JP4452902B2 - Game machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技球を発射する発射装置と、当該発射装置における遊技球の発射速度を調整するために操作する操作装置とを備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の一つであるパチンコ機は、パチンコ球を遊技盤面に向けて発射する発射装置と、当該発射装置におけるパチンコ球の発射速度を調整するために操作するハンドルとを備えているのが普通である。この場合、ハンドルを回して操作する操作量を大きくすると、発射装置から発射されるパチンコ球の発射速度もまたほぼ線形的に(ほぼ比例して)大きくなるように設定されている。すなわち、パチンコ球の発射速度が小さいときは発射レール端部からあまり遠くには飛ばず、当該発射速度が大きいときは発射レール端部から遠くに飛ぶ。したがって、遊技者等は遊技盤面上の希望する位置にパチンコ球が到達するように、ハンドルの操作量を調整して遊技する。
【0003】
ところで、人間の手は手首や腕を使って回せる角度(回転角)は制限され、さらに肘をつきながら比較的楽に手を回せる角度は小さい。そのため、遊技の際にハンドルを操作する操作量の範囲を人間の特性に合わせて調整する必要がある。具体的には、ハンドルの操作量に対する発射速度の変化率を大きくするとともに、操作量が変わっても当該変化率がほぼ一定になるように調整している。この調整方法によれば、発射速度が変化する範囲を制限すると、ハンドルを操作する操作量の範囲を小さくすることができる。また、操作量が変化する範囲を制限すると、発射速度の範囲を広げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術ではハンドルの操作量に対する発射速度の変化率が大きくほぼ一定であるため、ほんの少しハンドルを回しただけでも発射速度が大きく変化してしまう。そのため、遊技盤面上の狙った位置にパチンコ球が到達する発射速度になるように、ハンドルの操作量を微調整するのは難しい。
一方、ハンドルの操作量に対する発射速度の変化率を小さくするとともに、操作量が変わっても当該変化率がほぼ一定になるように調整する方法が考えられる。この調整方法では、ハンドルを操作して得られる発射速度の範囲が狭くなってしまう。また、発射速度の範囲を広くしようとすると操作量の範囲も大きくせざるを得ないため、人間の手の特性によってハンドルの操作は容易でない。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、遊技球の発射速度の範囲を広げながらも当該発射速度の微調整ができるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段1】
課題を解決するための手段1は、請求項1に記載した通りである。
ここで、請求項1に記載した用語については以下のように解釈する。当該解釈は他の請求項および発明の詳細な説明についても同様である。
(1)「第1区間」と「第2区間」は隣接していてもよく、離散していてもよい。「第1区間」または「第2区間」は、いずれも複数の区間によって構成してもよい。区間の大きさ(幅)は任意であり、固定してもよく変化させてもよい。
(2)「前記操作量に対する前記発射速度の変化率」には正の値だけでなく、零や負の値をも含む。ただし、変化率の大小関係を判別するときは、当該変化率の絶対値によって大小を判別するものとする。
【0006】
当該手段1によれば、第1区間と第2区間とでは操作量に対する発射速度の変化率が異なる。変化率が異なっていることから、いずれか一方の区間は他方の区間と比べると当該変化率は大きいか小さい。変化率が大きい区間では、ほんの少し操作量を変化させただけでも発射速度が大きく変化するので、発射速度の範囲を広げることができる。また、変化率が小さい区間では、操作量を変化させても発射速度はそれほど変化しないので、発射速度を微調整することができる。
【0007】
【課題を解決するための手段2】
課題を解決するための手段2は、請求項2に記載した通りである。
当該手段2によれば、可変部材は操作量に対する発射速度の変化率を第1区間と第2区間とで異ならせている。そのため、操作装置で操作された操作量は可変部材によって変換されて発射装置に伝達することになる。そして、発射装置では変換された操作量に従って遊技球を発射する。第1区間と第2区間とでは操作量に対する発射速度の変化率が異なることから、いずれか一方の区間は他方の区間に比べると当該変化率は大きいか小さい。したがって、発射速度の範囲を広げるとともに、発射速度を微調整することができる。
【0008】
【課題を解決するための手段3】
課題を解決するための手段3は、請求項3に記載した通りである。
当該手段3によれば、記録媒体には操作量と発射速度との関係が記録されており、当該関係は操作量に対する発射速度の変化率を第1区間と第2区間とで異ならせている。信号出力手段は、検出器で検出された操作量に対応する発射速度を記録媒体を参照して取得して発射信号を発射装置に出力する。そして、発射装置は当該発射信号によって指定された発射速度で遊技球を発射する。第1区間と第2区間とでは操作量に対する発射速度の変化率が異なることから、いずれか一方の区間は他方の区間に比べると当該変化率は大きいか小さい。したがって、発射速度の範囲を広げるとともに、発射速度を微調整することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は、図1を参照しながら本発明を概念的に説明する。
図1(A)に示す本発明の遊技機は、遊技球6を発射する発射装置8と、当該発射装置8における遊技球6の発射速度Vを調整するために操作する操作装置2と、操作装置2によって操作された操作量Tに対する発射速度Vを取得して発射装置8に伝達する操作量変換手段4とを備える。操作装置2で操作可能な操作量Tの範囲には第1区間I2と第2区間I4とを含む。操作量変換手段4は、図1(B)に示すように操作量Tに対する発射速度Vの変化率を第1区間I2と第2区間I4とで異ならせている。なお、操作量変換手段4は、カム等を用いて機構的に実現する方法と、回転角センサ等を用いて制御的に実現する方法と、これらを組み合わせた方法とがある。
【0010】
上記のように構成した遊技機によれば、第1区間I2と第2区間I4とでは操作量Tに対する発射速度Vの変化率が異なる。変化率が異なっていることから、いずれか一方の区間は他方の区間と比べると当該変化率は大きいか小さい。変化率が大きい区間では、ほんの少し操作量Tを変化させただけでも発射速度Vが大きく変化するので、発射速度Vの範囲を広げることができる。また、変化率が小さい区間では、操作量Tを変化させても発射速度Vはそれほど変化しないので、発射速度Vを微調整することができる。
図1(B)に示す例では、第1区間I2における発射速度Vの変化率K2は、第2区間I4における発射速度Vの変化率K4に比べて小さいので、発射速度Vを微調整することができる。一方、第2区間I4では発射速度Vの変化率が大きいので、発射速度Vの範囲を広げることができる。
【0011】
〔実施の形態2〕
実施の形態2は、遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用した例であって、本発明を機構的に実現する態様である、この実施の形態2は、図2〜図8を参照しながら説明する。ここで、図2はパチンコ機の外観を示す正面図である。図3はハンドル装置の構成を示す図である。図4はハンドル装置や発射装置等を前枠に取り付ける方法を示す図である。図5は発射装置の構成を示す図である。図6はカムの形状と発射強度との関係を示す図である。図7は従来のカムと本発明を実現するカムとを比較する図である。図8は回転角と発射強度との関係を示す図である。
【0012】
まず、図2に示すパチンコ機10は、遊技盤12が脱着可能な前枠16に対してガラス枠18と前板22を開閉可能に取り付けるとともに、プレート26を固定する。遊技盤12には囲んだ領域がパチンコ遊技の遊技領域となる案内レール38を装着し、ガラス枠18に嵌め込んだガラスを通して見ることができる。当該遊技領域には、図示しないが賞球を払い出す対象となる入賞装置や遊技状態に応じた図柄等を表示する表示装置、風車、誘導釘等を適宜に配置する。必要に応じて、ガラス枠18の開閉状態を検出する枠開閉センサ20を設けてもよい。
