JP4450912B2 - 内視鏡保持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡の挿入部に装着して内視鏡を保持する内視鏡保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
実開平4−131201号公報には光学視管の挿入部基端に把持部材としてのアダプタを固定的に装着するようにした内視鏡が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、内視鏡の挿入部の長さは様々であり、実開平4−131201号公報でのアダプタを使用する場合、例えば、挿入部の長い内視鏡を中程度の長さの挿入部長で使用するときと、極短い挿入部長で使用するときとではアダプタを代えて使用しなければならなかった。従って、様々な長さのアダプタを用意する必要があった。
【0004】
一方、内視鏡には、照明光を供給するライトガイドケーブル、内視鏡にTVカメラを接続した時のTVカメラケーブルや、内視鏡先端カバーガラスの曇りを防止するための送気送水チューブ等が接続されるが、このようなケーブル類は内視鏡からばらばらに延出するため、内視鏡の操作性を悪くしていた。
【0005】
本発明は上記課題に着目してなされたものであり、その第1の目的とするところは、挿入部の長さが異なる様々な内視鏡を、使用する目的に合わせて任意の挿入部長に調整して使用可能とし、内視鏡を使用し易いようにした内視鏡保持装置を提供することにある。
【0006】
第2の目的は、第1の目的に加えて、内視鏡を使用する際においてケーブル類が内視鏡に接続してあってもそのケーブル類が内視鏡操作の妨げとならないようにした内視鏡保持装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、内視鏡の挿入部に装着して内視鏡を保持する内視鏡保持装置において、把持部を有した装置本体と、この装置本体に形成され、上記内視鏡の挿入部を該挿入部の軸方向へ移動自在に挿通可能な挿通管路と、上記装置本体に上記挿通管路内で移動自在に設けられ、上記挿通管路に挿通した上記挿入部の外周面に当接可能な固定部材と、上記挿通管路に挿通した上記挿入部の外周面に上記固定部材を当て上記挿入部を上記装置本体に保持固定する操作手段と、上記装置本体に設けられ、上記内視鏡から導出するケーブル類の少なくとも一つを保持する収容部と、を具備した内視鏡保持装置である。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1における内視鏡保持装置において、上記内視鏡の挿入部を上記挿通管路に挿入するとき、上記挿通管路内における挿入部挿通領域から上記固定部材を退避させる操作手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
図1乃至図3を参照して本発明の第1の実施形態に係る内視鏡保持装置について説明する。
【0012】
(構成)
図1は内視鏡保持装置を示す縦断面図、図2は硬性内視鏡の挿入部に内視鏡保持装置を装着した際の側面図、図3は内視鏡保持装置を軟性内視鏡の挿入部に装着した際の側面図である。
【0013】
図1で示すように内視鏡保持装置1は内視鏡の挿入部を挿通する挿通管路2を形成した装置本体3を有してなり、装置本体3には下方へ突き出すハンドル用把持部4が設けられている。挿通管路2の内部にはその長軸方向に平行して置かれた挿入部固定板5が設けられている。挿入部固定板5は挿通管路2内に設置され、挿通管路2の長軸方向に交差する向き、ここでは直交する向きに移動自在である。挿入部固定板5の背面(下面)には把持部4の内部に設置された例えばバネやゴム等の弾性部材で形成された弾性体6が接触している。弾性体6は挿入部固定板5を挿通管路2に挿通した内視鏡の挿入部に押し当てる付勢手段を構成する。そして、挿入部固定板5を付勢することにより挿通管路2の内面と挿入部固定板5の間で挿通管路2に挿入された内視鏡の挿入部を挟み込んで内視鏡の挿入部に装置本体3を固定的に保持する。
【0014】
挿入部固定板5は装置本体3に設けられた操作体7によって挿通管路2から後退する向きに操作可能である。つまり、上記挿通管路2に挿入しようとする上記内視鏡の挿入部の挿入を邪魔しない位置に上記挿入部固定板5を退避させる操作手段が構成されている。図2及び図3で示す如く、操作体7は把持部4を避け、その把持部4を把持する手の指で操作可能な部位に配置されている。
【0015】
内視鏡保持装置1は種々の形式の内視鏡に適用できるが、ここでは図2で示す硬性鏡10と図3で示す軟性鏡20を例に挙げる。
