JP4451676B2 - 電子時計 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のモータにより指針を駆動する電子時計に関するものである。
電子時計においては、例えば、時分針と秒針を各別モータで駆動するものも多数存在する。図17は本従来例の構成を示すブロック図であるが、始めに、本従来例の構成を図17を用いて説明する。ここで、本発明の構成図は、図17の本従来例の構成図と同等である。
図17において、10は制御手段であり、時間基準源である発振回路や、時間基準である1Hz信号などを作成する分周回路等を含み、時計の駆動に関するあらゆる制御を行う。
11は第1モータの駆動手段であり、制御手段10より駆動信号を受け第1モータ12を駆動する。13は例えば秒針であり、第1モータ12により図示しない輪列を介し駆動される。
14は第2モータの駆動手段であり、制御手段10より駆動信号を受け第2モータ15を駆動する。16は例えば時分針であり、第2モータ15により図示しない輪列を介し駆動される。
従来、このような、複数のモータにより指針を駆動する電子時計において、例えば00秒タイミングである正分のタイミングのように、第1モータの駆動手段が出力する駆動パルス(以下、第1モータの駆動パルスと省略)と第2モータの駆動手段が出力する駆動パルス(以下、第2モータの駆動パルスと省略)のタイミングが重なってしまった場合、重負荷により、電源である電池の電圧が異常に低下し、駆動に異常を来すという問題があった。
この問題に対し、従来は、どちらかの駆動パルスの出力タイミングを他方の駆動パルスの出力タイミングに重ならないように、ズラして駆動する制御を行うことで、重負荷による弊害を回避してきた。
以下に複数の駆動パルスの出力タイミングが重なった場合の従来の駆動パルス制御を図面を用いて説明する。図2は複数の駆動パルスが重なった場合の従来の駆動パルス制御のタイミングチャートである。ここで、各モータの駆動方法は、通常駆動パルスを出力後、回転検出を実施し、非回転を検出した場合は補正駆動パルスを出力する負荷補償駆動を実施している。
図2において、1cは第1モータの通常駆動パルスであり、負荷が正常ならばモータを回転できるパルスである。2cはモータの回転を検出するための回転検出パルスであり、このタイミングでモータの磁気を検出し、モータの回転/非回転を判定する。3cは第1モータの補正駆動パルスであり、回転検出の結果が非回転と判定された場合、モータに出力され、モータを確実に回転させるパルスである。1dは本来出力したい第2モータの通常駆動パルスの位置、2dは本来出力したい第2モータの回転検出パルスの位置、3dは本来出力したい第2モータの補正駆動パルスの位置を示している。実際には、1eの出力タイミングをズラした第2モータの通常駆動パルス、2eの出力タイミングをズラした第2モータの回転検出パルス、3eの出力タイミングをズラした第2モータの補正駆動パルスの各位置に出力している。
各パルス幅と各パルス開始タイミングは、例えば、図2に示すような値になる。すなわち、負荷が正常な場合にモータを駆動するの必要な通常駆動パルスの幅は約4msであり、モータの回転/非回転を検出し始めるのに適切なタイミングは、通常駆動パルス出力後約1msの地点であり、回転検出の判断が可能な回転検出パルス幅は約10msであり、通常駆動パルスで動かされたが、完全には回転できなかったモータが元の位置に完全に静止するまでの時間は、通常駆動パルス出力後約28msの地点であり、モータを完全に回転させるのに必要な補正駆動パルス幅は約12msである。また、第1モータの駆動パスル出力から約44ms後に第2モータに駆動パルスを出力しているが、これは第1モータの駆動パルスと第2モータの駆動パルスが重ならないタイミングで出力しており、重負荷による電池電圧の異常な低下を来さないタイミングで出力している。
図2に示すように、第1モータと第2モータに、ほぼ同時のタイミングで、1cと2cと3c、及び1dと2dと3dのような駆動パルスを出力した場合、駆動パルスが重なってしまうことから、モータコイルに流れる電流が2倍となる為、電池に重負荷がかかり、電池電圧が異常に低下してしまい、駆動に異常をもたらすという問題があった。これを回避するため、従来は1dと2dと3dを1eと2eと3eのような駆動パルスが重ならないタイミングにズラすことにより、駆動パルスの重なりを回避していた。
WO00/36474(図6,7)
