JP4451034B2 - 制動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁石を用いた制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転体に制動力を与えて該回転体を制動する装置の一形態として、例えば特開平2000−289954号公報に提案されているものがある。この制動装置は、椀型固定ハウジングと、ハウジングの内側に回転自在に配置された環状回転体と、環状回転体の内周面に向かって進退自在に支持されたブレーキアームと、該ブレーキアームを環状回転体に向けて付勢するばねと、該ばねの付勢力に対抗してブレーキアームを環状回転体の内周面から後退させる電磁石とを備えている。ブレーキアームは、電磁石の吸引力を該ブレーキアームに伝えるために、磁性部材であるアマチュアがボルトによって固定されている。また、電磁石は支持部材に取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように構成された制動装置では、電磁石の吸引力をアマチュアからブレーキアームに効率良く伝達するために、電磁石の吸引時に電磁石の吸引面と該吸引面に吸引されるアマチュアの対向面とを隙間なく接触させる必要がある。しかしながら、従来の制動装置では、電磁石は固定板を介して支持板に固定され、またブレーキアームは軸を介して支持板に回転自在に支持されている。そのため、電磁石と固定板との連結誤差、固定板と支持板との連結誤差、ブレーキアームと支持板との連結誤差、軸の取付誤差などの複数の誤差が累積しており、電磁石とこれに対向するアマチュアとの隙間調整に多くの時間と労力を要していた。
【0004】
そこで、本発明は、より少ない調整により又は殆ど調整することなく、電磁石の吸引面とこれに吸引されるアマチュアの対向面とを隙間なく接触させて両者の間で効率良く磁力を伝達できる制動装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、電磁石と制動部を支持する可動部と、アマチュアを有する固定部と、上記可動部に付勢力を与えて上記制動部を被制動部に接触させるばねとを備え、上記電磁石で上記アマチュアを吸引することにより、上記アマチュアを含む上記固定部は静止したままで、上記可動部のみを動作させて上記制動部を上記被制動部から離間させる制動装置において、上記固定部と上記アマチュアは同一の材料で一体的に形成され、上記可動部は上記固定部に直接係合していることを特徴とする。
【0006】
本発明の他の形態は、上記可動部と上記電磁石の鉄心が同一の材料で一体的に形成されていることを特徴とする。
【0007】
本発明の他の形態は、上記可動部と上記固定部は、軸を介して、上記可動部が上記固定部に対して揺動自在に直接係合されていることを特徴とする。
【0008】
本発明の他の形態は、上記可動部と上記固定部は、ガイドを介して、上記可動部が上記固定部に対して進退自在に直接係合されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の複数の実施の形態を説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明をエレベータ昇降用巻上装置の制動装置に適用したものであるが、本発明は種々の産業機器に応用できる。
【0011】
〔実施の形態1〕
図1は、エレベータ昇降用巻上装置1の外観を示す。特に図示しないが、巻上装置1はエレベータ昇降路に固定され、エレベータ昇降路内に配置されたエレベータかごを昇降するために利用される。
【0012】
巻上装置1は、水平方向の中心線3を中心とする軸対称な形状の椀型構造体からなるハウジング5を備えており、ハウジング5と一体に形成された固定用脚部7を介してエレベータ昇降路に固定される。
【0013】
図2に示すように、ハウジング5は、内側の空間9に動力装置11と制動装置13を収容している。これら動力装置11と制動装置13を空間9内に保持するために、ハウジング5には背面の開口部を上下方向に横切る支持板(支持部)15がボルトなどの連結手段によって連結されている。
【0014】