また、装着した案内レール38によって図面左側に発射通路39を形成し、当該発射通路39の下部に発射レール24を配置している。発射通路39と発射レール24との間には、打ち損ねたパチンコ球を下皿31に返却する返却口36を形成する。発射レール24は通常は前板22に隠れて見えない。当該前板22には、賞球等のパチンコ球を発射レール24に誘導する上皿34等を設ける。
さらに、プレート26には、パチンコ球を発射させるために発射速度(発射強度)を調整するハンドル装置28や、賞球等のパチンコ球を一時的に貯留する下皿31、あるいはタバコや吸い殻を入れる灰皿32等を適宜に配置する。
【0013】
次に、ハンドル装置28の構成について、図3を参照しながら説明する。図3(A)に示すハンドル装置28は、所定の範囲で回動操作が可能な操作体40と、上述したプレート26に固定するハンドル本体42と、操作体40の回動操作に伴って回動する操作軸44と、当該操作軸44に装着した操作カム46等を有する。操作体40には、図3(A)に示すように遊技者が操作しやすいように指を配置するための突起部を備える。操作カム46は「可変部材」「非線形手段」に相当し、図3(B)に示すように操作軸44の先端部に装着する。
【0014】
次に、発射装置48の構成と、当該発射装置48とハンドル装置28を前枠16に取り付ける方法とについて、図4を参照しながら説明する。
まず発射装置48は、回転軸52に取り付けた発射カム54を回転させるモータ50と、バネ78によって所定方向に付勢されるとともに発射カム54にローラ62が接することによって往復運動をする打撃部材84と、操作カム46にローラ58が接して連結棒60および連結板66を通じてバネ78の弾性力を変化させるスライド体76等を有する。これらのモータ50,打撃部材84,スライド体76は、いずれも直接または間接に前枠16に取り付ける。なお、上記枠開閉センサ20を設けた場合には、不正遊技等を防止するためにガラス枠18の開放を検出すると発射装置48を作動させないように構成する。
【0015】
次に、発射装置48とハンドル装置28を前枠16に取り付ける方法について説明する。ハンドル装置28の操作軸44は図示しない前枠16の貫通孔に通した後、モータ50を取り付ける側で操作カム46を装着する。操作カム46はケース体56の長孔に沿ってスライド可能なローラ58と接触させる。ローラ58は、図5に示すように回動軸59を中心に回動する回動体57に設ける。当該回動体57の回動軸59とは反対側端部に連結棒60の一端側を取り付ける。この操作カム46と回動体57によって、操作軸44の回転運動を連結棒60の往復運動(スライド運動)に変換することができる。
そして、連結棒60の他端側には連結板66の一端側を接続する。連結板66は前枠16に取り付けた回動軸68を中心に回動可能になっており、連結板66の他端側にはスライド体76の一端側を接続する。前枠16に取り付けたスライド基体72は長孔74を有し、上記スライド体76の凸片70が長孔74に沿ってスライド可能になっている。
【0016】
また図5に示すように、打撃部材84は回動軸64を中心に往復運動可能にするとともに、当該打撃部材84の一端側に自由回転可能に設けたローラ62を発射カム54に接触させる。打撃部材84における回動軸64の近傍には凸片80を設ける。この凸片80と、スライド体76の凸片70との間にはバネ78を架け渡す。この構造では、打撃部材84はバネ78によって所定方向(図4の例では図面右下方向)に付勢されることになる。前枠16には打撃部材84の運動範囲を制限するストッパ82を取り付ける。
打撃部材84の他端側に設けた頭部85には、パチンコ球Bの発射速度を高めるためにバネを巻き付けている。頭部85はパチンコ球Bを直接打つのではなく、発射レール24上に供給されたパチンコ球Bを止める役割も兼ね備えた打撃板88を介して打つ。発射レール24上に複数個のパチンコ球Bが供給されると、当該複数個のパチンコ球Bの重みによって打撃板88で支えきれなくなる場合がある。このような状態を防止するため、パチンコ球Bが供給される側とは反対側にストッパ86を設けている。
【0017】
上記の構成によれば、図4および図5において、ハンドル装置28の操作体40を矢印D2方向に回転させると操作カム46も同じ方向に回転し、操作カム46に接するローラ58がケース体56の長孔をスライドする。このスライド方向は連結棒60の移動方向すなわち矢印D4方向であり、連結板66によってスライド体76はスライド基体72の長孔74を矢印D6方向(矢印D4方向と逆方向)にスライドする。その結果、凸片80と凸片70との間隔が広がってバネ78の弾性力が高まるので、パチンコ球Bを発射させる発射強度も高まる。当該発射強度と発射速度はほぼ比例するため、操作体40を矢印D2方向に多く回転させるにつれてパチンコ球Bの発射速度が大きくなる。
【0018】
次に、操作カム46の輪郭形状と発射強度(発射速度)との関係について、図6を参照しながら説明する。操作軸44に装着する操作カム46は、例えば図6(A)において実線で示すような輪郭形状46aに形成する。当該輪郭形状46aによって得られるパチンコ球Bの発射強度Mは、図6(B)に示すような関係になる。すなわち、操作体40を操作する回転角θが角度θ2から角度θ4までの区間J2では、回転角θが増えるにつれて発射強度Mもほぼ比例して高くなる。また、角度θ6から角度θ8までの区間J4では、回転角θが増えるにつれて発射強度Mは比例する以上に高くなる。上述したように、パチンコ球Bの発射速度は発射強度Mとほぼ比例することから、区間J2におけるパチンコ球Bの発射速度の変化率は区間J4よりも小さい。したがって、区間J2では発射速度を微調整することができ、区間J4では発射速度の範囲を広げることができる。よって、区間J2と区間J4とでパチンコ球Bの発射速度を非線形的に変化させることができる。
なお、区間J2は区間J4に比べて発射速度の変化率を小さくする形態に代えて、区間J2は区間J4に比べて発射速度の変化率を大きくしてもよい。こうすれば、区間J2では発射速度の範囲を広げられ、区間J4では発射速度を微調整することができる。
【0019】
このように、区間J4におけるパチンコ球Bの発射速度の変化率が区間J2よりも大きくなる理由を、図7を参照しながら説明する。図7(A)には操作体40を操作する回転角θがゼロの場合を示す。このとき、凸片80と凸片70との間は距離L2だけ離れている。そして、従来の輪郭形状46bを有する操作カム46を用いた場合において回転角θを最大値にした状態を図7(B)に示す。同様に、本発明を実現する輪郭形状46aを有する操作カム46を用いた場合において回転角θを最大値にした状態を図7(C)に示す。凸片80と凸片70との間は、図7(B)に示す従来の操作カム46の場合は距離L4になり、図7(C)に示す本発明を実現する操作カム46の場合は距離L6になる。図からも明らかなように、輪郭形状46aを有する操作カム46は輪郭形状46bを有する操作カム46に比べると、区間J4における中心からの距離が大きいために凸片80と凸片70との距離も大きくなる〔図6(A)参照〕。したがって、凸片80と凸片70との距離が大きくなればバネ78の弾性力(すなわち発射強度M)も高まり、ひいてはパチンコ球Bの発射速度も高くなる。
【0020】
上記実施の形態2によれば請求項1に対応し、区間J2(第1区間)と区間J4(第2区間)とでは、操作体40の回転角θ(操作量)に対する発射強度Mすなわち発射速度の変化率が異なる〔図6参照〕。変化率が大きい区間J4では、ほんの少し回転角θを変化させただけでも発射速度が大きく変化するので、発射速度の範囲を広げることができる。また、変化率が小さい区間J2では、回転角θを変化させても発射速度はそれほど変化しないので、発射速度を微調整することができる。
また、請求項2に対応し、操作カム46(可変部材)は回転角θに対する発射速度の変化率を区間J2と区間J4とで異ならせている。そのため、ハンドル装置28(操作装置)で操作された回転角θは操作カム46によって変換されて発射装置48に伝達することになる。そして、発射装置48では変換された回転角θに従ってパチンコ球Bを発射する。区間J2と区間J4とでは回転角θに対する発射速度の変化率が異なるので、区間J4では発射速度の範囲を広げられ、区間J2では発射速度を微調整することができる。
【0021】
上記実施の形態2では、図6(A)に示す輪郭形状46aを形成した操作カム46によって、発射速度が比例的(直線的)に変化する区間J2と、発射速度が加速度的(曲線的)に変化する区間J4との組み合わせとした。この形態に限らず、輪郭形状46aを他の形状に形成することにより、他の組み合わせについても同様に本発明を適用することができる。当該他の組み合わせとしては、次に示す態様がある。
