JP4451289B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は、光学素子を用いた車両用灯具の技術に関する。
従来から車両用灯具の一態様である車両用前照灯の光源としては、例えばハロゲンランプなどの白熱電球あるいはメタルハライドランプなどの高圧放電灯が知られている。
近年、車両用前照灯の分野において、上述のような白熱電球や放電灯に替えて、発光ダイオード(以下、LED(Light-Emitting Diode)とも称する)を光源として用いることが考えられている。LEDを光源として用いることによって、小型かつ軽量な前照灯を提供することが可能となる。また、LEDは、上記の従来の光源に対して高寿命かつ低消費電力であるので、新たな前照灯用光源として期待されている。
ところで、車両用前照灯は、走行用配光とすれ違い用配光との二種類の配光を得ることが要求される。このような配光の切り替え方法には、例えば以下のような方法があった。第1の切り替え方法としては、走行用配光に対応した光源とすれ違い用配光に対応した光源との二種類の光源を用いてそれぞれの配光に応じて光源を切り替えることが考えられる。この方法は白熱電球を用いた前照灯でよく用いられている。
また、第2の切り替え方法としては、二種類の配光を切り替えるために可動式の遮光部を用いることが考えられる。この方法は放電灯を用いた前照灯によく用いられている。
しかしながら、上述の配光の切り替え方法を用いた場合には、二種類の光源または可動式の遮光部を用意するため、前照灯全体としての構成要素が大きくかつ重量も嵩んでしまっていた。その結果、上述の切り替え方法を用いた前照灯は、小型かつ軽量というLED光源の利点が減じてしまうことが考えられた。
そこで、LED光源特有の利点を活用するための配光切り替え方法として、液晶光学素子を用いて配光を制御することが考えられている。このような液晶光学素子に関連する先行技術として、例えば下記の特許文献1に開示される技術がある。この先行技術では、偏光板と液晶素子とを用いて入射した光線の照射方向を変更する旨が開示されている。
特表2002−523802号公報
しかしながら、上述した従来の技術には、例えば以下のような問題があった。
すなわち、従来の技術は偏光板を用いるため、実際に照射される光線の光量が減少してしまっていた。このような偏光板による光量の減少は、限られた光量を有効に利用する必要性の高いLED光源を車両用前照灯に用いる際には、その実用化に対する問題となっていた。
本発明は上記事項に鑑みられてなされたものである。すなわち、その課題は、光源の光量を有効に利用可能となる配光切り替え方法を小型かつ軽量な灯具の構成によって実現可能な技術を提供することである。
本発明は上記課題を解決するため、以下の手段とした。
すなわち、本発明は、光線を照射する光源と、前記光源からの光線を反射する反射板と、非偏光の前記光線を偏向する液晶レンズと、を備え、前記液晶レンズが、前記光源及び反射板からの前記光線が入射する側の平面基板と、前記平面基板における前記光線の入射面とは異なる面に形成される第1の透明電極と、前記第1の透明電極を透過した前記光線が入射するプリズム基板と、前記プリズム基板の前記第1の基板との対向面に形成され前記液晶レンズが形成する面の法線方向にほぼ沿った第1の面と前記第1の面とは異なる方向にほぼ沿った第2の面とからなるプリズムと、前記プリズム基板における前記光線の入射面に形成される第2の透明電極と、前記プリズム基板及び前記平面基板の間の液晶層に挟持されこの液晶層への電圧の印加に応じて配列方向が定められる液晶分子とを有する。
本発明は、光源からの光線及び反射板によって反射された光線に対して配向を行う液晶レンズを備える。この本発明の液晶レンズは、プリズム基板及びガラス基板によって液晶分子を挟持する。また、本発明の液晶レンズは、プリズム基板とガラス基板との間に挟持された液晶分子に対する電圧の印加状況を変化させることによって、照射された光線を偏向する。そして、このように光線を偏向することによって、本発明の液晶レンズは走行用配光及びすれ違い用配光を生成する。さらに、本発明の液晶レンズは、偏光方向が制限されていない光線について偏向する。すなわち、本発明の液晶レンズは、通常の液晶表示素子などとは異なり偏光板を用いない。