動力装置11は、ハウジング5の中心線3に沿って配置され且つハウジング5と支持板15に両端が支持された支軸17を備えている。支軸17は、ベアリング19を介して回転自在に、回転体(被制動部)21を支持している。回転体21は、ハウジング5と同様に椀型の構造体からなり、中心線3を中心として形成された2つの円筒部(内側円筒部23と外側円筒部25)を備えている。内側円筒部23の外周部には周方向に連続した複数の溝27が形成されており、これらの溝27にワイヤ29が架けられている。溝27に架けられたワイヤ29は、脚部7に形成された2つの貫通孔31(図1参照。なお、一方の貫通孔は図面から省略してある。)を介して下方に伸びており、一方の端部にエレベータかご、他方の端部に釣り合い錘が連結されている。外側円筒部25の外周部には、周方向に一定の間隔をあけて複数の電機子33が設けてある。一方、外側円筒部25の外周部に対向するハウジング5の内周部には、周方向に一定の間隔をあけて複数の固定子巻線35が設けてある。これら電機子33と固定子巻線35は、回転体21に回転力を与えるためのモータを構成しており、固定子巻線35に印加する電流の方向を切り換えることにより、回転体21を正逆回転できるようにしてある。
【0015】
図3に示すように、制動装置13は、いわゆる内拡型電磁ブレーキと呼ばれるもので、回転体21における外側円筒部25の内周面(制動面37)に摩擦力を作用させることで該回転体21を制動するものである。そのために、制動装置13は、支持板15の内側に配置された一つの固定ブロック(固定部)39と、固定ブロックを挟んでその両側に左右対称に配置された二つの可動ブロック(可動部)41を有する。
【0016】
固定ブロック39は、支持板15の内側に配置された固定板(固定部)43を有する。固定板43は、例えば鉄板などの磁性部材で形成されており、複数の連結具(例えば、ボルトとナット)45によって支持板15に固定されている。また、固定板43には、両側の可動ブロック41に対向する部分に形成された2つの切欠部47と、これら2つの切欠部47の間に形成された鉄心部分49を一体的に有し、鉄心部分49の周囲にコイル51が巻回されて電磁石53が構成されている。
【0017】
可動ブロック41は、支軸54を介して直接固定板43に揺動可能に支持された制動アーム55を有する。制動アーム55は、固定板43と同様に鉄板などの磁性部材で形成されており、電磁石53に対向する内側部分を該電磁石53に向けて膨出してアマチュア(鉄片部分)57が一体的に形成されている。制動アーム55の基端側外側部分には、回転体21の制動面37に対向する制動部59が固定されており、制動アーム55の揺動に基づいて制動部59が制動面37に接触・離間できるようにしてある。一方、制動アーム55の末端側内側部分は、一端を支持板15に固定した押圧ばね61の他端が連結されており、この押圧ばね61の付勢力によって、制動アーム55の制動部59が制動面37に向けて常時付勢されている。
【0018】
以上の構成を供えた制動装置13において、図示しない電源から電磁石53のコイル51に電流が印加されると、コイル51によって囲まれた鉄心部分49に磁束が形成される。磁束は、鉄心部分49とこれに対向するアマチュア57を介してコイル51を流れる磁気回路63を形成し、鉄心部分49にアマチュア57を吸引する磁気吸引力を発生する。これにより、押圧ばね61の押圧力に対抗して制動アーム55が電磁石53側に回転し、制動部59が制動面37から離間して、回転体21の回転を許可する。次に、コイル51に流れる電流を遮断すると、鉄心部分49とアマチュア57を通る磁束が消滅する。その結果、制動アーム55は押圧ばね61の付勢力によって電磁石53から離間し、制動部59が制動面37に接触して、回転体21に制動力を与える。
【0019】
また、本実施の形態の制動装置13によれば、制動アーム55は、固定ブロック39の固定板43に支軸54を介して直接に連結されている。したがって、固定板43と制動アーム55の支軸貫通孔の位置及び直角度と、固定板43に一体形成されている鉄心部分49のアマチュア対向面と制動アーム55に一体形成されているアマチュア57の鉄心対向面の角度及び直角度とを正確に加工しておけば、固定ブロック39に可動ブロック41を連結したとき、鉄心部分49のアマチュア対向面とアマチュア57の鉄心対向面は隙間なく対向し、両対向面の間を効率的に磁束が流れる。その結果、電磁石53の吸引力が無駄なくアマチュア57に伝わる。また、制動装置13の組立時の調整も不要である。特に、本実施の形態では、鉄心部分49が固定板43に一体的に形成され、アマチュア57が制動アーム55に一体形成されているので、従来の制動装置のように、電磁石を固定板に連結したり又アマチュアを制動アームに連結したりする際の組立誤差もなく、そのために電磁石の吸引力を更に効率的にアマチュアに伝達できる。