(a1)区間J2と区間J4とでともに発射速度を比例的に変化させるが、区間J2と区間J4とで比例係数を異ならせる。例えば図8(A)に示すように、角度θ10から角度θ12までの区間J10と、角度θ14から角度θ16までの区間J14との関係が該当する。こうすれば、発射速度の変化率は異なるものの比例的に発射速度が変化するので、遊技者等は所望の発射速度にするのに操作体40の回転角θをどのぐらい回転させたらよいかを推測しながら操作することができる。したがって、発射速度の調整が容易になる。
(a2)いずれか一方の区間について、発射速度の変化率をほぼゼロにする。例えば図8(A)に示すように、角度θ12から角度θ14までの区間J12が該当する。図8(A)に示す区間J12の例では、角度θ12から角度θ14までの間で操作体40を操作しても発射速度がほとんど変化しない。こうして操作体40を多少操作しても発射速度がほとんど変化しないので、発射させたパチンコ球Bを遊技領域のほぼ一定位置に到達させることができる。なお、図8における区間J10と区間J14は、二点鎖線で示すようにそれぞれ加速度的(曲線的)に発射速度を変化させてもよい。こうすれば、当該区間において発射速度の範囲を広げることができる。
(a3)操作体40で操作可能な全区間において発射速度を加速度的(曲線的)に変化させる。例えば、図8(B)に実線や二点鎖線で示すように操作量に対する発射速度を変化させる。この場合であっても、区間J20と区間J22とでは発射速度の変化率が異なる。すなわち図から明らかなように、発射速度にほぼ比例する発射強度Mについて、{M14−M12}>{M12−M10}である。こうして次第に発射速度の変化率を大きく(小さく)することができるので、発射速度の範囲を広げるとともに、発射速度を微調整する区間を確保できる。
【0022】
〔実施の形態3〕
次に、実施の形態3は遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用した例であって、本発明を制御的に実現する態様である。この実施の形態3は、図9〜図12を参照しながら説明する。ここで、図9は発射装置の構成を示す図である。図10は枠制御基板の構成を示すブロック図である。図11,図12は発射制御処理を示すフローチャートである。
なお、パチンコ機10の構成等は同様であるので、説明を簡単にするために実施の形態3では実施の形態1と異なる点を説明する。したがって、図1,図2等に示す要素と同一の要素には同一の符号を付し、当該要素の説明も省略する。
【0023】
まず、図2に示すパチンコ機10には、ハンドル装置28(具体的には図3等に示す操作体40)が操作された回転角θを検出する回転角センサ29、またはパチンコ球Bの発射速度を調整する調整器30のいずれか一方を新たに備える。
回転角センサ29には例えばロータリエンコーダやレゾルバ等を用いるが、必要に応じて遊技者の手がハンドル装置28に触れているか否かを検出する接触センサとしての機能をも備えてよい。調整器30には、例えば可変抵抗器や可変コンデンサ,可変インダクタンス、あるいはロータリスイッチ等を用いる。なお、可変コンデンサ,可変インダクタンスを調整器30として用いた場合には接触部位がないので、故障が少なく、耐用年数を延ばすことができる。
【0024】
次に、発射装置94の構成について図9を参照しながら説明する。図9(A)にはソレノイド96から打撃伝達部材92を介して間接的にパチンコ球Bを発射させる構成を示し、図9(B)にはソレノイド96によって直接的にパチンコ球Bを発射させる構成を示す。ここで、ソレノイド96および打撃伝達部材92は、いずれも直接または間接に前枠16に対して取り付けられている。
【0025】
図9(A)に示す発射装置94は、矢印D8方向(図面左右方向)に往復運動可能なロッド98を有するソレノイド96と、回動軸90を中心に回動可能な打撃伝達部材92とを備える。ソレノイド96を作動させてロッド98を図面左側に向けて運動させると、当該ロッド98が打撃伝達部材92の一端側に当たる。こうした当たったときの衝撃力は打撃伝達部材92の他端側を通じて打撃板88に伝達され、発射レール24上でパチンコ球Bを発射させる。このようにソレノイド96とパチンコ球Bとの間に打撃伝達部材92を介在させると、ソレノイド96を前枠16上の任意位置に取り付けることができる。なお、打撃伝達部材92のような衝撃力を伝達する部材を複数個連結してもよく、この場合にはソレノイド96の配置にかかる自由度がさらに増す。
図9(B)に示す発射装置94は、図面左側に向けて運動させたロッド98がパチンコ球Bを打撃するような位置に取り付けたソレノイド96を備える。すなわち、発射レール24に対して図面左側にソレノイド96を配置する。こうすれば、ロッド98がパチンコ球Bを直接打撃するので、図9(A)に示す打撃伝達部材92を介在させる場合に比べて打撃力が大きい。したがって、同じ駆動力でソレノイド96を作動させた場合には、パチンコ球Bの発射速度を大きくすることができる。
【0026】
次に、上記ソレノイド96の作動を制御する枠制御基板200の構成について、図10を参照しながら説明する。信号出力手段に相当する枠制御基板200はCPU(プロセッサ)210を中心に構成しており、パチンコ機10でパチンコ遊技を行うにあたって制御する。当該枠制御基板200は、発射制御プログラムや回転角θと駆動力との関係を示す規定するデータなどを格納するROM202、通信データや検出信号などを一時的に格納するRAM204、メイン制御基板100(ホールコンピュータ300)との間で通信を行う通信制御回路206、枠開閉センサ20,回転角センサ29,調整器30などから出力された信号を入力する入力処理回路212、モータ50やソレノイド96などを駆動する駆動信号を出力する出力処理回路214などを備える。これらのCPU210やROM202,RAM204,通信制御回路206,入力処理回路212,出力処理回路214はバス218により相互に接続される。なお、枠制御基板200は後述する非線形手段にも相当する。
【0027】
上記のように構成されたパチンコ機10において、パチンコ球Bの発射速度を調整するための発射制御処理について図11を参照しながら説明する。当該発射制御処理は、図10に示す枠制御基板200においてROM202に格納されている発射制御プログラムをCPU210が適当なタイミング(例えば0.6秒ごとの周期)で実行することによって実現される。
【0028】
図11(A)に示す発射制御処理では、最初に回転角センサ29から回転角θを取得すると(ステップS14)、当該回転角θに対する駆動力Eをテーブル202aを参照して取得する(ステップS16)。回転角センサ29によって回転角θを検出する他の方法としては、操作体40の回転軸と可変抵抗器(あるいは可変コンデンサや可変インダクタンス)とが連動するように設けて抵抗値や電圧値等の電気量に基づいて回転角θを求めてもよい。ROM202に予め記憶したテーブル202aには、図11(B)に示す関係となるように回転角θと駆動力Eとを設定する。図11(B)に示す関係は図6(B)に示す関係に代わるものであるが、図6(B)と比べると縦軸が駆動力Eに変わっているだけである。そのため、図8(A)または図8(B)に示す関係についても同様に適用することができる。駆動力Eはパチンコ球Bの発射速度にほぼ比例するので、区間J2におけるパチンコ球Bの発射速度の変化率は区間J4よりも小さい。したがって、区間J2では発射速度を微調整することができ、区間J4では発射速度の範囲を広げることができる。なお、回転角センサ29に接触センサとしての機能を持たせた場合において、遊技者がハンドル装置28に触れていなければ上記ステップS14〜S16を実行しないようにしてもよい。
そして、ステップS14で取得した駆動力Eに基づいてソレノイド96を駆動する(ステップS18)。具体的には図10に示すCPU210から出力処理回路214に駆動データを送り、出力処理回路214がソレノイド96に出力信号を送って作動させる。この出力信号が大きくなるほどソレノイド96で発生する電磁力も大きくなり、ロッド98が速く運動する。よって、駆動力Eが高くなるにつれてロッド98が速く運動するので、パチンコ球Bの発射速度も速くなる。こうして駆動力Eに対応する発射速度でパチンコ球Bを発射することができる。
【0029】
上記実施の形態3によれば請求項1に対応し、区間J2(第1区間)と区間J4(第2区間)とでは、操作体40の回転角θ(操作量)に対する駆動力Eすなわち発射速度の変化率が異なる〔図11参照〕。したがって、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