以上のように、本発明によれば、液晶レンズの液晶の動作によって光線を偏向するため、機械的な動作部または配光に応じた光源を用意することなく配光の切り替えを行うことができる。また、本発明によれば、液晶レンズに偏光板を用いないため、偏光板による光線の損失が生じない。従って、本発明によれば、光源からの光量を有効に利用可能な配光の切り替え方法を小型かつ軽量な灯具の構成によって実現することができる。
また、本発明は、液晶レンズが形成する面の法線方向と前記偏向された光線の照射方向とを含む面を第1の基準面とし、前記液晶レンズが形成する面の法線を含み前記第1の平面と直交する面を第2の基準面とし、前記光線の偏向方向を正方向とした角度座標系において、前記第1の面と前記第2の基準面とが成す角度が0度から−10度であり、前記第2の面と前記第2の基準面とが成す角度が+35度から+55度であり、前記プリズムの配列間隔が5μmから100μmであってもよい。
また、本発明は、液晶分子には誘電率異方性が負の液晶を用い、前記平面基板と前記プリズム基板の対向面には垂直配向用配向膜が設けられかつ少なくともいずれか一方の面にはラビングを含む配向処理が施されていない構成としてもよい。
このようにすることで、本発明は、電圧を印加しないときと電圧を印加したときで異なった方向に入射した光線を偏向することができる。また、本発明は、光線を偏向する際には入射した光線のうち直交する偏光成分のうちいずれか一方の偏光成分を偏向することができる。
また、本発明は、液晶分子に印加する電圧に応じて当該液晶分子の配向が連続的に変化するようにしてもよい。
このようにすることで、本発明は、電圧の印加に応じて連続的に液晶分子の配向が変化するため、例えば車両の操舵角に応じて連続的に照射方向を変化させるような用途に対して有効に適用することができる。
また、本発明は、プリズムがほぼ円周状の稜線を有してもよい。
このようにすることで、本発明は、適切なプリズムと組み合わせることにより液晶分子への電圧印加を制御することで照射する光線の散光及び集光を作り出すことができる。
また、本発明は、プリズムの配列方向が、光源からの光線の照射方向を中心とした水平方向であってもよい。
このようにすることで、本発明は、車両用灯具のうち前照灯に要求される走行用配光とすれ違い配光とを制御することができる。また、本発明は、車両の上下(ピッチ)方向の姿勢変化に応じた照射方向の制御を行うことができる。
また、本発明は、プリズムの配列方向が、光源からの光線の照射方向を中心とした鉛直方向であってもよい。
このようにすることで、本発明は、車両の進行方向に応じて配光を制御するような用途、例えばポジションランプとコーナリングランプとを切り替える用途、及びAFS(Adaptive Front Lighting System)のように車両の操舵角に応じて配光を変化させる用途などに利用することができる。
さらに、本発明は、光源がLEDであってもよい。
このようにすることで、本発明は、偏光板や遮光部を用いないため、LEDを光源とした場合には、光源によって得られる限られた光量を有効かつ確実に利用することができる。
以上のように、本発明によれば、光源の光量を有効に利用可能となる配光切り替え方法を小型かつ軽量な灯具の構成によって実現可能な技術を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。以下の実施の形態の構成は例示であり、本発明は実施の形態の構成に限定されない。
<本実施形態の原理>
まず、本発明の車両用灯具の一実施の形態である、車両用前照灯の原理について説明する。なお、以下の本実施の形態では本発明を車両用前照灯に適用した一例について説明を行うが、本発明の車両用灯具は前照灯としての用途には限定されないのは言うまでもない。
