を運転者が直接的に認識することができる。この結果、自動車等の車両の運転時における燃料消費量を低下させようとする意識が運転者に強く働くことになり、省燃費化運転を効果的に行うことが可能となる。
また、上記実施形態においては、循環装置32の駆動により、透明容器31内部に収容されている第2の液体31bを、透明容器31の下部側から上部側に循環させ、透明容器31の上部から第1の液体31a内を落下するように構成しているが、図2に示すように、循環装置32により流送される液体の流れる方向を逆向きに設定し、透明容器31内部の上部に収容されている第1の液体31aを、透明容器31の上部側から下部側に循環させるようにしてもよい。このような構成を採用した場合、透明容器31の下部に導かれた比重の小さい第1の液体31aが、比重の大きい第2の液体31b内を上方に向けて浮上するように燃料消費量表示装置1を構成することができる。このような構成であっても、自動車等の車両の走行状態(アイドリング状態を含む)に応じて実際に消費されている燃料の量を運転者が極めて容易に認識することができ、車両の運転時における燃料消費量を低下させようとする意識が運転者に強く働くことになり、省燃費化運転を効果的に行うことが容易となる。
次に、本発明の第2の実施形態について添付図面を参照して説明する。図3は、本発明の第2の実施形態に係る燃料消費量表示装置の概略構成図である。第2の実施形態に係る燃料消費量表示装置1は、図3に示すように、筐体2と、燃料消費量に関する情報を表示する表示手段3と、光源4と、光源制御装置5と、燃料費用算出装置6と、費用表示部7とを備えている。なお、光源4、光源制御装置5、燃料費用算出装置6および費用表示部7は、上述した第1の実施形態と同様の構成を有しているため、詳細な説明は省略する。
筐体2は、その内部を上部空間2aと下部空間2bとに分割する仕切板21を備えている。上部空間2a側の筐体2の側面には開口部が形成されており、この開口部から透明容器31の一部が外部に露出するように、透明容器31は、上部空間2a内に配置されている。また、筐体2の上部空間2aが、透明容器31が設置された状態で密閉状となるように、透明容器31は、開口部に密接するように固定されている。
表示手段2は、透明容器31と、循環装置32と、流量制御装置33とを備えている。透明容器31は、内部に液体を充填する充填する透明な容器であり、略球体状に形成されている。透明容器31の下方には、循環装置32が配置されている。この循環装置32は、透明容器31の下部に一方の端部321aが接続する管路321と、当該管路321の途中に配置されるポンプ322とを備えている。管路321の一部分及びポンプ322は、筐体2の下部空間2b内に設置されるように構成されている。管路321の他方の端部321bは、仕切板21を介して筐体2の上部空間2a側に配置されている。このような構成によりポンプ322が途中に配置される管路321は、透明容器31と、筐体2と透明容器31との間に形成される内部領域とを連通することになる。また、透明容器31の上部には、透明容器31の内外を貫通する液体流入孔31cが形成されている。
透明容器31の内部に収容される液体は、互いに比重の異なる第1の液体31aおよび第2の液体31bの混合液により構成されている。第1の液体31aの比重および第2の液体31bの比重は、第2の液体31bの方が第1の液体31aよりも大きくなるように構成されている。また、筐体2と透明容器31との間に形成される筐体2の内部領域にも、第2の液体31bが収容されている。なお、筐体2と透明容器31との間に形成される筐体2の内部領域には、空気が存在しないように第2の液体31bを充填することが好ましい。このような第1の液体31aとしてはエチルアルコール等のアルコール類を例示することができ、第2の液体31bとしては、水を例示することができる。また、第1の液体31aおよび第2の液体31bは、互いに異なる色となるように構成されている。例えば、第1の液体31aが透明であり、第2の液体31bが黄色となるように構成されている。なお、第1の液体31aおよび第2の液体31bの色の組み合わせは、透明および黄色の組み合わせに限定されないことはいうまでもない。
流量制御装置33は、筐体2の下部空間2b内部に配置されており、別途、自動車等の車両が備える燃料消費量算出手段が算出する燃料消費量に関する情報を取得できるように構成されている。この流量制御装置33は、燃料消費量に関する情報に基づいて、循環装置32による第2の液体31bの送出流量を制御する装置である。具体的には、自動車等の車両における単位時間当たりの燃料消費量(例えば、1分当たりの燃料消費量や、1秒当たりの燃料消費量など)と同一流量の第2の液体31bが管路321を流れるように、第2の液体31bの流量を増加、減少あるいは一定となるようにポンプ322の駆動を制御する。
なお、光源4は、筐体2の上部空間2a内に配置されており、耐水構造を有するように構成されている。また、光源制御装置5、燃料費用算出装置6および費用表示部7は、筐体2の下部空間2b内に配置されている。
このように構成された第2の実施形態に係る燃料消費量表示装置1は、ポンプ322を駆動させることにより、透明容器31の下部に貯留される第2の液体31bを、筐体2と透明容器31との間に形成される筐体2の内部領域に導くことができ、その結果、もともと内部領域に存在していた第2の液体31bの一部が、押し出されて透明容器31の上部に形成される液体流入孔31cを介して透明容器31内部に導かれることになる。透明容器31内に導かれた第2の液体31bは、透明容器31内にある第1の液体31aよりも、比重が大きいため、第1の液体31aの内部を通過して、下方に落下することになる。