また、請求項3に対応し、ROM202(記録媒体)には回転角θ(操作量)とソレノイド96の駆動力E(発射速度)との関係が記憶されており、当該関係は操作量に対する発射速度の変化率を区間J2(第1区間)と区間J4(第2区間)とで異ならせている〔図11(B)参照〕。枠制御基板200(信号出力手段)は、回転角センサ29(検出器)で検出された回転角θに対応する駆動力EをROM202を参照して取得して発射信号を発射装置94のソレノイド96に出力する〔図11(A)参照〕。そして、ソレノイド96は当該発射信号によって指定された発射速度でパチンコ球Bを発射する。区間J2と区間J4とでは回転角θに対する駆動力Eすなわち発射速度の変化率が異なることから、いずれか一方の区間は他方の区間に比べると当該変化率は大きいか小さい。したがって、発射速度の範囲を広げるとともに、発射速度を微調整することができる。
【0030】
上記実施の形態3では、回転角θと駆動力Eとの関係を一通り設定した。この形態に限らず、回転角θと駆動力Eとの関係を複数通り設定し、いずれかの関係を選択できるように構成してもよい。こうした構成の態様例を以下に示す。
(b1)まず、回転角θと駆動力Eとの関係を示す複数の規定線をROM202に記憶しておく。当該複数の規定線としては、例えば図12(B)に示す5つの規定線C10,C12,C14,C16,C18である。これらの規定線は初期値が異なるのみで図面上下方向に平行移動した関係にあるため、いずれも区間J2と区間J4とで駆動力E(ひいてはパチンコ球Bの発射速度)の変化率が異なる。そして図12(A)に示す発射制御処理において、図2および図10に示す調整器30が操作されると(ステップS10のYES)、当該調整器30の調整量に応じていずれかの規定線を選択して変更する(ステップS12)。以下、ステップS14からステップS18までを実行することによって、変更した規定線に従って駆動力Eを取得することができる。なお、調整器30が操作されなければ(ステップS10のNO)、規定線の変更を行わない。この態様例では、調整器30を調整することによって遊技者の好みに合わせたパチンコ球Bの発射速度となるので、より所望の位置にパチンコ球Bを到達させることができる。
(b2)上記(b1)と同様に、回転角θと駆動力Eとの関係を示す複数の規定線をROM202に記憶しておく。当該複数の規定線としては、例えば図13(B)に示す2つの規定線C20,C22である。これらの規定線は遊技状態に対応して設定するものであり、区間J2と区間J4とで駆動力E(ひいてはパチンコ球Bの発射速度)の変化率が大きく異なる。例えば、規定線C20は大当たり遊技状態に対応し、規定線C22は通常の遊技状態に対応する。そして図13(A)に示す発射制御処理において、図10に示すメイン制御基板100から遊技状態が変わったことの通知を受けると(ステップS11のYES)、当該遊技状態に対応していずれかの規定線を選択して変更する(ステップS13)。以下、ステップS14からステップS18までを実行することによって、変更した規定線に従って駆動力Eを取得することができる。なお、遊技状態が変わっていなければ(ステップS11のNO)、規定線の変更を行わない。この態様例では、大当たり遊技状態になって規定線C20に変更しても、ハンドル装置28(操作体40)によってパチンコ球Bの発射速度を調整することができる。
(b3)実施の形態2における(a1)から(a3)までに記載した他の態様についても、同様に実施の形態3に適用することができる。また、上記(b1)の態様と(b2)の態様とを任意に組み合わせて適用してもよい。これらの態様によってパチンコ球Bの発射速度が多様になるので、ハンドル装置28における操作の自由度が増す。
【0031】
〔他の実施の形態〕
上述したパチンコ機10(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,配置および動作条件等については、上記実施の形態に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
(1)上記各実施の形態では、パチンコ機10に本発明を適用した。これらの形態に代えて、パチンコ機以外の遊技機であって発射装置と操作装置とを備えたもの(例えばアレンジボール機等)についても同様に本発明を適用することができる。こうした遊技機であっても、遊技球の発射速度の範囲を広げるとともに、当該発射速度を微調整することができる。
(2)上記実施の形態2では、記録媒体としてROM202を適用した。この形態に代えて、RAM204、メイン制御基板100またはホールコンピュータ300内のROMやRAM、ディスク装置でアクセス可能なフレキシブルディスク,ハードディスク,光磁気ディスク等のディスク媒体、カード装置でアクセス可能なプリペイドカード,ICカード,紙カード等のカード類、あるいは読取装置でアクセス可能な文字や記号等を印刷した印刷物等を適用してもよい。こうした記録媒体であっても、操作量と発射速度との関係を設定することができる。
【0032】
(3)上記実施の形態2では機構的に、上記実施の形態3では制御的(デジタル)にそれぞれ本発明を実現した。これらの形態に代えて、制御的(アナログ)で本発明を実現してもよい。例えば図14(A)に示すように、操作体40に連動して作動する電気素子から出力する電圧値,電流値,抵抗値等の電気量を非線形アナログ回路500に伝達して当該電気量を非線形的に変化させる。こうして変化させた電気量に基づいてソレノイド96を作動させる。より具体的には図14(B)に示すように、操作体40と可変抵抗器R2の回転軸とが連動するように設けて、可変抵抗器R2の両端に定電圧源Vccを供給する。可変抵抗器R2における中間接点の電圧値をオペアンプ回路502に入力して非線形的に変化させ、さらに駆動回路504に入力して増幅を行い、最終的にソレノイド96に出力する。ここで、オペアンプ回路502は例えば図11(B)に示す回転角θに対応する電圧値を入力すると、駆動力Eに対応する電圧値を出力するように設計されている。駆動回路504には、ソレノイド96の特性等に合わせてトランジスタを用いた増幅回路やパルス幅変調回路(PWM),パルス周波数変調回路(PFM)などが用いられる。この回路例ではオペアンプ回路502を例えば対数増幅器として構成し、駆動回路504と合わせて非線形アナログ回路500に相当する。なお、オペアンプ回路502および/または駆動回路504を非線形的に作動させれば本発明を実現することができる。例えば折れ線状に変化する図14(C)に示す回路によってオペアンプ回路502を構成してもよい。こうしてアナログ回路で構成しても区間ごとにおける発射速度の変化率が異なるので、パチンコ球Bの発射速度の範囲を広げるとともに、当該発射速度を微調整することができる。また、さまざまの回路態様で実現できる。
【0033】
(4)その他、発振器によってパルスを生成し、当該パルスをカウンタでカウントするカウンタ回路216を枠制御基板200に(あるいは独立して)設けてもよい(図10参照)。カウンタ回路216の構成例について図15,図16を用いて説明する。いずれの構成例についても区間ごとにおける発射速度の変化率が異なるので、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、図15,図16において同一の要素には同一符号を付す。
(4a)まずCPU210を介在させて実現する態様について説明する。図15に示すカウンタ回路216は、操作体40の回転軸と連動する可変抵抗器R2、可変抵抗器R2における中間接点の分圧(電位)を受けて対応する周波数のパルスを生成して出力する発振器216a、所要のタイミングでトリガ信号を出力するトリガ発生器216d、カウント値をカウントアップ(カウントダウン)するカウンタ216c、カウンタ216cから出力されたカウント値を保持するラッチ回路216bなどを有する。ここで、可変抵抗器R2の両端には定電圧源Vccを供給する。発振器216aは電圧制御型発振器(VCO;Voltage Controlled Osillator)である。カウンタ216cは、発振器216aから出力されたパルスを受けてカウント値をカウントし、トリガ発生器216dから出力されたトリガ信号を受けて現在のカウント値を出力した後に当該カウント値を所定値(例えば0)に初期化する。そして、CPU210は適切なタイミングに達するとラッチ回路216bに保持されているカウント値を読み出し、当該カウント値に対応する駆動力EをROM202に記憶したテーブル202aから取得し、取得した駆動力Eに基づいてソレノイド96を作動させる。図15のカウンタ回路216では、CPU210がラッチ回路216bからカウント値を読み出すごとにパチンコ球Bを発射することになる。