図1は、本実施の形態の原理を説明するための実験に係る、実験装置100の構成を示す概略図である。本発明に先立ち、本発明者らはこの実験装置100を用いて入射光と液晶素子のプリズムのグレーティング溝との関係による、出射光のスポット位置の変化を検証した。図1を参照すれば、実験装置100は、光線を照射するHe-Neレーザ110、入射した光線を偏向する液晶素子120、液晶素子120を駆動するための電圧を印加するアンプ(AMP)130及びオシレータ(OSC)140、偏向された光線を投影するスクリーン150、スクリーン150に投影されたスポットを撮影するCCD(Charge Coupled Device)カメラ160、He-Neレーザ110から照射された光線を偏光方向毎に分離する偏光板170によって構成されている。なお、この偏光板170は、偏光方向毎の光線の偏向特性を検証するために偏光方向を自由に設定できるようにするために用いる。すなわち、非偏光を偏向する本発明の車両用灯具の液晶レンズにおいて、偏光板は必須な構成ではなく、これを除いて上記液晶レンズを構成してもよい。
実験装置100を用いて、本発明者らは、He-Neレーザ110から照射されてスクリーン150に投影されるレーザのスポット位置と、液晶素子120への印加電圧の変化との関係について検証した。
図2は、実験装置100における入射光の偏光方向と液晶素子120のグレーティング溝の方向との関係、及び入射光の進行方向と液晶素子120との角度の関係を示した図である。
本実験では、入射光の偏光方向と液晶素子120のグレーティング溝の方向との角度が垂直と平行の場合について検証した。このような検証を行うために、本実験では、偏光板170によって、入射光を水平方向と鉛直方向との2種類の偏光方向に分離することで、それぞれの偏光方向を生成した。
図20は、本実験で用いる液晶素子120のプリズム部121を示す図である。プリズム部121は、断面が三角形状であり、三角形の頂点(プリズム121部の突出している稜線部分)によって形成される凸部122及び他の頂点同士がつながる凹部123を形成する。また、プリズム121は、この凸部122及び凹部123が所定数連なって形成されている。そして、本実験及び実施の形態において、プリズム121の凸部122及び凹部123によって形成される稜線及び溝部による溝をグレーティング溝と称する。
また、本実験では、入射光の進行方向と液晶素子120の表面が形成する面とが直角に交わる場合と45度の角度をもって交わる場合とについて検証した。なお、本実験において、上記入射光と液晶素子120とが45度で交わる場合を斜め入射とも称する。
そして、本実験では、これらの条件を組み合わせて、計4種類の条件についてレーザのスポットの動きを検証した。なお、図2に示すように、これら4種類の条件を便宜上条件1から条件4と称する。
図3は、条件1(鉛直偏光を垂直入射)の場合における、液晶素子120への印加電圧の変化に対する出射光のスポット位置の変化を示す図である。条件1では、印加電圧を0Vから100Vまで変化させたところ、スポット位置がおよそ2.5cm下方に移動した。
図4は、条件1の場合における、スポット位置の変化量から出射光の降下角度を求めた図である。図4のように、液晶素子120からスクリーン150までの距離を20cmとして出射光の降下角度を求めている。照射距離とスポット位置の移動量とから、照射されたレーザの降下角度θがおよそ7.1度とわかる。なお、図示しないものの、条件2(水平偏光を垂直入射)の場合には、印加電圧を0Vから100Vまで変化させたもののスポット位置は移動しなかった。
図5は、条件3(鉛直偏光を斜め入射)の場合における、液晶素子120への印加電圧の変化に対する出射光のスポット位置の変化を示す図である。条件3では、印加電圧を0Vから100Vまで変化させたところ、スポット位置がおよそ4cm下方に移動した。
図6は、条件3の場合における、スポット位置の変化量から出射光の降下角度を求めた図である。図6のように、液晶素子120からスクリーン150までの距離を20cmとして出射光の降下角度を求めている。照射距離とスポット位置の移動量とから、照射されたレーザの降下角度θがおよそ11.4度とわかる。なお、図示しないものの、条件4(水平偏光を斜め入射)の場合には、印加電圧を0Vから100Vまで変化させたもののスポット位置は移動しなかった。