ポンプ322が送出する送出流量は、自動車等の車両が消費する燃料消費量に対応するように制御されているので、車両の走行状態(アイドリング状態を含む)に応じて実際に消費されている燃料の量を運転者が極めて容易に認識することができる。この結果、車両の運転時における燃料消費量を低下させようとする意識が運転者に強く働くことになり、省燃費化運転を効果的に行うことが容易となる。
また、第1の液体31aと第2の液体31bとが、互いに異なる色となるように構成されているので、循環装置32により透明容器31の下部側から上部側に導かれ、透明容器31の上部から下部に向けて落下する第2の液体31bを認識しやすくなる。
また、流量制御装置33は、単位時間当たりの燃費消費量と同一となるように循環装置32による第2の液体31bの送出流量を制御するように構成されているため、車両の運転者は、車両の走行時あるいはアイドリング時において消費される実際の燃料の量を直接的に視覚で認識することができる。この結果、車両の運転時における燃料消費量を低下させようとする意識がより一層強く運転者に働くことになり、省燃費化運転を極めて効果的に行うことが可能となる。
以上、本発明に係る燃料消費量表示装置1の第2の実施形態について説明したが、燃料消費量表示装置1の具体的構成は、上記実施形態に限定されない。例えば、第2の実施形態における燃料消費量表示装置1は、ポンプ322および流量制御装置33を筐体の下部空間2bに配置するような構造を採用しているが、ポンプ322および流量制御装置33を耐水構造とした場合には、これらを筐体2の上部空間2a内に配置することもできる。
また、上記第2の実施形態においては、循環装置32の駆動により、透明容器31内部に収容されている第2の液体31bを、筐体2と透明容器31との間に形成される筐体2の内部領域に導くとともに、当該領域に存在する第2の液体31bを液体流入孔31cを介して第1の液体31a内を落下するように構成しているが、図4や図5に示すように、循環装置32により流送される液体の流れる方向を逆向きに設定し、透明容器31と筐体2の上部空間2aとの間に存在する第2の液体31bを透明容器31内に導き、透明容器31内部の上部に収容されている第1の液体31a中を噴水のように流動するように構成してもよい。なお、図4および図5においては、説明の便宜上、光源4の記載を削除している。このような構成を採用する場合、例えば、上記第2の実施形態において形成されていた透明容器31の上部の液体流入孔31cを省略すると共に、透明容器31の下部に当該透明容器の内外を貫通する液体流出孔31dを形成する。そして、循環装置32における管路321の一方の端部321aが、透明容器31内の第1の液体31aと第2の液体31bとの境界Z近傍に存在するように、液体流出孔31dを介して透明容器31の内部に管路321を設置する。液体流出孔31dの直径は、この液体流出孔31dに挿入される管路321の外形よりも大きくなるように構成し、透明容器31内の第2の液体31bが、液体流出孔31dと管路321との隙間を通過して自由に流出できるようにする。
このような構成を採用した場合、上述したような少燃費化運転を効果的に行うことができるという効果を得ると共に、噴水のように湧き上がる第2の液体31bの流動により視覚的な楽しみを得ることができる。また、とかく殺風景となりがちな車両の車内空間に装飾効果を与えることができので、車両の運転時における運転者の精神的な緊張感を和らげることができ、交通安全にも役立つという効果を有する。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、流量制御装置33は、別途、自動車等の車両が備える燃料消費量算出手段が算出する燃料消費量に関する情報を取得できるように構成されており、この燃料消費量に関する情報として、単位時間当たりの燃料消費量(例えば、1分当たりの燃料消費量や、1秒当たりの燃料消費量など)を採用し、この単位時間当たりの燃費消費量と同一となるように循環装置32による送出流量を制御するように構成されているが、このような構成に特に限定されない。例えば、流量制御装置33が、車両等が消費する1分当たりの燃料消費量、或いは、1秒当たりの燃料消費量のN倍あるいは1/N倍(ここで、Nは任意の定数)の流量となるように循環装置32の送出流量を制御するように構成してもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、透明容器31を略球体形状となるように形成しているが、このような形状に特に限定されず、例えば、図6に示すように、瓢箪を模した形状等種々の形状となるように形成することができる。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、筐体2を正面視矩形状となるように形成しているが、このような形状に特に限定されず、例えば、図7に示すように、正面視において上部が半円状であり、下部が矩形状となるような形状等、種々の形状となるように形成することができる。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、光源制御装置5および燃料費用算出装置6をそれぞれ別体として構成しているが、これらを図8に示すように単一のユニット8として構成してもよい。