(4b)次にCPU210を介在させずに実現する態様について説明する。図16に示すカウンタ回路216は、発振器216a、トリガ発生器216d、カウンタ216c、上記テーブル202a(あるいは相当するテーブル等)を記憶したROM216g、デジタルデータをアナログ信号に変換して出力するD/Aコンバータ216f、ソレノイド96を作動させるのに必要な電気量に増幅する駆動回路216eなどを有する。トリガ発生器216dからトリガ信号を受けた時にカウンタ216cから出力されたカウント値はアドレス信号としてROM216gにすると、当該ROM216gは対応するデータをデータ信号として出力する。すなわちROM216gはカウント値に対応する駆動力をデータ信号として出力する。そして、上記データ信号を受けたD/Aコンバータ216fはアナログ信号に変換し、そのアナログ信号は駆動回路216eによって増幅されてソレノイド96に出力される。図16のカウンタ回路216では、トリガ発生器216dからトリガ信号を出力するごとにパチンコ球Bを発射することになる。
【0034】
(5)非線形性を有する回路は、上述した回路等に限らず、任意の回路等で実現することができる。例えば図15に示すカウンタ回路216の場合では、可変抵抗器R2と発振器216aとからなる発振回路に代えて、RC発振回路,LC発振回路,RLC発振回路,マルチバイブレータ等を用いてもよい。この場合にはR(抵抗),L(コイル),C(コンデンサ)のいずれか少なくとも一つが可変なものを用いればよい。同様にカウンタ216cについては、パルスを受けてカウント値をカウントする際に非線形的にカウントするものを用いればよい。さらには、可変抵抗器R2の中間接点の移動量に対して抵抗値が非線形的に変化するものを用いてもよい。
また、図16に示すカウンタ回路216の場合では、D/Aコンバータ216fについて、受けたデータ信号に対して非線形的に変化するアナログ信号を出力するものを用いればよい。ROM216gに代えて、同様の作動をするゲートアレイなどのような電気素子を用いてもよい。上述したように低コストの電気素子を用いれば、コストを低く抑えながらも本発明を実現することができる。
さらに、図17に示す四端子回路(受動回路)のように、抵抗,ダイオード,定電圧源を直列接続した回路部分を複数組並列接続してもよい。この場合において、抵抗,ダイオード,定電圧源を適切に設定することによって、図6等に示す関係線を折れ線状に規定することができる。この四端子回路には可動部分がないので、故障が少なく、耐用年数を延ばすことができる。
【0035】
(6)上記実施の形態では本発明について、カム等を用いて機構的に行う方法を実施の形態1で実現し、回転角センサ等を用いて制御的に行う方法を実施の形態2で実現した。これらの形態に代えて、機構的に行う方法と制御的に行う方法とを組み合わせて本発明を実現してもよい。
例えば、上記操作軸44に操作カム46を設けるとともに、当該操作カム46に接するローラ58を備え回動軸59を中心に回動する回動体57に設ける点は実施の形態1と同様とする。ここで、回動体57の回動軸59とは反対側端部に連結棒55の一端側を取り付ける。また、連結棒55の他端側を可変抵抗器(スライド抵抗器)R4のスライド体に取り付けて矢印D10方向にスライド可能にする。そして、可変抵抗器R4の両端に定電圧源Vccを供給し、当該可変抵抗器R4における中間接点の電圧値に基づいてソレノイド96を駆動させパチンコ球Bを発射させる点は実施の形態2と同様とする。こうすれば、操作体40を回動操作すると操作カム46を介して可変抵抗器R4のスライド体がスライドし、最終的にはパチンコ球Bの発射速度が非線形的に変化することになる。したがって、上記実施の形態1,2の効果を得ることができる。
なお、上記可変抵抗器R4に代えて可変コンデンサや可変インダクタンスを用いても上記と同様の効果を奏する。また、操作カム46とローラ58とにそれぞれギア歯を設け、当該操作カム46とローラ58が接する際にギア歯が噛み合うように構成しても上記と同様の効果を奏する。この場合には回動体57に代えて、ギア歯を備えたローラ58を回転型可変抵抗器の回転軸に固定してもよい。こうすれば上記連結棒55が不要になるので、コストを低く抑えることができる。
【0036】
【他の発明の態様】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この実施の形態には特許請求の範囲に記載した発明の態様のみならず他の発明の態様を有するものである。この発明の態様を以下に列挙するとともに、必要に応じて関連説明を行う。
【0037】
〔態様1〕 請求項1に記載した遊技機において、
一方の区間は、前記操作量に対する前記発射速度の変化率を他方の区間に比べて大きくまたは小さくする遊技機。
〔態様1の関連説明〕 本態様によれば、変化率が大きい区間では、ほんの少し操作量を変化させただけでも発射速度が大きく変化するので、発射速度の範囲を広げることができる。また、変化率が小さい区間では、操作量を変化させても発射速度はそれほど変化しないので、発射速度を微調整することができる。
【0038】
〔態様2〕 遊技球を発射する発射装置と、当該発射装置における遊技球の発射速度を調整するために操作する操作装置とを備えた遊技機において、
前記操作装置によって操作された操作量が変化すると、当該操作量が変化する全部または一部の区間で前記発射装置における遊技球の発射速度を非線形的に変化させる非線形手段を有する遊技機。
〔態様2の関連説明〕 本態様によれば、非線形手段によって操作量の全部または一部の区間で遊技球の発射速度が非線形的に変化する。この場合、変化率が大きい区間では、ほんの少し操作量を変化させただけでも発射速度が大きく変化するので、発射速度の範囲を広げることができる。また、変化率が小さい区間では、操作量を変化させても発射速度はそれほど変化しないので、発射速度を微調整することができる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、遊技球の発射速度の範囲を広げるとともに、当該発射速度を微調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を示す図である。
【図2】パチンコ機の外観を示す正面図である。
【図3】ハンドル装置の構成を示す図である。
【図4】ハンドル装置や発射装置等を前枠に取り付ける方法を示す図である。
【図5】発射装置の構成を示す図である。
【図6】カムの形状と発射強度との関係を示す図である。
【図7】従来のカムと本発明を実現するカムとを比較する図である。
【図8】回転角と発射強度との関係を示す図である。
【図9】発射装置の構成を示す図である。
【図10】枠制御基板の構成を示すブロック図である。
【図11】発射制御処理を示すフローチャートである。
【図12】発射制御処理を示すフローチャートである。
【図13】発射制御処理を示すフローチャートである。
【図14】制御的(アナログ)で本発明を実現する態様を示す図である。
【図15】CPUを介在させて本発明を実現する態様を示す図である。
【図16】CPUを介在させずに本発明を実現する態様を示す図である。
【図17】非線形性回路を実現する四端子回路を示す回路図である。
【図18】機構的に行う方法と制御的に行う方法とを組み合わせた例を示す図である。
【符号の説明】
2 操作装置
4 操作量変換手段
6 遊技球
8 発射装置
10 パチンコ機(遊技機)
20 枠開閉センサ
28 ハンドル装置(操作装置)
29 回転角センサ(検出器)
30 調整器
40 操作体
46 操作カム(操作量変換手段)
48 発射装置
50 モータ
76 スライド体
78 バネ(弾性体)
84 打撃部材
94 発射装置
96 ソレノイド
200 枠制御基板(信号出力手段)
202 ROM(記録媒体)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gaming machine including a launching device that launches a game ball and an operation device that operates to adjust the launching speed of the game ball in the launching device.
[0002]
[Prior art]