【0016】
図2で示す硬性鏡10は硬性の挿入部11とアイピース部12を有し、アイピース部12には図示しないライトガイドケーブルが接続可能なライトガイドポスト部13が設けられている。アイピース部12には図示しないTVカメラヘッドが接続可能となっている。
【0017】
図3で示す軟性鏡20は軟質部材からなる挿入部21と手元操作部22を有し、手元操作部22にはアングルノブ23と接眼部24が設けられ、さらに手元操作部22には図示しないライトガイドケーブルが接続可能なライトガイドポスト部25が設けられている。接眼部24には図示しないTVカメラヘッドが接続可能となっている。
【0018】
(作用)
硬性鏡10の挿入部11若しくは軟性鏡20の挿入部21を内視鏡保持装置1の挿通管路2に挿入する場合、操作体7を図2及び図3で示すところの下方側へ移動させる。これにより、操作体7と連結されている挿入部固定板5は挿通管路2における下方側部位、すなわち弾性体6を押し潰す向きに動き、挿通管路2から退避し、挿通管路2を開放する。
【0019】
硬性鏡10の挿入部11若しくは軟性鏡20の挿入部21を挿通管路2に挿入した後、押し下げていた操作体7を解放する。すると、弾性体6によって加圧されている挿入部固定板5が押し上げられ、挿入部固定板5を挿入部11,21に押し付けることにより、挿通管路2の内面と挿入部固定板5との間に挿入部11,21を挟み込み、挿入部11,21の中間部位に内視鏡保持装置1を固定する。このような作用で内視鏡保持装置1が内視鏡の挿入部途中に保持固定される。つまり、硬性鏡10の挿入部11あるいは軟性鏡20の挿入部21の任意の位置で、内視鏡保持装置1を固定可能となる。
【0020】
(効果)
例えば、耳鼻科で使用される内視鏡としては、一般に鼻腔鏡が知られている。鼻腔鏡には、図2で示すような硬性鼻腔鏡や、図3で示すような軟性鼻腔鏡が知られているが、それらの内視鏡を鼓膜観察に使用する際、鼻腔鏡の挿入部長が長すぎるため、内視鏡の操作が難しくなる。
【0021】
そこで、第1実施形態で示す内視鏡保持装置1を用いれば、実質的な挿入部長が自由に設定することができる。また、内視鏡をバランス良く保持することが可能となり、内視鏡の操作性を向上させることができる。
【0022】
[第2の実施形態]
図4に基づいて本発明の第2の実施形態を説明する。ただし、第1の実施形態と同一の構成は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0023】
(構成)
硬性鏡10には照明光を伝達するライトガイドケーブル16と、アイピース部12に装着されるTVカメラヘッド17に接続されているTVカメラケーブル18が接続されている。また、第1実施形態の内視鏡保持装置1に加えて、その把持部4にはライトガイドケーブル16とTVカメラケーブル18が挿通して収納可能なケーブル収納部19が設けられている。
【0024】
(作用)
第1実施形態に加え、硬性鏡10の挿入部11に内視鏡保持装置1を装着した際、ライトガイドケーブル16とTVカメラケーブル18はケーブル収納部19を通り、それぞれ図示しない光源装置とTVカメラ本体に延出させられる。
【0025】
(効果)
硬性鏡10で観察する際、硬性鏡10に接続されたライトガイドケーブル16やTVカメラケーブル18は、意図しない硬性鏡10の回転や、取扱の煩わしさを生じさせる。特に、耳鼻科のような狭い診察室に置いて、内視鏡に多数のケーブルが接続されていると、内視鏡を操作しづらいだけでなく、ケーブル類が診察室に置かれた様々な装置に引っ掛かり、内視鏡操作を煩わしくさせることがあった。
【0026】
上記内視鏡に流体を送気・送水ないし吸引する流体伝達チューブもケーブル収納部19に通し、ケーブル類をまとめることができる。すなわち内視鏡に関係するケーブル類をまとめてから延出させることができる。また、ケーブル類の少なくともどれか一つを上記ケーブル収納部19に通して保持するようにしてもよい。
【0027】
本実施形態のものによれば、ケーブル類を束ねることが可能となるため、このようなケーブル類によって生じていた操作性を損なうという問題を解決することができる。一本の内視鏡で多目的な内視鏡の使用を可能とするばかりでなく、ケーブル類による内視鏡の操作を向上させる効果がある。
【0028】
尚、本実施形態の内視鏡保持装置1の形態は軟性鏡20に使用する場合にも同様に採用できる。
【0029】
[第3の実施形態]