【0020】
なお、本実施の形態では、固定板43に鉄心部分49を一体的に形成すると共に、制動アーム55にアマチュア57を一体的に形成したが、固定板43に鉄心部分49を一体的に形成しただけの形態や、制動アーム55にアマチュア57を一体的に形成しただけの形態も、本発明に含まれる。
【0021】
〔実施の形態2〕
実施の形態1では、固定ブロックに電磁石を設け、可動ブロックにアマチュアを設けたが、逆に、可動ブロックに電磁石を設け、固定ブロックにアマチュアを設けてもよい。例えば、図4に示す実施の形態2の制動装置13Aでは、可動ブロック41の制動アーム55に、固定ブロック39に対向する部分に2つの切欠部147と鉄心部分149が形成されており、鉄心部分149にコイル151を巻回して電磁石153が構成されている。一方、固定ブロック39には、電磁石153に対向する部分を該電磁石153に向けて膨出し、アマチュア157が形成されている。
【0022】
このように構成された実施の形態2の制動装置13Aでは、制動アーム55が固定ブロック39の固定板43に支軸54を介して直接に連結されている。したがって、固定板43と制動アーム55の支軸貫通孔の位置及び直角度と、固定板43に一体形成されているアマチュア157の鉄心対向面と制動アーム55に一体形成されている鉄心部分149のアマチュア対向面の角度及び直角度とを正確に加工しておけば、固定ブロック39に可動ブロック41を連結したとき、鉄心部分149のアマチュア対向面とアマチュア157の鉄心対向面は隙間なく対向する。
【0023】
したがって、電磁石153を励磁すると、図示するように鉄心部分149とアマチュア157との間には、コイル151を囲む磁気回路163が形成され、両対向面の間を効率的に磁束が流れる。その結果、電磁石153の吸引力が無駄なくアマチュア157に伝わる。また、制動装置13Aの組立時の調整も不要である。特に、本実施の形態では、鉄心部分49が制動アーム55に一体的に形成され、アマチュア157が固定板143に一体形成されているので、従来の制動装置のように、電磁石を固定板に連結したり又アマチュアを制動アームに連結したりする際の組立誤差もなく、そのために電磁石の吸引力を更に効率的にアマチュアに伝達できる。
【0024】
また、実施の形態2では、固定板43にアマチュア157を一体的に形成すると共に、制動アーム55に鉄心部分149を一体的に形成したが、固定板143にアマチュア157を一体的に形成しただけの形態や、制動アーム55に鉄心部分149を一体的に形成しただけの形態も、本発明に含まれる。
【0025】
〔実施の形態3〕
図5は、本発明を他の制動装置(いわゆる内拡直動型電磁ブレーキ)に適用した例を示す。なお、図面には一つの制動装置しか表示されていないが、実施の形態1、2と同様に、制動装置13Bは回転体21の内側に左右対称に配置されている。
【0026】
この制動装置13は、水平方向に伸びる一つ又は複数の水平ガイド(シャフト又は軸)371を有する。これら水平ガイド371は、固定ブロック339の固定板343に固定されている。磁性部材(例えば、鉄)からなる、可動ブロック341の制動スライダ355は、制動面37に対向する中央部分に制動部359を備えており、回転体21のラジアル方向(法線方向)に向けて制動面37に進退自在に水平ガイド371に支持されている。制動スライダ355はまた、制動部359の反対側を支持部15に向けて膨出してアマチュア357が一体的に形成されている。制動スライダ355の両端は、一端を支持板15に固定した押圧ばね361の他端が連結されており、制動部359を制動面37に向けて付勢するようにしてある。固定ブロック339は、支持板15にボルト345等で固定された固定板343を有する。固定板343は、アマチュア357に対向する部分に2つの切欠部347と鉄心部分349が形成され、この鉄心部分349にコイル351を巻回して電磁石353が形成されている。したがって、制動装置13Bによれば、電磁石353の励磁・消磁に基づいて制動スライダ355が左右に移動し、制動部359が制動面37に離間・接触する。