A pachinko machine that is one of the gaming machines usually includes a launching device that launches a pachinko ball toward the surface of the game board, and a handle that is operated to adjust the firing speed of the pachinko ball in the launching device. It is. In this case, when the amount of operation to be operated by turning the handle is increased, the firing speed of the pachinko ball launched from the launching device is also set to increase substantially linearly (approximately proportionally). That is, when the firing speed of the pachinko sphere is low, it does not fly far from the end of the firing rail, and when the firing speed is high, it travels far from the end of the firing rail. Therefore, a player or the like plays a game by adjusting the operation amount of the handle so that the pachinko ball reaches a desired position on the game board surface.
[0003]
By the way, the angle (rotation angle) that a human hand can turn with the wrist or arm is limited, and the angle at which the hand can be turned relatively easily while wearing an elbow is small. Therefore, it is necessary to adjust the range of the operation amount for operating the handle in the game in accordance with human characteristics. Specifically, the rate of change of the firing speed with respect to the amount of operation of the handle is increased, and the rate of change is adjusted to be substantially constant even if the amount of operation changes. According to this adjustment method, if the range in which the firing speed changes is limited, the range of the operation amount for operating the handle can be reduced. Moreover, if the range in which the operation amount changes is limited, the range of the firing speed can be expanded.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the change rate of the firing speed with respect to the operation amount of the handle is large and almost constant in the conventional technique, the firing speed changes greatly even if the handle is slightly turned. For this reason, it is difficult to finely adjust the operation amount of the handle so that the shooting speed at which the pachinko ball reaches the target position on the game board surface is obtained.
On the other hand, a method of reducing the rate of change of the firing speed with respect to the amount of operation of the steering wheel and adjusting the rate of change to be substantially constant even when the amount of operation changes can be considered. With this adjustment method, the range of the firing speed obtained by operating the handle becomes narrow. Further, if the range of the firing speed is to be increased, the range of the operation amount must be increased, and therefore the operation of the handle is not easy due to the characteristics of the human hand.
The present invention has been made in view of these points, and an object of the present invention is to enable fine adjustment of the shooting speed while expanding the range of the shooting speed of the game ball.
[0005]
[Means for Solving the Problem 1]
Means 1 for solving the problem is as described in
Here, the terms described in
(1) The “first section” and the “second section” may be adjacent to each other or may be discrete. The “first section” or the “second section” may be configured by a plurality of sections. The size (width) of the section is arbitrary, and may be fixed or changed.
(2) “Change rate of the firing speed with respect to the manipulated variable” includes not only positive values but also zero and negative values. However, when determining the magnitude relation of the change rate, the magnitude is discriminated by the absolute value of the change rate.
[0006]
According to the
[0007]
[Means for Solving the Problem 2]
Means 2 for solving the problem is as described in claim 2.