以上の条件1から4までの実験を行った結果、照射された光の偏光方向と液晶素子120のグレーティング溝とを直角に交わらせたとき(グレーティング溝の溝方向に垂直偏光を照射したとき)に印加電圧を変化させることによって、液晶素子120は、光の偏向を実現できることがわかった。また、以上の条件の実験では、照射された光と液晶素子120とに角度を与える(斜め入射を行う)ことによって、液晶素子120は、液晶素子120に垂直に入射させた場合と比較して大きな角度の偏向が実現できることがわかった。
<実施の形態の構成>
以上の実験に基づいた本発明の原理を踏まえ、本発明の一実施の形態である車両用前照灯1について説明する。
図7は、車両用前照灯1の正面図である。本実施の形態において車両用前照灯1は、走行用配光(ハイビーム)及びすれ違い配光(ロービーム)の2種類の配光を得られる前照灯である。この場合、液晶レンズ30のグレーティング溝31は水平方向に形成されている。
図8は、グレーティング溝31に対して垂直方向から見た車両用前照灯1の断面(図7の正面図A−A断面)図の一例である。車両用前照灯1は、例えばLEDなどの発光素子、ハロゲンランプなどの白熱電球あるいはメタルハライドランプなどの高圧放電灯などを用いた光源10、反射鏡20、液晶レンズ30によって構成される。液晶レンズ30は、ガラス基板40及びプリズム基板50、並びに双方の基板の間の液晶層70に挟持されている液晶分子60によって構成される。液晶レンズ30は、表示用の液晶光学素子に備えられる偏光板を用いない。すなわち、本実施の形態に係る車両用前照灯1の液晶レンズ30は、プリズム基板50及び液晶分子60による偏向操作によって、照射する光線の配光を制御する。このため、液晶レンズ30は、偏光板を介することなく光線を照射するため、偏光を行う際の光量の減少を抑制して光源の光量を有効に利用することができる。
ガラス基板40には、プリズム基板50と対向する側の表面に、ガラス基板側透明電極41とガラス基板側配向膜42とが形成される。プリズム基板50には、ガラス基板40と対向する側の表面に、プリズム基板側透明電極51とプリズム基板側配向膜52とが形成される。
ガラス基板側透明電極41及びプリズム基板側透明電極51は、例えばITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電性酸化物の材料を用いて形成される。また、ガラス基板側配向膜42及びプリズム基板側配向膜52は、本実施形態においては垂直配向膜である。そのため、ガラス基板側配向膜42及びプリズム基板側配向膜52は、一般的な配向処理(ラビング処理)を行わない。
図9は、グレーティング溝31に対して垂直方向から見たプリズム部53の断面図である。プリズム基板50は、例えばアクリル系UV(紫外線)硬化性樹脂などの樹脂を用いて作られている。また、プリズム基板50の屈折率nは、特に限定されないが、本実施の形態においてはn=1.51である。プリズム基板50のプリズム部53は、液晶レンズ30が形成する面の法線方向(以下、この法線を単に法線とも称する)にほぼ沿った第1の面53aと第1の面とは異なる方向にほぼ沿った第2の面53bとからなる。光線の偏向する方向を正としたときに法線と第1の面との角度θ1は、0度から−10度の間が望ましく、本実施の形態ではθ1=−7度としている。また、法線と第2の面との角度θ2は、+35度から+55度の間が望ましく、本実施の形態ではθ2=+51度としている。
また、プリズム部53の個々のプリズムの間隔(プリズムピッチ)pは、5μmから100μmの間が望ましく、本実施の形態ではp=60μmとしている。
液晶分子60は、液晶レンズ30におけるガラス基板40とプリズム基板50とが対向する部分に形成される液晶層70内に充填されている。液晶層70の間隔(セルギャップ)は、特に限定はされないが本実施の形態では例えば75μmとしている。
液晶分子60は、特に限定はされないが本実施の形態では、誘電率の異方性を示す値がΔε<0のものを用いる。さらに、液晶分子60は、特に限定はされないが本実施の形態では、例えば長軸方向のベクトルを有する偏光に対する屈折率ne=1.768とし、短軸方向のベクトルを有する偏光に対する屈折率no=1.519とする。このne及びnoから、液晶分子60の屈折率異方性は、Δn=0.249となる。