【0027】
また、本実施の形態の制動装置13Bによれば、制動スライダ355は、固定ブロック339の固定板343に水平ガイド371を介して直接に連結されている。したがって、固定板343と制動スライダ355の水平ガイド貫通孔の位置及び方向と、固定板343に一体形成されている鉄心部分349のアマチュア対向面と制動スライダ355に一体形成されているアマチュア357の鉄心対向面の角度及び直角度とを正確に加工しておけば、固定ブロック339に可動ブロック341を連結したとき、鉄心部分349のアマチュア対向面とアマチュア357の鉄心対向面は隙間なく対向し、両対向面の間を効率的に磁束が流れる。その結果、電磁石353の吸引力が無駄なくアマチュア357に伝わる。また、制動装置13Bの組立時の調整も不要である。特に、本実施の形態では、鉄心部分349が固定板343に一体的に形成され、アマチュア357が制動スライダ355に一体形成されているので、従来の制動装置のように、電磁石を固定板に連結したり又アマチュアを制動スライダに連結したりする際の組立誤差もなく、そのために電磁石の吸引力を更に効率的にアマチュアに伝達できる。
【0028】
〔実施の形態4〕
実施の形態3では、固定ブロックに電磁石を設け、可動ブロックの制動スライダにアマチュアを設けたが、図6に示すように、制動スライダに電磁石を設け、固定ブロックにアマチュアを設けてもよい。具体的に、実施の形態4の制動装置13B’は、支持板15から水平方向に伸びる一つ又は複数の水平ガイド(軸)471を有する。可動ブロック441の制動スライダ455は、制動面37に対向する中央部分に制動部459を支持しており、回転体21のラジアル方向(法線方向)に向けて制動面37に進退自在に水平ガイド471に支持されている。制動スライダ455はまた、支持板15に対向する部分に2つの切欠部447が形成され、これら切欠部447にコイル451を巻回して電磁石部453が形成されている。制動スライダ455の両端は、一端を支持板15に固定した押圧ばね461の他端が連結されており、制動部459を制動面37に向けて付勢するようにしてある。固定ブロック439は、支持板15にボルト445等で固定された固定板443を有し、電磁石453に対向する部分がアマチュア457としてある。
【0029】
この制動装置13B’によれば、電磁石453の励磁・消磁に基づいて制動スライダ455が左右に移動し、制動部459が制動面37に離間・接触する。また、固定ブロック439の固定板443にアマチュア457が一体的に形成され、また、制動スライダ455に電磁石453が一体的に形成されている。そのため、固定ブロックと可動ブロックの剛性は、従来の制動装置の固定ブロックと可動ブロックに比べて著しく高い。さらに、電磁石453によって形成される磁束が、電磁石453とアマチュア457を介して固定板443と制動スライダ455を漏れることなく流れるので、両者の間に大きな磁気吸引力を発揮する。したがって、大きな制動力を得るために電磁石のサイズを大きくすると共に、制動アームの剛性を高めることができる。したがって、実施の形態3の制動装置と同様に、電磁石の吸引力を効率的にアマチュアに伝達できる
【0030】
〔実施の形態5〕
図7は、本発明を他の制動装置(いわゆる外拡型電磁ブレーキ)に適用した例を示す。この制動装置13Cは、回転体521を挟んでその両側にそれぞれ配置されている。各制動装置13Cは、固定支持台515と、この固定支持台515に固定された固定ブロック539と、支点543を介して固定ブロック539に揺動自在に且つ回転体521に進退自在に支持された可動ブロック541の制動アーム555を有する。これら固定ブロック539と制動アーム555は共に磁性部材(例えば、鉄部材)で形成されている。制動アーム555は、回転体521との対向部に配置された制動部559を支持しており、この制動部559の反対側にアマチュア部分557を一体的に備えている。一方、固定ブロック539は、アマチュア部分557に対向する部分に2つの切欠部547と鉄心部分549が形成され、この鉄心部分549にコイル551を巻回して電磁石553が形成されている。したがって、制動装置13Cによれば、電磁石553の励磁・消磁に基づいて制動アーム555が揺動し、制動部559が回転体521の外周面(制動面)に離間・接触する。