According to the means 2, the variable member varies the rate of change of the firing speed with respect to the manipulated variable between the first section and the second section. Therefore, the operation amount operated by the operating device is converted by the variable member and transmitted to the launching device. The launching device launches a game ball according to the converted operation amount. Since the rate of change of the firing speed with respect to the manipulated variable is different between the first zone and the second zone, the rate of change in either section is greater or smaller than that in the other section. Therefore, it is possible to widen the range of the firing speed and finely adjust the firing speed.
[0008]
[Means 3 for Solving the Problems]
Means 3 for solving the problem is as described in claim 3.
According to the means 3, the relationship between the operation amount and the firing speed is recorded on the recording medium, and the relationship makes the rate of change of the firing speed with respect to the operation amount different between the first section and the second section. . The signal output means acquires a firing speed corresponding to the operation amount detected by the detector with reference to the recording medium, and outputs a firing signal to the launching device. Then, the launching device launches a game ball at a launching speed designated by the launch signal. Since the rate of change of the firing speed with respect to the manipulated variable is different between the first zone and the second zone, the rate of change in either section is greater or smaller than that in the other section. Therefore, it is possible to widen the range of the firing speed and finely adjust the firing speed.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[Embodiment 1]
The first embodiment conceptually describes the present invention with reference to FIG.
The gaming machine of the present invention shown in FIG. 1A includes a launching device 8 that launches a game ball 6, an operating device 2 that operates to adjust the firing speed V of the game ball 6 in the launching device 8, and an operation An operation amount conversion means 4 is provided for acquiring a firing speed V for the operation amount T operated by the device 2 and transmitting it to the launching device 8. The range of the operation amount T that can be operated by the controller device 2 includes a first section I2 and a second section I4. As shown in FIG. 1B, the manipulated variable conversion means 4 varies the rate of change of the firing speed V with respect to the manipulated variable T in the first section I2 and the second section I4. The operation amount conversion means 4 includes a method that is mechanically realized using a cam or the like, a method that is realized controllably using a rotation angle sensor or the like, and a method that combines these methods.
[0010]
According to the gaming machine configured as described above, the rate of change of the firing speed V with respect to the operation amount T differs between the first section I2 and the second section I4. Since the rate of change is different, the rate of change in either section is larger or smaller than that in the other section. In the section where the rate of change is large, the firing speed V changes greatly even if the manipulated variable T is changed slightly, so the range of the firing speed V can be expanded. Further, in the section where the rate of change is small, the firing speed V does not change much even if the manipulated variable T is changed, so that the firing speed V can be finely adjusted.
In the example shown in FIG. 1B, the rate of change K2 of the firing speed V in the first section I2 is smaller than the rate of change K4 of the firing speed V in the second section I4. Can do. On the other hand, since the rate of change of the firing speed V is large in the second section I4, the range of the firing speed V can be expanded.
[0011]
[Embodiment 2]
The second embodiment is an example in which the present invention is applied to a pachinko machine that is one of the gaming machines, and is a mode in which the present invention is mechanically realized. Will be described with reference to FIG. Here, FIG. 2 is a front view showing the appearance of the pachinko machine. FIG. 3 is a diagram showing the configuration of the handle device. FIG. 4 is a view showing a method of attaching the handle device, the launching device, and the like to the front frame. FIG. 5 is a diagram showing the configuration of the launching device. FIG. 6 is a diagram showing the relationship between the cam shape and the firing strength. FIG. 7 is a diagram comparing a conventional cam and a cam that implements the present invention. FIG. 8 is a diagram showing the relationship between the rotation angle and the firing intensity.
[0012]
First, the
In addition, a
Furthermore, the
[0013]
Next, the configuration of the
[0014]
Next, the configuration of the
First, the
[0015]
Next, a method for attaching the
Then, one end side of the connecting
[0016]
As shown in FIG. 5, the striking
A spring is wound around the
[0017]
4 and 5, when the operating
[0018]
Next, the relationship between the contour shape of the
The section J2 may have a larger rate of change in the firing speed than the section J4 instead of the mode in which the rate of change in the firing speed is smaller than that in the section J4. By doing so, the range of the firing speed can be expanded in the section J2, and the firing speed can be finely adjusted in the section J4.
[0019]
The reason why the rate of change in the firing speed of the pachinko ball B in the section J4 is larger than that in the section J2 will be described with reference to FIG. FIG. 7A shows a case where the rotation angle θ for operating the operating
[0020]
According to the second embodiment, corresponding to claim 1, in the section J2 (first section) and the section J4 (second section), the firing intensity M with respect to the rotation angle θ (the manipulated variable) of the operating
Corresponding to claim 2, the operation cam 46 (variable member) varies the rate of change of the firing speed with respect to the rotation angle θ between the section J2 and the section J4. Therefore, the rotation angle θ operated by the handle device 28 (operation device) is converted by the
[0021]
In the second embodiment, the
(A1) Although the firing speed is proportionally changed in both the section J2 and the section J4, the proportionality coefficient is varied in the section J2 and the section J4. For example, as shown in FIG. 8A, the relationship between the section J10 from the angle θ10 to the angle θ12 and the section J14 from the angle θ14 to the angle θ16 is applicable. In this way, although the rate of change of the firing speed is different, the firing speed changes proportionally. Therefore, the player or the like can determine how much the rotation angle θ of the
(A2) For any one of the sections, the rate of change of the firing speed is made substantially zero. For example, as shown in FIG. 8A, the section J12 from the angle θ12 to the angle θ14 is applicable. In the example of the section J12 shown in FIG. 8A, even if the operating
(A3) The firing speed is changed in an acceleration (curve) manner in all sections that can be operated by the operating
[0022]
[Embodiment 3]
Next, Embodiment 3 is an example in which the present invention is applied to a pachinko machine that is one of gaming machines, and is an aspect in which the present invention is realized in a controlled manner. The third embodiment will be described with reference to FIGS. Here, FIG. 9 is a diagram showing a configuration of the launching device. FIG. 10 is a block diagram showing the configuration of the frame control board. 11 and 12 are flowcharts showing the firing control process.
Since the configuration and the like of the
[0023]
First, in the
For example, a rotary encoder, a resolver, or the like is used as the
[0024]
Next, the configuration of the
[0025]
9A includes a
The launching
[0026]
Next, the configuration of the frame control board 200 that controls the operation of the
[0027]
In the
[0028]
In the firing control process shown in FIG. 11A, when the rotation angle θ is first acquired from the rotation angle sensor 29 (step S14), the driving force E with respect to the rotation angle θ is acquired with reference to the table 202a (step S16). ). As another method of detecting the rotation angle θ by the
Then, the
[0029]
According to the third embodiment, corresponding to claim 1, in the section J2 (first section) and the section J4 (second section), the driving force E with respect to the rotation angle θ (operation amount) of the operating
Corresponding to claim 3, the ROM 202 (recording medium) stores the relationship between the rotation angle θ (operation amount) and the driving force E (launching speed) of the
[0030]
In the third embodiment, the relationship between the rotation angle θ and the driving force E is set. Not limited to this form, a plurality of relationships between the rotation angle θ and the driving force E may be set so that any one of the relationships can be selected. An example of such a configuration is shown below.