図10は、液晶レンズ30において、液晶分子60の向きによって偏向される光線の様子を示す概略図である。液晶分子60は、液晶層70間に印加される電圧によってこの液晶層70内での配列が変更される。すなわち、液晶分子60は、上述のように誘電率異方性がΔε<0の場合には、液晶層70間に電圧が印加されない状態では、垂直配向膜により規制されることにより液晶レンズ30の表面と液晶分子60の長軸との関係が図10(a)のように垂直の位置となる。また、液晶層70間に電圧が印加された状態では、液晶レンズ30の表面と液晶分子60の長軸との関係が図10(b)のように平行の位置になる。なお、本実施の形態では便宜上誘電率異方性がΔε<0の液晶分子60を用いたが、本発明の液晶レンズではΔε>0の液晶分子を水平配向膜とともに用いてもよい。すなわち、液晶分子60の誘電率異方性がΔε>0の場合には、液晶層70間に電圧が印加されない状態では液晶分子60の長軸は図10(b)のように液晶レンズ30の表面と平行の位置になり、液晶層70間に電圧が印加された状態では液晶分子60の長軸は図10(a)のように液晶レンズ30の表面と垂直の位置になる。なお、本実施の形態においてガラス基板40及びプリズム基板50には配向膜を設けているが、本発明の車両用前照灯の液晶レンズのガラス基板及びプリズム基板には、Δεが正の液晶材料を用いる場合には配向膜を設けなくともよい。
上述のような特性を有する液晶分子60を用いることで、液晶レンズ30は、図10中(a)のように液晶分子60が液晶レンズ30と垂直の位置(光線の向きとは平行の位置)にあるときには、プリズム基板を構成するアクリル樹脂と液晶分子との屈折率がほぼ等しく、光線は偏光方向に関わらずほぼ直進して出光する。これに対して、図10中(b)のように液晶分子60が液晶レンズ30と平行の位置(光線の向きとは垂直の位置)にあるときには、前述の実験結果より明らかになったように光線は偏光方向によって異なる方向に出光する。
すなわち、図10中(b)の場合には、グレーティング溝31に垂直な偏光は液晶分子60とプリズム基板50との屈折率の関係によって屈折して矢印A方向に出光し、グレーティング溝31に平行な偏光はほぼ屈折せず矢印B方向に出光する。
図11は、図10(b)の場合における偏光方向による出光方向の違いを立体的に模式した図である。不図示の光源と反射鏡20とから出射された垂直偏光A1と平行偏光B1とは、液晶レンズ30によって偏向されて矢印A2方向とB2方向とに出光されて、領域A及びBを照射する。
以上のように、車両用前照灯1は、液晶レンズ30の液晶分子60に電圧を印加することによって、2つの方向への出光を得られる。そして、車両用前照灯1は、この2方向の出光が上下方向に移動するように出光方向を変化させて用いることができる。すなわち、車両用前照灯1は、この2方向の出光を、車両用前照灯として要求されるすれ違い配光と走行用配光として用いることができる。
なお、本実施の形態の構成では、液晶レンズ30によって生成される2つの方向の出光を上下方向に利用することですれ違い配光と走行用配光としていたが、本発明の車両用前照灯ではこれに限定されない。
<動作例>
次に、車両用前照灯1による配光制御の動作の一例について説明する。
図12は、車両用前照灯1において、液晶レンズ30の液晶分子60に電圧を印加していない状態を示す縦断面図である。この状態の車両用前照灯1によれば、光源10及び反射鏡20から出射された光線は、液晶レンズ30をそのまま透過した出射光を得られる。従って、車両用前照灯1は、液晶分子60に電圧を印加してない場合にはすれ違い配光を得られる。
図13は、車両用前照灯1において、液晶レンズ30の液晶分子60に電圧を印加した状態を示す縦断面図である。この状態の車両用前照灯1によれば、光源10及び反射鏡20から出射された光線は、上述の実施の形態の構成で説明したように液晶レンズ30内の液晶分子60によって垂直偏光が図中上方に屈折して出光し、平行偏光がそのまま透過して出光する。そのため、車両用前照灯1は、液晶分子60に電圧を印加した場合には上向きの走行用配光を得られる。