【0031】
また、本実施の形態の制動装置13Cによれば、制動アーム555は、固定ブロック539の固定板543に支軸554を介して直接に連結されている。したがって、固定板543と制動アーム555の支軸貫通孔の位置及び直角度と、固定板543に一体形成されている鉄心部分549のアマチュア対向面と制動アーム555に一体形成されているアマチュア557の鉄心対向面の角度及び直角度とを正確に加工しておけば、固定ブロック539に可動ブロック541を連結したとき、鉄心部分549のアマチュア対向面とアマチュア557の鉄心対向面は隙間なく対向し、両対向面の間を効率的に磁束が流れる。その結果、電磁石553の吸引力が無駄なくアマチュア557に伝わる。また、制動装置13Cの組立時の調整も不要である。特に、本実施の形態では、鉄心部分549が固定板543に一体的に形成され、アマチュア557が制動アーム555に一体形成されているので、従来の制動装置のように、電磁石を固定板に連結したり又アマチュアを制動アームに連結したりする際の組立誤差もなく、そのために電磁石の吸引力を更に効率的にアマチュアに伝達できる。
【0032】
なお、実施の形態5では、固定ブロックに電磁石の鉄心、可動ブロックにアマチュア部分を一体的に設けているが、固定ブロックにアマチュア部分を一体的に形成し、可動ブロックに電磁石の鉄心を一体的に形成してもよい。この場合も、電磁石の吸引力を効率良くアマチュアに伝えることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る制動装置によれば、固定部に対して可動部を組み立てる際の調整が簡単になる。また、電磁石と鉄心からこれに対向するアマチュアに効率良く吸引力で伝達できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の制動装置を含むエレベータ昇降用巻上装置の斜視図。
【図2】 図1に示す巻上装置の断面図。
【図3】 実施の形態1に係る制動装置の部分正面図。
【図4】 実施の形態2に係る制動装置の部分正面図。
【図5】 実施の形態3に係る制動装置の正面図。
【図6】 実施の形態4の変形例に係る制動装置の正面図。
【図7】 実施の形態5に係る制動装置の正面図。
【符号の説明】
13 制動装置、 15 支持板、 21 回転体、 37 制動面、 43固定板、 45 制動アーム、 49 鉄心部分、 53 電磁石、 57 アマチュア、 59 制動部、 61 ばね。
Claims (4)
- 電磁石と制動部を支持する可動部と、アマチュアを有する固定部と、上記可動部に付勢力を与えて上記制動部を被制動部に接触させるばねとを備え、上記電磁石で上記アマチュアを吸引することにより、上記アマチュアを含む上記固定部は静止したままで、上記可動部のみを動作させて上記制動部を上記被制動部から離間させる制動装置において、
上記固定部と上記アマチュアは同一の材料で一体的に形成され、上記可動部は上記固定部に直接係合していることを特徴とする制動装置。 - 電磁石と制動部を支持する可動部と、アマチュアを有する固定部と、上記可動部に付勢力を与えて上記制動部を被制動部に接触させるばねとを備え、上記電磁石で上記アマチュアを吸引することにより、上記アマチュアを含む上記固定部は静止したままで、上記可動部のみを動作させて上記制動部を上記被制動部から離間させる制動装置において、
上記可動部と上記電磁石の鉄心は同一の材料で一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の制動装置。 - 上記可動部と上記固定部は、軸を介して、上記可動部が上記固定部に対して揺動自在に直接係合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の制動装置。
- 上記可動部と上記固定部は、ガイドを介して、上記可動部が上記固定部に対して進退自在に直接係合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の制動装置。
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