図5に基づいて本発明の第3の実施形態を説明する。ただし、第1の実施形態と同一の構成は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0030】
(構成)
第1実施形態の内視鏡保持装置1に加えて、把持部4にはガイド用スリット31を有した支持アーム部32が後方へ突き出して設けられており、支持アーム部32によって光源装置部33が支持されている。
【0031】
光源装置部33はケース34の内部に電源部35とランプ36を設けて構成されている。電源部35とランプ36は電気的に接続されている。ケース34の上端部には硬性鏡10のライトガイドポスト部13を接続するコネクタ部37が設けられている。ケース34の上端部には支持アーム部32のスリット31に係合する係合部38が設けられ、光源装置部33はスリット31にガイドされて硬性鏡10の挿入部11に平行な向きに移動自在である。
【0032】
また、硬性鏡10を内視鏡保持装置1に接続した際、光源装置部33のコネクタ部37には硬性鏡10のライトガイドポスト部13が接続可能であり、この接続時にランプ36とライトガイドポスト部13内の図示しないライトガイドファイバーとが光学的に連結する。
【0033】
(作用)
第1実施形態の作用に加え、把持部4には光源装置部33が装着され、光源装置部33のコネクタ部37には硬性鏡10のライトガイドポスト部13が接続される。接続光源装置部33はスリット31に沿って硬性鏡10の挿入部11の軸方向へ移動自在である。また、電源部35から供給された電流によりランプ部36は照明光を出射し、出射された照明光は硬性鏡10内の図示しないライトガイドファイバーを経て観察対象物に照射される。
【0034】
(効果)
本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、硬性鏡10に使用する際に別の光源装置を用意する必要がないだけでなく、ライトガイドケーブルを使用しないので、ケーブル類による操作性の悪化が防止出来る。
【0035】
尚、本実施形態の内視鏡保持装置1の形態は軟性鏡20に使用する場合にも同様に採用できる。
【0036】
[第4の実施形態]
図6に基づいて本発明の第4の実施形態を説明する。ただし、第1ないし第3の実施形態と同一の構成は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0037】
(構成)
本実施形態に係る内視鏡保持装置1の把持部4内には光源装置部40が設置されており、光源装置部40には可撓性のライトガイドファイバーケーブル41が接続されている。光源装置部40は電源部42とランプ43を有し、電源部42とランプ43は電気的に接続されている。
【0038】
(作用)
第1実施形態の作用に加え、ランプ43から出射された照明光は、ライトガイドファイバーケーブル41内の図示しないライトガイドファイバーによって硬性鏡10に伝達され、硬性鏡10の観察対象物に照射される。
【0039】
(効果)
第3実施形態の効果に加え、次のような効果が得られる。硬性鏡10と内視鏡保持装置1とが柔軟なライトガイドケーブル41で接続されているため、硬性鏡10と内視鏡保持装置1との位置調整が容易に行える。
【0040】
尚、本実施形態の内視鏡保持装置1の形態は軟性鏡20に使用する場合にも同様に採用できる。
【0041】
[第5の実施形態]
図7に基づいて本発明の第5の実施形態を説明する。ただし、第1乃至第4の実施形態と同一の構成は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0042】
(構成)
本実施形態に係る内視鏡保持装置1の把持部4内には電源装置部50が設置されている。電源装置部50は電源部51とランプ52を有しており、電源部51とランプ52は電気的に接続されている。ランプ52の出射方向から内視鏡保持装置1の装置本体3の先端にかけてライトガイドファイバー53が設けられており、ランプ52から出射されて光が内視鏡保持装置1の先端から前方へ向けて出射可能となっている。ライトガイドファイバー53の先端は挿通管路2に挿入された硬性鏡10の挿入部11の周囲に位置するように配置されている。
【0043】
(作用)
硬性鏡10の挿入部11は、挿入部固定板5によって、内視鏡保持装置1に固定される。そして、ランプ52から出射された照明光はライトガイドファイバー53を経て内視鏡保持装置1の先端から出射され、観察対象物に向けて出射する。
【0044】
(効果)
第3実施形態や第4実施形態では硬性鏡10自体に照明光を供給する光学系が内蔵されているため、内視鏡保持装置1が硬性鏡10に対して移動自在であるものの、その移動可能な距離には限界があった。