図14及び図15は、光源10及び反射鏡20から照射された光線に対して所定の角度を持たせて液晶レンズ30を配置した場合の一例を示す図である。本発明の原理で説明したように、車両用前照灯1は、照射された光線に対して液晶レンズ30を所定の角度を持たせて配置することによって、液晶分子60への電圧の印加時により大きな角度の出光を得られる。
図16及び図17は、液晶レンズ30のプリズム基板50のプリズム部53の角度を、所定位置を境界として変更した車両用前照灯1の一例を示している。この場合、液晶レンズ30は、光源10から液晶レンズ30へ垂直に引かれた線を境界としてプリズム部53の角度θ1及びθ2を持たせる方向を逆方向にしている。このようにすることによって、車両用前照灯1は、液晶分子60への電圧印加時に液晶分子60とプリズム基板50とによって得られる屈折角が異なるため、図17のように広く拡散した配光を得られる。
なお、本発明においてΔε>0の液晶と水平配向膜を組み合わせて用いた場合には、電圧印加と照射方向の移動の関係が逆となり、電圧印加時にほぼ直進光、電圧不印加時に2方向の出光となる。
<変形例>
本実施の形態に係る車両用前照灯は、上記の構成に限定されることなく、例えば以下のようにすることも可能である。
本実施形態に係る車両用前照灯は、上述のように本発明の車両用灯具の実施形態の一例である。すなわち、この車両用前照灯は、例えば室内灯や車幅灯(ポジションランプ)あるいはコーナリングランプなど、前照灯以外の様々な車両用灯具に適用することができる。
本実施の形態において、車両用前照灯は、グレーティング溝を水平方向にすることによって、走行用配光とすれ違い配光とを得ていたが、本発明の車両用前照灯の配光の方向はこれに限定されない。例えば、配光の方向を左右方向など様々な方向にすることができる。
図18は、グレーティング溝を垂直にした場合の車両用前照灯1aの正面図の一例である。このように液晶レンズ30aのグレーティング溝31aを垂直方向にすることによって、車両用前照灯1aは、配光を左右方向に切り替えることができる。すなわち、2つの出光を進行方向から見て左右方向に用いることによって、車両用前照灯は、この2つの出光を例えばポジションランプとコーナリングランプとを切り替える用途、及びAFS(Adaptive Front Lighting System)のように車両の操舵角に応じて配光を変化させる用途などに利用することができる。
図19は、グレーティング溝を円周状にした車両用前照灯1bの正面図の一例である。このように液晶レンズ30bのグレーティング溝31bを円周状にして液晶分子の電圧印加によって配光特性を制御することによって、例えば以下のような配光を提供することができる。すなわち、液晶レンズ30bの液晶分子による偏光の屈折がない状態では、車両用前照灯1bは、リフレクタ形状に依存した配光を行う。また、液晶分子による偏光の屈折がある状態では、偏光の屈折が制御されて拡散光または収束光を得ることができる。このような配光制御を行う場合には、車両用前照灯は、例えば屋内照明や屋外照明などの車両用以外の他の汎用照明としての用途にも適用可能なものとすることができる。
また、本実施の形態において、液晶レンズ30のプリズム基板50及びガラス基板40は、光源10側にガラス基板40を配置していたが、本発明の車両用灯具の液晶レンズにおいてプリズム基板と透明電極を有するガラス基板との配置はこれに限定されない。すなわち、液晶レンズ30において、光源10側にプリズム基板50を配置するような構成であってもよい。このとき、光源10からの光線は、プリズム基板50に入光しガラス基板40から出光するようになる。この場合には、プリズム基板のプリズムを構成する面の角度を、本実施の形態の液晶レンズ30と同様の効果が得られる値を採るように適宜構成することは言うまでもない。
<その他の実施の形態>
本発明の車両用灯具は、以下の構成の組合せによっても特定することができる。