しかしながら、従来の回避方法では、駆動タイミングをズラされて駆動される各指針は、少なくとも一方が正規のタイミングよりズレて駆動されるため、運針の見栄えが良くないという欠点を有していた。例えば、前記のような正分の場合、本来、時分針と秒針は同時に運針すべきであるが、これが著しくズレて別々に運針しているように見えてしまい、見栄えが悪いという問題がある。図2においては、第2モータより出力される駆動パルスは、正規のタイミングより最小で44msズレて出力される。これは、第1モータの駆動パルスが出力し終わる時間である。
また、図3に示すように、ある一定周波数以上の駆動パルスを出力することが困難であり、高速駆動に制約をもつという欠点も有していた。即ち、第1モータに出力される駆動パルス幅T1と、第2モータに出力される駆動パルス幅T2の合計をTmin(=T1+T2)とした場合、第2モータに出力される駆動パルスは、Tmin未満の周期で高速駆動することが出来ない。つまり、パルスが重ならないようにするために、Fmax(=1/Tmin)よりも高い周波数で駆動することが出来ないという欠点を有していた。
本発明の目的は、上記課題を解決しようとするもので、複数モータにより駆動される指針の運針見栄えの向上と、より高速運針が可能な電子時計を提供することである。
上記目的を達成するための本発明は、第1モータと第2モータと各駆動手段を有し、少なくとも、第1モータ駆動手段は通常駆動パルスを出力後、回転検出を実施し、非回転を検出した場合は補正駆動パルスを出力する負荷補償駆動を実施する電子時計において、前記第1モータの通常駆動パルスと補正駆動パルスの間のタイミングに、前記第2モータの駆動パルスを出力することを特徴とする。
また、前記第2モータの駆動パルスは、前記第1モータの回転検出タイミング外で出力されることを特徴とする。
また、前記第2モータの駆動パルスが、前記第1モータの回転検出タイミングと重なった場合、回転検出を行わず、前記第1モータに補正駆動パルスを出力することを特徴とする。
また、前記第2モータが負荷補償駆動されていて、前記第2モータの駆動パルスが通常駆動パルスであることを特徴とする。
また、前記第2モータが負荷補償駆動されていて、前記第2モータの駆動パルスが補正駆動パルスであることを特徴とする。
上記のごとく本発明によれば、第1モータの通常駆動パルスと補正駆動パルスの間のタイミングに、第2モータの駆動パルスを出力することで、正規の駆動タイミングを著しくズラさずに済むので、指針の運針見栄えの向上が計れる。
更に本発明により、各モータの運針をより高速に行えるようになり、より高速駆動が可能な電子時計を提供することが出来る。
以下図面により本発明の実施の形態を詳述する。図1及び、図4から図20は、いずれも本発明の一実施の形態における、第1モータ及び第2モータに出力される駆動パルスのタイミングチャートを示している。
まず、図1についての構成を説明する。図1において、1aは第1モータに出力される通常駆動パルス、3aは第1モータに出力される補正駆動パルス、4bは第2モータに出力される駆動パルスである。ここで、駆動パルス4bは負荷補償の有無は問わない。また、パルスの各要素の長さは図2と同じとする。第1モータの通常駆動パルス1aは、負荷が正常ならば指針を回転できるパルスである。また、第1モータの補正駆動パルス3aは、第1モータの通常駆動パルス1aが出力された後、回転検出手段により指針が非回転と判断された場合にのみ出力され、指針を確実に回転させるパルスである。第2モータの駆動パルス4bは、第1モータの通常駆動パルス1aと補正駆動パルス3aの間のタイミングで出力され、各々の駆動に影響を与えないタイミング、すなわち、重負荷により電池電圧が低下しないタイミングで出力されるパルスである。
第2モータの駆動パルスを第1モータの駆動パルスと同時のタイミングで出力したい場合、従来の方法では、各々の駆動パルスが各指針駆動に影響しないように、図2のように第2モータの駆動パルスを第1モータの駆動パルスの後に重ならないように出力するため、駆動タイミングがズラされて駆動される第2モータの指針は、正規のタイミングより著しくズレて駆動するため、運針の見栄えが良くないという欠点を有していたが、図1のようなタイミングで第2モータの駆動パルス4bを出力することにより、正規の駆動タイミングを著しくズラすことなく、指針の運針見栄えの向上が計れる。
すなわち、従来は、図2に示すように第2モータの出力は正規の駆動タイミングより最小で44msズレて出力されていたが、本実施例では、図1に示すように、最小で通常駆動パルス1aの長さ分である4ms、最大でも補正駆動パルス3aの前の32ms(実際には駆動パルス4bの分だけ前となるが)、ズレるだけであり、従来に比べ指針の運針見栄えの向上が計れる。