【0045】
本実施形態の照明手段によれば、硬性鏡10でなくても、また、例えば有効長の長い軟性鏡20であっても問題がなく、挿入部有効長を可変にして内視鏡観察を可能にすることが可能となる。特に軟性鏡20を鼓膜観察に用いる際には有効である。
【0046】
尚、本実施形態の内視鏡保持装置1の形態は軟性鏡20に使用する場合にも同様に採用できる。
【0047】
[第6の実施形態]
図8及び図9に基づいて本発明の第6の実施形態を説明する。ただし、第1ないし第5の実施形態と同一の構成は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0048】
(構成)
本実施形態は、第1実施形態の内視鏡保持装置1に加えて、その装置本体3の前端部に内視鏡の挿入部を挿通する挿通管路2と同軸的に回転可能なものとした回転板61を設け、回転板61には内視鏡の挿入部11を挿通するシース状の内視鏡誘導部62とアーム63とが連結されており、アーム63は内視鏡誘導部62の外面に添接してそれと平行に配置されている。内視鏡誘導部62とアーム63は回転板61に支持され、硬性鏡10の長軸に対して回転可能になっている。
【0049】
アーム63の先端側部分にはピン65で接続され、ピン65を軸として可動な起上部材としての起上台67が設けられている。起上台67の先端側部分にはワイヤ68が接続され、ワイヤ68の基端側は内視鏡保持装置1の把持部4に設けられた起上台レバー69に接続されている。起上台レバー69を操作することによりワイヤ68を牽引し、起上台67を起上操作するようになっている。
【0050】
また、起上台67にはライトガイドファイバー71を内蔵した可撓性のライトガイドケーブル72の先端が接続されており、ライトガイドファイバー71の先端は起上台67の前面に面一になるように設置されている。起上台67の前面には鏡面部(ミラー)70が設けられている。
【0051】
上記ライトガイドケーブル72の基端側部分はアーム63の内部を経由して装置本体3の内部に設置されている図示しない光源装置に接続されている。
【0052】
(作用)
図8は硬性鏡10に本実施形態の内視鏡保持装置1を接続した状態であり、回転板61を回転させると、回転板61に接続されている内視鏡誘導部62とアーム63とが一体に回転する。また、回転板61の回転に伴って起上台67に設置されている鏡面部70とライトガイドファイバー71とが硬性鏡10の軸を中心にして全体的に回転する。
【0053】
一方、起上台レバー69を操作することで、ワイヤ68を牽引すると、起上台67がピン65を軸にして起上する。
【0054】
また、図示しない光源装置部から出射された出射光はアーム63内のライトガイドファイバー71を介して起上台67の起上台面側に位置する端面から内視鏡による観察対象物に向けて照射される。
【0055】
一方、観察対象物の像は鏡面部70を介して硬性鏡10の先端に伝わり、観察者による観察を可能とする。
【0056】
(効果)
本実施形態の内視鏡保持装置1を使用すると、前述した実施形態の効果に加え、観察対象物を起上台67の鏡面部70を介して視野方向が異なる様々な観察を行うことが可能となる。このことにより視野方向が内視鏡の長軸に対して平行な、いわゆる視野方向が零度の内視鏡であっても、本内視鏡保持装置1を用いることで内視鏡の長軸に対して角度を持った対象物であっても観察可能になる。
【0057】
また、鏡面部70が内視鏡に対して回転可能であり、かつ長軸方向に対して角度自在に可動であるため、内視鏡先端側を中心に全方向の観察が可能となり、一本の内視鏡で多目的な内視鏡の使用を可能とさせる効果がある。
【0058】
例えば、耳鼻咽喉科では、鼻内の観察に鼻腔鏡を使用し、咽頭部及びに口頭部を観察する際には、それぞれ専用の後鼻内視鏡や咽頭内視鏡を使用している。後鼻内視鏡は、内視鏡の長軸方向に対して上方側視であり、咽頭内視鏡では長軸に対して下方斜視であった。この様な状況に対して、直視方向の鼻腔鏡と本実施形態の内視鏡保持装置1を採用すれば、一本の直視方向の鼻腔鏡で後鼻鏡としても、咽頭内視鏡としても使用することが可能になる。さらに本実施形態の内視鏡保持装置1では起上台67に照明光供給手段を有しているため、内視鏡にライトガイドケーブルといったケーブル類を接続しなくて済み、ケーブル類による操作性の悪化の心配がない。
【0059】
尚、本実施形態の内視鏡保持装置1の形態は軟性鏡20に使用する場合にも同様に採用できる。
【0060】