(1)光線を照射する光源と、前記光源からの光線を反射する反射板と、非偏光の前記光線を偏向する液晶レンズと、を備え、前記液晶レンズが、前記光源及び反射板からの前記光線が入射する側の平面基板と、前記平面基板における前記光線の入射面とは異なる面に形成される第1の透明電極と、前記第1の透明電極を透過した前記光線が入射するプリズム基板と、前記プリズム基板の前記第1の基板との対向面に形成され前記液晶レンズが形成する面の法線方向にほぼ沿った第1の面と前記第1の面とは異なる方向にほぼ沿った第2の面とからなるプリズムと、前記プリズム基板における前記光線の入射面に形成される第2の透明電極と、前記プリズム基板及び前記平面基板の間の液晶層に挟持されこの液晶層への電圧の印加に応じて配列方向が定められる液晶分子と、を有する、車両用灯具。
(2)前記液晶レンズが形成する面の法線方向と前記偏向された光線の照射方向とを含む面を第1の基準面とし、前記液晶レンズが形成する面の法線を含み前記第1の平面と直交する面を第2の基準面とし、前記光線の偏向方向を正方向とした角度座標系において、前記第1の面と前記第2の基準面とが成す角度が0度から−10度であり、前記第2の面と前記第2の基準面とが成す角度が+35度から+55度であり、前記プリズムが5μmから100μmの間隔で配列された、(1)に記載の車両用灯具。
(3)前記液晶分子には、誘電率異方性が正の液晶が用いられており、前記平面基板と前記プリズム基板の対向面には配向膜が設けられていない、及び/または前記平面基板と前記プリズム基板の対向面に水平配向用配向膜が設けられかつ少なくともいずれか一方の面にはラビングを含む配向処理が施されていない、(1)または(2)に記載の車両用灯具。
<本実施の形態の効果>
本実施の形態に係る車両用前照灯によれば、例えば以下のような効果を得ることができる。
本実施の形態に係る車両用前照灯によれば、従来の機械的な動作機構を用いた配光制御方法及び配光に応じた個別の光源を用いた配光制御方法のいずれの方法と比較して、前照灯全体の構成を小型化することができる。また、本実施の形態に係る車両用前照灯によれば、上記いずれの配光制御方法と比較して、前照灯全体の構成による重量を軽減することができる。
また、本実施の形態に係る車両用前照灯によれば、液晶レンズによる偏光を利用して照射するため、反射光の軽減、路面の凹凸などの視認性の向上などの偏光を用いることによる様々な効果を得ることができる。
また、本実施の形態に係る車両用前照灯によれば、偏光板を用いないため、偏光板を用いた偏光制御方法と比較して、光量の確保が容易に行うことができる。
なお、本実施の形態に係る車両用前照灯は、外光または照明光に含まれる紫外線による液晶の劣化を防ぐために、UVカットフィルターなどの紫外線吸収素材により液晶を保護することが好ましい。
本実施の形態の原理を説明するための実験に係る、実験装置の構成を示す側面図である。 実験装置における入射光の偏光方向と液晶素子のグレーティング溝の方向との関係、及び入射光の進行方向と液晶素子との角度の関係を示した図である。 条件1の場合における、液晶素子への印加電圧の変化に対するスポット位置の変化を示す図である。 条件1の場合における、スポット位置の変化量から出射した偏光の降下角度を求めた図である。 条件3の場合における、液晶素子への印加電圧の変化に対するスポット位置の変化を示す図である。 条件3の場合における、スポット位置の変化量から出射した偏光の降下角度を求めた図である。 本実施の形態に係る、車両用前照灯の正面図である。 本実施の形態に係る、車両用前照灯の断面図の一例である。 プリズム基板のプリズム部を拡大した図である。 液晶レンズにおいて、液晶分子の向きによって偏光される光線の様子を示す概略図である。 図10における偏光方向による出光方向の違いを立体的に模式した図である。 車両用前照灯において、液晶レンズの液晶分子に電圧を印加していない状態を示す縦断面図である。 車両用前照灯において、液晶レンズの液晶分子に電圧を印加した状態を示す縦断面図である。 光源及び反射鏡から照射された光線に対して所定の角度を持たせて液晶レンズを配置した場合の一例であり、液晶分子に電圧を印加していない状態を示す図である。 