更に本発明により、各モータの運針をより高速に行えるようになり、より高速駆動が可
能な電子時計を提供することが出来る。すなわち、図3で説明したように、従来は、複数の駆動パルスが重ならないように各駆動パルスを出力するためには、Fmax(=1/(T1+T2))よりも高い周波数で駆動することが出来ないという欠点を有していたが、本発明を用いれば、図12に示すように第2モータに出力する駆動パルスは、Fmaxよりも高い周波数Fで駆動することが出来る。例えば、第1番目の第2モータの駆動パルス出力終了直後に第1モータの通常駆動パルスを出力し、第1モータの通常駆動パルスと補正駆動パルスの間に第2番目の第2モータの駆動パルスを出力し、第1モータの補正駆動パルス出力終了直後に第三番目の第2モータの駆動パルスを出力するようにした場合、第2モータの周期Tは(T1+T2)/2となり、周波数Fは2/(T1+T2)となって、従来方法における最高周波数の2倍の周波数となる。
ここで、図1の第2モータに出力される駆動パルス4bは、通常駆動パルス及び補正駆動パルスであってもよい。図4、図5に各々のタイミングチャートを示す。図4、図5において、1aは第1モータの通常駆動パルス、3aは第1モータの補正駆動パルス、1bは第2モータの通常駆動パルス、3bは第2モータの補正駆動パルスである。また、その時の高速駆動は図13、図14のようになる。図に示すように、周期TはT2+T3となることから、共に駆動周波数Fは1/(T2+T3)となる。ここで、T3は第1番目の第2モータの補正駆動パルス出力が終了するタイミングから第2番目の第2モータの通常駆動パルスが出力されるまでの時間である。また、T3は第1モータの駆動パルスと第2モータの駆動パルスが重ならない条件で可変することができ、例えば、T3=0のときにはT=T2となり、周波数Fは1/T2となることから従来に比べ高速駆動が可能となる。
次に、図6についての構成を説明する。図6は、図1に示す実施例におけるタイミングを限定した例である。図6において、1aは第1モータに出力される通常駆動パルス、2aは第1モータの回転検出パルス、3aは第1モータに出力される補正駆動パルス、4bは第2モータに出力される駆動パルスである。また、パルスの各要素の長さは図2と同じとする。
第1モータの通常駆動パルス1aは、負荷が正常ならば指針を回転できるパルスである。第1モータの回転検出パルス2aは、指針の回転を検出するためのパルスであり、このタイミングでモータの磁気を検出し、回転/非回転を判定する。第1モータの補正駆動パルス3aは、第1モータの通常駆動パルス1aが出力された後、回転検出手段により指針が非回転と判断された場合にのみ出力され、指針を確実に回転させるパルスである。第2モータの駆動パルス4bは、第1モータの通常駆動パルス1aと補正駆動パルス3aの間の、各駆動パルスが重ならず、重負荷にならないタイミングで出力される。また、第1モータの回転検出パルス2aとも重ならず、第1モータの回転検出に誤検出を生じさせないタイミングで出力されるパルスである。
このため、第2モータの駆動パルス4bを出力することによって第1モータの補正駆動パルス3aが出力されてしまう事を防ぐことができ、消費電力を上げることなくパルス間のズレを少なくし見栄えの向上が計れる。ここで、図6におけるパルス間のズレ量は15msとしているが、これは第1モータの回転検出直後の時間である。
また、高速駆動可能なことについては、実施例1と同様である。(図15参照)更に、第2モータの駆動パルス4bは、第2モータの通常駆動パルス1bや第2モータの補正駆動パルス3bで良い事も同様である。(図7、図8参照)
次に、図9について説明するが、各構成要素は図6と同じなので省略する。
図9において、第1モータの通常駆動パルス1aは、負荷が正常ならば指針を回転できるパルスである。第1モータの回転検出パルス2aは、指針の回転を検出するためのパルスである。第1モータの補正駆動パルス3aは、回転検出手段により指針が非回転と判断された場合にのみ出力されるパルスであるが、第1モータの回転検出パルス2aと第2モータの駆動パルス4bが重なった場合には、回転検出は行わずに必ず出力されるパルスである。第2モータの駆動パルス4bは、第1モータの通常駆動パルス1aと第1モータの補正駆動パルス3aの間のタイミングで出力され、第1モータの回転検出パルス2aとタイミングが重なるように出力されるパルスである。