本発明は前述した各実施形態のものに限定されない。また、上記各実施形態の説明によれば少なくとも以下に列記する事項及びその任意のものを組み合わせた事項のものが得られる。
【0061】
<付記>
1.内視鏡に接続して内視鏡の視野方向を可変にする視野可変手段を有した内視鏡視野可変装置において、視野可変部が例えば反射鏡のような光学素子から構成され、内視鏡基端側に設けられた操作部の検索操作により視野可変部が上記内視鏡の長軸方向に移動可能な、あるいは上記内視鏡の長軸を中心に回転可能な、あるいは上記内視鏡の長軸方向に角度自在に起上可能に設けられたことを特徴とする内視鏡視野可変装置。
【0062】
2.第5項における内視鏡視野可変装置において、上記視野可変手段に照明光供給手段を設けたことを特徴とする内視鏡視野可変装置。
【0063】
(付記項に対する従来技術)
特開平7−13087号公報の内視鏡視野可変装置や特開平11−99120号公報の内視鏡では観察視野方向を内視鏡の長軸に対して自由な方向に変えることが出来ないといった問題があった。
【0064】
付記項の目的は、内視鏡に取り付けるだけで、本来、内視鏡が持っていた視野方向とは異なる任意の視野方向を自在に観察可能とさせる内視鏡保持部材あるいは視野方向可変装置の提供である。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、挿入部の長さが異なる様々な内視鏡を、使用する目的に合わせて任意の挿入部長に調整して使用可能とし、さらに内視鏡を保持し易いようにすることができる。つまり、挿入部の長さが異なる様々な内視鏡を使用する目的に合わせた最適な挿入部長にして内視鏡を使用可能であり、しかも内視鏡を安定した状態で使用することが可能となる。
【0066】
さらに内視鏡を使用する際において、ライトガイドケーブル、TVカメラケーブルや送気送水チューブ等のケーブル類が内視鏡に接続してあってもケーブル類が内視鏡操作の妨げとならない。例えばケーブル類の自重やケーブル類を意図せずに引っ張られること等により、内視鏡が意図せずに動いてしまったり、内視鏡の重量を増加させてしまったり、内視鏡の操作性を悪化させてしまうといった問題を解決し、内視鏡を安定した状態で容易に使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る内視鏡保持装置の縦断面図。
【図2】上記内視鏡保持装置を、挿入部が硬質部材からなる硬性内視鏡と組合せた際の外観図。
【図3】上記内視鏡保持装置を、挿入部が軟質部材からなる軟性内視鏡と組合せた際の外観図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る内視鏡保持装置を、挿入部が硬質部材からなる硬性内視鏡に組合せた際の外観図。
【図5】本発明の第3実施形態に係る内視鏡保持装置を、挿入部が硬質部材からなる硬性内視鏡に組合せた際の外観図。
【図6】本発明の第4実施形態に係る内視鏡保持装置を、挿入部が硬質部材からなる硬性内視鏡に組合せた際の外観図。
【図7】本発明の第5実施形態に係る内視鏡保持装置を、挿入部が硬質部材からなる硬性内視鏡に組合せた際の外観図。
【図8】本発明の第6実施形態に係る内視鏡保持装置を、挿入部が硬質部材からなる硬性内視鏡に組合せた際の外観図。
【図9】上記内視鏡保持装置の先端部を拡大して示す説明図。
【符号の説明】
1…内視鏡保持装置、2…挿通管路、3…装置本体、
4…ハンドル用把持部、5…挿入部固定板、6…弾性体、
7…操作体、10…硬性鏡、20…軟性鏡。

Claims (2)

  1. 内視鏡の挿入部に装着して内視鏡を保持する内視鏡保持装置において、
    把持部を有した装置本体と、
    この装置本体に形成され、上記内視鏡の挿入部を該挿入部の軸方向へ移動自在に挿通可能な挿通管路と、
    上記装置本体に上記挿通管路内で移動自在に設けられ、上記挿通管路に挿通した上記挿入部の外周面に当接可能な固定部材と、
    上記挿通管路に挿通した上記挿入部の外周面に上記固定部材を当て上記挿入部を上記装置本体に保持固定する操作手段と、
    上記装置本体に設けられ、上記内視鏡から導出するケーブル類の少なくとも一つを保持する収容部と、
    を具備した内視鏡保持装置。
  2. 請求項1における内視鏡保持装置において、上記内視鏡の挿入部を上記挿通管路に挿入するとき、上記挿通管路内における挿入部挿通領域から上記固定部材を退避させる操作手段を設けたことを特徴とする内視鏡保持装置。
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