このような場合、例えば、光源制御モード及び燃料費用入力モードを切り替える押しボタン式のモード切替スイッチ81と、回転式の調節スイッチ82とを備えるように構成することができる。モード切替スイッチ81は、例えば、2秒以下の短い時間の押下により光源制御モードとなり、2秒以上の長押しで燃料費用入力モードとなるように機能設定されている。光源制御モードになった場合には、調節スイッチ82を回転させることにより、光源4のON・OFF制御や、光源4の輝度又は色調を変更できるように構成されている。また、燃料費用入力モードになった場合には、調節スイッチ82を回転させることにより、所定の1リットル当たりの燃料費用(例えば、100円)を入力できるように構成されている。なお、更に、調節スイッチ82を用いて累積燃料費用の誤差修正時に入力する補正値を入力できるように構成してもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、主に、自動車やトラック等の車両の燃料消費量を効果的に認識する場合を想定して、本発明に係る燃料消費量表示装置1を説明してきたが、車両以外の装置、例えば、石油ストーブやボイラー等燃料を消費する装置に対して、本発明に係る燃料消費量表示装置1を適用することもできる。
1 燃料消費量表示装置
2 筐体
3 表示手段
31 透明容器
31a 第1の液体
31b 第2の液体
32 循環装置
321 管路
322 ポンプ
33 流量制御装置
4 光源
5 光源制御装置
51 光源スイッチ
6 燃料費用算出装置
61 燃料費用入力スイッチ
7 費用表示部

Claims (10)

  1. 燃料消費量に関する情報を表示する表示手段を備える燃料消費量表示装置であって、
    前記表示手段は、
    液体が収納された透明容器と、
    前記透明容器の下部側から上部側に前記液体を循環させる循環装置と、
    前記燃料消費量に関する情報に基づいて、前記循環装置による前記液体の送出流量を制御する流量制御装置とを備える燃料消費量表示装置。
  2. 前記循環装置は、前記透明容器の上部および下部を連通する管路、および、前記管路を介して前記液体を前記透明容器の下部側から上部側に送出するポンプを備える請求項1に記載の燃料消費量表示装置。
  3. 前記液体は、互いに比重の異なる第1の液体および第2の液体の混合液である請求項1又は請求項2に記載の燃料消費量表示装置。
  4. 燃料消費量に関する情報を表示する表示手段を備える燃料消費量表示装置であって、
    前記表示手段は、
    第1の液体および該第1の液体よりも比重の大きい第2の液体の混合液が収納された透明容器と、
    前記透明容器の上部側から下部側に前記第1の液体を循環させる循環装置と、
    前記燃料消費量に関する情報に基づいて、前記循環装置による前記第1の液体の送出流量を制御する流量制御装置とを備える燃料消費量表示装置。
  5. 前記循環装置は、前記透明容器の上部および下部を連通する管路、および、前記管路を介して前記第1の液体を前記透明容器の上部側から下部側に送出するポンプを備える請求項4に記載の燃料消費量表示装置。
  6. 燃料消費量に関する情報を表示する表示手段と、該表示手段を収納する筐体とを備える燃料消費量表示装置であって、
    前記表示手段は、
    上部に貫通孔を有し、第1の液体および該第1の液体よりも比重の大きい第2の液体の混合液が収納される透明容器と、
    前記透明容器の下部に接続し、前記筐体と前記透明容器との間に形成される内部領域および前記透明容器内部を連通する管路と、
    前記管路の途中に設けられ、前記透明容器に収容された前記第2の液体を前記内部領域に導くポンプと、
    前記燃料消費量に関する情報に基づいて、前記ポンプによる前記第2の液体の送出流量を制御する流量制御装置とを備えており、
    前記内部領域には、前記第2の液体が充填されている燃料消費量表示装置。
  7. 燃料消費量に関する情報を表示する表示手段と、該表示手段を収納する筐体とを備える燃料消費量表示装置であって、
    前記表示手段は、
    下部に貫通孔を有し、第1の液体および該第1の液体よりも比重の大きい第2の液体の混合液が収納される透明容器と、
    前記貫通孔を介して一方の端部が前記透明容器内部に挿入され、他方の端部が前記筐体と前記透明容器との間に形成される内部領域に配置される管路と、
    前記管路の途中に設けられるポンプと、
    前記燃料消費量に関する情報に基づいて、前記ポンプの送出流量を制御する流量制御装置とを備えており、
    前記内部領域には、前記第2の液体が充填されており、前記ポンプの駆動により、前記内部領域における前記第2の液体が前記透明容器内に導かれる燃料消費量表示装置。
  8. 前記管路の一方の端部は、前記透明容器内に収納される前記第1の液体および前記第2の液体の境界近傍に配置されている請求項7に記載の燃料消費量表示装置。
  9. 前記燃料消費量に関する情報は、単位時間当たりの燃料消費量であり、
    前記流量制御装置は、前記単位時間当たりの燃費消費量と同一となるように前記送出流量を制御する請求項1から請求項8のいずれかに記載の燃料消費量表示装置。
  10. 前記第1の液体は、前記第2の液体と異なる色を有する請求項3から請求項9のいずれかに記載の燃料消費量表示装置。
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