本実施例によれば、図9のようなタイミングで駆動パルスを出力することにより、正規の駆動タイミングを著しくズラすことなく、指針の運針見栄えの向上が計れる。すなわち、上記実施例2が第2モータの駆動パルス4bを第1モータの回転検出パルス2aの後に出力するのに比べ、図9では第2モータの駆動パルス4bを第1モータの回転検出パルス2aと重なるタイミングで出力することから、正規の駆動タイミングから僅かなズレで第2モータの駆動パルス4bを出力することが出来る。例えば、実施例2では、正規の駆動タイミングからの駆動パルスのズレは約15msであったが、本実施例では約4msのズレだけでよいのでズレ量を大幅に少なくすることができる。しかし、第1モータの回転検出中に第2モータの駆動パルス4bが出力される場合、第2モータの駆動時に生じる磁気により、第1モータの回転を磁気的に判別する回転検出が正確に実施できないという問題が生じる。このため、本実施例では、回転検出を行わないことから、完全に指針を駆動するために第1モータの補正駆動パルス3aを出力する必要があり、実施例2に比べ、消費電力的には不利になる。
また、高速駆動可能なことについては、実施例1と同様である。(図16参照)更に、第2モータの駆動パルス4bは、第2モータの通常駆動パルス1bや第2モータの補正駆動パルス3bで良い事も同様である。(図10、図11参照)
以上説明したパルス制御の制御手段10による制御内容をフローチャートを用いて説明する。
図18は、制御手段10による両モータの駆動パルスの制御方法の例を示すフローチャートである。
まず、1秒毎の運針を行う正秒のタイミングである場合(SP1)に、正分かどうかをチェックし(SP2)、正分でなければ秒針用の第1モータの駆動パルスのみ第1モータ駆動手段11に出力し(SP99)、処理を終了する。
正分である場合には、まず第1モータの通常駆動パルスを第1モータ駆動手段11に出力し(SP3)、続いて第1モータの回転検出パルスを出力する(SP4)。
こののち、この時計が見栄えを優先させるか消費電力を優先させるかの判断を行う(SP5)。なお、どちらを優先させるかは、前もって制御手段10に記憶されている場合もあれば、外部操作部材(図示せず)による操作で制御手段10に記憶させる場合もありうる。
見栄えを優先させる(実施例3にあたる)場合には、時分針用の第2モータの駆動パルスを第2モータ駆動手段14に出力する(SP6)。その後、第1モータの補正駆動パルス出力タイミングになるまで待って(SP7)、そのタイミングになれば第1モータの補正駆動パルスを出力する(SP8)。
消費電力を優先させる(実施例2にあたる)場合には、第1モータの回転検出パルスの
出力終了を待って(SP9)、第2モータの駆動パルスを第2モータ駆動手段14に出力する(SP10)。その後、第1モータの補正駆動パルス出力タイミングであり(SP11)、非回転検出であった場合(SP12)、第1モータの補正駆動パルスを出力する(SP8)。
回転検出であった場合は、そのまま終了する。
以上のような、簡単な制御により、今回のような、見栄えや消費電力を重視したモータ駆動制御を実現できる。
次に、図19について説明するが、図19はクロノグラフ機能を有する時計に本発明を用いたときのタイミングチャートである。図19において、第1モータは秒針用モータであり、第2モータは1秒運針のクロノグラフ用モータである。各駆動パルスのタイミングは図示の通りである。また、本実施例は実施例3における1実施例であり、秒針用モータの負荷補償パルスが出力されて、クロノグラフ用モータの回転検出のタイミングと重なった場合は、回転検出を行わずクロノグラフ用モータに負荷補償パルスを出力する。
クロノグラフ機能は、スタートスイッチを押すと時間計測を開始し、ストップスイッチで時間計測を終了し、その時の計測時間を指針で表示する。クロノグラフ指針は、スタートスイッチを押した瞬間から約1秒後に運針し、その後1秒ごとに運針し、ストップスイッチが押されるまで時間計測を行う。また、クロノグラフ用モータの駆動パルスは図20に示すように1秒間に16のタイミングで出力される可能性があり、スタートスイッチが押されるタイミングにより、16のタイミング中、1つのタイミングで出力され1秒運針を行う。
秒針とクロノグラフ指針は各々1秒運針をするが、クロノグラフのスタートスイッチが押されるタイミングにより、通常の運針方法では各運針が重なってしまう場合がある。すなわち、秒針用モータの駆動パルス幅とクロノグラフ用モータの駆動パルス幅が各々44msである場合、クロノグラフ用モータが16Hzのタイミングで運針するとあるタイミングで秒針と重なってしまう。すなわち、図3で説明したように、このパルス条件で各運針が重ならないためには、11Hz(=1/(44ms+44ms))以下のタイミングでクロノグラフ用モータを駆動させる必要がある。