(B1) First, a plurality of specified lines indicating the relationship between the rotation angle θ and the driving force E are stored in the
(B2) Similar to (b1) above, a plurality of specified lines indicating the relationship between the rotation angle θ and the driving force E are stored in the
(B3) Other aspects described from (a1) to (a3) in the second embodiment can be applied to the third embodiment in the same manner. Moreover, you may apply combining the aspect of said (b1), and the aspect of (b2) arbitrarily. Since the firing speed of the pachinko sphere B varies according to these aspects, the degree of freedom of operation in the
[0031]
[Other Embodiments]
In the pachinko machine 10 (game machine) described above, the structure, shape, size, material, arrangement, operating conditions, and the like of other parts are not limited to the above embodiment. For example, each of the following embodiments to which the above embodiment is applied can be implemented.
(1) In the above embodiments, the present invention is applied to the
(2) In the second embodiment, the
[0032]
(3) The present invention is realized mechanically in the above-described second embodiment, and controlled (digitally) in the above-described third embodiment. Instead of these forms, the present invention may be realized in a controllable (analog) manner. For example, as shown in FIG. 14A, electric quantities such as a voltage value, a current value, and a resistance value output from an electric element that operates in conjunction with the operating
[0033]
(4) In addition, a
(4a) First, a mode realized by interposing the
(4b) Next, an aspect realized without the
[0034]
(5) A circuit having non-linearity is not limited to the circuit described above, and can be realized by an arbitrary circuit. For example, in the case of the
In the case of the
Further, as in a four-terminal circuit (passive circuit) shown in FIG. 17, a plurality of sets of circuit parts in which resistors, diodes, and constant voltage sources are connected in series may be connected in parallel. In this case, the relationship line shown in FIG. 6 and the like can be defined as a broken line by appropriately setting the resistor, the diode, and the constant voltage source. Since this four-terminal circuit has no moving parts, there are few failures and the service life can be extended.
[0035]
(6) In the above-described embodiment, the method of performing the present invention mechanically using a cam or the like is realized in
For example, the
Even if a variable capacitor or a variable inductance is used in place of the variable resistor R4, the same effect as described above can be obtained. Even if gear teeth are provided on the
[0036]
[Other Embodiments]
Although the embodiment of the present invention has been described above, this embodiment has not only the embodiment of the invention described in the claims but also other embodiments of the invention. Aspects of the present invention are listed below, and related explanations are given as necessary.
[0037]
[Aspect 1] In the gaming machine according to
One section is a gaming machine that makes the rate of change of the firing speed with respect to the manipulated variable larger or smaller than the other section.
[Related Description of Aspect 1] According to this aspect, in a section where the rate of change is large, the firing speed changes greatly even if the manipulated variable is changed slightly, so that the range of the firing speed can be expanded. Further, in a section where the rate of change is small, the firing speed does not change so much even if the manipulated variable is changed, so the firing speed can be finely adjusted.
[0038]
[Aspect 2] In a gaming machine comprising a launching device for launching a game ball and an operation device operated to adjust the launching speed of the game ball in the launching device,
A gaming machine having nonlinear means for nonlinearly changing a firing speed of a game ball in the launching device in all or a part of a section where the manipulated variable changes when the manipulated variable operated by the operating device changes.
[Related Description of Aspect 2] According to this aspect, the shooting speed of the game ball changes nonlinearly in the whole or a part of the manipulated variable by the non-linear means. In this case, in the section where the rate of change is large, the firing speed changes greatly even if the manipulated variable is changed slightly, so the range of the firing speed can be expanded. Further, in a section where the rate of change is small, the firing speed does not change so much even if the manipulated variable is changed, so the firing speed can be finely adjusted.
[0039]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to widen the range of the launch speed of the game ball and finely adjust the launch speed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an outline of the present invention.
FIG. 2 is a front view showing the appearance of the pachinko machine.
FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration of a handle device.
FIG. 4 is a diagram showing a method of attaching a handle device, a launching device, and the like to the front frame.
FIG. 5 is a diagram showing a configuration of a launching device.
FIG. 6 is a diagram showing the relationship between the shape of a cam and the firing intensity.
FIG. 7 is a diagram comparing a conventional cam and a cam realizing the present invention.
FIG. 8 is a diagram illustrating a relationship between a rotation angle and a firing intensity.
FIG. 9 is a diagram showing a configuration of a launching device.
FIG. 10 is a block diagram showing a configuration of a frame control board.
FIG. 11 is a flowchart showing a firing control process.
FIG. 12 is a flowchart showing a launch control process.
FIG. 13 is a flowchart showing a firing control process.
FIG. 14 is a diagram showing a mode for realizing the present invention in a controllable manner (analog).
FIG. 15 is a diagram illustrating a mode for realizing the present invention with a CPU interposed;
FIG. 16 is a diagram illustrating a mode for realizing the present invention without interposing a CPU;
FIG. 17 is a circuit diagram showing a four-terminal circuit for realizing a nonlinear circuit.
FIG. 18 is a diagram illustrating an example in which a method that is mechanically performed and a method that is controlled are combined.
[Explanation of symbols]
2 Operating device
4 Operation amount conversion means
6 game balls
8 Launcher
10 Pachinko machines (game machines)
20 Frame open / close sensor
28 Handle device (operating device)
29 Rotation angle sensor (detector)
30 Regulator
40 Operation body
46 Operation cam (operation amount conversion means)
48 Launcher
50 motor
76 slide body
78 Spring (elastic body)
84 Strike member
94 Launcher
96 Solenoid
200 Frame control board (signal output means)
202 ROM (recording medium)
Claims (2)
前記操作装置で操作可能な操作量の範囲には第1の区間と、前記第1の区間より操作量が大きい区間である第2の区間とを含み、
前記発射装置は、
前記第1の区間では、前記操作量の増加に応じて前記発射速度を増加させ、前記第2の区間では、前記操作量の増加に関わらず前記発射速度を略一定にする第1の発射制御手段と、
前記第1の区間と前記第2の区間の両方において、前記操作量の増加に応じて前記発射速度を増加させる第2の発射制御手段と、
を有し、
前記遊技機が前記第1の遊技状態で動作しているときに、前記発射装置は、前記第1の発射制御手段で動作し、
前記遊技機が前記第2の遊技状態で動作しているときに、前記発射装置は、前記第2の発射制御手段で動作する、遊技機。 In a gaming machine that includes a launching device that launches a game ball and an operation device that operates to adjust the launching speed of the game ball in the launching device and operates in a first gaming state and a second gaming state ,
The range of the operation amount that can be operated by the operation device includes a first section and a second section that is a section having a larger operation amount than the first section ,
The launcher is
In the first section, the firing speed is increased in accordance with the increase in the operation amount, and in the second section, the first firing control is performed so that the firing speed is substantially constant regardless of the increase in the operation amount. Means,
Second firing control means for increasing the firing speed in accordance with an increase in the manipulated variable in both the first section and the second section;
Have
When the gaming machine is operating in the first gaming state, the launching device operates with the first launch control means,
A gaming machine in which the launching device is operated by the second launch control means when the gaming machine is operating in the second gaming state.
前記第1の遊技状態は、大当たり遊技状態であり、 The first gaming state is a jackpot gaming state,
前記第2の遊技状態は、通常の遊技状態である、遊技機。 The gaming machine in which the second gaming state is a normal gaming state.
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