光源及び反射鏡から照射された光線に対して所定の角度を持たせて液晶レンズを配置した場合の一例であり、液晶分子に電圧を印加した状態を示す図である。 液晶レンズのプリズム基板のプリズム部の角度を、所定位置を境界として変更した車両用前照灯の一例であり、液晶分子に電圧を印加していない状態を示す図である。 液晶レンズのプリズム基板のプリズム部の角度を、所定位置を境界として変更した車両用前照灯の一例であり、液晶分子に電圧を印加した状態を示す図である。 グレーティング溝を垂直にした場合の車両用前照灯の正面図の一例である。 グレーティング溝を円周状にした車両用前照灯の正面図の一例である。 本実験で用いる液晶素子のプリズムを示す図である。
符号の説明
1 車両用前照灯
10 光源
20 反射鏡
30 液晶レンズ
31 グレーティング溝
40 ガラス基板
41 ガラス基板側透明電極
42 ガラス基板側配向膜
50 プリズム基板
51 プリズム基板側透明電極
52 プリズム基板側配向膜
53 プリズム部
60 液晶分子
70 液晶層
100 実験装置
110 レーザ
120 液晶素子
121 プリズム部
122 凸部
123 凹部
130 アンプ
140 オシレータ
150 スクリーン
160 CCDカメラ
170 偏光板

Claims (8)

  1. 光線を照射する光源と、
    前記光源からの光線を反射する反射板と、
    非偏光の前記光線を偏向する液晶レンズと、を備え、
    前記液晶レンズが、
    前記光源及び反射板からの前記光線が入射する側の平面基板と、前記平面基板における前記光線の入射面とは異なる面に形成される第1の透明電極と、前記第1の透明電極を透過した前記光線が入射するプリズム基板と、前記プリズム基板の前記第1の基板との対向面に形成され前記液晶レンズが形成する面の法線方向にほぼ沿った第1の面と前記第1の面とは異なる方向にほぼ沿った第2の面とからなるプリズムと、前記プリズム基板における前記光線の入射面に形成される第2の透明電極と、前記プリズム基板及び前記平面基板の間の液晶層に挟持されこの液晶層への電圧の印加に応じて配列方向が定められる液晶分子と、を有
    し、前記液晶分子には、誘電率異方性が負の液晶が用いられており、前記平面基板と前記プリズム基板の対向面には垂直配向用配向膜が設けられかつ少なくともいずれか一方の面にはラビングを含む配向処理が施されていない
    、車両用灯具。
  2. 前記液晶レンズが形成する面の法線方向と前記偏向された光線の照射方向とを含む面を第1の基準面とし、前記液晶レンズが形成する面の法線を含み前記第1の平面と直交する面を第2の基準面とし、
    前記光線の偏向方向を正方向とした角度座標系において、
    前記第1の面と前記第2の基準面とが成す角度が0度から−10度であり、
    前記第2の面と前記第2の基準面とが成す角度が+35度から+55度であり、
    前記プリズムが5μmから100μmの間隔で配列された、請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記液晶分子に印加する電圧に応じて当該液晶分子の配向が連続的に変化する、請求項1または2のいずれかに記載の車両用灯具。
  4. 前記プリズムが、
    ほぼ円周状の稜線を有する、請求項1または2のいずれかに記載の車両用灯具。
  5. 前記プリズムの配列方向が、
    前記光源からの前記光線の照射方向を中心とした水平方向である、請求項1または2のいずれかに記載の車両用灯具。
  6. 前記プリズムの配列方向が、
    前記光源からの前記光線の照射方向を中心とした鉛直方向である、請求項1または2のいずれかに記載の車両用灯具。
  7. 前記液晶レンズが、
    複数の区画に分かれており、前記複数の区画ごとに前記プリズムが異なる方向に配列しかつ前記透明電極が前記複数の区画毎に分割して設けられている、請求項1または2のいずれかに記載の車両用灯具。
  8. 前記光源がLEDである、請求項1からのいずれかに記載の車両用灯具。
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