また、図21に示すような従来の回避方法を用いて、秒針用モータとクロノグラフ用モータの駆動パルスが重なるタイミングのみ運針タイミングをズラすという方法もあるが、正秒のタイミングより最低でも44msズレてしまい運針見栄えが悪くなるという問題がある。
本実施例によれば、クロノグラフ指針は16Hzのタイミングで運針することが出来、従来と比べクロノグラフの表示分解能を上げることができる。すなわち、11Hzのタイミングで運針する場合は、表示分解能が約90.9ms(=1/11)であるのに対し、16Hzのタイミングで運針する場合は、表示分解能は約62.5ms(=1/16)であり、従来と比べ表示分解能を高くすることが出来る。更に、図19に示すように正秒のタイミングからのズレが20msなので、従来よりも運針の見栄えが良くなる。
本発明の実施の形態を示すタイミングチャート図である。 従来の重負荷回避方法を示すタイミングチャート図である。 従来の回避方法における高速駆動の限界を示すタイミングチャート図である。 図1の第2モータの駆動パルスが通常駆動パルスである場合のタイミングチャート図である。 図1の第2モータの駆動パルスが補正駆動パルスである場合のタイミングチャート図である。 図1における一実施例であり、第1モータの回転検出パルスと第2モータの駆動パルスと重ならない場合のタイミングチャート図である。 図6の第2モータの駆動パルスが通常駆動パルスである場合のタイミングチャート図である。 図6の第2モータの駆動パルスが補正駆動パルスである場合のタイミングチャート図である。 図1における一実施例であり、第1モータの回転検出パルスと第2モータの駆動パルスと重なる場合のタイミングチャート図である。 図9の第2モータの駆動パルスが通常駆動パルスである場合のタイミングチャート図である。 図9の第2モータの駆動パルスが補正駆動パルスである場合のタイミングチャート図である。 図1の実施例を用いたときの高速駆動を示すタイミングチャート図である。 図12の第2モータの駆動パルスが通常駆動パルスである場合のタイミングチャート図である。 図12の第2モータの駆動パルスが補正駆動パルスである場合のタイミングチャート図である。 図6の実施例を用いたときの高速駆動を示すタイミングチャート図である。 図9の実施例を用いたときの高速駆動を示すタイミングチャート図である。 従来例及び本発明の構成図である。 実施例2と実施例3のフローチャート図である。 図9における一実施例であり、第1モータが秒針用モータの駆動パルスであり、第2モータがクロノグラフ用モータの駆動パルスであるときのタイミングチャート図である。 図19の実施例において、クロノグラフ用モータの駆動パルスが1秒間に16通りのタイミングで出力される可能性がある場合のタイミングチャート図である。 図20の実施例において、秒針用モータとクロノグラフ用モータの駆動パルスが重なってしまうときの従来の回避法を示したタイミングチャート図である。
符号の説明
1a,1b,1c,1d,1e 通常駆動パルス
2a,2c,2d,2e 回転検出パルス
3a,3b,3c,3d,3e 補正駆動パルス
4a,4b 駆動パルス
10 制御手段
11 第1モータ駆動手段
14 第2モータ駆動手段
12 第1モータ
15 第2モータ
13 第1モータの指針
16 第2モータの指針

Claims (5)

  1. 第1モータと第2モータと各駆動手段を有し、少なくとも、第1モータ駆動手段は通常駆動パルスを出力後、回転検出を実施し、非回転を検出した場合は補正駆動パルスを出力する負荷補償駆動を実施する電子時計において、前記第1モータの通常駆動パルスと補正駆動パルスの間のタイミングに、前記第2モータの駆動パルスを出力することを特徴とする電子時計。
  2. 前記第2モータの駆動パルスは、前記第1モータの回転検出タイミング外で出力されることを特徴とする請求項1記載の電子時計。
  3. 前記第2モータの駆動パルスが、前記第1モータの回転検出タイミングと重なった場合、回転検出を行わず、前記第1モータに補正駆動パルスを出力することを特徴とする請求項1記載の電子時計。
  4. 前記第2モータが負荷補償駆動されていて、前記第2モータの駆動パルスが通常駆動パルスであることを特徴とする請求項1から請求項3記載の電子時計。
  5. 前記第2モータが負荷補償駆動されていて、前記第2モータの駆動パルスが補正駆動パルスであることを特徴とする請求項1から請求項3記載の電子時計。
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